ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2018.04.10【日記】

アードベッグ 1973-1988 サマローリ フラグメンツオブスコットランド "アイラ" 57%

やっと飲めました。感激です。

 

アードベッグ ARDBEG "ISLAY" 1973-1988 SAMAROLI FRAGMENTS OF SCOTLAND 57%
one of 648 bottles



香りは独特のクールな金属感と塩素、クレゾール、アプリコットジャム、シトラス、砂利を含む土っぽさ、魚介の燻製、強いピート。
飲むとじわじわと力強く広がる。香り同様のクールな金属感や樟脳、少し凝縮感のある柑橘、舌に染み込むたまらなく濃い麦芽の旨味、それらに加えてタールやスモークなどが強く主張する長い余韻。

【Excellent】


サマローリが1988年にボトリングした「フラグメンツオブスコットランド」シリーズから、アイラ表記のアードベッグ1973。約15年の熟成です。
このシリーズは他に、スペイサイド表記のグレンエルギンイースタンハイランド表記のグレンギリーオークニー表記のハイランドパーク、そしてキャンベルタウン表記のロングロウ(それとニューフィリングモルト表記ののロングロウ)がありますが、どれもサマローリの黄金期らしい素晴らしいモルトばかりでした。
他が50%加水でボトリングされているのに対して、このアイラ表記のアードベッグだけは57%でボトリングされており、なんといってもこのボトルだけ私は飲んだことがありませんでした。
ずっと飲みたかったボトルと、今回やっと出会うことができました。

強いピートや潮のニュアンスはもちろん、クールな金属感に塩素やクレゾールっぽさ、さらに砂利っぽい土っぽさなど、この時代のアードベッグに求めるものがしっかりと詰まっていました。

そんな中で特に魅力的に感じたのは、57%というハイプルーフでボトリングされておよそ30年が経過し、力強さや濃厚さは保ちつつも刺激は丸みを帯び、旨味が強烈に舌に染み込んでくるようなテクスチャーがあったことでした。

それでいてオールドボトル特有の引っ掛かりもなく、まさに今が飲み頃のピークだと思います。

想い入れ無しでは評価できない1本ですが、サマローリ氏に思いを馳せながら最後の1杯としてじっくりと味わい、この日は身も心も大満足で帰路につきました。
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