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自宅テイスティング:グレングラッサ1965 40年 リンブルグウイスキーフェア

素晴らしく陶酔感のあるグラッサです。

 

グレングラッサ GLENGLASSAUGH 1965-2006 40yo The Whisky Fair 46.7%
one of 361 bottles, Fino Sherry Butt

・香り:
非常にフルーティで陶酔感あり、はっきりとグレープフルーツのわた、パッションフルーツやライチなどのトロピカル感、マスカット、白ワイン、干し草、乾いたモルティ、バニラ、少し紅茶とカスタード、全体に重さはなく透明感あり。
フルーツ感は60年代ボウモアにかなり近い。

・味わい:
するりとした口当たりからジワリと広がる、パッションフルーツ系のトロピカル、ライチ、グレープフルーツのわた、軽やかなフローラル、しっかりめのナッツと干し草、上品さのある優しい甘味、後半は麦の旨みが意外に濃いめ、終盤は木の渋味がやや強めで少しスパイシー。ミディアムボディ。

・余韻:
グレープフルーツのわたと乾いたモルティ、ナッツ、干し草など多彩なフレーバーが木の渋味と伴に残るが最後はスッと切れる。

・加水:
少量の加水でよりフローラルになるが大きくは崩れない。

・総評:
60年代ボウモアを彷彿とさせるグレープフルーツのわたやトロピカル感が特徴的で、特に香りに素晴らしい陶酔感がある。
全体的に上品な透明感があるのも印象的だった。

【Very Good/Excellent】

リリース当時、60年代ボウモアとの共通点を多く感じ非常に驚いたボトルで、2006年の発売時から30000円オーバーの高額だったにもかかわらず無理して何本も買ったボトルでした。
確かウイスキーワールドでも年間1位のボトルに選ばれていたと記憶しています。あれからもう7年も経つんですね・・・。
今回、仲間内でグレングラッサを持ち寄って飲もうという企画があり、その際に開栓したのですが、開栓したてから期待通りのフレーバーが全開でした。
フィノシェリーカスクというウイスキー樽としてはちょっと珍しい樽の影響か、トロピカルな他のグラッサともまた異なる印象だったのが印象的でした。
非常に陶酔感があり、当時の感動も含めて未だに自分の中ではベストグラッサです。

余談ですが、この頃のウイスキーフェアって高いですが素晴らしいものが多く、ラベルを見ると妙にテンションが上がってしまいます。
 

#グレングラッサ (GLENGLASSAUGH)

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