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モートラック 1987-2000 スコッチシングルモルトサークル #3635

しっかりミーティですが嫌みのないシェリー感が印象的でした。

 

モートラック MORTLACH 1987-2000 Scotch Single malt Circle #3635 54.6%

香りは濃いヨーロピアンオークシェリー、カラメルソース、黒糖、煮詰まった紅茶、ドライフルーツ、焦がし麦、しっかりミーティ、リッチで厚め、粘性を感じる、飲むと濃いシェリー、ドライフルーツやジャムの甘味、良い渋味、ミーティで厚いボディ、長い余韻。

【Good/Very Good】

ドイツのスコッチシングルモルトサークルから,モートラック1987-2000,およそ13年の熟成です。

香りからは短熟ですがしっかりと強いシェリー感が感じられ,恐らくはファーストフィルの樽と思われます。
濃いシェリー由来のカラメルや黒糖,ドライフルーツなどの香りに加えて,短熟らしい強い麦感が感じられました。
飲んでも香り同様に強いシェリー感に支配された味わいで,濃厚なフルーツの甘味と良い渋味がありました。
香りにおいても味わいにおいても非常にミーティと思える厚いテクスチャーがあったのが印象的で,フルボディで余韻も長かったです。

ミーティな酒質と言われるモートラックにおいては,ミーティ+サルファリーという印象をもつボトルが今まで多くありました。
さらに80年代ボトリングのバリシェリーというと,サルファリーなものがただでさえ多いので,スペックからすると敬遠しそうなボトルなのですが,嫌味はほとんどありませんでした。
80年詰めの短熟シェリー樽モルトとしては,かなり良い仕上がりなのではないかと思います。

 

#モートラック (MORTLACH)

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