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キニンヴィ 1990 23年 オフィシャル バッチNo.001 台湾向け

ここのモルトは初めて飲みました。ありがたいです。

 

キニンヴィ KININVIE 1990 23yo OB for TAIWAN BATCH No.001 42.6% 

香りはバニラ、蜂蜜、レモン、淡くアプリコットジャム、レンゲのフローラル、フレッシュで強い植物感と鋭く強めの麦感、全体にクリア、飲むとやわらか、植物感と若干のエグ味、バニラ、淡い蜂蜜の甘味、ボディは軽い、キレあり。

【Good】

台湾向けにオフィシャルから最近ボトリングされたキニンヴィ1990,23年熟成。

キニンヴィはグレンフィディックやバルヴェニーを所有するウィリアムグラント&サンズの3つ目の蒸留所で,主にグランツなどのブレンデッドの原酒を作っているためオフィシャルボトルがめったに出てこないことで有名な蒸留所でもあります。
私は今までモンキーショルダーを飲んで思いを馳せる程度で,シングルモルトとしては飲んだことがありませんでした。
今回,モルト好きが集まって白州蒸留所を見学するバスツアーに参加させていただいたのですが,その際に参加者の方が提供してくださったボトルでした。
行きのバスの中でのんびりと楽しく飲んでいる時間にいただいたのですが,この時だけはストイックにテイスティングさせていただきました。

ホグスヘッドとシェリーバットの表記があるのですが,あまり強い樽の影響は感じず,全体にはわりとプレーンな印象です。
フレッシュでさっぱりとした柑橘やフローラルな印象,そして強い植物感がありました。そしてそれほど樽の影響がないためか熟成期間のわりに麦感には若々しさを感じました。
飲んでもプレーンでクリアな印象はそのままで,植物感は強めでした。度数がかなり低いためか柔らかな口当たりでボディも弱いのですが,儚く綺麗に切れる余韻は悪くなかったです。

飲んでみたい蒸留所だったので,とても嬉しかったです。
良い機会をありがとうございました。
 

#キニンヴィ (KININVIE)

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