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ニューリリース:ブレンデッドスコッチウイスキー The Crane, The Bow Bar, Kinko向け

長熟感がかなり出たブレンデッドでした。

 

ブレンデッドスコッチウイスキー BLENDED SCOTCH WHISKY 30yo for The Crane, The Bow Bar and Kinko 40%
one of 88 bottles

香りは長い熟成を感じる、強くエステリーで華やかなフルーティ、洋梨や桃、パイナップル、オレンジ、バニラ、バタースコッチ、淡く優しい麦感、飲むとかなりやわらかな口当たり、香り同様にエステリーで強く多彩なフルーティが全面、その奥からうっすらとピート、穏やかだが旨味のある麦感も主張、優しく上品な甘味、ボディはあまりないが味は濃いめ、フルーティでややクリーミーな余韻。

【Good/Very Good】

池袋のThe Craneさん,札幌のThe Bow Barさん,そして薩摩の酒屋Kinkoさんがボトリングした,30年の長熟ブレンデッドウイスキーです。

香りは非常に華やかでエステリーなフルーツが上記のように多彩に感じられ,長い熟成を感じます。奥に麦感が残っているのも好印象でした。
飲んでみると,非常に柔らかな口当たりで,香り同様に非常に熟成感のある多彩なフルーツが感じられます。甘味は優しく上品で,旨みのある麦感やピートも淡く感じられました。

全体的には度数の落ちたカスクストレングスののような濃縮感もある味わいで,ほとんど加水していないのではないでしょうか?
また,ブレンデッドとのことですがあまりグレーンの影響を感じませんでした。
ブラインドで飲んだら長熟のモルトウイスキー,蒸留所は難しいですがフルーツの方向性からはダンカンテイラーの長熟モルトと答えると思います。
長熟度数落ちのダンカンテイラーのロナックあたりと比べると,淡いピートや麦感が意外と効いていて,後半のヘタレた感じが無かったのも良かったと思います。そのあたりはブレンドで上手く補完されたのでしょうかね。
 

#ブレンデッド・ヴァッテッド (blended or vatted malt)

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