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ニューリリース:グレンギリー 1978-2017 38年 オフィシャル ハンドフィルド #11001 55.3%

こんな長熟のハンドフィルドもあるんですね。

 

グレンギリー GLENGARIOCH 1978-2017 38yo OB HAND FILLED #11001 55.3%
Refill Bourbon Barrel

香りは非常に華やかで強い、アプリコットジャム、少しワックスやオレンジオイル、強いカスタードクリームと蜂蜜、マロングラッセ、リッチなオーク。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる。少しスパイシーだがねっとりと粘性のあるテクスチャー、ブリュレのようなクリーミーで強いコクのある甘味、奥からじわりとピート、余韻は心地良い。

【Very Good】

最近、有楽町のお客さんがスコットランドでボトリングしてきてくれたハンドフィルドのグレンギリー1978、あと数日で39年になる38年熟成です。
70年代ギリーのリリースは非常に珍しく、期待していただきました。

70年代中盤までのものにしばしば感じられる独特のピート感こそありませんでしたが、香りも味わいも、良質なバーボンカスクで急がずじっくりとナチュラルに熟成されたと感じる香味がたっぷりでした。
ねっとりとしたテクスチャーで、非常にクリーミーでリッチで深いコクがあり、クレームブリュレや高級なマロングラッセのようなニュアンスが感じられたのが特に印象的でした。

ハンドフィルドは蒸留所でしかボトリングできず、どちらかというと観光客でも買える価格帯(スペックのわりに割高ですが・・)のものが多いイメージでした。
しかしこれは38年とかなりの長熟で、値段もかなり高額であり、結構なマイナー蒸留所ですから完全に愛好家向けのボトルです。
国内外問わず素晴らしい技術力で良いものは作られますが愛好家向けの小さなお仕事はあまりなさらない印象のサントリーさんの傘下の蒸留所でも、こういうリリースがあったことに驚きを感じるとともに、これからも続けてほしいと思いました。

#グレンギリー (GLENGARIOCH)

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