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ウイスキーキャット?

 昨日仕事を終え帰ってきてTVをつけると猫虐待犯人逮捕のニュースをみのもんたが伝えていた。ずっと見ていたのだがとてつもない憤りを覚えた。言葉なき弱者を虐待する卑劣な行為。僕が裁判官なら極刑に処す!
 そんな事を考えているとチャン太がナァォーと言って手をガブッと噛んできた。何すんねん!と思いご飯入れをみると空になっていた。ごめん、ごめん・・。ご飯をやるとそれにはあまり口をつけずに擦り寄ってきた。最近忙しくてあまり相手してやってへんから寂しがってんなかなぁと後ろめたい気持ちにさせられた。

 店名の由来でも書いたのですが僕は猫をこよなく愛している。店名にもなったウイスキーキャット。しかし、うちの猫、チャン太は残念ながらウイスキーキャットになる資質はない。まず怖がり、来客時のチャイムの音で怯える・・。ベランダのハトを見ても逃げ出す・・。そして、僕がベッドで寝酒のモルトを飲んでいる時テーブルに置いたモルトの入ったグラスの香りを嗅いでアンモニアを感じるのか絶対にそのグラスにトイレ後の砂をかける動作を繰り返す・・。それが我が家のウイスキーキャットです(笑)
 僕は子供の頃から動物は大好きでした。よく犬や猫を拾ってきて親を困らせていました。そんな僕がチャン太を飼う事になったのは、訳あって僕が19歳の頃に一人暮らしを始めてマンションを借りた頃。
 黒門市場の堺筋に面した所に一軒のペットショップがある。そこを歩いていると、「生後三ヶ月。雑種の子猫もらって下さい」と書かれた札とともに、かごに入った一匹の茶トラの子猫が居た。はじめは犬が飼いたかったのですがやはりマンションだと無理がある。猫ももちろん好きだった。猫なら飼える!そう考えながら見ているとか細い声で「ニャ~」。一目惚れをして一緒に家に帰った。 
 そのマンションは動物の飼育は禁止されていたのですがこっそり黙って飼っていた。しばらくして管理人さんに見られてヤバイと思った次の瞬間「あら!可愛い顔した猫ちゃんねぇ」との言葉。ほっと胸をなでおろした。始めは手のひらサイズの小さな子猫。10年少し経った今は体重5.5キロの老猫。飼い始めた時より10年経った今、10倍の愛情がある。
 この10年間、嬉しい時も悲しい時も、笑っている時泣いている時、孤独にさいなまれ一人部屋でふさぎ込んでいた時も、いつでも傍で何も言わずそっと僕を見守り続けてくれた。長期旅行には行けなかったりするし、いたずらをしたりしてたまに腹の立つこともあるけど、僕にはかけがえのない相棒であり、家族です。そんなチャン太が大好きだから猫がつくウイスキーキャットと言う店名にこだわった。動物を可愛いからと飼う事は余りにも容易である、責任を持って生涯をまっとうさせて見守ってあげると言うのはたやすい事ではない。しかしそれがペットを飼うと言う事だと思う。おもちゃのように捨てたりする人がいると言うのが信じられないし許せない!

チャン太へ 最近あまり構ってやれなくてごめんね・・・。これからも長生きしてね!一緒に幸せな日々を過ごそうね。(親バカですいません。)

#店名の由来

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