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ミルトンダフ 1966 22年 セスタンテ

今回は、個人的に超マイナーな銘柄をチョイスします。
ミルトンダフ。当ブログでは初めて記事にする銘柄です。

「うわー飲んだ記憶ほとんど無いや」
・・・と、家に帰ってファイルを開いてみました。
過去には、オフィシャルのスクエアボトル、GMの今のCASK、
エクスクルーシヴ・モルツ、アデルフィ、DTバトルヒルの5種類のみ(>_<)
あ、マキロップ・チョイスとDTレアレストのモストウィーってのがありました。

以前のコメントを見返してみると、総じて滑らかで飲みやすい印象。
キャラメルやミルクチョコのイメージがあったようです。
とは言っても、そういうの多いんでピンときませんけど・・・。

でも、これは美味しかった・・・いや面白かったです♪
何と言っても60年代、セスタンテ。
もう僕にとっては未知の領域で、つい二の足を踏んでしまいます。

ですが、こういうものほど楽しまなきゃ損ってもんですよね。
「迷わず飲めよ、飲めばわかるさ」って。(→参考

ミルトンダフ
1966 22年
セスタンテ

蒸留年:1966年
瓶詰年:1988年
Cask :シェリーウッド
58.4%

【色】
麦茶を思わせる、濃いがクリアな琥珀色。

【香り】
僅かに粉っぽさのある、しっとりと滑らかな香り。
穏やかで上品、刺激は無く、繊細な淡い広がり。
レモンやオレンジの柑橘系に少しクリーム、ガムシロップ感を表面に。
すぐに生チョコのカカオパウダー、キャラメル、枯葉っぽさ。

【味わい】
綺麗な古いシェリー系。始めは柔らかだが、やや辛みもある口当たり。
淡くヒネ感のあるアーモンド、栗クリーム、柔らかだがしっかりとしたエッジ。
完熟アメリカンチェリー、プラムのような酸味、滑らかな舌触りが心地よい。
薄めのプルーンっぽさが鼻奥に抜け、僅かに合成皮革っぽさ。

【フィニッシュ】
意外にも辛めでシャープな風味が鼻に抜け、サラリとした麦感。
サトウキビ、薄いチェリー。短い余韻だが辛さが残る。

香りの、やや粉っぽい甘さと柑橘系の爽やかな風味の同居から、
僅かにクリーミーさを伴った、滑らかながらハッキリとした輪郭の味わい、
フィニッシュのキリッとシャープな風味へと、印象の変化が面白いです。

もちろん全体的にはシェリー系の鮮やかさがあって、しっとり上品系。
しつこい濃さもなく、滑らかな美味さを愉しめました♪

いや~こういうの経験できるなんて、夏の間がんばった甲斐があったな~
などと、1人でしみじみと思ったり思わなかったり(笑)
何れにせよ、大変勉強になりました。ごちそうさまでした♪

【追記】2011.10.17
昨晩、きゃず3さんがミルトンダフをアップしてたんでビックリ!
久しぶりにブログを書き始めたらスグに被っちゃう不始末(笑)
いえいえ、決して被らせたワケじゃないんです。
だってコレ、一昨日まとめて予約投稿したんで(汗)
ブログ書いてると稀にあることですが、偶然って凄いですね(笑)


今回の1曲は、アル・ウィリアムズのソウルフルで温かみのある曲を。
2008年のアルバム「Heart Song」収録の“Heart Song”です。
メロディアスでクールなのに、どこか温かさのあるスムース・ジャズ。

アルバムは、この曲のようなストーリー性のあるメロディアス・ナンバーや
R&Bっぽいもの、ボーカルを加えてのナンバーなど色とりどりです。
家飲みのBGMとしてもオススメですよ~♪

#ミルトンダフ #スペイサイド #セスタンテ

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