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ベンリアック 1976 34年 for BBI JAPAN

昨年、大きな話題となったベンリアックは幾つか挙げられますが、
特に国内では、このBBIボトルが最も注目されたボトルの1つだと思います。
海外の愛好家の間でも、かなり話題になってましたっけ。

こちらもtkuboさんの昨年の企画『Benriach1975/76祭り 小瓶編』に
参加したときのものです。ようやく全てを記事にすることができました。
ありがとうございました。

では、さっそく・・・(^-^)/

ベンリアック
1976 34年
for BBI JAPAN

蒸留年:1976年
瓶詰年:2011年3月
Cask:ホッグスヘッド
Cask No.:3041
Bottle:127/143
40.5%

※ボトル画像はtkuboさんからお借りしました。


【色】
明るいオレンジゴールド

【香り】
クリアで軽いパッション感と豊かな果実香にジリジリと淡い刺激。
白桃の種に近い部分の甘渋い果肉や、焦げたアップルパイを連想。
透明感のあるアプリコット・ティー、桃缶のシロップ、オレンジガムっぽさ。
ごく僅かに乾いた木屑や枯葉。痛みかけのミカンの過熟感のある香り。

【味わい】
クリアで柔らか、非常に繊細だがシルキーさが適度な質感を保つ。
フワッとビターシトラス系が淡く感じられ、グレープフルーツと蜂蜜のよう。
薄めの紅茶っぽさの奥から、やや丸みのあるバニラや木質感。
薄い水飴のような甘さが舌に乗り、若い白桃の奥に僅かなライチっぽさも。

【フィニッシュ】
植物的な苦みを僅かに捉えながら、柔らかでスムースな余韻。
淡いシトラスフレッシュな香味と分離して、バニラクリームが鼻に抜ける。
僅かなサンダルウッド、意外と樽を感じる。全体的に可憐で淡い。

さすがに美味いと言わざるを得ないベンリアックですね。

香りの複雑さ、スムースかつジューシーな味わい、儚いフィニッシュ。
甘さ控えめながら、適度なパッション感は充分にフルーツを感じさせ、
輪郭は淡いもののハッキリと主張してくる樽由来の風味。
やはり奥から湧きあがってくる繊細なクリーミーなニュアンス。

昨年、ほぼ同時期にリリースされ両者の比較を楽しむ方が多かったのが
信濃屋さんの’76ですよね。

両者を比較してみると、まずクリ―ミーなニュアンスの違いが。
信濃屋ボトルは、僅かなカカオ、ホワイトチョコっぽさを感じるのに対して、
このBBIボトルは、ナッティー寄りな香りが感じられたように思います。

また、信濃屋ボトルが白桃・スモモキャンディー全開なのに対して、
このBBIは、むしろ甘さは控えめながら、しっかりとした樽由来の香味、
全体のまとまりの良さを感じられたのかな~と思いました。

それにしても・・・美味いですよね・・・。
こういうモルトを経験できる時代に生きていることに感謝(-人-)
ありがとうございました!!!!


夏の夜に、お酒と楽しみたいオススメCDを♪
今回はフランスのコラリー・クレモンの『Salle des Pas Perdus』より、
"Samba de Mon Coeur qui Bat"を紹介しましょう。

カフェ・ミュージックとしても最高なんですけど、
彼女のアンニュイなウイスパー・ボイスとフレンチ・ボッサって
お酒にも良く合うと思うんですよね♪

#ベンリアック #スペイサイド #オフィシャル

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