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ベンリアック 1975 30年 Gomez Sherry Butt

週明けも、さっそくベンリアックの続きから入っていきます!
こちらもtkuboさんの昨年の企画『Benriach1975/76祭り 小瓶編』のもの。
頂いたサンプルの中では最も濃い色でした。

恥ずかしながらシェリーに疎くて、Gomezを飲んだことないんですが、
色とグラスに注いだ時の香りが、期待値を上げるような雰囲気で、
大変素晴らしい印象だったのを覚えています。
それでは、さっそくテイスティングを(^-^)/

ベンリアック
1975 30年

蒸留年:1975年
瓶詰年:2006年6月
Cask:Gomez Sherry Butt
Cask No.:7007
Bottle:331/542
55%

※画像はtkuboさんからお借りしました。

【色】
クリアでオレンジを帯びたマホガニー

【香り】
洗練された深い完熟フルーツのパッション感。
完熟アメリカンチェリー、表面にザクロ、完熟パッションフルーツ。
熟れたフルーツの酸味や濃い甘香とともに、薄いソースのニュアンス。
僅かに溶剤っぽさもあるが、フルーツ香と相まってパッション感を得る。

【味わい】
滑らかな口当たりから、ジュワッと熟れた果実が優しくも強く広がる。
ラムレーズン、パッションフルーツ、ショウガとマンダリンオレンジ。
熟れた果実の酸味から始まり、柔らかなスパイシーさが舌を包み、
奥から僅かな渋みを伴った樹木っぽさ。黒砂糖とビターオレンジチョコ。
ゴム・硫黄感は全くなく、程よい厚みにスパイスが乗っている印象。

【フィニッシュ】
ホットなジンジャーっぽさとナツメグ。ウッディーアンバー。
喉・鼻に一気に抜けるビターシトラスとウッディな香味が豊か。
エグみも残らず、濃いのに濃い印象が残らない。

甘く豊かな樽香に包まれているからでしょうか、
それとも柔らかなスパイシーさに包まれているから?
恐らく世に言うところの南国感とは別の路線ですが、
パッションフルーツのニュアンスが確かに感じられた1杯。

強く濃厚な厚みではない点にも程よく洗練された印象を受け、
素晴らしい満足感を得られる1杯となりました。
「むはーっ(゚∀゚)」って感じです(笑)

素敵なベンリアック、ありがとうございました!!
ごちそうさまでした(^-^)/


こういうベンリアックには、こういう曲が合うのかな~なんて。

’98年にリリースされた、イタリアン・ラウンジの傑作アルバム
Quartetto Modernoの『Ecco!』より"Love theme from Spartacus"です。
映画『スパルタカス』の「スパルタカス 愛のテーマ」のカバーですね。

このアルバム、ジャケのポップさも好きなんですけど、
中身の正統派ジャズ・ラウンジっぷりも素晴らしいんです♪
全曲こんな感じなので、気になった方はぜひ聞いてみてください!
もちろん、おいしいお酒と一緒に♪♪

#ベンリアック #スペイサイド #オフィシャル

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