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ベンリアック 1976 33年 for The Whisky Fair

まだまだ続くベンリアック。
今回はウィスキー・フェア向けの’76です。
もちろん、tkuboさんの昨年の企画『Benriach1975/76祭り 小瓶編』に
参加したときのものです。

前回の記事で、ドイツやベルギーのボトルで幾つかの共通点がある。
みたいなコトを書きましたが、こちらのフェア向けは少々趣が異なり、
(個人的なイメージですが)かなり直球の’76ベンリアックな雰囲気でした。

もう香りから美味そうなオーラが出てますよね!!

ベンリアック
1976 33年
for The Whisky Fair

蒸留年:1976年
瓶詰年:2009年5月
Cask:ホッグスヘッド
Cask No.:3550
Bottle:98/103
46.2%

※画像:WHISKYBASE.com

【色】
明るいオレンジゴールド

【香り】
完熟フルーツと穏やかなパッション。柔らかなクリーミーさのある香り。
桃缶の果肉をすり潰したような柔らかで肉厚な桃、ネーブルオレンジ。
中間に薄い蜂蜜と若いパパイヤ、奥に焼きリンゴ。バニラクリーム。
徐々に薄いライチっぽさが出て、どんどん桃のニュアンスが強くなる。

【味わい】
甘い旨味のある柔らかな口当たりで、ジンワリと広がるフルーツ感。
黄桃と蜂蜜、淡いオレンジとベルガモット。砂糖多めのピーチティー。
桃の果肉感がジュワッと口中に溢れ、少しバニラクリームが乗る感じ。
スモモキャンディーのような甘さもあり、柔らかいベチバー香もある。

【フィニッシュ】
柔らかいジンジャーっぽさと、鋭くないがハッキリとした輪郭。
ややクリーミーなバニラとオレンジがあり、後は黄桃全開。
やや質感のある程よく豊かな余韻。

・・・素晴らしいですね、これは・・・。
陶然となる旨さ。
「美味い」ではなく「旨い」ベンリアックです。
個人的な’76ベンリアックのイメージにピタッときました。
・・・なんて言うと偉そうなので、「こういう’76飲みたかった!」
って感じですね(^_^;)

今回、小瓶でテイスティングさせていただいた中では、
台湾向けに近いニュアンスが感じられ、両者ともに良かったのですが、
個人的には、このフェア向けの桃全開かつ淡いクリーミーさが好みでした♪

グラスに残ったクリーミーな桃の香りですら素敵です・・・。

今回、個人的に一番好みなのはAsta Morrisでした。
ただ、そちらは’75ですし、やはり微妙なニュアンスの違いがあるワケで、
比較するのは如何かとは思いましたが、単純に好みで並べると、
このフェア向けが2位、もしくはAsta Morrisと2トップ・・・でしょうか。

めちゃウマでした♪
本当にありがとうございました(^-^)/


今回の1曲は、ドイツ繋がりでドイツ発のラウンジ・コンピより。
国内未発売(一部輸入あり)のシリーズ『Erotic Lounge』です。
当時、シリーズコンプリートしたくてアマゾン・ドイツで購入してました(笑)

途中で買わなくなったので詳細は分かりませんが、
3年くらい前に集めてた時は、リアルタイムでシリーズ6まで出てました。

紹介するのは、Sadeの名曲"No Ordinary Love"のカバー。
原曲のイメージを損なわない名カバーだと思います♪

#ベンリアック #スペイサイド #オフィシャル

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