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キャパドニック 1972 39年 TWA private stock

一昨年辺りから盛り上がってきて、昨年~今年の前半まで最高潮に
盛り上がったのが、恐らくキャパドニックではないでしょうか。
何だか数カ月単位で’72キャパドニックのリリースを見た気がします。

最初は、それほど驚くような価格でもなかったかと思うんですけど、
(もちろん閉鎖系であることを加味していたとしても)
リリース・ラッシュと、そこそこ良い値段ということもあり、
何だか次第に手が出しづらくなってしまいました。

最後に買ったのは、信濃屋さんのヤツですかね・・・。
エージェンシー辺りになってくると、もう争奪戦必至でしたから、
安月給サラリーマンには、ちと厳しかったです(^_^;)

でも、’72キャパドニックが美味いのは間違いないわけで、
どこかで機会があれば飲みたいな~と思っていたのですが、
秋の中頃に、ようやく飲むことができました。

エージェンシーのキャパドニック。
プライベート・ストックでのリリースでしたね。
パーフェクト・ドラムとの違いも気になるところですが、
細かいコトは置いといて、まずは楽しませていただきましょう♪

キャパドニック
1972 39年
The Whisky Agency
private stock

蒸留年:1972年
瓶詰年:2011年
Cask:EX-シェリー・ホッグスヘッド
Bottle:57
52.8%

【色】
ややオレンジがかった鮮やかな琥珀色

【香り】
ややフレッシュ、しっとりとしたフルーティーな風味が優しく広がる。
薄くリンゴや梨っぽさの奥に、完熟プラム、レモネードとシナモン。
アメリカンチェリーのような酸味を帯びたフルーツ香が上品で淑やかに。
遅れてマーマレードもあり、香りに奥行きを感じる。

【味わい】
やや湿った穏やかで粘りのないサラッとした口当たり。
濃い蜂蜜、アップルタルト、控えめにシナモンっぽいスパイス感。
僅かに植物系の苦みが舌に乗るが厭味はなく、むしろフレッシュ。
シュガーフロストのシリアル、メープルシロップを薄くしたよう。
レモンケーキとアップルジンジャーティー。終始まとまっている印象。

【フィニッシュ】
チェリーやプラムの甘酸っぱさと、ショウガのような温かさ。
刺激も少なく、優しく上品で滑らかな若い木香。細く長い余韻。

ピアレスのような、いわゆる南国全開フルーツって感じではないですが、
とにかくバランスが良く、終始一貫してフルーツの果肉感が口中に。
「キャパも飽きたよな~」なんて思った時期もありましたが、
いや、やはり美味いモノは美味いですよね♪

パーフェクト・ドラムと並べて比較したわけではないので、
あくまでもメモに残した印象ですが、このプライベート・ストックの方が
僅かに控えめというか、優しい印象だったかと思います。

ん~~、チャンスと余裕があれば買っておきたかったかも(>_<)

さてさて、来年もキャパは出るんでしょうか??
DT、TWAの2トップを崩すような、素晴らしいキャパが出ると良いですね!
(G&Mとか・・・ね?)


今回は80年代に活躍したAztec Cameraの曲を♪
軽快なギター・ポップが楽しい"Oblivious"です。

ボーカルのロディ・フレイムは、グラスゴー近郊の出身だそうで、
80年代から90年代中頃までバンド活躍をしていて、
90年代後半からは、ソロ名義での活動が中心になっていたようです。

#キャパドニック #スペイサイド #ザ・ウイスキー・エージェンシー

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