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マッカラン 1989 21年 SMS ディスティラリー・コレクション

お久しぶりのマッカラン、お久しぶりのディスティラリー・コレクションです。
そういえば、今年は幾つかのマッカランを飲んでるんですけど、
全く記事にしてなかったですね(汗)

現行に対する評価については、とかく過去の偉大すぎるボトルと比較され、
(僕もそういった輩の類でしたがw)最近、だんだん可哀そうになってきました。
そこで、よくよく考えてみたら、もう現行品を全然飲んでないな~と思い、
あるときファインオークを飲んでみたところ、驚くほど今流行りのライト系の
美味さが感じられ、「なんだ、全然いけるじゃん」と思ってしまいました。

そこからボトラーズ中心ではありますが、新しいものも積極的に飲むようになり
過去の偉大なボトル群とは全く別に、純粋に現行のみで再評価をしているのが
とりあえずの現状です。ちょっと遅すぎましたが(^_^;)

併せて、今年は例年になく60~70年代のマッカランに触れる機会もあり、
ありがたいことに、決して現行を貶めることのないフラットな評価をすることが
個人的にできたので、とても勉強になりました。

で、こちらのディスティラリー・コレクション。
もうリリースから結構時間が経っていますので、皆さんご存知だと思います。
綺麗にまとまっていて結構美味いですよね?

マッカラン
1989 21年
スコッチモルト販売
ディスティラリー・コレクション

蒸留年:1989年
瓶詰年:2011年5月
シェリー・フィニッシュ(5年2カ月)
Bottle:250本

【色】
鮮やかで深みのある琥珀色。

【香り】
しっかりとした甘い香りと豊かな麦香、ほのかなロースト感も。
メープルシロップ、淡く紙っぽさを表面にムギムギ(ラブポーン)のよう。
優しく穏やかだが、控えめなスモーキーさが適度な質感を与えている。
濃い蜂蜜とクランベリーを少々。しっとりと上品。

【味わい】
滑らかでまろやか、ややこもった風味だが総じてバランスは良い。
すぐにロースト感とシロップのような甘さが現れ、煮過ぎた麦茶のよう。
わら半紙っぽさを軽く感じ、メープルシロップ、淡く干しブドウ、カラメル。
甘さはしつこくなく、むしろスッキリとした旨味がある。

【フィニッシュ】
ムギムギ、ハニーメープルに、植物的な苦みが淡く残る。
オレンジ系のシトラス・スパイスと僅かなロースト感が絡み合うよう。

甘さやロースト感、麦感、どれも程よくバランス良くまとまっています。
すぐに連想したのは、ソサエティの24.114。
とても似ているキャラですが、ソサエティよりも少し深みや質感があり、
ややこもったような風味だったように思います。

フツーに美味いってヤツですかね(笑)

さて、このディスティラリー・コレクション。
皆さん既にご存知の通り、ラベルも第4弾となりましたね。
アナウンスにも『原点回帰』と謳っていたように、1stラベルを連想させる
ラベル・デザインで、何だかとても懐かしい気分になります。

そういえば、今はもうそんなことも無いんですけど、
本シリーズも積極的にボトリングしてるロンバードのジュエルや
JWWWのスコティッシュ・キャッスルなんかと並べられると
遠目に見たら区別しにくーい!・・・なんて思い出も(笑)

さらに、僕よりも若い方と御一緒させていただいたときに
ロンバードにジュエルとディスティラリー・コレクションの2シリーズがあると
その方が誤解されていたケースもあったり・・・。

でも、これはしょうがないですね。DCにはロンバード多かったですし、
DCは、ボトラーズの表記をしたりしなかったりですから、
たまたまロンバードと表記されてる1stラベルを見ちゃったら誤解しますよね。

そんなことをボンヤリと思い出したりする原点回帰ラベルでした・・・。


昨晩深夜、まさかのNHKでCOLDPLAYのスタジオライブが放送されました。
僕も全然知らなかったのですが、運良くFacebookの書き込みで知り、
なんとか観ることができました。いや~良かった、良かった。

やはり新アルバムからの選曲が多かったですけど、
幾つか旧作も演ってくれて、とても楽しかったです♪
その中から、久しぶりに聴いてすごく良かった1曲を。
2ndアルバム『静寂の世界』収録の"Clocks"です。

#マッカラン #スペイサイド #スコッチモルト販売

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