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クライヌリッシュ 1972 29年 G&M CASK

G&Mのカスク・ストレングス・コレクションより。
10年前にリリースされた、日本向け(JIS向け)のクライヌリッシュです。
こちらも前回の記事と同じBarでいただきました♪

1972年のクライヌリッシュといえば、真っ先に思い出すのが
恐らくケルティックではないでしょうか?
日本では、もうすっかりおなじみの(ちょっと食傷気味?)のアレですね。

今回のクライヌリッシュは10年前のボトルですが、
29年とはいえ、しっかりとした長熟フレーバーもあり、
今のケルティックと比べても、遜色ない華やかさを持っていました♪

クライヌリッシュ
1972 29年
ゴードン&マクファイル
カスク・ストレングス・コレクション
for Japan Import System

蒸留年:1972年5月16日
瓶詰年:2001年6月13日
Cask No. 85 / 237 1
Cask : Refill Sherry Hogshead
Bottle : 282
54.7%

【色】
やや濁った明るい茶褐色。

【香り】
シャープで華やか、熟れたフルーティーな豊かな広がり。
長熟感の奥にフレッシュな香りがあり、華やかな印象を持つ。
キレがあり、焼きリンゴの奥に干しブドウっぽさ。
徐々にキャラメル香が感じられ、オレンジチョコっぽさも。
奥からハーブ、若草系の香りが出て、サッパリとしたニュアンス。

【味わい】
フルーティーで穏やか、程よい厚みと滑らかな口当たり。
完熟の梨とプラム、少しだけパイナップルとメープルシロップ。
舌にショウガ、レモネードから焼きプリンへ、奥に完熟プラム。
若い樹皮感と草の風味にオレンジチョコっぽさが乗ってくる。
ワクシー感が全く無く、滑らかで素晴らしい風味!

【フィニッシュ】
温かでシャープなシナモンとレモン、シロップ。
ミルクキャラメル、枯葉、華やかで長い穏やかな余韻。

うっとりするような華やかさ♪
奥に、フレッシュさすら感じる爽やかな風味が感じられ、
それが熟成感と絶妙に合わさっています。
ワクシー感が無かったのが面白かったですね。
いくつかのクライヌリッシュのワクシー感は、追っかけてみたいなと
以前から思っていたので、その意味でも大変勉強になりました。

こういう味わいは、個人的にかなーり好きな傾向♪♪
いや~、美味かったです(^-^)/
ごちそうさまでした☆


このクライヌリッシュを飲んでいた時、ちょうどBGMで流れていたんです♪
JAZZアレンジのインスト・バージョンでしたが(誰の演奏か不明)。
この動画は、アストラット・ジルベルドとスタン・ゲッツのバージョン。
アストラットのビブラートの少ない透明感って、ボッサに良く合うと思います。

いくつかのベストアルバムがリリースされているアストラット。
古いCDは音が小さいので、2003年の40周年記念盤がオススメです♪


アストラット・ジルベルド
ザ・ガール・フロム・ボサ・ノヴァ
~デビュー40周年記念ベスト

#クライヌリッシュ #ハイランド

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