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モートラック 1974 35年 G&Mケルティック 8264

前回のG&Mケルティックのモートラック、その続きです。
 →前回の記事はコチラ

瓶詰は前回ボトルの翌日、隣樽にも関わらず全く個性が違いますよね。
こういった個性の違いに出会うたびに、熟成時の変化について科学的な見解が述べられている昨今においても、つい神秘的なものを感じずにはいられません。

 モートラック
 1974 35年
 ゴードン&マクファイル ケルティック

 蒸留年:1974年
 瓶詰年:2010年3月3日
 リフィル・アメリカン・ホッグスヘッド
 Cask No.8264
 Bottle No. 96 / 146


【色】
Cask No.8263と比較して、やや赤味が鮮やか。

【香り】
適度にガツンと力強く、同時に柔らかなフルーツの果肉の芳香。
深い樹液香、メープルシロップに包まれたアプリコット、完熟リンゴ。
シナモンの温かなスパイシーさと煎ったアーモンド、ミルクチョコ。
時折オレンジピールっぽさが現れ、ザクロ、イチジク。
淡く擦れたゴムっぽさ、若干の硫黄(ごく僅かに)

【味わい】
濃く滑らかな口当たりと同時に鈍い重さのある厚み。
濡れ落ち葉の草いきれ、古木の樹皮、濃く煮出しすぎた紅茶の渋み。
レーズンとシリアル、パウンドケーキにラズベリーのソース。
カカオパウダー、アーモンドの皮。微量に薄い硫黄っぽさと松葉。
徐々に合成されたウッディ・アンバー感、渋さがアクセントに。
舌にやや重ためのイガイガ感がありますが、スパイシーさは控えめ。

【フィニッシュ】
鼻奥に再度ゴムの風味が感じられ、メープルシロップ、ブドウ味のグミっぽさ。
深く長い余韻。

両者を比較して、全然違うことに単純に驚きます。
Cask No.8263と比較すると、明らかにパワフルで重厚。
しかも荒々しさが目立つ気がしました。決して雑だということではなく・・・。

個人的には、前者Cask No.8263の方が好みでしたが、こちらの荒さも捨てがたい・・・というか楽しかったですね♪

ウッディ・アンバーという点に注目すると、前者Cask No.8263は清潔感のあるクリーンなサンダルウッド系の上品さ、コチラのCask No.8264は、樹脂にビターアーモンドを加えて甘く湿った伽羅香にも近いイメージです。
さらに濃密な花香をベースに果実香と樹脂っぽさを足したような、香水でいう『モダン・フローラル(フローラル・アルデハイド)』を連想してみたり。

個人的には季節によっても嗜好が左右されることが多いので、
できれば冬に飲んでみたいな~なんて思ったりしましたよ♪
皆様は、どちらのモートラックがお好みでしたでしょうか?

#モートラック #スペイサイド

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