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ベンリアック 1985 23年 シグナトリー

シグナトリーのカスクストレングス・コレクションより。
そのまま読み進んでも構いませんが、まずは過去記事を参照にされてみてもイイかもしれません。
 リンク:ベンリアック 1985 24年 BBR

BBR復刻ラベルのベンリアックと同じ1985年蒸留ながら、コチラは24年としてリリースされるのを待たずしてリリースされたモノです。ボトリングもBBRと同じ去年のモノなんですけどね。

飲んだときは、BBRのほうがリリースされてませんでしたので、比較しようにもできませんでしたが、今こうして思い返してみると、かなりフルーティーで柔らかながらシッカリとスモークも感じられる1杯だったと思います。

ベンリアック
1985 23年
シグナトリー カスクストレングス

蒸留年:1985年9月30日
瓶詰年:2009年9月15日
49% Cask No.5501

日付データを見てみると僅か15日の差で、23年か24年かに分かれちゃったんですね。「たった15日じゃ一緒じゃねーかっ!」・・・なんて思っちゃいますけど、その辺は僕では思い及ばない何らかの理由がきっと・・・いや多分あるんでしょう。(そう思いたいw)

【色】
べっこう飴のようなゴールド。

【香り】
滑らかな蜂蜜とバニラ、乾いた木材のような爽やかでキレのある香りがフワっと広がり、オレンジとメロンの果肉のような甘くフルーティーな香りが直線的に鼻に入ってきます。
この柑橘系の甘酸っぱさの奥に感じる滑らかで瑞々しい芳香が、とても上品。
サクっと軽く、しっとりとしたバタークッキー。程良い穀物感。
加水すると思った以上に水っぽく感じられ、柑橘系がより爽やかに、さらに薄い水飴風の甘やかな香りを感じます。

【味わい】
口当たりは、滑らかですが、口に入るとシャープで淡くスモーキー。
これが麦汁の風味と相まって、多少のイガっぽさがスパイシー感を思わせます。
すぐにフルーツケーキ、メープルシロップとパンケーキ、バニラ。
やや甘さが強く感じられ、口中の下部に沈殿するようなニュアンス。
ナッツ入りのクッキーにミルクチョコをサンドしたよう。
舌に荒削りの木屑のようなピリっとした刺激。
刺激の反動で、ジュワッとジューシーなフルーティーさが現れます。
メロンや洋ナシの奥に、僅かにバナナのような滑らかな甘さ。

加水すると、刺激が取れるかわりに平坦さが増してしまうので、個人的にはストレートで。

【フィニッシュ】
喉にピリっとした刺激を感じ、やや熟れすぎた梨の風味。
粗い鼻抜けと、口中に残る丸く柔らかいフルーティーさのコントラストがハッキリと感じられます。
時間を置くと、麦汁感が僅かに滑らかなクリーミーを伴って。

え~っと、個人的に好きな味わいです♪
ちょっとフルーティーな甘さが強い気もしましたが、爽やかさを伴っているので、ヘンに甘ったるいワケではなく、程良い飲み心地でした。
ストレートにフルーティーさと麦の風味を感じられたので、僕くらいの舌には分かりやすく楽しい1杯でしたよ!

さて、BBRベンリアックと比べると・・・。
いや比較することは、かなり難しいのですが、強いて挙げるとするなら。。。
う~ん・・・コッチのシグナトリーの方が分かりやすくて良かったかもしれません♪

もし、飲む機会がありましたら、ぜひ試してみて下さい!
で、もし両方を同時に試せるチャンスがあれば、ぜひ比較を!!
僕もまだ試してないので、機会があれば是非やってみたいです。

#ベンリアック #スペイサイド

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