malt - resort - country

モルトを中心とした、リゾートや岐阜の田舎を楽しむ日々をつづるブログです。お気軽にコメントを寄せてください。

2022.09.09【日記】

MARSMALT Le Papillon アイノミドリシジミ 駒ヶ岳#1705


本坊酒造コメント
主にブナ科の樹木が生える山地の落葉広葉樹林に生息する
「アイノミドリシジミ」がテーマの本商品は、『森の宝石』と呼ばれるゼフィルスの中でも、
特に美しい金緑色の翅をイメージして、梅酒の熟成に使用した樽で熟成した
ノンピーテッドの原酒を一樽厳選しました。

マルス信州蒸溜所で2015年に蒸留したモルト原酒を
ナチュラルカスクストレングス、ノンチルフィルターで瓶詰した
シングルカスクウイスキーの逸品です。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_malt_le_papillon_singlecask_c_brillantinus/


香り
最初にすみれとバラの花(フローラル)と軽いパフュームに
オイリーさが混じり、ニベアクリームを思い浮かべると、
ブランデーの華やかで甘やかな香りとプラムの甘酸っぱさが漂う。

味わい
モルティーな穀物様の甘味の後、強めの酸味が口をギュッと締める。

アルコール度数由来の酸味が引いた後に水割り梅酒様の甘さ、甘酒の甘さと
ホワイトチョコの濃いめの甘味にプラムとイチゴの柔らかな酸味が広がる。
口の中での変化が面白い。

モルティー&スイート、ちょっと甘酸っぱい。

加水後
香りは木香が開き、はちみつの甘酸っぱさに炊きたてご飯や
焼き立てトーストの旨味に変わる。

味わいは強めの酸味が無くなり、水割り梅酒の甘酸っぱさはそのまま。
どころか水割り梅酒がそのもの。ウイスキーらしさを感じなくなる。

ホワイトリカーではなくニューポットで梅果実丸ごと樽内で熟成した
のではないかと思う程に梅酒を感じる。

後味・残り香
栗の毬をフサフサに研いだかの様な優しい栗苦さの甘さの奥に
白色のチューチュー(ポッキンアイス)の香りと味わいが
噛んだビニール感の再現も含めて長く続く。
なんだか懐かしくて面白い。

総評
8年弱の熟成期間のおかげか近年のマルスの未熟さが無くなって、
本当に美味しいと思えるウイスキーに熟成した事を嬉しく感じられる。

今回はしかも梅酒樽という個性を伴っているため、
ニベアクリームのオイリーで複雑な香りから始まるものの、
ウイスキー本来のしっかりした味わいを楽しめて、
なおかつ白色のチューチューに着地するという
樽の影響が面白いモルトに出来上がっている。

ストレートでもナゼか59度の高さは感じにくい上、
加水で梅酒が出過ぎるのでストレートがお勧め。

秋の涼しさを迎えつつも残暑の名残があるこの時期に発売の梅酒樽。
いい季節のボトリングなので、ぜひこの時期(9~10月)に飲みたい。

これまでのマルスが未熟であったにも関わらず1万円強の価格だった事が
価格のベースであった事を踏まえ、最近の物価高騰を考慮すると
中身の美味さと比例して税別1.2万円のこのボトルは安い!
(逆に言うとこれまで発売された未熟なボトルは割高に感じた)
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2022.09.06【日記】

MARS MALT GALLERY DHISTIKKERY'S CHOISE #2


蒸溜所ビジター棟の先行オープン2020年6月27日に、蒸溜所限定で発売された。

本坊酒造コメント
マルス信州蒸溜所で蒸留した複数のモルト原酒を少量ずつ使用し、
特別にボトリングしたマルス信州蒸溜所限定のシングルモルトウイスキーです。
個性の異なる原酒をヴァッティングすることで、
様々な表情を覗かせる複雑味のある味わいに 仕上がりました。


香り
ヨードチンキの様なしっかりとしたスモークに、ピート由来の酸味、
黒糖やカカオのコクに、軽やかな乳酸菌とミントが香る。
マルス特有のホワイトオーク原酒の腋臭も感じられるが、それは僅か。

味わい
香ばしい麦のコク、穀物の甘味、黒糖の甘味と
乳酸菌飲料の甘味が濃厚に口に広がる。
「麩菓子とポン菓子のヤクルト掛け」を思い浮かべる。

加水後
加水で酸味とシェリーのコクは揺るがない。
しかし硫黄、汗を吸ったタオルといった嫌味に
胡瓜やスイカの爽やかさもあり、夏の香りが出てくる。

味わいは薄くなるものの変わらず、ミルクチョコのコク、
穀物の旨味と甘味がバランス良く口に広がる。

後味
ミルクチョコレートのコクに加わる鉄臭さが残り、緩やかに消えゆく。

総評
マルスのホワイトオークの様なパンチは少なく、
むしろ長熟シェリー樽モルトらしいまろやかさの中に、
モルト本来の穀物の濃厚な味わいを口いっぱいに感じられる。

乳酸菌飲料の香りと尖った味もあるので、若いモルトが
入っているのだろうと思うが、それがアクセントになっていて
全体の味わいを邪魔せずに飾っている、素晴らしいモルト。

200mlで4,620円は一瞬、高額な気がするかもしれないが、
フルボトル換算16,170円は内容に比べると、とてもお値打ち。
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2022.08.08【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 IPA CASK FINISH Bottled in 2022


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 IPAカスクフィニッシュ」は、
南信州ビール駒ヶ岳醸造所でホップをふんだんに使用して醸造した中濃色ビール、
インディア・ペールエール(IPA)を寝かせた空き樽でフィニッシングした
シングルモルトウイスキーです。

ホップ由来の爽やかな柑橘を想わせる香り、グレープフルーツやハーブのようなクリアな味わい、
キレの良いビターな余韻があり、ハイボールとの相性が抜群の1本に仕上がりました。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_ipa_cask_finish_bottled_in_2022/


香り
強烈なホップとセメダインC!
シトラス、ライムやじゃばらの柑橘が漂う。
奥にはしっかりしたスモーキーとウッディな甘味が隠れている。

味わい
麦汁の甘味が舌に乗ると、柑橘の皮のオイリーな汁やワックスを感じ、
焼きミカンや焼きライムの酸味、甘味と香ばしい苦味が出てきて、
そこにフレッシュなおろし生姜汁の辛味が加わり、
ミントの刺激的な口当たりや苦味と、麦汁の甘味が相互に繰り返す。
ドライ、ビター、フレッシュ&スイート。

加水後
加水しても個性的な香りは衰えない。
スモーキーな柑橘の香りにホップのビターでハーブ感の香りはそのまま。
気持ちだけウッディが増しているかもしれない。

味わいは麦汁の甘味を強く感じられる。
柑橘のオイリーな味わい、苦味等の騒々しさは薄まる事なく味わえる。

後味
熟成期間の短い酵母臭とホップの爽やかなハーブ感がしっかり残る。

総評
これまでのIPAカスクフィニッシュより柑橘が強いと感じるのは
フィニッシュ前のスモーキーなモルト由来の柑橘系な原酒が原因かと思うが
何にしても今年のIPAカスクフィニッシュも方向性がブレず、
強烈で面白く美味いモルトを提供していただける事が嬉しい。
毎年の夏が楽しみになる素晴らしい個性を持ったモルト。

2021リリースよりもIPAらしい苦味が足りないが柑橘感は強い。
柑橘感が低かったもののIPAらしい苦味の2021リリースも良かったので
2021年と点数は同じ。

やはり加水調整していないシングルカスクで楽しみたいと思うのは贅沢か?
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2022.07.25【日記】

MARS The Y.A. #01


本坊酒造コメント
鹿児島本土より南南西約60kmの海上にある世界自然遺産の島・屋久島。
急峻な山々が連なり、豊かな水に恵まれたこの島に、マルス屋久島エージングセラーはあります。
「MARS The Y.A.」(マルス・ザ・ワイ・エー)は、この唯一無二の環境で熟成の時を重ねたジャパニーズウイスキーです。
ファーストリリースとなる今回は、信州と津貫で蒸留しバーボンバレルで熟成されたモルト原酒を中心にヴァッティング。
南国を想わせる果実香、セラーの東側に臨む隆起サンゴ礁が広がる海岸からの潮風を想わせる風味が伴う、屋久島らしさを感じる1本をお楽しみください。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_the_ya_01/


香り
緩めのピート感が酸味の弱いパイナップル。そして発酵したかの様に
熟してねっとりとしたバナナの甘味、バニラの甘味、
醤油の発酵臭とホワイトオークの樽香がしっかりと香る。
どことなくマジックインキも香るが、総じて甘やか。
発酵臭がまだ感じられるので熟成期間は短いと思われる。

味わい
穀物由来のデンプンの甘味を感じると
直ぐに強めの酸味、わずかな苦味、辛味と塩っぱさが口に広がる。

本国モルト、余市やスモーキー山崎の様に
磯や海藻を感じる荒々しい潮っぽさとは異なり、
赤穂の天塩の様にマジメな日本の塩の旨味(ニガリ)を感じる。

甘い香りと真逆のドライでスパイシーな味わい。

加水後
香りから甘味が消えエステリーになり、青い柑橘が香る。
そしてノンチル由来の油脂の旨味が開き、鼻腔に染み入る。

味わいはシンプルな甘味とニガリ感は変わらないものの
辛味と酸味が増し、どことなく青い柑橘の綿も感じられる。

後味
ハードに焼いた樽を使用したと思われる焦げ感、炭感が残り
スッキリと消えゆくが、ノンチル由来の油脂の旨味が長く残る。

総評
甘やかな香りと他のモルトには見られないニガリの旨味をメインに
スパイシーな味わいで個性的に仕上がったモルト。
樽材から早く滲み出たのか、油脂の旨味を強く感じられる。

現状ではラベルの色使い→マンゴー、柿、青葡萄、ライチ等の
甘いトロピカル感はまだ再現できおらず、
ラベルの色使いにはスパイシーさが表現されていないが、
荒々しくない塩味が水色で再現できており、
将来的にラベルの色使いの味わい(塩の青と多様な果実の複雑な色合い)を
表現できる日を目指しているものと思われる。

ただし南国果実感の味わいを実現できる長期熟成期間が奪う
南国の天使の分け前を耐え残るか。
耐えたモルトの残量からの値付けが高額となるジレンマに耐えうる市場か。
将来の様々な悩みを想像してしまう、本坊酒造のチャレンジ精神を
香りと味わいから想像できる1stボトル。
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2022.07.11【日記】

MARS MALT GALLERY DHISTIKKERY'S CHOISE #1


本坊酒造コメント
マルス信州蒸溜所で蒸留した複数のモルト原酒を少量ずつ使用し、
特別にボトリングしたマルス信州蒸溜所限定のシングルモルトウイスキーです。

個性の異なる原酒をヴァッティングすることで、
様々な表情を覗かせる複雑味のある 味わいに仕上がりました。


香り
未熟で酵母感の強いホワイトオーク主体の原酒かと思う。
もろみの甘味、漬物の発酵臭と酸味、ピート由来のレモンの酸味が強く、
少しだけクッキーの香ばしさもある。

味わい
穀物様でモルティー。さらにシェリー樽由来の黒砂糖の甘味や
チョコレートのコクをシンプルながらもハッキリ感じる。

加水後
香りに酵母感やレモンの強い酸味は変わらないが、
ピート香を感じやすくなる。

味わいも加水の変化は少なく、モルティーでチョコレート感を楽しめる。

後味
ホワイトオーク由来と思われる青りんごと
マルスのシェリー樽らしいゴムの臭いがふわっと香り、程良く消えゆく。

総評
若い原酒を交えてかつてのオフィシャル駒ケ岳10年を再現したかの様な
ホワイトオークとシェリー樽で構成されたシングルモルト。
しかし未熟な若さは隠せていない。
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2022.07.05【日記】

岳樺


国分北海道(株)〔本社:北海道札幌市中央区、社長:黒澤 良一〕は、
新たに「岳樺」ブランドを立ち上げ、
商品第1弾として「マルスウイスキー 岳樺」を発売いたします。

1.ブランド名「岳樺」について
国分北海道が立ち上げたブランドで、販売エリアを北海道限定とする商品です。
ブランド名の「岳樺」は北地や高山の最上部に自生し、過酷な自然環境の中で
風雪に捻じ曲げられながらもたくましく育つ、雄大な北海道の大地を象徴する樹木です。

2.開発背景
ここ数年のウイスキーブームにより世界的にモルト原酒が不足しているなかで、
希少なモルト数種類を使用し、高品質な100%モルトウイスキーを
本坊酒造(株)と共同開発した、北海道エリア限定商品です。

3.商品特長
道民の嗜好に合うように複数のモルトを厳選し造り上げた、
モルト100%のウイスキーです。
「岳樺」のようなしなやかさと力強さをイメージして造られ、
蜂蜜やドライフルーツを思わせる甘い香りと心地よいピート香が広がり、
なめらかな口当たりと豊かなコクを併せ持つウイスキーです。


香り
若い。ニューポットの酵母臭、醗酵臭やトマトが臭う。
強いて言うならココアの香ばしさもあるが、それはほんの少し。

味わい
砂糖様のシンプルな甘味が口に広がり、穀物の旨味と
シェリー樽原酒の様なチョコレートの甘味と香ばしさを
ほんの少し感じると、軽やかな渋味と酸味がスッキリと〆る。

加水後
ピート香が開くが、嫌味なニューポット臭は消えない。

シンプルだった味わいが薄まり、ウイスキーを飲んでいる感覚さえ無くなる。

後味
余韻はほぼ無く、スッキリと消える。

総評
ニューポットの嫌味な香りを除けば、味わいに辛味や渋味等の嫌味は無く、
マルスのモルトらしい硫黄感とピートが「ほんの少し」だけあるだけ。

アルコールを感じたいならば十分だが、
モルトウイスキーを楽しみたい場合には勧められない。

オフィシャルコメントの「蜂蜜やドライフルーツ」は
どう言う感覚の持ち主が言っているのか?理解不能。
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2022.06.27【日記】

MARS WHISKY Malt Duo KOMAGATAKE × CHICHIBU


本坊酒造コメント

ジャパニーズウイスキーのさらなる可能性を探求し、蒸溜所の垣根を越えて美味しいウイスキーを造りたい。そんな想いから、2015年、マルス信州蒸溜所とベンチャーウイスキー秩父蒸溜所は、
互いのモルト原酒を交換し、それぞれの地で熟成をする試みを始めました。

このボトルは、マルス信州蒸溜所で熟成させた「駒ヶ岳」「秩父」二つのモルト原酒を
ヴァッティングしたブレンデッドモルトジャパニーズウイスキーです。
駒ヶ岳らしさと秩父らしさ、双方の個性を磨きあうように誕生した特別な1本を、どうぞお楽しみください。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/marswhisky_malt_duo_komagadake_chichibu/


香り
酵母やニューポットの未熟さが残っていてしっかり香る。
未熟さを無視すれば両蒸溜所が持つ酒精の力強さの奥から、
樽香、鉛筆削り、若い柿やバナナ、ミルクチョコレート、
バニラやマロングラッセの甘みとトロミ、そして軽やかなピート、
醤油の発酵臭、青い柑橘の酸味がバランス良く香る。

味わい
りんご酢の様な酸味に、ビターチョコレートやココアの濃厚な香ばしさ、
筍の灰汁、そして若い原酒特有の辛味が口に広がり、
焼き栗の甘みと旨味を感じた後、
どこからともなく現れるミントの爽快感が口内を〆る。

加水後
加水で香り、味わい共に変化は見られないが、
香りにピート香が少しだけ強まる。

後味
ホワイトオークの樽香いっぱいのバニリンが鼻に残る。
若いのに酒精の強さのせいか、濃厚なバニリンが溢れている。

総評
山崎と白州といった同一企業の蒸溜所のブレンデッドモルトを
異なる個性のマリアージュで楽しく飲んだ記憶はあるのだが、
多様に異なる原酒造りと言っても力強い酒精という共通項のある
マルスと秩父では特にホワイトオークに方向性が近いと思っているので、
感覚を研ぎ澄ませて味わっても似ていると感じてしまう。

原酒交換の希少性と今後の発展の可能性という意味では素晴らしいと
評価する他に無いのだが、1本のモルトウイスキーの出来栄えとしては
高い評価をするには至らない。
できる事ならもっと熟成期間をいただきたかった。
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2022.06.20【日記】

火樽 バーンザバレル BURN THE BARREL Y'sカスク


リカマンコメント
2016年に大好評を博したマルスウイスキーの「火樽」。

待望の第2弾がモルト100%で限定復活!
モルトが心地良く香る芳醇スモーキーなウイスキーに仕上がりました。

前作のモルトとグレーンを掛け合わしたブレンデッドウイスキーとは異なり、
今回は複数の希少なモルトを厳選し、モルト100%をブレンドした
ライトリーピーテッドタイプに仕上げました。

蜂蜜やドライフルーツを想わせる甘い香りと心地よいピート香。
今では極めて希少な存在となったマルス蒸溜所が造る芳醇なモルトウイスキーを是非ご堪能下さい。


香り
しっかりとしたピート香に尖った酸味。
バレル由来のスミレの様な華やかさとレモンの酸味を感じられる。
加えて若いモルトと思われる醗酵臭と新樽の様な楢の木の匂いが漂う。

味わい
深みや広がりが無く、若いモルトらしい
白砂糖のシンプルな甘味が口に広がる。

加水後
香りは醗酵臭が開き、ピート香の酸味と共に広がる。

シンプルな甘味は加水でも変わらないが、ほんのりと酸味も感じられる。

後味
炭の様な焦げが口に苦く残る。
ただし鼻から抜ける軽やかなピート香は白州のソレととても似ている。

総評
本坊酒造自らが若過ぎるモルトを10,000円前後で販売している昨今、
薄味ながら、5,000円強で同じ方向のモルトウイスキーを売り出す事には
一定の価値と意味があると理解できる。

ただし若く、味わいが薄く、マルスの個性も感じられないので、
マルスウイスキーという期待については裏切られる。
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2022.06.13【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 IPA CASK FINISH Bottled in 2021


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 IPAカスクフィニッシュ」は、
南信州ビール駒ヶ岳醸造所でホップをふんだんに使用して醸造した中濃色ビール、
インディア・ペールエール(IPA)を寝かせた空き樽でフィニッシングした
シングルモルトウイスキーです。

ホップ由来の爽やかなシトラスとハーブの香り、グレープフルーツやオレンジを思わせる
クリアな甘み、キレの良いビターな余韻があり、ハイボールとの相性が抜群の1本に仕上がりました。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_ipa_cask_finish_bottled_in_2021/


香り
濃厚なIPA!!!
セメダインCやシンナーの刺激臭に続き、
ホップ由来のシトラス様な爽やかさと苦味が濃厚に広がると
奥から樟脳、ホワイトオークの樽香やバニラの甘味もしっかり香る。

味わい
モルトの穀物様(旨味)を軽く感じると、ウイスキーの苦味とは異なる
しっかりとしたホップの苦味と、ピート由来なのかIPA由来なのか
ライムや酢橘の様な柑橘の綿の苦味が口に広がる。

加水後
香りは加水前の香味にココナッツの甘味やクッキーの香ばしさが加わる。

味わいは加水前と変わらず、IPA感が衰えない。
むしろアルコールが薄まってIPAの味わいが強まったかの様。

後味
ホップの爽やかなハーブ感と苦味が面白い。

総評
シングルカスクの2016年IPAフィニッシュ程に濃厚でかつ
フレッシュではないが、かなり近い状態として、強く感じられる
シンナー臭とホップのハーブ感はアルコール好きにはたまらない!
IPAの苦みもウイスキーの味わいと同時に楽しめて面白い。

逆にたった3%のアルコール度数の違いだけで、
これ程に香味や味わいが変わる様がカスク物の偉大さに驚かされる。
(再びカスク物で飲みたい!)

マイルドだった2020年ボトルとは違って凄くイイ!
この感じで毎年リリースされる事を強く願う、楽しい駒ケ岳♪
(再びカスク物でリリースして欲しいIPAカスクフィニッシュ)
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2022.06.06【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 IPA CASK FINISH Bottled in 2020


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 IPAカスクフィニッシュ」は、
南信州ビール駒ヶ岳醸造所でホップをふんだんに使用して醸造した中濃色ビール、
インディア・ペールエール(IPA)を寝かせた空き樽でフィニッシングした
シングルモルトウイスキーです。

軽やかで爽やかなシトラスの香り、グレープフルーツやオレンジを思わせるクリアな甘み、
IPA由来のキレの良いビターな余韻があり、ハイボールとの相性が抜群の1本に仕上がりました。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_ipa_cask_finish_bottled_in_2020/


香り
軽やかなピート香、ホワイトオークの甘やかな木香と
バレル特有の甘やかな白い花の香りが漂うと、
爽やかなホップの青草さや、シトラスの香りが自然に開いてくる。

味わい
穀物様の旨味を持つ甘味に、ジンジャーエールの爽快な酸味を感じると、
エール特有の苦味に、文旦の綿の苦味が加わり、
モルトウイスキーのキレと相まって静まる。

加水後
香りの方向性は変わらないが、樽材の香りと
白い花の香りを強く感じられる。

味わいは旨味と甘味が引いてしまい、
IPAのキリリとした苦味と、柑橘の綿の苦味がしっかりと舌に乗る。

後味
モルトよりもホップの青くフレッシュな苦味が、しっかりと残る。

総評
エールよりIPAの度数が高い事を考慮して、
48%ではなく52%で調整しただろうと思われる本坊酒造の狙いがニクイ。

しかしフィニッシングしたIPA樽の影響はマイルドで、
モルト本来の香りや味わいがしっかりしている。

逆に言えば2019年ボトリングのシングルカスクの様な
IPAの影響ゴリゴリの面白さが無く、無難過ぎてつまらない。

それを知らなければ驚きがあったのかもしれないが、
2019年ボトリングのシングルカスクの衝撃と面白さ
振り返っても突き抜けていて素晴らしいものだった。

モルトもIPAも同一施設内で自家製というオリジナリティーは、
世界的にも珍しいし面白く、それでいて美味いのだから
もっと強くフィニッシングして、個性を表して欲しい!
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2022.05.31【日記】

シングルカスク駒ヶ岳2016 IPA CASK FINISH


本坊酒造コメント
バーボンバレルで熟成された3.5ppmのライトピート原酒を、
南信州ビール駒ヶ岳醸造所でホップをふんだんに使用して醸造した中濃色ビール、
インディア・ペールエール(IPA)を寝かせた空き樽でフィニッシングした
シングルカスクウイスキーです。

IPAカスク由来のビターな味わいとシトラスを思わせる爽やかな香りが特長の
個性豊かな1本に仕上がりました。


香り
ウイスキーと言うよりも明らかにホップの香り。
強烈に個性的でもはや笑えてくるレベル。

ホップのほろ苦い香りと爽やかで青々しいシトラス、バジルや
フェンネルのハーブの香りが強く放たれ、その場の空気を漂う。
ってか掻っ攫って持って行く。

強く香るとウイスキーのアルコール臭とニューポット、
と言うよりも色々作用してもはや「セメダインC臭」もあるが、
もはやウイスキーである事を忘れる程にエールの香りが強い。

味わい
モルトの穀物様(旨味と甘み)に、
ピート由来のオレンジ、レモンやカボスの様な酸味を感じると、
ウイスキーとは異なるホップのほろ苦さとほうれん草の鉄臭さが広がる。
そしてほろ苦さが消え行く際にシトラスのハーブ感が爽快。

加水後
加水してもホップの香りは衰えず、フィニッシュの濃さが放たれている。

味わいはIPAの味わいに偏り、華やかさやフレッシュ感が際立ち、
ウイスキーの味わいから離れる。

後味
強いシトラスの爽快感やほろ苦さにモルトウイスキーの穀物感、
そしてホップの所以なのか鉄臭さが相まって、
ウイスキーらしからぬ、でも度数の高いウイスキー様の余韻が
どちらも相互しつつ長く争い響き合う。

総評
色味が緑がかっていて、まず見た目が個性的で面白い。

何よりもIPAの香りがしっかり染みていて、
モルトを味わっているのにIPAを嗅がせて来る程の強烈な香りは
極めて個性的な熟成と言える。

もっとフィニッシュ期間が長ければ…、
もしくはバレル熟成の味わいが長く濃ければ…、
もっと華やかでフローラルで「上品な仕上がり」だろうと思うが、
ここまで強烈なIPAの利いた上品とは言えない個性的はモルトは、
もはやIPAリキュールだろ!って程に面白過ぎる。

駒ケ岳IPAカスクフィニッシュで魚料理を楽しみ、
山崎WINEカスクフィニッシュで肉料理を楽しみ、
デザートは長期熟成のモルトで満喫する。
そのための駒ケ岳IPAフィニッシュは大いにアリだと妄想できる程に個性的。

久しぶりに本気に挑戦的で、個性的で、かつ面白いモルトに出会った。
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2022.05.30【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2021


本坊酒造コメント
「2021エディション」は、バーボンバレルとシェリー樽で熟成したモルト原酒を主体に
ヴァッティングした2021年限定瓶詰のシングルモルトウイスキーです。

フルーティな香りと、熟した柿のようなやさしい甘みがある味わいをお楽しみください。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_2021_edition/


香り
醤油や麹の様な醗酵感がまだ残るが、しっかりとしたスモーク、
マスカットの甘酸っぱさにオレンジやラズベリーの酸味が香り、
シェリー樽由来のドライイチジクやバナナの重みある甘味と共に、
樽香が漂う。

味わい
栗の甘露煮(栗きんとん)、柿やマンゴーの重みある甘味と、
ホワイトオークのタンニンが絡み、複雑味が無くシンプルながら、
甘過ぎず、大人過ぎない、丁度いい味わいを作り出している。

加水後
香り、味わい共に加水した分だけ薄くなり、大きな変化は見られない。

後味
鉄臭さ、日本酒の様な醗酵臭が顔を出すが、
軽やかな木香となってスッキリ消えゆく。

総評
オフィシャルの旧駒ケ岳10年に、毎年近づきつつある予感のある
リミティッドエディションは、旧駒ケ岳10年同様に
ホワイトオークとシェリー樽のブレンデッドモルトなのだが、
毎年異なる調合の妙を楽しませてくれる。

2020年が旧10年に近い感じだったのに対し、
2021年はちゃんとシェリー樽が主張しているものの、
やや熟成したスモーキーなホワイトオークが勝っている。

いずれにしてもリミティッドエディションは熟成期間が
10年に比べて短く醗酵臭があり、角が立っているため、
10年のヴィンテージが待ち遠しくなる恋しさが募る一方、
未熟ながら毎年の報告をしてくれる誠実なオフィシャルモルト。
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2022.05.27【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2020


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2020」は、信州の美しい自然環境の中、
シェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽で熟成されたモルト原酒を主体にヴァッティングした、
2020年限定瓶詰のシングルモルトウイスキーです。

熟したプラムの香りが漂い、上品な蜂蜜やバニラといった穏やかな甘い香りへと続きます。
口に含むとオレンジの様な果実感とカカオを思わせるビターな味わいがバランスよく表れ、
その後ほのかに甘く優しい余韻が残ります。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_limited_edition_2020/


香り
最初にニューポットを思い浮かべる未熟感が広がる。
そしてホワイトオークのバニラを伴ったウッディな樽香、
次にシェリー樽由来のレーズンやミルクチョコレート甘酸っぱさを楽しめる。

香る程に駒ヶ岳らしいシェリー樽のフルーツ(ライチ、マスカット、オレンジ)がエステル香に乗って鼻に染み残る。

味わい
一瞬だけザラメの荒々しい甘みが舌に乗ると、
カカオパウダーの香ばしい苦味とオランジェットの甘苦さが広がる。

加水後
香りはエステルと梅の様な酸味が開く。

味わいは無糖ビターチョコレートの香ばしい苦味。
少し経ってからオレンジピールの甘酸っぱさが出てきて
加水前と同じオランジェットとなる。

後味
新鮮な仁の渋みと若いタンニンが青リンゴの芯の様にスッキリと残る。

総評
ヶ岳らしいクセのあるホワイトオークと、
駒ヶ岳らしいゴム臭とフルーツ香が同居するシェリー樽の饗宴。
未熟さを除けばオフィシャル駒ヶ岳10年と同じ香りと楽しさがある。
香れば、心の底から懐かしい、マルスに出会ったあの頃の感動が蘇る。
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2022.05.26【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2019


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2019」は、信州の美しい自然環境の中、
バーボンバレルで熟成されたモルト原酒を主体にヴァッティングした、
2019年限定瓶詰のシングルモルトウイスキーです。

熟した柿やアンズの香りとオレンジマーマレードの香りが広がり、
カリンやメロンを思わせる上品でまろやかな味わいとクリーンで心地よい余韻を楽しめます。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_limited_edition_2019/


香り
軽やかなピート由来の酸味がオレンジやレモンの様に香る。
その奥にはハッカのメントール感とバーボン樽由来のスミレが香る。

味わい
熟れた柿の油脂感とタンニンを帯びた甘味を感じると直ぐに、
冷めた炭を舐めたかの様な渋味が口に広がる。

加水後
ピートそのものの煙臭さとピート由来の酸味が香り、
やはりミントも漂うのだが、それらは総じてエステル香になり、
加水前のバーボン様が薄れている。

味わいには熟した柿の甘味に「かりんとう」の様な黒糖の甘味の加わり、
シェリー樽原酒の甘味をしっかりと感じられる。
しかし直ぐに渋味が出てきて終わるかと思ったら、
ヨーグルの様な甘酸っぱさに変わって終わる。

後味
干し柿やドライレーズンの酸味とフルーティーなタンニンが残り
爽やかに消えゆく。

総評
加水前はバーボンの影響(香り、味わい)が濃く、
加水でシェリー樽原酒が現れるモルトウイスキー。

ニューポットの様な未熟感は感じられない一方で、
ヨーグルトの様な醗酵臭がしっかり残っていて、
甘酸っぱく、熟成感は無い。
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2022.05.24【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2018


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2018」は、信州の美しい自然環境の中、
バーボンバレルとアメリカンホワイトオーク樽で熟成したモルト原酒から造られた
2018年限定瓶詰のシングルモルトウイスキーです。

マルス信州蒸溜所の蒸留再開から約7年。原酒は熟成の時を重ねております。
今回のエディションは3年以上の良好な熟成を経たバーボン樽と
アメリカンホワイトオーク樽から原酒を選びました。

将来のマルス信州蒸溜所のスタンダード製品「シングルモルト駒ヶ岳」の前身となる
2018年リミテッドエディションのシングルモルトです。

熟したプラムや花の香りとほのかなピート香が調和し、口に含むと
柑橘の香りが広がり長く心地よい余韻を楽しめます。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_limited_edition_2018/


香り
バレル由来の白や紫の花の香りに、軽くマッチ棒の嫌味を感じるが、
炊きたての生姜ご飯の様に、穀物と生姜が漂う。
そしてバニラと言うにはまだ早いが、樽香も感じられる。
ニューポットらしい熟成期間の短さの香りも残っている。

味わい
マンダリンオレンジの綿の様な甘みを軽やかに含むも、
基本的にほろ苦い、ビターな味わい。

加水後
軽やかなピート香に穀物の香り、そしてイチゴ苗の
ランナーや葉の青臭い香りも感じられる。

味わいは加水で薄まるものの、加水前と変わらない。

後味
オレンジの綿の軽やかな甘みと苦味が心地よく残る。

総評
樽の影響から来る香りを楽しめるが、3年の未熟さをしっかりと感じ取れる。

かつてのシングルモルト駒ケ岳はシェリー樽原酒もバッティングしていたが
今後のシングルモルト駒ケ岳はバレルだけで構成するのだろうか?
やや疑問も感じられるウイスキーだった。
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2022.05.23【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州 信濃蒲公英


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州」は、若く躍動感のあるモルト原酒を主体に、
信州の恵みに感謝し、自然が織りなす新旧モルトの調和をボトルに込めたシリーズです。

「竜胆・小彼岸桜」に続く3ndリリースのテーマは長野県に広く生息する「信濃蒲公英」。
バーボンバレル、アメリカンホワイトオーク新樽で熟成された2014年蒸留のモルト原酒主体に、
20年以上熟成された長期熟成モルト原酒をヴァッティングしました。
やわらかく華やかな香りに、シェリーカスクで長期熟成されたモルト原酒由来の
熟した果実の風味を持つシングルモルトウイスキーです。

※ラベルの絵「信濃蒲公英(シナノタンポポ)」は、植物細密画家・野村陽子さんの作品です。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_nature_of_shinshu_shinanotanpopo/


香り
ニューポットの尖った刺激、トマトのゼリー部分の旨い香りに
硝煙や硫黄、ゴム臭の嫌味。
しばらくするとマンダリンオレンジの甘酸っぱさとレモンの酸味に
軽やかなココアの甘みが重なって香り出す。

味わい
ココナッツサブレの軽やかな甘みと香ばしい旨味に、
レモンの酸味、そしてビターチョコレートのコクが口に広がり、
オレンジの甘酸っぱさに変わって行く。

加水後
ホワイトオークの甘酸っぱい香りが主体なのだが、
硝煙の香りとダンボールのネガティブな臭いに、
ツツジの花の良い香りが混じっている。

加水前の味わいがやや薄まるだけで、
旨味、甘味、酸味とほろ苦さの調和を楽しめる。

後味
3年のモルトとは思えない、リンゴの芯や種の様な
そして紅茶の様なほろ苦くもフルーティーなタンニンが
嫌味無くスッキリと続く。

総評
閉鎖前に製造されていた駒ケ岳10年を思い起こす味わい!

マルスのクセのあるシェリー樽原酒の甘みと香りが
力強いホワイトオーク樽原酒と重なり合っている感覚。

ただしこのモルトはホワイトオーク原酒その物の未熟さが勝っており、
互いに響き合うのではなく、シェリー樽原酒に負けているのだが、
そのシェリー樽原酒の芳醇さが未熟なモルト全体を底上げしている。

やはりオフィシャル駒ケ岳10年は美味しかったと、
懐かしい味わいを想像して楽しめた。
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2022.05.20【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州 小彼岸桜


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州」は、若く躍動感のあるモルト原酒を主体に、
信州の恵みに感謝し、自然が織りなす新旧モルトの調和をボトルに込めたシリーズです。

前回のテーマ「竜胆」の次となる2ndリリースのテーマは鮮やかな薄紅色に色付く花、
長野県伊那市の高遠城址公園に群生する「小彼岸桜」。

2013年蒸溜のモルト原酒に20年以上長期熟成された古酒をヴァッティングしました。
長期熟成モルト原酒由来の甘くスパイシーな香りとほどよいピート香が調和し、
上品でなめらかな口当たりと豊かなコクを併せ持つシングルモルトウイスキーです。

※ラベルの絵「小彼岸桜(コヒガンサクラ)」は、植物細密画家・野村陽子さんの作品です。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_nature_of_shinshu_kohigansakura/


香り
最初にオレンジの甘酸っぱい香りが広がると
練乳とハチミツを掛けてスモークしたリンゴの皮の様な甘さが香る。
スモーキーで酸味が強いがミルク感もある。

味わい
辛味が強くドライ。梅の仁の様な渋味も追いかけてくるので、
甘やかなウイスキーを好む方には勧められない。
奥の奥にほんのりと黄金糖の甘味もあるが、わずか。

加水後
香りは甘酸っぱさが引いてスモークとエステル。
メロンの甘やかな香りを感じる。

味わいは渋味が増した、かと思うと
日本酒を飲んだかの様な米の甘味が出てくるが、
甘味は直ぐに引いて、渋くドライな味に戻る。

後味
フルーティーではないタンニンの渋味が残る。

総評
20年以上長期熟成された古酒を使用したとの事だが、
心地よくないタンニンの渋味が目立ってしまっている。
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2022.05.19【日記】

シングルモルト駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州 竜胆


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 ネイチャーオブ信州」は、若く躍動感のあるモルト原酒を主体に、
信州の恵みに感謝し、自然が織りなす新旧モルトの調和をボトルに込めたシリーズです。

シリーズ1stリリースのテーマは、青紫色の美しい花を咲かせる山野草の代表、長野県の県花「竜胆」。2012年蒸留のモルト原酒に20年以上長期熟成された古酒をヴァッティングし、
やわらかくモルティーでドライフルーツのような熟した果実の香り、
深みのある豊かな味わいが調和したシングルモルトウイスキーです。

ラベルの絵『竜胆(りんどう)』は、植物細密画家の野村陽子さんの作品です。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_nature_of_shinshu_rindo/


香り
主体である3年原酒相応の若い熟成感がある麦汁の香りに
ホワイトオークの樽香も年数相応に感じられる中、
どこか遠く、遠くに古酒の濃厚なチョコレートの甘味が香る。
その差は意外にもマッチしていて違和感が無い。

味わい
ニューポットに近いエグミ、麦の旨味、軽い穀物の甘味が口に広がり、
すぐに苦味や生姜の辛味が出てきてドライになる。
味わいは、まだ若い。

加水後
香りはスポーツ飲料の様な軽やかなグレープフルーツ様に微かなピート香。
味わいは加水前と変わらずにドライ。熟成感は無い。

後味
深みのある味わいや香りは無いのだが、熟成年数から
想像していなかった生真面目なホワイトオークの成分、
楢の木の香りが鼻に残る。

総評
基本的な香りに長熟モルトの気配を余り感じられないのだが、
どこか遠くで主張している長熟モルトは、遠いながらも存在していて
若い味わいを長熟モルトが上手く補うという、
不思議なまとまりのある個性的なウイスキーに仕上がっている。

ベテラン捕手意外は全員ルーキーの野球ゲームを見ている様。
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2022.05.18【日記】

THE REVIVAL 2011 シングルモルト駒ヶ岳


本坊酒造コメント
ジャパニーズウイスキー創生の一翼を担った岩井喜一郎から始まるマルスウイスキーの新たな一歩。「THE REVIVAL 2011 シングルモルト駒ヶ岳」は、信州マルス蒸留所の「復活」を記念して販売される記念ボトル。
2011年、19年ぶりに蒸留されたモルト原酒は、三度の四季を経て、若々しい淡い琥珀色を身にまといました。モルトの香りと爽快な果実香が、わずかに漂うピート香とバランス良く調和しており、バニラのような甘く華やかな香味が口の中に広がるシングルモルトウイスキーです。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_the_revival2011/


香り
ニューポットそのものの、まだまだ若く力強い香りは
トマトのゲル部分や、鰹出汁の燻された旨味の香りが漂う。
深く香ると、糠床の様な穀物様で酸味ある臭いに、
「きな粉」の甘く香ばしい、そしてナッツのオイリーな香りと、
ガムシロップや糖キビを予感する濃厚な甘さの香りを感じる。

味わい
まずはニューポットらしい、アタックの強いアルコール感が舌を覆う。
徐々に現れる甘味はかき氷にかける「みぞれ」シロップ。
そしてトロミたっぷりのフレッシュなアロエジュースに
青りんごの果汁を加えたジュースの様な若い甘味を楽しめる。

加水後
香りにはエステルが立ち、ナッツ、納豆やきな粉の甘味が香る。

味わいはガムシロップの甘味が直に伝わり、
きな粉とバナナの甘味が追ってやってくる。
もぎってしばらく経って温くなった梨を噛じった様に
密やかなフルーツ感を楽しめる。

後味
アーモンドの香ばしさと仁らしいミルキーが残るガムシロップ。
シンプルな甘味と香りがゆったりと続く。

総評
まだまだ未熟ながら、未熟さを純粋にさらけ出し、
表してくれた、その素直さに率直に感謝したい。
モルトウイスキーとして売り出した訳では無いと感じられるけど、
期待として素直に受け止めたい。そんなモルトウイスキー。
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2022.05.17【日記】

マルスウイスキー サクラカスクフィニッシュ


本坊酒造コメント
四季折々の美しい自然に抱かれ、良質な水を産する中央アルプスの麓
マルス信州蒸溜所でブレンドし、桜材の樽でフィニッシング(追加熟成)した
特別仕立てのブレンデッドウイスキーです。

原酒本来のやわらかいモルトの味わいに、桜菓子を想わせる甘く心地よい香りが調和し
、華やかで口の中いっぱいに広がる優しい余韻をお楽しみいただけます。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/marswhisky_sakura_cask_finish/


香り
グレープシードオイルの様な軽やかなタンニンとフルーツに
酢の様な酸味。茄子の浅漬の爽やかな香り。
グレーンの厚みとひね感に桜餅が香る。

味わい
グレーン由来の穀物様の甘味が強く口に広がる。

加水後
香りは桜カスクの影響が大きく影響していると思われる
リンゴやドレンチェリーの甘味が広がる。

味わいは加水前と変わらず穀物様の甘味を感じられる。

後味
ドレンチェリーの後味が静かにに消えゆく。

総評
桜カスクフィニッシュは面白い。
長く熟成させたのか、カビ臭さやヒネ感があるものの、
桜カスクフィニッシュ以外はシンプルなブレンデッドウイスキー。

不意に出てくるドレンチェリーの甘味が、
昭和時代のデザートの様で懐かしい。
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katotomo

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