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ピトロッホリーへ

2012.04.12

 エジンバラでの日々を満喫したあとは、スコットランドのちょうど中心らへんに位置する小さな町、ピトロッホリーへと向かいます。本当は、その途中にあるパースという町にも宿泊する予定だったのだが、のっぴきならないトラブルが発生してしまって、残念ながらもパースをすっ飛ばして一気に北上。


(エジンバラからこいつに乗って向かいます)


(車内の様子。遅い時間だったからか人っ子一人いない)

 ほぼ無人の電車に揺られること1時間40分。ピトロッホリーに到着です。


(駅のホーム。結構雰囲気がある)

 到着したのは21時半ごろ。さすがに辺りは暗くなっており、予約していたホステルへと急ぎます。

 ここのホステルのお兄ちゃんは今までで一番フレンドリーだった。私のたどたどしい様子を見ながらも「どっから来たんだ?ジャパンか?チャイナか?」「今日こっちに着いたのか?」など色々訊かれ「ジャパンからだよ」と答えると「俺は一度行ったことあるよ。タケシのTVショーが好きだ」と言って笑う。チェックインを済ませ鍵を受け取り「サンキュー」と決まりきったように言うと「サンキューは日本語でなんて言うんだっけな?」みたいに訊いて来たので「アリガトー」と教えてあげる。あぁそうそう、みたいなリアクションで「アリガトー」と部屋まで見送ってくれ楽しかった。いい気分で部屋に入ると、部屋には先客がいる。ハーイ、と一応声をかけてから自分のベッドを探す。このホステルは自分のベッドも受付で指定されたので、そのベッドを探していたのだけれど、何度確認しても、先客が横たわっているベッドこそ私のベッドのはずなのだった。おかしいなー、と思いつつも、しょうがないからその隣のベッドに陣取ると、その先客から「他にも空いてるベッドあるだろ?そっちを使えよ」と。確かに8人部屋で埋まっているのは2つのみ。もっと広く使ってもいいかと思ったけれど、違うベッドを使って後から人が来たら迷惑をかける。というか。と、思いつき「そこは俺のベッドのはずなんだけど」と彼に告げつつ、受付でもらったベッドナンバーの書かれた紙を見せるも「そんなの重要じゃないさ」みたいに言われて取りつく島も無い。うむむ、と思いつつも、このまま引き下がるのもしゃくなので、相手のいい分は聞かずに隣のベッドに陣取ったままにしてやった。そんな様子の私をみて、彼は「好きにしな」的なことを言って寝転がってしまった。ホステルってのは中々大変である。

 
(ホステルのロビー。夕方を過ぎるとみんなが集まって来てお喋りしたりしている)

 実際の日程とは前後するけど、ここでピトロッホリー散歩の様子も。


(町外れから、中心部へ向けて。このメインストリートが東西に伸びる小さな町です)

 国内では避暑地として有名で、かの夏目漱石もロンドン留学中に訪れたという町はこじんまりとした可愛い町。週末ということもあって、どこもにぎわっていた。


(町の南側を流れるタンメル川。陽光を受けてキラキラ輝いており、とても気持ちよかった。奥に映っているのはピトロッホリー・ダム)

 最後はピトロッホリー駅のホームにあるこちらのオブジェで。

 Welcome to Pitlochry !!

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