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【Day 2】キャンベルタウン・モルト・ウイスキー・フェスティバル その1

2017.05.25

 初日のグレンスコシアオープンデイに続き、この日はスプリングバンク蒸溜所のオープンデイ。キャンベルタウンを代表する蒸溜所のオープンデイとあって、とても楽しみです。

 この日、私がとっていたイベントは二つ。11時半からスタートする「キルケラン・マスタークラス」と13時半からスタートする「スプリングバンク・マスタークラス」です。

 しかし、この日は忘れていけないイベントがもう一つ。そう。オープンデイボトルの購入です。
 アイラフェスと同じように、こちらのフェスでもいわゆるフェスボトルが販売されるのだけれど、それの発売が今日この人のこと。事前に告知されていたボトルの内容は以下の3本。

 ①スプリングバンク 15年 グアドループラムカスク 50% 218本 75£
 ②スプリングバンク 21年 ファーストフィルポートホグスヘッド 46% 252本 250£
 ③キルケラン 11年 3回蒸溜 ファーストフィルバーボン 60.3% 192本 60£

 気になるのはバンクの21年だけど価格が。。①と③を2本買ったほうがまだ安いし。。しかし、あまりボトルの数は増やしたくないから、いっそ一本だけいいやつを買おうか。。など悩みながらも朝食をとり、10時からのボトル販売に向けて宿を出ます。この時私はまだ気付いていなかったのです。ボトル購入をめぐる戦いは、もうすでに始まっていたということに。。

 そんなこんなで呑気にご飯を食べ、しばらく二日酔いで痛い頭を休ませるためにベッドでゴロゴロと過ごし、歩いて5分ほどのところにあるスプリングバンク蒸溜所に向かって宿を出たのが9時50分ごろ。そして会場に到着した私が見たものは、ボトル購入のための長蛇の列でした。

(ずらーっと)

 私のiPhoneパイセンが指し示す時刻によると、この写真が撮られたのは10時6分55秒のこと。
 私もすかさず列の後ろについたのですが、果たして買えるのかどうかそわそわしてしまいます。各ボトルは200本前後。一人につき2本までの購入制限があるということで、もし全員が購入上限まで買っていたら100人ほどにしか買えないボトルになってしまう。私の前に果たして100人も並んでいるだろうか。並んでいない気もするし、並んでいる気もする。テントの中にどれくらいの人数がいるのかも読めない。ここまで来て「フェスボトル買えませんでした☆てへぺろ」じゃあまりに悲しい。
 気持ちは焦りますが、焦っても仕方がないので、当日の会場の様子を軽く写真でお届け。

(会場内にはいくつかのテントが張られ、バザーが開かれていた。左手には、キルケランのラベルに描かれているでお馴染みの時計塔も)

(ボトル購入の列を横目に、着々とバザーの準備を進めるご婦人たち)


(野外の試飲スペースにはずらりと並んだボトルたち、実に89本超!ここだけで時間を潰したくなるほど)

 そうこうしている間にも時間は過ぎていくのですが、列はあまり短くはならない。そうなるとボトル購入云々の他に、11時半からのマスタークラスに間に合うかどうかが心配になって来る。「大丈夫かな。もう11時回ってるんだけどな。なんでこんな時間かかってんだよ。ガッデム」など思いながらもおとなしく待っていると、残り20人ほどのところで「バンクのラムカスク売り切れでーす!」との声が上がる。
 なるほど先に無くなったのはそっちだったか。確かに価格帯もお手頃で内容も良さそうだったもんな。など思っているうちに、列はさらに進み、残り5人ほどのところで「キルケランも売り切れでーす!残ってるのバンク21年だけでーす!」とのアナウンスが入る。な、な、なんと。適当な価格帯のボトルを2本買ってお茶を濁そうかと思っていたのに、なんということだ。ちくしょう。どいつもこいつも貧乏人が。。!など暴言を吐き散らかしながらもようやく到着した私の番。ここまで来て何も買わないという選択など、とても出来まい。

(というわけで、どん!)

 高いボトルを購入してしまった。。これからの旅路が一気に重くなるな。。など思いながらも、なんとかボトルを購入できたことを喜びながら、すかさずマスタークラスの会場へと向かったのでした。
 

#Springbank

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