MENU

【Day 1】キャンベルタウン・モルト・ウイスキー・フェスティバル

2017.05.24

 朝一のバスでグラスゴーから4時間。10時半を回ったあたりにはキャンベルタウンに到着いたします。

 キャンベルタウンへは、2012年に初めて訪れて以来、実に5年ぶり。街並みを懐かしく思いながらも、まずは重い荷物を預けようとバックパッカーズへ。

 このバックパッカーズが今まででも中々ないくらいにチェックインに戸惑う宿だった。
 まず、予約の時点で既にややこしい。
 オフィシャルのホームページからは直接予約することができず、仕方がないので、まずそこに記載されているメールアドレスに「これこれこういう日程で泊まりたいんだけど、空いてる?」と問い合わせのメールを送る。すると「オッケー空いてるよ。予約確定するためにお金振り込むか、送金ヨロシク」と返ってくるのだが、こちらは送金はもとより、振込もおぼつかないような状態である。「ごめん、送金も振り込みもできないんだけど、どうしたらいい?」と返すと「じゃあ、到着時支払いでいいよ」と、なんとか予約を確定することができる。
 しかし、この手の予約は、後になって「ごっめーん!あなたの予約確定されてなかった〜!許しててへぺろ☆」となるパターンも可能性としてはあり、後日リコンフォームのメールを送ると「ノープロブレム」の一言と一緒に「宿泊者へのご案内」みたいな細かい注意書きがつらつらと送られてくる。それの一文に「16時前に着くようなら事前にお知らせしてね」とあったので「11時ごろに荷物だけ先に預けたいんだけど」と返すと、ごくシンプルに「That is fine」とだけ返ってくる。何かが不安なぶっきらぼう加減である。

 そんなこんなで到着後、果たして無事にチェックインできるのだろうかと多少なり心配を抱きながらバックパッカーズの前まで行くと、何やら男性二人組がドアの前でやいのやいの言っている。
 なにごとぞ?思い、声をかけると、彼らは私と同じく宿泊客だったようで、ならば何をやいのやいの言っているのかというと、ドアが開かないというのである。それは困ったことだねぇ。思いながらも話をさらに聞いていると「ドアコードがあれば開くんだけど、君はそのコードを知らない?」と。とっさに「なんで俺が知っているんだよ」みたいに反応したのだけれど、ちょっと待て。先に送られてきた「宿泊者へのご案内」にそんなことが書いてあったような気がする。とメールを確認し、それらしいコードを入力すると、無事ドアを開けることができた。よかったよかった。

 一瞬、ドアコードを持っていない彼らを建物の中に招き入れるのは、防犯の観点から如何なものか、という思いが去来するも、少し話して「俺らはこれからグレンスコシアに行くけど、君も行くだろう?」なんて言っているのだから、まぁ大丈夫だろう。建物の中には我々以外誰もいなく、チェックインしようにもできない。例の「ご案内」メールで「女性のゲストはロス・ルームへ。男性のゲストはマッキンノン・ルームへ」とあったので、それらしい部屋へ入っていき、まだ主人の決まっていないと思しきベッドを自分のものと定めて荷物を周りに置き、しっかりマーキングを施してからグレンスコシアへ向かいます。

 キャンベルタウンにある3つの蒸留所がそれぞれオープンデイを持ち回る今回のフェスティバル。初日となる今日は、グレンスコシアのオープンデイです。
 グレンスコシアには2012年に訪れた際、出会ったスチルマンのジムという男性にとてもとてもよくしていただいた、思い出深い蒸留所。蒸留所自体は2014年にロッホローモンドグループの傘下に入り、ボトルデザインなども一新されましたが、まだジムは働いているかもしれない。もし会ったりしたらどうしよう。とワクワクしながら到着です。

 というわけでオープンデイの様子はまた次回に!

#Glen Scotia

この記事を書いた人