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スピリット・オブ・スペイサイド 2017 その3

2017.4.30 ~ 5.2

 キースダフタウン鉄道に揺られ、ダフタウンに到着したのが17時ごろ。

(Hello, the malt whisky capital!)

 さすがにもう17時を過ぎるとなると、多くのイベントは終了してしまっている。それでも、とりあえずは行ってみるべ、と鉄道駅からシティセンターまでの途中にあるこちらの蒸留所に立ち寄ります。


(どちらの蒸留所か分かりますかね?そう、グレンフィディック蒸留所です)

 幸いショップはまだ開いている様子。中をのぞいてみます。

(フェスボトルはなかったですが、ハンドフィルドのボトルはありました。95ポンド。。高いな。。)

 さくっとショップの見学を済ませ、予約をしているB&Bへと向かいます。

(ダフタウンのランドマークである時計塔。帰って来た。帰って来たよ。。!)

 今回の宿は、噂のエアB&Bで見つけた場所。時計塔からは少し歩いた位置にありますが、ご主人と奥さんと猫の二人と一匹暮らしでとてもいい雰囲気。「疲れただろ、まぁ飲めよ」って水道水を出してくれたのだけど、その水道水に関して「この辺の水質は抜群だからな。全部のウイスキーの必要不可欠な原料だ。つまりこの水道水はプレ・ウイスキーって言えるな」と笑っていたのが最高だった。「プレ・ウイスキー」っていいワードだな。
 とりあえず荷物を預けたら、ご飯を食べにパブへ。ご主人が教えてくれた「The Stuart Arms」というパブです。

(うまいうまいステーキパイ。これとテネンツがあればもう何にもいらない、みたいな気分になります)

(この年、開店5周年を迎えたこちらのパブ、周年記念のボトリングがあった。蒸留所名の記載はなかったけど、ダフタウン蒸留所のモルトってことなのだろうか。。?それにしても40度加水とはいえ25年熟成で95ポンドはお買い得な気がする。ちなみに向かって左手には「フェス向け」のフィディックがある。出してたんだね。。あと右手に見切れているのも「フェス向け」のファークラス。これは発売前日くらいにアナウンスされ、完全蒸留所限定でリリースされたもの)

 ご飯も美味しいし、ウイスキーもいろいろ揃ってるし、いいパブ。

(ダフタウンにお越しの際は是非お立ち寄りください。時計塔から伸びている道を西進、徒歩1分です)

 お腹ぱんぱんになって、帰宿。ご主人夫妻に「友達が作ってる」という見たことないビールをご馳走になり、そいつを傾けながらゆっくりとした時間を過ごしました。
 なんでもこちらでは前にも日本人の若者を止めたことがあるとのことで、その彼もやはり蒸留所巡りをしていたとのこと。似たような人はいくらでもいるものですね。なんでもこちらのお宅に2週間くらい泊まってたと言ってました。そんなに長い期間ダフタウン拠点はちょっと難しくないだろうか。。など、わいわい。ご主人、気を良くしたのか「秘密のウイスキーを見せてやろう」とペットボトルに入った琥珀色の液体を取り出します。まぁいい色。どっしりマホガニーと言った様子で「へーいい色だね」なんて言っていたら「これはなんとある蒸留所の40年ものなんだ。どこだと思う?」みたいにおっしゃるじゃないですか。40年ものて。スペイサイドで、この色、40年ものなんて言われたら、やはりマッカランかアベラワー、ファークラスなんて安直に思ったんだけれど、ご主人。結局「これは秘密だからやんない!」と答えも教えてもらず、香りさえ試させてくれませんでした。ご主人、頼みますよ。そもそもペットボトルってなんなんですか。いろいろ一気に胡散臭くなりましたが、そんなこんなも含めて長い一日が終了。明日のイベントを楽しみに、ふかふかベッドで就寝です。

#Glenfiddich

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