美酒と友に・・・・
洋酒の日記を書きつつ、モルト会の記録もしています。
2012.11.30【テイスティング】
TALISKER 30Years
香り:潮の息吹・浜辺に立ち上がる煙・海藻・マカデミアナッツ・ピーナッツ・ほのかに南国系フルーツ(パイナップル・ライチなど)・リンゴ・オレンジの果皮・さわやかな蜜。
味:ピリッとした刺激と辛さの中に心地 よい甘味が広がり割と複雑。
ナッツがきてスモーキー、いきなり潮がひくように溶けたと思えば、
口の周りにタカの爪
フィニッシュ:スモーキーで一瞬フルーツ、その後スモーキーな余韻は長く続く。
コメント:ピュアで繊細だが凄く懐の深さを感じる。
島系ピート香の中では一番好きなタイプ。
奮い立つような燻し香や刺激は、男っぽさを感じ、厳しくも優しい。
2011.05.02【テイスティング】
THE GLENLIVET 15YEAR OLD FRENCH OAK RESERVE
香り:豊かなフレンチオークの香り・香ばしいトースト・湿った草木・黄桃・マンゴー等の南国系・程よいアマレット・奥にバニラ・ハーブ
味:シルクのようなさっぱり系フルーツかと思えばドライさもある。
スパイスのキレと、ほのかな春の芽のような苦味。
フィニッシュ:キレが良いので軽くスパイス
コメント:15年ながらも、確実にフレンチオークの深みが出ている。
しっとり仕上がっていて、香りが特によい。
リベットの良さもありの、フレンチオークの可憐さもある。
価格は、もう少し12年側の価格設定だと良いと思う。
2011.04.16【テイスティング】
THE BALVENIE 12Years Double Wood
香り:蜂蜜・スミレやレンゲの花・リンゴ・オレンジ・湿った木・
シェリー・奥にカカオ・コーヒー、バニラ
味:オレンジがシルキーに来て今から華やかかな!と思った時に、突然オイリーに風味がキレる。その時少しシェリー。
フィニッシュ:ほのかにシェリーの甘味、ほのかなバニラとビター。
コメント:まさにダブルウッド、香りはオーク樽とシェリー樽の良い特徴が出ていて
しばらくすると深みも増し素晴らしい。
香りを飲むのなら凄く高評価です。
しかし味的には少々ものたりない感じはしますね、何故だかビターを感じる時と感じない時がある。
総合点では3ですが、香りが4、味が2です。
ミディアムタイプは特に雰囲気や体調によってもテイストが変わりますね。
2011.04.16【テイスティング】
LAPHROAIG 10Years Cask Strength
香り:アイラピート・ジンジャー・レモンなどの柑橘系果皮・
乾燥した草を燻した香り、潮風・青リンゴ・蜜・ドライフルーツ・ほのかにバニラ
味:オレンジなどの柑橘類・ミネラルを含んだ塩・蜜飴・ほのかにマンゴー・ナッツ
フィニッシュ:潮っぽさと燻し香がゆっくりと余韻を残しながら抜ける
コメント:樽出しなので、アイラ独特のピートの中に、いろん旨味がマリアージュしている。
アイラっぱいアイラモルトウイスキー。
総合点はスタンダードでの評価です。
2011.04.16【テイスティング】
THE GLENLIVET 12YEAR OLD
香り:春の花(菜の花など)・蜜・若草・桃・アプリコット・南国系フルーツ・食パン・バニラ・ハープ
味:エレガントで複雑、さっぱり系フルーツや蜜の甘味が口いっぱいに広がり、程良い香ばしさがキレを演出している。
フィニッシュ:キレが良いので余韻はわずかだが、エレガントで心地よい。
コメント:全体的にエレガントでさっぱり系、複雑でバランスの優れている。
ストレートでも美味しいが、少し割り水しても伸びが良くバランスが崩れ難いので、ワンロックがやはり飲みやすいしベスト。
当然スタンダードの中での総合点。
2011.04.16【テイスティング】
The MACALLAN Cask Strength
香り:まずシェリーと、ワイルドで湿った芳ばしさ、圧倒的なスケールを感じる香り、
レモン・オレンジなどの丸ごと柑橘類・ドライフルーツ・ナッツ・チョコレート・カカオ・バニラ。
ワイルドさと繊細さが両立している。
味:味だけだと一瞬バーボン?と思うほどの存在感とワイルドさがある。
芳ばしさ・甘味・酸味・渋み・ビターが口いっぱいに広がる。
フィニッシュ:フィニッシュードライフルーツとチョコ系ビターがワイルド。
コメント:まず一気にいろんな香りが押し寄せてくる、圧倒的な存在感。
モルト界のロールスロイスという表現に納得させられる。
カスクストレングスとは言え10年でこの味わいのスケールの広さ、まだかなり暴れん坊だが存在感は凄い。
2011.04.13【テイスティング】
The MACALLAN 12Years
香り:シェリー・オレンジ・黄桃・アプリコット・ビターチョコレート・
コーヒー・バニラ
味:ふくよかなシェリー、チョコレートの甘味と苦味、
コクのある酸味などが口の中でアダルトなパーティーをしている。
そして、ジンジャーの心地よいピリッと感が心地よく味をしめる。
フィニッシュ:ふくよかなカカオ系ビターが広がり甘栗の渋皮がほのかに残る。
コメント:やっぱりマッカラン、決して裏切らない、優美で深い味わい。
アダルトなデザートモルトでもあり、スローテンポのジャズをBGMに、
しっぽりしたい時にも嬉しいモルトウイスキー。
2011.04.11【テイスティング】
CRAGGANMORE 12years old
香り:秋風・麦・ハープ・赤リンゴ・奥にオレンジ・干し草・草の燻し香・バニラ・蜂蜜
味:麦とフルーツの旨味・甘味、オイリー、程良いスパイス。
フィニッシュ:麦の旨味の中に、ほのかなスパイスが続く。
コメント:全体的なイメージは実りの秋、素朴でフルーティ、 収穫の喜びを感じるモルト。
スペイサイドの秋の牧草地を連想する。
2011.04.08【テイスティング】
THE GLENLIVET NADURRA
香り:春花・蜂蜜・黄桃・こんがり焼けたトースト・ほのかにアプリコット・菜の花のおひたし・ささみの燻製・ほのなに桜チップの煙・マンゴー・南国系フルーツ・バニラ。
味:度数による刺激を多少感じつつシルキー、香ばしさと、蜂蜜・桃などの甘さが心地よく、まるで口の中がフルーツ・パーティーをしているように楽しい。
フィニッシュ:キレは良いので、ほのかなスパイスの香ばしさ・バニラなどが心地よく抜ける。
コメント:時間が経つにつれ、楽しさはパーティータイム、刺激もあり、オフィシャルの質の素晴らしさを味あわせてくれる。
16年でこんな素晴らしいモルトウイスキーを作るザ・グレンリベット社に感謝。
ただ、物によっては始めにセメダイン臭がわずかにあり、だから評価は厳しめに4。