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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.08.27【日記】

チェッカーズ 1970年代流通品 従価特級 巴工業






CHEQUERS
(チェッカーズ)

43% 760ml
従価特級
1970年代流通、巴工業取り扱い

キーモルト:リンクウッド、DCL系列蒸留所等

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
 



【テイスティング】
オールドを思わせるヒネ香とあわせて、モルティー、梨や香木を思わせるような、
まさにリンクウッドを感じさせる華やかさと、馥郁とした香り。
口当たりもスムーズで滑らか、スッと入った口の中で、ブラウンシュガー、
ほのかに藁を思わせるアクセント、そして確かなコクが感じられる。
後半からフィニッシュにかけては、紅茶を思わせるようなタンニン、ビターさが現れる、
かすかに焦げたようなスモーキーさも感じられ、口の中にしみ込んでいく。


【コメント】
DCL社の至宝、リンクウッドがふんだんに使われたブレンデットウィスキーの名品。
キーモルトの特徴がしっかりと活かされつつ、スムーズ&ビターな構成で、
次の一口を誘うような、飲み飽きない味に仕上がっている。

 



【オマケ・チェッカーズの見分け】
ジョン・マッキュワン社が手がけるチェッカーズおよびアボットチョイスは、
1929年から1971年まで、戦争の影響で日本への輸入が途絶えており、
また、1990年ごろから再度輸入がストップするため、、
海外オークション等で見つける以外、国内でお目にかかることはあまり無いといえます。
よって、味もさることながらその希少性ゆえ、ヤフオク等で流通しても比較的高値が付きます。
(70年代で8000円前後、80年代で5000円前後くらいですね。2011年現在)


(左、アボットチョイス80年代。 中央、チェッカーズ70年代)


手に入る範囲で唯一流通していたと言える、チェッカーズの70年代、80年代の見分けは、
年数表記(12年表記)があるかないか、760mlか750mlか、大きな違いからあげるとこの2点です。
もちろん70年代が、今回のボトルのとおり年数表記なし、760mlです。
また、70年代と80年代ではキャップのタイプが異なっており、80年代は乳白色のプラ形状に、
裏面は白い緩衝材(?)が付けられていますが、70年代は以下のとおり外側に白い鉛のフィルムに
建物と旗が書かれたチェッカーズのマーク、内側も鉛(アルミ?)が張られています。




話が少し脱線しますが、1960年代から1970年代、それも70年代ごろは、特にこの鉛張りのキャップが
色々なブレンデットやモルトのボトルに使われていますが、このタイプのキャップは悪さをします。
横置きや、温度変化で鉄分いっぱいのにおいを中身に移してしまい、そうなってしまったモノは
トマトジュースのような香りで、とても飲めたものではありません。

開けてみないとわからないのがオールドボトルの怖いところです。
70年代チェッカーズも例外ではありませんので、信頼できるところからの購入を強くお勧めいたします。

キャップだけ見ても当時は本当に色々なキャップが使われていましたが、現在使われていないモノには、
それ相応の理由があるのが、オールドボトルを扱ってみるとわかります。この辺は追って特集させてもらうとしましょう。



また、80年代流通品の12年表記については、ブランドイメージ向上のために
1980年代になってから使い始めた蒸留所やメーカーが多く、チェッカーズも同様です。
1980年代以前から12年表記を使っていたメーカーの代表例としては、有名どころでは
シーバスリーガル、バランタイン、この辺は1950~60年代から熟成年数を表記しています。

ただ某酒屋のページでは、12年表記有りのチェッカーズが70年代流通、60年代流通として販売されています。
写真を見る限り、TAXは2スターだし、容量、度数からも明らかに80年代、
1本はキャップ形状から良くて70年代末だと思うんですけどネ・・・まぁ状態はよさそうですが。

 


 



チェッカーズ:名称の由来はロンドンの北西約40kmにある、バッキンガムシャーのチルタウンヒルにある古城の旧跡である。
元来この城はチュードル王朝の有名な邸宅であったが、1971年マッキーワン社の関係者により政府に寄贈され、
現在は英国首相の別邸として長く使用されている。
 

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