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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.10.14【日記】

ジョニーウォーカーレッドラベル 1960年代流通品 コルクキャップ




Johnnie Walker
Red Label
Old Scotch Whisky

760ml 43%
 
従価特級 JAPAN TAX コルクキャップ
1960年代流通品
取扱い:博兼商事(ほか、三菱、ニッカ、大丸 等多数)
 
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
 
 
テイスティング
香り:少しひねたカラメル、黒砂糖飴、シェリーの甘さが感じられ、その後すぐにピートスモークが現れる。
時間と共に麦芽質な甘さ、穀物、かすかに磯の香り。若い原酒の香りは一切無く、モルティーでどっしりとしており、落ち着きを感じさせる。
アルコールが立っていてコルク臭もなく、状態は良い。
 
味:粘性があるがスムーズな口当たり、少し水っぽいような、どこかはかない甘さがあり、
そこから盛り上がるようにオレンジチョコレートのような甘さ、そしてピートがしっかりと利いており、モルティーで芳醇であり実に味わい深い。
鼻抜けにカラメルシェリーの甘さ、ピートを感じ、フィニッシュはピートのビターな余韻がしみ込むように口の中を引き締める。
 
 


コメント:ジョニーウォーカー レッドラベル、通称ジョニ赤。洋酒輸入自由化前の1960年代に流通した1本。
熟成されたウィスキーの旨味の濃さ、それらに変化を与える甘さと苦み、フレーバーのバランス、しっかり骨太なボディ、
これで一般普及品のジョニ赤なのです、現行品のラインナップを考えられば信じられないクオリティです。

 
ジョニ赤と言えばキーモルトはカーデューですが、
このしっかりしたボディやピート感は、明らかに当時のカーデューとは異なるものです。
ブレンド比率は現行品と異なりますので、ラガヴーリンやカリラ、旧クライヌリッシュが多く使われているのでは・・・という印象を受けます。
 
また、モルティーな味わいとはいえ、グレーンもそれなりに入っていて穀物質なフレーバーも感じられますが、現行のグレーンとは質が違うようです。
蒸留の際の取り出しアルコール度数や樽の質による違いと思いますが、現行品のブレンデットにあるとげとげしいグレーンとは違い、甘く、やわらかさがあり実に美味。
 
オールドのバランタインの華やかな味わいもいいですが、60年代ジョニーウォーカーのしっかり骨太な味わいもたまらんです。
 
 

(60~70年年代流通のジョニ赤)

 

ただ、物量の多いオールドのジョニーウォーカーでも、洋酒輸入自由化前の60年代は品薄です。
どの銘柄もそうなんですが、日本として洋酒全体の輸入量を取り決めていた時代です。モノの数が70年代以降のものと比べて極めて少ないため、
70年代くらいまでなら酒屋巡りで何とかなりますが、60年代以前はまずオークションでないと出てきません。
そのオークションでも50年代になるとさらに見ないですが、あってもクソたけぇし。。。

今後、入手難易度はますます上がっていくことでしょう。
 
 
くりりんはジョニ赤の60年代コルクキャップを開栓済みの1本を含めて4本保有。
 
ん~もっとストックしておきたいなぁ。

 
とはいえ、この手のコルクキャップは液面低下やコルク臭等、状態悪いモノも多いので手を出しづらいです。
状態良いモノでも、ボトルの肩くらいまで液面さがってますからね。

1970年代のスクリューキャップ時代になると、比較的状態の良いモノが多いですが、
JAPAN TAXが張ってあってもコルク時代とは味が変わってしまうので、悩みどころです。
 
 

(長くなったのでジョニ赤(黒を含む)の年代別見分けは次の記事にします。)
 
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2011.01.16【日記】

ジョニーウォーカー・レッドラベル1980年代流通 コールドベック正規品




Johnnie Walker
Red Label
Old Scotch Whisky
(ジョニーウォーカーレッドラベル)
 
43% 750ml
ウィスキー特級表示
1980年代後期流通品

価格:金沢八景の酒屋で2300円で購入 
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆



 
香り:シェリーやカラメル、紅茶のような甘さ、奥からかすかなピートのスモーキーさ。
徐々に麦芽、ハーブ、ワクシーのような甘さが出てくる。加水するとより前に出る。
モルティーでコクのある香り。ジョニ黒と比べるとライトだが、骨太で良いブレンデットであることが感じられる。
 
味:スムーズな口当り、コクのある甘さ、かすかにワクシー、少しのスパイスがあり、加水するとまろやかになる。
麦っぽい甘さとビターさがあり当時のカードゥーを連想させる。余韻は少し粉っぽさがあるがドライで長く残る。
落ち着きがあって実に味わいがある。
ヒネたフレーバーはほとんど感じられず、比較的新しいボトルであることもあって状態は良いようだ。



 
コメント:ジョニーウォーカーのレッドラベル、通称ジョニ赤、その1980年代流通品です。
89年以降のUDJの正規品ではなく、コールベック時代の正規品。
750ml、特級、通関コード有りで従価税率表示無しなので、おそらく1986~8年頃のモノと思われます。
 
その中身は良いブレンデットウィスキー。この一言に尽きます。現行品はどうしてこうなった・・・と嘆きたくもなります。
モルティで飲みやすく、当時のカードゥー由来と思われる特徴が時間とともに開いてきます。
それでいてかすかなスモーキー、アイラモルト由来と思われる癖もあり、当時のジョニ黒と比べるとあっさりしていますが、ボディはしっかり骨太。
ロックにしてもハイボールにしても骨格が残ります。良いブレンデットを飲んでいるなと感じさせてくれる1本です。
 
比較的入手しやすい1980年代品でコレですが、70年代、コルクキャップの60年代ももちろん美味。
実は全部手元にそろってたりしますので、今度垂直飲みしてみようかな。
 

(左から、80年代後期コールベック、80年代前半コールベック、70年代後期トーメン、60年代ニッカ)
 
 
 
余談:ジョニーウォーカーレッドラベルは時代が古くなると、歩くおじさんの絵が濃くなるという話があります。
実際に手元のジョニーウォーカーで比較してみると・・・確かに年代をさかのぼるごとに濃くなっていきます。
 
 
現行品:手元にありませんので、どこかネットショップ等で見てくださいw
(存在感が希薄ですね。シャドウになってしまいました。味そのものを象徴しているようです。)

 

1980年代後期
(良い笑顔ですね~、世界中で売れて笑顔がぽろぽろ出ちゃう感じでしょうか。)

 

 1970年代後期~1980年代前半
(確かに濃くなりました。下半身のぴっちり感が強調されてなんだか不思議な気分になりますが、表情は紳士って感じですね。)



 1960年代以前・コルクキャップ時代ニッカ取扱
(濃っ!!なんかふっくらしてますし、ニヤリと笑った表情に流し目「お嬢さん一杯どぉ」みたいな感じで、むっつりスケベっぽくてキモイです。)
 
 



~~雑談~~
このころのジョニ赤といえば、「矢沢・・・夢です」というよくわからないフレーズで、
若かりし日のエーちゃんがCMに出演、価格は当時価格で4000円程度。
今から比べればアホほど高いですが、それは当時の級別による課税(現在でいう酒税)と従価による課税のダブル課税があったからで、
その2つ目、従価の課税率はモノの値段に応じて150%か220%がかけられていました。
低価格帯のスタンダードスコッチは150%でしたが、1979年には円安が進んだことで相対的に価格が上昇。
スタンダードスコッチにも220%の従価税が掛けられることになり、どの銘柄も税関でストップしてしまうという事態もありました。
当初日本政府には2重課税から従価税1本に絞る動きがありましたが、もろもろの事情があって最終的には現在の重量税に落ち着きます。
特級時代の酒税、その辺については後日まとめてネタにしてみたいなと思います。
 
当時4000円のジョニ赤は、150%で逆算すると級別の単一税率後でも2600円程度ということで、
それでもやや高いですが、級別による酒税も高く、海外からの物流も限られていたと考えれば納得の範囲です。
 
よく1980年代以前流通のオールドスコッチは、値段が高かったからうまかったという意見を聞きますが、
あれは上記のとおりほとんど酒税と輸入の際のコスト、価格競争相手がいなかったがための販売店の上乗せのためです。
国会の大蔵委員会等の当時の議事録を紐解くと、度々ウィスキーの2重税率に加えて販売店等の中間マージンの高さが議題にあがっています。
これらを差し引いていくと、現行品とさして代わらない価格でモノが作られているということがわかります。
ようするに、現行品との差は生産されている原酒の質なんですね・・・純粋な。
 
古きよき時代を味あわせてくれる1本、飲まれてない方は機会があれば、是非。
 
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2010.05.06【イベントレポート】

【特級】ジョニーウォーカースイング 1970年代流通



ジョニーウォーカースイング 1970年代流通品
43度 760ml 

追記事項:従価特級表記、通関コードY7966、コールドベック株式会社取り扱い
ボトル状態:購入時良好、開封後1年経過、感度バリバリ

価格:6000円で購入(オークションならもう少し安く手に入るか)

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆


香り:たまり醤油飴、黒糖梅酒、バターなどのねっとりとした厚みのある甘い香り。
続いてオールド系のモルティさ、プリン、パンケーキ、少量のヒネ香、
奥からクリーンなオレンジやアルコール。どっしりとした味わいを予感させる香りだ。
加水で香りが伸びる。ねっとりした甘さが奥に引っ込んで、華やかで上品、
ビスケットのような甘さ、海苔や海草(ヨードではない)のような香りもでてくる。

味:なめらかでややオイリーな口当たり。カラメルと麦、カステラやビスケット、みたらし、
中盤からビターさがあり余韻にかけて続く。程よくカラメルソースのようなビターな甘さ、
心地よいスパイスを伴う余韻。加水で余韻にオレンジの皮のようなフレーバーも。

コメント:ふくよかで厚みがあって、オイリーだがモルト感しっかり、良質ブレンデット。
単一蒸留所ではなかなかでない味と香りの変化の仕方をする、少量加水がオススメ。
揺れるボトルが妙な高級感を漂わせている。



今日は自分にとってウィスキーを本格的に始めて1年になる日で、きっかけとなったボトルをUPしようと決めていました。
そのボトルこそが、今回の“ジョニーウォーカースイング 従価特級 1970年代流通”

コイツを実家近くの酒屋で、親父との晩酌用ウィスキーとして購入したことが、今日の私にいたるターニングポイントでした。
それまではネット某所で美味いと書かれていた5000円クラスのモルトを購入したりして、
ちまちまと飲んでいましたが、なんだか物足りなさを感じていたところに、このオールドブレンデット・・・

衝撃でした。
なんだこの美味いのはと。

今飲みなおすと「ああ美味いな」と思うくらいですが、当時の私には未体験の60年代以前の原酒、
特にオールドボトル特有のフレーバーが衝撃的だったのでしょう。
そこから酒屋めぐりが始まり、ハズレをつかまされないように独学での勉強が始まり、
ついでに現行品の知識も増えていって・・・当初はプレジールだけでしたが、新たに行き着けとなったBARの皆様にも見守られ(仕込まれw)、
もともと凝り性だったこともあって今ではご覧のとおりですw

これは文句なしに自分にとって“出会い”のあるボトルです。
これからも、自分に新しい世界観を伝えてくれる何かとの出会いがあるといいなと願っています。



<補足>
と、ここまで偉そうに書いていますが、後日テイスティングノートを書き直すかもしれません。
ちょっと今日は体調の低下により舌と鼻の稼働率も落ちているようなので・・・。
一応全力は尽くしました^^;
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2010.03.31【イベントレポート】

ジョニーウォーカー赤(旧ボトル)



ジョニーウォーカーレッド 旧ラベル(写真左)
1990年~1995年ごろ
43度 750ml

オススメ度
☆☆☆☆

香り:現行品のそれとはまったく違う、はるかにリッチで甘さ、深みを感じる。
バニラ風のカラメル、薄口醤油、微量のヒネ、モルティー、ややアルコールも。

味:90年以前特有とも言えるしっとりした古酒のニュアンスが後ろにある。
カラメル、モルティー。シェリー原酒がしっかり使われているのか、オールドシェリーの黒飴やたまり醤油飴のような
古ぼけた甘さを感じる、後からスパイス、ボディに厚みがあり、まろやかだがもやっとしない後味。麦感。
少しの加水で味のレベルとバランスが一気に上がる。美味しいブレンデットウィスキー。

コメント:現行品は・・・だが、これ以前のモノは次元が違う。


昨年5月ごろのテイスティングノート、
ジョニ赤の旧ボトルは、ウィスキーにハマりはじめたころに近所の酒屋で発掘したモノ。
もともとジョニーウォーカースイングの従価特級でオールドの味を知った時期だから
逆にジョニ赤でもこんなに旨かったのか・・・それも特級時代じゃないのに・・・
と本当にびっくりした記憶がある。

ハイボールブームでウイスキーが注目されつつある昨今、
こういう安くて旨いブレンドが一般に残っていれば・・・もっとウィスキーの良さに気がつく人がいるんじゃないかなと思う。
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2010.03.31【イベントレポート】

ジョニーウォーカー赤



ジョニーウォーカーレッドラベル
40度 700ml
(写真右:現行品)

価格:1000円~1500円
オススメ度


香り:現行品のジョニーウォーカーシリーズ特有の、あのジョニーウォーカー香、
若いグレーン由来によるものか、クリーミーでライトでやや人工的、アルコールと渋みを感じる独特の香り。

味:ライトな口当たり、喉で少しひっかかる。渋み、甘味の少ないグレープフルーツ、アルコール、
雑でカラメル風のまったりとした後味、余韻は短め。ボディは薄いが、少しの加水で伸びる点は評価できる。
これも何かと割るために作られたウィスキー、酒=アルコールな集団飲み会用


テイスティングを始めたかなり所期のころに書いていたコメント。
言いたいことはわかるけど・・・それにしても新旧比較テイスティングとはいえ、ジョニ赤までまじめに飲んでたとはw
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2010.03.30【イベントレポート】

ジョニーウォーカー12年



ジョニーウォーカー・ブラック12年
40度 700ml

価格:1800円~2600円
評価:☆☆

香り:複雑、少しクリーミー、カラメル、潮、渋み、アルコール・・
ややまろやかさ、深みは出ているものの、基本的には現行のジョニーウォーカー赤と変わらない。

味:スムースな飲み口から、甘み、カラメル、オレンジピールのような甘酸っぱい渋みもある。
ボディはそれほど厚くなく、口の中で伸びないが、余韻はまったり感と苦味が残る。


ジョニーウォーカーが世界に誇るブレンドの傑作らしいモノ
これが傑作だというのなら、ジョニーウォーカーも・・・そんな一本。
旧酒税法時代(1989年以前)は、高級ウィスキーといえばジョニ黒で、国内流通価格はかなり高く、海外に行った際、免税店でお土産としてジョニ黒を買い求める姿が多く見られた。
そのため、年配の方々には角やオールドと並んで思い入れの深い銘柄となっており、飲み会の席などに持ち込めばそれなりに評価される。

実際のところ、2000円でうまい酒を作るのは難しいのか、味はだいぶ変わってしまっているが・・・

もし機会があれば、是非特級時代の状態が良いモノを飲んでほしい。
最悪43度750ml仕様の90年代のモノでもいい。今のブレンデットに対する価値観を変えてくれる味が、当時のシーバスやジョニ黒にはある。
シーバスに関してはまるで今のロイヤルサルートのような味、スコッチのプリンスという評価もあながち過大評価ではない。
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