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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.11.26【日記】

SUNTORY WHISKY 白札 ”Rare Old Island Whisky” FIRST BORN IN JAPAN




先日のチラリズムの正解は、

国産第一号ウィスキー、SUNTORY WHISKY 白札でした!!
Rare Old Island Whisky 表記と、FIRST BORN IN JAPAN表記がまぶしいです!

2日前に口開けしたばかりですが、当初は樹脂のような香りが強く、時間を置くとレーズンのような香り、ブレンド用アルコールのピリピリ感があり、
まぁ昔のジャパニーズだしこんなもんかと思っていたところですが、今日になって香りが激変。
昔のギリーを思い出すようなピート香、スモーキーさが出てきて、落ち着いてきたらちゃんとテイスティングをして記録に残そうと思います。



さて、縁あって私のところにまわってきていたこのボトル。
当時、モルト以上に希少だったグレーンを代替するため、創業当時の山崎蒸留所の原酒に穀類より製造したアルコールがブレンドされた、
モルトとブレンド用アルコールのブレンデット、分量によってはシングルモルトとも言えなくはない一本。

本日、11月26日に開催する第3回オールドブレンデットテイスティング会にて、皆様に飲んでいただくため、
 その長き眠りから目覚めたばかりです。

 それはいったいどれほどの眠りだったのか・・・
このボトルの流通年代を紐解いていくに当たり、まずは白札の歴史をおさらいすることにします。
 


1.国産ウィスキー誕生と誇大広告
国産第一号ウィスキー、白札が販売されたのは1929年。
山崎蒸留所の完成など、歴史的一歩と裏腹に、壽屋の経営は火の車であり、
 「まだ熟成が足りない」と渋る竹鶴正孝を鳥井及び当時の壽屋の役員が説得し、販売に踏み切った、
いわば未完成、妥協の一本が、国産第一号ウィスキーの記念すべき門出でした。


その記念すべき一本は、驚くべき誇大広告

山崎蒸留所創業:1924年12月
SUNTRY WHISKY 白札7年 発売:1929年4月

小学生でも間違えない引き算ですが、いったいどこから7年ものの山崎の原酒を持ってきたのか。
 正確には約5年の熟成でありながら、7年ものと銘打たれて販売された白札は、ご存知のとおり”煙くさい”と不評でした。
(広告にも、ボトルの肩ラベルにも7年ものの表記あり。)

当時のスコットランドに習って、ヘビーピート気味に炊かれた麦芽を使って、しかも若いも若い、4年少々の熟成ではさぞピーティーさが際立っていたのでしょう。




(山崎蒸留所に展示された、有名なあの広告)  

また、白札の発売は法律との戦いであったことも付け加えておかねばなりません。
どの業界もそうなのですが、新しいことをはじめようとすると、まず立ちはだかるのが法の壁。
有名な話では、サントリー系の本でも、ニッカ系の本でも、ウィスキーの歴史について触れた本やサイトには、
 竹鶴か鳥井が、さも山崎蒸留所で蒸留を始めるに当たって、庫出税を認めさせたような記載があります。

が、実際は酒税法の改定が行われたのは1944年のことであり、ここで初めて 造石税方式が庫出税方式に変更されます。
山崎で蒸留が開始されてから約20年間、天使の分け前分多くの酒税を払ったのが、この白札であり、1937年に販売された角瓶であったわけです。



2.白札のラベル遍歴と酒税法改定
国産第一号ウィスキーとして、記念すべき一本でありながら、そのラベル遍歴や、当時どの程度の等級で販売されたのかなど、
詳しい情報の一切がヴエールに包まれているのが白札であり、このボトルを幸か不幸か手にした方々が、まず頭を悩ませる部分かと思います。

唯一メーカー公認としてネットに情報がのこっているのが以下のサイト。
http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM200508_04.pdf


公式コメントによれば、サントリーがクロスするトレードマークの上に書かれた、Rare Old Island Whiskyが、
白札の販売時期の後期には、Rare Old Blended Whiskyに変更されるというもの、それ以外は同じ。
ところが、実際今回紹介しているボトルは、ラベル下部の壽屋表記などが違ったり、
明らかにメーカー公認の話から外れたラベルデザインが確認されています。



(国産第一号ウィスキー 山崎蒸留所展示ボトル)

可能性としては、壽屋は1934年から禁酒法明けのアメリカに白札を輸出しており、
今回開封したボトルはKOTOBUKIYAと社名が英字であることから、輸出向けのボトルであればあるいは・・・というところです。


ではラベル遍歴以外のアプローチとしては、1980年代以前のオールドボトルといわれるボトルを選定するとき、まず思い浮かべるのは”特級”表記です。
日本は、原酒(モルト)の混和量に応じて酒税を決定する、級別酒税方式を導入しており、
輸入スコッチにしても、国産ウィスキーにしても、例外なくこの規定が適用されていました。

が、白札が販売された1929年当時、この級別酒税はまだ導入されておらず、
級別酒税が導入されるのは第2次世界大戦も終わろうかと言う、1943年になってのこと。
加えて、当時は特級表記は無く、ウィスキーは第一級から第三級で定義されており、特級表記への改定は1953年になってから。
この改定で第一級が特級になり、第二級は第一級に、第三級は第二級に表記が改められるも、
第一級と第二級の昔の酒税法との違いが分かりづらいと不評を呼び、1962年にそれぞれ1級、2級と第が取られる形になり、
その他、特級時代のバロメーターとして有名な、二重課税表記の象徴、”従価非税率”も、1962年の酒税法改正で導入され、
私たちが良く知る(?)旧酒税法の形に落ち着くわけです。

つまり、白札のように1940年以前から流通しているボトルについては、級別酒税適用の有無についても確認の必要が出てきます。

また、1939年ごろから1950年、いわゆる戦時中から戦後にかけては酒類をはじめ様々な物品の価格が統制されており、
この時期に販売された酒類については”公定価格○○円”という値札が貼られています。
今回のボトルには、公定価格の表示は見当たりませんでしたが、
国外向け、輸出品に対して値札が貼られていたか定かではないことに加え、
背面のラベルもありませんでしたので、剥がれてしまっているのかもしれません。


 3.今回紹介する白札の流通時期と残された謎
ぐだぐだと書いてきてしまいましたが、改めてこの白札を見てみます。
キャップ箇所を見ると




・サントリーウィスキー第一級
・T6706
・大阪市北区中野島2丁目 株式会社寿屋A

この3情報から、2.記載の過去の酒税法解説のとおり、1943年以降のブツであり、
寿屋がサントリーに社名変更し、白札がサントリーホワイトにリニューアルする1964年以前のボトルであることはわかります。


 また、補足情報として、1943年~1945年は第2次世界大戦の末期にあたり、寿屋も少なからず被害を受け、満足な生産が出来ていたかは不明です。
原酒を貯蔵していた樽についても、防空壕に入れたり、地中に埋めたりして空襲を避ける等努力をしていたようです。
その甲斐あって1946年にトリスウィスキーがリリースされ、1950年にはオールドがリリースされており、
企業としてはウィスキーを生産できる体制が、その時点で整っていたことがわかります。


ただ、ここではっきりとしない情報がいくつかあります。
①白札は旧酒税法で言う特級仕様だったのか、1級仕様だったのか。
②サントリーの旧住所、中野島はいつ拠点が置かれていたのか。
③T6706は東京税関の処理コードである。一方、東京税関は1953年に横浜税関から独立する形で出来た税関であるが、
それ以前は横浜税関東京税関支所として課税処理が行われており、Tの表記はいつから使われ始めたのか。


 色々調べましたが、この3点は宿題になってしまいました。
この3点のいずれかが分かれば、この白札の流通時期はさらに絞ることが出来そうです。

 サントリー70年史や90年史なんかが良いヒントになりそうですね。


いずれにせよ、今日のテイスティング会ではこのボトルを提供させていただきますので、
味もさることながら、ひとつのネタとして楽しんでいただければ幸いです。


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本日開催!

第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
飛び込み参加歓迎です。
http://midnight.usukeba.com/otey1y69kzrmsa.html
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4.余談
名古屋の某BARさんにも、私が持っている白札と同じラベルのモノがあるそうですが、
ブログ等で写真を見させていただいた限りでは、キャップの部分が横書きになっており、
この横書きデザインは初版の白札のモノと一致すること、第一級等の表記が見当たらないことから、
1930年代ごろの輸出向けなのかなぁと、これについては推測が出来ました。


なお、ウスケバのブログはWhisky linkに比べて画像を高解像度で大量に載せづらいので、今回はざっくりと紹介させていただき、
各パーツの拡大画像や、テイスティング等については、Whisky linkにて公開させていただくこととします。

さて、寝ますかw
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2011.11.23【日記】

今週末のチラリズム

今週末開催のイベント、第3回オールドブレンデットテイスティング会ですが、


毎回毎回、イベント開催間際になってボトルを追加していたくりりんが、今回は動き無し・・・

と、見せて追加があります。




正直、ボトル自体の状態や信頼性を加味すると、そんなもったいぶるようなモノではないのですが、
そもそもボトルだけで価値のある秘蔵っ子ですので、まずはチラリズムからいきます。


せーのっ、チラッ!







・・・

でかでかすぎて、チラになりませんかなw

さぁ、わかりますかなー?



このボトルが追加されます。
正解の発表は後日!


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今週末いよいよ開催。

第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
参加者募集中!!
http://midnight.usukeba.com/otey1y69kzrmsa.html
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2011.11.03【日記】

【解説】バランタイン12年オールドボトル年表

昨日は見事に寝落ちしたくりりんです。

さて、一昨日のバランタイン12年の問題の回答。
http://midnight.usukeba.com/otey1y6zaskp3m.html
 

正解は②→①→④→③ です。

①が1970年代前半
②が1960年代
③が1980年代後期~1990年代
④が1970年代後期~1980年代初頭
 

となります。
KSSIさん、お見事です!!
以前お渡しした資料を見ていただけていたのは嬉しいかぎりです。
 


(この記事を書くべく、ストックを引っ張り出してきたら、知らないうちにストック量が大変なことになっていた・・・。)
 



バランタイン12年の年代別の特徴は
(1)ロゴの色
(2)Ballantine'sの下の、TWELVE YEARS OLDの位置
(3)IN USE FOR OVER ○○○ YEARS ESTABLISHED 1827の記載の有無と、○部分の数字。
(4)ボトルのネック部分のラッピングに印字された文字の内容
(5)背面のガラス文字の有無
(6)ラベルの材質

で見分けることができます。
(上記以外に、ボトル肩ラベルの記載内容の変化70年代→80年代もあります。)


上記(1)~(6)は海外流通品、国内流通品、どちらにも共通する内容です。
特に、TWELVE YEARS OLDの位置は60年代と70年代の違いの1つですので、
わかっていれば、たとえネットオークションであってもサムネイルの画像をちょっと見ただけで年代を特定できる、
オールドボトルに興味がある方は知っておいて損なしです。

では、以下に年代別のアップ画像を紹介します。
 








1960年代(1962~1971年)流通
(1)青、赤、白
(2)Ballantine'sにべったり
(3)IN USE FOR OVER 135 YEARS ESTABLISHED 1827
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine's
(5)Ballantine'sと記載あり。
(6)さらさらとした紙(金属?アルミのよう)

国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、JAPAN TAX付き

【テイスティング】
ザラメやブラウンシュガーのような甘さ、穀物質な香ばしさ、少しスモーキーでもあるが全体的に甘く華やかな香り。

味はバタークッキー、かすかにベリー、サルタナレーズン、微かに植物質、
口当たりは滑らかで穏やか、上品だが、余韻にかけては穏やかながら厚いピートの蓄積と、そして僅かにスパイスも感じられる。
バランスが良く非常に完成度の高さを感じさせるブレンデット。


 






1970年代流通(1972~1978年頃)流通
(1)青、赤、白
(2)Ballantine'sから間隔が開く
(3)IN USE FOR OVER 145 YEARS ESTABLISHED 1827
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine's
(5)記載なし、それに伴って背面ラベルの位置が上にずれる。
(6)さらさらとした紙(金属?)

国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、年代的にJAPANTAX付きのものがある可能性あり(ほぼ無い)。

【つぶやき】
以前コイツと同ローテの1970年代沖縄回りを開封したけれど・・・
プラキャップ臭バリバリで飲めたものじゃなかった。やはり沖縄経由は危険指数高いなぁと実感。コイツは明治屋の正規だが大丈夫だろうか。

 



 

1970年代後期~1980年代初頭(1979年頃~)流通
ロゴマークの変更に伴い、ラベルチェンジ(簡素化)が行われた。
(1)青、オレンジ
(2)1970年代流通と同じ位置
(3)記載無し
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine's
(5)記載なし
(6)さらさらとした紙

国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、760mlと750ml仕様が混在するが、760mlのほうが古い。

【つぶやき】
某オールドボトルのバイブルでは、本ボトルが1975年流通のボトルとして紹介されています。
前後関係を考えても、ちっと1975年は無理があるなー。

 





1980年代後期~1990年代流通
(1)青、オレンジ
(2)1970年代流通と同じ位置
(3)記載無し
(4)ロゴ、斜めにBallantine's
(5)記載なし
(6)コート紙、つやつや。安っぽい。

国内情報:代理店サントリー、特級表記、バーコード有りのモノと無いものがあるが、無いほうが古い。
また、バーコードは箱についているため、一見するとわかりづらい。

テイスティング:ややトゲ、雑味のある若いグレーン原酒を感じさせる香りと微かなヒネ、カラメル、ほのかにスモーキーな香りもある。
味はスムーズな口当たりからグレーン系の甘さと、植物質なトゲのある苦味が広がる。
味は中間からやや単調で、マイルドだがのっぺりとした甘さが余韻まで続く。
バランスは現行のブレンデットに比べれば・・・なのだろうが、やはりグレーンの質の低下、原酒の量の少なさはごまかせない。

 



その他のボトルたち。


 

1990年代のバランタイン12年
(1)青、オレンジ しかしロゴのサイズは小さくなる、そしてTHEが付く。
(2)12年の下に移る。
(3)記載無し
(4)ロゴ、斜めにBallantine's
(5)記載なし
(6)コート紙、つやつや。安っぽい。

【つぶやき】
おそらく上のボトルよりさらに新しいモノ。ただ、このボトルに関する前後関係はいまいちわからない。
何度か酒屋めぐりでも見かけたが、特級ナシのバーコードありウィスキー表記だったのでスルーした。
 




1960年代と思われるバランタイン12年
アメリカンTAX付きのアメリカ流通品、1960年代ですが・・・初期のものでしょうか。
基本的にボトルの情報は、上記にもある1960年代のモノと同じですが、
VERY OLDの表記が、FINEST BLENDEDになっています。

 




【IN USE FOR OVER ○○○ YEARS ESTABLISHED 1827】について

1970年代以前のバランタインのリリース時期を特定する大切な情報、
IN USE FOR OVER ○○○ YEARS ESTABLISHED 1827の○○○に入る数字は、

バランタイン全体では100、125、135、145、があるようですが、
バランタインファイネストや17年、30年には145は無く、
バランタイン12年では100、125を見たことがありません。




バランタインは当初1910年にファイネストが販売され、続いて1930年代に17年が販売されていますが、
12年の販売時期はWEB等に情報が無く・・・そのヒントは、かなり探していますが125表記のボトルが見つからないことにあるように思います。

仮説ですが、バランタインファイネストや17年は1960年代中ごろまでロゴが赤・白で、1960年代末から青、赤、白になります。
つまり、1960年代のモノであれば12年も赤、白ロゴであっても良いわけですが、これもありません。



(参考:バランタインファイネスト 1960年代流通品 赤白ロゴ)

よって12年のリリースは1960年代が販売開始であり、青、赤、白ロゴのお目見えでもあり、それを皮きりに、
他のバランタインについてもロゴの色を赤白から青、赤、白に変更していったのか・・・というところです。
 

この辺は海外サイトとか見ても資料が無いのでわかりませんw
125や100Years表記のバランタイン12年、見かけたら教えてください。
 


なお、バランタイン12年のオールドボトルは、比較的新しいものがやたら高値で売られているかと思えば、
同等の価格以下で1960年代のボトルが売られていたります。しかも年代を勘違いして販売していたりすることもあり・・・

古ければ旨い、というわけではありませんが、この手の情報は知っておくことが何よりの武器ですね。


以上、バランタイン12年の年代別解説でした!



第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
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2011.11.01【日記】

【問題】バランタイン12年より



【問題】
上の写真のバランタイン12年はすべて1990年代以前のものである。
向かって左から、①、②、③、④、としたとき、
①~④を古い順に並べなさい。



オールドブレンデットテイスティング会の開催予告をしていますし、
せっかくなので、しばらくはオールドボトル解説でいこうと思います。

画像が小さい!という声があるかもしれませんが、これで十分判別できます。

答えは次回!


ってか、こういうのって需要あるのかな。



第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
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2011.10.28【日記】

第3回オールドブレンデットテイスティング会開催予告

開催予告

第3回 オールドブレンデットテイスティング会





開催日時:11月26日 土曜日 夕刻(16時~19時を予定)

参加費:5000円

開催場所:モルトBAR BURNS
所在地:〒181-0013 東京都三鷹市下連雀 3-34-20 丸平ビル2F 
    JR三鷹駅下車南口徒歩5分

店舗HP:http://www.bar-bridge.net/burns/
地図:http://r.tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13108395/dtlmap/


【参加申請】
・本記事へのコメント
・BURNSにて直接予約
・くりりん宛のメッセージ(mixi、携帯、PC、ウスケバ、など)


以上のいずれかにてお申し込みください。


【ラインナップ(予定)※】
・マッキンレー5年 43% 760ml 1970年代流通品
・セントジェームス 43% 760ml 1970年代流通品
・チェッカーズ 43% 760ml 1970年代流通品
・グランツStand Fast 43% 760ml 1970年代流通品
・ブラック&ホワイト 43% 760ml 1970年代流通品
・ハロッズ ホワイトラベル 43% 760ml 1970年代流通品
・VAT69 43% 760ml 1970年代流通品
・ローガン 43% 760ml 1970年代流通品
・ベル20年 43% 750ml 1980年代流通品
・オールドラリティ 43% 760ml 1960~1970年代流通品
・アボットチョイス セラミック 43% 750ml 1980年代流通品
・バランタイン ”IN USE FOR OVER 100 YEARS ESTABLISHED 1827” 1940年代流通品

 上記以外にもモルト、ブレンデット等適当に持ち込みます。

※事前に確認し、状態の悪かったものについては変更となる可能性があります


【その他注意事項等】
・会場は一部着席できるスペースもありますが、基本はスタンディングとなります。
・グラスは今回からデポジット制にさせていただきます。マイグラスを持参いただいても問題ございません。
・サーブは各自の手酌ですが、ハイボール等でお飲みになりたい方はそのように用意いたします。
・簡単なおつまみ等はご準備いたしますが、食事が必要な場合は事前にお済ませください。
・BURNS様より指定銘柄によるハイボールや、ビールの提供もございます。
・ボトル総数から考えますと、ハーフショットでも結構な量があります。
 水分補給をしっかりと行い、限界酒量を見極めた上で、自己責任でお飲みください。
・BURNSさんは店の構造上、手の届くところにボトルが並んでいます。
 お店のボトルを勝手に開けて飲んだり、持ち帰ったりしないようにお願いいたします。
・BURNSさんの所有ボトルで飲みたいボトルがある場合は、その都度カウンターにて料金を支払ってください。





美味しいウィスキー、飲んでますか?

4月、5月と開催させていただいたオールドブレンデットのテイスティング会ですが、
10月も終わりに近づき、涼しくなってオールドボトルの美味しい季節になりましたので、
ここでまた再び開催させていただく運びとなりました。

本会では、1970年代前後の流通のボトルを中心にラインナップを組んできましたが、
今回はその中でも評価の高い、黄金期の実力派を用意しました。手酌でやってください。

 よろしくお願いいたします。


【10月28日追記】
すっかり忘れていましたが、バランタインの1940年代以前の流通品もお出しします。
戦時中ないしそれ以前のモノで、中身は弱ってしまっていますが、このころの分厚いピート感は感じられるかと思います。


 


 





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2011.10.14【日記】

ジョニーウォーカーレッドラベル 1960年代流通品 コルクキャップ




Johnnie Walker
Red Label
Old Scotch Whisky

760ml 43%
 
従価特級 JAPAN TAX コルクキャップ
1960年代流通品
取扱い:博兼商事(ほか、三菱、ニッカ、大丸 等多数)
 
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
 
 
テイスティング
香り:少しひねたカラメル、黒砂糖飴、シェリーの甘さが感じられ、その後すぐにピートスモークが現れる。
時間と共に麦芽質な甘さ、穀物、かすかに磯の香り。若い原酒の香りは一切無く、モルティーでどっしりとしており、落ち着きを感じさせる。
アルコールが立っていてコルク臭もなく、状態は良い。
 
味:粘性があるがスムーズな口当たり、少し水っぽいような、どこかはかない甘さがあり、
そこから盛り上がるようにオレンジチョコレートのような甘さ、そしてピートがしっかりと利いており、モルティーで芳醇であり実に味わい深い。
鼻抜けにカラメルシェリーの甘さ、ピートを感じ、フィニッシュはピートのビターな余韻がしみ込むように口の中を引き締める。
 
 


コメント:ジョニーウォーカー レッドラベル、通称ジョニ赤。洋酒輸入自由化前の1960年代に流通した1本。
熟成されたウィスキーの旨味の濃さ、それらに変化を与える甘さと苦み、フレーバーのバランス、しっかり骨太なボディ、
これで一般普及品のジョニ赤なのです、現行品のラインナップを考えられば信じられないクオリティです。

 
ジョニ赤と言えばキーモルトはカーデューですが、
このしっかりしたボディやピート感は、明らかに当時のカーデューとは異なるものです。
ブレンド比率は現行品と異なりますので、ラガヴーリンやカリラ、旧クライヌリッシュが多く使われているのでは・・・という印象を受けます。
 
また、モルティーな味わいとはいえ、グレーンもそれなりに入っていて穀物質なフレーバーも感じられますが、現行のグレーンとは質が違うようです。
蒸留の際の取り出しアルコール度数や樽の質による違いと思いますが、現行品のブレンデットにあるとげとげしいグレーンとは違い、甘く、やわらかさがあり実に美味。
 
オールドのバランタインの華やかな味わいもいいですが、60年代ジョニーウォーカーのしっかり骨太な味わいもたまらんです。
 
 

(60~70年年代流通のジョニ赤)

 

ただ、物量の多いオールドのジョニーウォーカーでも、洋酒輸入自由化前の60年代は品薄です。
どの銘柄もそうなんですが、日本として洋酒全体の輸入量を取り決めていた時代です。モノの数が70年代以降のものと比べて極めて少ないため、
70年代くらいまでなら酒屋巡りで何とかなりますが、60年代以前はまずオークションでないと出てきません。
そのオークションでも50年代になるとさらに見ないですが、あってもクソたけぇし。。。

今後、入手難易度はますます上がっていくことでしょう。
 
 
くりりんはジョニ赤の60年代コルクキャップを開栓済みの1本を含めて4本保有。
 
ん~もっとストックしておきたいなぁ。

 
とはいえ、この手のコルクキャップは液面低下やコルク臭等、状態悪いモノも多いので手を出しづらいです。
状態良いモノでも、ボトルの肩くらいまで液面さがってますからね。

1970年代のスクリューキャップ時代になると、比較的状態の良いモノが多いですが、
JAPAN TAXが張ってあってもコルク時代とは味が変わってしまうので、悩みどころです。
 
 

(長くなったのでジョニ赤(黒を含む)の年代別見分けは次の記事にします。)
 
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2011.09.27【イベントレポート】

【87Malt Night 5th】参加レポ(下)

レポート第三回です。
 

会はメインラインナップが終了し、フリーテイスティングに入ったところ。




フリーテイスティングでは、ここまで飲んできたボトルを再度おさらいするもよし、
タケモトさんが持ち込まれた数々のボトルのほか、参加者が持ち込んだボトルを含め、すべてのボトルをフリーで楽しめました。

また、Hiragaさんが持ち込まれた極上の葉巻を別室で楽しまれるもよし、
差し入れられた数々のおつまみ(どら焼き、チーズケーキ、ドライフルーツ、手作りチョコ、やる気マンマンのチーズ・・・etc)
に舌鼓を打つもよし、もちろん参加者同士で語り合うもよし、
まるで今日ラインナップされているウィスキーの極上の余韻のような、そんな時間になりました。




(差し入れのあったどら焼き、参加者絶賛のただならぬ旨さでした。)

 

なお、ここではまたしても”あの夏の日の再来”な企画が実施されました。
そちらについて許容できない方々がその光景を見られてしまうと、
卒倒ないし軽く殺意を覚えることは間違いないかもしれません。


よって、ここから先は良識のある良い大人だけの時間、R-20とさせていただきましょう。
CEROだと何指定でしょうか、XXX指定でしょうか(笑)
 


 

フリーテイスティング1本目、ここからは皆様ばらばらですが、
くりりんのチョイスはタケモトさんのオススメ、バッティングと加水の妙を味わえる極上の1本。


GM SECRET STILLS
Distillery No: 02 Release No: 02
(クラガンモア)
Speyside 1966-2006
46% 700ml





 


最近ブレンデットや加水やら、改めて色々と飲みなおしてみて、
ハイプルーフ&シングルカスク至上主義に偏り勝ちだった考えが改められていたところでしたが、

このボトルは、まさにシングルカスクでは困難であろう上質なフレーバーのバランスが、
3つの樽によるバッティングと加水によって形作られており、
一口飲んだ限りでは、スムーズな味わいでガツンとくる印象は無いものの、
1口目より2口目のほうが特徴が良くわかり、香りもシェリーや林檎、微かな樽香を伴いながら複雑かつ芳醇。


味わい深い、とはこういうモルトのことを言うのでしょう。
以前BURNSで飲んだグレンファークラス1959・クリスマスモルトもバッティングの46%加水でしたが、
個人的にはあれがファークラスとしては最強でした。
やはりブレンドしかりバッティングは、モルトの旨さ、味わい、奥深さをより高める、単純にして最も難しい手段なのかもしれません。


 

お次は今人気沸騰中のベンリアックです。
シグナトリーのカスクストレングスコレクション、
ベンリアック1966-2008 43.9%
 


 

 

70年代、60年代の長熟ベンリアックといえば
桃や熟したピンクグレープフルーツ等の柑橘系を伴う、底知れぬフルーツ感ですが、
このベンリアックは桃は桃でも白桃と林檎系のフルーツ感で、
香りは大変すばらしいものの、若干味に水っぽさ、ボディの弱さがあり、
うーん、コイツぁシグナトリーっぽいなぁと、贅沢な感想を覚えてしまいました。
(ここまで50度、60度、ハイプルーフを飲み続けていたのでそれも当然かもしれません。)
 

しかしこの贅沢な感想が、次の一手を生み出します。



そう、この出会いは必然・・・

 


前回、87Malt Night 4th では、ハイボール研究会なるものまで立ち上げて、
名だたる伝説のボトルたちをハイボールにし、ベンリアック1976(for BBI)に、
ボウモア(DT 1968-2009)やらベンリアック1968(for KOBE)
をフロートする試みまで実施してしまったわけですが、
 

このシグナトリーのベンリアックをハイボールにし・・・
水っぽさのあるボディを補うため、味と樽の強い伝説のベンリアック1968(for KOBE)をフロートすることで、最強のハイボールができるのでは・・・
 


 

 

この発想から、残りのフリーテイスティングはハイボールタイムに突入していきます。
1~2杯のハイボールを回し飲みし、新しい可能性にチャレンジです。


まず、上記のベンリアック66&68ハイボール
ベンリアックのハイボールが殺人的に旨いことは、前回の4thでもUstreamの生放送でも、
大々的に宣言しているところですが、このハイボールは白桃&林檎系フレーバーと、
黄桃&トロピカル系フレーバーが渾然となって、爽やかかつ上品に口頭を突き抜けていきます。


前回ハイボールにしたときも驚かされましたが、このフルーティーフレーバーと炭酸の相性は、もはや兵器のレベルです。

 


これをやってしまうと後は行け行けどんどん。


 


最初の1杯としてラインナップにあった、グレンブローラのハイボールに、ブローラ30年をフロートした、スーパーハイボール。
ブローラハイボールは旨い!!と、射命丸さんお墨付きなのですが、グレーン、いわゆるブレンデットが入ることで、
バランスの良いハイボールの基礎、下地があるところにブローラのピート感が乗っかって、これまた旨いハイボールに仕上がっています。

 



前回、4thのときはストレートでは旨いけどハイボールにしたら、「つまらない」と不遇の扱いを受けてしまった
パーフェクトドラムのウェスタンハイランド 1965-2010

今回のフリーテイスティングのラインナップにあった、プライベートボトリングのスプリングバンク1972をハイボールにし、
このウェスタンハイランドをフロートしてみようじゃないかと。

スプリングバンクといえばナッツやレザー感のほかに、ベリー感がひとつフレーバーのキーになると思うのですが、
このスプリングバンクハイボールはベリー感が背面からじわじわ出てくる味わいで、バンクらしさもしっかりあり、
なかなか旨いハイボールに仕上がって、これまた好評です。
(どっちもストレートで飲め、という声が聞こえてきそうですが。)


 


 

さて、ここまでやってしまうのか、という声が聞こえてきそうな
最強のグレンギリー1971のハイボール、この1本を開封するにあたっては
「また1本、このギリーがこの世から消えてしまった。。。」と惜しむ声さえ聞こえてきたボトルで、ハイボールにトライしてしまいます。
 

さらにはセスタンテ・グレンロッシーのハイボールに、
個人的には最強のミルトンダフ、アンテイカーサ・ミルトンダフ1966もハイボールにしてしまい、
87Malt Night 4thを超える究極のハイボールタイムが実現しました。
 


 


 


シェリーはハイボールに合わない、難しいというのが定評ではありますが、
合うボトルについては、シェリーの渋みや嫌味なフレーバーが冷やされることによって、
炭酸が加わることによって軽減され、非常に綺麗なシェリー感を味わうことが出来る、

今回のギリー、ミルトンダフは大変すばらしいシェリー感であり、
さらにギリーに関してはガツンと強めのピートが良いアクセントになり、これまた旨い一杯に仕上がっています。



冷やすことで香りがたたない、というのはロック等でボトルを飲む際の注意事項として挙げられるわけですが、
ここまでフレーバーがしっかりしたボトルについては、逆に綺麗なフレーバーが感じられるようになる、
冷やされることで雑味が抑えられれ、もともと強かったフルーツであったり、シェリーであったり、ピートであったり、
そのボトルの良しとするフレーバーがしっかりと感じられるようになる。
また、その冷えたフレーバーが、喉を通るにあたって体温で暖められ、戻り、フィニッシュとして発散する。
 

ストレートで散々飲んだ上での話ではありますが、ストレートとはまた違ったフレーバーの感じ方は非常に新鮮であり、
ハイボールも馬鹿に出来ない!!
 

改めて新しいウィスキーの楽しみ方、スタイルの可能性を再認識したひと時となりました。



87malt Night 5th締めの時間である、23時を迎えようと言うころ、
kssiさんがニヤリと笑っておもむろに1本のボトルを取り出しました。

「開けられないので、ここで是非開けたい!」

私にとっては、福岡は小倉のSTAGさんで飲ませていただいた以来の懐かしいボトル。
ムーンインポート取扱いのブルイックラディ10年のフルプルーフ。
 


 

 

ブルイックラディ蒸留所全盛期ともいえる、1970年代前後の原酒が使われたボトルで、
林檎を思わせる上品なフルーツ感は、今のブルイックラディは何なんだと思わされる一本。


「くりりんさん、是非開けちゃってください!」と言うkssiさんに対して、
この最強のラディとも言える一本を前に躊躇していると、向かいに座っていた
ベンリアック馬鹿一代ことゴブリンさんが「貸して貸して」と申して、TAXごとブチッと引きちぎり開封されたわけですがw


久々に飲んだブルイックラディは、やはり極上。
素晴らしい隠し玉、締めの一杯、ありがとうございます!
口開けゆえか殻付きの麦っぽさもあり、ライチや林檎を思わせる香り、焼いたパンを思わせる香ばしさ、
この上品な白色フルーツ感は、当時としてはあまり評価されなかったのかもしれませんが、
今となっては実にすばらしい味わいで、ここで再び出会えたことに感謝せざるを得ない味わいでした。



さてさて、こうして色々飲ませていただいたフリーテイスティングタイムですが、
ブルイックラディを最後に楽しみ、後は参加者の都合によりけりで各自解散として散会となりました。
(私も翌日、嫁との約束があるためnakasatoさんらと共に終電に間に合うよう撤収します。)

 

実に充実した、濃い時間となりました。


ボトルの素晴らしさはさることながら、87Malt Nightの素晴らしさは”共感”要素の多さにあるように思います。
多くの方々がイベントを開催されている中、このイベントは1つのボトルをしっかりと掘り下げていく、
濃く、深く、そして互いの意見を共感していける、そういう空気がある、許されていることが、
やはり最大の強みというか、魅力なのかなと感じています。


そうした中で、こうした会を1年間に渡り定期的に開催され、
さらにはWhisky link のサイト立ち上げから、オリジナルボトルのボトリングまで、
精力的に活動されたタケモトさんへの感謝は、言葉で表現しても仕切れないものです。

言葉、文字で表現することを、ブログと言う媒体であれひとつの手段としている私が、
言葉に出来ないという表現を使うのは大変情けないものではありますが、それ以外の言葉が見つからないのも事実です。

 

第5回となり、今後どのようにイベントを開催するかは考えていきたいとコメントがありましたが、
是非、どのようなボトルであれ、こうした1本ないし1蒸留所を深く語ることが出来るような会は、
何らかの形で実施していただければ・・・というのが、私個人の希望であり、わがままでもあります。

たとえば前回からの試みとしてあった、Ustreamやニコ生での放送、少数のボトルをもっと多角的な視点から深堀していく会であるとか、
新しい視点、ジャンルを開拓していくのも、今後のモルトの楽しみ方の発信として有りなのではとも思うところです。

 おんぶに抱っこどころか、おんぶされてばかりで、ご迷惑おかけしてばかりですが、今後ともよろしくお願いいたします。


 

また、今回の会では初めましてな方、お久しぶりな方々、ウィスキー好きの輪の中で、多くのアツい方々と席を共にすることが出来ました。
くりりんはこんなヤツです。知り合ったのが運の尽きです。

お騒がせいたしますが、これまでお世話になっている皆様については、改めてよろしくお願いしますと、お願いさせていただくと共に、
新たに交流させていただいた方々については、是非今後とも様々な琥珀色トークが出来ればと期待に胸を膨らませております。


 

感想を語ればキリがありませんが、そろそろ明日からの宮城出張の準備もしなければならないので、
87Malt Night 5th参加レポはここらで締めとさせていただければと思います。



ありがとうございました!!!

 

2011.09.25【日記】

抜栓強化週間

87Malt Night 5thレポがまだ途中ですが、(中)(下)は明日UPしますので、今日はちょっと別のネタ。


唐突ですが、酒は飲むものです。
そりゃ希少価値やらで開けづらいボトルはありますが、私の場合基本、開けます。
というか、手に入れたら開けたくて、飲みたくて仕方ないんですよね。


そんな私の性格を表しているかのごとく、今週はバシバシ抜栓してしまいました。




VAT69  従価特級 協和発酵取扱い 1970年代流通品

評価の高いボトルですが、やはりイイですね。
液面が少し下がっていたので状態が気になりましたが、問題なさそうです。

この逆三角形というかひし形のボトルから、通常のトールボトルに向かうように、ボトルの形が徐々にデザインチェンジしていくわけですが、
70年代はロッホナガー、80年代はグレネスクと、主体となるモルトが異なり、味も当然異なります。
この辺は、このボトルの味が開いたあたりで書かせてもらうとしましょう。




Harrods(ハロッズ) 従価特級 ソニーインタートレーディング取扱い 1970年代流通品

どっかのデパートの名前で、その名のごとくそのデパートで寄贈品等の目的で販売されていたモノ。
こちらも評価の高いボトルで、上記のVAT69あたりと比べるとあまり有名ではないですが、知る人ぞ知る銘酒。
ただ甘いだけではなく、雑味も含めてボディもしっかりある、ホワイト&マッカイが関わっているという話ですが、確かに美味です。

こちらも香りがしっかり開いたらまとめさせていただくとしましょう。




LEDAIG(レダイグ) 1990年代流通品

今週末、サイクリングがてらふらっと立ち寄った酒屋でホコリをかぶっていたもの、その1、レダイグのプチオールドボトル。
7年表記があるほうが海外では評価が高いようですが、このボトルも隠れたファンが多く、いまや入手困難な一本です。

確かにいい味です。透明感のあるピート香に、微かに柑橘、石灰、植物質、若さが良い方向に作用しています。




W&M MORTLACH
1988-1998(10YEARS OLD) 58.5%

ウィルソン&モーガンのモートラック。コレと同じ蒸留年で18年モノ等は出回っていますが、10年は珍しいです。
18年はシェリーのモートラックらしい、しっかりした甘さとタルさがありますが、
コイツは若さゆえか、あまりタルさが感じられず、シェリーの甘さのほかに樽の白木っぽさやジンジンとしたシェリーのうまみが感じられ、
度数がハイプルーフであることもあって、案外バランスが良くて驚きました。

なお、このW&Mのモートラックに加え、上記のレダイグをセットで6000円にしていただきました。
やはり酒屋はネットもいいですが、足でまわると良いことありますな。



・・・

というわけで、1週間で4本も抜栓、ブレンデットウィスキーに関してはイベント開催準備もあるので、引き続き3~4本抜くつもりですが、
やっぱり手に入れた酒をじっくり家のみってのは、贅沢ですねえ。
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2011.09.23【イベントレポート】

【87Malt Night 5th】参加レポ(上)

9月18日、タケモトさん主催の87Malt Nightに参加してきました!

昨年の7月、衝撃の第一回から数えてはや5回目、そのつどタケモトさんのウィスキーへの愛と情熱、
そして参加者への心遣いにただただ圧倒されるばかりでしたが、今回もまた、大変すばらしい会だったと思います。
タケモト様、今回もありがとうございました。
 

 

当日は16時からフリーテイスティング、18時からメインという流れで、
くりりんは家の掃除etc、一人暮らしのたしなみをしてから家を出たため、
若干出遅れの16時30分ごろに会場入り。
 

会場にはすでに射命丸さんが居て、悠々とフリーテイスティングのラインナップを嗜まれていました。
私も87Malt Nightの定番となりつつある、タケモト製薬からのドーピングを摂取し、フリーテイスティングに参戦します。







画像:フリーテイスティングのボトルたち。(この後、5~6本追加されました。)


フリーとはいえ、ラインナップはこれまでの87Malt Night でメインを張ってきたボトル、
BARでひょいっと出てこようものなら、歓声とともに迎えられるであろうボトルです。

まさにオールスターズともいえる”復習”のラインナップで、胃と頭を準備運動します。

 


 

その中で、前回の4thで「ハイボールにどうでしょう・・・」なんて話をしていて飲まなかった、
GM GLENLOSSIE CASK No'1814 1978-2007は、復習と言うより追試な一本。
旨いことはもちろん、ロッシーってこういう味だよね、と思わせてくれる一本で、
最近のトロピカル路線とは違う、素朴な旨さがある、「おっ」と思ったボトルでした。





こちらは射命丸さんがスコットランドのお土産として持参された、ダンカンテイラーの新シリーズ、
ウィスキーズ・スコットランド(Whiskies Scotland) キャパドニック1972、最近アツイ、お決まりの当たり年です。

まだ国内未発売のボトルということですが、これはダンカンテイラーのキャパドニックらしく、
よく言えば乾燥イチジクや杏、悪く言えば東京沢庵のような香りから、
ナッツや樽感とフルーツがしっかり感じられる、長期熟成キャパドニックらしい味。
キャパ好きな人は飲んで損無しという感じです。

 


フリーテイスティングのボトルを楽しんでいるうちに、スペシャルゲストを含めて参加者が集まり、
お久しぶりな方、始めましてな方も交えて、無事87Malt Night 5thはスタート!

まず1本目は日本のインポーターの中で新鋭のゴブリンインポートから買い付けた、グレンブローラ(1970's)。
くりりん大好物のオールドブレンデットです。
 


 


このブレンデットは、その名のとおりブローラ(時期的には旧クライヌリッシュ)が使われているといわれており、
その真偽を確かめようとのことで、ブローラ3rdも合わせて飲みながら、検証するというもの。


 


口開けということもあって、まだまだフレーバーが開く印象が感じられましたが、
オールドらしい甘さ、シェリー感にフィニッシュを締めるピート感が感じられ、ボトルの状態は非常に良いものでした。

個人的な印象としては、同じく旧クライヌリッシュが使われていると言うアンシュリーに近い印象を受けたこともあり、
ブローラが使われているんじゃないかなと言う印象でした。
(参加者全員の意見としては、使われている、使われていない、わからない、がほぼ同数でした。)

 







続いては、同じくゴブリンインポート経由、差し入れボトルの、GMグレンウルクハート8年(E・ジャッコーネ)1970年代流通。
GMグレンウルクハートは今も販売されているボトルですが、このボトルは1970年代のオールドで、さらにジャッコーネ向け。

それだけで期待値はぐんぐん上昇するわけですが、味も期待に恥じないもの。
先ほどのグレンブローラとは異なる麦感、華やかなモルトの味わいがしっかり感じられて、満足の1杯です。
これもまた口開けでしたが、口開けでコレなら後2~3ヶ月もしたらすごいことになりそうです。

また、このボトルはキーモルトが不明と言うことでしたが、たとえばロセスやリンクウッドのような
華やかで芳醇なモルトの印象を受けました。実際はどうなんでしょうか・・・。


 


ラインナップ3本目、ブレンデットで肩慣らしを終え、いよいよモルトです。
私を含め87Malt組の大阪遠征メンバーには大変思い出深い、
アンティカーサ ミルトンダフ 1966-1990 23年 61.4%
 







神戸は三宮駅前、これまた大阪遠征メンバー御用達のお好み焼き風月の店舗前で、
商店街を行きかう人の中、みんなで紙コップでカンパイして飲んだボトル。
 


(11月のあの日・・・三宮駅前はスタンドバーとなった。)


酒ショップ佐藤のミルトンダフ1969と並んで、個人的にミルトンダフ史上最も旨いボトルだと思っている1本であることに間違いはありませんが、
そういえば体調やグラス等、しっかりしたコンディションで飲むのは今回が初めてでした。

やはり旨いです。シェリー樽モノは1960~70年代ないしそれ以前の蒸留で、
さらに20年前後の熟成が最も旨いと言うのが持論ですが、このボトルはまさにそのどストライク。

レーズンやプルーン、皮付きの黒葡萄、杏を思わせる濃くフルーティーで甘い香り、
ハイプルーフでありながら過熟のシェリー樽モノにありがちな、ギスギスしたタンニンの無い、
濃厚でありながら瑞々しいともいえる広がりで、大変すばらしいモルトに仕上がっています。
これです、こういうボトルを今後のウィスキーに求めることは酷なのかもしれませんが、
呑めるうちはぜひとも飲んでおきたい、そう思わせてくれるすばらしいボトルでした。

 

ミルトンダフの感動冷めやまぬうちに、次は同じアンティカーサのロングモーン1971-1990 18年 58.1%。
ラインナップは4本目、メインのラインナップとしては折り返し地点となります。
 







ロングモーンといえば、シェリー、そしてトロピカルという印象が強いのですが、この2要素を高い次元で両立したボトルはあまり無く、
どちらかといえば、最近のロングモーンは長熟どシェリーの傾向が、バーボン樽熟成を経てがっつりトロピカルの傾向か・・・というところでした。


が、「その印象をぶち壊す!」とばかりに、嫌味の無いシェリー感からフィニッシュで湧き上がるトロピカルフレーバー。
何だこのボトルは!と先のミルトンダフの感動を一気に上回ってしまった、大変すばらしいフレーバーとバランス。
その融合はもはや異次元のレベル、会に参加された皆様も思わず唸ってしまうそのできばえ。


もし今度このボトルと出会うことがあれば、それこそコイツとだけ一晩過ごしたい気分になりました。

 


と、ここまでで早くもラスボスと遭遇してしまったような、怒涛のスーパーシェリー系2連発でしたが、
いよいよ次は87Malt Night 5thのメインともいうべく、グレンギリーの伝説が眠りから目覚めます。






続きます!


(ウスケバで長い記事を書くと、画像の貼り付けから改行の不具合等々、まだまだめんどくさいですな。)

2011.08.27【日記】

チェッカーズ 1970年代流通品 従価特級 巴工業






CHEQUERS
(チェッカーズ)

43% 760ml
従価特級
1970年代流通、巴工業取り扱い

キーモルト:リンクウッド、DCL系列蒸留所等

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
 



【テイスティング】
オールドを思わせるヒネ香とあわせて、モルティー、梨や香木を思わせるような、
まさにリンクウッドを感じさせる華やかさと、馥郁とした香り。
口当たりもスムーズで滑らか、スッと入った口の中で、ブラウンシュガー、
ほのかに藁を思わせるアクセント、そして確かなコクが感じられる。
後半からフィニッシュにかけては、紅茶を思わせるようなタンニン、ビターさが現れる、
かすかに焦げたようなスモーキーさも感じられ、口の中にしみ込んでいく。


【コメント】
DCL社の至宝、リンクウッドがふんだんに使われたブレンデットウィスキーの名品。
キーモルトの特徴がしっかりと活かされつつ、スムーズ&ビターな構成で、
次の一口を誘うような、飲み飽きない味に仕上がっている。

 



【オマケ・チェッカーズの見分け】
ジョン・マッキュワン社が手がけるチェッカーズおよびアボットチョイスは、
1929年から1971年まで、戦争の影響で日本への輸入が途絶えており、
また、1990年ごろから再度輸入がストップするため、、
海外オークション等で見つける以外、国内でお目にかかることはあまり無いといえます。
よって、味もさることながらその希少性ゆえ、ヤフオク等で流通しても比較的高値が付きます。
(70年代で8000円前後、80年代で5000円前後くらいですね。2011年現在)


(左、アボットチョイス80年代。 中央、チェッカーズ70年代)


手に入る範囲で唯一流通していたと言える、チェッカーズの70年代、80年代の見分けは、
年数表記(12年表記)があるかないか、760mlか750mlか、大きな違いからあげるとこの2点です。
もちろん70年代が、今回のボトルのとおり年数表記なし、760mlです。
また、70年代と80年代ではキャップのタイプが異なっており、80年代は乳白色のプラ形状に、
裏面は白い緩衝材(?)が付けられていますが、70年代は以下のとおり外側に白い鉛のフィルムに
建物と旗が書かれたチェッカーズのマーク、内側も鉛(アルミ?)が張られています。




話が少し脱線しますが、1960年代から1970年代、それも70年代ごろは、特にこの鉛張りのキャップが
色々なブレンデットやモルトのボトルに使われていますが、このタイプのキャップは悪さをします。
横置きや、温度変化で鉄分いっぱいのにおいを中身に移してしまい、そうなってしまったモノは
トマトジュースのような香りで、とても飲めたものではありません。

開けてみないとわからないのがオールドボトルの怖いところです。
70年代チェッカーズも例外ではありませんので、信頼できるところからの購入を強くお勧めいたします。

キャップだけ見ても当時は本当に色々なキャップが使われていましたが、現在使われていないモノには、
それ相応の理由があるのが、オールドボトルを扱ってみるとわかります。この辺は追って特集させてもらうとしましょう。



また、80年代流通品の12年表記については、ブランドイメージ向上のために
1980年代になってから使い始めた蒸留所やメーカーが多く、チェッカーズも同様です。
1980年代以前から12年表記を使っていたメーカーの代表例としては、有名どころでは
シーバスリーガル、バランタイン、この辺は1950~60年代から熟成年数を表記しています。

ただ某酒屋のページでは、12年表記有りのチェッカーズが70年代流通、60年代流通として販売されています。
写真を見る限り、TAXは2スターだし、容量、度数からも明らかに80年代、
1本はキャップ形状から良くて70年代末だと思うんですけどネ・・・まぁ状態はよさそうですが。

 


 



チェッカーズ:名称の由来はロンドンの北西約40kmにある、バッキンガムシャーのチルタウンヒルにある古城の旧跡である。
元来この城はチュードル王朝の有名な邸宅であったが、1971年マッキーワン社の関係者により政府に寄贈され、
現在は英国首相の別邸として長く使用されている。
 

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2011.08.22【日記】

カティーサーク12年 1970年代流通 ONE QUARTボトル



CUTTY12
CUTTY SARK'S
12 YEAR OLD

86Proof  ONE QUART
(43% 約1ℓ)

キーモルト:グレンロセス、ブナハーブン、グレングラッサ、ハイランドパーク、タムデュー

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆

 



香り:若干のヒネ香のある、穏やかな甘さを感じる香り。
そして麦芽を思わせるビターさもあり、非常にモルティだ。
時間とともにシェリー樽を思わせる樽香、グレーンはあまり感じられない。
上品なバランスでまとまっており、ガツンと香るタイプというよりは、穏やかの一言。
アメリカ市場を意識したマイルドで飲みやすい味というのは香りでもうなずける。
 

味:マイルドな口当たり、みたらしのような甘さ、少し穀物質な植物っぽさ、麦茶の香ばしさ、
この時代らしい濃さがある。中間から後半にかけてビターで焦げたようなピート感、
このビターさがアクセントになって飲み飽きない味に仕上がっている。
影響として考えられるのはハイランドパーク、麦芽質はタムデューだろうか。
フィニッシュは口の中にフレーバーがしみ込むように残り、ロセスらしさも感じられる。
 




コメント:5月の第2回オールドブレンデットテイスティング会に出したボトル。
皆様からは、ロセスを感じる!と好評だった一本です。
モノはアメリカ向け、もしくは免税店向けと思われる1970年代流通の1クォーターボトル。
容量が多いほうが劣化が少なく保存状態が良いものが多いというのは、オールドボトルの鉄則ですが、
このボトルも例外ではなく、なかなか良い保存状態であるように思います。

1970年代以前流通のブレンデットは、キーモルトとなっている蒸留所のモルトをしっかり感じられるボトルが多いですが、
このカティーサークも同様で、オールドボトルのハイランドパーク(シルクプリントラベルあたり)を飲むと、
このブレンデットの1ピースとしてのフレーバーを感じられますし、当時のグレングラッサ、タムデュー等も同様です。


本来は、マイルドで飲みやすい味を目指して、もっとスムーズ&マイルドにしたかったけど
原酒のキャラが強かったゆえに、ブレンドしてグレーンで引き算しても、
キャラが残ってしまっただけなのかもしれませんが、今となっては歓迎すべきことです。

そして、こういうボトルが手元に流れてきてくれるのは、そのめぐり合わせに感謝の一言です。

 




【オマケ:カティーサーク12年の見分け】
カティーサーク12年の90's、80's、70'sの見分け方は簡単です。



まず1990年代。特級廃止後ですが、ブレンド比率が変わったのか色が極端に薄くなります。
シェリー樽熟成を思わせるキャラメルブラウンから、ノーマルのカティーサークに近い、
ライトゴールドな色になり、表記も”特級”から”スコッチウィスキー”表記に変わります。
ボトルデザインは1980年代をそのまま引き継ぎますが、味は飲んでないのでわかりません。
(色が薄いからねぇ・・・あんまり良い予感しないんですよ。)


続くは1980年代、750ml 特級時代(上、写真右)です。
値段は1万円、税率220%の高級ウィスキーでしたので、従価表記が80年代後半になってもついています。
色も濃いです。これがカティー!?と言うくらい濃いですね、この時代は。
味は70年代以前に比べてグレーンが強くなっていますが、まぁ飲めます。現行品に比べればぜんぜんマシです。


そして1970年代、760ml 特級時代(上、写真左)。
味は記載のとおり、言うことありません。
80年代との違いは、上の写真を見ていただければ一目瞭然ですが、
まずキャップ、70年代以前は金色のプラキャップですが、80年代は黒で12年表記付です。
ラベルもぜんぜん違いますが、大きな違いは70年代は12年の赤字表記がありますが、80年代はありません。

わかりやすい違いであるため、ヤフオクに出てても70年代は80年代に比べて高値がつきます。
80年代は2000~3000円、70年代は4000~5000円くらいでしょうか。
味はもちろん70年代以前流通のものがオススメですが、価格と相談ですね。

 

2011.08.09【日記】

バランタイン・ファイネスト 1940年代アメリカ流通品




Ballantine's
”IN USE FOR OVER 100 YEARS”
 

43% 760ml
(4/5QUART 86Proof)
 

1933~1952年 流通
アメリカ流通品
"21" BRANDS, INC  NEW YORK, N, Y
 



香り:ブランデーを思わせるような甘さ、焦げたカラメルからいぶした麦芽、
土っぽさとスモーキーさがあり、まるで秋口に焼いた畑のよう。
現行品には決して無いシェリー&スモーキー、どこか懐かしい香りでもある。
 

味:少しべったりとした口当たり、シェリー、蜂蜜、焦げたような苦味、
口の中を黒蜜のような甘さと、それを引き締める苦味が広がる。
余韻はカカオ多めのビターチョコ、すっと甘さが引き込み、スモーキーでビター。
そしてオイリーな印象が食道から胃にかけて感じられる。


コメント:バランタイン(ファイネスト)の超ド級オールドボトル。
同ファイネストの1960年代後期~1970年代初頭ボトルの味わいにも驚かされましたが、このボトルにも良い意味で驚かされました。
戦時中ないし戦後、1940年~1950年ごろに流通した可能性が高い一本で、軽く60年以上前の物。
バランスは悪くありませんが、時間経過のためか余韻にかけて弱ってしまっている印象があるものの、
弱った点を補うほどの、現行品からは考えられない味わいが感じられます。
色も濃い!!現行品とは明らかに違う、存在感が漂う色をしています。
 

なお、入手後にキャップの破損に気がつき、違うキャップに交換しています。
元はアルミのショートスクリューキャップがはめられていました。

 





では、オールドボトルのお約束、以下、たらたらと年代の推定をしていきます。




まず、赤白のみで印刷された紋章に、バランタインの下に書かれた”IN USE FOR OVER 100 YEARS”の文字。
バランタインは創業1827年で、そこから100年以上バランタインという名称を使っていますよという証明であり、
時代の経過とともに、数字が100、125、135、145と増えていくので流通年代を容易に推定できます。
(つまり、この表記だけ見ると、このバランタインは1927年から1951年までの間に販売されたものである。)

一方で、1927年はアメリカは禁酒法時代の真っ只中。
このボトルをアメリカで販売したインポーター、"21" BRANDS, INC  NEW YORK, N, Yは、
禁酒法が撤廃された1933年創業であるため、1920年代に流通した可能性は消え、1933年~1951年に狭まります。

さらに、バランタインの紋章は1938年に認可交付されているので、紋章がついたこのボトルは、
1937年以前の流通の可能性が消え、1938年~1951年と縮まりました。

さらにさらに、1930年代にアルミのショートスクリューキャップが実用化されていたとは考えにくい。
同時期に販売されていたバランタイン17年は1940年代初頭までコルクキャップが採用されていること、
バランタインにはティンキャップが採用されていない背景も加味すると、
1940年代後半から1951年あたりの流通品と、推測できます。

後は味ですが、当時のモルトを考えれば、味は王道中の王道、シェリー&ピーティー、
その中でも、やたらとスモーキーなのは、アードベックに加えて、
第2次世界大戦中に蒸留されたモルトが使われているからかもしれません。
そうすると蒸留と熟成を考えれば流通時期は1940年代後半から1950年代で、
味からの情報が、上記外からの推測に合致します。


以上の推測どおりとすれば、流通時期は今から60年以上前、蒸留時期はさらにプラス10年。
半世紀以上の時を越えて、そして大西洋と太平洋、2つの海を越えてきたボトル、
保存状態にベストが望めないのは当然といえば当然ですが、手元にあることを感謝するとともに、
ここまできたらあとは心で楽しみたい一本です。


 



というわけで、皆様、お久しぶりです。
ウスケバに抗議の休止宣言を出してはや・・・半年ですか。

やっとウスケバ運営チームが動いてくれたようなので、ためしに記事を更新してみます。

画像閲覧機能がようやく復活したり、ブログがトップページに来て見やすくなったり、
ブログ編集中に、ブログを見るボタンを押すと別ウィンドウで表示されたり
前ウスケバに比べれば、なかなかポジティブな要素が見られますね。
記事の記入ウィンドウも、記事の量によって重くなったりしないようで、ここが解消されたのは大きいです。
(いや、やっと普通に戻ったということなんですが。)


なぜはじめからこれができなかった・・・・

とはいえ、まだまだ色々ありそうなウスケバさんです。
しばらくは様子を見ていきたいと思います。

 

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2011.01.16【日記】

ジョニーウォーカー・レッドラベル1980年代流通 コールドベック正規品




Johnnie Walker
Red Label
Old Scotch Whisky
(ジョニーウォーカーレッドラベル)
 
43% 750ml
ウィスキー特級表示
1980年代後期流通品

価格:金沢八景の酒屋で2300円で購入 
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆



 
香り:シェリーやカラメル、紅茶のような甘さ、奥からかすかなピートのスモーキーさ。
徐々に麦芽、ハーブ、ワクシーのような甘さが出てくる。加水するとより前に出る。
モルティーでコクのある香り。ジョニ黒と比べるとライトだが、骨太で良いブレンデットであることが感じられる。
 
味:スムーズな口当り、コクのある甘さ、かすかにワクシー、少しのスパイスがあり、加水するとまろやかになる。
麦っぽい甘さとビターさがあり当時のカードゥーを連想させる。余韻は少し粉っぽさがあるがドライで長く残る。
落ち着きがあって実に味わいがある。
ヒネたフレーバーはほとんど感じられず、比較的新しいボトルであることもあって状態は良いようだ。



 
コメント:ジョニーウォーカーのレッドラベル、通称ジョニ赤、その1980年代流通品です。
89年以降のUDJの正規品ではなく、コールベック時代の正規品。
750ml、特級、通関コード有りで従価税率表示無しなので、おそらく1986~8年頃のモノと思われます。
 
その中身は良いブレンデットウィスキー。この一言に尽きます。現行品はどうしてこうなった・・・と嘆きたくもなります。
モルティで飲みやすく、当時のカードゥー由来と思われる特徴が時間とともに開いてきます。
それでいてかすかなスモーキー、アイラモルト由来と思われる癖もあり、当時のジョニ黒と比べるとあっさりしていますが、ボディはしっかり骨太。
ロックにしてもハイボールにしても骨格が残ります。良いブレンデットを飲んでいるなと感じさせてくれる1本です。
 
比較的入手しやすい1980年代品でコレですが、70年代、コルクキャップの60年代ももちろん美味。
実は全部手元にそろってたりしますので、今度垂直飲みしてみようかな。
 

(左から、80年代後期コールベック、80年代前半コールベック、70年代後期トーメン、60年代ニッカ)
 
 
 
余談:ジョニーウォーカーレッドラベルは時代が古くなると、歩くおじさんの絵が濃くなるという話があります。
実際に手元のジョニーウォーカーで比較してみると・・・確かに年代をさかのぼるごとに濃くなっていきます。
 
 
現行品:手元にありませんので、どこかネットショップ等で見てくださいw
(存在感が希薄ですね。シャドウになってしまいました。味そのものを象徴しているようです。)

 

1980年代後期
(良い笑顔ですね~、世界中で売れて笑顔がぽろぽろ出ちゃう感じでしょうか。)

 

 1970年代後期~1980年代前半
(確かに濃くなりました。下半身のぴっちり感が強調されてなんだか不思議な気分になりますが、表情は紳士って感じですね。)



 1960年代以前・コルクキャップ時代ニッカ取扱
(濃っ!!なんかふっくらしてますし、ニヤリと笑った表情に流し目「お嬢さん一杯どぉ」みたいな感じで、むっつりスケベっぽくてキモイです。)
 
 



~~雑談~~
このころのジョニ赤といえば、「矢沢・・・夢です」というよくわからないフレーズで、
若かりし日のエーちゃんがCMに出演、価格は当時価格で4000円程度。
今から比べればアホほど高いですが、それは当時の級別による課税(現在でいう酒税)と従価による課税のダブル課税があったからで、
その2つ目、従価の課税率はモノの値段に応じて150%か220%がかけられていました。
低価格帯のスタンダードスコッチは150%でしたが、1979年には円安が進んだことで相対的に価格が上昇。
スタンダードスコッチにも220%の従価税が掛けられることになり、どの銘柄も税関でストップしてしまうという事態もありました。
当初日本政府には2重課税から従価税1本に絞る動きがありましたが、もろもろの事情があって最終的には現在の重量税に落ち着きます。
特級時代の酒税、その辺については後日まとめてネタにしてみたいなと思います。
 
当時4000円のジョニ赤は、150%で逆算すると級別の単一税率後でも2600円程度ということで、
それでもやや高いですが、級別による酒税も高く、海外からの物流も限られていたと考えれば納得の範囲です。
 
よく1980年代以前流通のオールドスコッチは、値段が高かったからうまかったという意見を聞きますが、
あれは上記のとおりほとんど酒税と輸入の際のコスト、価格競争相手がいなかったがための販売店の上乗せのためです。
国会の大蔵委員会等の当時の議事録を紐解くと、度々ウィスキーの2重税率に加えて販売店等の中間マージンの高さが議題にあがっています。
これらを差し引いていくと、現行品とさして代わらない価格でモノが作られているということがわかります。
ようするに、現行品との差は生産されている原酒の質なんですね・・・純粋な。
 
古きよき時代を味あわせてくれる1本、飲まれてない方は機会があれば、是非。
 
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2010.12.17【日記】

バランタイン・ファイネスト 従価特級 1970年代以前流通

 
 
Ballantine’s
FINEST SCOTCH WHISKY
 
760ml 43%
従価特級 明治屋取扱
JAPAN TAX有
 
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆
 

 
香り:一瞬石灰のような粉っぽさを感じたが、すぐに干し葡萄の甘酸っぱい香りが立ってくる。
甘くふくよかな香りで、レーズン、キャラメルや黒蜜、酸味控えめのチーズケーキ、ほのかにミント、
手のひらでグラスを包むとさらに多くのフレーバーが顔を出してくる。若い原酒のフレーバーはほぼ無く、実にしっかりとしている。
ただ本ボトルについては状態は際どいところだったようで、少しマイナス面のフレーバーもあるように感じられるが、それを補って余りある芳香がある。
 
味:甘くオイリーな口当り、レーズンと僅かに植物質、そしてチョコレートのようなフレーバーもある。
香りに比べると若い原酒のような味と刺激が僅かにあるが、味わいは複雑さもあり、それ以上に甘さのバランスが良い。
鼻抜けしっかり、余韻は長く、甘さと程よいビターさに合わせてドライでスーッとするような感覚が舌の上に残る。
 
 

コメント:1960年代末期から1970年代にかけて流通したと思われるバランタインのファイネスト。
ファイネストといえば、あのいかんともしがたい若い原酒の味わいと、悪い意味で複雑なフレーバー・・・
紳士ジョニー、姫君シーバスと並んで没落貴族という言葉が、現行品には似合ってしまうように思います。
 
そして特級時代。正直、前回飲んだ1980年代末期頃のバランタインが微妙だったので、このボトルもそこまで期待していませんでした。
が、この1970年代以前のバランタイン、旨いです。口開けはこの年代らしく水のように香りが立ちませんが、徐々に香りが戻ってきます。
レーズンのような甘い香り、ボディの厚みに余韻の長さ、一番ランクの低いファイネストでコレってのが信じられません。
 
今スタンダードなスコッチとして定着している商品は、こういう旨い時代があったからこそ定着しているんだなと感じます。
シーバスリーガル、ジョニーウォーカー、バランタイン、すべからく70年代以前は旨いです、まぁどのブレンドでもこのころはだいたい旨いですけど(汗)
 
 
バランタインといえばキーモルト7種類を例えた魔法の7柱(スキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ)が有名ですが、
最近はこの7柱のアードベックがラフロイグに変更されていたり、トーモアが追加されていたりと変化がありますが、
70年代流通のこのころは、キーモルトは上記、かつてのモノが使われています。まさに古の味ということですね。
 
 
なお、1970年代のボトルの特徴としては、特級、従価、760mlに加えて、
 
・紋章の色が青と赤。(現行品は青とオレンジ。)
・プラキャップ(現行品はメタルキャップ)
・クリアボトル(以後及びTINキャップの時代はブラウンボトル)
 
また、70年代中期以降を除くと、国内流通品にはJAPAN TAXが付いているようです。



写真:JAPAN TAX(ボロボロですが^^;)


写真:70年代の証明、青赤カラーリングのロゴ
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2010.12.11【日記】

ハウス・オブ・ピアーズ12年(特級)1980年代流通 43%



House of Peers
DOUGLAS LAING & CO, LTD
(ハウス・オブ・ピアーズ 12年)
 
12 Years old
750ml 43%

価格:平塚の酒屋で2000円で購入 
オススメ度(4)
☆☆☆☆
 



香り:ライト感のある香りだが、穏やかでまったりとした甘さがしっかり感じられる。
溶けたバニラアイス、ハニーシロップ、奥から僅かに植物系のトゲや、ニスのような引っ掛かり。
そしてオールド特有の僅かなヒネ。オールドブレンデット好きならストライクゾーンだろう。
 
味:オイリーな口当り、ヒネはそれほどなく、むしろグレーンのような甘さが主体で、キャラメルやバニラのような甘さがはっきりと感じられる。
序盤はスムーズだが中間からカラメルのような甘さと合わせて苦味、若干エグミのような植物系のフレーバーが混じり、
鼻抜けは甘さと余韻はオイリーで、ほろ苦い甘さが長く残る。
 


 
コメント:OMCで有名なダグラスレイン社が作っているブレンデット。その特級時代。
特級といっても通関コードが5桁の1万台であり、従価表示なしであることから86年~88年くらいのものと思われます。
 
ハウスオブピアーズは、イギリスの上院議会を指すのだそうですが、正式な名称はハウス・オブ・ローズというらしく、
これはまた別な会社が作っているブレンデットの名称になっています。高級感を出そうとしたんでしょうね。
主に南アメリカ向けの輸出商品らしく、言われてみればアメリカで人気があるJ&Bの特級は、ここまで甘さが濃くないものの、似た傾向があるなと感じられます。
 

ちなみにこのブレンド、ハイランドモルトを主体としかかかれておらず、キーモルトがわかりません。
ハイランドといわれてもスペイサイド地区まで含める考え方もあるので、広すぎます。
OMCやダグラスレイン社の解説を見ると、(以下、シングルモルトナビより)
 
“ダグラスレイン(DL)社は、戦争中に英国海軍で働いていたFred Douglas Laing氏が、1949年にスコットランド・グラスゴーでスコッチウイスキーのブレンダー兼スペシャリストとして会社を興しました。彼は卓越したブレンダーであり、キングオブスコッツ、ハウスオブピアーズ等のブレンデッドウイスキーの名品を世に出しました。素晴らしいブレンデッドウイスキーには、その原料である原酒、最良のモルトウイスキーの樽が必要で、彼は卓越したセンスで、素晴らしいモルトの樽を吟味し、購入していました。”
 
とのことで、当時はブレンドを目的として原酒を買い付けていたのがわかります。
1998年にはダグラスレイン社はOMCを発売、シングルモルトを重視し始めますので、
現在販売されているOMCの長期熟成等からキーモルトを推測すると、グレングラント、グレンファークラス・・・
グレーンの味が結構したように感じたので、グレーンはインヴァーゴードンあたりでしょうか。
ご存知な方、誰か教えてくださいw
 
 
 
余談ですが、ダグラスレイン社がシングルモルトにシフトした結果、現行品のハウスオブピアーズは以下のようになるわけですが(汗)
 
“ダグラスレインはボトラーの中でも膨大な樽を保有していることでも有名です。
定評が高いのは、ブレンド業もしているため、カスク選びの際に少しでも不満があると、ブレンドのほうに回して使えるため・・・。”

 
まさに没落貴族・・・そんな印象を受けてしまいました。
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2010.10.09【イベントレポート】

ブラック&ホワイト特級ハイボール



Black&White
特級表記
1980年代後期流通

43度 750ml
状態・良好

価格:1500円程で入手

※ハイボールのため、テイスティングはありません。


昨夜、仕事を10時過ぎに終え、家に帰ろうとしたところで
同期に見つかりそのまま飲み会に。
そして明日私と同じく学会発表を控えた同期は、だいぶストレスがたまってるのか
その後私の家に来て二次会スタート。

うまいハイボールが飲みたいという同期に、ならばと出したのがブラック&ホワイト特級のハイボール


先日、なんかブレンデットが飲みたいな〜と、手持ちを開封しており
特級とはいえ終わり間際のモノなので、どうかな〜と思っていたものの意外と悪くない。

ハイボールでも現行安物ブレンデットにありがちな、
若いグレーンのトゲトゲしさ、妙なアルコール感が無く変なヒネもなく、スッキリと飲める。


飲み屋のハイボールより全然うまいな!
と、お墨付き(比較対象が飲み屋ですがw)もいただいて
ハイボール片手に馬鹿話や妙にまじめな話をしながら明け方まで飲み明かしました。
後半同期はべろべろでしたので、ブラックウッド・ドライジン60%のジントニックを締めに出して潰しておきました。



さて、明日は学会発表のため、会場に近い実家の三鷹に移動です。

休日、雨、スーツ、三連コンボで気分は最悪…。
無事終わったら、ご褒美にボトル何か買いにいこうかな!



<余談>



先日、ウスケバ関東オフ会前夜祭にてledさんからいただいたサンプルボトル、
いざ飲んでみましょうと、キャップを空けて
「お、なみなみ入ってるよ・・・うれしいねぇ、ではさっそく・・・」

グラスに注ごうと視線を移す。

パシャッと水音
っと、いかんいかん、少しこぼして・・・あれ?

サンプル小瓶の底が、まるで斬鉄剣で切ったようにすっぱりと落下、当然中身もカーペットに向かって落下。
・・・


なんでだあああああ

覆水盆にかえらず。小瓶に残った香りを必死でかいで、情報をかき集めます。
甘く、ホワイトチョコレートやほのかなベリー感、オーク・・・
ノージングの印象だと、ロングモーンやグレンファークラスのバーボン系の長熟か。

凄く申し訳ない気持ちになった日曜日の午後でした。


ごめんなさいいいいいいい!
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2010.03.28【イベントレポート】

VAT69 従価特級



VAT69 従価特級 
(協和発酵株式会社)
43度 750ml

価格:2000円(ヤフオクで3000円~5000円程度か)
オススメ度
☆☆☆☆☆☆

香り:軽くスモーキー、グレープフルーツ、カラメル、ヒネ香、黒砂糖、後からお好み焼き屋のソース、アルコール感は無く非常にふくよか
モルティーで若い原酒の感じはほとんど感じない。飲み終わったグラスからは、甘酸っぱく心落ち着くオールドシェリーのような香りも感じる。
味:お手本のようなオールドブレンデット、スモーク、甘さ、ビター、麦芽、ヒネた風味、カラメルやバニラ、のようなフレーバーもある、実に良いバランスを保っている。

状態の悪いオールドボトルにありがちな、べったりとした感じや過度なヒネ香は少なく、意外とフレッシュ、ボディも厚くストレートでもぜんぜん楽しめる。
余韻はドライ、さわやかでスッとのどの奥に引いていく感じ。 価格を考えればコスパはきわめて高い。



100種類のブレンドサンプル(ヴァッティング)を作り、その中の69番目が製品として選ばれたことで、ヴァッティングNO,69から、VAT69となったエピソードがあるブレンドウィスキー。

メジャーではないが、オールドウィスキーファンならまず押さえているであろう一本。現行品はやはり味がまるっきり変わっており、飲む価値は無い。
80年代以前のVAT69はロイヤルロッホナガーなど秀逸な原酒がふんだんに使われており、80年代前半のモノでも十分うまいが、70年代流通の花瓶のようなボトルはさらにうまい。

あぁ、どこかに状態良い70年代売ってないかな
ヤフオクだと1本1万くらいするからちょっと手が出ないのよね
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