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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.09.26【イベントレポート】

【 87Malt Night 5th】 参加レポ(中)


レポート第二回です。

 前回は折り返しのロングモーンまで、今回はモルトラインナップのラストまで、
グレンロッシー、グレンギリー、モートラック、ロイヤルブラックラ、を書かせていただきます。



シェリー系が続きましたので・・・ということで、チョイスされたのが
セスタンテ・グレンロッシー16年 1972-1988 57.7%。
 


 

 

グレンロッシーといえばブレンデットのヘイグ、ピンチ(ディンプル)の主要モルト、
一般的にはあまり有名ではない銘柄ながら、ポテンシャルはかなり高い蒸留所です。
さらにセスタンテですからねぇ、嫌でも期待は高まります。
 

このボトルは色からどシェリーかと思いきや、少しクセのある甘い香り。
いわゆる沢庵香ですが、奥からキャラメルやナッツ、乾燥イチヂクのようなフルーティーな香りも感じられます。
ボディはしっかり、スパイスもあって、樽由来かビターなアクセントも顔を出します。
何かが突出したモルトではないですが、実に味わい深い一本。
 

ロッシーいいよロッシー。


ロッシーといえば、最近のボトルとしてはクロコダイルやらアナトミーやら、やたらとトロピカルフレーバーなボトルが多くリリースされていました。
最近のトレンドとは思いますが、コレは特定の処理をしたホグスヘッドないしバーボン樽によってもたらされるフレーバーで、
そのフレーバーとの相性はあると思いますが、こういった酒質だからこそ合うのだろう、そういう元の味わいを感じさせてくれるボトルでもあります。
 


ロッシーでワンクッション置いた後は、いよいよ今回のメインとも言えるボトル。
(というか、ラインナップすべてがメインともいえるんですが・・・なんでしょう、この昔の巨人みたいな打線はw)
最強のグレンギリーとして名高い、


サマローリ・グレンギリー 1971
"SAMAROLI COLLECTION"
750ml 59.6%
MATURED IN SHERRY WOOD Full Proof
BOTTLE No, 1025/2280
 


 


 


グレンギリーはオールドに関しては大好きな蒸留所です。

ちょっと前までパフュームが出て、迷走していた時期もありましたが、
オールドに関しては上品なピート感に一本芯の通った味わいで、オールドがあると言われればニヤリとなってしまいます。
さらに伝説的なボトルの多い1980年代のサマローリのボトリングのグレンギリーなわけですから、飲めるだけでも感動なのに口開けを飲めるなんて・・・。


ただ、以前同サマローリのグレンギリー1971の43%加水を飲んだことがありましたが、それは鮮烈な印象として刻み込まれるほどの出会いではありませんでした。

では史上最強と名高い、このグレンギリーはどうか。
このグレンギリーは口開けゆえか、ラフロイグのようなガツンとくるピート感、
もう少し上品なピートを想像していた私は思わぬ形で奇襲を受けましたが、それは参加者全員も同様で、
そこにシェリーの甘さ、ブラウンシュガー、ナッツ、甘さと苦味、深みのバランスが秀逸で、
島のようなクセがないことが逆に強みとなって、純粋なピート&シェリーに唸らされる味わいでした。
 

このモルトについてはメインでもありますので、後日単独でテイスティングノートを書かせていただきたいと思います。

 


続いてもイタリアです。モートラックです。
セスタンテ・モートラック 14年 57% 1980's
 


 

 

今回は87Malt Night としては少し珍しい形式で、
自己紹介をかねて1ボトルあたり2名がコメントを述べる以外は、
かなりフリートーク主体の構成となっていましたが、このボトルで私の自己紹介がまわってきました。
 

だいぶ酔いが回っている状況で、このボトルについては
「大味だけど繊細、B型のモルト」とかなんとか言った記憶があります。


実際、モートラックといえば個人的にはシェリーの甘さがグワッと口に広がった後は、
少しもさっとしたタルさが現れて、シイタケや若干の硫黄を伴いながらフィニッシュに・・・

という感じなのですが、このボトルは序盤はまさにモートラックのハウススタイルともいえるシェリー感から、
中間のタルさが非常にクリアで、シェリー樽由来のうまみの中で、
パワフルだが繊細でクリアな味わいがあり、余韻につながっていく。


言うこと無しの良いモートラックです、こういうモートラックがもっとほしいなぁ・・・
なんて思いつつ、後日W&M  モートラック10年 1988-1998 58.5%を買ってしまうわけですが。


ま、この辺の話題は別の機会に。

 



さて、ここまでシェリーや樽の影響がしっかりある味の濃いモルトが続いたところで、
ラストは超ハイプルーフ、目の覚めるようなクリアな味わいの
インタートレード・ロイヤルブラックラ 1972-1988 15年 64.5%






64・5%というと、樽詰めの度数とはぼ同じと思われるところで、
貯蔵環境はきわめて樽の呼吸のバランスが良かったという、それだけでレアなボトルに当たりますが、

このボトルは少し若さを感じさせる植物質、麦芽質な味わいがあるものの、
白葡萄や青林檎などのフルーティーなフレーバーと、度数ゆえのすっきりとしつつもスパイシーでキレのあるフィニッシュが、
ここまでのボトルの味わいに負けず、かつ自身の良いところをしっかりと主張しています。
ラベルも独特ですね、このラベルをインスパイアしたボトルもあるとかないとか・・・

背景を和室にしたら、なんでしょう、今回の会の風景に・・・見えなくも無い感じです(笑)


(ご参考)



ロイヤルブラックラは以前福岡で飲んだオールドボトル、オフィシャルの16年、57%が実に旨かったという印象がありますが、
それに負けず劣らず、実に鮮烈な印象を刻んでくれました。


うーん、すばらしい締めの一杯。


 


ここで87Malt Night 5thは全8本のメインのラインナップを終了。
後は各自の時間の許す限り、残りのボトルを囲んでのフリーテイスティングタイムです。


先日、某SNSではちょっとした論争になったシングルモルトのハイボールですが、
今回もおいしくやらせていただきました、この辺は会の総括、様子とあわせて、次回に続きます!
 


 


続く!!
 

2011.09.25【日記】

抜栓強化週間

87Malt Night 5thレポがまだ途中ですが、(中)(下)は明日UPしますので、今日はちょっと別のネタ。


唐突ですが、酒は飲むものです。
そりゃ希少価値やらで開けづらいボトルはありますが、私の場合基本、開けます。
というか、手に入れたら開けたくて、飲みたくて仕方ないんですよね。


そんな私の性格を表しているかのごとく、今週はバシバシ抜栓してしまいました。




VAT69  従価特級 協和発酵取扱い 1970年代流通品

評価の高いボトルですが、やはりイイですね。
液面が少し下がっていたので状態が気になりましたが、問題なさそうです。

この逆三角形というかひし形のボトルから、通常のトールボトルに向かうように、ボトルの形が徐々にデザインチェンジしていくわけですが、
70年代はロッホナガー、80年代はグレネスクと、主体となるモルトが異なり、味も当然異なります。
この辺は、このボトルの味が開いたあたりで書かせてもらうとしましょう。




Harrods(ハロッズ) 従価特級 ソニーインタートレーディング取扱い 1970年代流通品

どっかのデパートの名前で、その名のごとくそのデパートで寄贈品等の目的で販売されていたモノ。
こちらも評価の高いボトルで、上記のVAT69あたりと比べるとあまり有名ではないですが、知る人ぞ知る銘酒。
ただ甘いだけではなく、雑味も含めてボディもしっかりある、ホワイト&マッカイが関わっているという話ですが、確かに美味です。

こちらも香りがしっかり開いたらまとめさせていただくとしましょう。




LEDAIG(レダイグ) 1990年代流通品

今週末、サイクリングがてらふらっと立ち寄った酒屋でホコリをかぶっていたもの、その1、レダイグのプチオールドボトル。
7年表記があるほうが海外では評価が高いようですが、このボトルも隠れたファンが多く、いまや入手困難な一本です。

確かにいい味です。透明感のあるピート香に、微かに柑橘、石灰、植物質、若さが良い方向に作用しています。




W&M MORTLACH
1988-1998(10YEARS OLD) 58.5%

ウィルソン&モーガンのモートラック。コレと同じ蒸留年で18年モノ等は出回っていますが、10年は珍しいです。
18年はシェリーのモートラックらしい、しっかりした甘さとタルさがありますが、
コイツは若さゆえか、あまりタルさが感じられず、シェリーの甘さのほかに樽の白木っぽさやジンジンとしたシェリーのうまみが感じられ、
度数がハイプルーフであることもあって、案外バランスが良くて驚きました。

なお、このW&Mのモートラックに加え、上記のレダイグをセットで6000円にしていただきました。
やはり酒屋はネットもいいですが、足でまわると良いことありますな。



・・・

というわけで、1週間で4本も抜栓、ブレンデットウィスキーに関してはイベント開催準備もあるので、引き続き3~4本抜くつもりですが、
やっぱり手に入れた酒をじっくり家のみってのは、贅沢ですねえ。
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2011.01.13【日記】

【連絡】ファーストドロップ・モートラック2008 +1month

 
>1Week時点の記事はこちら

2Week時点の記事はこちら



 
早いものでもう1ヶ月が経過しました。
つまるところ、あと1ヶ月でウィスキーマガジンライブということなんですが、1ヶ月目の払い出しが終了しました。
 
色は明らかに濃くなりました。
黄金色という表現がぴったりです。
 
おなじみの味見ですが


 
 
香りは無糖のヨーグルトや乾いた藁を思わせる植物感、レモンピール、刺激は前回の記憶と比べると明らかに弱まりました。
 
味は乳酸系の酸味、若い味ながら丸い。グレープフルーツとレモンの絞り汁、酸味が強い印象を受けます。
粘性があり、余韻は灰を思わせるようなビターさがほのかに。グラスにステイさせるとオークっぽさも僅かに感じられます。
 


 
丸みを帯びるというコトはこういうことを言うのでしょう。ただ2週間目で香りから感じられた栗系のオーク感がどこかにいってしまったような・・・
体調的なモノもあるのかもしれません。あと1ヶ月、最後のボトリングは2月10日~12日の間で行います。
 
最後の1ヶ月間、どのような変化を見せてくれるか楽しみですね。
 
 
 
なお、ボトリングの際に1つつけさせていただくオマケですが、
開封済みだったキングズバリーのモートラック1989(15年)56.7%の存在をすっかり忘れていたので、この子も選択ボトルに加えます。
後出しで大変恐縮ですが、既にオマケを選択された方でも変更は受け付けますので、ご一報ください。

 
 
 
・モートラックを詰める前まで樽に入っていたバーボン(詳細はこちら)
・花と動物 モートラック16年 43%
・キングズバリー モートラック1989 15年 56.7%
・ジョニーウォーカー黒 従価特級 760ml 43% コールドベック正規

 
参加者の皆様は上記のいずれかから選択して、事前にくりりんまで連絡ください。連絡が無い場合は強制的にバーボンになります。
また、バーボン以外はボトル1本分のみですので、選択権は先着順となります。ご了承ください。
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2010.12.20【日記】

【連絡】ファーストドロップ・モートラック2008 +1week

 



エイジング研究会企画、第一回共同エイジングの進捗報告です。
樽詰めから1週間が経過したモートラック(写真左)です。右は貯蔵前。
ややうす緑を帯びたスピリッツが、うっすらと琥珀、黄金色を帯びてきました。
 
>>前回記事はこちら
 
 
気になる味ですが・・・すいません、詰めるにあたってチョットだけお先に味見させていただきました。
 


【簡易テイスティング】
香りはというと、ニューポット質は相変わらずですが、どこか香ばしさのようなフレーバー、アタックも丸みを帯びたようにも感じます。
味はニューポット質の中に蜜のような甘さや甘酸っぱさがはっきりと、余韻も舌や口内に残るような印象を受けます。
 
以前熟成させたときに感じられた木のエグミのようなものは無く、
2週間目、1ヶ月への変化が期待できます。
 

 
なお、天使の分け前ですが予定通り・・・というよりちょっと多めかなという感じがします。
2回目、3回目のボトリングで様子を見て減りが多いようであれば1回のボトリングの量を調整せざるを得ない状況も出てきますので、
大変申し訳ございませんがご了承ください。
(その分、オマケをつけさせていただきます。)
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2010.12.12【日記】

ファーストドロップ・モートラック2008 63.3%





Rochdale
The First Drop
Mortlach
(ザ・ファーストドロップ・モートラック)
 
700ml 63.3%
Distilled: 2008 June
“Speyside New Spirit distilled in June 2008 at Mortlach”
 
価格:3000円前後
オススメ度(3)
☆☆☆
 
 

香り:クリーン、刺すような植物系トゲ、ニューポット質な香り。
ヨーグルトのような酸味、ほのかにシロップのような甘さも感じられる。
 
味:ヨーグルトの酸味、やや植物質で白酒のような甘さとクセ、溶剤のようなフレーバーがある。
熟成感は皆無でクリーンだが、スパイスは少なく意外とスムーズ、余韻はすっきりとしていて短い。

 
 
コメント:エイジング研究会第一回ボトリング用として購入したもの。樽詰め前のチェックです。
ボトルは純粋なニューポットではなく、樽の中で一冬過ごしたということですが、思った以上に・・・というか完全にニューポットでした。
しかし、変な香水感もなくニューポットの質としてはそれなりに高いように感じます。
これは今後のエイジングでの変化が楽しみです。
 
 
2010年12月11日深夜、樽詰めを行いました。
12月18日、12月25日に第1回、第2回のボトリングを予定しています。
 
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2010.07.24【イベントレポート】

GMモートラック1974-2010 CASK,8264

 
(写真左側のボトルです。)

GORDON&MACPHAIL
MORTLACH
EXCLUSIVE BOTTLING FOR JAPAN IMPORT SYSTEM
(ゴードンマクファイル モートラック1974 for JIS)

Aged 35 years old
52.4% 700ml

Distilled: 1974
Bottled: 2010 March 3rd
Cask type: Refill Sherry Butt
Cask No, 8264
Bottle No, 49/146

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:まずベリー感が上面にあり、その裏にはオーク香もある。杏、バナナクリーム、栗の渋皮、
時間とともに若干の硫黄も感じる。香りは勢いがあって広がるが角があり、自己主張が強い。

味:スムーズな口当たりだが、すぐに濃い目の甘さとウッディな渋みがやってくる。
ダークフルーツを入れて焼いたパウンドケーキ、くるみ、カカオ率高めのビターチョコ、若干のベリージャム。
中盤から後半にかけて渋みが支配的で、鼻抜けは熟したバナナとオーク、余韻はビターでタンニンも。
個性的だが、個人的にはこちらのほうが野暮ったさを感じる。


コメント:いわき@ヒーステイスティング会にて。先日記事UPしたGMモートラック1974-2010のカスク違い。
ボトリング日時としては1日遅いので、こちらのボトルが弟ということになります。
さてこの弟君、樽のタイプは一応同じで熟成期間もほぼ同じながら、兄とはガラッと印象が変わります。
似ている箇所はありますが、前面に出ている構成はまったく違う。弟は個性的で、七夕DIVERさんのコメントを拝借すれば「やんちゃ」と言えます。
どちらを好まれるかは飲み手しだい・・・1杯だけなら兄のほう、長く付き合うなら個性的な弟のほうが面白いかも知れません。

まさに熟成の神秘、非常に面白いです。
また、兄のほうが度数が低く、ボトリング本数が弟より60本程度少ないのが気になります。
加水調整した・・・というわけではないのでしょうが、兄弟カスクにしては差が出ています。
天使たちは兄のほうが好きだったのでしょうか、それとも日本工業規格ではないほうのそれな方々が、何かたくらんでいるのでしょうか。

いつかの某モルトみたいに、数十本限定でエンジェルズ・シェア モートラック とか出たら面白いですね。


そういえば、今回発売されたGMケルティックの情報をゲットしたのは、今年の4月末ごろでした。
某BARのマスターに
「くりりんさん、6月ごろにまたケルティック出るんですよ」
「ラインナップは、ロングモーン、グラント、クライヌリッシュ、モートラックですが、モートラックは押さえたほうがいいですよ」
と言われており、確かにレベル高かったです。

無事、どちらも飲むことができたことに感謝です。
さて、残りのケルティックもどこかで飲まないと!


~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より~~

【完】87Malts Night!! くりりんSide(7)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(6) →この辺です。

【速】87Malts Night!! くりりんSide(5)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(4)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(3)

【前】87Malts Night!! くりりんSide(2)

【旅】87Malts Night!! くりりんSide(1)
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2010.07.22【イベントレポート】

GMモートラック1974-2010 cask8263

 

※写真右側のボトルです

GORDON&MACPHAIL
MORTLACH
EXCLUSIVE BOTTLING FOR JAPAN IMPORT SYSTEM
(ゴードンマクファイル モートラック1974 for JIS)

Aged 35 years old
48.4% 700ml

Distilled: 1974
Bottled: 2010 March 2nd
Cask type: Refill Sherry Butt
Cask No, 8263
Bottle No, 43/81

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:栗の渋皮煮、メイプルシロップのような上品な甘さに、フルーツがしっかり乗っている。
ピーチや皮付きの白ブドウ、トロピカルフルーツ、煮詰めたイチゴジャムのようなフレーバーも感じる。
上品な香り立ちながら、しっかりとした存在感があり、旨さを予感させるフレーバーであふれている。

味:甘酸っぱい口当たりから、ウッディというか濃い目に煮出した紅茶のような渋みが程よく口の中に感じられる。
麦や木の香り、ビターチョコ、煮たリンゴ、口の中でやや粘性を持って徐々に存在感を出してくる。
鼻抜けはしっかりベリーとオークのニュアンス、戻りでチョコレート、焙煎した麦の香ばしさ、ビターさを伴う余韻。
全体としてバランスがよく、広がりもあり、非常によくまとまっている。


コメント:いわき@ヒース、テイスティング会にて。フリーボトルのケルティックから。
本当は全種飲みたかったのだけど・・・時間もなかったのでケルティックのロングモーンの2種を飲み比べ。
既に既知のことですが、今回のGMケルティックラベルのモートラック1974は、ボトリング1日違い、樽番号1つ違いで2本がボトリングされています。

・モートラック1974 48.4% Bottled: 2010 March 2nd Cask No, 8263
・モートラック1974 52.4% Bottled: 2010 March 3rd Cask No, 8264
※添付写真参照 

52.4%のほうは追ってテイスティング記事を書きますが、比較すると、52.4%は個性的というか、
自己主張がやや強めな印象。本ボトルは個性が嫌味にならない範囲でうまくまとまってますね。
各所の評価を見ても、48.4%のほうが高い表を受けているようです。

これは人間にも言えることですが、人にはそれぞれの個性があります。
そして相手の個性をどう受け止めるかは、それも人それぞれです。
個性も行きすぎると”嫌味”になってくる、受け入れられる個性であれば好感が持てる。
このモートラックの2兄弟は、まさにその”個性”をどうとらえるかが好みを分けるポイントになりそうです。

・・・
と、偉そうに書いてて、この話は全ウィスキーに、ひいてはすべてのものに当てはまってしまうなと、
話が飛躍しすぎたかなぁなんて思ってしまいました(汗


52.4% Cask No,8264のほうに続きます。


~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より~~

【完】87Malts Night!! くりりんSide(7) ←この辺です。

【速】87Malts Night!! くりりんSide(6)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(5)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(4)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(3)

【前】87Malts Night!! くりりんSide(2)

【旅】87Malts Night!! くりりんSide(1)
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2010.06.24【イベントレポート】

CCモートラック1990-1998(8年)



The Coopers Choice
MORTLACH(モートラック)

Aged 8 years
700ml 59.1%
Distilled 1990
Bottled 1998

オススメ度(5)
☆☆☆☆☆


香り:上面にアルコール感、やや紹興酒とべったりとした甘さ、奥からシイタケ、ダークフルーツ。
ダークフルーツはレーズンやプラム。グラス側面からオロロソシェリーのフレーバーをはっきりと感じる。

味:粘性のある口当りで、色の濃い甘さ。コーヒーとチョコレート、ややスパイス。舌に食い込むビター感。
たった8年でこれほどのシェリー感は驚きだが、年数相応に若さを象徴するような攻撃的な面を持っている。
少量加水でやわらかく伸びる。メイプルシロップの甘さに加えて、レーズンチョコの甘ずっぱさが中間で広がる。
余韻はドライでダークフルーツ、プルーンや杏とウッディーな渋みを伴う。

コメント:Sheepにて。現行のシェリー系、若いなりに良くできたモルトで加水の伸びが面白い。
近いイメージはドロナックの93カスクだが、それ以上の上乗せ感が気になるところ。
テイスティング中にも書いているが、たった8年でこれほどのシェリー系の色がつくのは、樽のサイズか、
それともスピリッツカラメルか、または樽の中でのシェリーとの混合のいずれかだろう。

しかし年数等を考えれば、それなりに入手しやすい価格で販売されていたと推測される1本、こういうシェリー系が例えば4000円くらいで手に入るなら、すごく良いんだけどなぁ。


余談:我が家のGMモートラック21年(1990年代流通)を久々になめてみたところ、開封4ヶ月にしてピークと思しきところが来ていることが発覚!
40度ながらふくよかで花やチェリーのような香りも混じるシェリー香をまきちらしている、ボディはそうでもないが、全体のバランスは悪くない。




さて、どうしようかね、コイツw
直近だとOMCか・・・
9月までいけるなら、関東オフかなー
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2010.04.03【イベントレポート】

モートラック19年 1990-2009


※写真を撮り忘れたボトル
とりあえず・・・ネットからの転載です。
(どこかで見つけて更新します、スイマセン)

ハートブラザーズ モートラック19年
1990-2009
56.5度 700ml

価格:9500円~10500円
オススメ度:☆☆☆☆☆☆

香り&味:後半にかけて渋みが強いものの、硫黄の無い良質なシェリー感、ファーストフィルのシェリー樽による熟成ということだが、
ファールトフィルシェリー樽による熟成にありがちな主要なフレーバーがシェリーによって殺されるということは無い、ちょっと中間がボケている気もしたが、全体を通して骨太で実に味わい深い。
香ばしくトースティーな黒糖かりんとう、蜂蜜やメープルのような甘味、焙煎した麦、オレンジピールのような渋み。

昨年10月ごろに販売されたハートブラザーズリリースのモートラック
この価格でこの味は現行品の中では良心的、シェリー系好きなら行っといて損は無いかも。
プレジールのマスターいわく「安心して勧められる酒だよね」


花と動物シリーズのモートラック16年も非常にうまいシェリー樽の使い方をしているが、このモートラックもかなり良い。
あまりメジャーな銘柄ではないが、だからこそ取り合いにもならず比較的容易に手に入れることが出来る。しかし実力はホンモノ。
シェリー樽の価格高騰ゆえか、一時期に比べればだいぶ値段が上がったけれど(花と動物シリーズなんて最初は5000円くらいだったような・・・)ウィスキーらしい味で、安心して飲める。
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2010.03.30【イベントレポート】

GMモートラック 21年(旧)



ゴードン・マクファイル
モートラック21年 40度 700ml
(スクリューキャップ、90年代旧仕様?)

価格:6500円
オススメ度
☆☆☆☆☆☆

香り:全般的に穏やかで、ビターなシェリー、ナッツのような香ばしさは無く、どちらかというと植物系だ。
蜂蜜、プルーン、ハーブっぽさもある。甘酸っぱいシェリー由来の香りや、コニャックのような甘い香りが漂う。

味:さらっとした口当たり、動物的な脂肪酸、蜂蜜、みずみずしい葡萄、前半はあまり複雑ではないが、後半にかけてシェリーが口の中で開き、味わいが豊かになる。
後半にかけて少量のウッディーな渋み、ビターでスモークもある、そしてレーズンやチョコレート、
ブランデー、バブルガム?っぽさが口の奥から戻ってくる。良いシェリー系モルトだ。


モートラックはジョニーウォーカーにブレンドされているモルトのひとつ。ジョニーウォーカーが悪い酒とは言わないが、こんな秀逸な原酒を安物グレーンと混ぜてしまうのは非常に惜しい。
シェリー系ウィスキーと言えばまずマッカランが出てくるが、モートラックも捨てがたいところだ。

現在流通が確認されているマクファイルのモートラック21年は色が薄く、このモートラックとは仕様の違いが一目瞭然で分かる。
40度に加水してある点は、カスク派、43度及び46度ノンチル派には受け入れられないかもしれないが、46度以上だったら伝説のボトルになったかもしれない 。

そういえば、このボトルは90年代流通品、70年代蒸留のモートラックだが、ラベルが黒い80年代蒸留のモートラック21年があり、それはさらにふくよかで素晴らしいモートラックなのだとか・・・
あぁ、飲んでみてぇ。
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