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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.01.03【日記】

OBグレンモーレンジ18年 43% MHD


商品コード:u-G-226
Glenmorangie 18 年
(グレンモーレンジィ 18ネン)
グレンモーレンジィ
ウイスキー>シングルモルトウイスキー
スコットランド>グレンモーレンジ
MHDモエヘネシーディアジオ
ビンテージ:18年/度数:43.0%/容量:700ml/地域:ハイランド

総合点:3(☆5)

香り:やわらかい香り立ちで少し粉っぽい、クリーミー、蜂蜜、徐々にフルーツの皮やパイナップルの缶詰め。
複雑で官能的なアロマがあるが、贅沢を言えば上面に立ち上っていく勢いがほしい。

味:スムーズな口当たり、オークのクリームやバニラから、トロピカルなフルーツが開いてくる。
ボディはそれほどでもないが、香り以上の開きでうっとりする。
しかし徐々にパフュームにも変化する。人工的で溶剤やワックス、駄菓子のフルーツ感を思わせる。
個人的な印象としてはヘーゼルバーン蒸留所のそれに近い。


フィニッシュ:余韻は麦のビターさ、桃の皮、ほどよいドライさに蜂蜜も感じられる。

コメント:アスターでも感じられたフルーツ感があり、おおモーレンジ良いじゃないと思わされたところで、
味の後半にパフュームらしき存在が感じられたのが残念でした。
パフュームの賛否はそれこそ飲み手の感じ方しだいですが、日本人には好まれないことが多いフレーバーだけに、そして新生モーレンジが良いフレーバーも持っているだけに、日本市場に合った構成のリリースを願うばかりです。

 
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2010.12.23【日記】

OBグレンモーレンジ ”ASTAR” 57.1% @テイスティング機能使用




商品コード:u-G-224
Glenmorangie Astar
(グレンモーレンジィ アスター)
グレンモーレンジィ
ウイスキー>シングルモルトウイスキー
スコットランド>グレンモーレンジ
MHDモエヘネシーディアジオ
ビンテージ:/度数:46.0%/容量:700ml/地域:ハイランド

総合点:4(☆7)

香り:
ややアルコールの刺激、ジンジャー。乾いた木やニッキ、カスタードクリーム、バニラウェハース。奥からメンソールも。
はじめは刺激も感じるが、時間と共にマロンクリーム、白桃のような柔らかい甘さとほのかな酸味を持った豊かな香りが前に出てくる。

味:
クリーミーな口当り、栗やオーク香、僅かに溶剤が舌を刺激するが、全体ではシロップのような高度数とは思えない柔らかく濃い甘さを感じる。
甘さは中間から黄桃やパパイヤの缶詰のような、リッチなフルーツ感に変化して後を引く。

フィニッシュ:
クリーミーで甘さがしっかりと残り、一呼吸置いて口の奥で盛り上がる。
煮たりんごや白桃のペースト、オーク香に加えて、どこかトロピカルな余韻が長く続く。

コメント:
今回テイスティングを書くにあたって、自宅のボトルを飲みなおして一番驚かされた1本。
記憶にあったのは口開けでのテイスティングでしたが、その後6ヶ月近い放置期間でこなれたのか、このオーク系の甘さの後に来るフルーツ感に驚きです。
この価格でこの味わい、良好なコストパフォーマンスは同価格帯と比べて頭ひとつどころか2つ抜け出た印象です。
そういえば手元のボトルは初版で購入した57.1%ですが、登録は46%ですね、度数変わったのでしょうか?



テイスティング登録をするにあたって飲みなおし、驚かされた1本。
あれ、こんな広がり方したっけか・・・

上記にも書いたとおり、ブログに書いたときは口開けテイスティングだったので、この6ヶ月の間にこなれたのでしょうか。
いずれにせよ中間からの広がりは、好ましいフレーバーでいっぱいです。うーん、旨い。

これは評価をしなおさないといけないですね。
ウィスキーはこういった飲み手の体調の変化や、ボトル内での変化等によって味が変わるのが、難しさであり面白さでもあるように感じます。


PS:テイスティングを評価いただいている皆様、ありがとうございます!
ポイントが増えるたびに嬉しくて小躍りしております。今後とも宜しくお願いいたします。
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2010.10.06【イベントレポート】

OBグレンモーレンジ”FINEALTA”

 

GLENMORANGIE
FINEALTA
PRIVATE EDITION
(グレンモーレンジ フィナルタ)

700ml 46%
"From an original recipe of 1903"
"Lightly Peated"
Cask type: American Oak and Oloroso Sherry Oak

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆

香り:焦した醤油、新築の部屋、キャラメルソースのかかったバニラ、そしてレーズン。
主体はチャーしたオークのニュアンスであるが、奥から黄桃の缶詰、ブラッドオレンジ、ドライプルーンのニュアンスも感じる。
開けたてゆえかアルコール感はしっかりとしており、少し粘性も感じる。


味:こちらもオーク感しっかり、栗の渋皮煮、カラメル、醤油っぽさ、やや湿った木、粘性を持って広がり、
中間からスパイシーで温かさを感じる。蜂蜜、ひっそりとダークフルーツ、プルーン、租借するとオレンジのような・・・というかバーボンのようなニュアンス、余韻はドライでややビター。
ビターさはウッディーな印象があるが、ピートと思われる苦味、スモーク感も僅かだが感じることは出来る。
これもまた現行モーレンジらしいキャラクターを持った一本。


コメント:グレンモーレンジが9月にリリースしたばかりの新製品。
まだ日本には未入荷のようですが、ご厚意により飲ませてもらうことができました。
(某空港の免税店にはいっぱい売っていたそうです。)

FINEALTAはゲール語で、エレガントの意味を指すそうで、
ゲール語なので実際の読みはわかりません。なので適当にフィナルタ(もしくはフィネルタ?)と読んでしまします。
10月5日現在、まだメーカーサイトに日本語の商品名が出ていないようですし。

エレガントというだけあって、パッケージとラベルは華やかというか、白にメタリックブルーで爽やか、カッコイイですね。
流石ヘネシー、この手のデザインは得意分野。国分野澤時代の無骨さがウソのようです。


では今回の新製品フィナルタはいったいどんなの?というと
以下に、パッケージ記載の宣伝文句を複写しますが、
1900年頃(1903年)のレシピを再現して作られた、ようするに復刻版のウィスキーだそうです。
なんで1903年なのか、つたない英語力じゃ良くわかんねーんですが、パッケージ背面部分に書かれてることから推測すると、
1900年前半にシングルモルトを世界的に販売して、そしたらロンドンの超名門ホテルがグレンモーレンジのカスクを1903年と1904年に注文してきた。
グレンモーレンジにとっては、その出来事がとても記念すべきことで、今フィネルタとなるそのレシピはモーレンジにとってとても特別で、宝物のように扱われてきたから・・・ってコトなんでしょうか。
・・・まぁ、この辺の歴史的背景は、きっとヘネシーの日本語版サイトで明らかになることでしょうw


なお、このフィナルタは、”異なるタイプの樽、異なる年数の原酒を結婚させて・・・”とか書いてあるので、
アメリカンホワイトオークのバーボン樽に詰めていた複数の原酒と、オロロソシェリー樽で熟成させた複数の原酒をブレンドしたものであるようです。
使われたバーボン樽は強めにリチャーされたモノか、もともとヘビーチャーされたものだったのか。
はっきりとローストしたオークの影響を感じます、構成的には、ソナルタPXに近いものを感じますね。
まぁ1900年当時はバーボン樽よりもシェリー主体だったはずなので、そうそうライトなモノは出ないと思いますし、
意図的にしっかりした樽熟成風味に狙って仕上げた結果・・・なんでしょうか。

また、1900年当時といえば麦芽乾燥はピートなので、ライトピーテッドモルトを加えてあるようですが、
個人的には1900年代(1900年のウィスキーなんて飲んだことありませんが。)のピート乾燥時代を連想させるほどのピート感は感じず、チャーによるロースト感とかぶってわかりづらい印象でした。

この製品、近日中に日本市場に入ってくるのだと思いますが、
どのような広告でもって、どのような戦略で売られていくのか、楽しみです。
味は悪くないですが、とにかくパッケージが目を引くので、復刻スタイルとエレガントを全面に出して・・・という感じかな。


なお、今回のテイスティングはご好意でいただきましたが、いかんせんそれまでに10種類以上頂いており・・・
ベストコンディションとは言いがたい状況でした。
流通したら、また改めてテイスティングしてみたいです。あと誰か箱だけください、この配色とデザイン大好き。



~~ご参考~~



Finelta is an exquisite recreation of Glenmorangie as it would have been enjoyed in the early 1900s.
Created from an original recipe, Glenmorangie Finealta has distinetive vanilla and citrus notes, and layers of rich fruit flavours from part-maturation in Oloroso sherry casks.
Lightly-peated malt adds a surprising hint of subtle smokiness and deep layers to discover.

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2010.10.02【イベントレポート】

OBグレンモーレンジ1981・ネイティブロスシャー

 

THE NATIVE ROSS-SHIRE
GLENMORANGIE
NATURAL CASK STRENGTH
(グレンモーレンジ10年 ネイティブ・ロス・シャー)

YEARS 10 OLD
59.6% 750ml
DISTILLED: 5 Feb. 1981
BOTTLED: 17 April 1991
CASK NO, 978
BOTTLE NO, 108

価格:11000円にて購入(26000~47000円での販売履歴有り)
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆


香り:上面は乾いた木や麦の穂、干した牧草、続いてジンジャーやレモンの皮、スパイス、ほのかにミントもある、
時間と共にオーク香とバニラクッキー、サツマイモ、柔らかく甘い香りも顔を出す。

59.6%、約60度近い度数でありながら、嫌なアルコールの刺激は少なく、純粋にドライでスパイシー、全体としてはビターでありながらオークや原料由来の甘さも感じる。
“細身だが筋肉質”という言葉を、OBモーレンジ10年1980’sのテイスティングの際に使ったが、このモーレンジは“心優しい強者”という印象。

味:オーク感のある甘酸っぱい口当り、蜂蜜レモン、カルピスのような酸味がほのかに、乾いた木、ジンジャー、どこか焦がしたようなニュアンス。
中間からはややスパイシーでグレープフルーツ、麦芽、ウッディーなビター感が続く。鼻抜けはワクシー、香水感を含んだオーク香、バニラも。
余韻はジンジャーやグレープフルーツのワタのようなほろ苦さに、麦芽系のスィートさ、最初は蜂蜜とレモンピールだが徐々にカスタードクリームへ変化する。
パワフルではないがしっかりとした骨格があり、口奥停滞型で豊富なフレーバーを伴って長く続く。



コメント:7月頃に開封していたものの、今年の腐れアツイ気候に縛られて、どうにもテイスティングとはいかなかった、ネイティブロスシャー。
個人的にモーレンジの良いところがバッチリ詰まっているなと感じる1本です。

今でこそ市民権を得て、モルト飲みの中では一般的になりつつあるシングルカスクですが、
このボトルは約20年前のオフィシャルモルト、それがシングルカスクストレングスで、さらにフロムザバレルですから、
モーレンジ蒸留所にとっては非常に挑戦的な1本であったことが連想されます。



ボトルに付属していた説明紙では

“モルトウィスキーを愛する方々の多くは、スコットランドのタインにあるグレンモーレンジ蒸留所を訪れ、
樽から注いだものを直接味わってみたいと思っていらっしゃるのではないでしょうか。”
“消費者の傾向は明らかに変化しており、1990年代には両を求めることより、真正な品物をより求めるようになってまいりました。
モルトウィスキーの選択の際、それが顕著にあわられて来ております”
“昔ながらの製法、しかも職人たちの手によるものであること、さらに、数量限定ゆえの希少価値、
これらのことを含め、多くの点でカスクストレングスは信頼を得られるものと思います。”

と書かれており、当時の市場動向(実際はどうなんでしょうね?)と、モーレンジサイド(当時は国分)が持つカスクストレングスに対する自信と迷いを感じることが出来ます。


また、同説明紙では“ウィスキーの楽しみ方”という記述があり、どのようなグラスがふさわしいか、飲み方は氷を入れずにストレートで味わっていただくことが書かれており
日本式水割りやロックが全盛期で、今のように専門書もろくに無いような時代にあって、いかに国分がこの商品にマニア方面の力を入れていたかが感じられます。

さらに興味深いのが同記述が“水を加える場合には、ガスの含まれていない、スコットランドのミネラルウォーターが望ましいのですが・・・・”と、
歯切れの悪い終わり方で文章が締められていることで、当時は日本産のミネラルウォーターこそあれど、
スコットランドの水なんてそうそう手に入らなかったため、推奨したくても出来ないというもどかしいところが、伝わってくるようです。

もちろん今はリベットウォーター等、その手の水も割りと手軽に入手できるようになり、時代を超えて国分とモーレンジの思いは結実することになるわけです。


なお、このボトルはマイケルジャクソンのウィスキーコンパニオンでも、探す価値のあるボトルとして紹介されており、
まだ置いてある酒屋を把握してはいるのですが、いかんせん値段も2万OVERなので自重中です。





~~以下、懺悔~~
最近、予算の時期になったので仕事が忙しくなり(まだ序章、これからが本番)
現時点では終電帰り1時過ぎ自宅帰宅を隔日で繰り返している状況で、ブログ更新がだいぶペースダウンしています。
あわせてコメントの返信も遅れる場合がありますが、そういう理由から力尽きているだけですので、ご不快に思われましたら申し訳ございません。

まったく、今年も嫌な時期が来てしまいました・・・
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2010.08.01【イベントレポート】

OBグレンモーレンジ1976“Concorde”

 

GLENMORANGIE 1976
“Concorde first flight”
700ml 60.8%

Distilled; 1976/1/21
Bottled; ????(知ってる方、教えてください。)
Bottle No,569/1000

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆


香り:クリーンでやや香水感、梅肉、くるみ、若干セメダイン的な刺激を上面に感じるが、
奥から白桃やバニラ等のふくよかな甘さもある。モーレンジならではとも言えるウッディーさは控えめ。
時間と共に刺激が収まり、白桃系の香りが前面に出てくるようなら面白い。

味:口当りはまず蜂蜜や白桃、やや香水もある。クリーミーでしっかりとした広がりだ。
輪郭がしっかりとしており、中間からはフルーツのシロップ漬け、グローブ、若干の渋みがあって徐々にドライでスパイシーに。
全体的にバランスが非常によく、鼻抜けしっかり。余韻はくるみや麦、ややビターさをともなって長く続く。


コメント:キャンベルタウンロッホ11周年にて。一部の方々のテンションがドカンと上がった1本。
知識の無いくりりんさんは、
おーモーレンジの1976かぁ・・・程度で軽く見ておりましたが、裏の説明文を見てなるほどと納得。


~説明文一部抜粋、全文は画像を参照のこと~
“On January 21st 1976 when British Airways Concorde flew its first scheduled passenger flight”
“Glenmorangie production from that day was laid down and reserved for this special commemorative bottling”

1000本限定の記念ボトル・・・それもコンコルド。この手のボトルはコレクターアイテム、国内流通も皆無だったでしょう。そりゃテンションあがりますわ。
気になる味のほうはというと、これも良いバランスに仕上がっており、フレーバーの輪郭がはっきりしているというか、フルーツ感もあって中々。
また、樽香は抑えられており、透明感があって無理のない甘さに好感が持てます。

口開けから1日経ってない状態だったので、これが1ヵ月後とかであればさらによくなったのでしょう。
後日飲まれた方の書き込みをちらりと見ましたが、ピーチ感がかなりはっきり出ていたそうです。

素晴らしいボトルでした。
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2010.06.05【イベントレポート】

グレンモーレンジィ アスター



グレンモーレンジィ アスター
(GLNMORENGIE THE ASTAR)
700ml 57.1度
取扱:ヴーヴ・クリコジャパン

価格:6500円前後~
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:ややアルコールの刺激、スパイス。木やニッキ、カスタードクリーム、バニラウェハース。
はじめは溶剤のような刺激も感じるが、時間と共にマロンクリーム、白桃のような香りも見えてくる。
加水でアルコール感が奥に入り、やや植物質、樽のフレーバーが前に出てくる。

味:クリーミーな口当り、栗やオーク香、やや胡桃、シロップのような濃い甘さ、
余韻に向かうにしたがってスパイス、鼻抜けはメンソール、戻りは胡桃、バーボンの風味もある。
しっかりした濃さのある余韻だ。加水で甘さが際立つ、スパイスも収まり伸びもいい。

コメント:デザイナーズカスクによって熟成させた原酒100%を使用したグレンモーレンジの逸品。2008年に販売され、非常に高い評価を得ていますね。
近年リリースされているオフィシャルの手ごろな価格帯の中にあっては、頭ひとつ以上飛びぬけた感のある1本。
コストパフォーマンスを含め、酒質に関して異論を挟む余地はないかと思います。

ただ・・・ここで樽に対する疑問です。


「デザイナーカスクに関する、ちょっとした疑問」
グレンモーレンジィの蒸留・製造総責任者ビル・ラムズデン博士は、アメリカ ミズーリ州のオザーク山地でゆっくり成長した、木目の細かいホワイトオークを慎重に選び続けています。
24 ヶ月以上という長時間の乾燥により、元来より持ち合わせる「多孔性」という特徴とともにオーク樽の呼吸を促し、スピリッツに最初のフレーバーである柔らかさを与える役割を果たします。
そして、スコットランドで最も背の高いポットスティルによって抽出された、グレンモーレンジィの誉れ高き繊細で複雑なスピリッツを詰め、暗く涼しい土の床の倉庫でゆっくりと長期間の熟成に入ることになります。


メーカー公式コメント(?)のデザイナーカスクの説明の一部です。
WEB上のいろんなところで見られる一文ですね。

ささいな疑問ですが、上記には「アメリカンオークは多孔性」と書かれています。
しかし多孔性なのはスパニッシュオーク(フレンチオーク)で、アメリカンオークは逆に木目が密。
この性質の違いが、かつてシェリー樽としてアメリカンオークが使われた木材の性質上の理由のひとつであり、
スパニッシュオークがシェリー熟成に向かない理由でもあったと記憶しています。

スパニッシュオークとアメリカンオークの情報のズレは、様々な書籍をはじめとして今に始まったことではないですが・・・
それともこれは、他の木材と比べて多孔性ということなんでしょうか。
だとしても、バーボン樽の定義ともなるバーボン法(連邦アルコール法)では、樽材=オークなので、他の木材と比べてというのは違和感があります。
っと、話がずれました。このアメリカンオークは木目が密でありながら、多孔性ということなんでしょうか。

オークについてあまり詳しくないので“多孔性””木目が密”という事項は、矛盾するように思えてしまいます。
そろそろオーク材についてもちゃんと勉強しないといかんですね。

(正しい情報お持ちの方、ご教授いただければと思います。)


>>グレンモーレンジ ネイティブロスシャー10年に続く
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2010.05.30【イベントレポート】

グレンモーレンジを考える

予告するようなモノもでもないのですが、ちょっと今日は飲み疲れているので・・・
たまにはこういう記事もw


唐突にグレンモーレンジについて考えてみたくなりました。

グレンモーレンジといえば、デザイナーカスクです。
マニアックな路線だとチョコレートモルトかもしれませんがw
(デザイナーカスクについては、ぐぐってもらえれば私なんぞが語るよりもっともっと濃い話、
ヒストリーがヒットするので、ここでは割愛させていただきます。)

デザイナーカスクの仕様が決定したのが2002年です。しかしその前から試験的な研究と熟成が進められており、
その第一弾(?)として公に銘打たれたのが、2004年発売のアルティザンカスク9年。これは46.0度の加水版です。
そして昨年、デザイナーカスク100%、新しいグレンモーレンジの”旅立ち”と銘打たれて発売されたのが、グレンモーレンジアスター。
度数もカスクストレングスに近い57.1度で、シングルカスクではないですが、樽や原酒の個性がキープされた格好。
非常に評判いいですね、私も値段以上の出来ですごく良いと思います。

ただ、ここで思うのが、手間隙かけてつくられるデザイナーカスクの効果。
アスターが素晴らしいウィスキーであることは異論の余地はありません。
しかしその樽の効果、これはいったいどれほどなのかと。


その疑問に、答えを出してくれそうなのが・・・
以下の2種類の飲み比べです。



<写真左>
グレンモーレンジ ネイティブ・ロス・シャー 
(THE NATIVE ROSS-SHIRE GLENMORENGIE 10Years Old)
750ml 59.6度
CASK No,978
BOTTLE No,108
蒸留:1981年2月5日
瓶詰:1991年4月17日
取扱:株式会社野澤組&国分株式会社

<写真右>
グレンモーレンジィ アスター
(GLNMORENGIE THE ASTAR)
700ml 57.1度
取扱:ヴーヴ・クリコジャパン


グレンモーレンジ ネイティブ・ロスシャーは、当時としては珍しいシングルカスクのモーレンジ。
熟成年数もアスターと同じ10年で、同じカスクストレングス。

そしてデザイナーカスクの導入時期は、アルティザンカスク発売の際のコメントから引用すると、
「同社が20年の歳月を研究にかけて作り上げたグレンモーレンジ・アーティザンカスク」なので、
2004年マイナス20年で、1984年ごろに研究が始まっていることが推測されます。
このネイティブロスシャーが樽詰めされた1981年初頭であれば、研究は始まっていると思いますが、デザイナーカスクはまだ試験導入もされていないはずです。

この2種類を飲み比べると、今のモーレンジの進化(変化)がどうなのか、樽の影響はどうなのかが良くわかりそうです。
(細かい行程や、麦の種類も違うので、一概には言えない部分もありますが)

まぁ、これでリフィルシェリーカスクによる熟成であれば、企画倒れもいいところなんですがw
メーカー側のテイスティングコメントを見る限りではバーボンカスクのようです。

ホントは今日開栓しようかと思いましたが、諸事情により今日は肝臓がモルトまみれなので。。。とりあえずネタだけw



なんて、書いてましたが・・・
今、この記事をUPし終えたら、無性に開栓したくなったので、開けましたw



ネイティブロスシャー、まだ開ききってないと思いますが、香りは柔らかくバニラやシナモン、ウェハース。
味は香辛料、木や麦、後からオレンジピールなどフレーバーががっつり出てます。

アスターは栗やバニラ(モンブラン系)、ジャックダニエルの熟成に使われたということもあって、バーボン系のフレーバーが出てきます。

これは・・・口開けとはいえ、ネイティブロスシャーの持つポテンシャルがすごいですね。
伊達に〇万してないなという感じです、入手価格はその4分の1以下ですが。


いやーテンションあがってきたぞー!!
すごくキレイに抜栓できたし!(そこかよw)



>>詳細分析は後日に続きます。


(デザイナーカスクについての正しい情報をお持ちの方、もし何かありましたらご教授いただければと思います。)
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2010.04.18【イベントレポート】

グレンモーレンジ21年 150周年記念



グレンモーレンジ21年
150周年記念ボトル
1972-1993
700ml 43度

オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:麦感のあるシェリー感、葡萄、シャンパン系、やや渋み、奥にナッティーさも感じるが、
時間と共にカラメル質な厚みのあるシェリー系の甘さが前に出てくる。
バランスがよく、非常に上品なシェリー感だ、高貴という言葉が連想される。

味:上品でしっとりとした甘さ、麦感と合わせてダークフルーツがあるが、バランスが良く前に出過ぎない。
カシューナッツ、胡桃、ナッツ系の香ばしさとオイリーさとほのかな渋みが中間から出てくる。
後半にはチョコレートや心地よいウッディな渋み、樽系でややバブルガムのような人工的な甘さも感じる。

コメント:非常に上質なシェリー感を持ったモルト、透明感もあるしバランスも良い。
価格さえ考えなければ・・・


福岡の某店にて。
マスターが「コレねー、期待感が大きかったからがっかりというか、たいしたことないよ?」
なんていうので、どんなモンなのかとドキドキしながら鼻を近づけると・・・

おお、このシェリーが前面に出過ぎない上品な香りは・・・いいじゃない!
味のほうも麦感に加えてナッツ、特に胡桃のフレーバーがしっかりあって、
しっかりシェリー系だけど、わかる人にはきっとモーレンジだってわかるんじゃないかな、というレベル
さすがモーレンジ、樽の使い方がうまい。

一期一酒な出会い、福岡の夜にスランジバール!
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2010.04.11【イベントレポート】

グレンモーレンジ10年旧ボトル(1980年代)



グレンモーレンジ10年 (並行品)
43度 750ml
1980年代-1990年代前半ローテーション

価格:3000円で購入(ヤフオクで7000円くらいか)
オススメ度
☆☆☆☆☆☆

香り:粉っぽさ、苦味や麦芽感、クリーンな香り。微弱なヒネ、
奥からひっそりと白葡萄やトロピカルな甘さもある。
香り立ちは非常にライトだが、爽やかさの漂う香り。
グラスでデキャンタするとカラメル質な甘さが前に出てくる。

味:滑らかな口当たりから、しっとりしたフルーティーな甘さ、バニラ、蜜のようなオイリーさも
ややビターで少しスパイシー。余韻の奥にはオールドらしいくすんだ甘さも隠れている。
全体的に爽やかでライトなフレーバーで組み立てられたウィスキーだが、芯はしっかりとしている。
人間で言うなら細身だけど筋肉質というか・・・

少量の加水で蜜のような甘さが際立つ、ジンとした苦味も出てくる。
ライトなウィスキーだがバランスが良く、現行のモーレンジに比べてボディに芯の通った味わいが楽しめる。そして何より飲み飽きない。

コメント:ライトで繊細な味なので、コースを組むなら最初に飲むべきウィスキー
また、出来れば食前酒が良い



グレンモーレンジの2世代前、特級時代ラベル、
数字で熟成年数が書かれているのが特徴。仕様は当然43度750ml。

これが1世代前のボトルになると
「TEN YERAS OLD」となり、さらに現在に近づくにつれて43度750mlが40度700mlに仕様変更される。
現行品はモーレンジ社がモエジオヘネシー社に買収された後、デザインの大幅変更と共に、「OLIGINAL」に変更されている。

さて、マッカランがシェリー樽なら、モーレンジはバーボン樽にこだわったウィスキー
モーレンジといえば、デザイナーズカスク
デザイナーズカスクは、ものすごく作りにこだわったグレンモーレンジ貯蔵用の樽
どれくらいのこだわりかっていうと、大学や研究機関と共同でモーレンジの熟成に適した樽構造を分析し、その樽を作るため、アメリカに専門の調査官を雇い、樽材の産地、樹齢、乾燥方法などに徹底的に手間をかけているというもの。

で、今のモーレンジはこのデザイナーズカスクで貯蔵された原酒がふんだんに使われているワケだけど
とういうわけか、10年を比較するなら昔のほうが味に芯があり、フレーバーが複雑。
とある営業さんに聞いたところ、モエヘネの方針で今のモーレンジオリジナルは半分くらいがごにょごにょごにょらしい。

法の定義の範囲内であれば何してもいいってのも、考え物だ。
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