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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2010.12.19【日記】

KBグレンフィディック1964-2010(45年)Sherry cask 59.2%

 
 
※写真はWEBよりお借りしました。
 
Kingsbury
Finest & Rarest
Glenfiddich
(キングズバリー ファイネスト&レアネスト グレンフィディック)
 
59.2% 700ml
Aged 45 Years
Distilled: 1964
Bottled: 2010
 
価格:39000~40000円
オススメ度(――)


 

香り:どしぇりー、期待を裏切らない濃さのシェリー感、少し硬さを感じるが、
イチゴ、ベリーの甘酸っぱい香り、生クリームのようなふくらみに、熟成したバーボンを思わせるフレーバーも感じられる。
ファークラスの長熟シェリーのような、シェリー系として期待させられる香り。加水すると白濁して著コレーとっぽさも出てくる。
香りは良い、香りだけは・・・良い。
 
味:濃いベリーが来たかと思ったら、いきなりフレッシュなパフュームの爆弾が口の中で炸裂する。アルコールは59度とは思えない、スムーズ。
その後シェリーらしいレーズンチョコのようなフレーバーもあるが、この香り、この色の濃さで不意打ちなほどのパフュームアタック。
唇がさらっと乾き、気持ちの良いドライさと、徐々に口の中に残るウッディーなビターさ。パフュームは最初あまり残らないが、徐々に余韻に蓄積するように、余韻のシェリー感と融合していく。
まるでパフュームとシェリーの二人三脚、ストレートでは双方が別々に存在している印象だが、加水するとこれらが融合され、パフュームが全てを多い尽くす。
 

 

コメント:はっきり言ってここまで書いて良いのかと思ってしまいましたが、逆にこんなの出して良いのかと言いたくなってしまう1本。
前作、55度と58度は、とある方のご好意によりしっかり飲み比べをさせていただくことが出来ましたが、
前作ではある意味アクセントというか、まだシェリー感が味のほうで主役であったのに対し、今回のボトルは余裕で前作を超えています。
 
今年リリースがあったのは55.8%と59.2%で、55.8%はまだ飲んでいませんが、昨年の前科と今年の現状を考慮すると、まず同傾向のボトルでしょう。
60年代、迷走するフィディックの時代ですが、これもまたその本流に沿ったようなボトルで、飲む人を選ぶボトルであることは間違いありません。
 
ただパフュームが好きか嫌いかは個人の趣向に分かれますし、スコットランド現地の人はパフューム好きだったりするので、
その点ではここで個人の趣向をもってギャーギャー騒ぐのは得策ではないですね。単に私には合わなかった・・・それだけです。
(したがって、オススメ評価は今回はありません。)
 
 

余談:12月25日(土)、20時くらいから三鷹BURNSで一緒に飲む人募集中。
特になにかイベントやるわけではないのですが、プチ忘年会的な感じで飲めたらいいなーとか思っています。
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2010.10.08【イベントレポート】

OBグレンフィディック30年・現行



GLENFIDDICH
Aged 30 Years
(グレンフィディック30年)

40% 700ml
価格:メーカー希望64000円(17000円前後での販売は確認)
その他:開封後1年少々経過

オススメ度(5)
☆☆☆☆☆

香り:優しい香り立ち、甘酸っぱさ、熟したザクロやプラムのような果実感と合わせて穏やかなパフュームを感じる。
パフュームと合わせて、青リンゴや南国系のフレーバーもほのかに感じ、華やかで嫌味のないコロンのよう。
しかしパフュームが出ているため、どこか人工的というか違和感を感じてしまう。

味:スムーズな口当りでかすかにウッディ、熟したピンクグレープフルーツ、プラム、赤を連想させる果実感、
そしてパフューム(フルーティー傾向)、後半にかけて徐々にビターになり、ほのかに焦げたようなフレーバーも。
余韻はドライで若干スパイシー、中間は適度な深みがあるが、余韻は甘い残り香を残しながらすっきりとまとまっている。

パフュームが感じられるものの、スムーズでバランスという点でもわるくない。しかし30年という熟成を感じるには・・・。
オフィシャル長期熟成で40度加水の高級モデルは、個性や力強さよりも“バランス”を追及する方向で落ち着くのだろうか。



コメント:地元のBAR,プレジールにて。グレンフィディックのオフィシャルボトル(通常普及品)における、一応の最上級品。
1960年代以前のフィディックはかなりヘビーなパフュームを持っていた時代があり、最近のボトルだとキングズバリーが2009年にリリースした、
グレンフィディック1964-2009の55度、58.1度の2種類に、パフュームを感じました。

しかし、現行12年や旧ボトル・ピュアモルト無印など、現行に向かうにつれてパフュームが無くなっており、最近のものであれば問題は無いのかと思っていたのですが、
それが一応2005年以降に販売されたと思しきフィディック30年で、さりげなく出ていようとは・・・
噂でOBフィディック30年はパフュームだよと聞いていましたが、そのとおりでした。
その上超強気なメーカー小売価格でコレを飲まされる・・・あまり想像したくないモノです。
ただその構成はフルーティーで、非常にバランスのよいパフューム感です、果実感と合わせてまだイケルかなという感じ。

パフュームについては捕らえ方しだいなんでしょうが・・・後は好み次第ということっすかね。
個人的には、世界で一番売れているというモルトとして、これぞ!という1本を期待したいのですが。
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2010.04.05【イベントレポート】

グレンフィディック1964-2009 44年 55.0度


(参考として、以前BARNSで撮影したフィディック44年の写真を添付。左側のボトルです)


キングズバリー
グレンフィディック 44年
1964-2009
700ml 55.0度
Cask:シェリーホグスヘッド

価格:30000~40000円
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆

香り:トップノートは甘く濃厚な香り。
まるでバーボン、木樽のニュアンスが相当支配的。
ダークフルーツや煮込んだリンゴを添えたバニラアイス、プルーン、レーズン、ベリー・・・、
甘酸っぱく、芳醇で奥に少量のアルコールもある。
加水で酸味のアタックが強くなる。

味:滑らかな口当たり、少量の蜂蜜、メイプルシロップのような甘さから一変し、
ビター、しっかりタンニン、口奥にウッディな渋み、舌上スパイス。
余韻はチョコレートやオレンジの皮、ウッディなシェリー感が舌の上に残り長く続くが、口全体の渋みと合わさってドライな印象。
芳醇なシェリー系フレーバーが鼻に抜ける。そして時間差でじわじわとパヒュームが出てくる。

コメント:個人的な話ですが感謝の一杯。心で飲みます。



2009年末にキングズバリーからリリースされ、話題となった長熟シェリー系グレンフィディック44年の55.0度カスクのほう。
事前情報どおり58.1度のカスクに比べてパヒュームを感じるものの、B蒸留所の80年代ほどではない。
しかし、それまでのフレーバーを上塗りするイメージで出てくるため、気になる人はハードルが高いかも。

さて、なんでこんな形でフィディックを自宅飲みしているかというと・・・
先日のブログ記事にて、58.1度のほうは飲んだけど、55度のほうは飲んだことないんだよね
なんて書いたら、某SNSでの知人様が

「持ってるんであげますよ。」

と、わざわざ宅配便まで手配して送ってきてくれました!
しかもオマケ(60年代シェリー系と思しきモルト)付きです。
感激です、Hさん、本当にありがとうございます!!
現金ですがSNSの時から通して、ブログ関連で間違いなく一番うれしい出来事です。

そんなエピソードがあったこのモルト、一滴も無駄にせず味わうのは当然ですが、
58.1度のほうにも書きましたが、この手のシェリー系は固有の蒸留所を飲むというよりは、熟成の時を飲むロマンを味わうモノですね。
フィディックはそもそも酒質が軽めなので、ここまでがっつりシェリーとあわせたらフィディックであることなんかわかりませんw

深く、ただじっくりと・・・44年間の時間を味わう、締めの一杯に。
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2010.03.30【イベントレポート】

グレンフィディック(旧ボトル)



グレンフィディック スペシャルリザーブ
43度 750ml
(販売元:メルシャン)

価格:2980円(当時価格、今は5000円程度か)
オススメ度
☆☆☆☆☆

香り:トップノートでは嫌味の無い蜜のような甘い香りが漂う。奥にはシトラス、やや渋みを感じるライトな香り。若いモルトを使っているのだろうが、アルコールは感じない。

味:香りや色ほどライトな味ではない。軸はしっかりしている。グレープフルーツ、やや柑橘系のフルーティーさ、蜂蜜、後味はしっとりした甘さが舌に残る。余韻は中程度、自然に消えていく感じ。

常温でも悪くないが、気温が高いと、どうしてもべったりとした甘さを不快に感じてしまう。
モルトを冷やすことは邪道かもだが、元々がライトでスムーズな酒だけに、夏は冷蔵庫で冷やして食前酒として楽しむのも良いんじゃないだろうか。
冷やすことで爽やかなフローラルな香りが主体的になり、甘い白ワインや日本酒のようにライトでスムーズ。


----------------

世界で一番売れているシングルモルト
の、3世代前のモノ、輸入元はメルシャン、1990年代前半流通品

1990年代後半に度数と容量が40度700mlに変わる。
2000年にメルシャンからサントリーへ輸入元が移り、その後、現在のNo ageから、12年モノへと仕様が変更された。
(サントリーでもアメリカ向けに43度750ml仕様のNo age が出ていたとか・・・そういや横須賀の酒屋で見かけたような気がする)
もともと、三角柱をモチーフにし、すらっとした印象、スタイリッシュなボトルデザインだったが、
今ではさらにスタイリッシュなボトルデザインに変更されている。

現行品は12年熟成ものとなり、さぞや味の深みも増したか・・・と思うと、実際はそうではない。
確かにフルーティーでライトな味の方向性は、右へならえで変わっていないのだが、
むしろ深みや味わい深さは、メルシャン時代のほうが強いように感じる。これは度数の関係だろうか。


とはいえ、現行品も含め、悪くないウィスキーだが、これが世界で一番売れているというのは・・・

海外流通品はうまいのか?
それともこのライトでフルーティーな味わいがウケているのか?

うーむ・・・・
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2010.03.29【イベントレポート】

グレンフィディック44年 1964-2009 58.1度



キングズバリー
グレンフィディック1964 (44年)
700ml 58.1度

価格:40000円前後

オススメ度
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:ダークベリー系のバーボンのような香り、続いて濃厚なシェリーと甘酸っぱいベリー、チョコレートに包まれる。
イメージはシェリー樽熟成のバーボン(あるワケ無いがw)。深く嗅ぐとアルコールが出てくるが、非常にふくよか。

味:やわらかい口当たり、口の中で広がる芳醇なシェリー、ややオイリーで複雑。
この手の長熟こてこてシェリー系は、シェリーの強さで中間のモルティーな熟成感がツブされてしまうことが多いが、
ちゃんとシェリーとは違うグレンフィディックらしいフルーティーな蜜のような甘さもかすかに感じることが出来る。
後半からは口の奥で渋みとスパイス、戻りもあるが、それよりは広がり重視のシェリー感、余韻の途中で少量のパヒュームを感じる。
余韻はややドライ、意外とスッとシェリーが引いていく。

グラスに残る残り香も秀逸、時間と共にチョコレートやレーズンがさらに開いてくる。
胸の奥が熱くなる味わい。固有の蒸留所を飲むというよりは、時間を飲むためのモルト。深くじっくりと、44年という時を飲むロマンを感じながら味わいたい。


コメント:モルト好きを称するなら、まず飲んでおきたい2009年を代表するボトルのひとつ。
(某SNSに書いたのは昨年12月末の話なので、いまさら感がありますがw)
ネット上でもけっこー話題になりましたね。
BARNSの平井店長いわく、58度に比べてロット違いの55度のほうがパヒュームが強いという。
55度のほうも飲んでみたいなぁ、BARNSでは58度の後で、シェリーにまみれた舌じゃ味の分別が付かないと思って自重したし・・・

まぁ55度のほうが出回ってるみたいだし、きっとどこかのBARで飲める・・・といいなぁ。
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くりりん

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