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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.08.14【日記】

【実験】陶器ボトルに染み込んだ60年代ファークラスの還元

ウィスキーのボトルはガラスが一般的、陶器ボトルは少し異色の存在です。
高級品や限定品等、グレードの変化をつけるために使われていたりしますが、その能力といえば
陶器ボトルはガラスに比べてアルコールが抜けやすい、揮発しやすい・・・などなど、あまり良い話は聞きませんね。

特に1980年代以前のオールドボトルの陶器ボトルに手を出して、泣きを見た人はかなり多いのではないでしょうか。
私もアボットチョイス、マンロー、イモンクスなど、コルク臭やらてろんてろんにアルコールが抜けた中身やら、痛い思いをしています。

しかし、アルコールが抜けやすい、揮発しやすい、ということは、ガラスに比べて隙間があり、成分がしみこみやすいということでもあります。
つまり、良いウィスキーが長く入っていた陶器ボトルであれば、そのエキスがしっかり染みこんでいるのでは・・・
その空きボトルに、同じ系列のウィスキーを入れれば、染み込んだエキスが還元され、おいしくなるのでは・・・

ロマンのある話です。


しかし瓶詰めされて時間が経過していて、さらに状態が悪くなってない、陶器ボトルの空き瓶なんて、早々あるわけ・・・あるんです。
先日、手元にあったドイツ向けのグレンファークラス1969、陶器ボトルが空きました。

「ど」がつくほどのシェリーで、シェリーの風味としては1960年代の味わいを感じさせる大変すばらしいものの、
ボルドーなんてかすんでしまうほどギュッと歯茎に食い込むタンニンと、
カカオ複合率90%くらいのビタービタービターチョコ的な苦味が、特徴であり傷でもある一本。

瓶詰めは2000年、今から約10年前で、今回の条件にばっちり合致します。
これは実験用としては良いサンプルになりそうです。


この空き瓶に、三鷹BURNSさんの協力でグレンファークラス105を詰めて1ヶ月ほど放置していただきました。




気になる結果ですが、まず下がノーマルの105です。




シェリーが薄くなってしまった、今のファークラスらしい色ですね。
味もまぁ、こんなもんだよね、という味です。

続いて、1ヶ月間陶器ボトルの中で熟成した、グレンファークラスですが、




どうですか奥さん、この変化!
このかつてのファークラスを思わせる、存在感のある色!!

通常の105にある、木っぽさというか、未熟なシェリー感が薄らぎ、ハイプルーフのアタックとあわせて、
杏やレーズンなど、シェリー樽熟成ウィスキーの良い香りと味わいがしっかりと広がり、バランスもGOOD!!
明らかに全体のレベルが上がっていました。

これならジャグ系のオールドで比較的シェリーの印象が強い、マンローとか、ベルの長熟とか、そのあたりの空き瓶に詰めても面白いかもしれません。
詰めるモノとしては、後の影響を考えると、やはりハイプルーフのモノがベストでしょう、105以外ではGM10年のハイプルーフでもいいかもしれません。


本ボトルについて気になる方は、ぜひ三鷹のBURNSへ。
頼めば出してくれるはずですよー。
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2010.12.10【日記】

OBグレンファークラス25年 1990年代流通品 43%




Glenfarclas
25 Years Old
(グレンファークラス25年)
 
700ml  43%
株式会社 ワイン取扱
1990年代後半頃流通品
 
価格:10000円前後
オススメ度(5)
☆☆☆☆☆


 
 
香り:落ち着きのある甘い香り、レーズン、プルーンやバニラに、カラメルとアーモンドクリームがかかっている。メンソールもある。
少し中間で平坦さが感じられる香りだが、グラスになじむことで、もう少し色々な表情を見せてくれる。
奥はビターでアルコールっぽさも多少あり、時間変化で天津甘栗のようなフレーバーも感じられた。そして若干のエグミも・・・
 
味:スムーズな口当りから、ペドロヒメネスシェリーを水で割ったような甘さ、カラメルラテ、ほのかにナッティー。
中間は余り厚くなく、逆にGMのようなカラメルっぽさでつぶれており、平坦気味に感じられる。
鼻抜けは葡萄や煮たイチゴ、味の後半は序盤の甘さとスムーズさからビターに繫がる。
余韻はドライでアイスコーヒーやビターチョコに、ウッディなタンニンが口の中に染み込み長く続く。
 


 
コメント:自宅飲み。グレンファークラス25年の2つ前のボトルデザインのモノ。
グレンファークラスは、12年こそトールボトルからダンピーに変わったり、トールでスクリューキャップだった時期があったりと、割と頻繁に変化がありますが、
25年は角瓶→ブラウンダンピーへの変化があった以外目だったものは無く、しいて言えばボトルネック下部分にあるスペース。
ここに“g”と書かれた金属っぽいモノが張られていれば1つ前、青で25と張られていれば二つ前ということになるようです。
ちなみに現行品には何も張られていません。味もだいぶ変わりました、一言で言うとシェリーが薄くなった・・・
 
 
さてさて、ボトル談義はこの辺にしておいて、味の総括ですが、
普通ですね、それ以外に言い様がありません。現行に比べるとシェリーは格段にしっかりしていますが、それ以上にタルい味わい。
角瓶も確かに中間でタルい部分があるのですが、このボトルはその流れを受け継ぎつつ、バランスはどうしても落ちています。
飲み始めの人にはわかりやすい味かもしれませんが、飲みなれてくると物足りなさを感じてしまうかもしれません。
 
後は好みの問題というところ、私はもう少し複雑さというか他のフレーバーに厚みがあればストライクゾーンです。
 
 
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2010.12.09【日記】

OBグレンファークラス・ファミリーカスク1979 RELEASEⅢ 50.6%



 
GLEN FARCLAS
THE FAMILY CASK 1979
RELEASE Ⅲ
(グレンファークラス ファミリーカスク1979 リリース3)
 
Aged 29 Years
700ml 50.6%
 
Distilled: 1979
Bottled: 2008/07/17
Cask type: Plain Hogshead
Cask No: 2216
Number of Bottles: 171
 
価格:70000円くらい・・・
オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 


 
香り:グラスに注いだ瞬間から、芳醇な甘い香りが鼻腔をくすぐる。ナッティーでオーク由来の香ばしさと甘さの中に、
熟したパイナップルのような甘酸っぱさ、桃の缶詰、シュガースポットの出たバナナの香りも感じられる。
アルコールは50%とは思えないほど感じられず非常にスムーズ、穏やかで厚みがあって素直に旨さを感じさせる。
 
味:華やかで良質なフレーバーが次々と感じられる複雑な味わいだ、口に入れた瞬間から加速的に3段階の変化がある。
スムーズな口当りからバーボンのような穀物様の印象を一瞬感じたかと思いきや、焼き栗の香ばしさ、チョコレートがあり、
すぐさま奥からジューシーなマンゴーやパッションフルーツ、トロピカルなフルーツ感と、微炭酸のような口の中への刺激が出てきて余韻に繫がっていく。
鼻抜けは実にしっかりしており、少しハーブの印象とトロピカルフルーツで溢れている。特にドライマンゴーの印象が強く感じられる。
余韻は上質で、天津甘栗、渋皮、オークの印象に、甘く心地よいビターさと戻りのドライマンゴー感が加わって長く続く。
 


 
コメント:自宅飲み。大変充実して素晴らしいウィスキーです。複雑さ、変化、アルコール感・・・そしてマンゴーフレーバー・・・。
特に、以下の写真のドライマンゴーの味わいが随所で感じられます。
 
 
 
 
モノは今年の6月ごろ、阪急築地であった量り売りで買っていたモノでしたが、その後今年の夏の猛暑があって、自宅飲み頻度が激減・・・
温度調節は最低限した上で少量飲んではいましたが、暑さの中飲むものではなく、テイスティング時期は大きくずれ込みました。
 
このファークラス、買ったときは香りだけで即決していましたが、改めてちゃんと飲んでみると、これは確かにすごいです。
個人的にどストライクに来る味わいで、もう今夜は至福の時です。満足に値する一杯というやつですね。
 
こういう味わいが出せるなら、今のようにシェリー樽の工面に苦労して、うっすいシェリー感のモノを出すよりは、
例えばバーボンなど、素直に別カスクにシフトしたほうが良いのではと、感じるボトルでもあります。
ただ、このファークラスのカスクはPlain Hogsheadということで、新樽なのかリフィルバーボンなのか、いまいちわかりません。
 
んーそれにしても旨い・・・
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2010.09.03【イベントレポート】

OBグレンファークラス1959-2002(42年)

 

Glenfarclas 1959
"X''mas Malts"
(グレンファークラス1959 クリスマスモルト)

Aged 42 Years
700ml 46%
Distilled:1959/12/25
Bottled:2002/6/24

Cask type: Sherry Hogsheads
Cask No:3232, 3233, 3234, 3235
Bottle No:059
”Number 059 of 240 from "The Historic Reserve No,3" ”

オススメ度(10)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:スムーズでしっとりとした深く甘酸っぱい香りが漂う。
完熟したプラム、チェリーのシロップ漬け、黒ブドウ、シュガ―スポットの出たバナナにカラメルソース。
まさに完熟香と言えば伝わるだろうか、未熟なオロロソのウッディさとえぐみは一切なく、ほのかにナッティ。
実にすばらしいシェリー感がある。

味:スムーズな口あたりから、広がる上品な甘さ。ベリー感しっかり、イチゴジャムや熟した桃のペースト、バニラ。
レーズン等のドライフルーツは酸味が強すぎない程度。爆発的な広がりはないが、しみじみと、そしてしっかりとした芯のあるボディ。
後半に出てくるウッディーな渋みが心地よく、ややドライ、そこから余韻が途方もなく長く続く。
口の中に熟したプラムや桜桃をかじった後のような、果実の濃縮したフレーバーの塊が鎮座し、
加えて喉の奥からは良質なシェリー由来の深く落ち着いた甘さがじわりと時間差で戻ってくる。
余韻は舌の上から口の奥に蓄積するようで、2杯目以降がまたすばらしく、水を飲んでも喜びが持続する。


コメント:BURNSにて。グレンファークラス究極とも言える一本。開栓当日のテイスティング。
46%の加水仕様ですが、使用した樽は4樽。個性的な味わいならシングルカスクですが、純粋に味わい深さや複雑さを求めるなら、ブレンドは基本にして最高難易度の手段です。
そしてそのブレンドが素晴らしい形で行われた、だからこそのスムーズさとこの味わい深さ、これがカスクだったら渋みがもっと強いか、
こうもしっとりとしたシェリー感のあるフレーバーには仕上がらなかったでしょう。
そして特に素晴らしいのはその余韻、長さと質、これはホント素晴らしいです。

テイスティングノートはつれつれと書いてしまいましたが、こういうモルトに関しては、もう言葉はいらないですね。
ただ純粋に素晴らしい、本当のところはそれだけです。


ちなみに、上記でも触れていますが、8月27日の開栓当日のテイスティングですので、この1週間でフレーバーのバランスは変化していると思います。
ファークラスの長期熟成シェリーは、渋くなっているか、フルーツ感がさらに出ているか・・・
ポジティブな期待を込めて、☆10とさせていただきます。

気軽に飲めるモノではないですが、また機会があれば改めてテイスティングしてみたいものです。



~~記載のボトル解説文~~
A simply stunning refill sherry cask at a phenomenal age.
What is amazing about this whisky is that the oak is not too intrusive and while there is obviously a big fruitcake sherry character,
it isn''t overwhelming and the balance is still there. Probably one of the greatest malts ever released from this truly great distillery.

Limited edition, distilled on Christmas Day 1959, and bottled in 2002.
Colour: Dark Amber old
Aroma: Complex with a hint of fine Oloroso Sherry
Flavour: Elegant dark Single Malt, aromas of exotic fruits and vanilla, with a delicate not dominating touch of oak







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※8月13日、持ち込みボトル情報UPしました。
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2010.08.11【イベントレポート】

SMWSグレンファークラス1965-2005

 

THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY
Society Cask No, 1.129
GLENFACLAS
(グレンファークラス1965) 

Aged 40 years
700ml 55.1%
Distilled: 1965 May
Bottled: 2005 September

“Opportunity to good to miss”

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:ナッティーでキャラメルソフト、完熟バナナ、若干の栗の渋皮、クリーミーで厚みのある甘さを感じる。
ややアルコール(メンソール)感、渋みと共に黄桃、奥には控えめだがトロピカルなフルーツ感も感じる。
グラスになじむことで、フルーツ感はさらにたっぷりと出てくる。チューリップグラスの淵の辺りを是非嗅いでほしい、
フルーツの皮のほかに、缶詰の桃入りのショートケーキのような上品な甘さが立っている。

味:意外とさらりとした口当りから、口の中で甘酸っぱいフルーツ感がしっかり広がる、
若干メンソール、バブルガム、桃のペースト、プラム、オレンジ、煮出した紅茶。
鼻抜けは植物っぽさとビターチョコレート、戻りは本当にしっかり、喉奥停滞系の残り方で、喉の奥から長くフレーバーを鼻腔に供給する。
後半はトロピカルフルーツも混じりながら、胡桃、ローストした麦や木のビター感。
余韻にかけて1伸びあり、強いスパイス、ビターでドライでメイプルや梅等の酸味も伴いつつ長く続く。


コメント:ソサイエティのグレンファークラス、オフィシャルだったら1本いくらなんでしょうかという長期熟成モノ。
樽はフレーバーから推測するとおそらくバーボンホグスヘッド。
先日、山岡氏が主催された“アイラモルトを飲もう”の会に参加した際、じゃんけん大会の景品としていただいたもので、絶賛美味しくいただいている最中です。


このファークラス、最初はナッティーさと渋みが強く感じられ、こりゃファークラスの長期熟成にありがちな過熟系か・・・?なんて思いましたが。
「1年1分をかけて味わいなさい」とはブルイックラディのジムマッキュワンの言葉らしいが、まさにそのとおり。
時間をかけてじっくり味わうと、素晴らしいフレーバーがどんどん出てきて、実に味わい深いモルトです。

ファークラスの長期熟成というと、どシェリーな印象が強いですが、なんだよなんだよこういうのもOK・・・
やや過熟気味で渋みは強めですが、それ以上にフルーツ感しっかりでいいじゃないのという印象。

これはしばらく美味しくいただけるなぁ。


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2010.07.07【イベントレポート】

グレンファークラス105 40年



GLENFARCLAS 105
(グレンファークラス 105)

Aged 40 Years
700ml 60.0%
Bottle; 1 of 863

価格:123000円
オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:透明感のあるふくよかで豊かなシェリー香。嫌味となるフレーバーが少なく、バランスが良く実に完成度が高い。
アーモンドキャラメルをベースにレーズン、プラム、杏・・・甘酸っぱいフレーバーが広がり、ブラッドオレンジの爽やかさをほのかに感じる。
度数由来かややアルコール(メンソール)もあるが、それさえもチョコレートやキャラメルの豊かな甘さが包み込んでいる。

味:スムーズな口当りから、ラズベリーや、完熟ピンクグレープフルーツ、プルーン・・・
フルーツ由来の甘酸っぱさと、シェリー由来のしっかりしたコクが広がる。
余韻は長くダークフルーツからオレンジピール、カカオ多めのビターチョコや麦の苦味を伴う。鼻抜けはキャラメル、そして煮出した濃い目の紅茶。
飲み込んでなお、喉の奥から戻り続ける素晴らしいシェリー香。


コメント:都筑阪急のウィスキーフェアにて入手した、グレンファークラス105の40年。
鉄の女、サッチャー首相も愛した“グレンファークラス105”、その誕生40周年を記念して893本ボトリングされた限定品。
実際は今年のウィスキーマガジンライブでも飲んでいるのだが、こうしっかりと飲める場があるとは思わなかった。

このボトルの素晴らしさは、なんと言ってもシェリー感と熟成によって得られた原酒のフルーツ感との共生にある。
カスクストレングスに限りなく近いことで得られる豊かなフレーバー、
透明感のあるシェリー感に、フルーツの甘酸っぱさ、そこに豊かなコクを与えるチョコレートやキャラメル・・・
本来40年もシェリー樽につめれば、まず個性は失われて、こってこての・・・いわば以下の写真参照のとおりになってしまうが、
このボトルは例えばファーストフィルとリフィルの原酒をブレンドしたのか、バランスの良さが失われておらず、
通常品の105のベクトルの延長線上、目指すべき理想系としての形に仕上がっているように感じられる。

なお、本ボトルはオフィシャルグレンファークラスの最高峰とも言うべき1本であることに異論を挟む余地はないが、
その値段も間違いなく最高峰で、ファミリーカスクシリーズといい、お前らちょっと自重しろとも言いたくなる。
(オススメ度は価格を加味せず、ただ純粋に味のみの話としてください。)


<オマケ>



グレンファークラス105 40年と、
グレンファークラス1968 32年ストーンジャグの色比較。
どちらもほぼ同年代蒸留で、アメリカンオークのシェリー樽が使用されていると思われるが、この色の違い・・・



<さらに雑談>

うわっ! うわわっ!!
ウスケバランキング、初の3位(さらに関東1位!)
キタ━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚''★,。・:*:♪・゚''☆━━━!!!!

うれしさのあまり転げまわってしまいそうな気持ちを、必死に抑えています。
皆様、こんな自己満足なブログをごひいきにしていただき、ありがとうございます!

これからもマイペースに更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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2010.05.29【イベントレポート】

グレンファークラス8年 1970年代後期



グレンファークラス8年
1970年代後期~80年代初期
40度 750ml

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:やわらかく華やか、フルーティーでややバニラ、奥から蜂蜜、黒砂糖、冷めたトースト。
繊細で8年とは思えないフレーバーの落ち着き、ヒネた感じもほとんど無い。

味:スムーズ。蜂蜜と麦、ねっとりとしていてオールド特有の溜まり醤油飴のような甘さ、非常にしっかりしたボディだ。
中間からビターで香ばしさ、鼻抜けに樽香、バニラを感じる。余韻にかけて若干のスパイス、全体としてはまったりとして長い。


コメント:Sheepにて。シェリーがほとんど出ていないオフィシャルのファークラス。
現行品は・・・まぁ保留するとして、シェリー感控えめながら、これだけのバランスとフレーバーを出せるあたり、
原酒の質や蒸留所としての当時のポテンシャルの高さが伺える。

また、このころの8年モノなどの比較的年数の若いものは、しっかり長期熟成原酒が効いているので、
バランスが整っているものや、熟成年数に見合わない熟成感が出ているものが多く、それはこのファークラスも例外ではない。
表記年数によるブランド思考が、ある意味ステイタスとなってしまった感のある昨今では、なかなか出てこないであろうスタイル。

飲めるうちに飲んで勉強しておきたい。
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2010.05.25【イベントレポート】

グレンファークラス25年角瓶@ウスケバオフ



グレンファークラス25年 スクウェアボトル
イタリア周り 1970年代後期~80年代
43度 750ml

【テイスティングコメント】
黒砂糖感のあるシェリー(オールド系)の香り、ややヒネ、カラメル、モルティで非常にふくよか。
口当りからバランスの良いシェリー感、黒砂糖、麦、フレーバーに厚みがあるが、中間が甘さでややぼやけるような印象。
後半にかけては微量のスパイスと、みたらしを舐めた後のような余韻、口奥ドライ。


ウスケバ関東オフ、タケモトさんお持込みのボトル。
数あるグレンファークラスのボトルの中でも、ひとつの地位を築いているボトル。

個人的には、シェリーの中にあるモルトの旨みのバランスを評価したい1本。
個性という点ではやや弱いように感じられるかもしれないけれど、あるのは素直な熟成感と素直な旨み。
もちろんファークラスはシェリーカスクもいいんだけど、どうしてもシェリーにつぶされてしまっているものがほとんどで、モルトの存在が見えてこないため、時々さびしくなる。
モルトをやるならまず抑えておきたい1本なのではないでしょうか。

(合掌)
美味しくいただきました。



そういえば、タケモトさんがブログにUPされていましたが、グレンファークラスの長期熟成のバーボンカスクもあるようですね。
ファークラスは5年、8年のオールドモノで、シェリーの影響をあまり受けてないモノは飲んだ経験がありますが、長熟は皆無。
原酒の質を勉強する上ですごくいい教材になりそうな印象です。

とりあえずBARで探してみよう、どっかにはあるでしょ~w
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2010.04.19【イベントレポート】

グレンファークラス12年(1980年代後期~)



グレンファークラス12年 43度 750ml
1980年代後期~1990年代初期
(このボトルは特級はずれ直後)

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆

香り:甘く優雅なシェリー感、チョコレートソース、ナッツ、皮のついた葡萄
後半に感じるビター感、渋みがシェリー系のファークラスらしさとして現れている。
近年のファークラスには感じられない魅力のひとつだ。

味:口当たりからしっかりと甘さ、カラメルや蜜っぽさ、黒飴、レーズンやプルーンも。
甘さの強い組み立てだが、まだシェリーのバランスが良く、奥には麦感もある。
後からパンや蜂蜜を感じる。ほんの少しだが生木のような樽のエグミも。

コメント:90年代初頭のファークラス。
リフィル樽感が強くなる1990年後期以降のファークラスと比べれば、
しっかりシェリー系で、シェリー樽と原酒の一体感もある。
ここまでのファークラスは美味い!。
イメージはダシの効いた元祖東京下町醤油ラーメンのような・・・

1990年代後半~2000年代初頭のグレンファークラス12年はこちらから。


パラディにて、この日3杯目に飲んだモルト。
会話に夢中になってて、今見ればもっとしっかりテイスティングしておくべきだった・・・というノート(汗
黙々とガリガリとは出来ない子なのです、私は。

「ウチが一番キープできてるのはこの辺のボトル層かな。あと10年はいけるね」とマスター
10年って、ジOンかこの店はw
たしかに、まだ手に入ってしっかり味のあるオールドボトルといえば90年代なのかなという印象。
お金かければ80年代以前も余裕ですけどね・・・

くりりんも探してます。
注意してください。(誰がw)
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2010.04.16【イベントレポート】

グレンファークラス1968 ストーンジャグ



グレンファークラス32年(ストーンジャグ)
1968-2000

700ml 52.1度 
Cask No,683
ドイツ向けボトル・・・らしい

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:トップノートではしっとりとした甘い香り、僅かに酸味。
ピーナッツ、カシューナッツ、酸味のある麦感が前面にあり、しっとりした中に香ばしさ。
後からプラムやレーズン、クランベリー(ドライフルーツ)等のフルーツの酸味と甘さが出てくる。
フルーツは少量の梅も含んでおり酸味が強い印象だ。グラス側面からはチョコレートの香りも徐々に顔を出す。
どっしりとしたシェリー樽由来の香り、底知れぬ深みを感じる。

味:粘性のある甘い口当たり、唇が少しべたつく、口の中ではイチゴやダークフルーツの甘酸っぱさ、
蜂蜜、微量の硫黄、ナッティーさがスパイスと共に一気に広がる。
続いて強めの渋み、上記フレーバーを抑えてタンニンが口内を支配していく。
余韻は収まりつつあるスパイスと、鼻に抜けていくシェリーの濃厚な甘さ、ビターチョコ、
口の奥に残るウッディーな渋みを伴って自然なドライさで長く続く。

コメント:特濃シェリー系のファークラス。液が黒いw。
過熟かどうかはかなりきわどいところだ。

ストーンジャグということもあり、入手後即開封。
希少性という点では、手に入れたボトルの中で間違いなく最上級かも・・・。
シェリーの濃さゆえ評価は好み次第だが、今のファークラスにはないシェリー感を持った素晴らしいボトル。

このボトルとの出会いに感謝!
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2010.04.03【イベントレポート】

グレンファークラス12年(旧ボトル)



グレンファークラス12年 
43度 700ml

価格:3000円~4000円
オススメ度
☆☆☆☆

香り:シェリーとグレープフルーツや少量のオレンジに加えてレザー感とスモークっぽさが少しある。
麦芽感、植物系、やや若いモルトの印象だが、ライトで華やかさのある香り。
グラスにあけてしばらく置くとはっきりとチョコレート、甘い香りが強くなる。

味わい:甘い口当たりからほろ苦さ、トースティー、バニラやメイプルシロップのような
クリーミーさのあるシェリーフレーバーだ、余韻にかけてスパイシー、口の奥に甘酸っぱさ、カラメル、少し粉っぽさも感じる。

コメント:1つ前(この前ボトル変更があってダンピーボトルになったようだから2つ前か?)と思われるボトル。
現行のグレンファークラス12年より華やかさというかフレーバーに強さがあり、ゴムっぽさを感じないが、中核を担う味が大きく違うということはない。



グレンファークラス党御用達のボトル。
1本筋の通った味、として評価の高いグレンファークラスの12年
ラベルに書かれた蒸留所のキルンと、化粧箱のフタに書かれた渋いおっさんが目印。

価格は旧12年のほうが安いが、原酒の傾向は上記にも書いたとおり大きくかわっていない様子。
現行品のほうがもうちょっとライトかなぁという感じ。
いずれも良質な酒であることに変わりは無く、食後酒として家飲みするには十分な出来だ。

ちなみに、上記コメントで”1つ前らしいボトル”と書いたのは、グレンファークラスは旧も現行品もコルクキャップなのだが、なぜかこのボトルはスクリューキャップ、平行品かと思えば取引先は正規のミリオンさん。
ちょっと謎なボトルである。
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2010.04.01【イベントレポート】

グレンファークラス12年



グレンファークラス12年
43度 700ml

オススメ度
☆☆☆☆
価格:3000~4000円

香り:フルーツの香り、クリーム系のシェリー香だが香り自体はボディが薄めで、微量のレザーを伴って若さが目立つ。ややスモーク、ゴム
味わい:なめらかでシェリーとフルーツ、ほどよい香ばしさを伴ってスモーキー。後味にかけてスパイスと、フルーツ系の余韻。僅かに苦味が残る。


60年代、70年代初頭をのぞくと、最近のファークラスはシェリーというよりはライトでフルーティーな方向にベクトルが向いているような気がする。
リフィルシェリー樽の使用率が増えているのだろうか、旧ボトルに比べてチョコレート感が無いというか、味わいは大きく変わっている。

現代のウィスキーだなと思う一本だが、それでもこの価格帯でしっかりした作りは評価できる。
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