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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.01.07【日記】

OBグレンドロナック1972-2010(38年)#718 51.5%




GLENDRONACH
SINGLE CASK
(グレンドロナック1972)

Aged 38 years
700ml 51.5%
Distilled: 1972/03/02
Bottled: 2010/6
Cask No; 718
Cask type; Oloroso Sherry Butt

オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 
香り:鼻腔を満たすベリーの香り、熟したメロン、チョコレート、シュガートーストの香ばしさ、
良質なシェリー樽由来の深くコクのある甘さに貴熟香が見事なアクセントになって、
全体のレベルをより高いものにしている。グラスからは少しゴム系の香りもある。
1972ビンテージは何かあるのだろうか、すばらしいシェリー感だ。
 
味:甘酸っぱくパワフルな口当たり、レーズンチョコレート、皮付きの葡萄、黒蜜の甘さにローストアーモンド、オイスターソース、
ただ濃いだけではない、品のよささえ感じる濃厚なシェリー樽のフレーバーが体に染み込み、口福を導いてくる。
鼻抜けはベリー感を伴ってしっかり、余韻は焙煎したコーヒー、ビターでドライに変化した後で、
イチゴジャムを食べた後のような戻りが喉の奥からじわじわと来る。余韻もすごいが戻りもすごい、水を飲んでもなおのどの奥から戻りが持続する。
 


 
コメント:スペイサイドウェイにて。飲んでいたけどUPしていなかった1本。至高の1本、グレンドロナックの1972ビンテージ。
度数由来の力強さがありつつも喉腰は滑らか、ふくよかな甘さ、底知れぬコク・・・
1972ビンテージは2010年1月ボトリングの37年を飲んで、あまりの素晴らしさに感激したことが記憶が新しいですが、
5ヶ月後にボトリングされた形になる、樽違いのこの1972も大変素晴らしい仕上がりでした。
 
最近リリースが続いている、グレンドロナックの1970年代シェリー樽のカスクモノは、面白いことに樽ごとの違いが感じられるモノが多いように思います。
シェリーでコレだけ色濃く出ていると、どうしても「どかん」と来て、シェリーの甘さ、濃さに潰されて違いが出にくいように感じますが、
王道のシェリー系があったと思えば、南国感や貴熟香を感じさせるモノがあり、ベリー感に溢れてイチゴジャム炸裂の樽もある。
それらに共通することはすべからく美味であることです。
 
ここまで来ると樽と酒質との相性なんでしょうか、それとも純粋に手に入れていた樽が素晴らしく、少量生産であったことも由来しているのでしょうか。
今だから飲める一杯として、これら長期熟成シェリー樽のグレンドロナックは是非飲んでおくべきボトルであるように感じます。
 
2011年もグレンドロナック蒸留所のますますの飛躍を期待しています。
 

 
さて、1月6日はウィスキーマガジンライブ2011のチケット発売日でした。
前回は発売日から3日間のマスタークラスのチケット販売は抽選で、という手法がとられていましたが、今年は先着順!!
受付開始は正午から。会社のパソコンで購入するわけにも行かず、自宅からモバイルPCとWimax持ち込んで昼休みに購入しました。
 
おかげで無事に参加券と、MCはトマーティン、ダンカンテイラー、グレンドロナックを確保できました。
2011年リリースのサンプルを試飲できる秩父や、キルホーマンの5年もすごく魅力的でしたが、夜はタケモトさん主催の87Malt Nightもありますし、
なにより参加費だけでもバカにならない、財布がヒジョーに厳しいわけで・・・泣く泣くあきらめることに。
 
参加される皆様、1年に1度のお祭りです。楽しんでいきましょう!
 
 
PS:エイジング研究会の皆様
マガジンライブ当日に受け取りを希望される方は、
どちらの日にこられるのか、あらかじめくりりんまで連絡ください。
 
 
PS2:1月10日、三鷹のBURNSにて新年会とあわせてブラインドテイスティング大会が開催されます。
ご興味ございます方は、昨年9月に開催された前回の様子はこちらから、
今回の開催&参加概要についてはこちらからご確認ください。
 
くりりんはもちろん参戦いたします。
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2010.10.24【イベントレポート】

OBグレンドロナック1971-2010(39年)C#489



GLENDRONACH
SINGLE CASK
(グレンドロナック1971)

Aged 39 years
700ml 48.8%
Distilled: 1971/02/25
Bottled: 2010/6
Cask No; 489
Cask type; Oloroso Sherry Butt

価格:40000円前後
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:やや角がある、すり潰した木苺のようなベリー感、ダークチェリー、甘酸っぱく厚いシェリー。
ほのかにスパイス、焦げた風味、チョコレート、シェリー感がすばらしい。
かなりシェリー樽の強い影響を感じる、南国感やランシオではなく、純粋にシェリーバット長熟のベクトル。

味:非常にすばらしいシェリー感がある、パワフル、ベリー感たっぷり、スパイシーさ、僅かにバルサミコ酢系の酸味。
後半若干スモーク、かりんとう、イチゴジャム、カカオチョコ、胡桃、タンニンが歯茎や舌に染み込む。
最近飲んだボトルではグランデュワーを思わせるすばらしいシェリー感、そこに力強さが加わっている。
余韻も長く、ジンジンとしたシェリーの旨みが続く、これはさすが・・・


コメント:スペイサイドウェイにて。最近リリースの続いているグレンドロナック・オフィシャルシングルカスクシリーズの1本。
まず、素晴らしい仕上がりです。ランシオや南国系のシェリーではなく、純粋にオロロソシェリーバットのベリー&チョコレート系ですが、
通常のシェリーバットにはない香ばしさやスモーク、少しこげた風味が、シェリーとなじんだ上で自己表現となっているのかなと感じます。

そういえば1971は以前、SMWSのグレンドロナック、NO,1を飲ませてもらいましたが、これは素晴らしいベリー感、フルーツ感の中に南国感がありました。
今年リリースのあった72ビンテージにもランシオをはじめ同様のフレーバーがありますが、
他の長熟70年代ドロナックに全てそのようなフルーツ感があるかというと、そうではないようです。
ほぼ同じ年代において、このカスクNoによる個体差はどこからくるものなのか・・・気になります。



さて、ベンリアック社所有となり2009年からリリースの始まったシングルカスクシリーズ。
その長熟モノは、高いが美味いとして2009年リリースの71、72を筆頭に、その地位を高めてきました。
言うならば2009年はグレンドロナック蒸留所復活の年、そして2010年は昨年のブレイクそのままに、さらに飛躍の年となりました。
まぁ、若いビンテージは際どいものが多く、バーボンまで出ちゃったりしてますし、美味い長熟モノは相変わらず高いですがw

シェリー樽モノを取り巻く情勢がよろしくないことは既知のことですが、
シェリーのグレンドロナックも熟成年数10年代(特にシングルカスク)のモノは、あまり良いシェリー感が出ていないように思います。
オロロソはオロロソですが、紹興酒のような風味が乗ってしまっていたり・・・

こういった長熟の素晴らしいシェリーは、今のうちだからこそ飲める1本、買うもよし、飲むもよし、いずれにしてもシェリー好きならこのへんは是非抑えておきたいですね。

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2010.10.13【イベントレポート】

OBグレンドロナック2002/2010(8年)バーボンバレル

 

GLENDRONACH(グレンドロナック8年)
Aged 8years
700ml 59.9%

Distilled: 2002/7/24
Bottled: 2010/8
Cask No; 752
Cask type; Bourbon

価格:7000円程度
オススメ度(4)
☆☆☆☆

香り:クリーン、アルコールの裏からレモンピールやバニラ、青いバナナ、生の栗、冷めたトースト、
ややナッティーで少しワックスのようなフレーバーも感じる。スパイシーで鼻への刺激が強い。
加水で刺激が弱まり、バニラ系で植物質、ニューポットっぽさが若干あるスウィートさ。

味:口当りはレモンのような酸味、ニューポット質な刺激、麦と生木のフレーバー、樽の影響はまり受けていないようだ。
酒質はややオイリーで少量の蜂蜜、溶剤、中間から後半にかけて出てくるスパイスの刺激は心地よい。
余韻はスパイシーで麦とレモン、ニューポット質な甘さ。少しツンとしたアルコール感が鼻に抜ける。
若さゆえの勢いと度数ゆえのパワフルさがあるが、余韻はあまり長く無くすっきりとしている。

今後の成長の可能性は感じられるが、まだまだ時間が必要。また、加水で甘さが強調されて飲みやすくなるため、ストレートに引っかかりを覚えたら加水がオススメ。


コメント:だいぶ時間が経ってしまいましたが、ぼちぼち国内発売ということで、
先月のモダンモルトウィスキーの、特別講座にていただいたグレンドロナックのバーボンカスクです。

マッカランからバーボンカスクモノが出たように、ついにドロナックのオフィシャルからもバーボンが出たか・・・というのが率直な印象。
味は・・・テイスティングのとおり若いです、ドロナックは熟成速度が速いというハナシもありましたが、このカスクに関しては分相応。
バランスという点では破綻しているわけではありませんが、あと10年くらい時間がほしいところだなぁというのが率直な感想です。
ただ、焼酎やウォッカとか好きな人なら、ストレートもそうですが加水で美味しくいただけるんじゃないかなーとも思います。

ちなみに、このドロナック2002/2010バーボンバレルに使われているバーボンのメーカーは、ジャックダニエルだそうです。
(ジャックダニエルは一般的にテネシーウィスキーと言われていますが、連邦アルコール法上はバーボン区分です。)
モダンモルトでウィスク・イーのブースに居た、ディスティラリーマネージャーのアラン・マコノキー(Alan McConnochie)氏に質問してみたところ、
ただのウィスキー好きと思われたのか、ジャックの件も含めて教えてくれたました。
興味深い内容もあったので、私のつたない英語での会話を、つたない英語力で適当に訳したモノをUPなのです。



以下、会話ダイジェスト(アランさんのコメントは雰囲気でフレンドリーに訳していますw)

くりりん(以下、く)「すいません、さっき講義に参加していたんですが、いくつか質問していいでしょうか」
アラン(以下、ア)「いいよ、何でも聞いてくれ」
く「グレンドロナック2002(8年)バーボンバレル、あれは非常に興味深いモノでしたが、どこのバーボンメーカーの樽を使っているんですか?」
ア「ジャックダニエルだ」
く「ジャックダニエル!?ということはベンリアックもですか?」
ア「一部はそうだ、ここにあるベンリアックの特別なボトルたちは飲んだか?」
(ウィスク・イーのブースにある、ベンリアックのオフィシャル・ビンテージ・カスクを指して)
く「ええ、だいたい飲みました。1975が良かったですね」
ア「そうか、これは・・・(ボトルを指してアツく語られていたが、この辺ちょっと聞き取れず)・・・。非常に多様なフレーバーがある、実に素晴らしいものだ。グレンドロナックもこのように多くのボトルをリリースしていく」
く「つまり、シェリーだけではなくなるということですか?」
(特別講座では、現在のグレンドロナックの貯蔵はシェリーカスク90%、バーボンカスクとその他で10%ということだった。)
ア「そうだ、様々なタイプのカスクをリリースしていく予定だ」
く「ありがとうございます。最後にもう1点だけ質問させてください。このグレンドロナック2002バーボンカスクに使われている樽は、ファーストフィルですか?」
ア「そうだ、ファーストフィルだ、ベンリアックもそうだが我々はファーストフィルしか使わない」
く「ありがとうございました。」

余談ですが、ジャックダニエルのカスクといえばグレンモーレンジが思い浮かびますが、
今回のドロナック2002の味のベクトルはまったく違うモノに仕上がっているように思います。この辺が酒質の差なのかもしれません。
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2010.09.07【イベントレポート】

OBグレンドロナック・グランデュワー(31年)バッチ1



GLENDRONACH
GRANDEUR ”Batch 1”
(グレンドロナック グランデュワー バッチ1)

Aged 31 Years
700ml 45.8%

Cask type: Sherry Cask
Bottle:615/1013

価格:約45000円
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:熟した梨や桃のようなフルーツ香、ドライフルーツはレーズン、イチゴジャム、ほのかにビター。
31年以上の良質な熟成期間を過ごした証として、フルーツが濃縮したような熟成香を感じる傍らで、
フレーバーの角ははっきりとしている。スムーズでありながら存在感のある、素晴らしいシェリー香。

味: スムーズな口あたりから、レーズン、黄桃の缶詰、甘酸っぱさがしっかり広がり、ナッツクリームのアクセントも。
その後はビターチョコやオレンジの皮、ビターなニュアンスが追いかけてくる。
余韻はビターで口の中にきゅっとしみこむウッディさ、タンニンをしっかりと感じる。
渋みは心地よく、そこにハーモニーを加えるように長いふくよかなシェリーの戻り。
コク、フレーバーの広がり、余韻、満足に値する一杯。


コメント:アイラ・バー東京にて。8月27日のベンリアック&グレンドロナック試飲会にて。
今回のイベントの目玉とも言える一本、これはもううまくて当たり前という感じでしたが、やはりうまい。

フルーツいっぱいの味の広がりから、コク、深みがあって、最後はビターなニュアンスが心地よい。
もうシェリー樽熟成ウィスキーのお手本というか、これぞ!!という仕上がりで、
グレンドロナックが所有する長期熟成原酒の質の高さを、まじまじと見せつけられる感じです。


グランデュワーは、数は不明ながら複数の原酒のバッティングであり、熟成期間は最短31年~
カスクストレングスといいつつも45.8%で、なんらかの調整が行われているボトルです。
だからこそのこのスムーズさ、この味の深さ、複雑さにつながっていて、製作者の気合を感じますが、
いかんせん価格もなかなか気合負けしてない設定ですw

手が届かネェって(汗)


個人的には素晴らしいシェリー感だと感じつつも、
伝説とも言える1972ビンテージのあのフレーバーを考えてしまうと、☆は8か良くて9かなーというところです。
(ここは個人個々だと思いますが。)

なお、今回はイベントということでグラスに開けてから1時間ほど時間が経過した後のテイスティングとなっています。
私の場合、名刺で蓋をしておりましたが、注ぎたてであれば香りや口に含んだときの勢いが違ったかも知れません。

これまたそうそう気軽に呑めるモノじゃないですが、機会があればもう一度テイステイングしてみたいところです。





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※あと2週間を切りました!参加をお待ちしております!!
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2010.08.21【イベントレポート】

OBグレンドロナック12年グリーンダンピー1980’s

 

GRENDRONACH(グレンドロナック)
Aged 12 Years
750ml 43%

1980年代流通、イタリア回り
Green dumpy Bottle

オススメ度(7+α)
☆☆☆☆☆☆☆+α

香り:ベリーやパイナップル、レモン等の甘酸っぱい香り、素晴らしいフルーツ感だ。
最初は少しヒネを感じたが、奥からフルーツ感がどんどん出てくる。

味:少しまだこもっている感があるが、クリーミーで甘酸っぱくボディがしっかりしている。
じわりと広がる麦とフルーツ感、舌ざわりスムーズ、白葡萄、レモンクリーム、鼻抜けもクリーミーな甘さでばっちり。
余韻は心地よいビター感で、そのうち煮たイチゴっぽさが出てくる。そして長い。


コメント:野毛(桜木町)パラディにて。現行のシェリーなドロナックとは違い、
麦とフルーツ(黄色系)傾向で、原酒由来の味わいをしっかり堪能できる、素晴らしいドロナック。

このボトルはつい先日開栓したばかりということで、味が香りに追いつかない、若干まだこもっている感があるのですが、
これが後1ヶ月ないし2ヶ月経過した後どうなるか・・・まぁ間違いなく素晴らしいことになっているでしょう。
そういうわけで、今回のオススメ度は伸びしろに期待を込めて、☆7+αとします。


ちなみに、ドロナックのオフィシャルは、90年代流通くらいまではテイスティング書いてないのも含めるとだいたい飲んでいますが、
この手のドロナックに出会うと、80年代、70年代の今とは違うベクトルのボトルも、もっと飲んでおきたいなと思ってしまいます。
モルティでフルーツ感しっかりで、モノによっては南国系で・・・シェリー系もいいけど、こういうのもいいんすよねぇ。

取り急ぎ飲んでないのといったら、グリーンダンピー18年かな・・・STAGさんで宿題になってますが、次はいつ北九州にいけるだろうか。



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※8月13日、持ち込みボトル情報UPしました。
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2010.07.22【イベントレポート】

グレンドロナック8年1970''s@87Malts&Heath



TEACHER''S
GLENDRONACH
(グレンドロナック8年 1970年代流通)

8YEARS OLD
CL.75 CL.32-25 43%
"IMPORTATORI ESCLUSIVISTI PER L''ITALIA"

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:クリーミーで乾煎りした麦感、松ヤニ、70年代流通品にあるソレと、やや鼻への刺激が感じられる。
奥から白色系のフルーツ感、白桃のペーストやシロップ。状態はなかなか良いようだ。

味:優しくクリーミーな口あたりから、徐々に甘酸っぱさが広がる。
牛乳に浸して柔らかくなったシリアル、桃のネクタージュース、序盤優しい広がり。
中間からやや弱いが・・・余韻にかけてフレーバーが盛り上がってくる、口奥に若干の南国感を感じる。


コメント:いわき@ヒース。テイスティング会後のフリーテイスティング時に注文。
ダンピー8年の南国系というよりは、どちらかといえば従価時代のティーチャーズの傾向です。
モルティで優しい甘さ、これも今のドロナック(ど・しぇりー)からは考えられないですが、
こういう酒質だからこそ、シェリー樽とのなじみがいいのかもしれません。


最近ドロナックマニアになりつつあるくりりんさん、ヒースに来店して席に着くなりボトルが目につきました。
お、ドロナックじゃん・・・しかもダンピーじゃなくてグリーントール!!
同蒸留所ダンピー8年は、ウスケバ関東オフの際にタケモトさん持ち込みで飲ませてもらいましたが
これが素晴らしい南国感と飲み口、バランス・・・いくらでも飲めちゃう感じだったので、
ほぼ同年代と思われるこのボトルへの期待は、いやがおうでも高まります。
(しかもテーチャーズ表記でイタリア回り、そして品質の証明スクリューキャップですよ!)

タケモトさんに「くりりんさん、見てますねぇ」なんて言われつつ、
「マスター、お代付けていいんで、あとであれお願いします」
と無理を言って、フリーテイスティングになってから出してもらいました。

ホントはごにょごにょでしたが・・・、ありがとうございました!


今アツイ蒸留所に対して評価軸が増えるのはすごくいい経験。
特に今回のいわきでは、ボウモア、マッカラン、グレングラント、そしてドロナック・・・と
温故知新で、古きから新しきを学べるような経験が多数あり、
ますますウィスキーを飲むことが楽しくなってきました!

ジャンキーいっちょあがりぃ、イヤッホォオゥ!



~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より~~

【完】87Malts Night!! くりりんSide(7) ←この辺です。

【速】87Malts Night!! くりりんSide(6)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(5)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(4)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(3)

【前】87Malts Night!! くりりんSide(2)

【旅】87Malts Night!! くりりんSide(1)
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2010.06.30【イベントレポート】

グレンドロナック12年オリジナル 1980年代


(写真右)

GLENDRONACH (グレンドロナック・オリジナル)
ORIGINAL
For PREVI S.P.A-BRESCIA

Year 12 Old
43% 700ml

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り: 若干のヒネ香が上面にあるが、麦感を伴う粘性のあるカラメルシロップ、
蜂蜜のようでもある。奥から干し柿、ベリージャム、若干の香辛料を伴う。
時間と共にもう少し開いてくる印象も感じる。

味: スムーズな口当り、ヒネを伴うベリーの甘酸っぱさ、メイプルシロップ、乾いた木、この年代らしい麦感で酒質の厚さを感じさせる。
シェリー感は程よく、透明感がある。渋み控えめのオレンジママレードのようでもある。
後半にかけては舌上に若干のスパイスを伴い、程よくビターでドライな余韻。奥には少量だがオークっぽいニュアンスもある。

コメント:OMCにて。おそらくリフィルシェリー樽関連を中心にブレンドされていると思われるグレンドロナック。
フレーバーの一体感を感じる。ヒネは時間と共に軽減されると思われるレベルで、次回OMC(1週間後)であればさらに良い広がりが期待できるのでは・・・

こてこてシェリーも良いが、やはりモルトを隅々まで味わうならこれくらいのシェリー感で、奥まで見渡せるほうが良いなと感じさせてくれる。
バランスよく、飲み疲れず、安心して飲める1本に仕上がっている。


というわけで、昨日深夜(グレンドロナック12年 シェリーカスク)の続きになります、同年代、同地域向けのグレンドロナック12年オリジナル@1980年代流通品。
現行品のウィスク・イー取扱いのオリジナルの一つ前、サントリー取扱のオリジナルとは異なり“プレーンオーク樽(実際はセカンドフィル以降の何らかの樽)”
で熟成されたという一品で、飲んだイメージはセカンドフィルのシェリー主体かなと。
長期熟成のバーボンカスクも考えられますが、オーク香がそれほどついていないので、
十中八九はリフィルシェリー・・・それもリフィルシェリーホグスヘッドかなという印象です。

現行品12年シェリーのテイスティングノートはこちら

同年代流通、同地域流通のグレンドロナック12年シェリーカスクはこちら

現行品オリジナル12年との比較をするならば、どちらもリッチでスウィート、食後酒向け
シェリー感は同等ですが、熟成感、原酒の角の取れ具合など、随所に角の違いを感じさせる要素が満載です。
現行品はトースティーさ、パンのような麦感をより感じることが出来ると同時に、スパイシー、
逆に本ボトルはフレーバーの一体感が高く、完成度の高いモルトに仕上がっています。
フレーバーの多様性としては現行品にも分があるように思いますが・・・やはりこの辺は樽の質の関係上、どうしようもないコトなんでしょう。


しかし最近グレンドロナックの更新多いですね、自分w
(登録数的にはボウモアが僅差でトップですが^^;)
注目の蒸留所なのでついつい目がいってしまいがち・・・、そろそろ他の蒸留所もUPしないと。
年内にスコッチだけで100蒸留所に到達したいなぁ。



余談:実はこのボトル、自分の凡ミスによりテイスティングが若干あやしいです。
どなたかのテイスティングノートと比較できると多様性が出て良いなと思うのですが・・・
(OMC管理人様、きゃず3様、どーっすかw)
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2010.06.30【イベントレポート】

グレンドロナック12年シェリー 1980年代


(写真左)

GLENDRONACH (グレンドロナック)
MATURED IN SHERRY CASKS
For PREVI S.P.A-BRESCIA

Year 12 Old
43% 700ml

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:上面にオロロソシェリー酒の香り、紹興酒のようでもある。
奥からカラメル、煮たフルーツのペースト、レーズン、ほんの少しのオレンジを感じる。しっとりした濃厚シェリー感。

味:ややのっぺりとしたシロップのような口当たり、レーズン、メイプルシロップ、ミルクチョコレート。
硫黄感のない濃厚シェリーで、フレーバーの底のほうにどっしりとしたシェリー感があり、酒質を支えているイメージ。透明感もある。
余韻はシェリー、完熟ストロベリー、オーソドックスに渋みを伴いドライ。鼻抜けは赤肉メロン、メイプルシロップ。

コメント:OMCにて。上乗せしたシェリー感があるものの、原酒由来と思える表情が奥にあり、原酒の質と同時に、樽の質の良さも感じさせる。
滑らかで飲みやすく、純粋にシェリー系のウィスキーとして味わうことが出来る美味いモルトだが、個人的な好みを言えば、もうひとつフレーバーがほしいところ。


adamoさんの記事(Air-Tasting BAR 愛桜)に本ボトルが記載されていましたが、
80年代流通品で、PREVI S.P.A-BRESCIA という謎の地域向け、Whiskyfunで92点を獲得したボトルだそうです。
国内流通品かと思って飲んでいたのですが、あれ・・・じつは貴重?^^;
くりりんのテイスティングはいつもこんな感じですw


現行品12年シェリーのテイスティングノートはこちら

現行12年と比較すると、確かに飲みやすく、シェリーとの一体感、酒質の角の取れ具合は断然本ボトル。
悪くないかなーと思っていた現行品12年も、香り、フレーバーに荒さと若さが目立ってしまいます。
加水での伸びしろは現行品のほうが良いかなと思うのですが、
やはり現行品とこの時期のシェリー感には、ある種共通の差があるように感じます。
この辺は原料はもちろんのこと、オールド側に樽の絶対的アドバンテージがあるので、比較してしまうのは罪というものなんでしょう。

ここでふっと思い浮かんだ某BARのバーテンさんの言葉
「オールドと現行は比較の仕方によるけど、現行の良いところを引き出すような比較でないと意味がないんじゃないの?」
いや、ごもっともです・・・


とまぁ、今回はワールドカップが気になって仕方ないのでこの辺で。
がんばれニッポーン!!!
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2010.06.27【イベントレポート】

グレンドロナック12年飲み比べ



グレンドロナック新旧比較、第10回OMCにて!

・グレンドロナック12年 シェリー・ニューリリース
・グレンドロナック12年 オリジナル(90年代)
・グレンドロナック12年 シェリー(90年代)

時代を超えてドロナック!
詳細はまたのちほど…


さて、飲むぞー!
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2010.06.27【イベントレポート】

DBグレンドロナック1975-2009

 
(ボトルの写真は都内某所Oで撮影したイメージです^^;)

DUN BHEAGAN
GLENDRONACH(グレンドロナック)

Aged 34 years
700ml 47.8%
Distilled 1975
Bottled 2009
Cask No; 1704
Cask type; Hogshead

価格:18000円~20000円
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:ドライパイン、麦芽、オークのニュアンス、バニラクリーム、奥からベリーのニュアンスが出てきて支配的に、少量だがカカオもある。
しっとりとしてクリーミーでフルーティー。グラスになじむと素晴らしいベリー感がグラス側面から香りだす。

味:少し湿った木、麦やオークを一瞬感じた後、口の中に広がるベリー感、クリーミーな甘酸っぱさ。
その後広がる心地よい渋みはピート系?いや、トーストか。鼻抜け、戻りははっきりとイチゴ、溶けたバニラアイスもある。
余韻は戻りのイチゴ感をじわじわと穏やかに長く伴いつつ、ドライで口の中に渋みが蓄積する。

コメント:ダンビーガンのグレンドロナック。販売されたときは若干保留期間があったものの、美味いとわかるや速攻で完売したボトル。
初めはオークの強さを感じ、「あれ?これホントにドロナックか・・?」とも思ったが、
徐々に出てくるベリー感やドライフルーツが、ドロナック本来の酒質に依存した美味さを感じさせてくれる。
文句ありません、美味いです。


このボトルはmixiでの知人様(H氏)にシェアしていただきました!
お気に入りのボトルだというのに、「是非遠慮のない感想を聞かせてくださいね!」と、
なみなみ送ってくださいました。本当にありがとうございます。

その想いに答えるべく、体力万全、胃は少し空腹感があるあたり、個人的に味が一番わかる&頭が良く回る
プレーンなモルト(今回はグレンリベット12年80年代後期)をハーフショットを飲んだ後
言い訳の出来ないベストな状態で飲ませていただきました。

H氏には以前グレンフィディック1964もシェアしていただいただけでなく、今回は本モルトを含む貴重ないくつかのサンプルもいただいており・・・
もうH氏が住む某所に向けて足を向けて寝られない状況になっています。

美味しくいただきました!ありがとうございます!
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2010.06.26【イベントレポート】

SMWSグレンドロナック1971 No,96.1



THE SCOTH MALT WHISKY SOCIETY
No,96.1 GLENDRONACH
(グレンドロナック)

Aged 20 years
700ml 59.1%
Distilled 1971 JUN
Bottled 1991 NOV
750ml 54.9%

オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:初めはポートワインのような、ベリーやハーブのフレーバーが上面にあり首を傾げたが、
徐々に透明感のあるシェリー感が出てくる、オレンジピール、シロップ漬けのクランベリー、イチゴジャム。
しっとりしており非常に高貴、上品でふくよかな甘い香り。

味:口当りは甘くリッチ。ベリーやレーズン、蜂蜜、黒砂糖の香ばしさ、シェリー樽フレーバーの良いところだけが一体化している。
ボディは厚く、麦芽のフレーバーもある。中間から余韻にかけてマンゴーやパパイヤ、南国感も感じる。
スパイスは舌上、鼻抜けはベリーの上品な甘さとビター感、戻りも素晴らしい。

コメント:ソサイエティのグレンドロナック、ファーストリリース。
透明感があり、濃厚でありながら濃さを感じさせないシェリー感に、南国感も漂う厚い酒質、良質なアメリカンオーク樽由来と思われるベリー系フレーバー・・・

文句のつけようが無い、グレンドロナックのひとつの理想系。


「そういえばコレ飲まれました?是非どうです?」
なんて言葉をかけられて出てきたボトル。
知識の無いくりりんさん、すぐにはコトの重大さを理解できませんでした。
「エーット、あれ・・・No,1??」

すいません、相変わらず無知なんです。
しかし無知でもこのモルトが美味いことはわかります、ボトルから・・・うまいゾってオーラが!(オイw

シングルカスク1972はランシオ系のベリー感やマンゴーなら、
このボトルには理想的で上品なシェリー感に、熟した南国感がある。

オーラのとおり美味かったです。
貴重なモノをありがとうございました。
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2010.06.25【イベントレポート】

グレンドロナック12年 ニューリリース



GLENDRONACH
”ORIGINAL”
Aged 12 years

700ml 43%
Cask : Sherry casks
“Matured in a combination of the finest
Pedro ximinez and Oloroso sherry casks”

グレンドロナック オリジナル12年
取扱:ウィスク・イー

価格:3500~4000円
オススメ度(5)
☆☆☆☆☆


香り:上面にバニラクリーム、レーズンの甘酸っぱさ、ややトゲがある。
香りの軸はカステラやミルクチョコレート、麦芽の香ばしさ、パンっぽさも感じる。
奥から木の渋み、シナモンやジンジャー、オークのニュアンス、控えめにツンとしたアルコール。
グラスになじむことでジャム感も出てくる。

味:クリーミーでスウィートな口当り、唇が少しべたつく。
キャラメルソースで煮たフルーツ、ブラッドオレンジ、木樽、少し水っぽさもあるがコクのある甘酸っぱさを感じる。
シェリー系だが、シェリー感はさほど支配的ではない。後半はほのかなピートの焦げ感、胡桃、ビターさが口の奥に蓄積し、
余韻はドライでややスパイシー、鼻抜けと口奥にしっかりとしたシェリーの甘さを感じる。

コメント:こてこてシェリーというよりは、シェリー感は現行マッカラン12年より少し濃い程度のイメージ。
開栓直後のテイスティングなので、硬さ・・・というよりは、まだ少しこもっている感があるが、
価格と熟成年数を加味すればバランスの良いシェリー系モルトに仕上がっている。
少量加水でバランスがぐっと良くなる。トースティーさと甘酸っぱさが飲み応えを引き上げる。
正直、シェリー感という意味ではもう少しがんばってほしかったと、欲を言えばそう感じるが、
何も考えずに家飲みするなら、価格も手ごろだし文句を言うのは贅沢というものだろう。
☆は4か5で悩んだものの、価格帯を加味して☆5!


グレンドロナック蒸留所復活のシナリオにおける最後の仕上げとも言える、普及品である12年シェリー100%のニューリリース!
良質なシェリー樽の入手が相当難しくなっている中、良くぞこれだけのモノを・・・と大げさだが感動すら覚えてしまう。
貴重なファーストフィルシェリー樽のシェリー原酒に対して、セカンド、サードフィルのシェリー樽の原酒をうまく使い、
フレーバーだけでなくコスト的にもバランスを取れるようにブレンドしてあるのだろう。ブレンダーの心意気が伝わってくるようだ。

ベンリアックによる買収によって、本来の姿を取り戻したグレンドロナック蒸留所。
近年、オフィシャルの普及品、特にシェリー系はどんどんライトフレーバー化が進み目も当てられない状況となりつつある中、
この復活劇はモルトフリークにとって大変明るいニュースである。今後も、このクオリティを維持していってほしいと切に願う。


余談だが、グレンドロナック・アラダイス18年が手元にあったので試しに交互にノージングしてみた。
比較してはいけなかった・・・
なんだこのドロナック18年の高貴で素晴らしいシェリー香は・・・
いくらファーストリリースとはいえ、良い意味で線引きはされているようだ。


オマケはグレンドロナック12年オリジナル(ニューリリース)と、グレンドロナック18年アラダイスの色比較


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2010.05.23【イベントレポート】

グレンドロナック12年(シェリー)が復活

個人的に今もっともアツい蒸留所なのでは・・・と思う
グレンドロナック蒸留所

ベンリアックが買収してからはシェリー100%シリーズに方針転換し、
15年、18年、33年、そして各種カスクシリーズを精力的にリリース
全体的にしっかりシェリーが効いて良い仕上がりで、
特にシェリーカスク1972は大絶賛されており、今後のリリースが楽しみな蒸留所です。

さて、ここである意味忘れ去られていた存在、グレンドロナック12年オリジナル。
シェリーカスクで熟成させた後、最後にアメリカンオーク(これはバーボン?プレーン?カスク)でフィニッシュした、というモノでしたが・・・


このオリジナル12年が今回、Sトリーさんでの取り扱いを終了。
そして、新たにシェリー100%で新発売されるということで、ついに全ラインナップがシェリー100%となり、これはもう80年代後期から90年代、在りし日のグレンドロナック蒸留所が完全復活したと見て間違いないのではないでしょうか。

モノは6月中旬前後に流通という話ですが、非常に楽しみです。
6月23日、しれっと発売されていたのでテイスティングしましたー!<<テイスティングノートはこちら



グレンドロナック12年
43度 700ml
価格:4500円前後(推定)

<メーカーコメント引用>
オロロソとペドロヒメネスシェリーの空き樽を使用した、
フルーティーさとビターのバランスの良いモルト。
ナッツ、トフィー、バニラのカスタード、オーク、オレンジのフレーバー。

真っ赤なラベル構成で、このまま販売されれば赤12年、緑15年、青18年、見事にRGBですねー


気が付けば、OMCやダンビーガン、ポツポツとリリースが続いているグレンドロナック
なお、グレンドロナックの今後のリリースとしては・・・
1971を都内某沿線沿い某有名BARと、これまたイーな某取扱企業様が共同でゲフンゲフンするような情報もあったりします。
アレ、ほんとにやるんかなー。
ますます今後が楽しみになってきました!
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2010.05.17【イベントレポート】

グレンドロナック8年@ウスケバオフ



グレンドロナック8年
43度(75PROOF)
1960年代後期~1970年代初期
ティーチャーズ表記

【テイスティングコメント】
南国感しっかり、乾いた麦、マンゴー、シャンパンやプールサイドにいるような塩素系(悪いモノではない)の香り。
味も南国感しっかり。やや口当りが水っぽい印象も受けたが、その後はマンゴーの缶詰、グァバ、麦のビター感。とても8年とは思えない熟成感がある。


ウスケバ関東オフにて飲ませていただいたモノ、2本目。
シェリーに邪魔されていない、いろんな樽が使われた上で素のバランスを持ったグレンドロナック。
最近モルトを始めた自分は、ドロナック=どシェリーという印象が強かったが、
この原酒のフレーバーはまさに目からうろこでした。
一瞬、中身は本当にドロナックですか?ボウモアとか詰めてませんか?と思ってしまったくらいw

いやはや・・・良い勉強になりました。


今後、現行品のドロナックを飲むときに、またひとつ違った指標をもって評価することが出来そうです。



それにしても、今回のオフでは南国系のモルトをだいぶ飲ませてもらったので、
いまだに体の中から、何かの拍子にモルトの南国系フレーバーが呼び起こされてきますw
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2010.05.02【イベントレポート】

グレンドロナック トラディショナル12年



グレンドロナック12年
トラディショナル
40度700ml

オススメ度(5)
☆☆☆☆☆

香り:表面的だがシェリー感しっかり、ダークフルーツ、木苺、
奥からチーズのようなクリーミーな酸味も。
加水でスポーツドリンク、レモンや湿った木、時間と共にシェリーが戻ってくる。

味:しっとりとしたあまい口当たり。チョコレートやプラム、サルタナレーズン、
続いてシイタケ、やや麦系の香ばしさ。全体的に刺激は少なめ、シェリーは少々べたつくようにも感じる。
後半にかけてドライになり、口奥には少量のメイプルシロップを伴う。
加水すると力を失い、前半から中盤にかけてのフレーバーの広がりがまったく無くなってしまう。

コメント:Sheepにて。現行の12年と比べれば明らかにシェリー感はしっかりしている。
ややシェリーのべったり感もあるが、ストレートであれば
スウィートで麦芽風味もあり、バランスは悪くない。


グレンドロナックは90年代以降いろいろ製品が出ていますが、
どれがどの年代の定番なのかわかりづらいので、整理のために年表を作成してみました。
(グレンドロナック年表、正しい情報をお持ちの方、ご意見いただければと思います。)

~~グレンドロナックボトル年表※~~~
・グリーンダンピーボトル12年(80年代)
・シェリーカスク12年(90年代前半まで)
・オリジナルカスク12年(90年代前半まで)←再々使用のオーク樽熟成
・トラディショナル12年(90年代前半~)
・トラディショナル 18年(90年代前半~)←トラディショナルの名称ではないが、製法は同じとのこと
<90年代中頃、トラディショナルシリーズ終売>
{1995年、グレンドロナック蒸留所一時操業停止}
・シェリーカスク1968(90年代中盤頃)
・シェリーカスク18年(1995年頃~)←限定リリース?
・シェリーカスク15年(1997年~2000年代前半)
<シェリーカスクシリーズ、終売へ>
{2002年、グレンドロナック蒸留所創業再開}
・オリジナル12年(2004年以降)
(2005年石炭直火炊き蒸留停止、スチーム過熱方式へ)
(2005年、蒸留所所有者がアライド・ドメック社からペルノリカール社へ)
(2008年、蒸留所所有者がベンリアック・ディスティラリー社に)
・グレンドロナック33年(2009年~)←実際は2008年ごろのリリース
・リヴァイヴァル15年(2009年~)
・アラダイス18年(2009年~)
≪以降、シェリーカスク1993(16年)や1972(37年)がリリースされている。≫

※上位品の瓶詰め年代等によって多少誤差はある


とまぁ、こんな感じでおおよそ整理できたと思います。
しかしいくら調べても、90年代の各シリーズのフェードインとフェードアウトの時期がいまいちよく見えてきません。
トラディショナルシリーズの寿命もえらく短いような・・・
当時はネットも普及してなかったので、今のように各社のプレス発表を明確な形で一般消費者が見ることが出来なかったのが大きな要因でしょう。

ちなみにグレンドロナック33年がリリースされた際のメーカーコメントと思われるものによると

―――――――――――――――――――――――――――
2002年に6年間の休止状態からやっと再開された蒸留所のモルトは、
オリジナルカスクと呼ばれるバーボンカスクのセカンドフィルと、
シェリー樽100%の2種類の12年熟成がリリースされていましたが、
最近はもうほとんど見かけなくなってしまいました。
その代替として15年物をリリースしていましたが、こちらも品薄となってしまい・・・
―――――――――――――――――――――――――――

となっており、トラディショナルの存在が無視されていることに加え、
オリジナルカスクとシェリーカスク12年の代替としてシェリーカスク15年となっていることから、
メーカー側の視点ではシェリーカスク12年とオリジナルカスク12年は、90年代中頃までもう少し長くリリースされていたのかもしれません。

なんかすっきりしないんですが、今回はこの辺で・・・
正しい情報が入り次第、上記年表は補足していきます。
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2010.04.23【イベントレポート】

TWEグレンドロナック15年 1994-2009



ウィスキーエージェンシー
グレンドロナック15年
1994-2009
700ml 61.8度

CASK  NO:2234 
CASK  TYPE:シェリーバット
ボトリング:570本

価格:9000円前後
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:少々粘性のある甘い香り、杏、アルコールの刺激。加水で甘酸っぱいベリー系のジャム、
奥にバニラクリーム、やや青い直物系の香りもある。フレッシュで若さのある印象。

味:チョコレート、レーズン、やや薬っぽい。角ばっている。シェリー樽フレーバーのバランスは良く、
オフィシャルの1993カスクと比べれば上乗せ感の少ないシェリー感だ。
加水でカカオ、ややべっとりした甘さ(ジャム、蜂蜜)、柑橘系ではないフルーティーさ、
舌上に少量スパイス、余韻にかけてはドライでチョコレートの甘さ、麦系のビターさ、
奥にミルクティーのようなフレーバーもある。

コメント:ファーストフィルの樽ではないのか、全体的に93のカスクより透明感があり、バランスの良さを感じる。
少々オロロソシェリーそのもののフレーバーも混じっているが、非常に良くできているモルト。
ドロナックは使っている樽が樽だけに、下手にファーストフィルよりセカンドやサードで
じっくり熟成させたほうが、シェリーが破綻せず、良いものでるんでないかなぁと改めて感じた。
こういった品質のボトルがコンスタントに出ることを期待したい。
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2010.04.12【イベントレポート】

グレンドロナック16年 1993-2009 Cask538


(写真左側のボトル)

グレンドロナック16年
1993-2009
700ml 61.0度

Cask NO,538
Cask type,オロロソシェリーバット
Bottle No,503/604

価格:9000~10000円程度
オススメ度
☆☆☆☆☆☆

香り:甘く厚いシェリー、やや鼻を焼くアルコール感に
クリーミーでレーズンやチョコレートしっかり、硫黄を少量感じる。

味:粘性のある口当たり、まず甘さ、葡萄、ブランデー入りチョコレート、
レーズン、プルーン、シェリーを上乗せしたようなニュアンスはあるが、現行品としては良質なシェリー感だ。
続いて、すぐに強めのスパイスがやってきて、口の中がビリビリする。
奥から樽系のフレーバー、古びた木、渋みはそれほどないが、余韻はドライで飲むほどにタンニンが蓄積する。
喉から鼻にかけての抜けは力強く、レーズンやプラム、ベリー系の甘酸っぱさ。

コメント:オフィシャルの15年、18年系統のこってりシェリー系ウィスキー。
先日紹介した1972のカスクに比べれば作為的なシェリー感は否めないが、
さすがグレンドロナック、シェリー樽の使い方が上手い。
長熟以外にも、今後のリリースを期待させてくれる1本。


2010年2月、第10回ウィスキーマガジンライブにひっかけて発売されたドロナック。
ちなみにこのボトル以外に、ボトリング634本、Cask No,523の仕様のシングルカスク16年がある模様。
データによると今回飲んだCask No,538のほうが約5ヶ月熟成期間が長いという。
飲み比べしてみたいなぁ、コテコテ系のボトルだから些細な味の違いなんてわかんないだろうけど。
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2010.04.09【イベントレポート】

グレンドロナック15年 旧ボトル


(写真左側のボトル)

グレンドロナック15年 旧ボトル(1990~2000年頃)
100% Matured in Sherry Casks
700ml 40度

価格:5000円~(現在は値上がり傾向に・・・)
オススメ度
☆☆☆☆☆☆

香り:チェリーやプルーン、少量のヒネ、角の取れた品のよい甘さのシェリー香。
カラメルや、やや焦げた黒砂糖もある。
シェリー感に嫌味がなく、適度でバランスが良い香り。

味:みずみずしい口当たり、シェリー感はこてこてだが、べったりではなくしっとりとしていて品のよさを感じる。
シェリー由来の甘み、葡萄、サルタナレーズン、麦芽風味、奥に微量のシイタケ。
余韻は渋みを伴いドライでビター、じんわりと染み込むようなふくよかで甘い余韻。

コメント:度数の関係もあるだろうが、現行15年と比べて角が取れた味わいだ。
原酒とシェリー樽フレーバーの一体感は断然旧ボトルに軍配が上がる。


先日のグレンドロナック15年新旧飲み比べの続き、INダフタウン@石川町
グレンドロナック15年リヴァイヴァルはこちら

このボトルは1990年~2000年ごろのモノ、
ドロナックが現行品のオリジナル12年にシフトしたのが2004年ごろなので、
それまでに流通していたボトルということになる。
このボトルや、同時期の18年でウィスキーにハマった人も多いのでは。

終売して5~6年といったところだが、ほとんど見かけることはない。(見かけても高いw)
メジャーではない銘柄ながら、根強い人気を誇っている。

さて、現行品の15年、18年がシェリー100%として復活したのは素晴らしいが、
やはり当時の再現にはいたっていないようだ。
目指す方向性の違いもあるのだろうが、しっとりとした味の一体感は旧のほうにあるように感じる。
ハッキリ系か、おしとやか系か・・・飲み手の好み次第か。


余談だが、先日懇意にしている酒屋が倉庫整理をしたところ、
モノが出てきたので購入することが出来た。開封が楽しみだ。
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2010.04.09【イベントレポート】

グレンドロナック1972-2010 37年


(写真右側のボトル)

グレンドロナック 37年
54.4度 700ml

Cask NO:415/439
Cask:オロロソシェリーバット

蒸留:1972年2月28日
瓶詰:2010年1月20日

価格:30000円~35000円
オススメ度
☆☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:上品で鼻を心地よく刺激する微炭酸感、シャンパンのような刺激、ランシオ。
オールドシェリー系の古っぽさのある落ち着いた香りも感じる。
ベリーや熟したメロン、南国フルーツのジャム、剥きたての新鮮な牡蠣、
60年代ボウモアに共通する印象がある。

味:ファークラスの60年代のようなこてこてシェリーの印象は見事に裏切られる。
マンゴーやグァバ、赤葡萄、シロップ漬けのチェリー、
上品で熟したフルーツの甘さに加え、後からチョコレート、トーストしていないパン生地。
全体を通して角が取れており、ふくよかなシェリー感と合わせてフルーツが本当に濃縮している。
そこにウッディなビター感が出てくるが、嫌味のあるものではない。
余韻はシェリーのくどくない甘さ、フルーツ感とスパイスを伴って長く続く

コメント:桜木町のSheepにて。シェリー感のほか、フルーツ感がツブれずに混生しているバランスが素晴らしいモルト。

樽の質か処理の差なのか(おそらくは質) 
同じくオロロソシェリー樽を使っているグレンドロナック1993(写真左側)
と比較するとその差は明らか、1993年が野暮ったく感じてしまう。

正直、高い金出して60年代や70年代初頭のボウモアやマッカランを買うなら、
このボトルでいいんじゃないかと思う。それくらい高いポテンシャルを持っている。
今でこそマイナーだが、今後を考えるとこの蒸留所は正直怖い。

今のうちに買っておくべきか、でもいい値段するんだよねぇ・・・うーん
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2010.04.07【イベントレポート】

グレンドロナック15年 リヴァイヴァル 2nd


(写真右側、グリーンのラベルのボトル)

グレンドロナック15年 リヴァイヴァル(2ndロット)
46度 700ml

価格:6500円前後
オススメ度
☆☆☆☆☆

香り:レーズンやプラムなどのダークフルーツ系のシェリー香と同時に、強めの樽香、バーボンっぽさが出てくる。
香り自体はややクリーンで、少量ブランデーも伴う、鼻を刺激するシェリー由来の渋みもある。

味:口当たりは滑らかで甘いが、すぐに角ばったボディが出てくる。
こげた砂糖、トースト系の香ばしさ、麦芽感、シェリーは色ほど強くは感じないが、樽由来のフレーバーは強め。
余韻はビターで、それ以上に渋みを伴ってドライ。少量のアルコール感。
舌の上のスパイスに加えて、嫌味の無い甘さとシェリー感、飲んで暫くたった後もじわじわと戻ってくる印象。

コメント:昨年発売のファーストロットよりも確実に樽が強くなっている


昨年10月ごろに販売されて話題となったグレンドロナック15年リヴァイヴァルと18年アラダイス。
今回は石川町のダフタウンで15年の新旧飲み比べを・・・と思ったら、15年がセカンドロットになって味が変わっていた。

なんという想定外。
イメージとしては93のカスクのシェリーを薄くして他のフレーバーをそのままにしたような・・・。
トースティーな感じはもともとだが、これ以上シェリー感が薄くなったら目も当てられない。

しかし味が変わったことを嘆いても仕方ないので、15年リヴァイヴァルの2ndロットと、グレンドロナック15年旧瓶で比較テイスティング。

あー旧もいいけど、新もなんだかんだでいい仕事してるよねぇ・・・

>>グレンドロナック15年旧ボトルに続く


(注)眠気爆発のときに書いたためか、誤字脱字が妙に多かったので4月8日AM1時に浄書しました。
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