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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.09.26【イベントレポート】

【 87Malt Night 5th】 参加レポ(中)


レポート第二回です。

 前回は折り返しのロングモーンまで、今回はモルトラインナップのラストまで、
グレンロッシー、グレンギリー、モートラック、ロイヤルブラックラ、を書かせていただきます。



シェリー系が続きましたので・・・ということで、チョイスされたのが
セスタンテ・グレンロッシー16年 1972-1988 57.7%。
 


 

 

グレンロッシーといえばブレンデットのヘイグ、ピンチ(ディンプル)の主要モルト、
一般的にはあまり有名ではない銘柄ながら、ポテンシャルはかなり高い蒸留所です。
さらにセスタンテですからねぇ、嫌でも期待は高まります。
 

このボトルは色からどシェリーかと思いきや、少しクセのある甘い香り。
いわゆる沢庵香ですが、奥からキャラメルやナッツ、乾燥イチヂクのようなフルーティーな香りも感じられます。
ボディはしっかり、スパイスもあって、樽由来かビターなアクセントも顔を出します。
何かが突出したモルトではないですが、実に味わい深い一本。
 

ロッシーいいよロッシー。


ロッシーといえば、最近のボトルとしてはクロコダイルやらアナトミーやら、やたらとトロピカルフレーバーなボトルが多くリリースされていました。
最近のトレンドとは思いますが、コレは特定の処理をしたホグスヘッドないしバーボン樽によってもたらされるフレーバーで、
そのフレーバーとの相性はあると思いますが、こういった酒質だからこそ合うのだろう、そういう元の味わいを感じさせてくれるボトルでもあります。
 


ロッシーでワンクッション置いた後は、いよいよ今回のメインとも言えるボトル。
(というか、ラインナップすべてがメインともいえるんですが・・・なんでしょう、この昔の巨人みたいな打線はw)
最強のグレンギリーとして名高い、


サマローリ・グレンギリー 1971
"SAMAROLI COLLECTION"
750ml 59.6%
MATURED IN SHERRY WOOD Full Proof
BOTTLE No, 1025/2280
 


 


 


グレンギリーはオールドに関しては大好きな蒸留所です。

ちょっと前までパフュームが出て、迷走していた時期もありましたが、
オールドに関しては上品なピート感に一本芯の通った味わいで、オールドがあると言われればニヤリとなってしまいます。
さらに伝説的なボトルの多い1980年代のサマローリのボトリングのグレンギリーなわけですから、飲めるだけでも感動なのに口開けを飲めるなんて・・・。


ただ、以前同サマローリのグレンギリー1971の43%加水を飲んだことがありましたが、それは鮮烈な印象として刻み込まれるほどの出会いではありませんでした。

では史上最強と名高い、このグレンギリーはどうか。
このグレンギリーは口開けゆえか、ラフロイグのようなガツンとくるピート感、
もう少し上品なピートを想像していた私は思わぬ形で奇襲を受けましたが、それは参加者全員も同様で、
そこにシェリーの甘さ、ブラウンシュガー、ナッツ、甘さと苦味、深みのバランスが秀逸で、
島のようなクセがないことが逆に強みとなって、純粋なピート&シェリーに唸らされる味わいでした。
 

このモルトについてはメインでもありますので、後日単独でテイスティングノートを書かせていただきたいと思います。

 


続いてもイタリアです。モートラックです。
セスタンテ・モートラック 14年 57% 1980's
 


 

 

今回は87Malt Night としては少し珍しい形式で、
自己紹介をかねて1ボトルあたり2名がコメントを述べる以外は、
かなりフリートーク主体の構成となっていましたが、このボトルで私の自己紹介がまわってきました。
 

だいぶ酔いが回っている状況で、このボトルについては
「大味だけど繊細、B型のモルト」とかなんとか言った記憶があります。


実際、モートラックといえば個人的にはシェリーの甘さがグワッと口に広がった後は、
少しもさっとしたタルさが現れて、シイタケや若干の硫黄を伴いながらフィニッシュに・・・

という感じなのですが、このボトルは序盤はまさにモートラックのハウススタイルともいえるシェリー感から、
中間のタルさが非常にクリアで、シェリー樽由来のうまみの中で、
パワフルだが繊細でクリアな味わいがあり、余韻につながっていく。


言うこと無しの良いモートラックです、こういうモートラックがもっとほしいなぁ・・・
なんて思いつつ、後日W&M  モートラック10年 1988-1998 58.5%を買ってしまうわけですが。


ま、この辺の話題は別の機会に。

 



さて、ここまでシェリーや樽の影響がしっかりある味の濃いモルトが続いたところで、
ラストは超ハイプルーフ、目の覚めるようなクリアな味わいの
インタートレード・ロイヤルブラックラ 1972-1988 15年 64.5%






64・5%というと、樽詰めの度数とはぼ同じと思われるところで、
貯蔵環境はきわめて樽の呼吸のバランスが良かったという、それだけでレアなボトルに当たりますが、

このボトルは少し若さを感じさせる植物質、麦芽質な味わいがあるものの、
白葡萄や青林檎などのフルーティーなフレーバーと、度数ゆえのすっきりとしつつもスパイシーでキレのあるフィニッシュが、
ここまでのボトルの味わいに負けず、かつ自身の良いところをしっかりと主張しています。
ラベルも独特ですね、このラベルをインスパイアしたボトルもあるとかないとか・・・

背景を和室にしたら、なんでしょう、今回の会の風景に・・・見えなくも無い感じです(笑)


(ご参考)



ロイヤルブラックラは以前福岡で飲んだオールドボトル、オフィシャルの16年、57%が実に旨かったという印象がありますが、
それに負けず劣らず、実に鮮烈な印象を刻んでくれました。


うーん、すばらしい締めの一杯。


 


ここで87Malt Night 5thは全8本のメインのラインナップを終了。
後は各自の時間の許す限り、残りのボトルを囲んでのフリーテイスティングタイムです。


先日、某SNSではちょっとした論争になったシングルモルトのハイボールですが、
今回もおいしくやらせていただきました、この辺は会の総括、様子とあわせて、次回に続きます!
 


 


続く!!
 

2010.08.22【イベントレポート】

OBグレンギリー8年1970’s



 

GLEN GARIOCH(グレンギリー)
Over 8 years old
43% 750ml

1970年代流通、イタリア回り
“Brown dumpy bottle”

オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:やさしい香り立ちだが存在感がある。麦感とほのかなピート、たまり醤油、奥から僅かに洋ナシ、白葡萄。
序盤僅かだがソープっぽさも感じる。香りの広がりが本当に素晴らしい。フレッシュでありつつ、全体的にはしっかりした熟成感。

味:上品な甘さでクリーム感、ボディは力強くはないが芯が一本通っている。
クリーム感に支えられて柔らかく麦や蜂蜜、カステラ、レモンクリーム、フレーバーが口の中に広がっていく。
余韻にかけてはニボシ、アーモンドクリーム、優しいピート感がじわりと口の中に現れる。
後半のピートと中間のフレーバーとのバランスが素晴らしい。優しいピートという言葉がマッチしている。



コメント:野毛(桜木町)パラディにて。1970年代流通のオフィシャル、グレンギリー8年。
総括すると43度で8年とはとても思えない芯の強さ、そして熟成感。8年とは思えない・・・はもうお約束ですが、流石70年代、いいヴァッティングです。
香りはやさしい香りながら存在感があり、空間への広がりもガンガンきます。味も良いです、特に変化のバランスが秀逸です。
もう現行品はなんやねんと、このころのグレンギリーを飲むとそれをはっきりと感じてしまいます。
私はカスク好きなのですが、それでも締めの一杯として満足してしまいました。


なお、このボトルを飲んでいたとき、3つ椅子隣のカウンター席でビールを飲んでいた方が
「うわ、すごい良い香りですね、こっちまできましたよ」と言われていたのが非常に印象的でした。
あのときは、ビールやら赤ワインやら、色々と香りが店の中にある中で、それだけ存在感を出せる香りの芯の強さ。
いやぁ、このころのグレンギリーはホント一飲の価値ありですね。


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2010.06.01【イベントレポート】

グレンギリー12年 ニューリリース



グレンギリー12年
(2010年パッケージチェンジ)
48度 700ml

価格:2800円前後
オススメ度(4)
☆☆☆☆

香り:トップノートはややムッとする香り、花に鼻を近づけてにおいを嗅いだときのよう。
梅干、蜂蜜、揚げ物用油、バター、ニボシ、クリーミーで奥にピートも若干感じる。

味:クリーミーでモルティ、やや酸味のある麦感が広がる。
オレンジやオーク、口奥にアーモンド&フィッシュを食べたときのような、小魚の苦味とナッティさを伴い、
余韻にかけて焦げ感のあるピート薫香が蓄積する。鼻抜けはアルコール系でスッとする。
少量の加水で香り、味、共にバランスが良くなるが、独特な香りゆえ、好みが分かれるところかもしれない。
しかしこれだけ味の傾向を変えてくるとは、Sトリーさんも思い切ってきたなという印象だ。


コメント:2010年にニューリリースされたグレンギリー12年の新ボトル。
モノはバーボンカスクとシェリーカスクのヴァッティング。
10年、15年は現状のまま販売されるようだが、
12年は今までの面影すらないダンピーボトル、さらにはノンチルフィルター仕様で新発売されている。

新ボトルになっての大きなポイントは、脱パフュームであること。加えてフレーバーも個性的なモノが戻ってきており、
例えば後半にかけて現れるピート感は、前の12年では感じることが難しかったように思うフレーバーのひとつだ。

脱パフュームとピート感、個人的にはこの2点を評価したい。

しかしグレンギリーとはいえ、この仕様で2800円ってのは。。。安いねぇ!

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2010.05.22【イベントレポート】

サマローリ・グレンギリー1971-1997



サマローリ
グレンギリー
700ml 43度
1971-1997

Cask No,1239
Cask type,リフィルシェリー
Bottle No,24/300

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:麦感、どこかフルーツのような品の良い甘さ、ビターさの奥からほのかにオールドシェリー感、
時間とともにピート薫香(スモーク優先)が前に出てきて、サラミも

味:土や木、上品なシロップや樹液、シェリー感ほのかに。
中間から後半にかけてウッディーなビターさがしっかりある。
時間とともにハーブや植物っぽさも、余韻はドライでピート薫香、このピート感はしっかりで良い。


コメント:Sheepにて。やや癖のある口当たり、ピーティーな余韻に変化していく様がバランスよく出ている。

グレンギリーはピーティーだというが、現行品12年等はそんな要素以上にパフュームが・・・
しかしこのボトルは石鹸や香水等はなく、しっかりしたフレーバーの枠組と余韻として出てくるピートが素晴らしい。

こういうギリーがオフィシャルから出てくれればなぁ
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