深夜も営業中

ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2010.12.03【日記】

OBオード16年 “The Manager’s Dram”



The Manager’s Dram
Glen ORD
 
Aged 16 Years
66.2% 700ml
Bottled: 1991
 
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆
 
 
香り:甘く酸味のある香り、角が立っている。蜂蜜しっかり、蜜のある青林檎、熟れた瓜、アロエ、
出汁の出たスープのような厚み、花の香りにも似ている。香水感に続いて若い木のエグミのような、溶剤っぽさが若干感じられる。
感じ方によっては最初に東京沢庵もあるが、時間と共に他のフレーバーに押されて消えていく印象。
加水で香りが伸びる、ストレート時にはあったアルコールのアタックは引っ込んで親しみやすくなるが、
同時に少し焦げたようなビターさと、フェインティ、汗のような香りが奥から出てくる。
 
味:フレッシュな口当りで、フレーバーが自己主張する。蜂蜜やアロエと共に心地よいスパイスが舌の上に乗ってくる。
次第にねっとりとした舌当たりでクライヌリッシュを連想させるような蜜と白いフルーツ、
若い洋ナシ、香水感。
余韻は長く、蜂蜜と乾煎りした麦を合わせて長く続く。戻りもしっかりしており、水を飲んでも喉の奥からビターキャラメルのようなフレーバーが戻ってくる。
また、加水で甘さと酸味、スパイスのバランスが良くなり、全体のバランスが向上する。
 
 
コメント:ゴブリンさんからシェアしていただいた1本。フレーバーしっかり、度数ぱねぇっす。
若いが旨い、天邪鬼なので「そんな期待しないでね」なんていいたくなりますが、なかなか面白いモルトです。
 
ストレートでは荒さというか、若さが前面にあって、力はあるが一本槍な印象を受けます。
しかし、そこに加水がいいですね、バランスや一体感は加水で目覚めるように感じます。
香りはそれも含めて加水で様々な(新たなフレーバーが出てくるような)変化があり、多くやりすぎると香りが弱パフューム系に変化するので好まない方は注意が必要ですが、
味は多量加水でも芯が残るイメージです。単一カスク&単一蒸留所でここまで加水の妙を見せられるとは・・・うーん、流石オード。
 
フレーバーの印象としてはオフィシャル長熟の30年にこういうフレーバーがあったなぁと記憶しています。
蒸留時期は近いですし、このころのオードの特徴なんでしょうか。
 
 
 
で、ここまで書いておいてなんですが、価値観にうといくりりんさんなので、このサンプルを貰ったときは事情を把握していませんでした。
シングルモルトナビからの転記ですが、ようするにこういうコトのようで・・・
 
“マネージャーズドラムは蒸溜所関係者のためにボトリングされたシリーズで、非売品のため一般には流通しておりません。
毎年、各蒸溜所が出したサンプルの中から蒸溜所長たちがベストモルトを選ばれ、ボトリングされるためどれも最高品質のウイスキーです。
また、コレクターズアイテムのしての人気も高く、価格が年々上昇しています。”
 
・・・
しかもオードですからね、
マニア受け、通好みの銘柄で一般的に存在感は薄いながら、レアなモルトの市場では存在感抜群のオードさんです。
 
はっはっは・・・
さっと渡してくれるゴブリンさんに器のでかさを感じざるを得ない。
素晴らしいモルトをありがとうございました!
COMMENT(0)
この記事を評価するGood

2010.11.02【日記】

BFグレンオード1990-2010





BLADNOCH FORUM
Glen Ord
(ブラドノックフォーラム グレンオード 1990)

Aged 20 Years
700ml 54.4%
Distilled: 1990/2/6
Bottled: 2010/6/9
Cask type: Puncheon
Cask No: 1160
 
価格:9000円前後
オススメ度(5)
☆☆☆☆☆
 

香り:木のニュアンス、そしてフローラル、ほのかにプラムやパイナップルのような果実系の酸味、
白桃、麦の香ばしさ、ジンジャー、そしてフローラルさはパフューミーさへ変化する。
加水でより人工的なパイナップル感が強調される、イメージは白、白く甘酸っぱい香り、いうならばラムネ菓子のような・・・やわらかくパフューミー
グラスの残り香は複雑で果実のような香りもあるのだが・・・
 
味:硬い、ワクシーで香木や梅の花、レモン、そしてベンネヴィスのようなパフューミーなニュアンスが粘性のある口当りの中で感じられる、
中間から少しぴりぴりしてくる、余韻にかけてスパイシー、ドライなキレ、鼻抜けはパフューミー。
加水で硬さがやわらぎ、バランスが良くなる、フレーバーはそれぞれ伸びる印象で、少量加水によって味わうのがオススメのシングルモルト。
 
 
コメント:第11回ウィスキーウェイブ、パークホテル東京、ハイソサイエティにて。
対象となっているニューリリースボトル、どのボトルを頼んでも20mlで1000円未満というリーズナブルな価格設定、
ただ20mlといいつつ・・・グラスには30ml以上入っており、加水までしっかりテイスティングできました。美味しい企画ですw
 
さて、オードです。オードは個人的に大好きな銘柄で、現行品や一つ前にトール瓶などは、朴訥として麦の味がしっかりあって、ハデさはないものの、
だがそれが良いというのが個人的な印象でしたが、んーこれはちょっとオードらしさとは違う感じですね。
まぁオフィシャルの25年Over長熟には香水感が出てましたし、最強といわれるオード・ブーケ1962には梅のようなニュアンスがありました。
どちらかというと前者の現行品ではなく、後者の長熟系のベクトルにあるボトルですが、朴訥麦感を連想していただけに、パフュームフローラルでちっとばかし残念ですね。
 
 
なお、今回ブラドノックフォーラムニューリリースは、6種類のうちの4種類、オード、ハイランドパーク、オルトモア、インチガワを飲みましたが、
この4種の中ではオルトモアが別格に美味、その他3種はパフューミーだったりフレーバーの個性が弱かったりと際立つ部分が余り感じられなかったです。
その他2種類、しっかりシェリーのダルユーインとバルブレアがありますが、これはまた追ってどこかで飲んでおきたいと思います。
 



 
システム不具合多発中といいつつ、ネタは溜まっているのでいつもどおり更新です。
しかし・・・画像リンクが張れない?のも致命的ですね。
張れるのかもしれませんが、以前のようにポンポンと出来ない、というかUP画像はどこですかーという話なんですが、いかんせんやりづらいです。
 
スタッフ様のブログでは、随時対応していくということですので、まずはいつもどおりやらせていただいて、様子を見させていただきます。
 
タグ及びカテゴリーについては、旧時代のデータが復旧されることを祈ってそのままにしておきます。
(たぶんこのタグの並び、以前のシステム時代の登録順なんだろうなー)
 

COMMENT(0)
この記事を評価するGood

2010.08.04【イベントレポート】

OBオード5年 1960年代後期流通



OB ORD
(オード 5年)
“Finest Highland Malt”

Over 5Years Old
43% 750ml
1960年代後期~70年代流通品

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆


香り:状態がしっかりしており、香りは上面に向かって開いている。
クリーンで若干若い原酒のアタックを感じるが、その後オレンジや柑橘系の香りと麦畑。
動物系の脂、モルトのスナック・・・現行系にはない不思議な香りがする。

味:じわじわと広がる素晴らしい麦感、微量のニューポット質に加えて蜂蜜、嫌味なところがまったく無くスウィートでボディも厚い。
後半はピリピリとした心地よい刺激、フレーバーは麦が口奥に出てきて、それが徐々に口の中をじわじわ、ぴりぴりと駆け上がっていく。
若さによる勢いがありながら、しっかりとした熟成感も感じる。
鼻抜けは干草、麦、柑橘系の芳香剤スプレーを若干漂わせる。余韻はそれほど長くなく、ややオイリーだがサッと消える


コメント:キャンベルタウンロッホにて。11周年のコースの1本目。
素朴でありながらフレーバーはしっかりしていて、存在感はありつつ、後のモノを壊さない、コース料理で言えばまさに前菜である。
現行のオードも麦感がしっかりしているが、カラメル質が強い。しかし本ボトルはカラメル質が少なく、純粋に麦質な酒として仕上がっている。

おそらくこのころの5年表記モルトは、5年~7年くらいの熟成の原酒しか含まれていない現行モノと違い、
10年や15年クラスのモルト、下手すると20年ぐらいまでがブレンドされた上で、バランスを取るために最低年齢の5年が含まれているという印象。
ゆえに、このころの若い年数表記のシングルモルトだからこその、熟成感とフレッシュさの共演、ただ純粋に素晴らしい仕上がりとなっている。



最近福岡での記事や、イベント記事を中心に書いていたので、久々のボトル紹介。
といってもキャンベルさんのヤツなんで、これもちょっとイベント気味か・・・

なんか深夜も営業中が、ウィスキーのテイスティングブログといいつつ、イベント等の紹介ブログになってきた感があります。
それはそれで書いてて楽しいので、イベントばっちこい、ですけどねw


【PR】第二回ウスケバ関東オフ参加者募集中!!

COMMENT(0)
この記事を評価するGood

2010.07.16【イベントレポート】

SRオード・ブーケ1962@87Malts Night!!

 

The GREAT BOUQUET BY SAMAROLI
ORD Bouquet 1962
(サマローリ オード・ブーケ1962)

75cl 58%
Distilled: 1962
Bottled: 1984
Total Stock 720 Bottles
Bottle No,315

“Full Strength Pure Malt Scotch Whisky”

オススメ度(10)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:トップノートは梅と微量の溶剤系の香り、ややアルコール感を感じる。瑞々しくフレッシュだ。
主体となるフレーバーは上品なメイプルシロップのようで、酸味のバランスのとれた梅肉ベースのフルーツ感。
奥には赤肉メロンやアプリコット、生プラム、カスタードクリーム。香りに厚みがあり、素晴らしい芳香が立ち上ってくる。

味:口当たりから甘酸っぱいフルーツ感、舌の上ではじけるようにフレーバーが広がり、一気に鼻腔まで抜けていく。
口内は、まるで果肉を口に含んでいるようなあふれる果実感が充実し、ジャム感も感じる。
ジャムは梅肉、ベリー、アンズ。口の奥にはメイプルシロップの甘さがとどまる。戻りよりは鼻抜け重視。
余韻は長く、若干の粉っぽさを感じる。若干の麦や樽成分、熟したグレープフルーツのようなビターさと酸味、
そして心地よいドライさが舌の上を抜けていく。


コメント:いわき@87Malts Night!!にて。メインボトルのうちの1本。グレンオード、ブーケット。
これは本当にオードですか?と聞きたくなる、口の中ではじけるように広がる赤みを帯びたフルーツ感。バランスの良い酸味。
オードはもっと冒頓として、落ち着いた麦感のある印象だったため、それが「この世のものとは思えないうまさ」
なんて事前情報を聞いていたので、果たしてどんな味なのか見当もつかず、今回一番楽しみだったボトルでもあります。

そんな私の気持ちが引き寄せたのか、音声録音では本ボトルのコメントを担当させていただきました。
コメントはタケモトさん公開の音声ファイルをご確認ください。
(酔いと緊張で、「あのー」とか「ちょっと」という表現が多発しております^^;)

また、決まり文句になってきましたが、このボトルも84年詰めとは思えない状態の良さです。
ヒネはもちろんのこと、くすみもほとんど無いですし、コルク臭とかも全然ありません。
このボトルについては、余韻のところで若干の粉っぽさを感じましたが、
おそらくこれが”変化の伸びしろ”なのではないかなと感じています。
本ボトルは開封から2週間程度だったと思いますが、この粉っぽさが取れてなじんだとき・・・
さらなる広がりが出てくれるのではないかと感じました。


1984年瓶詰め、くしくも私の生まれ年。
84蒸留のボトルは、適齢期なのか最近リリースが目立つようになりましたが
84詰めという、その時に樽から生まれてボトルとして、
自分と同年に世の中に生を受けたモルトを飲む機会はありませんでした。

それが自分の好みのタイプの蒸留所の一つで、巷では伝説のボトルとなっている一本というのは、それだけでラベル酔いせざるを得ません。
87Malts Night!!のレポでも書きましたが、このオードと、昨日UPしたボウモアはラベル酔いした評価です。
十分に旨いモルトですが、それ以上にすばらしく感じました。


余談ですが、私の両親は、私が生まれたビンテージの酒は用意してくれませんでした。
ま、当然ですよねw
清く正しく美しく育つと思っていた子供が、今やこんなウィスキージャンキーなんですから。
私はもし子供が生まれたら・・・何か買うか、詰めておこうと思います。

録音音声では秩父を宣言しましたがw
個人的には日本なら余市です。ニッカさんマイウィスキーの20年プランやってくれないかなー。



~~87Malts Night!! 音声ファイル公開~~~

Part1,マッカラン1966からGMグラント1956の途中まで

Part2,GMグラント1956からDTボウモア1966、そしてSRボウモア1966/84の途中まで

Part3,SRボウモア1966/84からSRオード1962/84 第1部ラストまで

Part4,第2部ブラインドテイスティングスタート、ledさん提供の羽生1988/2006 キングオブダイヤまで

Part5,第2部ブラインド2本目、ジャッコーネボウモア1969/1978まで

Part6,第2部ブラインド3本目、グレンエルギン12年・1970年代後期流通からSRボウモア1966/84の驚愕の変化まで


~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より~~

【完】87Malts Night!! くりりんSide(7)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(6)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(5)

【速】87Malts Night!! くりりんSide(4) ←この辺です。

【速】87Malts Night!! くりりんSide(3)

【前】87Malts Night!! くりりんSide(2)

【旅】87Malts Night!! くりりんSide(1)
COMMENT(0)
この記事を評価するGood1

2010.04.28【イベントレポート】

グレンオード30年 1975~



グレンオード30年 オフィシャル
700ml 58.7%

価格:27000~30000円前後
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆


香り:華やかでフルーティーな香りだ。青リンゴ、洋なし、レモン、
クリーンでややスパイス、少量の香水、時間と共に柑橘系のようなすっきりと爽やかな香りが出てくる。
加水するとフルーティーさがより前面に、グラス側面からは蜂蜜入りの紅茶。

味:口当たりから品の良い香水感、白色の花、心地よいスパイス、中盤から蜂蜜。
加水でクリーミーさ、中間にレモンやベリーのような甘酸っぱさも出てくる。
良く伸びるモルトだ。鼻抜けに麦感、ややビター感でまったりとした長い余韻。

コメント:Sheepにて。オフィシャルの12年のような朴訥とした感じとは少しベクトルが違うが、
じわじわとくる美味さがあるモルトだ、フレーバーに厚みがあり、ボディもしっかりしている。バランスも非常に良い。
さすがグレンオード、ポテンシャルは高いなぁと思いつつも、問題は・・・価格かな(汗)


くりりん「やっぱりオード、いいですね。角瓶12年もそうだけどすごくしっかりしてる。」
マスター「オード、いいですよねぇ。そうそう、サマローリのブーケットラベルの60年代のオード、あれはこの世のモノとは思えないくらい美味いですよ。くりりんさん飲みました?」
くりりん「いや、知らんです。いつごろのですか?」
マスター「んー2000年ごろまでは探せば飲めたような」
くりりん「2000年ごろって、俺まだ10代じゃないですかw」
マスター「いや~10代のころにはカスクのひとつくらい飲んでないと(笑)」

なんてこと言うんだこの人はw

その後、家に帰ってぐぐってすさまじいボトルだということに到達
サマローリ ブーケットラベル グレンオード 1962-1984
各方面から大変な評価を受けている。

・・・

っていうかコレ、俺の生まれ年のボトリングじゃねーか!
飲めるかこらぁーw
COMMENT(0)
この記事を評価するGood

2010.04.10【イベントレポート】

グレンオード12年



グレンオード12年
43度 700ml

価格:4000円前後
オススメ度
☆☆☆☆☆

香り:落ち着いた香り。香ばしく、少量のカラメル。シリアルやパン、麦系の香りだ。
素朴で麦由来の品の良い甘さもある、どこか心落ち着く香り。

味:ほんのりと甘い口当たりから、心地よいビターさ、麦感、
ややオールドモルトっぽいカラメル質や甘さ、舌先から口奥に微量のスパイス。
余韻はドライで少量スモーク、カラメルを含んで穏やかに続く。

コメント:オールドボトルにあるような旨みのあるウィスキー。
現行品の中じゃ好きな一本、最近のオフィシャル
例を挙げればクライヌリッシュやフェッターケアン、グレンギリーの普及品12年あたりにある
パヒューム一歩手前の香水のようなフレーバーが無いのも好印象。

フレーバーは麦系一直線で、派手さがない分、ピートやこてこてシェリーにまみれた舌を原点回帰できる印象だ。
モルトウィスキーの飲み始めや、家で何も考えずに飲むには最適な1本ではないだろうか。

トール瓶の旧ボトルも飲んできたので、それはまた後日。
COMMENT(0)
この記事を評価するGood

プロフィール

くりりん

ブログ内記事検索

  • 2019年09月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

最新エントリー

お酒のジャンルから探す

カテゴリから探す

タグ一覧