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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.09.23【イベントレポート】

【87Malt Night 5th】参加レポ(上)

9月18日、タケモトさん主催の87Malt Nightに参加してきました!

昨年の7月、衝撃の第一回から数えてはや5回目、そのつどタケモトさんのウィスキーへの愛と情熱、
そして参加者への心遣いにただただ圧倒されるばかりでしたが、今回もまた、大変すばらしい会だったと思います。
タケモト様、今回もありがとうございました。
 

 

当日は16時からフリーテイスティング、18時からメインという流れで、
くりりんは家の掃除etc、一人暮らしのたしなみをしてから家を出たため、
若干出遅れの16時30分ごろに会場入り。
 

会場にはすでに射命丸さんが居て、悠々とフリーテイスティングのラインナップを嗜まれていました。
私も87Malt Nightの定番となりつつある、タケモト製薬からのドーピングを摂取し、フリーテイスティングに参戦します。







画像:フリーテイスティングのボトルたち。(この後、5~6本追加されました。)


フリーとはいえ、ラインナップはこれまでの87Malt Night でメインを張ってきたボトル、
BARでひょいっと出てこようものなら、歓声とともに迎えられるであろうボトルです。

まさにオールスターズともいえる”復習”のラインナップで、胃と頭を準備運動します。

 


 

その中で、前回の4thで「ハイボールにどうでしょう・・・」なんて話をしていて飲まなかった、
GM GLENLOSSIE CASK No'1814 1978-2007は、復習と言うより追試な一本。
旨いことはもちろん、ロッシーってこういう味だよね、と思わせてくれる一本で、
最近のトロピカル路線とは違う、素朴な旨さがある、「おっ」と思ったボトルでした。





こちらは射命丸さんがスコットランドのお土産として持参された、ダンカンテイラーの新シリーズ、
ウィスキーズ・スコットランド(Whiskies Scotland) キャパドニック1972、最近アツイ、お決まりの当たり年です。

まだ国内未発売のボトルということですが、これはダンカンテイラーのキャパドニックらしく、
よく言えば乾燥イチジクや杏、悪く言えば東京沢庵のような香りから、
ナッツや樽感とフルーツがしっかり感じられる、長期熟成キャパドニックらしい味。
キャパ好きな人は飲んで損無しという感じです。

 


フリーテイスティングのボトルを楽しんでいるうちに、スペシャルゲストを含めて参加者が集まり、
お久しぶりな方、始めましてな方も交えて、無事87Malt Night 5thはスタート!

まず1本目は日本のインポーターの中で新鋭のゴブリンインポートから買い付けた、グレンブローラ(1970's)。
くりりん大好物のオールドブレンデットです。
 


 


このブレンデットは、その名のとおりブローラ(時期的には旧クライヌリッシュ)が使われているといわれており、
その真偽を確かめようとのことで、ブローラ3rdも合わせて飲みながら、検証するというもの。


 


口開けということもあって、まだまだフレーバーが開く印象が感じられましたが、
オールドらしい甘さ、シェリー感にフィニッシュを締めるピート感が感じられ、ボトルの状態は非常に良いものでした。

個人的な印象としては、同じく旧クライヌリッシュが使われていると言うアンシュリーに近い印象を受けたこともあり、
ブローラが使われているんじゃないかなと言う印象でした。
(参加者全員の意見としては、使われている、使われていない、わからない、がほぼ同数でした。)

 







続いては、同じくゴブリンインポート経由、差し入れボトルの、GMグレンウルクハート8年(E・ジャッコーネ)1970年代流通。
GMグレンウルクハートは今も販売されているボトルですが、このボトルは1970年代のオールドで、さらにジャッコーネ向け。

それだけで期待値はぐんぐん上昇するわけですが、味も期待に恥じないもの。
先ほどのグレンブローラとは異なる麦感、華やかなモルトの味わいがしっかり感じられて、満足の1杯です。
これもまた口開けでしたが、口開けでコレなら後2~3ヶ月もしたらすごいことになりそうです。

また、このボトルはキーモルトが不明と言うことでしたが、たとえばロセスやリンクウッドのような
華やかで芳醇なモルトの印象を受けました。実際はどうなんでしょうか・・・。


 


ラインナップ3本目、ブレンデットで肩慣らしを終え、いよいよモルトです。
私を含め87Malt組の大阪遠征メンバーには大変思い出深い、
アンティカーサ ミルトンダフ 1966-1990 23年 61.4%
 







神戸は三宮駅前、これまた大阪遠征メンバー御用達のお好み焼き風月の店舗前で、
商店街を行きかう人の中、みんなで紙コップでカンパイして飲んだボトル。
 


(11月のあの日・・・三宮駅前はスタンドバーとなった。)


酒ショップ佐藤のミルトンダフ1969と並んで、個人的にミルトンダフ史上最も旨いボトルだと思っている1本であることに間違いはありませんが、
そういえば体調やグラス等、しっかりしたコンディションで飲むのは今回が初めてでした。

やはり旨いです。シェリー樽モノは1960~70年代ないしそれ以前の蒸留で、
さらに20年前後の熟成が最も旨いと言うのが持論ですが、このボトルはまさにそのどストライク。

レーズンやプルーン、皮付きの黒葡萄、杏を思わせる濃くフルーティーで甘い香り、
ハイプルーフでありながら過熟のシェリー樽モノにありがちな、ギスギスしたタンニンの無い、
濃厚でありながら瑞々しいともいえる広がりで、大変すばらしいモルトに仕上がっています。
これです、こういうボトルを今後のウィスキーに求めることは酷なのかもしれませんが、
呑めるうちはぜひとも飲んでおきたい、そう思わせてくれるすばらしいボトルでした。

 

ミルトンダフの感動冷めやまぬうちに、次は同じアンティカーサのロングモーン1971-1990 18年 58.1%。
ラインナップは4本目、メインのラインナップとしては折り返し地点となります。
 







ロングモーンといえば、シェリー、そしてトロピカルという印象が強いのですが、この2要素を高い次元で両立したボトルはあまり無く、
どちらかといえば、最近のロングモーンは長熟どシェリーの傾向が、バーボン樽熟成を経てがっつりトロピカルの傾向か・・・というところでした。


が、「その印象をぶち壊す!」とばかりに、嫌味の無いシェリー感からフィニッシュで湧き上がるトロピカルフレーバー。
何だこのボトルは!と先のミルトンダフの感動を一気に上回ってしまった、大変すばらしいフレーバーとバランス。
その融合はもはや異次元のレベル、会に参加された皆様も思わず唸ってしまうそのできばえ。


もし今度このボトルと出会うことがあれば、それこそコイツとだけ一晩過ごしたい気分になりました。

 


と、ここまでで早くもラスボスと遭遇してしまったような、怒涛のスーパーシェリー系2連発でしたが、
いよいよ次は87Malt Night 5thのメインともいうべく、グレンギリーの伝説が眠りから目覚めます。






続きます!


(ウスケバで長い記事を書くと、画像の貼り付けから改行の不具合等々、まだまだめんどくさいですな。)

2010.12.08【日記】

GMCCキャパドニック1969-2009(40年) 2nd Fill Remade Hogshead 46%






Gordon & Macphail
Connoisseurs Choice
CAPERDONICH
(ゴードンマクファイル キャパドニック1969)
 
Aged 40 Years
700ml  46%
Distilled: 1969 Feb
Bottled: 2009 May
Cask: 2nd Fill Remade Hogshead
 
価格:13000円前後
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆
 
 
香り:チャーしたオークのニュアンス、サツマイモやレーズン、アルコールも感じられる。
焦がしたキャラメルとバニラのようなコクがあって、ビターで香ばしい甘さが充実している。
GM系のカラメル香は少なく、樽が強い印象だが、香りの奥からほのかにキャパドニックらしいフルーツフレーバーも感じられる。
 
味:スムーズな口当り、南国フルーツやカラメルで煮た林檎、皮が焦げた焼き芋のようなビターさとクリーミーな甘さ。
ボディはさほど厚くなく、やや粘性があって中程度。鼻抜けはビターでフルーツ香もある。
余韻は舌に残るように長く続くが、余り良いバランスではなく、ビターさが強くなってくる。
序盤はキャパドニックのキャラクター、中間から後半はGMらしさか・・・
 
 
コメント:BURNSにて、最近ダンカンテイラーのピアレスで一気に日の目を見たキャパドニックのコニッサーズチョイス。
香りは樽が強いが中々良い印象で、口当りもキャパドニックらしいフルーツ感があるのですが、
後半がチャーしたオーク由来のビターさが強く支配的になり、ここまでの流れが途切れてしまうのが残念です。
 
樽は2nd Fill Remade Hogshead、ということですが、フレーバーから推測するに、
おそらく2回使った後のシェリーバットをホグスヘッドに加工、さらにリチャーを加えた・・・というところでしょうか。


今回のテイスティングは口開けをいただきました。このビターさが時間と共に開いてこなれてきてくれれば、バランスも多少良くなるか・・・
蒸留所の姿がある中で、ある意味でGMらしさのある1本に仕上がっているように思います。
ただ、最近のGM(特に加水は)=没蒸留所個性という印象があったのですが、このボトルに関しては、ギリギリ蒸留所の個性が残っているように思います。


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2010.11.04【日記】

DTキャパドニック1972-2010(37年)






DUNCAN TAYLOR
CAPADONICH
(キャパドニック1972)
 
Aged 37 Years
700ml 53.5%
 Distilled: 1972/11
Bottled: 2010/07
Cask No, 7437
Bottle No, 28/161
(国内割り当て90本)
 
価格:14000円前後
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
 
※商品流通は10月末予定なので、ぼちぼち流通しているハズ
 
 
香り:ピーチの缶詰、黄色いフルーツのトロピカルフレーバー(皮付きパイナップル、ガヴァ)、フレーバーはフレッシュでシトラスを伴う。
奥から少し青さのあるキウイのようなフルーツ感に、熟成したモルティーさ、スパイスも感じられる。
加水でワキガ系のトロピカル感やサルタナレーズン、蜂蜜、実にしっかり。アルコール感が和らぎ、非常にアロマティックでうっとりするようなフレーバーが充実する。
 
味:フルーティー、口に含むとまずピーチやトロピカルフルーツのフレッシュな甘さから、
ミルクチョコレート、そしてタンニンのようなビターさもあり、実に充実している。ボディしっかり。
余韻にかけてはほのかにスパイス、ドライ、ミントも感じられる。戻りよりは鼻抜け重視。
加水でクリーミーでさらに上品に、ミルクティーエスプレッソのようだ。そして滑らかで実にフルーティー、トロピカルなすばらしい構成、
余韻にかけてはアーモンドのようなビターさでドライ、桃のニュアンスも。
 
 
コメント:ウィスキーウェイブにて。キャパドニック1972。
ブラドノックフォーラムが続いていたので、ちょっと趣向を変えてみました。
フルーツ感という点で、ここまで充実していると逆に作為的な印象も受けますが、これは満足に値する1本です。
 
 
そもそもキャパドニックはユアンズチョイスで脚光を浴びた感がある蒸留所ですが、
それ以降も樽違いで36年がリリースされており、そして今回、その後継ボトルとも言える樽違い37年モノが10月末から国内流通開始となりました。
 
1972ビンテージはキャパドニックの当たり年として定評がありますが、
このボトルもまた当たり年に恥じない仕上がりで、コスパ抜群、ユアンの雫全開!
ボウモアでこのフレーバーが出たら、いったい1本幾らになるやら、という感じです。
個人の好みで欲を言えば、これで余韻にほのかなピートのニュアンスが感じられれば・・・というところですが、
これだけフルーツ感満載のボトルが1万円半ばってのは、ホント円高万歳&マイナー蒸留所サマサマです。
 
間違いなく、今飲んでおくべきボトルですね。
ボトル買いも多いにアリだと思います。
 



以下、雑談。
コメントでも返信させていただきますが、”【企画】エイジング体験”に即レスいただき、皆様ありがとうざいます。
 
これだけ前向きなコメントいただければ、もう企画実行でOKかなという感じです。
イチローモルトの件は調整が必要ですが、エイジングサークル(仮)を立ち上げるなど、バーボンカスク仕上げの時間を使って準備をしたいと思います。

引き続き、お付き合いいただければ幸いです。
よろしくお願いします。

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2010.07.05【イベントレポート】

DTキャパドニック1972@ユアンズチョイス

 

DUNCAN TAYLOR
CAPERDONICH(キャパドニック)
EUAN’S CHOICE
For Shinanoya

Aged 37 Years
700ml 48.6%
Distilled: 1972/11
Bottled: 2010/02
Bottle No,59/122
Cask No,7443

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:ものすごいフルーティーなフレーバーが上面にある。
はっきりと桃、煮たリンゴ、奥に紅茶や蜂蜜もある。時間と共に変化し、バナナクリーム、若干ワクシーさも出てくる。
麦を蒸留してどうやったらこうなるんだというフルーティーな香り、素晴らしい。

味:スムーズな口当り、紅茶や白いフルーツの甘さを感じた後、粘性のある桃、チェリー、そしてトロピカルフルーツ(マンゴー)が一気に口内に広がる。
この南国感を含む中間からの盛り上がりが素晴らしい。フレッシュな勢いさえ感じる。
先日飲んだベンリアック60年代にも共通する部分があるが、こちらのほうが南国感がはっきりと出ている。
とても長い余韻。黄桃やベリーのジャムが舌の上にしっかり残る。そしてその甘酸っぱさを、麦やグレープフルーツの皮の上品なビター感が追い越していく。
鼻抜けは麦感、戻りも含め徐々にパイナップル等の甘酸っぱさがもう一度現れる。


コメント:BURNS(三鷹)にて。話題のキャパドニック1972、ユアンズチョイス。
DT社長のユアン・シャーン氏についての解説は今更不要かと思うので省略するが、キャパドニックを含め、
クライヌリッシュ等、1972ビンテージはよほど条件の良かった年なのだろうか。最近ずいぶん注目されている気がする。

それのしても、このフルーティーで南国感さえ感じるフレーバー構成には脱帽、バランスも良く、大変美味しくいただきました。

こういうリリースが定期的に、かつ安価でインポーターから出回ってくれると大変うれしいんですが、
人気ボトルとわかればプレミア付きは確実でしょうし、後はオク転売とかも・・・あぁ、いつかの焼酎みたい。
やはり海外ルートから直接引っ張ってくるように個人努力せんといかんのでしょうか。
ハードルが高いなぁ・・・
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