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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!
2011.10.06【日記】
【試】VISUAL FLAVOUR クライヌリッシュ1997 ほか
今日はお台場→幕張で仕事でしたので、帰りはハセガワに寄り道して帰りました。
目的はもちろん試飲。
ワインやシェリーは買うくせに、ウィスキーをなかなか買わない試飲ばかりのダメな客です。
来店早々、
どうしたんですか、スーツなんて着て、
仕事しているみたいじゃないですか。
お約束のやり取り。
この店はダメな社会人が多く集まる場所です。
さて、その試飲1杯目は、
先日発売されたばかりのビジュアルフレーバーのクライヌリッシュ
VISUAL FLAVOUR
CLYNELISH
1997-2011
Cask type: Hogshead
700ml 57.1%
価格:4980円
バーボンホグスヘッドらしい濃いフルーツ感、ミルクキャラメル、ほのかに木材っぽさを感じる香りに、
味もやっぱりバーボン樽系のフルーツやオーク感かと思いきや、これは奇襲、
薬品臭の無い子供用の風邪薬シロップ、または駄菓子のイチゴシロップのような甘さ、
かすかにココナッツミルクのようなクセ、粘性のある甘さは蜂蜜も連想させます。
実に面白い仕上がり、木のえぐみや嫌味な味わいが少ないのも好印象。
これでカスクで5000円切る値段というのは驚きです。
うーん、良いコスパだ。
また、クライヌリッシュというと、オフィシャル、ボトラーズ含め様々なキャラがリリースされているも、
こういった味わいのクライヌリッシュは初めてのような・・・
ボトルのフレーバーシールに記載があるので、メーカーとしては奇襲しているつもりは無いのかもしれませんが
香りの時点で、あぁまたこの系統かと思っていたところにこの味は奇襲でした。
そもそもビジュアルフレーバーのシールは適切な表現が表されているのか、というのは過去のボトルも含め議論の余地ありですが・・・
このボトルに関しては、なかなか的を得ているのでは・・・という感じです。
続いては、以下をチビリと。
シグナトリー ラフロイグ2000-2011(10Years old)
Cask : Refill Butt
700ml 46%
46%加水なのでやわらかい感じに仕上がっていますが、落ち着いて飲めるラフロイグです。
味、香り共にラフロイグの王道をいくフレーバー。
値段も手ごろ、この手の味は家飲みにするには飲み疲れないのでお勧めですね。
ウィスキーエージェンシー リトルミル1989-2011(21 Years old)
Cask: Sherry wood
700ml 47.1%
これは割りといまさらなリトルミル。
最初の香りはローランド香、らしい香りです。ボール紙に包まれた甘みの無いベリー。
徐々に殻つきで蒸した栗のようなオークの香りも出てきます。
シェリーウッドでこういう香りが出るということは、アメリカンオークでリフィルなんでしょうか。
味はしっかりフルーツ、トロピカル系で、その中にエッジが立っているイメージ。
案外・・・と評判の良いボトルでしたが、なかなか良いですね。
自分としては、味の構成としてオールドボトルのリトルミル12年ハイプルーフに近い印象を感じました。
ブラドノックフォーラム カリラ1984-2010(25Years old)
Cask: Hogshead
54.3% 700ml
これもいまさらなボトルですが、相変わらず安心のカリラ、そしてブラドノックフォーラム。
ブラドノックフォーラムはコスパに定評のあるボトラーズですが、
それに加えてどこが出しても大崩れしない、絶対的なエースではないが、確実に7回3失点くらいで切り抜けてくれる、
チームがどんな状態でも年間10勝くらいしてくれる、野球でたとえるならそんなピッチャーがカリラのイメージ。
このカリラもまさに安心して飲める出来、王道の味。
悶絶しなければ、落胆もしない、ただ普通に旨いカリラです。
また、他には少しサンプルも飲ませていただき、楽しい時間をすごさせていただきました。
今回の試飲ではビジュアルフレーバーに食指が動きましたが・・・家にある開封済みボトルの数々、購入予定のボトルを考え自重。
また、今日は赤ワインを飲みたい気分だったので、ウィスキーは買わずに赤ワインを買って帰りました、が、
帰りの電車の中でなぜかいきなり血の気が引き、貧血のような症状を起こし、
横浜に着いたところでブラックアウト、電車の中でぶっ倒れるという事件を引き起こします。
気を失っていたのは20~30秒ほどでしょうか。
すぐに意識は戻って、駅員さんが駆けつける前に電車を下りて外から乗客の皆様に軽く謝罪・・・
次の電車に乗って帰りましたが、内心また倒れるのではと、ビクビクでした。
試飲した量は総量でワンショットちょい、アルコールというよりは、
今日は朝からビックサイトの展示会と幕張メッセの展示会をはしごし、双方で展示会業務をこなし、
昨日一昨日は深夜帰宅だったわけで、疲れはあまり感じてませんでしたが、体に無理があったのかもしれません。
買ってきたワインは冷蔵庫に封印、今日はおとなしくすることにします・・・。
気温変化が激しいこの季節、皆様もお気をつけください。
ん、このグランツ70年代流通、なかなかいいな・・・(オイw
2011.01.08【日記】
OBカリラ Natural Caskstrength 61.6% MHD

商品コード:u-G-248
Caol Ila Natural Caskstrength
(カリラ ナチュラルカスクストレングス)
カリラ
ウイスキー>シングルモルトウイスキー
スコットランド>カリラ
MHDモエヘネシーディアジオ
ビンテージ:/度数:61.6%/容量:700ml/地域:アイラ
総合点:3(☆5)
香り:力強くフレッシュな刺激。ピートスモーク、グレープフルーツの皮、クリーンでカリラらしさがある。
奥にオークや植物質なトゲ、若さを感じさせるフレーバーもある。
味:口の中にピリピリとした刺激が広がる。フレッシュで レモンピール、グレープフルーツ、ピート。
酒質はそこまで厚くないが、度数ゆえの勢いが感じられる。
フィニッシュ:スパイスと焦げたピート、ほのかに薬品シロップ。ビターで若干のえぐみと共に余韻は長く続く。
コメント:
カリラのカスクもの。オフィシャル12年などのスタンダードに飲み飽きて、パワフルでちょっと冒険してみたくなった人にちょうどいい1本。
しかし、現行品の12年より若い原酒が使われているためか、ニューポット質な刺激が感じられるように思います。
同じくカスクストレングスであるノンピート8年との飲み比べは、ピートがどういう影響を与えるのかが分かりやすいのではないでしょうか。
最近の円高でぐっと購入しやすくなりました。
一時期3000円台での購入も可能で、コストパフォーマンスは高いです。
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2011.01.04【日記】
OBカリラ12年 43% MHD

商品コード:u-G-236
CAOL ILA 12 years
(カリラ12ネン)
ウイスキー>シングルモルトウイスキー
スコットランド>カリラ
MHDモエヘネシーディアジオ
ビンテージ:/度数:43%/容量:700ml /地域:アイラ
総合点:3(☆5)
香り:サラミや脂の甘さ、オーク由来の栗っぽさに、バランスの良いピートスモークがのっている、。
透き通った海辺の側でたき火をして魚肉を焼いているよう、風はなく穏やかな日
味:塩分濃度の薄い塩水、バニラのような甘さにピートをともなう柔らかい口当たり、徐々にスパイスを伴う。あまりボディは厚くない。
フィニッシュ:燻したピートが強く出る、ヨードは弱いがピートが支配的、焦げたようなビターさに、ドライでバランス良くまとまっている
コメント:
余韻にある木や土が焦げたようなビターさは、ピートって?という人にも分かりやすいと感じられます。
これからモルトをはじめるという人だけでなく、既に幅広く飲んでいる方にも、幅広く楽しんでもらえる一本だと思います。
それにしても、カリラは安定していていいですね。これだ!というアタリはそこまで聞かれませんが、
今これを書きながら飲んでいる、EXCLUSIVE MALTSのカリラ1995も、可も無く不可も無くという感じで中々旨いですし、
去年リリースのあったカリラ、ブラドノックやBBR等など、総じて安定して旨いです。
個人的には1974ビンテージが最高にオススメなのですが、それ以外もボウモアのように迷走することもなく、
ラフロイグやアードベックのように高騰しているわけでもない。個人的には迷ったらカリラ。2011年のリリースにも期待しています。
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2010.12.10【日記】
SVカリラ1976-2001(25年)#8087 Hogshead 59.9%

Signatry Vintage
Straight From The Cask
Selected by La Maison du Whisky
CAOLILA 1976
Aged 25 Years 59.9%
59.9% 500ml
Distilled: 1976/Sept/29
Bottled: 2001/Dec/14
Cask: Hogshead
Cask No, 8087
Total Bottled: 423
価格:11000円にて購入
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆
香り:ヨードと消毒液、ピートフレーバーもあり、塩や海草、透明な海の香りが漂ってくる。
グラスになじむことで麦のシリアルや、林檎のようなエステリーなフルーツ感もほのかに感じられるが、
全体としては前者のヨードやピートフレーバーが主体で、徐々に酸味も感じられる。
今のアイラには無いヨード香、まるで海にたゆたう海草のよう・・・
加水するとエステリーさが前に出てくる、ヨードと共に林檎や若い洋梨。
味:フレッシュで角がある口当り、すぐにピリッとしたスパイスが舌を刺激する。
ヨードと潮、サラミ、ヨードには甘さがあって、やや粘性が感じられる酒質と共に舌に絡みつく。
後半はピートで燻したビターさがスモークと一緒に出てくる。鼻抜けもピート薫香があり、タバコや燻したピートに鼻を近づけたよう。
余韻は塩とピートスモークが口の奥に残って、ビターでドライ、長く続く。
コメント:自宅飲み。メゾン向けのシグナトリー・ストレートフロムザカスク、今では中々お目にかかれなくなってしまった1970年代、1976ビンテージ。
樽はシェリーというハナシもありますが、どうなんでしょうか。アメリカンオークの2回使用リフィルシェリーとかいわれれば確かにそうも感じます。
モノは先日、行き着けの酒屋で購入したのですが、ビンテージだけでご飯3杯、期待が高まります。
(なぜこんなモノが残っているw という突っ込みはおいておいて・・・)
というのもカリラの70年代というと、個人的にもっとも印象深いのがキングズバリーのカリラ1974-1998。
グラスに注いだ瞬間から桃のような香りがあり、圧倒された記憶があります。
このボトルはその74ビンテージに近い、76ということで期待値はMAXでした。
しかし、74ビンテージ再来といった意味では、このボトルは期待はずれでした。
フルーツ感もほのかにあるのですが、どちらかというと、オレンジラベル12年や同年代のポートエレンの印象が強いです。
樽の影響か、カスクストレングスだからか、オレンジラベルより荒さがあるようにも感じます。加水すると香りは開きますし、悪くは無いんですが・・・。
とはいえ、この消毒液のようなヨード感は現行のカリラには中々出ていないモノです。
現行には無いヨード感、ピートスモーク感で、古きよき時代のカリラとして楽しませてくれる良いボトルです。
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2010.12.06【日記】
ボウモア10年 テンペスト ”バッチ2” 他

(写真真ん中がバッチ2、左はバッチ1、ケースはバッチ2のもの)
BOWMORE
TEMPEST
(ボウモア・テンペスト “バッチ2”)
Aged 10 Years
700ml 56%
Small Batch Release No,2
価格:2010年12月4日時点日本未入荷
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆
テイスティングはWhisky link に記載 ←クリックでWhisky link に飛びます。
モノは三鷹のBURNSにて。2010年12月現在日本未流通ながら、ウィスキーエクスチェンジで直接買い付けたモノ。
個性としてはバッチ1より弱くなった感がありますが、バランスはしっかりしており、味の傾向も似たものがあります。
バッチ2のほうが序盤にオーク感が少し強いか・・・という印象です。
それ以外は1990年後期から2000年にかけてのボウモアの安定感、新時代のボウモアの力が良く出ていると思います。
後半にかけてじわりと出てくる南国感が良い味出してます。
限定ボトルの場合、ファーストロットとセカンドロットで味が変わってしまうというのは良くある話ですが、今回のテンペストの場合は大きな変化はないようです。
今後、時間経過でどのようになっていくか・・・少なくとも悪くはならないでしょう。
さて、話は変わりますが、以下は先日一仕事終えた記念に購入した我が家の新入荷ボトル。

左)Signatry Vintage Straight From The Cask
Selected by La Maison du Whisky
CAOLILA 1976-2001 Aged 25 Years 59.9%
右)Provenance PORT ELLEN 1982-2000 Aged 17 Years 43%
10年ほど前にリリースされたボトルたちで、当時から飲まれていた人たちにしてみれば懐かしいボトルなのではないでしょうか。
カリラは今ではなかなか手に入らない1976ビンテージ。そして何気にメゾン向け。
ポートエレンも同様に1982と80年代ビンテージながら17年熟成と、なかなか手に入らない10年代熟成期間モノ。
値段も2本で2万と、当時価格ないしちょい安めくらいだったのでGOしてみました。
カリラは既に開封済みですが、70年代らしくヨードがしっかりあります。
香りで酸味のアタックを強く感じますが、加水でエステリーなフルーツ感が出てきて、
余韻はピートで燻したようなビターさがあり、なかなか面白い一本だなぁという感じです。
ポートエレンは・・・どうなんでしょうね、優しい味わいというハナシがシングルモルトナビにのってましたが、
個人的にはポートエレンはカスクでギスギスした感じよりも、透明感のある塩や儚いピート感があるとストライクゾーンなんで、
加水の妙を期待したいところです。まぁシェリー系なんで多くは期待していませんがw
あと43%でノンチルフィルターするなよと(汗)、めちゃくちゃ澱が出てるし・・・
とまぁ、この辺もそのうちしっかりテイスティングしていきます。
2010.05.31【イベントレポート】
CCカリラ1990-1998 (8年)
Celtic connections
CaoLILa 8年
700ml 43度
蒸留:1990年2月
瓶詰:1998年4月
Cask No,2530
オススメ度(5)
☆☆☆☆☆
香り:最初はピート薫香があるが、じょじょにグラスの中でやわらいでいき、
フルーティーさ、白色系フルーツの香り、微量のヨード、ラムネ、穏やかに香る。
味:クリーミーな口当り、ほんの少し桃系の甘さ、中盤からピートが出てきて最後まで、ピートは少し湿っている。
ボディは43度と熟成年数を考慮すればまとも、やや木の渋みと植物、麦感の甘さや心地よいスパイスと塩を伴う。ヨード感はあまり感じない。
加水で序盤はやや水っぽくなる、フレーバーがいくつか消えて麦とピートの酒であることが際立つ。
コメント:Sheepにて。これも2010年GWの頭に飲んだモノ。開栓はもう少し前らしいが、
フレーバーが知っているモノと変わってしまっていたので、少し時間を置いたという。
なるほど、新入荷報告を受けた直後だったのに、味が落ち着いていたのはそのためか。
若いがストレートでも嫌味に感じるフレーバーは少ない、出来ればストレートで味わいたい1本。
それにしてもカリラはいいね。
安定感抜群で、かつ平均的というワケでもなくアタリもある。
アイラ党というワケじゃないんだけど、安心して頼める銘柄なのでついつい注文してしまう。
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2010.05.27【イベントレポート】
BBRカリラ1996-2010
ベリーブラザーズ&ラッド
カリラ14年
1996-2010
58.1度 700ml
価格:6500円前後
【テイスティングコメント】
リカーズハセガワさんの有料試飲にて。
香りはクリーンでシリアルや麦、塩、ピートもあるがひっそりとしている。柑橘系のようにも感じるフレーバーがある。
口当りはビターでややオイリー、シロップ、中間から塩っけとオレンジの皮をはっきりと感じる。その後ピート薫香が現れ、スパイスを伴う。塩はじわじわと最後まで。
非常によくまとまっているカリラだ。
この価格でこれは中々・・・と関心してしまう。ボトル買いもアリだと思う。
開けたてゆえのフレッシュさがうまく作用しており、これが時間と共にどうなるかは難しいところ。
ちなみにカリラは1996年から、蒸留したてのニューポットを本土のメンストリーに送り、そこにある熟成庫で熟成を行うというスタイルを実施している。
カリラ蒸留所内の熟成庫には96年の上記システムが実施されるまでの樽があるようだが、はたしてこの一本はどちらなのだろうか。
塩っ気という点では海を連想させるが、この柑橘系フレバーは…
96年は線引きが難しいように思うが、95年以前と97年以降であればシステム施行前と後ではっきりと区別が出来る。
今後はますます97年以降のカリラがリリースされるであろうから、熟成庫の違いにも注目していきたい。
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2010.04.29【イベントレポート】
SMSカリラ30年 1979-2010

カリラ30年
1979-2010
SMS Distillery Collection
700ml 57.6%
価格:14000円~15000円前後
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
香り:トップノートはビターで麦質、潮やピートのニュアンス、奥に薬品臭、ややアルコール感も。
加水ではっきりとヨード香がピートの前に出てくる。時間と共に青リンゴやフルーティーさ、スモークハムやサラミも感じる。
フレーバーに厚みがあって、香りという花のつぼみが少しずつ開いていくよう。
味:甘い蜜のような口当たり、一瞬だけヨードがあった後に、ピートの薫香、焦げ臭さが出てきてドライに切れ上がっていく。
30年熟成だが、樽材由来の渋みや過度な樽香のようなものは感じない。熟成年数がもたらす素直な重厚さ。
加水でしっかりヨード系の甘さ、酸味は控えめながらベリー系の甘さ、多少粘性があるのでジャムのようにも。
舌の上に少量のスパイス。余韻はやはりピート薫香と、それ由来のビター感が口の奥に。ドライで長い。
コメント:パラディにて。ボトルは開封1週間後のモノ。
「このカリラはかなりいいよー。」とマスター、確かにいいモルト、秀逸なカリラだ。
特徴を挙げるならば“ヨード”、このボトルにはピートに負けていないしっかりしたヨード香がある。
今のアイラモルトが失いつつあるモノを持っており、ハデさは無いがアイラモルトたる仕事を口の中で淡々としてくれる。
香り、味ともに変化のあるモルトなので、出来れば1ショットで、気に入ればボトル買いして楽しむのもありな1本。
コストパフォーマンスも高い。
SMS Distillery Collectionは、先日飲んだクライヌリッシュ1982-2010も良かったし、
このカリラと同時にリリースされたマクダフも、なかなか悪くなかった。
価格もお手ごろだし、他のロングモーンやプルトニーあたりも見かけたらいってみるかな。
そして今回も写真が・・・しょんぼりなコトに。(´・ω・`)
ネットからの借用物を以下に添付しておきます。

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2010.04.03【イベントレポート】
カリラ 1974-1998 23年

キングズバリー カリラ 23年
1974-1998
700ml 60.0度
Cask type:ex-Bourbon 12618
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆
香り:グラスに注ぐと透明感のある華やかな香りが届く。
シロップ漬けの桃、完熟した梨、白色系のフルーツ感が一気に広がる。
やや鼻を刺激するが、それを補って余りあるフルーツ感、香りだけで緊張が走る。
味:甘酸っぱく非常にフルーティーだ、リンゴやナシ、桃のネクター感が表面にある。
続いて奥からじわじわとフルーツとあわせて甘さのあるヨードが出てくる。
若干のカラメル、そしてスモークは控えめだ。
余韻は品の良いヨードと甘酸っぱさが持続し、舌上にスパイスが少々。クリーンな甘さが鼻に抜ける。
加水でさらにフルーツ感が開くが、時間とともにややパヒュームが顔を出す。
コメント:恐るべし70年代のカリラ。ピート系のカリラの味とはまったく別なベクトルを持っている。
香りではっきり桃フレーバー、味への期待が膨らむと同時に、麦の蒸留酒だろこれはって突っ込みたくなった。
またフルーティーさも特筆ものだが、後半に現れる甘さを持ったヨード・・・というか、ヨードのフレーバーによる甘さが特徴的なボトルでもある。
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2010.03.31【イベントレポート】
BF カリラ25年 (1983-2009)

ブラドノックフォーラム
カリラ 25年 (1983-2009)
52.7度 700ml
BOTTLE:3/281
CASK:ホグスヘッド 4805
価格:9900円
お勧め度
☆☆☆☆☆☆☆
香り:やわらかいスモーク、ピート、ワックス、接着剤、新鮮な牡蠣や潮の香り。加水で接着剤のような香りが収まり、穏やかにピートが香る。
味:香りはいい意味で裏切られ、口に含む瞬間はじんわりと広がる蜜のような感じがある。
蜜の後は濃厚というほどではないが蜂蜜や上等な肉の脂に甘さに続き、柑橘系ではない果物のしっかりとしたフルーティーさと、
その裏にピーティーさが隠れている。スパイス、スモークもある、最後にヨードが現れる。
コメント:しっかりした熟成感もあるアイラモルトだ。
オフィシャルにせよボトラーズにせよ、カリラは安定度が高いように感じる。
ブラドノックフォーラムが2009年初頭に会員限定にボトリングした、カリラ、グレングラント、インヴァーゴードンの3種類のうちの一本。
長熟を思わせるまろやかさがあるものの、合わせてフレッシュさも失っていない。
風味のバランスが非常に良く、ピートを強くしてごまかした感じがない、ちゃんと旨味のある優良なモルトだ。
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