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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2011.11.22【イベントレポート】

ウィスキーフェスティバル2011

ウィスキーフェスティバル2011に参加してきました。
ホントは昨日の時点でレポをまとめ終えていましたが、
色々お約束があるようですので、皆様の公開具合、温度を見させていただきました。



さて、今回の日程は、前日が嫁の誕生日で、その週末に当たったため自由な身動きがとれず、
なんとかたどり着いたのは2時を過ぎようかというころでした。


出遅れたが、しかしその分を取り戻すぜ!!

まずは軽く会場をまわり、ぶつかるであろう知り合いから情報収集です。
ディアジオがやばいよ、BBRはティーニニックがおもしろい、GMにケルティックがある、シルバーシールのグレンキースが・・・、等々、労せずして収集は完了。




早速やばいというディアジオブースにいってきましたが、
確かにこれは、ヤバイwww


 

リミテッドエディションとして過去にリリースされた、熟成年数20年~30年OVERの
エルギン、オード、オーバン、タリスカー等ディアジオ所有蒸留所のオフィシャル長熟ボトルに加え、
閉鎖蒸留所として人気絶頂のブローラ30年が4種類!なんとバウチャー無し、フリーで飲める!!


某ブローラの人は2週マラソンしたとかしないとか・・・

ちょっとディアジオさん、どうしちゃったんですかw

うれしい限りのラインナップで、もちろん一通り飲ませていただきましたが、
中でもダルウィニーの36年カスクストレングス、オフィシャルのダルウィニーは15年くらいしか見たことが無く、
29年と36年があったなんて、すいません、ここではじめてみました。



(写真はダルウィニー29年、36年も同じラベルでウラにあります。)

29年はシェリー樽のあまり良い作用が無く、ちょっとクセがありましたが、
36年はバーボン樽のフルーツ感、ビター感がバランスよく組み立てられており、上品で美味なモルトでした。
こういうボトルが飲める試飲会、いいですねぇ勉強になりますよ。




次はウィスク・イーさんのブース。


ここもディアジオさんに負けず劣らずがんばってましたね。
DTとBBR(復刻ラベル)の新商品を中心に、話題のキルホーマン5年やら、まさに試飲会らしいラインナップを楽しむことが出来ました。


(キルホーマン5年 シングルカスク 59.3% もう5年も経つんですね。)

第一印象はラフロイグっぽさ。
っていうかブラインドで出されたら、確実にラフロイグと答えてしまいます。
キルホーマンは生臭いなんて、ファーストリリースのときはいわれたりしていましたが、あれは明らかに大量バッティングと加水の罠ですね。
この5年ものは干した大豆のような香ばしさと、穀物っぽさを合わせて感じるピート感があり、
酒質は素直、キレイで5年以上の熟成感がある良いモルトに仕上がっています。

ウーン、10年ものがますます楽しみです!


また、モルト以外ではウィスクイーさんのブースでブラックブルの30年、これがビビッときました。


(ブラックブル 30年 50%)

現行品のブレンデットということで大変甘く見ていました。
しかし、流石ダンカンテイラーさん。やってくれます。
「ブレンデットスコッチの現行品はハイエンドの30年ものも含めてダメぽ」が自分の中の意見でしたが、見事に覆してくれました。
現行品の中では頭ひとつどころか10馬身くらい離すブッチギリの出来ですね。

ブレンデットとは思えないほどモルティーで厚みがあり、上品なシェリーとフルーティーな味わいに、古酒っぽさが落ち着きを与えている。
ただ純粋に旨いです。これを家飲みにしたいなぁ・・・。

聞けば、その製造工程は蒸留した直後、ニュースピリッツの段階でブレンドしてシェリー樽で30年貯蔵したとのことですが、
手間もさることながら、良い樽を確保できる企業力は流石です。




さて、ウィスクイーさんの隣はニッカさんでしたが、
ニッカさんのブースでは、話題の新型竹鶴ハイボールの質問を投げ込みつつ、WEBで発売されていた余市1987シングルカスクが無料試飲でしたので、それをチョイス。


(シングルカスク 余市1987-2011 58%)

1987といえばWWAで世界一を獲得したあのビンテージですが、今回はさらに長熟のシングルカスク。
しっかりしたボディ、度数を感じさせない穏やかさに、麦芽、カラメル、余韻にかけてやわらかいピート、
派手さはなく朴訥とした印象ですが、しかし存在感がある・・・。

やっぱり余市は良いモルト作りますね。




そして、先日新発売となった竹鶴ハイボール。
「前の12年ハイボールに比べると、華やかさ、フルーティーさがより強調されていて、すごくバランスの良い味になってますよね、
これって普通に市販の竹鶴12年をソーダで割っても出ない味ですよね?」

と、いきなり確信に迫る質問をぶっこんでみました。

ニッカの営業さんからの回答は以下
「今回は12年ハイボールではなく、ノンビンテージですので、市販の竹鶴12年とはブレンドが違います。」
「より幅広い原酒を使えるようになったことで、価格を抑えてお求め安くした・・・という狙いがあります。」
「華やかさを出すため、余市のモルトを押さえ、宮城峡の比率を上げたり、原酒のタイプ(樽のタイプ)も従来のものから変更しています。」

(くりりんの、「蒸留所販売の宮城峡15年のシングルカスク(活性樽、バーボン樽)のフレーバーに近い印象を受けましたが」という質問を受けて。)
「そうですね、より華やかさ、フルーティーさが出るような配合になるよう、樽のタイプもそれに合わせています。」

テンプレな回答もありましたが、意外と深くまで回答してくれたように思います。

なお、今回の竹鶴ハイボールは、リニューアルではなく、新発売であり、
以前より販売されている竹鶴12年ハイボール缶は終売ではないそうです。
(ほんとかなぁ、全然見ないけどw)



ほかにも色々ブースを回り、

なんとはるばる関西から駆けつけられた、曽根物産のサカモトさんが
「マラソンに出る予定だったのにぃ」とぼやきながら、
今度新しく取り扱う水、ハイランドスプリングの紹介をされていて、サカモトさんとは昨年の大阪以来、実に1年ぶりの再会でした。

スペイサイドウォーターもいいけどね、こっちのほうが良いんですよ。
と、オトナな話も聞かせてもらいました。

(水もらったのに、写真取り損ねた・・・)


また、スコ文研の有料試飲コーナーには、スランジのマスターとラディのマスターがおり、
こちらもお会いするのは半年以上ぶり。
勉強しなさい、と色々お気遣いいただき、いやほんと感謝の極みです。



サントリーのブースではボウモアテンペストのバッチ3が試飲で出ていたので、同じく試飲で出ていた響21年もいただきつつ、新商品をチビリ。


(ボウモア テンペスト 10年 バッチ3)

ボウモアテンペストは、バッチ1、バッチ2とも、
テンペストといいつつそこまでの荒々しさが無く、むしろ甘さ、フルーツ感があるのが特徴でしたが、
今回のバッチ3は1、2に比べて色が薄くなり、ほんの少し薄い緑色を帯びており、明らかに味の傾向が変わっている印象を受けます。

そして実際に香り、味ともファーストアタックは力強さ、アイラモルトらしいクセがあり、
その後はバッチ1、2にあるようなフルーツ、華やかさがやってくる。
ピートも気持ち力強い印象で、テンペストという名に近い味になったんじゃないかな、という感じです。

値段も据え置き5000円台。素晴らしいですね!



シルバーシール?のブースでアンケートを記入すると飲めた、オーストリアのモルト3年もの。



オーストリアのモルトと言うと、魔のライセットバウアーが頭に浮かぶわけですが、
これはまた別物、ヴォイツという聞いたことも無い蒸留所で、どうやらまた新しいホットスポット(魔境)が出来ているようです。

味はというと、若いラムとジンを足して割って麦焼酎を加えたような味で、とてもとても・・・
モップとパフュームなライセットバウアーに比べれば・・・ですが、これがオオバケするようには思えませんでした。

どういうモルトの作り方してるんですようか、ホント。
深まる謎、オーストリアはまさに魔境です。





今回、会場は前回の赤坂からお台場の日航ホテルに移りましたが、
会場全体の広さが前回より狭くなっており、とにかく参加者で会場がごった返している印象でした。

それだけウィスキーの愛好者がいるってことなんですが、よく人に酔わなかったナァ・・・
っていうか男はいいけど女性は大変だよ、というそういう状況。

 

信濃屋、ディアジオブース前からの撮影ですが、この人ごみはちょっとすごい。
(人物の特定が出来ない程度の解像度、写り具合ですので、これはセーフかな・・・?)


そんな中、歩けば知り合いにぶつかりました。

BURNS組の皆様は、フェスティバルが終わった後、ラーメンを一緒に食べに行き、さらに時間があるからと新橋からリカハセまで(笑)

また、ご存知大御所ブローラの方とは、合うたびにお互いが持ってるモルトでブラインド対決をし合う等、
参加されていた皆様とイベントを通じて楽しませていただきました。
やっぱりこういうのっていいですね。

参加された皆様、お疲れ様でした。
絡んでいただきありがとうございます。

またよろしくおねがいいたします!



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今週末いよいよ開催。

第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
参加者募集中!!
http://midnight.usukeba.com/otey1y69kzrmsa.html
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2011.09.27【イベントレポート】

【87Malt Night 5th】参加レポ(下)

レポート第三回です。
 

会はメインラインナップが終了し、フリーテイスティングに入ったところ。




フリーテイスティングでは、ここまで飲んできたボトルを再度おさらいするもよし、
タケモトさんが持ち込まれた数々のボトルのほか、参加者が持ち込んだボトルを含め、すべてのボトルをフリーで楽しめました。

また、Hiragaさんが持ち込まれた極上の葉巻を別室で楽しまれるもよし、
差し入れられた数々のおつまみ(どら焼き、チーズケーキ、ドライフルーツ、手作りチョコ、やる気マンマンのチーズ・・・etc)
に舌鼓を打つもよし、もちろん参加者同士で語り合うもよし、
まるで今日ラインナップされているウィスキーの極上の余韻のような、そんな時間になりました。




(差し入れのあったどら焼き、参加者絶賛のただならぬ旨さでした。)

 

なお、ここではまたしても”あの夏の日の再来”な企画が実施されました。
そちらについて許容できない方々がその光景を見られてしまうと、
卒倒ないし軽く殺意を覚えることは間違いないかもしれません。


よって、ここから先は良識のある良い大人だけの時間、R-20とさせていただきましょう。
CEROだと何指定でしょうか、XXX指定でしょうか(笑)
 


 

フリーテイスティング1本目、ここからは皆様ばらばらですが、
くりりんのチョイスはタケモトさんのオススメ、バッティングと加水の妙を味わえる極上の1本。


GM SECRET STILLS
Distillery No: 02 Release No: 02
(クラガンモア)
Speyside 1966-2006
46% 700ml





 


最近ブレンデットや加水やら、改めて色々と飲みなおしてみて、
ハイプルーフ&シングルカスク至上主義に偏り勝ちだった考えが改められていたところでしたが、

このボトルは、まさにシングルカスクでは困難であろう上質なフレーバーのバランスが、
3つの樽によるバッティングと加水によって形作られており、
一口飲んだ限りでは、スムーズな味わいでガツンとくる印象は無いものの、
1口目より2口目のほうが特徴が良くわかり、香りもシェリーや林檎、微かな樽香を伴いながら複雑かつ芳醇。


味わい深い、とはこういうモルトのことを言うのでしょう。
以前BURNSで飲んだグレンファークラス1959・クリスマスモルトもバッティングの46%加水でしたが、
個人的にはあれがファークラスとしては最強でした。
やはりブレンドしかりバッティングは、モルトの旨さ、味わい、奥深さをより高める、単純にして最も難しい手段なのかもしれません。


 

お次は今人気沸騰中のベンリアックです。
シグナトリーのカスクストレングスコレクション、
ベンリアック1966-2008 43.9%
 


 

 

70年代、60年代の長熟ベンリアックといえば
桃や熟したピンクグレープフルーツ等の柑橘系を伴う、底知れぬフルーツ感ですが、
このベンリアックは桃は桃でも白桃と林檎系のフルーツ感で、
香りは大変すばらしいものの、若干味に水っぽさ、ボディの弱さがあり、
うーん、コイツぁシグナトリーっぽいなぁと、贅沢な感想を覚えてしまいました。
(ここまで50度、60度、ハイプルーフを飲み続けていたのでそれも当然かもしれません。)
 

しかしこの贅沢な感想が、次の一手を生み出します。



そう、この出会いは必然・・・

 


前回、87Malt Night 4th では、ハイボール研究会なるものまで立ち上げて、
名だたる伝説のボトルたちをハイボールにし、ベンリアック1976(for BBI)に、
ボウモア(DT 1968-2009)やらベンリアック1968(for KOBE)
をフロートする試みまで実施してしまったわけですが、
 

このシグナトリーのベンリアックをハイボールにし・・・
水っぽさのあるボディを補うため、味と樽の強い伝説のベンリアック1968(for KOBE)をフロートすることで、最強のハイボールができるのでは・・・
 


 

 

この発想から、残りのフリーテイスティングはハイボールタイムに突入していきます。
1~2杯のハイボールを回し飲みし、新しい可能性にチャレンジです。


まず、上記のベンリアック66&68ハイボール
ベンリアックのハイボールが殺人的に旨いことは、前回の4thでもUstreamの生放送でも、
大々的に宣言しているところですが、このハイボールは白桃&林檎系フレーバーと、
黄桃&トロピカル系フレーバーが渾然となって、爽やかかつ上品に口頭を突き抜けていきます。


前回ハイボールにしたときも驚かされましたが、このフルーティーフレーバーと炭酸の相性は、もはや兵器のレベルです。

 


これをやってしまうと後は行け行けどんどん。


 


最初の1杯としてラインナップにあった、グレンブローラのハイボールに、ブローラ30年をフロートした、スーパーハイボール。
ブローラハイボールは旨い!!と、射命丸さんお墨付きなのですが、グレーン、いわゆるブレンデットが入ることで、
バランスの良いハイボールの基礎、下地があるところにブローラのピート感が乗っかって、これまた旨いハイボールに仕上がっています。

 



前回、4thのときはストレートでは旨いけどハイボールにしたら、「つまらない」と不遇の扱いを受けてしまった
パーフェクトドラムのウェスタンハイランド 1965-2010

今回のフリーテイスティングのラインナップにあった、プライベートボトリングのスプリングバンク1972をハイボールにし、
このウェスタンハイランドをフロートしてみようじゃないかと。

スプリングバンクといえばナッツやレザー感のほかに、ベリー感がひとつフレーバーのキーになると思うのですが、
このスプリングバンクハイボールはベリー感が背面からじわじわ出てくる味わいで、バンクらしさもしっかりあり、
なかなか旨いハイボールに仕上がって、これまた好評です。
(どっちもストレートで飲め、という声が聞こえてきそうですが。)


 


 

さて、ここまでやってしまうのか、という声が聞こえてきそうな
最強のグレンギリー1971のハイボール、この1本を開封するにあたっては
「また1本、このギリーがこの世から消えてしまった。。。」と惜しむ声さえ聞こえてきたボトルで、ハイボールにトライしてしまいます。
 

さらにはセスタンテ・グレンロッシーのハイボールに、
個人的には最強のミルトンダフ、アンテイカーサ・ミルトンダフ1966もハイボールにしてしまい、
87Malt Night 4thを超える究極のハイボールタイムが実現しました。
 


 


 


シェリーはハイボールに合わない、難しいというのが定評ではありますが、
合うボトルについては、シェリーの渋みや嫌味なフレーバーが冷やされることによって、
炭酸が加わることによって軽減され、非常に綺麗なシェリー感を味わうことが出来る、

今回のギリー、ミルトンダフは大変すばらしいシェリー感であり、
さらにギリーに関してはガツンと強めのピートが良いアクセントになり、これまた旨い一杯に仕上がっています。



冷やすことで香りがたたない、というのはロック等でボトルを飲む際の注意事項として挙げられるわけですが、
ここまでフレーバーがしっかりしたボトルについては、逆に綺麗なフレーバーが感じられるようになる、
冷やされることで雑味が抑えられれ、もともと強かったフルーツであったり、シェリーであったり、ピートであったり、
そのボトルの良しとするフレーバーがしっかりと感じられるようになる。
また、その冷えたフレーバーが、喉を通るにあたって体温で暖められ、戻り、フィニッシュとして発散する。
 

ストレートで散々飲んだ上での話ではありますが、ストレートとはまた違ったフレーバーの感じ方は非常に新鮮であり、
ハイボールも馬鹿に出来ない!!
 

改めて新しいウィスキーの楽しみ方、スタイルの可能性を再認識したひと時となりました。



87malt Night 5th締めの時間である、23時を迎えようと言うころ、
kssiさんがニヤリと笑っておもむろに1本のボトルを取り出しました。

「開けられないので、ここで是非開けたい!」

私にとっては、福岡は小倉のSTAGさんで飲ませていただいた以来の懐かしいボトル。
ムーンインポート取扱いのブルイックラディ10年のフルプルーフ。
 


 

 

ブルイックラディ蒸留所全盛期ともいえる、1970年代前後の原酒が使われたボトルで、
林檎を思わせる上品なフルーツ感は、今のブルイックラディは何なんだと思わされる一本。


「くりりんさん、是非開けちゃってください!」と言うkssiさんに対して、
この最強のラディとも言える一本を前に躊躇していると、向かいに座っていた
ベンリアック馬鹿一代ことゴブリンさんが「貸して貸して」と申して、TAXごとブチッと引きちぎり開封されたわけですがw


久々に飲んだブルイックラディは、やはり極上。
素晴らしい隠し玉、締めの一杯、ありがとうございます!
口開けゆえか殻付きの麦っぽさもあり、ライチや林檎を思わせる香り、焼いたパンを思わせる香ばしさ、
この上品な白色フルーツ感は、当時としてはあまり評価されなかったのかもしれませんが、
今となっては実にすばらしい味わいで、ここで再び出会えたことに感謝せざるを得ない味わいでした。



さてさて、こうして色々飲ませていただいたフリーテイスティングタイムですが、
ブルイックラディを最後に楽しみ、後は参加者の都合によりけりで各自解散として散会となりました。
(私も翌日、嫁との約束があるためnakasatoさんらと共に終電に間に合うよう撤収します。)

 

実に充実した、濃い時間となりました。


ボトルの素晴らしさはさることながら、87Malt Nightの素晴らしさは”共感”要素の多さにあるように思います。
多くの方々がイベントを開催されている中、このイベントは1つのボトルをしっかりと掘り下げていく、
濃く、深く、そして互いの意見を共感していける、そういう空気がある、許されていることが、
やはり最大の強みというか、魅力なのかなと感じています。


そうした中で、こうした会を1年間に渡り定期的に開催され、
さらにはWhisky link のサイト立ち上げから、オリジナルボトルのボトリングまで、
精力的に活動されたタケモトさんへの感謝は、言葉で表現しても仕切れないものです。

言葉、文字で表現することを、ブログと言う媒体であれひとつの手段としている私が、
言葉に出来ないという表現を使うのは大変情けないものではありますが、それ以外の言葉が見つからないのも事実です。

 

第5回となり、今後どのようにイベントを開催するかは考えていきたいとコメントがありましたが、
是非、どのようなボトルであれ、こうした1本ないし1蒸留所を深く語ることが出来るような会は、
何らかの形で実施していただければ・・・というのが、私個人の希望であり、わがままでもあります。

たとえば前回からの試みとしてあった、Ustreamやニコ生での放送、少数のボトルをもっと多角的な視点から深堀していく会であるとか、
新しい視点、ジャンルを開拓していくのも、今後のモルトの楽しみ方の発信として有りなのではとも思うところです。

 おんぶに抱っこどころか、おんぶされてばかりで、ご迷惑おかけしてばかりですが、今後ともよろしくお願いいたします。


 

また、今回の会では初めましてな方、お久しぶりな方々、ウィスキー好きの輪の中で、多くのアツい方々と席を共にすることが出来ました。
くりりんはこんなヤツです。知り合ったのが運の尽きです。

お騒がせいたしますが、これまでお世話になっている皆様については、改めてよろしくお願いしますと、お願いさせていただくと共に、
新たに交流させていただいた方々については、是非今後とも様々な琥珀色トークが出来ればと期待に胸を膨らませております。


 

感想を語ればキリがありませんが、そろそろ明日からの宮城出張の準備もしなければならないので、
87Malt Night 5th参加レポはここらで締めとさせていただければと思います。



ありがとうございました!!!

 

2011.09.26【イベントレポート】

【 87Malt Night 5th】 参加レポ(中)


レポート第二回です。

 前回は折り返しのロングモーンまで、今回はモルトラインナップのラストまで、
グレンロッシー、グレンギリー、モートラック、ロイヤルブラックラ、を書かせていただきます。



シェリー系が続きましたので・・・ということで、チョイスされたのが
セスタンテ・グレンロッシー16年 1972-1988 57.7%。
 


 

 

グレンロッシーといえばブレンデットのヘイグ、ピンチ(ディンプル)の主要モルト、
一般的にはあまり有名ではない銘柄ながら、ポテンシャルはかなり高い蒸留所です。
さらにセスタンテですからねぇ、嫌でも期待は高まります。
 

このボトルは色からどシェリーかと思いきや、少しクセのある甘い香り。
いわゆる沢庵香ですが、奥からキャラメルやナッツ、乾燥イチヂクのようなフルーティーな香りも感じられます。
ボディはしっかり、スパイスもあって、樽由来かビターなアクセントも顔を出します。
何かが突出したモルトではないですが、実に味わい深い一本。
 

ロッシーいいよロッシー。


ロッシーといえば、最近のボトルとしてはクロコダイルやらアナトミーやら、やたらとトロピカルフレーバーなボトルが多くリリースされていました。
最近のトレンドとは思いますが、コレは特定の処理をしたホグスヘッドないしバーボン樽によってもたらされるフレーバーで、
そのフレーバーとの相性はあると思いますが、こういった酒質だからこそ合うのだろう、そういう元の味わいを感じさせてくれるボトルでもあります。
 


ロッシーでワンクッション置いた後は、いよいよ今回のメインとも言えるボトル。
(というか、ラインナップすべてがメインともいえるんですが・・・なんでしょう、この昔の巨人みたいな打線はw)
最強のグレンギリーとして名高い、


サマローリ・グレンギリー 1971
"SAMAROLI COLLECTION"
750ml 59.6%
MATURED IN SHERRY WOOD Full Proof
BOTTLE No, 1025/2280
 


 


 


グレンギリーはオールドに関しては大好きな蒸留所です。

ちょっと前までパフュームが出て、迷走していた時期もありましたが、
オールドに関しては上品なピート感に一本芯の通った味わいで、オールドがあると言われればニヤリとなってしまいます。
さらに伝説的なボトルの多い1980年代のサマローリのボトリングのグレンギリーなわけですから、飲めるだけでも感動なのに口開けを飲めるなんて・・・。


ただ、以前同サマローリのグレンギリー1971の43%加水を飲んだことがありましたが、それは鮮烈な印象として刻み込まれるほどの出会いではありませんでした。

では史上最強と名高い、このグレンギリーはどうか。
このグレンギリーは口開けゆえか、ラフロイグのようなガツンとくるピート感、
もう少し上品なピートを想像していた私は思わぬ形で奇襲を受けましたが、それは参加者全員も同様で、
そこにシェリーの甘さ、ブラウンシュガー、ナッツ、甘さと苦味、深みのバランスが秀逸で、
島のようなクセがないことが逆に強みとなって、純粋なピート&シェリーに唸らされる味わいでした。
 

このモルトについてはメインでもありますので、後日単独でテイスティングノートを書かせていただきたいと思います。

 


続いてもイタリアです。モートラックです。
セスタンテ・モートラック 14年 57% 1980's
 


 

 

今回は87Malt Night としては少し珍しい形式で、
自己紹介をかねて1ボトルあたり2名がコメントを述べる以外は、
かなりフリートーク主体の構成となっていましたが、このボトルで私の自己紹介がまわってきました。
 

だいぶ酔いが回っている状況で、このボトルについては
「大味だけど繊細、B型のモルト」とかなんとか言った記憶があります。


実際、モートラックといえば個人的にはシェリーの甘さがグワッと口に広がった後は、
少しもさっとしたタルさが現れて、シイタケや若干の硫黄を伴いながらフィニッシュに・・・

という感じなのですが、このボトルは序盤はまさにモートラックのハウススタイルともいえるシェリー感から、
中間のタルさが非常にクリアで、シェリー樽由来のうまみの中で、
パワフルだが繊細でクリアな味わいがあり、余韻につながっていく。


言うこと無しの良いモートラックです、こういうモートラックがもっとほしいなぁ・・・
なんて思いつつ、後日W&M  モートラック10年 1988-1998 58.5%を買ってしまうわけですが。


ま、この辺の話題は別の機会に。

 



さて、ここまでシェリーや樽の影響がしっかりある味の濃いモルトが続いたところで、
ラストは超ハイプルーフ、目の覚めるようなクリアな味わいの
インタートレード・ロイヤルブラックラ 1972-1988 15年 64.5%






64・5%というと、樽詰めの度数とはぼ同じと思われるところで、
貯蔵環境はきわめて樽の呼吸のバランスが良かったという、それだけでレアなボトルに当たりますが、

このボトルは少し若さを感じさせる植物質、麦芽質な味わいがあるものの、
白葡萄や青林檎などのフルーティーなフレーバーと、度数ゆえのすっきりとしつつもスパイシーでキレのあるフィニッシュが、
ここまでのボトルの味わいに負けず、かつ自身の良いところをしっかりと主張しています。
ラベルも独特ですね、このラベルをインスパイアしたボトルもあるとかないとか・・・

背景を和室にしたら、なんでしょう、今回の会の風景に・・・見えなくも無い感じです(笑)


(ご参考)



ロイヤルブラックラは以前福岡で飲んだオールドボトル、オフィシャルの16年、57%が実に旨かったという印象がありますが、
それに負けず劣らず、実に鮮烈な印象を刻んでくれました。


うーん、すばらしい締めの一杯。


 


ここで87Malt Night 5thは全8本のメインのラインナップを終了。
後は各自の時間の許す限り、残りのボトルを囲んでのフリーテイスティングタイムです。


先日、某SNSではちょっとした論争になったシングルモルトのハイボールですが、
今回もおいしくやらせていただきました、この辺は会の総括、様子とあわせて、次回に続きます!
 


 


続く!!
 

2011.09.23【イベントレポート】

【87Malt Night 5th】参加レポ(上)

9月18日、タケモトさん主催の87Malt Nightに参加してきました!

昨年の7月、衝撃の第一回から数えてはや5回目、そのつどタケモトさんのウィスキーへの愛と情熱、
そして参加者への心遣いにただただ圧倒されるばかりでしたが、今回もまた、大変すばらしい会だったと思います。
タケモト様、今回もありがとうございました。
 

 

当日は16時からフリーテイスティング、18時からメインという流れで、
くりりんは家の掃除etc、一人暮らしのたしなみをしてから家を出たため、
若干出遅れの16時30分ごろに会場入り。
 

会場にはすでに射命丸さんが居て、悠々とフリーテイスティングのラインナップを嗜まれていました。
私も87Malt Nightの定番となりつつある、タケモト製薬からのドーピングを摂取し、フリーテイスティングに参戦します。







画像:フリーテイスティングのボトルたち。(この後、5~6本追加されました。)


フリーとはいえ、ラインナップはこれまでの87Malt Night でメインを張ってきたボトル、
BARでひょいっと出てこようものなら、歓声とともに迎えられるであろうボトルです。

まさにオールスターズともいえる”復習”のラインナップで、胃と頭を準備運動します。

 


 

その中で、前回の4thで「ハイボールにどうでしょう・・・」なんて話をしていて飲まなかった、
GM GLENLOSSIE CASK No'1814 1978-2007は、復習と言うより追試な一本。
旨いことはもちろん、ロッシーってこういう味だよね、と思わせてくれる一本で、
最近のトロピカル路線とは違う、素朴な旨さがある、「おっ」と思ったボトルでした。





こちらは射命丸さんがスコットランドのお土産として持参された、ダンカンテイラーの新シリーズ、
ウィスキーズ・スコットランド(Whiskies Scotland) キャパドニック1972、最近アツイ、お決まりの当たり年です。

まだ国内未発売のボトルということですが、これはダンカンテイラーのキャパドニックらしく、
よく言えば乾燥イチジクや杏、悪く言えば東京沢庵のような香りから、
ナッツや樽感とフルーツがしっかり感じられる、長期熟成キャパドニックらしい味。
キャパ好きな人は飲んで損無しという感じです。

 


フリーテイスティングのボトルを楽しんでいるうちに、スペシャルゲストを含めて参加者が集まり、
お久しぶりな方、始めましてな方も交えて、無事87Malt Night 5thはスタート!

まず1本目は日本のインポーターの中で新鋭のゴブリンインポートから買い付けた、グレンブローラ(1970's)。
くりりん大好物のオールドブレンデットです。
 


 


このブレンデットは、その名のとおりブローラ(時期的には旧クライヌリッシュ)が使われているといわれており、
その真偽を確かめようとのことで、ブローラ3rdも合わせて飲みながら、検証するというもの。


 


口開けということもあって、まだまだフレーバーが開く印象が感じられましたが、
オールドらしい甘さ、シェリー感にフィニッシュを締めるピート感が感じられ、ボトルの状態は非常に良いものでした。

個人的な印象としては、同じく旧クライヌリッシュが使われていると言うアンシュリーに近い印象を受けたこともあり、
ブローラが使われているんじゃないかなと言う印象でした。
(参加者全員の意見としては、使われている、使われていない、わからない、がほぼ同数でした。)

 







続いては、同じくゴブリンインポート経由、差し入れボトルの、GMグレンウルクハート8年(E・ジャッコーネ)1970年代流通。
GMグレンウルクハートは今も販売されているボトルですが、このボトルは1970年代のオールドで、さらにジャッコーネ向け。

それだけで期待値はぐんぐん上昇するわけですが、味も期待に恥じないもの。
先ほどのグレンブローラとは異なる麦感、華やかなモルトの味わいがしっかり感じられて、満足の1杯です。
これもまた口開けでしたが、口開けでコレなら後2~3ヶ月もしたらすごいことになりそうです。

また、このボトルはキーモルトが不明と言うことでしたが、たとえばロセスやリンクウッドのような
華やかで芳醇なモルトの印象を受けました。実際はどうなんでしょうか・・・。


 


ラインナップ3本目、ブレンデットで肩慣らしを終え、いよいよモルトです。
私を含め87Malt組の大阪遠征メンバーには大変思い出深い、
アンティカーサ ミルトンダフ 1966-1990 23年 61.4%
 







神戸は三宮駅前、これまた大阪遠征メンバー御用達のお好み焼き風月の店舗前で、
商店街を行きかう人の中、みんなで紙コップでカンパイして飲んだボトル。
 


(11月のあの日・・・三宮駅前はスタンドバーとなった。)


酒ショップ佐藤のミルトンダフ1969と並んで、個人的にミルトンダフ史上最も旨いボトルだと思っている1本であることに間違いはありませんが、
そういえば体調やグラス等、しっかりしたコンディションで飲むのは今回が初めてでした。

やはり旨いです。シェリー樽モノは1960~70年代ないしそれ以前の蒸留で、
さらに20年前後の熟成が最も旨いと言うのが持論ですが、このボトルはまさにそのどストライク。

レーズンやプルーン、皮付きの黒葡萄、杏を思わせる濃くフルーティーで甘い香り、
ハイプルーフでありながら過熟のシェリー樽モノにありがちな、ギスギスしたタンニンの無い、
濃厚でありながら瑞々しいともいえる広がりで、大変すばらしいモルトに仕上がっています。
これです、こういうボトルを今後のウィスキーに求めることは酷なのかもしれませんが、
呑めるうちはぜひとも飲んでおきたい、そう思わせてくれるすばらしいボトルでした。

 

ミルトンダフの感動冷めやまぬうちに、次は同じアンティカーサのロングモーン1971-1990 18年 58.1%。
ラインナップは4本目、メインのラインナップとしては折り返し地点となります。
 







ロングモーンといえば、シェリー、そしてトロピカルという印象が強いのですが、この2要素を高い次元で両立したボトルはあまり無く、
どちらかといえば、最近のロングモーンは長熟どシェリーの傾向が、バーボン樽熟成を経てがっつりトロピカルの傾向か・・・というところでした。


が、「その印象をぶち壊す!」とばかりに、嫌味の無いシェリー感からフィニッシュで湧き上がるトロピカルフレーバー。
何だこのボトルは!と先のミルトンダフの感動を一気に上回ってしまった、大変すばらしいフレーバーとバランス。
その融合はもはや異次元のレベル、会に参加された皆様も思わず唸ってしまうそのできばえ。


もし今度このボトルと出会うことがあれば、それこそコイツとだけ一晩過ごしたい気分になりました。

 


と、ここまでで早くもラスボスと遭遇してしまったような、怒涛のスーパーシェリー系2連発でしたが、
いよいよ次は87Malt Night 5thのメインともいうべく、グレンギリーの伝説が眠りから目覚めます。






続きます!


(ウスケバで長い記事を書くと、画像の貼り付けから改行の不具合等々、まだまだめんどくさいですな。)

2010.11.03【イベントレポート】

【企画(案)】エイジング体験

 
バーボンカスクとして絶賛育成中のマイ・ホワイトオークカスク。
詰めたバーボンのフレーバーは安定してきており、木のビターさ程よく安定、
時間の経過で中間の厚みが増し、角がどんどん取れていっている状況で、中々良い傾向です。
11月はバーボン漬けの予定ですが、払い出した後は何かニューポットないし3年未満のニュースピリッツ系でも入れてみようかと思っています。
 
で、ここで案です。
 
 
 
誰か、一緒に原酒詰めませんか?
(サークルなんて立ち上げてしまったりして・・・)
 
 
グレングラッサやタリバーティンなど、ニューポットがリリースされているものや、ロッホデールからリリースされているファーストドロップシリーズなど、
比較的手ごろな価格(ロッホデールなら1本3000円未満、よしのやさんで2600円)で手に入りますから、同一銘柄で6~7本くらいを購入し、樽詰めします。
 
(ご参考)
http://www.e-yoshinoya.co.jp/firstdrop.html
 
 
後は100mlか200ml刻みで、貯蔵前、貯蔵一定時間経過後を瓶詰めしていき、熟成の変化を手軽に体験するというものです。

エイジングはドリンカーなら誰しも興味があるものだと思いますが、個人では中々できないものです(樽がそもそもアホ高いw)。
また、4リットル以上のウィスキーを一人で飲みきる自信がないというのもあり、共同で出来れば一番かなと感じています。
(遠方からの参加もOKです、一定本数溜まったところで郵送させていただきます。関東圏であれば600円くらいで郵送できると思います。)

企画としては、4~5人くらい希望者がいれば、銘柄を相談して決め、実行に移したいところです。 

 
以前もちょろっと書きましたが、親父の病気を発端した家庭内のごたごたが12月あたりでピークになりそうで、イベントの開催が難しくなってきました。
出来れば忘年会みたいな形でやりたいんですが・・・
それはまた別途周知させていただくとして、ひとまず、こういう企画も考えておりますので、エイジングに興味がある方、ご一報くださいませ。
 
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2010.10.27【イベントレポート】

ウィスキーと人との通訳




急に寒くなってカスクモノがうますぎる、そんな10月26日。
今日のお供はゴールデンカスクのマクダフ1984-2009、25年モノ。つい先日購入しましたが、コスパいいですねー。
シングルカスク、カスクストレングスで25年モノで6300円って破格すぎでしょw
味も悪くないですし、何より私の生まれ年というのがうれしいポイントです。

さて、いよいよ明日からウスケバ移行期間に入ります。ブロガーの皆様としては、ちょっとした秋休み感覚でしょうか。
色々な機能が追加されるようで、新しいウスケバを楽しみにしています。



ウスケバでブログをはじめて、だいたい7ヶ月。
色々なことがありましたし、色々な出会いがありました。
それはもうブログをやっていなければ出会えなかったことばかりで、本当に濃密な約200日を過ごさせてもらいました。
もうダイジェストで写真なんか適当に載せちゃったりします。

    

    



さて、この200日間、とことんウィスキーと付き合ってみて感じたことを書いてみます。

ウィスキーの世界は、知れば知るほど深く広く、底が見えない、
まるで世界に広がる海のように、まだ見ぬ神秘で満ちているように思えます。
私はまだ膝まで琥珀色の海に入っただけのようなモノですが、それでもこれだけの世界の広さ、深さに圧倒されるばかりです。


ウィスキーは語りかけてくる酒です。
それは本当に個性豊かに、ボトルごとに様々な言葉をグラスに注がれた瞬間から語りかけてきます。
その言葉に耳を傾ける。彼ら(彼女ら)はウィスキーですから人語は当然話せません。
ただ深く静かに、時に荒々しく、言葉(フレーバー)として誰にも平等に語りかけてきます。

その言葉を判ろうとするかしないかは、自由です。
ただ何も考えずに飲む、それも良いでしょう。
しかし私は、彼らのことをもっと知りたい、もっと語り合いたいと考えています。
彼らの言葉を理解し、そして古くからの友人に「やぁ、今日はどんな調子だい?」と語りかけるようにグラスを傾けたいのです。
テイスティングは、ある種、人とウィスキーを繋ぐ通訳のようなモノなのではないでしょうか。

これからも、私はウィスキーと人間の通訳をやっていきたいですね。
もちろんそのためには、私自身の語彙や知識、スキルを向上させることが必須なわけですが(笑)



なんだか最終回みたいなノリになってしまいましたが、10月29日以降も“深夜も営業中”は引き続き営業中です。
テイスティング以外においては、12月にイベントが出来ないかと、現在都内のフリースペースを探す等、誠意活動中です。

といいつつボウモアの記事に書きました一件により、毎日更新できるだけの活動は維持できないかもしれませんが、
本ブログをごひいきにしていただいている皆様、引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。



旧ウスケバでの最後の更新、お相手は“深夜も営業中”のくりりんでした。

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2010.10.26【イベントレポート】

OBボウモア1969イタリア回り

 


BOWMORE
Distilled in 1969
Aged ?? Years(21年程度と思われる。)
750ml 43%

価格:円高万歳
オススメ度(8+α)
☆☆☆☆☆☆☆☆★

香り:心地よくビター、土のような香り、昆布、甘めのタバコのスモーク感、ややしっとりとしたメイプルシロップ系の甘さ、ふくよかな香り立ち。
続いてパパイヤの缶詰や、徐々に乾いた麦やアーモンド、豆腐のようなニュアンスが裏から感じられる。ボウモアテンペストのヒント。
66ボウモアのような華やかでフルーティーなフレーバーはメインではない、厚みがあってどこか素朴というか安心できる美味さが感じられる。

味:スムーズな口当り、シロップ漬けの杏、ジャムのニュアンス僅かに。土やピートのビター感、ひじき、麦や乾いた牧草のような香ばしさ。
鼻抜け、戻り良好◎、フレーバーの質は余韻は戻りと口内に残る味わいが一体化して、素晴らしい一体感を形成する。
昆布や熟したフルーツの甘さ、少量ピートスモーク、舌上僅かにスパイス、体に無理が無く何杯でも飲めるような錯覚さえある。
60年代のトロピカルか、90年代のグレープフルーツやピート等、どちらかというと現行品に共通する点をいくつか見つけられるが、



コメント:キャンベルタウンロッホにて。怒涛のGMグレングラント30年OVER3種の後の1杯。
この日は(というか24日日曜日ですが)、荒川での野球の試合帰りで鋭気を養うためにちょっとリッチに。
この後はOBバルヴェニー1972カスクでシメましたので・・・全て4番打者級のモルト達でした。いやぁ、素晴らしいひとときでした。


さて、ハナシがそれましたが、60年代ボウモアというと南国感ですが、このボトルは南国感は微量ですが感じられるものの、
シェリー系の樽が使われていることもあって杏やジャム質なニュアンスを感じます、そしてメインは土やスモーク、そして昆布系、心地よくビター。
度数は43度ですがフレーバーの強さはバッチリで、芯のしっかりした味わいながらそれでいてべたつかず、舌に無理が無くていくらでも飲めそうです。

私は、60年代ボウモアにある“心地よいビターさ”、どこか乾いた麦や牧草のような、そして土っぽいニュアンスを感じる部分が、我々の味覚に決定的な一打ではないにしろ、
警戒心を解くような、安心感を与えるような作用があるのではないかと感じています。
大げさな話になりますが、土の香り、木の香り、そして海の香り、それら自然にあって関連する香りは、
すべて我々が長く深く付き合ってきたモノです。それらは体に刻み込まれているものなのかもしれません。




~~以下、雑談~~

親父が倒れました。
朝、親父の会社からそう連絡が入りました。
出社してこない親父を心配して家を訪ねたところ、意識はあるが“倒れていた”そうです。
原因は脳内出血でした。左脳側の出血で、体右側に麻痺の兆候がありました。
脳内出血にしては活舌も悪くないですが、どの程度の問題があるのかは今後明らかとなります。

親父は今年で52歳。単身赴任をここ10年続けていて、それはもう母親の監視が無いことを良いことに自由人な生活をしていました。
変に美食家で、酒豪。手製の料理を振舞うことが好きな親父は、よく料理を大量生産し、それを行きつけの飲み屋に持ち込んでは、肴にして飲み。
昔赴任していた先の飲み友達を週末訪ね、週末ぶっ通しで飲んで月曜朝発の新幹線で帰ってきて出社する。
それはもう、充実した週末をすごしていたのでしょう。
何度か行きつけの飲み屋に連れて行かれたことがありましたが、親父は本当に楽しそうでした。

ただ、私自身そんな親父を見ていて、いつかはこうなるなと、ある種覚悟していた部分もあり、
連絡を受けたときは“不祥事”か“倒れたか”のどちらかだろうとすぐに思い当たっていました。


時間は日曜の夜頃から倒れていたのではないか、ということですが、変に気の強い親父のことです、安静にしていればと救急車を呼ばなかったのでしょう。
なんて馬鹿なことを・・・脳内出血であればそれこそ頭をバットで殴られたような痛みがあったはずです。
無理しても残るのは後遺症だけです、一刻も早い処置が必要であるはずなのに・・・


酒は百薬の長などと申しますが、やはり何事もやりすぎは体に毒です。
特にこのブログを読まれている方々には、相当なドリンカーの方もいらっしゃると思います。
皆様もご自身の体の健康を考え、日ごろからの節制と、何か変だなと思ったらすぐに病院に行かれるなり対応してくださいね。

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2010.10.25【イベントレポート】

OBロッホローモンドPURE MALT



LOCH LOMOND
PURE MALT
700ml 40%

価格:2000円↑
オススメ度(2)
☆☆

香り:ぬれたモップ、化粧香、やや洗剤系で、紙っぽさもある。
グレープフルーツの皮のような柑橘系のニュアンスも僅かに感じるが、全体は単調。

味:ぬるっとした口当り、べたつきが感じられる。植物や油っぽさ、しけったクラッカー、
ほのかにビターで文字を印字した紙を噛んでいるよう。変化、広がり共に欠ける単調な構成。


コメント:個性的モルトで、黒いマスターも思わず「え、これ飲むんですか?」と確認してきたほどの1本、ロッホローモンド・ピュアモルト表記。
どっちが新しいのか、味が違うのかは存じませんが、シングルモルト表記も存在し、公開されているノートを見る限り、シングルモルト表記のほうがまだまともそうです。
ただ正直なところ、熟成感もなければフレーバーの広がりも無く・・・ここまで書いてすいません、というレベルです。

個性的といえばまさにそのとおりですが、あまり良い酒質とは言いがたいものです。
開封して結構時間が経っていたのか、こなれている印象でしたが、それにしても。。。
1ショットいただくのは苦しいモルトでした。(勉強のために一杯いただきましたが)

ある意味、個性を楽しめる上級者向けのモルトですね。



ちなみにロッホローモンド蒸留所は、そのローモンドの名のとおり、幻の蒸留器、ローモンドスチルの改良版という蒸留器を使用しているそうで、
それは蒸留器のネック部分が連続式蒸留器の精留塔と同じ構造になっており、1つの蒸留器でアルコール度数をはじめ、タイプの異なる原酒を生産できるのだそうです。

確かに調べてみると、同蒸留所からリリースされているモルトは、
インチモーン、インチマリン、クレイグロッジ、オールドロスデュー、クロフテンギア、グレンダグラス、ロッホローモンド・・・

と、多種類にわたっています。インチマリンとロッホローモンド以外は、実は聞いたこともない銘柄でしたが、同一蒸留所からのリリースだったとは、存じませんでした。
マイナー銘柄へのトライは、ある意味荒行となることも大いにありえますが、今回は荒行の中でもしっかり勉強になりました。

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2010.10.25【イベントレポート】

【PR】はじめまして、ウィスキー@11月17日開催



ハイボールブームを筆頭に、ブレンデットウィスキーだけでなくシングルモルトの注目度も非常に高くなっており、
昨年ごろから本当に久しぶりのウィスキーブームが起こっているといえます。
ウィスキーに関する著書も新たに出版されるものも多く、インターネットでは手軽にウィスキーに関する情報を得ることが出来ます。
国産ウィスキーは世界的なコンテストで高い評価を受け、生臭いハナシですが“円高”で輸入ウィスキーはぐっと身近になりました。

ウィスキーを始めるなら“今”、そんな時期が来ているように感じられます。
そんななか、今回の記事はウィスキーを始めたい!という方や、もっと知りたいという方向けのイベントの案内がありましたので、ご紹介です。




【イベント名】「はじめまして、ウイスキー」
~ザ・グレンリベットとオレンジのマリアージュ~ウイスキーアドバイザー吉村宗之氏をお招きして~


【日時】11/17(水)
【時間】19:30~21:00(1時間30分)※受付開始19:15~

(第一部 マリアージュ 19:35~20:30)
(第二部 フリーマリアージュ(バイキング形式) 20:30~21:00)

※お時間は多少前後する場合がございます。

【開催場所】芝パークホテル バーフィフティーン隣接ラウンジ

【参加費】5,000円(当日払い現金のみ)※プレゼントもご用意しております。

【参加対象者】女性男性関係なく、ウイスキーを最近お好きになった方、興味があおりな方、又、お詳しい方でも初心に戻られたい方。


詳細はコチラからご確認ください。


写真:グレンリベットナデューラ




本イベントは、個人、団体、BAR等に限らず、多くのイベントを紹介されているWhisky Concierge様の主催で、
先日“うまいウィスキーの科学”を出版された、ウィスキーアドバイザーの吉村氏のレクチャーで開催されます。

対象となるウィスキーの銘柄は全てのシングルモルトウィスキーの基本とされている、グレンリベット。
ウィスキーを始める方には是非飲んでいただきたい銘柄でもありますし、私自身定期的に基本に立ち返る意味で飲んでいる銘柄です。
ローカルな話で言えば、某モルトBARのマスターは「リベット、それもナデューラははじめての人でも薦めやすいね」とコメントされており、
特に女性から「おいしい!」と好評かを受けている銘柄でもあります。

今回はウィスキーアドバイザーの吉村様もいらっしゃいますし、よりわかりやすく、そしてより詳しい話を聞くことができるのではないでしょうか。


さらに本イベントではもっと気軽に、かつ美味しく楽しんでいただけるよう、グレンリベットとオレンジ系のスウィーツとのマリアージュを中心に企画されています。
ウィスキーとオレンジ、一見するとまったく違うものに感じるかもしれませんが、ウィスキーの熟成に使われている樽には柑橘系のフレーバーを与えるものもあり、
一概に関係のないフレーバーとは言い切れません、そのマリアージュの可能性はとても大きなものと考えられますね。

シングルモルトの基本にして、その奥深さを存分に伝えてくれる銘柄、グレンリベット。
「はじめまして、ウィスキー」のイベント名そのままに、橋渡し役となるWhisky Concierge様や吉村様の“紹介”で、
シングルモルトの深み、面白さ、美味しさを経験されてみてはいかがでしょうか。



注意※「はじめまして、ウィスキー」は、Whisky Concierge 様の主催であり、深夜も営業中及びくりりんの開催イベントではありません。
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2010.10.24【イベントレポート】

OBグレンドロナック1971-2010(39年)C#489



GLENDRONACH
SINGLE CASK
(グレンドロナック1971)

Aged 39 years
700ml 48.8%
Distilled: 1971/02/25
Bottled: 2010/6
Cask No; 489
Cask type; Oloroso Sherry Butt

価格:40000円前後
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:やや角がある、すり潰した木苺のようなベリー感、ダークチェリー、甘酸っぱく厚いシェリー。
ほのかにスパイス、焦げた風味、チョコレート、シェリー感がすばらしい。
かなりシェリー樽の強い影響を感じる、南国感やランシオではなく、純粋にシェリーバット長熟のベクトル。

味:非常にすばらしいシェリー感がある、パワフル、ベリー感たっぷり、スパイシーさ、僅かにバルサミコ酢系の酸味。
後半若干スモーク、かりんとう、イチゴジャム、カカオチョコ、胡桃、タンニンが歯茎や舌に染み込む。
最近飲んだボトルではグランデュワーを思わせるすばらしいシェリー感、そこに力強さが加わっている。
余韻も長く、ジンジンとしたシェリーの旨みが続く、これはさすが・・・


コメント:スペイサイドウェイにて。最近リリースの続いているグレンドロナック・オフィシャルシングルカスクシリーズの1本。
まず、素晴らしい仕上がりです。ランシオや南国系のシェリーではなく、純粋にオロロソシェリーバットのベリー&チョコレート系ですが、
通常のシェリーバットにはない香ばしさやスモーク、少しこげた風味が、シェリーとなじんだ上で自己表現となっているのかなと感じます。

そういえば1971は以前、SMWSのグレンドロナック、NO,1を飲ませてもらいましたが、これは素晴らしいベリー感、フルーツ感の中に南国感がありました。
今年リリースのあった72ビンテージにもランシオをはじめ同様のフレーバーがありますが、
他の長熟70年代ドロナックに全てそのようなフルーツ感があるかというと、そうではないようです。
ほぼ同じ年代において、このカスクNoによる個体差はどこからくるものなのか・・・気になります。



さて、ベンリアック社所有となり2009年からリリースの始まったシングルカスクシリーズ。
その長熟モノは、高いが美味いとして2009年リリースの71、72を筆頭に、その地位を高めてきました。
言うならば2009年はグレンドロナック蒸留所復活の年、そして2010年は昨年のブレイクそのままに、さらに飛躍の年となりました。
まぁ、若いビンテージは際どいものが多く、バーボンまで出ちゃったりしてますし、美味い長熟モノは相変わらず高いですがw

シェリー樽モノを取り巻く情勢がよろしくないことは既知のことですが、
シェリーのグレンドロナックも熟成年数10年代(特にシングルカスク)のモノは、あまり良いシェリー感が出ていないように思います。
オロロソはオロロソですが、紹興酒のような風味が乗ってしまっていたり・・・

こういった長熟の素晴らしいシェリーは、今のうちだからこそ飲める1本、買うもよし、飲むもよし、いずれにしてもシェリー好きならこのへんは是非抑えておきたいですね。

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2010.10.23【イベントレポート】

OBベンリアック1968-2010(41年)



BENRIACH
LIMITED 1968 RELEASE
“From Speyside to Kobe: Bottled for Bar Main Malt and to celebrate Sone Bussan’s 60th Anniversary.”

Aged 41 Years
700ml 51.0%
Distilled:1968
Bottled:2010/08
Bottle No: 76/104
Cask No:2709
Cask type: HOGSHEAD

オススメ度(10)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:圧倒されるほどのトロピカルフレーバーだ、クリーミーでもあり、奥からは乾いた麦のような香ばしいフレーバーも感じられる。
マンゴー、ミルクキャラメル、レモンの皮、ライチ、そしてピーチ、フルーティーさが怒涛のごとく押し寄せてくる。
これらは御菓子のハイチュウのような香料感のあるクリーミーで甘酸っぱいニュアンスで、どこかベンリアックらしさとして感じられる。

味:フルーティーな口当り、パパイヤの缶詰、桃、トロピカルフレーバーが口当りからしっかり広がる。裏には少しハーブ系のニュアンスもある。
酒質は非常に厚く舌にしっかりと乗る、時間と共にクリーミーで南国感は、バニラアイスとマンゴーソース。ほのかにシナモンのようなスパイスも感じられる。
余韻はまろやかでスムーズ、蜂蜜、アーモンドやフルーツの皮、乾いた麦のようなビターさがあって、戻りの南国感と一体化する。


コメント:キャンベルタウンロッホにて。開栓2日で天に還ってしまったベンリアック。
リリース前から馬鹿美味いとか、○万円だとか、色々とハナシはうかがっておりましたが、もはや解説不要なほど話題に、かつ有名になってしまいました。
キャンベルさんの開栓10月2日、話は届いておりましたので、10月3日にOMCでしこたま飲んだ帰りにキャンベルに寄り道、満席の店の前で座り込みのスタンバイまでして飲んできました。
もうなんと言いますか、60年代ボウモアを思わせるフルーツ感に、僅かにフルーツの皮のようあビターなアクセントもあって、完璧です。悶絶卒倒至福のひと時でした。

ボトリング分担は半々、“From Speyside to Kobe: Bottled for Bar Main Malt and to celebrate Sone Bussan’s 60th Anniversary.”のとおり、
モノとしては関西圏を中心に、後は直接コネクションのある方々に流通しました。
なんせ104本のみですからね、実質102本の流通先はどの番号がどこ、というのがわかっているような状況なんだとか。

私が飲めた68ビンテージのオフィシャルはこれが3種類目(というか3種類で全てでしたっけ)、
先日ゴブリンさんからいただいた68-05の#2708、今回のボトルの1つ違いにあたるわけですが、それも南国感もしっかりありつつ、このボトル以上に桃感がはっきりと感じられました。
テイスティングノートの中では果樹園に居るようと、大絶賛してますね。68ベンリアック一口で、将太の寿司並みにトリップしてしまったようです。
しかし、それだけの存在感は、このボトルしかりこれまで飲んできた全ての68ベンリアックに備わっているように思います。



さて、最近リリースされている長期熟成ベンリアックは、フルーティーであり、トロピカルフレーバーが備わっているものが多いですが、
ヒデ麻呂さんが、トロピカルフレーバーは麦の品種と、フロアモルティングによるものが関連しているのではないかと一説を著書に記しています。
ベンリアックはフロアモルティングを行っていましたし、現在もそれは少量ながら続いており、
現行オフィシャルの20年には、桃のようで若干トロピカルなフルーツフレーバーを感じることが出来ます。

しかし60年代から70年代、そして80年代、フロアモルティングによるモルト製造の割合が減っているなかで、やはり同様にトロピカルフレーバーの強さも減っているように思います。
(もちろん蒸留工程による速度、ミドルカットの厚さ等、年代によって効率化され、違いが出ているところもあるはずですが。)
同様にトロピカルフレーバーの代表格、ボウモアに関してはパフューミービンテージが70年代から80年代にかけて存在するため、比較しづらい部分がありますが、
ベンリアックに関しては、この関連性はあながち偶然ではないように思います。今後も要チェックですね。

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2010.10.22【イベントレポート】

【樽】アメリカンスタイルウィスキーとバーボン樽造り



先日、第2回ウスケバ関東オフ会でTESTERを試作し、その後マリッジを行っていた樽の後日談です。

マリッジ開始から2週間、しっかり樽の影響を受けさせたTESTER Ver2は無事樽出しとなり、皆様にお目見えする時をボトルの中で待っている状態です。
上の写真左側に、ちょこんと置いてあるトールボトルがTESTER Ver2です。中々色の濃い仕上がり、あとでブレンド内訳とコメントもUPしないといけませんね。


年末にイベントが開催できればその時にお目見えできるでしょうか。
最後に調子に乗って色々入れたので、だいぶ違う印象になっていますが・・・



さて、TESTERは払い出しましたが、樽は保管のために何かしら高度数の蒸留酒を入れておかなければなりません。
今回マリッジしていて思ったのは、新樽の絶対的な影響力。5リットル樽なのでその影響はより強いものです。
私はテイスティングノートでは”焼き芋”や”栗の渋皮煮”として表現しますが、ねっとりとしたヘビーチャーオークのニュアンスがしっかりと出てきます。

もちろんそれはオーク由来で悪いフレーバーではないのですが、過度な影響は控えめにしたいのがこの樽の方向性。
なので、今後の活用のためにその影響を抑え、かつ望ましいフレーバーを持った樽にするため・・・バーボンカスクに仕上げてみることにしました。





樽に詰めたバーボン
・ワイルドターキー8年 95年瓶詰 50.5度 
・ジャックダニエル 90年代流通 43度 サントリー
・ジャックダニエル 80年代後半流通品 特級 45度(アメリカ流通品)
・フォアローゼス 80年代後半流通品 特級 43度
・オールドフォレスター 80年代後半流通品 特級 43度
・IWハーパー101proof  50.5度 ← ボトル紛失(捨てたっぽい)
・IWハーパー 90年代流通 UD社 43度


この罰当たりめ!という声が聞こえてきそうですが、家にあったトレジャーハンティング格安入手バーボンで、封の開いてるものから適当に詰めてみました。
ブレンド比率は適当です。ワイルドターキーだけは新たにあけましたが、まぁそんなもったいぶるモノでもないのでどばっといきました。
ただどれも微妙に残っていますが、ちょっと残してテイスティング用にしたいなーという、貧乏根性からだったりしますw

樽に詰めて寝かせること約20日、元々オールドバーボンを使っていることもあってか、
ストレートだと度数の割りに濃厚で、ややねっとりとしたボディ、オーク感もあって、唾液と混ざることで面白い変化をするウィスキーに仕上がってきました。
樽としっかりなじませるため、もう2週間くらいは詰めておこうと思います。


元々TESTERという、少しピーティーなブレンデットが入っていた樽に詰めていますので、このウィスキーはバーボンではなく、アメリカンスタイルウィスキーということになります。
ほぼ新樽とはいえ、ウィスキーカスクに詰めたバーボンなんて法律的にはありえない組み合わせです。その点で、通常のバーボンには無い複雑さと変化を身にまとっているのかもしれません。

ただロックにすると、粘性のあるボディはまだ残るのですが、ハイプルーフバーボン(ベイカーズや、ブラントン・ストレートフロムザカスク等のような)にある、
ふくよかでパワフルな芳香はなくなるので、そこがちょっと惜しいかなーという気がします。


なんて偉そうなこと言いつつ、バーボンぜんぜん手を出していないので、どなたか専門で取り扱われている方のご意見を伺いたいですね。

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2010.10.22【イベントレポート】

DTブローラ1981-2007(26年)#1424



DUNCAN TAYLOR
PEERLESS
BRORA
(ダンカンテイラー・ブローラ 1981)

700ml 54.5%%
Aged 26 years
Distilled:1981年11月
Bottled:2007年11月
Bottle No,462/625
Cask No,1424
Cask type, Refill Sherry?

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆


香り:淡い印象を受ける。洋梨やリンゴの皮、白い花、バタークリーム、香水感。ワクシーで白ワインのような甘い香りもある。
ややアルコールの刺激もあるが、こなれていて丸みを帯びている。奥にはビターなニュアンスもあり、
刈り取ったばかりの麦やピートスモークをほのかに感じさせる。

味:フルーティーで華やか、ワクシー、リンゴ、中間からピートスモークとスパイス、ほろ苦さがあり、程よく広がる。
ボディは並でほどほど、余韻は蜂蜜系のオイリーで粘性と香水、洋梨のペースト、ややスパイシーでピートも少量感じられる。
香水感が感じられるが、その他のフレーバーとのバランスが取れており、全体でレベルを高めている印象。


コメント:BURNS吉祥寺店のオープニングパーティーにて、常連様からお持込みのあったブローラ。
最後最後と言われて最後にならなかった、1981年ビンテージの26年もの。やはり81ビンテージらしく70年代とは異なる傾向にあります。
樽はフレーバーやボトリング本数からすると、リフィルシェリーのバットでしょうか、あまり影響を受けていないような印象です。

1981ビンテージと言えば、手元に加水版のシグナトリーのブローラがあり、以前辛口のコメントを書きましたが、
このボトルも同ビンテージゆえか共通するフレーバーがあります。ワックス、香水系。
本来ならその共通するフレーバーゆえ、私は余り好みではない系統に入るのですが、しかし、そこはカスクでダンカンテイラーです。
フルーツやピート等の他のフレーバーでバランスがとれており、美味しくいただくことが出来ました。
パフュームにしてもピートにしても思うのですが、やっぱり色々なフレーバーとのバランスなんだなー。


お恵み頂きありがとうございます。いつもどおり遠慮なくテイスティングさせていただきました。

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2010.10.21【イベントレポート】

【世界初?】竹鶴12年ハイボール缶販売へ




















<11月2日追記:早速飲んでみました! レポはこちらから>



10月19日の記事なので、やや遅レスポンスですが、ニッカから竹鶴12年ハイボール缶が販売されるようです。
父親からもらった竹鶴12年でウィスキーの道に入った私としては、見逃せません。
固有銘柄で一番飲んだウィスキーはおそらく、余市10年か竹鶴12年ですから、何気にこういう高級ハイボールのリリースは楽しみです。

S社さんは薄利の角瓶(山崎10年1本=角瓶○○本)を出荷調整して、それよりは利率の良いトリスを全面に出しているようですが、
ニッカはプチ高級志向、本物路線できましたね、ブラックニッカCBハイボール缶が微妙だっただけに、ここで良いもの出してほしいところです。

そういえば、モルトウィスキーのハイボール缶が販売されるのは、初なんじゃないでしょうか。
少なくとも国内では・・・

こういうところから、ウィスキーだけでなく、国内消費者の日本のモルトへの注目が高まってくれるとうれしいですね。




以下、記事より抜粋
http://www.ryutsuu.biz/commodity/c101926.html


アサヒビールは11月2日から、コンビニエンスストア限定で「竹鶴ピュアモルトハイボール」(350ml缶)を発売する。
オープン価格、アルコール分8%、水割りウイスキー(発泡性)規格。販売目標は年内5万箱(1箱250ml×24本換算)。

ニッカウヰスキーの主力ブランドである「ニッカ竹鶴ピュアモルト」をベースに使用し、炭酸水だけで仕上げたプレミアムハイボール。

「ニッカ竹鶴ピュアモルト」は2001年11月に発売されたピュアモルトウイスキーで11月に発売10周年を迎える。
現在のラインアップは、「ニッカ竹鶴12年ピュアモルト」・「同17年」・「同21年」で2010年1月~9月の累計販売数量は前年同期比11%増で推移しているという。
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2010.10.21【イベントレポート】

OMCフェッターケアン1965-2010(45年)



DOUGLAS LAING
Old Malt Cask
FETTERCAIRN
(フェッターケアン1965)

Aged 45 years
700ml 45.4%
Distilled: 1965 May
Bottled: 2010 May
Cask type: Refill Hogshead (bourbon?)

価格:19000~22000
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆


香り:黒飴、サツマイモ、時間とともにオークのニュアンス、ふくよかでビター、ほのかにタール、
フレーバーはぎりぎり破綻しておらず、純粋に熟成によるまとまりを感じることが出来る。

味:プルーンのようなドライフルーツ感、ヘビーチャーオーク、ややねっとりとしている口当り。
栗の渋皮煮、焼き芋、中間からビターでやや焦げたニュアンス、余韻はそのままビターで、
シロップを加えたコーヒーのような甘苦さと舌上スパイス、長く続く。
40年という数字は伊達ではない、樽の影響が強いので百花繚乱複雑華麗なフレーバーとはいかないものの、長熟モルトらしい一体感を持っている。


コメント:スペイサイドウェイにて。OMCのフェッターケアン1965。
最近リリースされ、味もさることながら、45年ものを1万円台で購入できるという手軽さが話題となった一本。
その手軽さから、マイナー蒸留所とはいえ既に各所で売り切れ続出(といってもまだ購入できるところもあります。)、
純粋に考えて45年モノのモルトが2万前後というのは、ちょっとすごいですね。
そんな今回のボトルは、OMC2000年初頭のまさかの値上げ発言から一転、OMC旧ラベル長熟ボトル達を思わせる、個人的にはまさに懐古ボトルでありました。

ただ見た目非常に色が濃いため、シェリーのホグスヘッドと思い込んでいましたが、
飲んでみるとシェリーではなくバーボン樽で、それもリチャー済みの樽ではないかという印象です。
OMCはシェリーだったらシェリーって書くから、これはたぶん違うんじゃないですかねーとスペイサイドウェイのSさん。

そういえば、写真を見るとラベルのHOGSHEADの後にDL・・・なんとか、って書いてあるんですが、すっかり記憶がありません^^;。
なんて書いてあるかわかる方居ましたら、教えてください。



~~余談~~
インプレッシブカスクからリベット1970が出るようですが、これも2万切り、安いですね。
インプレッシブカスクは魔のセントマグ1982以外はさほど外した印象はないので、これは良さそう。
今後もこういうリリースが増えてくれるとありがたいです。


~~余談2~~
8時24分発つくばTX快速なう。
今日(昨日の朝)はアサイチでつくばの某研究所にいかないといけないので、朝から優雅につくばエクスプレスでブログ編集です。
ネットブックがあるとこういうときに便利ですねぇ、家から秋葉まで1時間、秋葉からつくばまで約50分、合計2時間ほどかかるので、寝ていくだけというのは、いささかもったいない。

眠気がきたら、少し寝ておこうとは思いますが、、、しかしつくばは遠いなぁ。

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2010.10.20【イベントレポート】

OBピティヴィアック12年”花と動物”



PITTYVAICH
(ピティヴィアック)

Aged 12 years
43度 700ml
”花と動物シリーズ”

価格:6500円~8500円
オススメ度(5)
☆☆☆☆☆

香り:チェリーのシロップ漬け、カラメル系のしっとりとした甘いシェリー香、徐々にカスタードクリームのような甘さも出てくる。
奥に少し香水が感じられる、また、シェリー樽熟成のモルトだが香りは軽めの印象を受ける、

味:まろやかでクリーミー、メイプルシロップのような口当り、中間から余韻にかけて少しこげたようなニュアンス。
鼻抜けは濃い目の紅茶のような甘さとビターさ、余韻も焦げ感からビターチョコ、カカオ、甘さだけではなくそれを引き締めるビターさがある。



コメント:BURNSにて。蒸留所制覇に向けて、普段飲まないであろうところをチョイス・・・、というか閉鎖蒸留所だったんですね。
マイナー蒸留所ですが、香りは甘く、モルト初心者でもとっつきやすい印象です。

この蒸留所、名前だけでまったく存じていなかったんですが、ダフタウンの拡張プログラム(いわば第2蒸留所?)として、
ダフタウンと同じ酒が作られるようにポットスチル等はまったく同じ形状寸法、仕込み水同じ、熟成庫等の一部設備は共用で使用。
兄弟蒸留所として作ったのに、まったく違う酒が出来たなんていうストーリーがあるグレンフィディックとバルヴェニーがただの兄弟なら、
こっちは一卵性双生児くらいの状況だったにもかかわらず、出来たモルトはまったく違うモノになっていた・・・
なんていう、モルトの神秘を物語るストーリーがある蒸留所なのだそうです。


ポットスチル及びワームタブの新しさ、汚れ具合が酒質を左右したんじゃないのかなと思うところですが、
こんなストーリー持っててしかも閉鎖蒸留所だったとは・・・やべぇ、しらんかったww


ちなみに、本蒸留所の稼動時期は1975~1993の18年間。

もともとオフィシャルは花と動物のみですし、ボトラーズも少ない蒸留所、味は悪くないので今後地味に価格が上昇していきそうです。
18年間だけの稼動でストック少量となると、レアモルトとなる素質を十分に備えていそうな印象です。
既に花と動物ですら何気に8000円を超えているようですし・・・のめるうちに飲んでおきたいモノです。

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2010.10.20【イベントレポート】

OMCストラスミル1962-2001(39年)



DOUGLAS LAING
Old Malt Cask
STRATHMILL
(ストラスミル 1962)

Aged 39 years
700ml 45.2%
Distilled: 1962 APRIL
Bottled: 2001 May
Cask type: Sherry

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆

香り:どシェリーだ。上面にオロロソシェリー感と温かい甘さ、グラスから溢れるように存在を主張する。
木苺等のベリーに、濃い目の紅茶のビター感と芳醇さ、桃の缶詰やメイプルシロップのような甘さがしっかりと感じられる。濃い。

味:濃厚なシェリー感、レーズンチョコ、カラメル、黒ビール(スタウト系)、コーヒー、シェリーの甘さとビター感、タンニンが歯の裏に食い込むよう。
戻りしっかり、シェリーフレーバー、余韻はドライ、ウッディーなビターさにほのかにピートスモークも感じられる。締めの一杯に。



コメント:BURNSにて。でました、このころのOMC得意のこってりシェリー系。
度数は45.2%でOMCのこだわりである50%を大きく下回っていますが、ナチュラルカスクストレングスで樽だしです。
ボトリング本数は270本、熟成年数を考えれば樽はファーストフィルのシェリーバットでしょう。

ストラスミルは、オフィシャルモルト的位置づけに花と動物の12年物があるものの、ボトラーズからのリリースは少なく、
原酒の活用はJ&Bのブレンド用、長期熟成にいたってはおそらくこのボトルが最長なのではないでしょうか、
当然今売ってるところなんて早々無いですが、そんなボトルが・・・ありました、BURNSに。一応常連のクセに普通に見逃してましたw

このボトルがボトリングされた1962年は、蒸留所を所有していたギルビー社が
グランドメトロポリタングループの傘下に入った年で、同1960年代には蒸留所の増設工事も行われたそうです。
詳しい時期は不明ですが、ちょうど蒸留所の変革期に蒸留されたモノということになります。
こってりシェリーであることから、ダグラスレインの熟成庫にあったモノだとは思いますが、
短熟しか出てこない蒸留所でまぁ、よくもまぁこんな長熟の樽が残っていたモノだと感心してしまいます。


そう言えば、最近OMCから1965のフェッターケアンが出ましたね。




これもまた65年モノのクセに極めて良心的な価格で・・・よくもまぁあんなモノが残っていたものです。
(どシェリーかと思って飲みましたが、ありゃ、ヘビーチャー系のオークフレーバー。時期的にバーボンはそれほど出回ってない時代のはずですが、不思議な感じでした。)


別にマッカランで出せとか、ロングモーンで出せとか言いません。
こういうボトルの、良心的価格でのリリースを、今後も期待していきたいものです。

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2010.10.19【イベントレポート】

DTグレングラント1970・スペイサイドウェイ13周年



SPEYSIDE WAY
13th Anniversary
GLENGRANT
(グレングラント1970)

700ml 46.1%
Aged 40 Years
Distilled: 1970
Bottled: 2010
Cask type: Sherry

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆


香り:ねっとりとしたシェリー系のフレーバーに、サルタナレーズン、パパイヤの缶詰、南国感、
裏からオーク系のニュアンスも感じる、時間とともに香水感が少量感じられたが、バランスは良い。

味:口当たりはシェリー、唇が少しぴりぴりする。そこからマンゴー、ホットアップルパイ(シナモン)、
やや粘性があり、ワキガ系のニュアンスが後半から戻りにかけて存在を主張する。
鼻抜けはりんごとフルーツ感、シナモン、余韻はカラメル、樽材、アーモンドのビターさに、心地よくスパイシーでドライな締め。よくまとまっていて長く続く。
全体的にフレーバーの広がりもスパイスもバランスがよい、ぜひ飲んでおくべき一杯。



コメント:スペイサイドウェイ13周年記念ボトル、3本目。
シェリー樽熟成で、色合い等からするとリフィルのバットかホグスヘッドだと思いますが、
程よいシェリー感があって、フレーバーもフルーティーでバランスよく、良い仕上がりです。

私がシェリー好きというのもありますが、長熟のフルーツ感に加え、シェリーであって他の要素がつぶれていない点など、
バランスという点では一歩抜きん出た、うっとりさせられるボトリングだなと感じました。
グラントいいよグラント。

今回の3本の中では、コレが個人的にNO,1ボトリング。また、それぞれの特徴を考えるなら、序盤のフルーツ感はロセス、中間とわかりやすさはグラント、余韻はリベット、
全体的にレベルが高いのはもちろんですが、3者3様に良さがあったように思います。
13周年記念ボトリング、結構なお味でございました!



そういえば、今回ばっちりとテイスティングコメントの中に”わきが”表現を入れましたが、ハテよかったかな・・・というか通じるかな。
飲みものから、人間で言えば汗なんだけど、そっち系の香りがバリバリしていたら、警戒しちゃうかな。

以前某所にて、南国系ボウモアをテイスティングした際、一緒に飲まれていた方が”わきが”だ・・・とつぶやいていたのが印象的でしたが、確かにそういうニュアンスもあるんですよねぇ。
まぁわきがや、いわゆる汗はフェロモン系ですから、本能に呼びかける香りなのかも知れません。

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2010.10.18【イベントレポート】

DTグレンリベット1970・スペイサイドウェイ13周年



SPEYSIDE WAY
13th Anniversary
GLENLIVET
(グレンリベット1970)

700ml 46.2%
Aged 40 Years
Distilled: 1970
Bottled: 2010
Cask type: Bourbon

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:フルーティー、ほのかにミントも感じられるピアレスフレーバー、白桃、ホワイトチョコ、南国感(同13thのロセスより強い)、裏には若干ワクシーさも。
やや硬さがありアルコールを感じるが、これも時間で軽減される。ボトル1本じっくり飲んでみたい。

味:オーク、少量の栗感のある口当たりから、フルーツ、黄桃や煮たリンゴ、ジンジャー、ドライで徐々にスパイシー、
余韻は戻りの南国感(しっかりと戻る)、ジンジャーやシナモン、スパイスと合わさって長く続く。
長期熟成を思わせる複雑さがありつつ、フレーバーは活き活きとしていてバランスも良い。特に戻りと余韻が素晴らしい。


コメント:スペイサイドウェイ13周年のグレンリベット。これまた絵に描いたような長熟リベット。13周年3本の中では、一番人気の1本のようです。
私が飲んだ次点で既に2本目の底が見えていた・・・、2日でコレですから、今日は3本目に間違いなく突入したことでしょう。

ロセスにあった木のビターさが無く、南国感もしっかりあって、長熟らしい美味さをダイレクトに感じられたように思います。
確かにこれは好まれるだろうなー、美味かったです。
なんというかきれいな感じですね、このレベルの酒がBARにあれば、安心して薦められる1本ではないでしょうか。

そういえば、現行でいいリベットを久しぶりに飲んだなという想いが沸々と。そんな想いに後押しされて☆8です。
なおテイスティングノートの内容が薄いのは、この日の仕様です。


では、明日は3本目のグレングラント1970、個人的にこの日の3本の中でナンバーワンだった1本です。



~以下、雑談~

そういえば昨日朝8時過ぎに就寝したわけですが、目覚ましも無く14時に起きました。
まぁ6時間も寝れば十分だろって話なんですがw、2時といえばBSハイビジョンで臨時の巨人-阪神戦が生中継されていたわけで、これは見なければならないでしょうと!
3時に食べたマックの新製品が微妙に体によどみを与えていましたが、部屋の掃除と洗濯をしつつ観戦しました。

最初はテレビ前でしっかり観戦でしたが、
2対6の場面から、あー巨人オワターとなって本格的にながら観戦モードに

でも、やってくれましたね。
2戦とも、素晴らしい試合だったと思います。
その中でも、巨人は今シーズン後半同様、苦しみながらも勝ちをつかんでいた、悪いながらも最善を尽くしたという印象を受けました。
また、この2戦で坂本と高橋にHRが出たのも良いですね。
安置さんからは、散々坂本と高橋はドームラン量産選手といわれていましたから、広い甲子園で叩き込めばドームランもクソもないでしょう。

次は強敵中日ですが、この勢いのまま勝ってほしいものです。
(全員一軍登録抹消とかしてましたけど、どういうメンバー登録してくるか楽しみです。)

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2010.10.17【イベントレポート】

DTグレンロセス1969(40年)スペイサイドウェイ13周年



SPEYSIDE WAY
13th Anniversary
GLENROTHES
(グレンロセス1969)

700ml 42.9%
Aged 40 Years
Distilled: 1969
Bottled: 2010
Cask type: Bourbon

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆

香り:、白桃、洋ナシ、レモンクリーム、メロンの皮、ほのかにマンゴー、フルーティーだが裏に焦がした木のようなビターさ、
セメダイン系のアルコールも感じる。アルコール感は時間とともに軽減される。
エステリーとはこういうことをいうのだろうか、開封して1ヶ月くらいたってから、思いっきり吸い込んでみたい。

味:口当たりはライトだが、フルーティーでオークのニュアンス、リフィルのバーボンだろうか、ニュアンスとして焦げた木のビターさがしっかりと感じられる。
余韻はビターでドライ、白桃やりんご系のフルーティーさ、鼻抜けバニラとアルコール感、ホワイトオーク。
ピアレス香主体で、チャーしたオークのビター感だけ一部残ってしまった印象はあるが、
非常によく出来た長熟グレンロセスであるように感じられる。


コメント:スペイサイドウェイにて。13周年記念のボトリング3種のうちの1本。
開けたてなので硬さや少しアルコールを感じましたが、テイスティングコメントのとおり、非常によく出来たグレンロセスであるように思います。




今回のボトリングはグレンロセス1969、グレンリベット1970、グレングラント1970の3種でしたが、個人的な好みでいえば2番手評価。
チャーしたオーク樽に何かをつめて、一度成分を出した後に残るようなビター感が残っており、
度数的にも後10年、いや5年早くボトリングしてもよかったんじゃないかなと思いましたが、
それを補うだけのフルーツ感も備わっており、ここが好みを分けるところかなという印象も受けます。

最近ダンカンテイラーからのリリースは68年代や69年代、後は70年代が中心になってきました。
考えてみれば、1970年ビンテージでも40年たってるわけですから、ウィスキーの熟成としてはひとつの限界に近い状況。
急激に何かが変わるわけではないですし、70年代でもいっぱい良いボトルは出ていますが、
60年代を味わうなら、今まさに今飲んでおくべきボトルであるように思います。




さて、昨日は荒業でした。
木曜日夜から熱が出ており、土曜朝には微熱まで落ち着いたものの、完全とはいいがたい体調でしたが、

18時00分:嫁と渋谷で待ち合わせ、食事
20時00分:吉祥寺にて。BURNSの黒い店長の新しいお店のオープンパーティーに参加
23時30分:スペイサイドウェイ13周年に滑り込み、始発帰りで閉店3時まで飲み明かす。
03時00分:スペイサイドウェイを出て、近くのマクドナルドへ
04時00分:モバイルPCでテイスティングノート編集中に、睡魔に耐え切れず力尽きる
06時15分:港南台着


今日が休日だから良いようなものの、また夜通し飲みをやってしまいました。でも、その価値は十二分にありましたね。
まず、黒い店長、新店舗開店おめでとうございます。いろいろ難しいところもあるかと思いますが、
BURNS同様にお店を無事軌道に乗せられることを祈っております。(いろいろ押し付けましたボトルは、有効活用していただけると幸いです。)
またBURNS常連様、DTブローラ1981、おいしかったです!

そしてスペイサイドウェイ13周年おめでとうございます。あまり行けてない癖に態度だけでかい客で申し訳ないですが、堪能させていただきました。
また、お会いしました皆様、終電間際に来店しましたので少ない時間ではありましたが、大変楽しいひと時でした。
お話によるとお待ちいただいていたということで、感謝でございます。(きゃず3さん、その後メールまでいただいてありがとうございました。)
くりりんは皆様の寛大な心でフォローいただいて充実のモルトライフを過ごしております。

では、本日はこれより就寝します。
お休みなさいませ~
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