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ウィスキーのテイスティングノートの紹介ブログ。 一期一会な一本、一期一酒を求めて今日も・・・飲む!

2015.04.29【日記】

ブログ移転と活動再開のご連絡

こちらでは大変お久しぶりです。

色々ありましてブログ活動を休止しておりましたが、
このたび、以下にてブログを再開いたしました。


くりりんのウイスキー置き場
http://whiskywarehouse.blog.jp/

既に開設から約2ヶ月、アクセスも増えてきていますので今更感ありますが、ある程度新ブログがまとまった形になってから告知しようと思っていただけで、決してウスケバのパスワードを忘れていてログインできなかったとかそういう理由ではないのであります。

・・・

ホントですよ?


なお、こちらのブログは当時の自分の本気の証でもあるので、このまま残します。
また、記事内容についても評価軸の違いもさることながら、当時と今では味覚も経験値も異なるため、記事丸ごとの移設も行わず、ゼロから新しいブログとして始めることとしました。

自分で言うのも変ですが、この数年間でこれでもかというほど飲ませてもらい、昔以上に評価軸や知識が固まったと感じています。
その状態でゼロからブログを構築する、いわば「強くてニューゲーム」状態。かなりワクワクしています。

本ブログを閲覧いただいておりました皆様、新ブログもどうぞよろしくお願いいたします。
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2012.08.28【テイスティング】

GLENKINCHIE 12years

香り:そこまで自己主張は激しくないが、ドライで麦芽質、ほのかな牧草っぽさもあるバランスの良い香り 徐々に麦芽や乾いた牧草のような香りが強くなる。 味:シロップやフルーツ系の甘さ、スムーズで少し水っぽい、口当たりから甘さは広がる。 フィニッシュ:余韻はドライで麦芽質が出てくる、ビターさが盛り上がったあとすっと消える、短いがすっきりとした余韻 コメント:適度なクセもあり、取っつきやすい味わい。 こういうウィスキーは素朴でしみじみとした旨さがあって、常用酒向きであるように感じる。
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2012.02.18【テイスティング】

SCAPA 16Years

香り:蜂蜜レモン、ほのかにナッティー、スムーズで時間とともに麦やほのかなピート感が出てくる。 味:やわらかい口当たりから、甘さ控えめの蜂蜜、ナッツクリームも少し混じっている。ややオイリーさを感じる酒質で、徐々に甘さから麦のようなビターさへ。 フィニッシュ:心地よくビターでオイリー、グレープフルーツや麦を連想させる。舌上が少しピリッとするが、程よい塩梅にまとまっている。 コメント:すっきりした香り、飲みやすい味わいで、香りから感じた印象が裏切られないので安心して飲めます。 若い原酒っぽさがあまり感じられないのも好印象です。 オイリーさについては度数40%のモルトなので、その中では・・・というレベル。個人的にはもうひとつ何かほしいところですが、悪くないですね。 余韻にかけて舌上に感じるピリッとした印象が、飲みなれてない人には強く感じてしまうかもしれませんが、それも個性と思って楽しんでみてください。

■関連付けられた情報

SCAPA 16Years(スキャパ 16ネン)
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2011.11.26【日記】

SUNTORY WHISKY 白札 ”Rare Old Island Whisky” FIRST BORN IN JAPAN




先日のチラリズムの正解は、

国産第一号ウィスキー、SUNTORY WHISKY 白札でした!!
Rare Old Island Whisky 表記と、FIRST BORN IN JAPAN表記がまぶしいです!

2日前に口開けしたばかりですが、当初は樹脂のような香りが強く、時間を置くとレーズンのような香り、ブレンド用アルコールのピリピリ感があり、
まぁ昔のジャパニーズだしこんなもんかと思っていたところですが、今日になって香りが激変。
昔のギリーを思い出すようなピート香、スモーキーさが出てきて、落ち着いてきたらちゃんとテイスティングをして記録に残そうと思います。



さて、縁あって私のところにまわってきていたこのボトル。
当時、モルト以上に希少だったグレーンを代替するため、創業当時の山崎蒸留所の原酒に穀類より製造したアルコールがブレンドされた、
モルトとブレンド用アルコールのブレンデット、分量によってはシングルモルトとも言えなくはない一本。

本日、11月26日に開催する第3回オールドブレンデットテイスティング会にて、皆様に飲んでいただくため、
 その長き眠りから目覚めたばかりです。

 それはいったいどれほどの眠りだったのか・・・
このボトルの流通年代を紐解いていくに当たり、まずは白札の歴史をおさらいすることにします。
 


1.国産ウィスキー誕生と誇大広告
国産第一号ウィスキー、白札が販売されたのは1929年。
山崎蒸留所の完成など、歴史的一歩と裏腹に、壽屋の経営は火の車であり、
 「まだ熟成が足りない」と渋る竹鶴正孝を鳥井及び当時の壽屋の役員が説得し、販売に踏み切った、
いわば未完成、妥協の一本が、国産第一号ウィスキーの記念すべき門出でした。


その記念すべき一本は、驚くべき誇大広告

山崎蒸留所創業:1924年12月
SUNTRY WHISKY 白札7年 発売:1929年4月

小学生でも間違えない引き算ですが、いったいどこから7年ものの山崎の原酒を持ってきたのか。
 正確には約5年の熟成でありながら、7年ものと銘打たれて販売された白札は、ご存知のとおり”煙くさい”と不評でした。
(広告にも、ボトルの肩ラベルにも7年ものの表記あり。)

当時のスコットランドに習って、ヘビーピート気味に炊かれた麦芽を使って、しかも若いも若い、4年少々の熟成ではさぞピーティーさが際立っていたのでしょう。




(山崎蒸留所に展示された、有名なあの広告)  

また、白札の発売は法律との戦いであったことも付け加えておかねばなりません。
どの業界もそうなのですが、新しいことをはじめようとすると、まず立ちはだかるのが法の壁。
有名な話では、サントリー系の本でも、ニッカ系の本でも、ウィスキーの歴史について触れた本やサイトには、
 竹鶴か鳥井が、さも山崎蒸留所で蒸留を始めるに当たって、庫出税を認めさせたような記載があります。

が、実際は酒税法の改定が行われたのは1944年のことであり、ここで初めて 造石税方式が庫出税方式に変更されます。
山崎で蒸留が開始されてから約20年間、天使の分け前分多くの酒税を払ったのが、この白札であり、1937年に販売された角瓶であったわけです。



2.白札のラベル遍歴と酒税法改定
国産第一号ウィスキーとして、記念すべき一本でありながら、そのラベル遍歴や、当時どの程度の等級で販売されたのかなど、
詳しい情報の一切がヴエールに包まれているのが白札であり、このボトルを幸か不幸か手にした方々が、まず頭を悩ませる部分かと思います。

唯一メーカー公認としてネットに情報がのこっているのが以下のサイト。
http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM200508_04.pdf


公式コメントによれば、サントリーがクロスするトレードマークの上に書かれた、Rare Old Island Whiskyが、
白札の販売時期の後期には、Rare Old Blended Whiskyに変更されるというもの、それ以外は同じ。
ところが、実際今回紹介しているボトルは、ラベル下部の壽屋表記などが違ったり、
明らかにメーカー公認の話から外れたラベルデザインが確認されています。



(国産第一号ウィスキー 山崎蒸留所展示ボトル)

可能性としては、壽屋は1934年から禁酒法明けのアメリカに白札を輸出しており、
今回開封したボトルはKOTOBUKIYAと社名が英字であることから、輸出向けのボトルであればあるいは・・・というところです。


ではラベル遍歴以外のアプローチとしては、1980年代以前のオールドボトルといわれるボトルを選定するとき、まず思い浮かべるのは”特級”表記です。
日本は、原酒(モルト)の混和量に応じて酒税を決定する、級別酒税方式を導入しており、
輸入スコッチにしても、国産ウィスキーにしても、例外なくこの規定が適用されていました。

が、白札が販売された1929年当時、この級別酒税はまだ導入されておらず、
級別酒税が導入されるのは第2次世界大戦も終わろうかと言う、1943年になってのこと。
加えて、当時は特級表記は無く、ウィスキーは第一級から第三級で定義されており、特級表記への改定は1953年になってから。
この改定で第一級が特級になり、第二級は第一級に、第三級は第二級に表記が改められるも、
第一級と第二級の昔の酒税法との違いが分かりづらいと不評を呼び、1962年にそれぞれ1級、2級と第が取られる形になり、
その他、特級時代のバロメーターとして有名な、二重課税表記の象徴、”従価非税率”も、1962年の酒税法改正で導入され、
私たちが良く知る(?)旧酒税法の形に落ち着くわけです。

つまり、白札のように1940年以前から流通しているボトルについては、級別酒税適用の有無についても確認の必要が出てきます。

また、1939年ごろから1950年、いわゆる戦時中から戦後にかけては酒類をはじめ様々な物品の価格が統制されており、
この時期に販売された酒類については”公定価格○○円”という値札が貼られています。
今回のボトルには、公定価格の表示は見当たりませんでしたが、
国外向け、輸出品に対して値札が貼られていたか定かではないことに加え、
背面のラベルもありませんでしたので、剥がれてしまっているのかもしれません。


 3.今回紹介する白札の流通時期と残された謎
ぐだぐだと書いてきてしまいましたが、改めてこの白札を見てみます。
キャップ箇所を見ると




・サントリーウィスキー第一級
・T6706
・大阪市北区中野島2丁目 株式会社寿屋A

この3情報から、2.記載の過去の酒税法解説のとおり、1943年以降のブツであり、
寿屋がサントリーに社名変更し、白札がサントリーホワイトにリニューアルする1964年以前のボトルであることはわかります。


 また、補足情報として、1943年~1945年は第2次世界大戦の末期にあたり、寿屋も少なからず被害を受け、満足な生産が出来ていたかは不明です。
原酒を貯蔵していた樽についても、防空壕に入れたり、地中に埋めたりして空襲を避ける等努力をしていたようです。
その甲斐あって1946年にトリスウィスキーがリリースされ、1950年にはオールドがリリースされており、
企業としてはウィスキーを生産できる体制が、その時点で整っていたことがわかります。


ただ、ここではっきりとしない情報がいくつかあります。
①白札は旧酒税法で言う特級仕様だったのか、1級仕様だったのか。
②サントリーの旧住所、中野島はいつ拠点が置かれていたのか。
③T6706は東京税関の処理コードである。一方、東京税関は1953年に横浜税関から独立する形で出来た税関であるが、
それ以前は横浜税関東京税関支所として課税処理が行われており、Tの表記はいつから使われ始めたのか。


 色々調べましたが、この3点は宿題になってしまいました。
この3点のいずれかが分かれば、この白札の流通時期はさらに絞ることが出来そうです。

 サントリー70年史や90年史なんかが良いヒントになりそうですね。


いずれにせよ、今日のテイスティング会ではこのボトルを提供させていただきますので、
味もさることながら、ひとつのネタとして楽しんでいただければ幸いです。


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本日開催!

第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
飛び込み参加歓迎です。
http://midnight.usukeba.com/otey1y69kzrmsa.html
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4.余談
名古屋の某BARさんにも、私が持っている白札と同じラベルのモノがあるそうですが、
ブログ等で写真を見させていただいた限りでは、キャップの部分が横書きになっており、
この横書きデザインは初版の白札のモノと一致すること、第一級等の表記が見当たらないことから、
1930年代ごろの輸出向けなのかなぁと、これについては推測が出来ました。


なお、ウスケバのブログはWhisky linkに比べて画像を高解像度で大量に載せづらいので、今回はざっくりと紹介させていただき、
各パーツの拡大画像や、テイスティング等については、Whisky linkにて公開させていただくこととします。

さて、寝ますかw
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2011.11.25【日記】

BAR Little Link ~Since 2011~

東京は平河町に10月末にオープンした、BAR Little Linkに行ってきました。

BAR Little Link
http://www.bar-little-link.com/





先日のウィスキーフェスでのこと、同店マスターの小林さんから割引券とあわせたカードをいただいておりました。


まぁ私は諸事情により酒は飲めど、BAR通いを節制している身です。
その背景もあり、罰当たりなことに「まぁ、行けたら行くか」くらいに思ってカードはジャケットのポケットに入れたままにしていました。

が、運命とは気まぐれなもので、1週間もしないうちにその日がきました。


昨日11月24日、会社が勝手に申し込んだ研修の実施場所が、同BARから徒歩5分の場所の麹町某所!
さらに、朝たまたま羽織ったジャケットが、ウィスキーフェスで着ていたモノで、当然ポケットには先日いただいていたカードが・・・

研修の終わり時刻は17時、BARの開店時刻も17時。
こうも偶然が重なったら、行くしかないでしょう。

ということで、開店と同時に怪しいリーマンが突撃です。



(BARの入り口、道側の看板が準備中で、ちょっと分かりづらい・・・)

昔の喫茶店を改装したとのことですが、カウンター主体の間取りに、静かで落ち着きのある店内、
バックバーにはウィスキーエキスパートのマスターが試飲会等でチョイスしたモルトが並び、
一人でも二人でも、じっくり飲める良い雰囲気があります。



(カウンターから見たバックバー。割と距離が近く、ラベルも読み取れる。)

地元の方々からは「やっとこの街にちゃんとウィスキーが飲める店が出来た」と、歓迎されているとのこと。
確かに、このラインナップなら、ウィスキー飲み始めの方々から、比較的ツウな方々も満足できるのでは・・・。



(お通しの燻製盛り合わせ。)

お通しはナッツ、ショコラ等から選択出来て、1品800円。
ハーフサイズで2種類選ぶことも可能です。



(BELHAVEN ST.ANDREWS ALE)

お通しが出たところで、まずは駆け付け一杯のビール。
仕事終わりなので生でごくごくもいいですが、やはりこういうBARならエールでじっくりいきたいところです。
通常の生はエビス、エール、スタウト等もいくつか取り揃えがありました。



(BBRグレンモール1982-2009 46%)

ビールで体の準備体操をしたら、後はモルト。
今回は最初のアイラモルト(お通しが燻製だったので)以外は基本おまかせでお願いしてしまいましたが、
まず出てきたのは、思わずニヤリとする絶滅危惧種のグレンモールくん。

試飲会でビビッと来て即買いしたとのことで、
クリーミーでやわらかいバナナのようなフルーツ感の後に、スモーキーさもあり、バランスの良い味わい、確かに旨いモルトでした。
55%くらいのカスクストレングスだったら、もうちょっとエグみや、ツンツンしたところがあったかもですが、そこは加水の妙。

ネス湖近辺の蒸留所3兄弟、ミルバーン、グレンアルビン、グレンモール。
すでに閉鎖されていますが、この3兄弟は旨いボトルが多く、飲めるうちに飲んでおきたいですね。



(ソルティードック:ウォッカはグレイグース、ジュースは果汁感の強いものを選んで使用、こだわりが感じられます。)

せっかくなので、カクテルもいってみようかと思い、最初に行ったBARで頼むことが多いソルティードックを注文。

こういうシンプルなカクテルほど、各BARのこだわりや姿勢、能力が分かりやすいなと考えての注文だったりしましたが、
いいですね、まずグレープフルーツの果汁感に対してウォッカのアルコール感が浮いておらず、とろりとした自然な甘さを与えていますし、
甘さ、酸味、苦味、口の中に広がった果汁由来の味を、後半から塩気がバランスよく引き締めています。
流石といっては失礼ですが、かなりの修行を積まれているだけあって、しっかり旨いソルティードックでした。


マスターの話ではサイドカー等のブランデーベースのカクテルのほうが得意、とのことで、
これは隣に座られた方が注文されており、美味しそうでした・・・。
次ぎ行く機会があればブランデーベースでお願いしようと思います。

また、このBARのカクテルは、ゆっくりじっくり飲んでいただきたいから・・・とショートであれば1.5倍サイズで出てきます。
私の頼んだソルティードックも、隣の方が注文されたサイドカーも、のんべにはうれしいBIGサイズで飲み応えもバッチリでした。



(マッカラン8年 EASTER ELCHIES 蒸留所限定)

マスターが2年前、マッカラン蒸留所で買ってきたという限定もの。
プロバナンスのようなシーズンラベルで、これは夏ラベル。
他にも秋や冬などがあるそうで、見たことの無いラベルだったので、こんなのあったのかと驚きです。

8年と若いボトルですが、若さが良い方向に作用している味で、香りはオレンジやチョコミントを思わせる爽やかなシェリー香、
味はブラウンシュガーやかりんとう系の硫黄感で、そこまで嫌味が無く、さらりと飲めてしまう。
樽はスパニッシュオークのシェリー樽と思われますが、樽材的にも適切な熟成期間なのかもしれません。


と、そのほかにもいくつかモルトを飲み、さらに色々濃い話もさせていただき、大変楽しいひと時でした。
こういうじっくり腰を据えて飲めるBARって、良いですね。

立地的に都内のメトロ沿いはなかなか利用しづらいのですが、今回のような機会があれば、また利用したいと思います。




余談:上で少し書いてありますが、”隣の方”ということで、実は今回は開店と同時に私以外のもう一方が来店されていました。
マスターのお知り合いの方のようでしたが、「どこかで見た方だなぁ」と思っていたら、
それもそのはず、秩父の方でした。

私としてはそれでさらに濃い話も聞けて満足でしたが、騒がしくして申し訳ございませんでした。

きっと試飲会等でお会いすることもあるかと思いますが、今後ともよろしくお願いします。
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2011.11.23【日記】

今週末のチラリズム

今週末開催のイベント、第3回オールドブレンデットテイスティング会ですが、


毎回毎回、イベント開催間際になってボトルを追加していたくりりんが、今回は動き無し・・・

と、見せて追加があります。




正直、ボトル自体の状態や信頼性を加味すると、そんなもったいぶるようなモノではないのですが、
そもそもボトルだけで価値のある秘蔵っ子ですので、まずはチラリズムからいきます。


せーのっ、チラッ!







・・・

でかでかすぎて、チラになりませんかなw

さぁ、わかりますかなー?



このボトルが追加されます。
正解の発表は後日!


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今週末いよいよ開催。

第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
参加者募集中!!
http://midnight.usukeba.com/otey1y69kzrmsa.html
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2011.11.22【イベントレポート】

ウィスキーフェスティバル2011

ウィスキーフェスティバル2011に参加してきました。
ホントは昨日の時点でレポをまとめ終えていましたが、
色々お約束があるようですので、皆様の公開具合、温度を見させていただきました。



さて、今回の日程は、前日が嫁の誕生日で、その週末に当たったため自由な身動きがとれず、
なんとかたどり着いたのは2時を過ぎようかというころでした。


出遅れたが、しかしその分を取り戻すぜ!!

まずは軽く会場をまわり、ぶつかるであろう知り合いから情報収集です。
ディアジオがやばいよ、BBRはティーニニックがおもしろい、GMにケルティックがある、シルバーシールのグレンキースが・・・、等々、労せずして収集は完了。




早速やばいというディアジオブースにいってきましたが、
確かにこれは、ヤバイwww


 

リミテッドエディションとして過去にリリースされた、熟成年数20年~30年OVERの
エルギン、オード、オーバン、タリスカー等ディアジオ所有蒸留所のオフィシャル長熟ボトルに加え、
閉鎖蒸留所として人気絶頂のブローラ30年が4種類!なんとバウチャー無し、フリーで飲める!!


某ブローラの人は2週マラソンしたとかしないとか・・・

ちょっとディアジオさん、どうしちゃったんですかw

うれしい限りのラインナップで、もちろん一通り飲ませていただきましたが、
中でもダルウィニーの36年カスクストレングス、オフィシャルのダルウィニーは15年くらいしか見たことが無く、
29年と36年があったなんて、すいません、ここではじめてみました。



(写真はダルウィニー29年、36年も同じラベルでウラにあります。)

29年はシェリー樽のあまり良い作用が無く、ちょっとクセがありましたが、
36年はバーボン樽のフルーツ感、ビター感がバランスよく組み立てられており、上品で美味なモルトでした。
こういうボトルが飲める試飲会、いいですねぇ勉強になりますよ。




次はウィスク・イーさんのブース。


ここもディアジオさんに負けず劣らずがんばってましたね。
DTとBBR(復刻ラベル)の新商品を中心に、話題のキルホーマン5年やら、まさに試飲会らしいラインナップを楽しむことが出来ました。


(キルホーマン5年 シングルカスク 59.3% もう5年も経つんですね。)

第一印象はラフロイグっぽさ。
っていうかブラインドで出されたら、確実にラフロイグと答えてしまいます。
キルホーマンは生臭いなんて、ファーストリリースのときはいわれたりしていましたが、あれは明らかに大量バッティングと加水の罠ですね。
この5年ものは干した大豆のような香ばしさと、穀物っぽさを合わせて感じるピート感があり、
酒質は素直、キレイで5年以上の熟成感がある良いモルトに仕上がっています。

ウーン、10年ものがますます楽しみです!


また、モルト以外ではウィスクイーさんのブースでブラックブルの30年、これがビビッときました。


(ブラックブル 30年 50%)

現行品のブレンデットということで大変甘く見ていました。
しかし、流石ダンカンテイラーさん。やってくれます。
「ブレンデットスコッチの現行品はハイエンドの30年ものも含めてダメぽ」が自分の中の意見でしたが、見事に覆してくれました。
現行品の中では頭ひとつどころか10馬身くらい離すブッチギリの出来ですね。

ブレンデットとは思えないほどモルティーで厚みがあり、上品なシェリーとフルーティーな味わいに、古酒っぽさが落ち着きを与えている。
ただ純粋に旨いです。これを家飲みにしたいなぁ・・・。

聞けば、その製造工程は蒸留した直後、ニュースピリッツの段階でブレンドしてシェリー樽で30年貯蔵したとのことですが、
手間もさることながら、良い樽を確保できる企業力は流石です。




さて、ウィスクイーさんの隣はニッカさんでしたが、
ニッカさんのブースでは、話題の新型竹鶴ハイボールの質問を投げ込みつつ、WEBで発売されていた余市1987シングルカスクが無料試飲でしたので、それをチョイス。


(シングルカスク 余市1987-2011 58%)

1987といえばWWAで世界一を獲得したあのビンテージですが、今回はさらに長熟のシングルカスク。
しっかりしたボディ、度数を感じさせない穏やかさに、麦芽、カラメル、余韻にかけてやわらかいピート、
派手さはなく朴訥とした印象ですが、しかし存在感がある・・・。

やっぱり余市は良いモルト作りますね。




そして、先日新発売となった竹鶴ハイボール。
「前の12年ハイボールに比べると、華やかさ、フルーティーさがより強調されていて、すごくバランスの良い味になってますよね、
これって普通に市販の竹鶴12年をソーダで割っても出ない味ですよね?」

と、いきなり確信に迫る質問をぶっこんでみました。

ニッカの営業さんからの回答は以下
「今回は12年ハイボールではなく、ノンビンテージですので、市販の竹鶴12年とはブレンドが違います。」
「より幅広い原酒を使えるようになったことで、価格を抑えてお求め安くした・・・という狙いがあります。」
「華やかさを出すため、余市のモルトを押さえ、宮城峡の比率を上げたり、原酒のタイプ(樽のタイプ)も従来のものから変更しています。」

(くりりんの、「蒸留所販売の宮城峡15年のシングルカスク(活性樽、バーボン樽)のフレーバーに近い印象を受けましたが」という質問を受けて。)
「そうですね、より華やかさ、フルーティーさが出るような配合になるよう、樽のタイプもそれに合わせています。」

テンプレな回答もありましたが、意外と深くまで回答してくれたように思います。

なお、今回の竹鶴ハイボールは、リニューアルではなく、新発売であり、
以前より販売されている竹鶴12年ハイボール缶は終売ではないそうです。
(ほんとかなぁ、全然見ないけどw)



ほかにも色々ブースを回り、

なんとはるばる関西から駆けつけられた、曽根物産のサカモトさんが
「マラソンに出る予定だったのにぃ」とぼやきながら、
今度新しく取り扱う水、ハイランドスプリングの紹介をされていて、サカモトさんとは昨年の大阪以来、実に1年ぶりの再会でした。

スペイサイドウォーターもいいけどね、こっちのほうが良いんですよ。
と、オトナな話も聞かせてもらいました。

(水もらったのに、写真取り損ねた・・・)


また、スコ文研の有料試飲コーナーには、スランジのマスターとラディのマスターがおり、
こちらもお会いするのは半年以上ぶり。
勉強しなさい、と色々お気遣いいただき、いやほんと感謝の極みです。



サントリーのブースではボウモアテンペストのバッチ3が試飲で出ていたので、同じく試飲で出ていた響21年もいただきつつ、新商品をチビリ。


(ボウモア テンペスト 10年 バッチ3)

ボウモアテンペストは、バッチ1、バッチ2とも、
テンペストといいつつそこまでの荒々しさが無く、むしろ甘さ、フルーツ感があるのが特徴でしたが、
今回のバッチ3は1、2に比べて色が薄くなり、ほんの少し薄い緑色を帯びており、明らかに味の傾向が変わっている印象を受けます。

そして実際に香り、味ともファーストアタックは力強さ、アイラモルトらしいクセがあり、
その後はバッチ1、2にあるようなフルーツ、華やかさがやってくる。
ピートも気持ち力強い印象で、テンペストという名に近い味になったんじゃないかな、という感じです。

値段も据え置き5000円台。素晴らしいですね!



シルバーシール?のブースでアンケートを記入すると飲めた、オーストリアのモルト3年もの。



オーストリアのモルトと言うと、魔のライセットバウアーが頭に浮かぶわけですが、
これはまた別物、ヴォイツという聞いたことも無い蒸留所で、どうやらまた新しいホットスポット(魔境)が出来ているようです。

味はというと、若いラムとジンを足して割って麦焼酎を加えたような味で、とてもとても・・・
モップとパフュームなライセットバウアーに比べれば・・・ですが、これがオオバケするようには思えませんでした。

どういうモルトの作り方してるんですようか、ホント。
深まる謎、オーストリアはまさに魔境です。





今回、会場は前回の赤坂からお台場の日航ホテルに移りましたが、
会場全体の広さが前回より狭くなっており、とにかく参加者で会場がごった返している印象でした。

それだけウィスキーの愛好者がいるってことなんですが、よく人に酔わなかったナァ・・・
っていうか男はいいけど女性は大変だよ、というそういう状況。

 

信濃屋、ディアジオブース前からの撮影ですが、この人ごみはちょっとすごい。
(人物の特定が出来ない程度の解像度、写り具合ですので、これはセーフかな・・・?)


そんな中、歩けば知り合いにぶつかりました。

BURNS組の皆様は、フェスティバルが終わった後、ラーメンを一緒に食べに行き、さらに時間があるからと新橋からリカハセまで(笑)

また、ご存知大御所ブローラの方とは、合うたびにお互いが持ってるモルトでブラインド対決をし合う等、
参加されていた皆様とイベントを通じて楽しませていただきました。
やっぱりこういうのっていいですね。

参加された皆様、お疲れ様でした。
絡んでいただきありがとうございます。

またよろしくおねがいいたします!



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今週末いよいよ開催。

第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
参加者募集中!!
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2011.11.18【日記】

ルイ・テット・ボージョレ2003



LOUIS TETE
ボジョレー 2003
13% 750ml

ヌーボーではないですが、今日はボジョレーの日なので、1本開けてみました。
もともとは、ある1960年代蒸留のシングルモルト3本を購入した際、ブレンデット3本とこのワイン11本が抱き合わせ的に手に入った代物で、
そういう背景からまったく期待していなかったのですが(煮込み料理の調理酒にしようくらいしか考えていなかった。)、
これが掘り出し物で、もともとメインとしていたボトルの価値を購入価格から差し引くと、
タダどころか、キャッシュバックされているような気分になるほどでした。

11本手に入れたワインは、おすそ分けした分が4本、自分で飲んだ分が5本でいよいよ後2本になりました。
今日1本開けたので、後1本ですね。





実に官能的なワインで、渋み、酸味、果実味、甘みのバランスが良く、アルコール感はほぼ無く、熟成が良い方向に作用しているのが伺えます。
中でも果実感が強く、カシスシロップや花の蜜のような甘さ、ミネラル分が多いのか、少しさらさらとした口当たりも感じます。
フィニッシュは心地よい酸味と葡萄の皮の苦味、じわりと旨みが残る。

甘みの強さに加え、タンニンが強い主張をしないため、ぐいぐいいける日本人好みの味です。
冷蔵庫で軽く冷やして飲むのがオススメですが、常温では酸味、渋みが強くなるものの、もともと果実感が強い分バランスは損なわれません。



2003年はヨーロッパのワイン業界にとって特に特殊な年だったそうです。
ここからは知人からの受け売りですが、
夏場の暑さに加え、1年を通じての気象の不安定さ、葡萄にとっての過酷な状況が、
他の銘柄(たとえばブルゴーニュなど)には悪影響を与えたものの、ボジョレーには良い影響を与え、
ボジョレーにしては珍しい、長熟に耐えるモノが出来たのでは、
そして、そのボジョレーを意図的に8年近く寝かせたという判断は、元の持ち主は相当な飲み手だったのでは・・・と。

実際、本命だったウィスキーのほうも状態は抜群。
まだ1本しか開けていませんが、今後の開封が楽しみで仕方ありません。



と、話がそれましたが
今年のボジョレーヌーボーの出来はどうなんでしょうか。

3年連続で偉大な品質
2009年に匹敵するが、酸味が少なく滑らか

例によって毎年出る10年に1度のドラフト1位なわけですが
まぁ新酒に過度な期待は禁物ですし、
お祭り騒ぎしているのは日本くらいですから、
機会があれば飲ませていただくことにしましょう。


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そうそう、開催まであと10日をきりました。
皆様、よろしくお願いします!

第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
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2011.11.03【日記】

【解説】バランタイン12年オールドボトル年表

昨日は見事に寝落ちしたくりりんです。

さて、一昨日のバランタイン12年の問題の回答。
http://midnight.usukeba.com/otey1y6zaskp3m.html
 

正解は②→①→④→③ です。

①が1970年代前半
②が1960年代
③が1980年代後期~1990年代
④が1970年代後期~1980年代初頭
 

となります。
KSSIさん、お見事です!!
以前お渡しした資料を見ていただけていたのは嬉しいかぎりです。
 


(この記事を書くべく、ストックを引っ張り出してきたら、知らないうちにストック量が大変なことになっていた・・・。)
 



バランタイン12年の年代別の特徴は
(1)ロゴの色
(2)Ballantine'sの下の、TWELVE YEARS OLDの位置
(3)IN USE FOR OVER ○○○ YEARS ESTABLISHED 1827の記載の有無と、○部分の数字。
(4)ボトルのネック部分のラッピングに印字された文字の内容
(5)背面のガラス文字の有無
(6)ラベルの材質

で見分けることができます。
(上記以外に、ボトル肩ラベルの記載内容の変化70年代→80年代もあります。)


上記(1)~(6)は海外流通品、国内流通品、どちらにも共通する内容です。
特に、TWELVE YEARS OLDの位置は60年代と70年代の違いの1つですので、
わかっていれば、たとえネットオークションであってもサムネイルの画像をちょっと見ただけで年代を特定できる、
オールドボトルに興味がある方は知っておいて損なしです。

では、以下に年代別のアップ画像を紹介します。
 








1960年代(1962~1971年)流通
(1)青、赤、白
(2)Ballantine'sにべったり
(3)IN USE FOR OVER 135 YEARS ESTABLISHED 1827
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine's
(5)Ballantine'sと記載あり。
(6)さらさらとした紙(金属?アルミのよう)

国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、JAPAN TAX付き

【テイスティング】
ザラメやブラウンシュガーのような甘さ、穀物質な香ばしさ、少しスモーキーでもあるが全体的に甘く華やかな香り。

味はバタークッキー、かすかにベリー、サルタナレーズン、微かに植物質、
口当たりは滑らかで穏やか、上品だが、余韻にかけては穏やかながら厚いピートの蓄積と、そして僅かにスパイスも感じられる。
バランスが良く非常に完成度の高さを感じさせるブレンデット。


 






1970年代流通(1972~1978年頃)流通
(1)青、赤、白
(2)Ballantine'sから間隔が開く
(3)IN USE FOR OVER 145 YEARS ESTABLISHED 1827
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine's
(5)記載なし、それに伴って背面ラベルの位置が上にずれる。
(6)さらさらとした紙(金属?)

国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、年代的にJAPANTAX付きのものがある可能性あり(ほぼ無い)。

【つぶやき】
以前コイツと同ローテの1970年代沖縄回りを開封したけれど・・・
プラキャップ臭バリバリで飲めたものじゃなかった。やはり沖縄経由は危険指数高いなぁと実感。コイツは明治屋の正規だが大丈夫だろうか。

 



 

1970年代後期~1980年代初頭(1979年頃~)流通
ロゴマークの変更に伴い、ラベルチェンジ(簡素化)が行われた。
(1)青、オレンジ
(2)1970年代流通と同じ位置
(3)記載無し
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine's
(5)記載なし
(6)さらさらとした紙

国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、760mlと750ml仕様が混在するが、760mlのほうが古い。

【つぶやき】
某オールドボトルのバイブルでは、本ボトルが1975年流通のボトルとして紹介されています。
前後関係を考えても、ちっと1975年は無理があるなー。

 





1980年代後期~1990年代流通
(1)青、オレンジ
(2)1970年代流通と同じ位置
(3)記載無し
(4)ロゴ、斜めにBallantine's
(5)記載なし
(6)コート紙、つやつや。安っぽい。

国内情報:代理店サントリー、特級表記、バーコード有りのモノと無いものがあるが、無いほうが古い。
また、バーコードは箱についているため、一見するとわかりづらい。

テイスティング:ややトゲ、雑味のある若いグレーン原酒を感じさせる香りと微かなヒネ、カラメル、ほのかにスモーキーな香りもある。
味はスムーズな口当たりからグレーン系の甘さと、植物質なトゲのある苦味が広がる。
味は中間からやや単調で、マイルドだがのっぺりとした甘さが余韻まで続く。
バランスは現行のブレンデットに比べれば・・・なのだろうが、やはりグレーンの質の低下、原酒の量の少なさはごまかせない。

 



その他のボトルたち。


 

1990年代のバランタイン12年
(1)青、オレンジ しかしロゴのサイズは小さくなる、そしてTHEが付く。
(2)12年の下に移る。
(3)記載無し
(4)ロゴ、斜めにBallantine's
(5)記載なし
(6)コート紙、つやつや。安っぽい。

【つぶやき】
おそらく上のボトルよりさらに新しいモノ。ただ、このボトルに関する前後関係はいまいちわからない。
何度か酒屋めぐりでも見かけたが、特級ナシのバーコードありウィスキー表記だったのでスルーした。
 




1960年代と思われるバランタイン12年
アメリカンTAX付きのアメリカ流通品、1960年代ですが・・・初期のものでしょうか。
基本的にボトルの情報は、上記にもある1960年代のモノと同じですが、
VERY OLDの表記が、FINEST BLENDEDになっています。

 




【IN USE FOR OVER ○○○ YEARS ESTABLISHED 1827】について

1970年代以前のバランタインのリリース時期を特定する大切な情報、
IN USE FOR OVER ○○○ YEARS ESTABLISHED 1827の○○○に入る数字は、

バランタイン全体では100、125、135、145、があるようですが、
バランタインファイネストや17年、30年には145は無く、
バランタイン12年では100、125を見たことがありません。




バランタインは当初1910年にファイネストが販売され、続いて1930年代に17年が販売されていますが、
12年の販売時期はWEB等に情報が無く・・・そのヒントは、かなり探していますが125表記のボトルが見つからないことにあるように思います。

仮説ですが、バランタインファイネストや17年は1960年代中ごろまでロゴが赤・白で、1960年代末から青、赤、白になります。
つまり、1960年代のモノであれば12年も赤、白ロゴであっても良いわけですが、これもありません。



(参考:バランタインファイネスト 1960年代流通品 赤白ロゴ)

よって12年のリリースは1960年代が販売開始であり、青、赤、白ロゴのお目見えでもあり、それを皮きりに、
他のバランタインについてもロゴの色を赤白から青、赤、白に変更していったのか・・・というところです。
 

この辺は海外サイトとか見ても資料が無いのでわかりませんw
125や100Years表記のバランタイン12年、見かけたら教えてください。
 


なお、バランタイン12年のオールドボトルは、比較的新しいものがやたら高値で売られているかと思えば、
同等の価格以下で1960年代のボトルが売られていたります。しかも年代を勘違いして販売していたりすることもあり・・・

古ければ旨い、というわけではありませんが、この手の情報は知っておくことが何よりの武器ですね。


以上、バランタイン12年の年代別解説でした!



第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
参加者募集中!!
http://midnight.usukeba.com/otey1y69kzrmsa.html
 

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2011.11.01【日記】

【問題】バランタイン12年より



【問題】
上の写真のバランタイン12年はすべて1990年代以前のものである。
向かって左から、①、②、③、④、としたとき、
①~④を古い順に並べなさい。



オールドブレンデットテイスティング会の開催予告をしていますし、
せっかくなので、しばらくはオールドボトル解説でいこうと思います。

画像が小さい!という声があるかもしれませんが、これで十分判別できます。

答えは次回!


ってか、こういうのって需要あるのかな。



第三回オールドブレンデットテイスティング会(11月26日)
参加者募集中!!
http://midnight.usukeba.com/otey1y69kzrmsa.html
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2011.10.28【日記】

第3回オールドブレンデットテイスティング会開催予告

開催予告

第3回 オールドブレンデットテイスティング会





開催日時:11月26日 土曜日 夕刻(16時~19時を予定)

参加費:5000円

開催場所:モルトBAR BURNS
所在地:〒181-0013 東京都三鷹市下連雀 3-34-20 丸平ビル2F 
    JR三鷹駅下車南口徒歩5分

店舗HP:http://www.bar-bridge.net/burns/
地図:http://r.tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13108395/dtlmap/


【参加申請】
・本記事へのコメント
・BURNSにて直接予約
・くりりん宛のメッセージ(mixi、携帯、PC、ウスケバ、など)


以上のいずれかにてお申し込みください。


【ラインナップ(予定)※】
・マッキンレー5年 43% 760ml 1970年代流通品
・セントジェームス 43% 760ml 1970年代流通品
・チェッカーズ 43% 760ml 1970年代流通品
・グランツStand Fast 43% 760ml 1970年代流通品
・ブラック&ホワイト 43% 760ml 1970年代流通品
・ハロッズ ホワイトラベル 43% 760ml 1970年代流通品
・VAT69 43% 760ml 1970年代流通品
・ローガン 43% 760ml 1970年代流通品
・ベル20年 43% 750ml 1980年代流通品
・オールドラリティ 43% 760ml 1960~1970年代流通品
・アボットチョイス セラミック 43% 750ml 1980年代流通品
・バランタイン ”IN USE FOR OVER 100 YEARS ESTABLISHED 1827” 1940年代流通品

 上記以外にもモルト、ブレンデット等適当に持ち込みます。

※事前に確認し、状態の悪かったものについては変更となる可能性があります


【その他注意事項等】
・会場は一部着席できるスペースもありますが、基本はスタンディングとなります。
・グラスは今回からデポジット制にさせていただきます。マイグラスを持参いただいても問題ございません。
・サーブは各自の手酌ですが、ハイボール等でお飲みになりたい方はそのように用意いたします。
・簡単なおつまみ等はご準備いたしますが、食事が必要な場合は事前にお済ませください。
・BURNS様より指定銘柄によるハイボールや、ビールの提供もございます。
・ボトル総数から考えますと、ハーフショットでも結構な量があります。
 水分補給をしっかりと行い、限界酒量を見極めた上で、自己責任でお飲みください。
・BURNSさんは店の構造上、手の届くところにボトルが並んでいます。
 お店のボトルを勝手に開けて飲んだり、持ち帰ったりしないようにお願いいたします。
・BURNSさんの所有ボトルで飲みたいボトルがある場合は、その都度カウンターにて料金を支払ってください。





美味しいウィスキー、飲んでますか?

4月、5月と開催させていただいたオールドブレンデットのテイスティング会ですが、
10月も終わりに近づき、涼しくなってオールドボトルの美味しい季節になりましたので、
ここでまた再び開催させていただく運びとなりました。

本会では、1970年代前後の流通のボトルを中心にラインナップを組んできましたが、
今回はその中でも評価の高い、黄金期の実力派を用意しました。手酌でやってください。

 よろしくお願いいたします。


【10月28日追記】
すっかり忘れていましたが、バランタインの1940年代以前の流通品もお出しします。
戦時中ないしそれ以前のモノで、中身は弱ってしまっていますが、このころの分厚いピート感は感じられるかと思います。


 


 





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2011.10.14【日記】

ジョニーウォーカーレッドラベル 1960年代流通品 コルクキャップ




Johnnie Walker
Red Label
Old Scotch Whisky

760ml 43%
 
従価特級 JAPAN TAX コルクキャップ
1960年代流通品
取扱い:博兼商事(ほか、三菱、ニッカ、大丸 等多数)
 
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
 
 
テイスティング
香り:少しひねたカラメル、黒砂糖飴、シェリーの甘さが感じられ、その後すぐにピートスモークが現れる。
時間と共に麦芽質な甘さ、穀物、かすかに磯の香り。若い原酒の香りは一切無く、モルティーでどっしりとしており、落ち着きを感じさせる。
アルコールが立っていてコルク臭もなく、状態は良い。
 
味:粘性があるがスムーズな口当たり、少し水っぽいような、どこかはかない甘さがあり、
そこから盛り上がるようにオレンジチョコレートのような甘さ、そしてピートがしっかりと利いており、モルティーで芳醇であり実に味わい深い。
鼻抜けにカラメルシェリーの甘さ、ピートを感じ、フィニッシュはピートのビターな余韻がしみ込むように口の中を引き締める。
 
 


コメント:ジョニーウォーカー レッドラベル、通称ジョニ赤。洋酒輸入自由化前の1960年代に流通した1本。
熟成されたウィスキーの旨味の濃さ、それらに変化を与える甘さと苦み、フレーバーのバランス、しっかり骨太なボディ、
これで一般普及品のジョニ赤なのです、現行品のラインナップを考えられば信じられないクオリティです。

 
ジョニ赤と言えばキーモルトはカーデューですが、
このしっかりしたボディやピート感は、明らかに当時のカーデューとは異なるものです。
ブレンド比率は現行品と異なりますので、ラガヴーリンやカリラ、旧クライヌリッシュが多く使われているのでは・・・という印象を受けます。
 
また、モルティーな味わいとはいえ、グレーンもそれなりに入っていて穀物質なフレーバーも感じられますが、現行のグレーンとは質が違うようです。
蒸留の際の取り出しアルコール度数や樽の質による違いと思いますが、現行品のブレンデットにあるとげとげしいグレーンとは違い、甘く、やわらかさがあり実に美味。
 
オールドのバランタインの華やかな味わいもいいですが、60年代ジョニーウォーカーのしっかり骨太な味わいもたまらんです。
 
 

(60~70年年代流通のジョニ赤)

 

ただ、物量の多いオールドのジョニーウォーカーでも、洋酒輸入自由化前の60年代は品薄です。
どの銘柄もそうなんですが、日本として洋酒全体の輸入量を取り決めていた時代です。モノの数が70年代以降のものと比べて極めて少ないため、
70年代くらいまでなら酒屋巡りで何とかなりますが、60年代以前はまずオークションでないと出てきません。
そのオークションでも50年代になるとさらに見ないですが、あってもクソたけぇし。。。

今後、入手難易度はますます上がっていくことでしょう。
 
 
くりりんはジョニ赤の60年代コルクキャップを開栓済みの1本を含めて4本保有。
 
ん~もっとストックしておきたいなぁ。

 
とはいえ、この手のコルクキャップは液面低下やコルク臭等、状態悪いモノも多いので手を出しづらいです。
状態良いモノでも、ボトルの肩くらいまで液面さがってますからね。

1970年代のスクリューキャップ時代になると、比較的状態の良いモノが多いですが、
JAPAN TAXが張ってあってもコルク時代とは味が変わってしまうので、悩みどころです。
 
 

(長くなったのでジョニ赤(黒を含む)の年代別見分けは次の記事にします。)
 
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2011.10.06【日記】

【試】VISUAL FLAVOUR クライヌリッシュ1997 ほか


今日はお台場→幕張で仕事でしたので、帰りはハセガワに寄り道して帰りました。
目的はもちろん試飲。
ワインやシェリーは買うくせに、ウィスキーをなかなか買わない試飲ばかりのダメな客です。
 

来店早々、
どうしたんですか、スーツなんて着て、
仕事しているみたいじゃないですか。


お約束のやり取り。


この店はダメな社会人が多く集まる場所です。



さて、その試飲1杯目は、
先日発売されたばかりのビジュアルフレーバーのクライヌリッシュ
 


 

VISUAL FLAVOUR
CLYNELISH
1997-2011
Cask type: Hogshead
700ml 57.1%
価格:4980円


バーボンホグスヘッドらしい濃いフルーツ感、ミルクキャラメル、ほのかに木材っぽさを感じる香りに、
味もやっぱりバーボン樽系のフルーツやオーク感かと思いきや、これは奇襲、
薬品臭の無い子供用の風邪薬シロップ、または駄菓子のイチゴシロップのような甘さ、
かすかにココナッツミルクのようなクセ、粘性のある甘さは蜂蜜も連想させます。
実に面白い仕上がり、木のえぐみや嫌味な味わいが少ないのも好印象。
これでカスクで5000円切る値段というのは驚きです。


うーん、良いコスパだ。



また、クライヌリッシュというと、オフィシャル、ボトラーズ含め様々なキャラがリリースされているも、
こういった味わいのクライヌリッシュは初めてのような・・・

ボトルのフレーバーシールに記載があるので、メーカーとしては奇襲しているつもりは無いのかもしれませんが
香りの時点で、あぁまたこの系統かと思っていたところにこの味は奇襲でした。
そもそもビジュアルフレーバーのシールは適切な表現が表されているのか、というのは過去のボトルも含め議論の余地ありですが・・・
このボトルに関しては、なかなか的を得ているのでは・・・という感じです。


 

続いては、以下をチビリと。
 


 

シグナトリー ラフロイグ2000-2011(10Years old)
Cask : Refill Butt
700ml 46%


46%加水なのでやわらかい感じに仕上がっていますが、落ち着いて飲めるラフロイグです。
味、香り共にラフロイグの王道をいくフレーバー。
値段も手ごろ、この手の味は家飲みにするには飲み疲れないのでお勧めですね。
 



 

ウィスキーエージェンシー リトルミル1989-2011(21 Years old)
Cask: Sherry wood
700ml 47.1%
 

これは割りといまさらなリトルミル。
最初の香りはローランド香、らしい香りです。ボール紙に包まれた甘みの無いベリー。
徐々に殻つきで蒸した栗のようなオークの香りも出てきます。
シェリーウッドでこういう香りが出るということは、アメリカンオークでリフィルなんでしょうか。
味はしっかりフルーツ、トロピカル系で、その中にエッジが立っているイメージ。

案外・・・と評判の良いボトルでしたが、なかなか良いですね。
自分としては、味の構成としてオールドボトルのリトルミル12年ハイプルーフに近い印象を感じました。

 


 

ブラドノックフォーラム カリラ1984-2010(25Years old)
Cask: Hogshead
54.3% 700ml


これもいまさらなボトルですが、相変わらず安心のカリラ、そしてブラドノックフォーラム。
ブラドノックフォーラムはコスパに定評のあるボトラーズですが、
それに加えてどこが出しても大崩れしない、絶対的なエースではないが、確実に7回3失点くらいで切り抜けてくれる、
チームがどんな状態でも年間10勝くらいしてくれる、野球でたとえるならそんなピッチャーがカリラのイメージ。

このカリラもまさに安心して飲める出来、王道の味。
悶絶しなければ、落胆もしない、ただ普通に旨いカリラです。


 

また、他には少しサンプルも飲ませていただき、楽しい時間をすごさせていただきました。

今回の試飲ではビジュアルフレーバーに食指が動きましたが・・・家にある開封済みボトルの数々、購入予定のボトルを考え自重。
また、今日は赤ワインを飲みたい気分だったので、ウィスキーは買わずに赤ワインを買って帰りました、が、


帰りの電車の中でなぜかいきなり血の気が引き、貧血のような症状を起こし、
横浜に着いたところでブラックアウト、電車の中でぶっ倒れるという事件を引き起こします。


気を失っていたのは20~30秒ほどでしょうか。
すぐに意識は戻って、駅員さんが駆けつける前に電車を下りて外から乗客の皆様に軽く謝罪・・・
次の電車に乗って帰りましたが、内心また倒れるのではと、ビクビクでした。



試飲した量は総量でワンショットちょい、アルコールというよりは、
今日は朝からビックサイトの展示会と幕張メッセの展示会をはしごし、双方で展示会業務をこなし、
昨日一昨日は深夜帰宅だったわけで、疲れはあまり感じてませんでしたが、体に無理があったのかもしれません。


買ってきたワインは冷蔵庫に封印、今日はおとなしくすることにします・・・。

気温変化が激しいこの季節、皆様もお気をつけください。


 



ん、このグランツ70年代流通、なかなかいいな・・・(オイw




 

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2011.09.27【イベントレポート】

【87Malt Night 5th】参加レポ(下)

レポート第三回です。
 

会はメインラインナップが終了し、フリーテイスティングに入ったところ。




フリーテイスティングでは、ここまで飲んできたボトルを再度おさらいするもよし、
タケモトさんが持ち込まれた数々のボトルのほか、参加者が持ち込んだボトルを含め、すべてのボトルをフリーで楽しめました。

また、Hiragaさんが持ち込まれた極上の葉巻を別室で楽しまれるもよし、
差し入れられた数々のおつまみ(どら焼き、チーズケーキ、ドライフルーツ、手作りチョコ、やる気マンマンのチーズ・・・etc)
に舌鼓を打つもよし、もちろん参加者同士で語り合うもよし、
まるで今日ラインナップされているウィスキーの極上の余韻のような、そんな時間になりました。




(差し入れのあったどら焼き、参加者絶賛のただならぬ旨さでした。)

 

なお、ここではまたしても”あの夏の日の再来”な企画が実施されました。
そちらについて許容できない方々がその光景を見られてしまうと、
卒倒ないし軽く殺意を覚えることは間違いないかもしれません。


よって、ここから先は良識のある良い大人だけの時間、R-20とさせていただきましょう。
CEROだと何指定でしょうか、XXX指定でしょうか(笑)
 


 

フリーテイスティング1本目、ここからは皆様ばらばらですが、
くりりんのチョイスはタケモトさんのオススメ、バッティングと加水の妙を味わえる極上の1本。


GM SECRET STILLS
Distillery No: 02 Release No: 02
(クラガンモア)
Speyside 1966-2006
46% 700ml





 


最近ブレンデットや加水やら、改めて色々と飲みなおしてみて、
ハイプルーフ&シングルカスク至上主義に偏り勝ちだった考えが改められていたところでしたが、

このボトルは、まさにシングルカスクでは困難であろう上質なフレーバーのバランスが、
3つの樽によるバッティングと加水によって形作られており、
一口飲んだ限りでは、スムーズな味わいでガツンとくる印象は無いものの、
1口目より2口目のほうが特徴が良くわかり、香りもシェリーや林檎、微かな樽香を伴いながら複雑かつ芳醇。


味わい深い、とはこういうモルトのことを言うのでしょう。
以前BURNSで飲んだグレンファークラス1959・クリスマスモルトもバッティングの46%加水でしたが、
個人的にはあれがファークラスとしては最強でした。
やはりブレンドしかりバッティングは、モルトの旨さ、味わい、奥深さをより高める、単純にして最も難しい手段なのかもしれません。


 

お次は今人気沸騰中のベンリアックです。
シグナトリーのカスクストレングスコレクション、
ベンリアック1966-2008 43.9%
 


 

 

70年代、60年代の長熟ベンリアックといえば
桃や熟したピンクグレープフルーツ等の柑橘系を伴う、底知れぬフルーツ感ですが、
このベンリアックは桃は桃でも白桃と林檎系のフルーツ感で、
香りは大変すばらしいものの、若干味に水っぽさ、ボディの弱さがあり、
うーん、コイツぁシグナトリーっぽいなぁと、贅沢な感想を覚えてしまいました。
(ここまで50度、60度、ハイプルーフを飲み続けていたのでそれも当然かもしれません。)
 

しかしこの贅沢な感想が、次の一手を生み出します。



そう、この出会いは必然・・・

 


前回、87Malt Night 4th では、ハイボール研究会なるものまで立ち上げて、
名だたる伝説のボトルたちをハイボールにし、ベンリアック1976(for BBI)に、
ボウモア(DT 1968-2009)やらベンリアック1968(for KOBE)
をフロートする試みまで実施してしまったわけですが、
 

このシグナトリーのベンリアックをハイボールにし・・・
水っぽさのあるボディを補うため、味と樽の強い伝説のベンリアック1968(for KOBE)をフロートすることで、最強のハイボールができるのでは・・・
 


 

 

この発想から、残りのフリーテイスティングはハイボールタイムに突入していきます。
1~2杯のハイボールを回し飲みし、新しい可能性にチャレンジです。


まず、上記のベンリアック66&68ハイボール
ベンリアックのハイボールが殺人的に旨いことは、前回の4thでもUstreamの生放送でも、
大々的に宣言しているところですが、このハイボールは白桃&林檎系フレーバーと、
黄桃&トロピカル系フレーバーが渾然となって、爽やかかつ上品に口頭を突き抜けていきます。


前回ハイボールにしたときも驚かされましたが、このフルーティーフレーバーと炭酸の相性は、もはや兵器のレベルです。

 


これをやってしまうと後は行け行けどんどん。


 


最初の1杯としてラインナップにあった、グレンブローラのハイボールに、ブローラ30年をフロートした、スーパーハイボール。
ブローラハイボールは旨い!!と、射命丸さんお墨付きなのですが、グレーン、いわゆるブレンデットが入ることで、
バランスの良いハイボールの基礎、下地があるところにブローラのピート感が乗っかって、これまた旨いハイボールに仕上がっています。

 



前回、4thのときはストレートでは旨いけどハイボールにしたら、「つまらない」と不遇の扱いを受けてしまった
パーフェクトドラムのウェスタンハイランド 1965-2010

今回のフリーテイスティングのラインナップにあった、プライベートボトリングのスプリングバンク1972をハイボールにし、
このウェスタンハイランドをフロートしてみようじゃないかと。

スプリングバンクといえばナッツやレザー感のほかに、ベリー感がひとつフレーバーのキーになると思うのですが、
このスプリングバンクハイボールはベリー感が背面からじわじわ出てくる味わいで、バンクらしさもしっかりあり、
なかなか旨いハイボールに仕上がって、これまた好評です。
(どっちもストレートで飲め、という声が聞こえてきそうですが。)


 


 

さて、ここまでやってしまうのか、という声が聞こえてきそうな
最強のグレンギリー1971のハイボール、この1本を開封するにあたっては
「また1本、このギリーがこの世から消えてしまった。。。」と惜しむ声さえ聞こえてきたボトルで、ハイボールにトライしてしまいます。
 

さらにはセスタンテ・グレンロッシーのハイボールに、
個人的には最強のミルトンダフ、アンテイカーサ・ミルトンダフ1966もハイボールにしてしまい、
87Malt Night 4thを超える究極のハイボールタイムが実現しました。
 


 


 


シェリーはハイボールに合わない、難しいというのが定評ではありますが、
合うボトルについては、シェリーの渋みや嫌味なフレーバーが冷やされることによって、
炭酸が加わることによって軽減され、非常に綺麗なシェリー感を味わうことが出来る、

今回のギリー、ミルトンダフは大変すばらしいシェリー感であり、
さらにギリーに関してはガツンと強めのピートが良いアクセントになり、これまた旨い一杯に仕上がっています。



冷やすことで香りがたたない、というのはロック等でボトルを飲む際の注意事項として挙げられるわけですが、
ここまでフレーバーがしっかりしたボトルについては、逆に綺麗なフレーバーが感じられるようになる、
冷やされることで雑味が抑えられれ、もともと強かったフルーツであったり、シェリーであったり、ピートであったり、
そのボトルの良しとするフレーバーがしっかりと感じられるようになる。
また、その冷えたフレーバーが、喉を通るにあたって体温で暖められ、戻り、フィニッシュとして発散する。
 

ストレートで散々飲んだ上での話ではありますが、ストレートとはまた違ったフレーバーの感じ方は非常に新鮮であり、
ハイボールも馬鹿に出来ない!!
 

改めて新しいウィスキーの楽しみ方、スタイルの可能性を再認識したひと時となりました。



87malt Night 5th締めの時間である、23時を迎えようと言うころ、
kssiさんがニヤリと笑っておもむろに1本のボトルを取り出しました。

「開けられないので、ここで是非開けたい!」

私にとっては、福岡は小倉のSTAGさんで飲ませていただいた以来の懐かしいボトル。
ムーンインポート取扱いのブルイックラディ10年のフルプルーフ。
 


 

 

ブルイックラディ蒸留所全盛期ともいえる、1970年代前後の原酒が使われたボトルで、
林檎を思わせる上品なフルーツ感は、今のブルイックラディは何なんだと思わされる一本。


「くりりんさん、是非開けちゃってください!」と言うkssiさんに対して、
この最強のラディとも言える一本を前に躊躇していると、向かいに座っていた
ベンリアック馬鹿一代ことゴブリンさんが「貸して貸して」と申して、TAXごとブチッと引きちぎり開封されたわけですがw


久々に飲んだブルイックラディは、やはり極上。
素晴らしい隠し玉、締めの一杯、ありがとうございます!
口開けゆえか殻付きの麦っぽさもあり、ライチや林檎を思わせる香り、焼いたパンを思わせる香ばしさ、
この上品な白色フルーツ感は、当時としてはあまり評価されなかったのかもしれませんが、
今となっては実にすばらしい味わいで、ここで再び出会えたことに感謝せざるを得ない味わいでした。



さてさて、こうして色々飲ませていただいたフリーテイスティングタイムですが、
ブルイックラディを最後に楽しみ、後は参加者の都合によりけりで各自解散として散会となりました。
(私も翌日、嫁との約束があるためnakasatoさんらと共に終電に間に合うよう撤収します。)

 

実に充実した、濃い時間となりました。


ボトルの素晴らしさはさることながら、87Malt Nightの素晴らしさは”共感”要素の多さにあるように思います。
多くの方々がイベントを開催されている中、このイベントは1つのボトルをしっかりと掘り下げていく、
濃く、深く、そして互いの意見を共感していける、そういう空気がある、許されていることが、
やはり最大の強みというか、魅力なのかなと感じています。


そうした中で、こうした会を1年間に渡り定期的に開催され、
さらにはWhisky link のサイト立ち上げから、オリジナルボトルのボトリングまで、
精力的に活動されたタケモトさんへの感謝は、言葉で表現しても仕切れないものです。

言葉、文字で表現することを、ブログと言う媒体であれひとつの手段としている私が、
言葉に出来ないという表現を使うのは大変情けないものではありますが、それ以外の言葉が見つからないのも事実です。

 

第5回となり、今後どのようにイベントを開催するかは考えていきたいとコメントがありましたが、
是非、どのようなボトルであれ、こうした1本ないし1蒸留所を深く語ることが出来るような会は、
何らかの形で実施していただければ・・・というのが、私個人の希望であり、わがままでもあります。

たとえば前回からの試みとしてあった、Ustreamやニコ生での放送、少数のボトルをもっと多角的な視点から深堀していく会であるとか、
新しい視点、ジャンルを開拓していくのも、今後のモルトの楽しみ方の発信として有りなのではとも思うところです。

 おんぶに抱っこどころか、おんぶされてばかりで、ご迷惑おかけしてばかりですが、今後ともよろしくお願いいたします。


 

また、今回の会では初めましてな方、お久しぶりな方々、ウィスキー好きの輪の中で、多くのアツい方々と席を共にすることが出来ました。
くりりんはこんなヤツです。知り合ったのが運の尽きです。

お騒がせいたしますが、これまでお世話になっている皆様については、改めてよろしくお願いしますと、お願いさせていただくと共に、
新たに交流させていただいた方々については、是非今後とも様々な琥珀色トークが出来ればと期待に胸を膨らませております。


 

感想を語ればキリがありませんが、そろそろ明日からの宮城出張の準備もしなければならないので、
87Malt Night 5th参加レポはここらで締めとさせていただければと思います。



ありがとうございました!!!

 

2011.09.26【イベントレポート】

【 87Malt Night 5th】 参加レポ(中)


レポート第二回です。

 前回は折り返しのロングモーンまで、今回はモルトラインナップのラストまで、
グレンロッシー、グレンギリー、モートラック、ロイヤルブラックラ、を書かせていただきます。



シェリー系が続きましたので・・・ということで、チョイスされたのが
セスタンテ・グレンロッシー16年 1972-1988 57.7%。
 


 

 

グレンロッシーといえばブレンデットのヘイグ、ピンチ(ディンプル)の主要モルト、
一般的にはあまり有名ではない銘柄ながら、ポテンシャルはかなり高い蒸留所です。
さらにセスタンテですからねぇ、嫌でも期待は高まります。
 

このボトルは色からどシェリーかと思いきや、少しクセのある甘い香り。
いわゆる沢庵香ですが、奥からキャラメルやナッツ、乾燥イチヂクのようなフルーティーな香りも感じられます。
ボディはしっかり、スパイスもあって、樽由来かビターなアクセントも顔を出します。
何かが突出したモルトではないですが、実に味わい深い一本。
 

ロッシーいいよロッシー。


ロッシーといえば、最近のボトルとしてはクロコダイルやらアナトミーやら、やたらとトロピカルフレーバーなボトルが多くリリースされていました。
最近のトレンドとは思いますが、コレは特定の処理をしたホグスヘッドないしバーボン樽によってもたらされるフレーバーで、
そのフレーバーとの相性はあると思いますが、こういった酒質だからこそ合うのだろう、そういう元の味わいを感じさせてくれるボトルでもあります。
 


ロッシーでワンクッション置いた後は、いよいよ今回のメインとも言えるボトル。
(というか、ラインナップすべてがメインともいえるんですが・・・なんでしょう、この昔の巨人みたいな打線はw)
最強のグレンギリーとして名高い、


サマローリ・グレンギリー 1971
"SAMAROLI COLLECTION"
750ml 59.6%
MATURED IN SHERRY WOOD Full Proof
BOTTLE No, 1025/2280
 


 


 


グレンギリーはオールドに関しては大好きな蒸留所です。

ちょっと前までパフュームが出て、迷走していた時期もありましたが、
オールドに関しては上品なピート感に一本芯の通った味わいで、オールドがあると言われればニヤリとなってしまいます。
さらに伝説的なボトルの多い1980年代のサマローリのボトリングのグレンギリーなわけですから、飲めるだけでも感動なのに口開けを飲めるなんて・・・。


ただ、以前同サマローリのグレンギリー1971の43%加水を飲んだことがありましたが、それは鮮烈な印象として刻み込まれるほどの出会いではありませんでした。

では史上最強と名高い、このグレンギリーはどうか。
このグレンギリーは口開けゆえか、ラフロイグのようなガツンとくるピート感、
もう少し上品なピートを想像していた私は思わぬ形で奇襲を受けましたが、それは参加者全員も同様で、
そこにシェリーの甘さ、ブラウンシュガー、ナッツ、甘さと苦味、深みのバランスが秀逸で、
島のようなクセがないことが逆に強みとなって、純粋なピート&シェリーに唸らされる味わいでした。
 

このモルトについてはメインでもありますので、後日単独でテイスティングノートを書かせていただきたいと思います。

 


続いてもイタリアです。モートラックです。
セスタンテ・モートラック 14年 57% 1980's
 


 

 

今回は87Malt Night としては少し珍しい形式で、
自己紹介をかねて1ボトルあたり2名がコメントを述べる以外は、
かなりフリートーク主体の構成となっていましたが、このボトルで私の自己紹介がまわってきました。
 

だいぶ酔いが回っている状況で、このボトルについては
「大味だけど繊細、B型のモルト」とかなんとか言った記憶があります。


実際、モートラックといえば個人的にはシェリーの甘さがグワッと口に広がった後は、
少しもさっとしたタルさが現れて、シイタケや若干の硫黄を伴いながらフィニッシュに・・・

という感じなのですが、このボトルは序盤はまさにモートラックのハウススタイルともいえるシェリー感から、
中間のタルさが非常にクリアで、シェリー樽由来のうまみの中で、
パワフルだが繊細でクリアな味わいがあり、余韻につながっていく。


言うこと無しの良いモートラックです、こういうモートラックがもっとほしいなぁ・・・
なんて思いつつ、後日W&M  モートラック10年 1988-1998 58.5%を買ってしまうわけですが。


ま、この辺の話題は別の機会に。

 



さて、ここまでシェリーや樽の影響がしっかりある味の濃いモルトが続いたところで、
ラストは超ハイプルーフ、目の覚めるようなクリアな味わいの
インタートレード・ロイヤルブラックラ 1972-1988 15年 64.5%






64・5%というと、樽詰めの度数とはぼ同じと思われるところで、
貯蔵環境はきわめて樽の呼吸のバランスが良かったという、それだけでレアなボトルに当たりますが、

このボトルは少し若さを感じさせる植物質、麦芽質な味わいがあるものの、
白葡萄や青林檎などのフルーティーなフレーバーと、度数ゆえのすっきりとしつつもスパイシーでキレのあるフィニッシュが、
ここまでのボトルの味わいに負けず、かつ自身の良いところをしっかりと主張しています。
ラベルも独特ですね、このラベルをインスパイアしたボトルもあるとかないとか・・・

背景を和室にしたら、なんでしょう、今回の会の風景に・・・見えなくも無い感じです(笑)


(ご参考)



ロイヤルブラックラは以前福岡で飲んだオールドボトル、オフィシャルの16年、57%が実に旨かったという印象がありますが、
それに負けず劣らず、実に鮮烈な印象を刻んでくれました。


うーん、すばらしい締めの一杯。


 


ここで87Malt Night 5thは全8本のメインのラインナップを終了。
後は各自の時間の許す限り、残りのボトルを囲んでのフリーテイスティングタイムです。


先日、某SNSではちょっとした論争になったシングルモルトのハイボールですが、
今回もおいしくやらせていただきました、この辺は会の総括、様子とあわせて、次回に続きます!
 


 


続く!!
 

2011.09.25【日記】

抜栓強化週間

87Malt Night 5thレポがまだ途中ですが、(中)(下)は明日UPしますので、今日はちょっと別のネタ。


唐突ですが、酒は飲むものです。
そりゃ希少価値やらで開けづらいボトルはありますが、私の場合基本、開けます。
というか、手に入れたら開けたくて、飲みたくて仕方ないんですよね。


そんな私の性格を表しているかのごとく、今週はバシバシ抜栓してしまいました。




VAT69  従価特級 協和発酵取扱い 1970年代流通品

評価の高いボトルですが、やはりイイですね。
液面が少し下がっていたので状態が気になりましたが、問題なさそうです。

この逆三角形というかひし形のボトルから、通常のトールボトルに向かうように、ボトルの形が徐々にデザインチェンジしていくわけですが、
70年代はロッホナガー、80年代はグレネスクと、主体となるモルトが異なり、味も当然異なります。
この辺は、このボトルの味が開いたあたりで書かせてもらうとしましょう。




Harrods(ハロッズ) 従価特級 ソニーインタートレーディング取扱い 1970年代流通品

どっかのデパートの名前で、その名のごとくそのデパートで寄贈品等の目的で販売されていたモノ。
こちらも評価の高いボトルで、上記のVAT69あたりと比べるとあまり有名ではないですが、知る人ぞ知る銘酒。
ただ甘いだけではなく、雑味も含めてボディもしっかりある、ホワイト&マッカイが関わっているという話ですが、確かに美味です。

こちらも香りがしっかり開いたらまとめさせていただくとしましょう。




LEDAIG(レダイグ) 1990年代流通品

今週末、サイクリングがてらふらっと立ち寄った酒屋でホコリをかぶっていたもの、その1、レダイグのプチオールドボトル。
7年表記があるほうが海外では評価が高いようですが、このボトルも隠れたファンが多く、いまや入手困難な一本です。

確かにいい味です。透明感のあるピート香に、微かに柑橘、石灰、植物質、若さが良い方向に作用しています。




W&M MORTLACH
1988-1998(10YEARS OLD) 58.5%

ウィルソン&モーガンのモートラック。コレと同じ蒸留年で18年モノ等は出回っていますが、10年は珍しいです。
18年はシェリーのモートラックらしい、しっかりした甘さとタルさがありますが、
コイツは若さゆえか、あまりタルさが感じられず、シェリーの甘さのほかに樽の白木っぽさやジンジンとしたシェリーのうまみが感じられ、
度数がハイプルーフであることもあって、案外バランスが良くて驚きました。

なお、このW&Mのモートラックに加え、上記のレダイグをセットで6000円にしていただきました。
やはり酒屋はネットもいいですが、足でまわると良いことありますな。



・・・

というわけで、1週間で4本も抜栓、ブレンデットウィスキーに関してはイベント開催準備もあるので、引き続き3~4本抜くつもりですが、
やっぱり手に入れた酒をじっくり家のみってのは、贅沢ですねえ。
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2011.09.23【イベントレポート】

【87Malt Night 5th】参加レポ(上)

9月18日、タケモトさん主催の87Malt Nightに参加してきました!

昨年の7月、衝撃の第一回から数えてはや5回目、そのつどタケモトさんのウィスキーへの愛と情熱、
そして参加者への心遣いにただただ圧倒されるばかりでしたが、今回もまた、大変すばらしい会だったと思います。
タケモト様、今回もありがとうございました。
 

 

当日は16時からフリーテイスティング、18時からメインという流れで、
くりりんは家の掃除etc、一人暮らしのたしなみをしてから家を出たため、
若干出遅れの16時30分ごろに会場入り。
 

会場にはすでに射命丸さんが居て、悠々とフリーテイスティングのラインナップを嗜まれていました。
私も87Malt Nightの定番となりつつある、タケモト製薬からのドーピングを摂取し、フリーテイスティングに参戦します。







画像:フリーテイスティングのボトルたち。(この後、5~6本追加されました。)


フリーとはいえ、ラインナップはこれまでの87Malt Night でメインを張ってきたボトル、
BARでひょいっと出てこようものなら、歓声とともに迎えられるであろうボトルです。

まさにオールスターズともいえる”復習”のラインナップで、胃と頭を準備運動します。

 


 

その中で、前回の4thで「ハイボールにどうでしょう・・・」なんて話をしていて飲まなかった、
GM GLENLOSSIE CASK No'1814 1978-2007は、復習と言うより追試な一本。
旨いことはもちろん、ロッシーってこういう味だよね、と思わせてくれる一本で、
最近のトロピカル路線とは違う、素朴な旨さがある、「おっ」と思ったボトルでした。





こちらは射命丸さんがスコットランドのお土産として持参された、ダンカンテイラーの新シリーズ、
ウィスキーズ・スコットランド(Whiskies Scotland) キャパドニック1972、最近アツイ、お決まりの当たり年です。

まだ国内未発売のボトルということですが、これはダンカンテイラーのキャパドニックらしく、
よく言えば乾燥イチジクや杏、悪く言えば東京沢庵のような香りから、
ナッツや樽感とフルーツがしっかり感じられる、長期熟成キャパドニックらしい味。
キャパ好きな人は飲んで損無しという感じです。

 


フリーテイスティングのボトルを楽しんでいるうちに、スペシャルゲストを含めて参加者が集まり、
お久しぶりな方、始めましてな方も交えて、無事87Malt Night 5thはスタート!

まず1本目は日本のインポーターの中で新鋭のゴブリンインポートから買い付けた、グレンブローラ(1970's)。
くりりん大好物のオールドブレンデットです。
 


 


このブレンデットは、その名のとおりブローラ(時期的には旧クライヌリッシュ)が使われているといわれており、
その真偽を確かめようとのことで、ブローラ3rdも合わせて飲みながら、検証するというもの。


 


口開けということもあって、まだまだフレーバーが開く印象が感じられましたが、
オールドらしい甘さ、シェリー感にフィニッシュを締めるピート感が感じられ、ボトルの状態は非常に良いものでした。

個人的な印象としては、同じく旧クライヌリッシュが使われていると言うアンシュリーに近い印象を受けたこともあり、
ブローラが使われているんじゃないかなと言う印象でした。
(参加者全員の意見としては、使われている、使われていない、わからない、がほぼ同数でした。)

 







続いては、同じくゴブリンインポート経由、差し入れボトルの、GMグレンウルクハート8年(E・ジャッコーネ)1970年代流通。
GMグレンウルクハートは今も販売されているボトルですが、このボトルは1970年代のオールドで、さらにジャッコーネ向け。

それだけで期待値はぐんぐん上昇するわけですが、味も期待に恥じないもの。
先ほどのグレンブローラとは異なる麦感、華やかなモルトの味わいがしっかり感じられて、満足の1杯です。
これもまた口開けでしたが、口開けでコレなら後2~3ヶ月もしたらすごいことになりそうです。

また、このボトルはキーモルトが不明と言うことでしたが、たとえばロセスやリンクウッドのような
華やかで芳醇なモルトの印象を受けました。実際はどうなんでしょうか・・・。


 


ラインナップ3本目、ブレンデットで肩慣らしを終え、いよいよモルトです。
私を含め87Malt組の大阪遠征メンバーには大変思い出深い、
アンティカーサ ミルトンダフ 1966-1990 23年 61.4%
 







神戸は三宮駅前、これまた大阪遠征メンバー御用達のお好み焼き風月の店舗前で、
商店街を行きかう人の中、みんなで紙コップでカンパイして飲んだボトル。
 


(11月のあの日・・・三宮駅前はスタンドバーとなった。)


酒ショップ佐藤のミルトンダフ1969と並んで、個人的にミルトンダフ史上最も旨いボトルだと思っている1本であることに間違いはありませんが、
そういえば体調やグラス等、しっかりしたコンディションで飲むのは今回が初めてでした。

やはり旨いです。シェリー樽モノは1960~70年代ないしそれ以前の蒸留で、
さらに20年前後の熟成が最も旨いと言うのが持論ですが、このボトルはまさにそのどストライク。

レーズンやプルーン、皮付きの黒葡萄、杏を思わせる濃くフルーティーで甘い香り、
ハイプルーフでありながら過熟のシェリー樽モノにありがちな、ギスギスしたタンニンの無い、
濃厚でありながら瑞々しいともいえる広がりで、大変すばらしいモルトに仕上がっています。
これです、こういうボトルを今後のウィスキーに求めることは酷なのかもしれませんが、
呑めるうちはぜひとも飲んでおきたい、そう思わせてくれるすばらしいボトルでした。

 

ミルトンダフの感動冷めやまぬうちに、次は同じアンティカーサのロングモーン1971-1990 18年 58.1%。
ラインナップは4本目、メインのラインナップとしては折り返し地点となります。
 







ロングモーンといえば、シェリー、そしてトロピカルという印象が強いのですが、この2要素を高い次元で両立したボトルはあまり無く、
どちらかといえば、最近のロングモーンは長熟どシェリーの傾向が、バーボン樽熟成を経てがっつりトロピカルの傾向か・・・というところでした。


が、「その印象をぶち壊す!」とばかりに、嫌味の無いシェリー感からフィニッシュで湧き上がるトロピカルフレーバー。
何だこのボトルは!と先のミルトンダフの感動を一気に上回ってしまった、大変すばらしいフレーバーとバランス。
その融合はもはや異次元のレベル、会に参加された皆様も思わず唸ってしまうそのできばえ。


もし今度このボトルと出会うことがあれば、それこそコイツとだけ一晩過ごしたい気分になりました。

 


と、ここまでで早くもラスボスと遭遇してしまったような、怒涛のスーパーシェリー系2連発でしたが、
いよいよ次は87Malt Night 5thのメインともいうべく、グレンギリーの伝説が眠りから目覚めます。






続きます!


(ウスケバで長い記事を書くと、画像の貼り付けから改行の不具合等々、まだまだめんどくさいですな。)

2011.09.18【日記】

BURNSプチブラインドテイスティング大会@9月17日

9月17日、BURNSで開催されたブラインドテイスティング大会に参加してきました。





大会といっても、特に商品があるわけでもなく、ただ参加者がボトルを持ち寄って、
それぞれブラインドテイスティングで銘柄を当てあい、ボトルの印象を話し合うというイベントで、
ラベル酔いの無い、純粋に中身の評価を共有できるため、毎回とても楽しませてもらっています。

今回も素敵な会を開催していただき、そして個人的な事情にも考慮していただき、BURNSの皆様、本当にありがとうございました。
また、参加された皆様、下記にも記載する私の致命的ミスと、その他振る舞いの数々を笑って済ませていただき、感謝の極みです。




さて、毎回黒いだなんだとネタになるBURNSのブラインドテイスティング大会ですが、以外にも今回のボトルチョイスは非常に素直というか、クリーン。
くりりんは上の画像のボトル

・GM コニッサーズチョイス ダルユーイン 1971-19??
・余市10年 オールドボトル(1990's)


を持ち込み、後はその場の流れでどちらかを出題しようと考えていました。
ところが出題順がトップバッターでしたので、銘柄的にもメジャーな余市10年をチョイスしたのですが・・・

事前の注意事項として、今回は”スコッチシングルモルトに限る”という連絡があったことをすっかり忘れていて、もっとも腹黒い結果になってしまいました。
おとなしくダルユーイン1971にしておけばよかったです・・・。






BURNSブラインドテイスティング大会@9月17日
ボトルラインナップ(以下、出題順)

・余市10年 オールドボトル(1990's)
・アデルフィー バンフ 34年
・ダンカンテイラー カリラ 1981 29年
・GM オールドプルトニー 1989
・アイラハウス ボウモア 1996 13年
・ウィスキーエクスチェンジ ローズバンク 1991 19年
・?? ボウモア 1998 12年
・エクスクルーシヴカスク タムデュー 1980 29年
・エクスクルーシヴカスク ハイランドパーク 1994 16年


今回は、ボトルの価格的にも特に気張ったものは無く、さらにワインカスク等の変化球や、この銘柄にしてこの味はありえない、
絶対に連想できないフレーバーになっているボトルも無く、一見すると非常にバランスの良いラインナップとなりました。

しかし、難易度としては一癖も二癖もあるもの。
たとえばDTのカリラは、従来のカリラにあるフルーティーさやピート感ではない味わいで、
アードベックやラフロイグと答える方が続出。言われてみれば・・・という感じで、樽の使い方が非常に面白いボトルでした。
また、アイラハウスのボウモアは、参加者全員が飲んだことのあるボトル、しかし正解者は0。
実はその場で口開けされたボトルだったため、いつも飲んでいるボウモアのバーボンカスクの味わいとはまったく異なるフレーバーとなっており、
フレーバーの”開き”について良い教材になるボトルでした。

ローズバンク1991はゼニスのバンクにも共通するような嫌味の無いフルーツ感と後半のキレがあり、これが三回蒸留の良さか!?と思わせてくれるボトル、
しかし味的にその嫌味のなさと、大体のボトルに共通するようなフルーツ感が、逆に無個性でもあり、ブラインドでの絞り込みは非常に難しいボトルでした。


ん~やはりモルトは深い!!

ちなみに、ブラインドの成績はというと、どこぞのボトリングかわからないボウモア1998 12年まで全員が正解0!
このボウモアで私と、常連のIさん、Hさんが正解し、最高成績は1問という結果でした。

20時にスタートした会は24時過ぎで終了、今回も堪能させてもらいました!!
皆様、ありがとうございました!



で、くりりんは今回翌日にもイベント(87Malt Night)があるため、一旦横浜の自宅に帰る必要があるも、
終電は23時なので、イベント終了まで滞在すると始発まで帰ることができない・・・
ので、先日購入した自転車(GIANT ESCAPE R3)で、横浜(鎌倉・大船方面)-三鷹を往復し、今回のイベントに参加しました!!


行きは川崎から多摩川を遡上するようなルートで、
帰りは環状8号から武蔵小杉を経由するルートで

往復の走行距離約130kmで、自宅まで戻ってきました。



(GIANT ESCAPE R3 2012モデル)


(朝の新丸子橋)


良い運動になってアルコールもしっかり抜けました、今夜もバッチリ楽しめそうです。

それでは!!
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2011.08.27【日記】

チェッカーズ 1970年代流通品 従価特級 巴工業






CHEQUERS
(チェッカーズ)

43% 760ml
従価特級
1970年代流通、巴工業取り扱い

キーモルト:リンクウッド、DCL系列蒸留所等

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
 



【テイスティング】
オールドを思わせるヒネ香とあわせて、モルティー、梨や香木を思わせるような、
まさにリンクウッドを感じさせる華やかさと、馥郁とした香り。
口当たりもスムーズで滑らか、スッと入った口の中で、ブラウンシュガー、
ほのかに藁を思わせるアクセント、そして確かなコクが感じられる。
後半からフィニッシュにかけては、紅茶を思わせるようなタンニン、ビターさが現れる、
かすかに焦げたようなスモーキーさも感じられ、口の中にしみ込んでいく。


【コメント】
DCL社の至宝、リンクウッドがふんだんに使われたブレンデットウィスキーの名品。
キーモルトの特徴がしっかりと活かされつつ、スムーズ&ビターな構成で、
次の一口を誘うような、飲み飽きない味に仕上がっている。

 



【オマケ・チェッカーズの見分け】
ジョン・マッキュワン社が手がけるチェッカーズおよびアボットチョイスは、
1929年から1971年まで、戦争の影響で日本への輸入が途絶えており、
また、1990年ごろから再度輸入がストップするため、、
海外オークション等で見つける以外、国内でお目にかかることはあまり無いといえます。
よって、味もさることながらその希少性ゆえ、ヤフオク等で流通しても比較的高値が付きます。
(70年代で8000円前後、80年代で5000円前後くらいですね。2011年現在)


(左、アボットチョイス80年代。 中央、チェッカーズ70年代)


手に入る範囲で唯一流通していたと言える、チェッカーズの70年代、80年代の見分けは、
年数表記(12年表記)があるかないか、760mlか750mlか、大きな違いからあげるとこの2点です。
もちろん70年代が、今回のボトルのとおり年数表記なし、760mlです。
また、70年代と80年代ではキャップのタイプが異なっており、80年代は乳白色のプラ形状に、
裏面は白い緩衝材(?)が付けられていますが、70年代は以下のとおり外側に白い鉛のフィルムに
建物と旗が書かれたチェッカーズのマーク、内側も鉛(アルミ?)が張られています。




話が少し脱線しますが、1960年代から1970年代、それも70年代ごろは、特にこの鉛張りのキャップが
色々なブレンデットやモルトのボトルに使われていますが、このタイプのキャップは悪さをします。
横置きや、温度変化で鉄分いっぱいのにおいを中身に移してしまい、そうなってしまったモノは
トマトジュースのような香りで、とても飲めたものではありません。

開けてみないとわからないのがオールドボトルの怖いところです。
70年代チェッカーズも例外ではありませんので、信頼できるところからの購入を強くお勧めいたします。

キャップだけ見ても当時は本当に色々なキャップが使われていましたが、現在使われていないモノには、
それ相応の理由があるのが、オールドボトルを扱ってみるとわかります。この辺は追って特集させてもらうとしましょう。



また、80年代流通品の12年表記については、ブランドイメージ向上のために
1980年代になってから使い始めた蒸留所やメーカーが多く、チェッカーズも同様です。
1980年代以前から12年表記を使っていたメーカーの代表例としては、有名どころでは
シーバスリーガル、バランタイン、この辺は1950~60年代から熟成年数を表記しています。

ただ某酒屋のページでは、12年表記有りのチェッカーズが70年代流通、60年代流通として販売されています。
写真を見る限り、TAXは2スターだし、容量、度数からも明らかに80年代、
1本はキャップ形状から良くて70年代末だと思うんですけどネ・・・まぁ状態はよさそうですが。

 


 



チェッカーズ:名称の由来はロンドンの北西約40kmにある、バッキンガムシャーのチルタウンヒルにある古城の旧跡である。
元来この城はチュードル王朝の有名な邸宅であったが、1971年マッキーワン社の関係者により政府に寄贈され、
現在は英国首相の別邸として長く使用されている。
 

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2011.08.23【日記】

樽遊びの結果




エイジング研究会で使った5リットル容量のアメリカンオークカスク。
貯蔵していた原酒を払い出した後は、乾燥を防ぐために手元にあった開封済みボトルを適当に混ぜて詰めていました。

もう半年も前なので、あやふやですが、記憶に残っているのは

・ポートシャーロット PC6 60%
・マッカーサーズ グレンファークラス12年 59%
・ゴールデンカスク マクダフ1984 25年 55%
・ケイデンヘッド ロングモーングレンリベット1987 15年 56.1%
・ニッカ 伊達 43%

とか、封があいてて進んでいなかったボトルをどばどばと。
5リットル中、4.5リットルくらい、ほぼ満タンに詰めました。



名前だけ見ると良い感じのラインナップに見えて、贅沢な!と思うやもしれませんが、正直、微妙ですた。
で、それが樽の中で半年間のマリッジ、普通の樽(350リットル、500リットル)なら半年のマリッジはなんともないですが、
これは5リットルの小型樽、もう樽成分びっちりでとても飲めたもんじゃないだろうと、
今日、久々に封を開けてみたわけですが。。。。







これがまぁまぁいける口。

色々混ぜてあるので、個別蒸留所の個性というよりは複雑な塊になっていますが、
PC6の強すぎたピート感が、いい感じにアクセントになり、思わずホホーッとうなずいてしまいました。


今後も貯蔵は続けていきますが、こうやって樽のアクが抜けて落ち着いてきた樽なら、
次は別な単一原酒を詰めて、しっかり半年以上かけて熟成経過を見たいところです。


では
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