2018.10.14【日記】
近年流通:アイルサベイ オフィシャル 48.9%
以前飲んだものよりこなれてまとまった印象でした。

アイルサベイ AILSA BAY OB 48.9%
香りは強く激しいスモーク、オレンジピール、少し溶剤、若いモルティ、少し肉とジンジャーエール。
飲むと少し刺激あり、オレンジ、強いスモーク、ほどよい甘味と若いが旨味のある麦芽の旨味、引き締め感のあるオーク、意外とライトなボディと余韻。
【Good/Very Good】
現在流通しているアイルサベイのオフィシャルボトルです。
2年くらい前に最初のリリースがありましたが、今回のものも同様にピーティタイプの48.9%で、ウィリアムグランド&サンズのボトリング、特にバルヴェニーあたりでしばしばみられる不思議な度数の加水調整がなされています。
そこまでPPMの値が高いわけではないのですが、そのわりにピーティさが際立っています。
若さもありますがピートでマスクされており、オーク感などでうまく香味のバランスもとられています。
ファーストリリースを飲んだ時には未熟感やフェインティなニュアンスもあったのですが、今回は全くそのあたりは気になりませんでした。
やはり蒸留技術やヴァッティングのノウハウが蓄積によって安定してきたのと、何よりNASですが使っている原酒の熟成期間も長くなったのではないかと推察します。
ピーティなローランドモルトというと昔のローズバンクを思い出しますが、おいおいはこのアイルサベイがそんな感じになってくれたら嬉しいですね。
アイルサベイ AILSA BAY OB 48.9%
香りは強く激しいスモーク、オレンジピール、少し溶剤、若いモルティ、少し肉とジンジャーエール。
飲むと少し刺激あり、オレンジ、強いスモーク、ほどよい甘味と若いが旨味のある麦芽の旨味、引き締め感のあるオーク、意外とライトなボディと余韻。
【Good/Very Good】
現在流通しているアイルサベイのオフィシャルボトルです。
2年くらい前に最初のリリースがありましたが、今回のものも同様にピーティタイプの48.9%で、ウィリアムグランド&サンズのボトリング、特にバルヴェニーあたりでしばしばみられる不思議な度数の加水調整がなされています。
そこまでPPMの値が高いわけではないのですが、そのわりにピーティさが際立っています。
若さもありますがピートでマスクされており、オーク感などでうまく香味のバランスもとられています。
ファーストリリースを飲んだ時には未熟感やフェインティなニュアンスもあったのですが、今回は全くそのあたりは気になりませんでした。
やはり蒸留技術やヴァッティングのノウハウが蓄積によって安定してきたのと、何よりNASですが使っている原酒の熟成期間も長くなったのではないかと推察します。
ピーティなローランドモルトというと昔のローズバンクを思い出しますが、おいおいはこのアイルサベイがそんな感じになってくれたら嬉しいですね。
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2016.04.20【日記】
ニューリリース:アイルサベイ オフィシャル ファーストリリース
新蒸留所のファーストリリース、意外にもピーテッドモルトでした。

アイルサベイ AILSA BAY OB 48.9%
香りは青リンゴとフレッシュオレンジ、バニラ、強いスモーク優位のピート、若々しい麦感と少し植物感、ナッツ、オイル。
飲むと柔らかな口当たりからじわじわとスパイシーになる、未熟なオレンジ、若干の未熟感を伴う若い麦、根菜、薄めた蜂蜜の甘味と酸味、強いスモーク、少しオイリーな余韻。
【Good】
ウィリアムグラント&サンズ社がローランドに建てた新蒸留所、アイルサベイ。
同社がグレーンウイスキーを作っているガーヴァン蒸留所に併設されています。
2007年に蒸留を開始したばかりの蒸留所で、増産に伴う原酒確保のため、かなりの生産能力を持っていたと思います。
原酒確保のためのキニンヴィのような蒸留所というイメージを勝手に持っており、しかもローランドモルトですし、シングルモルトとしてはほとんど出てこないんじゃないかと思っていたのですが、意外と早く出てきました。
今回のボトルはアイルサベイのシングルモルトとしてはファーストリリースで、ノンエイジ、同社によくある不思議な度数設定の加水がなされています。
第一印象で何より驚いたのがピーティタイプのローランドモルトだったということ。
恐らくはシングルモルト用に仕込んだ原酒ではないかと思います。
ピーテッドタイプだと若くても仕上がるがの早いですからね。
香りはバーボン系の樽を感じる青リンゴやフレッシュな柑橘、バニラなどの主張があり、ベースには若々しい麦感や植物感がありますがそれをマスクするようにスモーク優位のピートがしっかりと主張してきました。
飲むと香りよりも麦のニュアンスや根菜っぽさに未熟感を感じましたが、スモーキーフレーバーがあるためかそれなりに飲める味に仕上がっていると思いました。
香味にちょっとオイリーなニュアンスを感じたり、ピートが効いていてスモーキーなのにヨードっぽさやダシっぽさがほとんどない点なんかは、ローランドのピーティモルトらしいところと言えるのではないかと思います。
現時点の香味だけで評価すると特別に美味しいとは言い難いですが、愛好家を意識した個性的なシングルモルトをこうやって出してくれるのは嬉しいですし、今後どう熟成していくのか、また他のタイプのリリースはあるのか、何かと楽しみですし急に身近な蒸留所になりました。
アイルサベイ AILSA BAY OB 48.9%
香りは青リンゴとフレッシュオレンジ、バニラ、強いスモーク優位のピート、若々しい麦感と少し植物感、ナッツ、オイル。
飲むと柔らかな口当たりからじわじわとスパイシーになる、未熟なオレンジ、若干の未熟感を伴う若い麦、根菜、薄めた蜂蜜の甘味と酸味、強いスモーク、少しオイリーな余韻。
【Good】
ウィリアムグラント&サンズ社がローランドに建てた新蒸留所、アイルサベイ。
同社がグレーンウイスキーを作っているガーヴァン蒸留所に併設されています。
2007年に蒸留を開始したばかりの蒸留所で、増産に伴う原酒確保のため、かなりの生産能力を持っていたと思います。
原酒確保のためのキニンヴィのような蒸留所というイメージを勝手に持っており、しかもローランドモルトですし、シングルモルトとしてはほとんど出てこないんじゃないかと思っていたのですが、意外と早く出てきました。
今回のボトルはアイルサベイのシングルモルトとしてはファーストリリースで、ノンエイジ、同社によくある不思議な度数設定の加水がなされています。
第一印象で何より驚いたのがピーティタイプのローランドモルトだったということ。
恐らくはシングルモルト用に仕込んだ原酒ではないかと思います。
ピーテッドタイプだと若くても仕上がるがの早いですからね。
香りはバーボン系の樽を感じる青リンゴやフレッシュな柑橘、バニラなどの主張があり、ベースには若々しい麦感や植物感がありますがそれをマスクするようにスモーク優位のピートがしっかりと主張してきました。
飲むと香りよりも麦のニュアンスや根菜っぽさに未熟感を感じましたが、スモーキーフレーバーがあるためかそれなりに飲める味に仕上がっていると思いました。
香味にちょっとオイリーなニュアンスを感じたり、ピートが効いていてスモーキーなのにヨードっぽさやダシっぽさがほとんどない点なんかは、ローランドのピーティモルトらしいところと言えるのではないかと思います。
現時点の香味だけで評価すると特別に美味しいとは言い難いですが、愛好家を意識した個性的なシングルモルトをこうやって出してくれるのは嬉しいですし、今後どう熟成していくのか、また他のタイプのリリースはあるのか、何かと楽しみですし急に身近な蒸留所になりました。
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