ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2015.12.12【日記】

エアシャー(レディバーン) 1970-2000 GM レアオールド

ある意味典型的なローランドモルトとも言えそうです。

エアシャー(レディバーン) AYRSHIRE(LADYBURN) 1970-2000 GM Rare Old AYRSHIRE(LADYBURN) 1970-2000 GM Rare Old

エアシャー(レディバーン) AYRSHIRE(LADYBURN) 1970-2000 GM Rare Old 40%
 

香りは古いシェリー、古いプラムやレーズン、焼き林檎、濃い紅茶、淡くシナモン、青草っぽい強めの植物感。
飲むとさらりとした口当たり、薄めたブドウジュースの奥からレーズンっぽい甘味、平坦で広がりに欠ける、後半に青草のエグ味。

【Okay】


GMのレアオールドからエアシャー表記のレディバーン1970,2000年ボトリングでおよそ30年の熟成です。

ボトリング後15年程度ですが,第一印象から結構オールド感が出ています。加水であることやボディが無いことが影響しているのでしょうか。

香りは古めのシェリー感が全体を覆っており,レーズンやプラム,焼きりんごといったフルーツ感と,青草っぽい植物感が強いことが印象的でした。

飲んでみると非常にさらっとした軽い口当たりで,口に含んですぐは水で薄めたブドウジュースのような感じでした。伸びが無く平坦な味わいで,ボディはかなり軽く,香り同様に青草っぽさが強く感じられそれに伴うエグ味も感じました。余韻はかなり短かったです。

香りのシェリー感は悪くなかったのですが,とにかく平坦な薄い味で,それに樽で味をつけた感じです。
やはりモルトウイスキーには,ブランデーなどにはないようなボディや味わいの広がりを求めてしまいます。

シェリー感そのものは悪くないですし,不味いわけでは無いですが,私としてはあまり楽しくないモルトです。

もともとローランドにはたくさんの蒸留所がありましたが,衰退しその多くが閉鎖されたことはご存じと思います。
でも今ローランドで稼働している蒸留所は,それなりに個性もあって美味しいものが多いですよね。
だからこそ生き残ったと思われ,今回のレディバーンのように閉鎖された多くの蒸留所のものはこのボトルのようなタイプだったのではないかと想像しながら飲ませていただきました。

ハイランドに対抗してライトな香味を目指したローランドモルトは,機械化や大量生産の方向性にもシフトして最終的には衰退してしまうわけですが,衰退したローランドモルトの香味に思いを馳せることのできるボトルであり,普段はほとんど公開しないレートなのですが今回は敢えて掲載させていただきました。



 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2013.09.01【日記】

自宅テイスティング:エアシャー(レディバーン) 1975 32年 シグナトリー #557

貴重な閉鎖蒸留所モルトです。

 

レディバーン LADYBURN(AYRSHIRE) 1975-2007 32yo Signatory Vintage CASK STRENGTH #557 45.3%
one of 267 bottles



・香り:
熟しきる前のメロンと草っぽさ、少しカルヴァドスのリンゴ、オレンジ、カラメル、紅茶、バニラ、かすかに段ボール、ナッツ、少しシナモンとオーク、蜂蜜、穏やかに主張する麦も感じる。

・味わい:
穏やかな口当たりからゆっくりと緩く広がる、草っぽい植物感が強い、バニラ、麦感も強め、リンゴ、キウイ、少し段ボール、麦の旨み、わりとコクのある蜂蜜の甘味、オークの渋味、若干ヒリヒリとスパイシー、ボディはやや軽め、後半に植物のエグ味がやや強めに感じられる。

・余韻:
蜂蜜の甘味と植物感、少し青草のエグ味が残る。

・加水:
植物感と段ボールのニュアンスが強まりエグみも目立つ、良くない。

・総評:
植物感や段ボールのニュアンスがあり全体にライトボディで、良くも悪くもローランドらしさがしっかりと感じられる。
やや原酒と樽のニュアンスが融合せず、樽が浮いているような印象も持ったが、時間とともに改善傾向となった。
エグ味がやや気にはなるが、なかなか熟成感のあるローランドモルト。

【Good】


シグナトリーからエアシャー表記のレディバーン1975、32年熟成。
レディバーンは閉鎖蒸留所の中でもなかなりレアで、このボトルのようなシグナトリーのものがいくつか出てくる前までは高額のリリースが続いていました。
すごく美味しいものがあるという話も聞きませんでしたし、一生飲まないモルトのひとつとして認識していましたが、5~6年前に急に安くリリースされたために内容は置いておいて経験のために買いました。
飲んでみると上記の如く、すごく美味なモルトとまでは言えませんでしたが、ローランドモルトらしさも感じられ、良い経験になりました。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood

プロフィール

T.Matsuki

ブログ内記事検索

  • 2019年10月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

最新エントリー

カテゴリから探す

タグ一覧