ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2018.08.24【日記】

リトルミル 1964-1996 32年 オフィシャル 40%

それほどクセもなく美味しくいただきました。

 

リトルミル LITTLEMILL 1964-1996 32yo OB 40%


香りはオールドシェリー、熟成感あり。巨峰の果汁、高級チョコレートがけのオレンジ、少しドライフルーツやハーブ。
飲むと柔らかく心地良い熟成感。オレンジ、淡く洋梨やパイナップル、チョコレート、暖かい甘味とごくわずかなタンニン、ボディは軽いが陶酔感のある余韻。

【Good/Very Good】


1996年にボトリングされた、リトルミル1964、32年熟成のオフィシャルボトルです。

60年代らしい古き良きシェリー感が感じられ、果汁っぽいみずみずしさも残していました。
香りにも味わいにも非常に熟成感があり、多彩なフルーツ感が魅力的でした。

深みもあるはあるのですが全体として軽さがあり小粒な感は否めません。
しかしそれはそれでローランドらしい愛すべき個性のように感じました。

何より、私の苦手な紙っぽいニュアンスが、近いニュアンスはあるものの気になるほどは感じられなかったのが印象的で、飲み心地も良かったです。

60年代蒸留で似たようなスペックのものはこれまでいくつか飲みましたが、たしかにこのボトルのようなクセが強くないものが多かったように思います。
また、80年代流通ののオフィシャル12年フルプルーフのようにまったく紙っぽい方向性が感じられない不思議なものもあります。

今回のボトルのクセの無さが樽の熟成期間によるものか、ボトリング後の経年変化によるものか、はたまた60年代という蒸留時期によるものなのかは不明ですが、これから飲むボトルと比較することである程度鑑別していけそうな気がします。

苦手蒸留所ですが、改めて古いリトルミルを積極的に飲む気になりました。
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2016.03.13【日記】

リトルミル 1991-2013 22年 デュワーラトレー パークアベニューリカーショップ向け #558

紙っぽさはありましたが良く仕上がっていました。

リトルミル LITTLEMILL 1991-2013 22yo A.D.RATTRAY for PARK AVENUE LIQUOR SHOP #558 LITTLEMILL 1991-2013 22yo A.D.RATTRAY for PARK AVENUE LIQUOR SHOP #558

リトルミル LITTLEMILL 1991-2013 22yo A.D.RATTRAY for PARK AVENUE LIQUOR SHOP #558 49.2%
one of 273 bottles



香りはバニラ、熟したフルーツ、オレンジ、パイナップル、雑穀感、紙っぽさ、オイル。
飲むと滑らかな口当たり、粘性あり、パイナップル、雑穀感と紙っぽさ、すこしエグ味、オイリーで長い余韻。

【Good/Very Good】


アメリカのパークアベニューリカーショップ向けにデュワーラトレーがボトリングしたリトルミル1991、22年熟成です。

香りにはパイナップルやオレンジといった熟したフルーツがしっかりと感じられ、それと一緒にリトルミルらしい雑穀っぽさや紙っぽさ、そしてオイルも感じられました。

飲むと粘性のあるトロッとした口当たりで、やはり熟したパイナップルを中心としたフルーティな味わいでした。香りよりは紙っぽさが控えめだったのも個人的には良かったです。
決して厚いボディというわけではないのですが、オイリーな余韻は長めでした。

閉鎖蒸留所にも関わらず、リトルミルは結構オリジナルボトルとして詰められることが多いと感じていますが、日本だけでなくアメリカでも同様の傾向なのでしょうか。
明確にフルーティなモルトをボトリングしようと思うと選ばれやすいのかもしれません。


 
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2015.09.20【日記】

リトルミル 1977-2004 スコッチモルト販売 ディスティラリーコレクション

熟成感があって洗練されたリトルミル,私でも美味しく飲めました。

リトルミル LITTLEMILL 1977-2004 SCOTCH MALT SALES DISTILLERY COLLECTION LITTLEMILL 1977-2004 SCOTCH MALT SALES DISTILLERY COLLECTION

リトルミル LITTLEMILL 1977-2004 SCOTCH MALT SALES DISTILLERY COLLECTION 49.6%


香りには熟成感あり、パイナップルとオレンジ、少し洋梨っぽさもありフルーティは強い、後から雑穀とオイル、飲んでも香り同様の熟成感のあるフルーツ感に加えて雑穀とオイル、濃いめのコクのある甘味、淡い植物のエグ味、オイリーだが余韻は意外に長くない。

【Good/Very Good】


スコッチモルト販売さんが2004年にリリースした,ディスティラリーコレクションのリトルミル1977,およそ27年の熟成です。

リトルミルらしい紙っぽさは,方向性としては無くは無く,雑穀っぽいニュアンスと近いのですが明らかに紙や段ボールっぽさとして感じる手前におさまっていました。

今のものとも共通するようなアイリッシュに似たフルーツ感とオイリーさがありましたが露骨ではなく,ケミカル感も少なく比較的ナチュラルでした。
熟成感は香りからも味わいからも感じられ,リトルミルとしてはかなり洗練されたタイプだと思いました。

リトルミルは私の苦手蒸留所の代表ですが,これは美味しく飲めるボトルでした。


 
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2014.12.17【日記】

リトルミル 1991 21yo Svensk Whiskyformedling

2000年以降のボウモアと共通点の多い香味でした。

 

リトルミル LITTLEMILL 1991-2012 21yo Svensk Whiskyformedling 47.3%


香りはパッションフルーツのトロピカル感と青草、紙っぽさ、バニラ、飲むと穏やかな口当たり、香り同様のトロピカル感と紙っぽさ、青草のエグ味が少々、優しい甘味、長くはないがすっきりした余韻。

【Good/Very Good】


Svensk Whiskyformedlingというスウェーデンのボトラーが詰めた,リトルミル1991,21年熟成です。

香りも味わいも,パッションフルーツ系のトロピカル感と紙っぽさが共にしっかりと主張してくるリトルミルで,アイリッシュとの共通点を多く感じる他の近年ボトルと比べると,フルーツにもっさりした重さや淀みを感じる部分が少なく,やや透明感があり近年のボウモアに近いフルーツ感でした。
紙っぽさもあいまって,ピートは無いものの2000年以降の紙っぽさを感じるボウモアに近い香味だと思いました。

紙っぽさが気にならなければ,最近リリースが多くやや食傷気味のリトルミルの中では個性があって良いのではないかと思いました。

 
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2014.10.29【日記】

ニューリリース:リトルミル 1992 21年 BBR for BAR OLD & Public Bar Islands ちばらき魂

ちばらき魂第2弾はトロピカルなリトルミルでした。

 

リトルミル LITTLEMILL 1992-2013 21yo BBR for BAR OLD & Public Bar Islands #18 55.3%
one of 120 bottles



香りはフルーティ、パイナップル系の強いトロピカル感、紙っぽさのある穀物感、強くココナッツ、バニラ、飲むとややケミカルだが強いトロピカルフルーツ、パイナップル、麦の旨味も濃厚、コクのある甘味、淡い植物感のあるエグ味、オイリーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


BBRが千葉のBAR OLDさんと茨木のPublic Bar Islandsさん向けにボトリングした、「ちばらき魂」と記載された震災復興ボトルで,前回のボウモアに続く第2弾はリトルミル1992,21年熟成でした。

1990前後のリトルミルらしい,パイナップルなどのトロピカルフルーツが強く感じられるリトルミルで,私の苦手な紙っぽさは香りにはそこそこ感じましたが,飲んでみると旨味のある麦感の一部に感じたのかさほど気になりませんでした。
香りで感じた強いココナッツフレーバーも印象的でしたね。また,トロピカルでややオイリーで,アイリッシュにも近いニュアンスがありました。

ややケミカルなニュアンスはあるのですが,やはりこのあたりのリトルミルはトロピカルフレーバーが前面に出ていますね。
リトルミルは紙っぽいため私の苦手な蒸留所のひとつなのですが,このボトルはなかなか美味しくいただけました。
紙っぽい個性が気にならない人にとっては,私が感じた以上に美味しいボトルだと思います。


 
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2014.10.21【日記】

リトルミル 8年 オフィシャル 80年代流通

やはりハウススタイルは健在でした。

 

リトルミル LITTLEMILL 8yo OB 40%
80年代流通



香りはシトラス、強い穀物感と濡れた段ボール、青草、バニラ、
飲むと柔らかな口当たりからじわりと刺激、ふわりとした甘味、紙っぽさと穀物感は強めで長いが麦の滋味深い旨味がある。

【Okay/Good】


80年代流通のリトルミル,オフィシャル8年,トール瓶です。

香りにも味わいにも,この後のダンピーボトルにもよく感じた独特の穀物感と段ボールのような紙っぽさが強く感じられます。
これは自分的には苦手な要素なのですが,オールドスタンダードらしい,滋味深い穀物の旨みと優しい甘味の印象は良かったです。

現行のリトルミルにもこの独特の紙っぽいクセが感じられることがしばしばではありますが,最近のリリースはトロピカル感などでだいぶマスクされていることもあるようですし,お好きな方もいるようですから,是非ストレートに個性を感じられるこういうボトルも試していただきたいと思います。



このボトルは,三越前のIANさんでいただきました。

 
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2014.08.16【日記】

最近のリリース:リトルミル 1988 24年 ハートブラザーズ

らしさがあり,アイリッシュっぽくも感じるリトルミルでした。

 

リトルミル LITTLEMILL 1988-2013 24yo HART BROTHERS 54.0%


香りはジャムのような濃厚さのあるプラムやベリー、アプリコット、強い紙っぽさと穀物感、オイル、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、粘性のあるテクスチャー、甘く濃いジャムとトロピカルフルーツ、オイルとグレーンっぽさ、紙っぽさとエグ味は終始主張。

【Good】


ハートブラザーズからわりと最近リリースされた,リトルミル1988,24年熟成。
このヴィンテージのリトルミルは初めて飲むかもしれません。

香りからはシェリーカスク熟成と思われるジャムっぽいフルーツ感が多彩に感じられますが,リトルミルらしい紙っぽさも強く感じられました。
飲んでみると芳醇な広がりと粘性のあるテクスチャーが感じられ,ジャムっぽいフルーツ感に加えてトロピカル感もしっかりと感じられます。
紙っぽさもやはり感じられ,オイリーさともあいまって,たまに出会う紙っぽさのあるアイリッシュウイスキーとの共通点も強く感じました。

紙っぽさが気にならない人であれば,芳醇なシェリー感とトロピカル感もあって充実の美味しさだと思います。

 
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2014.01.11【日記】

リトルミル12年 オフィシャル フルプルーフ 80年代流通

やはりベストリトルミルでした。

 

リトルミル LITTLEMILL 12yo OB Full Proof 54%
80年代流通



香りは乾いた麦しっかり、フレッシュなオレンジやレモンなどの柑橘、強めのバニラ、少し草っぽさ、飲むと濃いシロップの甘味、凝縮したフレッシュな柑橘と酸味、乾いた麦、スパイシーで鋭いキレあり、ボディもあり、ヒリヒリした余韻。

【Very Good】


80年代流通のリトルミルのオフィシャル、フルプルーフの12年です。

以前家でも開いており記事にしましたが、やはり凝縮したフレッシュな柑橘や乾いた麦感、そしてはっきりとした輪郭とキレの良さが印象的でした。
私のあまり得意でない段ボール系のリトルミルフレーバーは探しても見つかりません。他のボトルは探さずともほぼ確実に見つかるのに、どうしてこのボトルにだけないのかは完全に謎のままです。
らしさは全然感じませんが、私のベストリトルミルのポジションは揺らぎません。


そういえば、じっくり自宅テイスティングして記事にしたボトルをBARで飲んで改めて記事にしたのってあまりない気がします。逆はよくありますが。
記事にした記憶があったので今回も一応、久しぶりに昔の記事を読んだのですが、改めて読むと、味は覚えていても考察などのコメントまでは覚えていませんね。
そこでちょっと怖くなるのは、全く同じようなコメントを書いてしまう(もしくはもう書いてしまっている)可能性です。
全く同じようなことをたった今思いついたように書いてしまう可能性もあり、結構恥ずかしいですよね。。。
これは必ずしも同じボトルの時とは限らず、違うボトルでも同じような考察をしてしまう可能性もありますし。。。
もし気づいたらそっとしておいてやってください。(笑)

 
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2013.06.19【日記】

ニューリリース:リトルミル1992 ダグラスレイン OMC ビッグスタンプ

苦手な自分でもまずまずいけるリトルミルでした。

 

リトルミル LITTLEMILL 1992-2013 21yo DOUGLAS LAING OMC BIG STAMP #9436 54.1%
one of 120 bottles, refill hogshead



華やか、バニラ、桃、レモン、フローラル、青草と紙、軽やかな麦もしっかり、紙もあるが桃や淡いトロピカルなど華やかなフルーツが勝っている。

【Good/Very Good】


ダグラスレイン、OMCのビッグスタンプからリトルミル1992、21年熟成。

個人的に、リトルミルの紙っぽさはあまり得意でない成分で、このボトルにもある程度は感じられるのですが、華やかなフルーツ感がそれを凌駕しているようです。
ドイツ系の1990によくあった、ねっとりと熟した印象のケミカルなトロピカル感と紙っぽさが同居したようなタイプではなく、フレッシュさも感じるフルーツ感でキレもあり、最近のリトルミルの中では好印象でした。

 
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2013.05.31【日記】

ニューリリース:リトルミル21年 オフィシャル

オフィシャルから突然変わった瓶でリリースされました。

 

リトルミル LITTLEMILL 21yo OB 46%
one of 3000 bottles



香りは穏やかな桃やパイナップル、バニラ、少し草、さっぱりした柑橘、溶剤と機械油、飲むと香りよりも熟した桃とパイナップルなどのトロピカル感は強め、そのわりに粘性はなく甘味はさらりと上品、後半に紙のニュアンス。

【Good】


ニューリリースのリトルミル、オフィシャル21年熟成。
ポットスチル型?の特別なボトルに入った限定品で、逆算すると90年代初頭の蒸留です。ここ数年、1989や1990あたりでトロピカルなリトルミルがボトラーズから結構出ていましたね。

さてこのリトルミル、後半にはらしい紙っぽさもありますがしっかりトロピカルもあり、オフィシャルボトルでこの系統は初めて飲んだ気がします。
あまり認識されていなかったんだと思いますが、ボトラーが手に入れた特定の樽の個性というよりも、きっとこのあたりのヴィンテージにおけるリトルミルの個性なんだと思います。

 
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2013.02.27【日記】

この蒸留所の自分史上第2位:リトルミル 1965-1997 31年 シグナトリー サイレントスティル #5273

60年代のリトルミルにもなかなか出会えません。

 

リトルミル LITTLEMILL 1965-1997 31yo SIGNATORY Silent Stills #5273 46.5%
one of 180 bottles



落ち着いた穏やかな発香、熟したトロピカル感も見え隠れする濃厚なフルーツ、トロリとクリーミー、滑らかな口当たり、コクのある蜂蜜、やはり甘味もクリーミーで杏仁豆腐のよう、探せば紙っぽさ一歩手前の麦感もあるが全くオフフレーバーではない。

【Very Good】


シグナトリーの閉鎖蒸留所シリーズであるサイレントスティルからリトルミル1965。
60年代のリトルミルなんて、なかなか飲む機会がありません。
個人的にあまり得意でない蒸留所なのですが、明らかな紙っぽさは感じられず、穏やかで緩い印象ではありますが濃厚なフルーツやとろりとクリーミーな味わいはかなり好印象でした。

自分のリトルミル史上、12年オフィシャルカスクストレングスが不動の第1位ですが、それとは真逆の方向性のこのボトルが今回第2位にランクインしました。
熟成感があり間違いなく旨いリトルミルです。


 
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2012.09.27【日記】

これまでのテイスティングノート39:リトルミル 12年 オフィシャル フルプルーフ 80年代流通


 

リトルミル LITTLEMILL 12yo OB Full Proof 54%
bottled in 80′s



・香り:
レモン、グレープフルーツとそのワタなどフレッシュで酸味のありそうなフルーティ、ふわっと青リンゴやシェルドネの白ワイン、熟していないメロンのようなニュアンスも。蜂蜜の甘い香り、草っぽさを伴うモルティがしっかり、アロコール感もやや強め、ナッツ、全体的にクリアな印象だがデンプンっぽいもっさり感が少しある。


・味わい:
アルコール感もしっかりしておりエッジが鋭い印象、濃いめの蜂蜜の甘さ、ややヒリヒリするスパイシー、やはり柑橘系の酸味のあるフルーティ、フルーツはフレッシュだが凝縮感があり噛み応えがある感じ、草、乾いた印象のモルティ、樽のニュアンスは少ない、少し塩気も感じる、
後半は旨みが舌にしみ込むような感覚があり非常に心地良く旨い。ボディは厚め。


・余韻:
噛み応えのあるフルーツと乾いたモルティ、ヒリヒリするスパイシー、蜂蜜の甘味がバランス良く主張。心地良いままで長めに残る。


・加水:
ほとんど崩れずバランスも保たれる。


・総評:
すべてにおいて、リトルミルとは思えない味わい。
ハイストレングスの濃い味わいが舌にしみ込んでくるような感覚で非常に旨い。蜂蜜やシロップのような甘味、ヒリヒリするスパイシー、柑橘系フルーツを凝縮したようなフルーツ感、乾いたモルティ、これらが非常にバランス良く主張し、申し分ない仕上がり。
自分のあまり得意でないリトルミル独特の紙やエグ味の要素は皆無。
派手さは無いが、飲むほどに旨く、ウイスキーをある程度飲み込んだドリンカーには特に愛されそうな味わい。
間違いなく現時点での自分のベストリトルミル。


【Very Good】


自分で開けて久しぶりに飲みましたが、やはり旨いです。
どう飲んでもブラインドでリトルミルとはわからないと思います。
リトルミルは、トロピカルなものを含めてもベンネヴィスと並んであまり得意でない蒸留所なのですが、このボトルには自分の苦手な要素が全く感じられません。今まで飲んだ他のリトルミルにはほぼ一貫して共通の紙っぽさやエグい感じがあると思うのですが、どうしてこれだけがこんなに違う味なんでしょうか・・・。
似たモルトを挙げろと言われると、(こちらはそこまで突き詰めて飲めているわけではないですが)自分としてはゼニスのローズバンク・カスクストレングスが出てきます。同じローランドでも格が違うと言われそうですが、似た要素が多いと感じています。


ちょっと共感してもらいづらいであろう、個人的感覚の話ですが、乾いたモルティとグレープフルーツ感を伴うフルーティが凝縮して粉っぽくなったような印象をうけるボトルが特に好きです。70年代蒸留のラフロイグ全般に加えてサマローリのグラント1963にも顕著に感じられた特徴でしたが、このボトルにも強くはありませんが確かに感じられます。これを見つけるとより美味しく思えてしまうんですよね。

〈2012/5/16 whiskylinkに公開〉


 

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2012.08.18【日記】

これまでのテイスティングノート5:リトルミル 1990-2010 20年 エクスクルーシブモルツ #713


 

リトルミル LITTLEMILL 1990-2010 20yo THE EXCLUSIVE MALTS #713 51.3%
one of 217 bottles



・香り:
華やか、ジャムというほどの濃縮感はないが熟したフルーツが充実、少しとってつけたような印象だが缶詰のパイナップルのトロピカル感、ヴァニラクリーム、しっかりとアルコール感、後半に少しもっさりした紙っぽいともいえるモルティ、全体的には濃いフルーツが支配的。


・味わい:
やはりパイナップルなどのトロピカル感がしっかり、小児用の薬のようなケミカルな感じのトロピカルにも思える、シロップのような甘味もしっかりあるが、若干若いアルコール感や紙っぽいモルティに伴うエグ味が感じられ、そのためかトロピカルなわりに陶酔感はあまりない


・余韻:
パイナップルとヴァニラが残るが、紙っぽさとエグい感じを伴う


・加水:
フルーツとヴァニラがよりはっきりするが、単調になり、より若く感じてしまう。


・総評:
フルーティでどこかとってつけたようなトロピカルがあり、わりとリリースのある1990のリトルミルの中でも特にフルーティな方と思う。全体をしっかりとフルーツが支配していて、フルーティなモルトとしてCPは高く普通に美味しい。
ただ個人的には、トロピカルにはある程度の熟成感が一緒にあったほうが陶酔感を感じやすいようだ。


【Good】

〈2011/2/21 whiskylinkで公開〉


2012/ 8/18 追記:
この後にも結構リリースが多い、1988~1990あたりのトロピカルなリトルミル。
紙っぽいフレーバーが気にならない人には、比較的安く手に入るトロピカル系モルトで、CPが高いと思います。

 

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