ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2015.11.22【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 16年 ウイスキーエクスチェンジ

梅酒っぽい独特のフルーツ感が印象的でした。

ラフロイグ LAPHROAIG 16yo THE WHISKY EXCHANGE LAPHROAIG 16yo THE WHISKY EXCHANGE

ラフロイグ LAPHROAIG 16yo THE WHISKY EXCHANGE 50.9%


香りは強く梅酒を感じるフルーティ、強い麦感,海藻のミネラル、ヨードのある強いピート感。
飲むと穏やかな口当たりから甘やかに広がる、梅酒っぽいコクのある甘味と酸味、良いタンニンを感じるオーク、ヨードの効いた強いピート、オイリーで甘やかな長い余韻。

【Good/Very Good,Interesting】


ウイスキーエクスチェンジからニューリリースのラフロイグ16年です。
逆算すると1999年あたりのヴィンテージでしょうか。

ラフロイグらしい海藻っぽいミネラル感を伴う強いピートを感じると共に,第一印象から梅酒っぽいフルーツ感を強く感じました。
飲んでも同じように梅酒っぽさを強く感じ,甘味と酸味もそれっぽかったため非常に印象に残りました。
それ以外の要素も充実しており,詰め時感もあり,さすがエクスチェンジと唸らされる美味しいラフロイグでした。。

実は今,自宅でアイラモルトで梅酒を作っており,寝かせているものをたまに味見しているため,それによく似たニュアンスを敏感に感じ取った部分はありそうです。
ただ,他のラフロイグには感じたことの無い要素ですし,1回テイスティングしたことをすっかり忘れて別の日に2回目をオーダーして,それを飲むやいなやすでに1度飲んだことを思い出してしまったほど今の私には特徴的と感じるニュアンスでした。


 
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2015.10.24【日記】

ラフロイグ 1993 12年 ジャック&ジャック 54.8%

間違いなく,ボトラーズの1993ラフロイグの傑作です。

ラフロイグ LAPHROAIG 1993 12yo JACK&JACK 54.8% 

ラフロイグ LAPHROAIG 1993 12yo JACK&JACK 54.8%
one of 287 bottles, Bourbon Cask



香りはフルーティで強い、グレープフルーツのわた、グァバやパッションフルーツ、バニラ、乾いた麦感、優しいヨードのある強いピート、魚介ダシ、チーズ。
飲むと粉っぽい噛み応えのあるのあるテクスチャー、グレープフルーツのわた、生ハムメロン、バニラ、柑橘の心地よい甘味と酸味、麦と淡いダシを感じる濃い旨味、ピーティでフルーティな長い余韻。

【Very Good/Excellent】


ジャック&ジャック(ジャックウィバーズ)のラフロイグ1993,12年熟成です。

香りの最初から突き抜けたフルーツ感が強く主張してきます。
美味しいラフロイグに感じるグレープフルーツのわたや生ハムメロンに加えて,グァバやパッションフルーツといったボウモアとも共通点を感じるようなトロピカルフルーツもあり,良いバーボンカスクを感じるバニラや良い麦感,そしてラフロイグらしいヨードのあるピート感もしっかりと感じました。
甘味と酸味のバランスも良く旨みも濃かったことも好印象でしたが,何よりも凝縮して粉っぽさすら感じるような独特の噛み応えを感じるようなテクスチャーがあったのが極めて私の好みでした。

熟成感がそれほどあるわけではありませんがVG/Eにしてしまったくらい素晴らしいラフロイグで,これの前に32年のバイセンテナリーを飲んだのですが,熟成期間の異なる突き抜けた魅力のある2種類を飲んだため自分がラフロイグに欲しいものは何か,何を評価するべきなのか,悩み過ぎて頭がおかしくなりそうになりました。(笑)
何も考えずに飲んだら,私は32年よりこちらの方が美味しいと思うのではないかと思います。

最近はよくわかりませんが,ジャックウィバーズは長熟短熟問わず,ラフロイグの美味しいものをたくさん出してくれました。
1993はこれともう1本あったと記憶していますが,そちらも素晴らしいものでした。
ラフロイグにおいて私が信用しているボトラーです。


 
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2015.10.13【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 32年 オフィシャル バイセンテナリーボトリング

バイセン最後の32年,飲めたこと,そしてそれが非常に美味しかったことにも感激です。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 32yo OB 46.6%
bottled in 2015, one of 5800 bottles, ex-Oloroso sherry hogsheads



香りは複雑で芳醇、チョコレートがけのドライオレンジ、プラム、熟したメロン、ベリー、生ハム、ナッツ、少しチーズ、海藻、腐葉土、強いヨードとスモーク、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりで最初穏やかだが芳醇な広がりがある、チョコレートがけのオレンジ、淡いベリー、薄めたコーヒー、少し噛み応えを感じるテクスチャー、ジャム系の甘味だが強くない、引き締まる淡い渋味、淡く魚介ダシの旨味、穏やかなシナモンやハーブ、ヨードと炭っぽいスモーク、ボディはミディアム、オイリーさも感じピーティでフルーティで綺麗な余韻。

【Very Good/Excellent】


今年は私にとってラフロイグの年と言っていいほどラフロイグばっかり飲んでいますが,バイセンテナリー記念の最後の1本,32年を無事に飲むことが出来ました。
リフィルのオロロソシェリーホグスヘッドのヴァッティングで,色がわかるように普段の緑瓶ではなくクリア瓶が使用されています。シェリー系でも1974やいわゆるブラックラフロイグ1980,1981などとは異なり,透明感もある赤みがかった色合いでした。

香りはまさに熟成感のあるアイラという第一印象で,ラフロイグらしいフルーツ感に熟成感が付加されており,そこに支配的ではないシェリーカスク由来の成分も全体を包むように感じられました。
80年代前半のラフロイグにしばしば感じるチーズや生ハム,オフィシャル王道系の海藻っぽさを伴うヨードもしっかり感じる強いピート,これらすべてがボトリングして間が無いのに一体感を持って感じられました。

飲むとしっかりピーティなアイラモルトとしてはあまり経験が無いほど滑らかな口当たりですが,そこからの芳醇な広がりがありました。
香りと同様,80年代前半のラフロイグらしさとシェリーカスクのニュアンスが共に一体感を持って感じられ,ほど良い渋味で引き締まっている印象もあって意外に甘味は強くありませんでした。
ボディこそ少し弱まっていますが,過剰なウッディネスやエグ味などの過熟感は全く無く,長熟ならではの魅力に溢れていました。

これだけの長熟なのにピートを含めたバランス感もしっかり保たれており,度数が高くないこともあってかそれぞれの魅力的な成分を拾いやすいように思いました。
贔屓目抜きに評価しても,長熟アイラモルトとして完成されたラフロイグだと思います。

超長熟だけあって若干ボディが抜け始めている印象があり,今現在で完成された美しいモルトとして,このバイセンの記念で開けて飲んでしまうのが正解なのかもしれません。
かなりの高額ボトルなので開栓するのには勇気がいりますが。。。


さてさて,これだけハイテンションで語っておいてなぜ評価がExcellentでないのかというと,これはもう好みの問題としか言えません。
上記のとおり素晴らしいモルトであり,香味が稀有なモルトであり,完成されたモルトであるということにおいて私としては疑う余地が無いです。
あとは,ラフロイグに何を求めるかというところでしょうか。
特に私がラフロイグに求める粉っぽい凝縮感や,厚いボディという点においてはそれほど今回の32年にはありません。

評価はVGとVG/Eで最後まで悩み,美味しかったこともあって高額ボトルなのにかなりの杯数を重ねました。
特にVG/Eと悩んで最終的にVGにした21年と比べてどちらが魅力的かというところで引っかかりました。
好みの方向性はどちらかというと21年なのですが,稀有な魅力が詰まっているという点で32年が突き抜けており,想い入れのある蒸留所のバイセン最後の1本を飲めたという感動とも切り離すことが出来ませんでした。
そんなわけで,最終的にはVG/Eとしました。


15年,21年,カーチェス,そしてこの32年。
今,バイセンの記念とはいえニューリリースでこれだけ幅のあるものを一気に出せる蒸留所がいくつあるでしょうか?

ボトリング数もそれぞれ数千本~数万本と結構な数があり,決して安価ではありませんがマッカランやボウモアなどの記念ボトルのように一般人には流通量的にも値段的にもほぼ飲むことができないというものがひとつもなかったのが非常に好印象でした。

何より今回のバイセンボトルの中身は私にとってそのどれもが感動的なもので,ラフロイグをさらに好きになりました。

改めて,200周年おめでとうございます。
これからのリリースにも期待しています。



 
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2015.09.24【日記】

自宅テイスティング:ラフロイグ 1993 21年 フレンズオブラフロイグ 21周年記念

じっくり飲んでも素晴らしい仕上がりです。

ラフロイグ LAPHROAIG 1993 21yo OB for FRIENDS OF LAPHROAIG 21 Years of Friendship 

ラフロイグ LAPHROAIG 1993 21yo OB for FRIENDS OF LAPHROAIG 21 Years of Friendship 48.4%



・香り:
非常に華やかでフルーティ,グレープフルーツのわた,グァバ,淡くパッションフルーツやパイナップル,バニラクリームとリッチなオーク,ナッツ,旨そうな麦,湿布,土っぽさ,海藻のミネラル感,スモークとヨードもある強いピート感。


・味わい:
穏やかな口当たりだが芳醇に広がる,グレープフルーツ,グァバ,パッションフルーツ,バニラクリーム,多彩でジューシーなフルーティが旨味のある麦感と共にしっかり舌に乗ってくる,ほど良く熟した柑橘の酸味,海藻のミネラル感と強い塩気,リッチなオークとナッツがしっかり,スモーク優位だがヨードもしっかり感じられるピート感,ボディあり,口内にまとわりつくようなオイリーさがありそれがフルーティさを伴って長く残る。


・加水:
よりフルーティさや華やかさ,そして酸味が際立つ。加水しても美味。


・総評:
グレープフルーツにナチュラルなトロピカル感を含んだフルーティが素晴らしいが,麦の旨味やピートもしっかりと感じられ,良いバーボンカスクのリッチなオーク感も効いていた。
バーボンカスクの現行ラフロイグとしてほぼ文句をつけるところの無い素晴しい仕上がりだと思う。


【Very Good】


ラフロイグのバイセンテナリーボトリングとしてリリースされるものは,15年,21年,32年という噂でしたが,この2本目の21年はバイセン向けというよりもフレンズオブラフロイグ向けのハーフボトルでした。
リリース直後にBarで飲んで,価格に関する私見も含めて一度記事にもしています


自宅でもさっそく開栓してじっくりいただきました。
といっても美味しいうえにハーフボトルだったので1本目はすぐに無くなってしまい,結局2本目に突入してしまいました。(笑)


上記のとおり華やかで多彩でナチュラルなトロピカル感もあるフルーティ,旨味のある良い麦感,良質なバーボンカスクのニュアンス,そしてラフロイグらしい強いピート,これらがどれもハイレベルで主張してくる素晴らしいボトルで,さすがこのタイミングで出してきたなと唸らされる仕上がりです。

ヨードを含んだ強いピートの影響を感じますがフルーティさの方が前面に出ており,やはりBarで飲んだ時の印象通りバイセン15年をより厚く深くリッチにしたボトルという印象でした。

バイセン15年とは今回自宅で同時に注いで飲み比べもしてみましたが,大きな違いはボディとオイリーさで,度数の違いとリッチなオーク感に起因するものだと感じました。
また,Barで飲んだ時よりもヨードはしっかりめに感じ,ボトラー寄りな印象が王道系に修正されました。


今回飲んでも限りなくVG/Eに近いVGという判定で,素晴しいラフロイグでした。
※ここまでくると単に好みの問題ではあるのですが,良いシェリー感もあったドイツ向けの1991がVG/E評価で,近年リリースの傑作と言える仕上がりで,これと比べるとどうしてもギリギリVGになってしまいます。

 

 

 

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2015.09.23【日記】

自宅テイスティング:ラフロイグ 15年 オフィシャル 200周年記念ボトル

やはり世界に向けたバイセンテナリーボトルとして素晴らしいです。

ラフロイグ LAPHROAIG 15yo OB TO CELEBRATE THE 200TH ANNIVERSARY OF LAPHROAIG ラフロイグ LAPHROAIG 15yo OB TO CELEBRATE THE 200TH ANNIVERSARY OF LAPHROAIG

ラフロイグ LAPHROAIG 15yo OB TO CELEBRATE THE 200TH ANNIVERSARY OF LAPHROAIG 43%



・香り:
熟したオレンジとグレープフルーツ,グァバ,淡くパッションフルーツ,奥からアプリコットジャム,バニラ,穏やかながら主張してくる麦感,ヨードとスモークが共に主張するピート感,少しタール。


・味わい:
加水らしい優しい口当たりから芳醇に広がる,グレープフルーツ,グァバやパッションフルーツのトロピカル感,バニラクリームのようなオイリーがしっかり,海藻のミネラル感とヨード,魚介のスモーク,ジューシーなフルーツの甘味と柑橘の酸味,やや噛み応えのある凝縮したテクスチャー,ややオイリーでフルーティな余韻。


・加水:
フルーティな華やかさや爽やかさは増すがボディが一気に薄くなる。


・総評:
グレープフルーツ系の柑橘感とトロピカルフルーツが伴に感じられる華やかなフルーティが印象的で,フルーティに振れながらもオフィシャルらしいヨードを伴ったピートのニュアンスもしっかりと感じられるラフロイグ。
まさにバイセンテナリーにふさわしい特別感のあるボトル。


【Very Good】


ラフロイグ蒸留所の200周年記念にボトリングされたオフィシャル15年。
いわゆるバイセンテナリーボトリングで,7万本以上のボトリングということですが,販売予定はあるものの残念ながらまだ日本には入ってきていません。
これは,フレンズオブラフロイグ向けに2500本先行発売された後,英国国内向けに流通したボトルです。


発売された時の感動は以前記事にした通りなのですが,ある程度興奮がおさまってから自宅でもじっくりテイスティングしました。
ちなみにこれは2本目です。(笑)


じっくり飲んでもやっぱりフルーティさが突き抜けたラフロイグで,ボディのぶ厚さこそないものの,引っかかる要素も無くスムーズに飲み進められます。
意外にヨード感もあり,やはりフルーティだけが際立ったボトラーズとは一線を画す仕上がりです。


21年などと飲み比べして改めて感じましたが,この15年はらしさに加えてスムーズな飲み心地が魅力的で,いくらでも飲めてしまう気がします。




 

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2015.09.17【日記】

ラフロイグ 1998-2012 14年 ウイスキーベース "アーカイブス" #5619

ボトラーらしい華やかなフルーティラフロイグでした。

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2012 14yo WHISKYBASE "ARCHIVES" #5619 LAPHROAIG 1998-2012 14yo WHISKYBASE "ARCHIVES" #5619

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2012 14yo WHISKYBASE "ARCHIVES" #5619 53.8%
one of 156 bottles, Bourbon Hogshead



香りは華やかでフルーティ、シトラス、青リンゴ、淡く桃、バニラ、少しクリーム、オーク、強めの麦感、ヨードは淡くスモークが強い、飲むと香り同様に華やかでフルーティ、グレープフルーツ、淡く桃、バニラ、フルーティな甘みと淡く酸味、麦の旨味、少しのダシ、強いピート、タール、すこしオイリーで長い余韻。

【Good/Very Good】


オランダのウイスキーべースのアーカイブシリーズからラフロイグ1998,14年熟成のシングルカスクです。

90年代のボトラーズのラフロイグらしい,柑橘や青リンゴなどのフルーツがしっかりと感じられ,リフィルのバーボンホグス由来と思われるオークやクリーミーなニュアンスも淡く感じられました。ヨードもありますが強くは無く,どちらかというとスモーキーさの方が前面でしょうか。

飲んでも香り同様に華やかで多彩さもあるフルーティがあり,甘味と酸味のバランスも良く旨みもあり,引っかかるところも無く美味しいボトラーズのラフロイグでした。

 
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2015.09.03【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1998-2015 16年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション

型にはまらない旨いラフロイグでした。

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2015 16yo CADENHEAD Authentic Collection LAPHROAIG 1998-2015 16yo CADENHEAD Authentic Collection

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2015 16yo CADENHEAD Authentic Collection 57.5%
one of 198 bottles, Bourbon Hogshead



香りはシトラスと重いアプリコットジャム、オイル、ナッツ、タールもある強くしっとりとしたピート、奥からこなれた麦感、海藻、ヨードと強いスモーク、良いオーク感、飲むと滑らかな口当たりから芳醇にパワフルに広がる、熟したオレンジやパイナップル、淡くパッションフルーツ、バニラ、強い甘みと濃いめの麦の旨味、ナッツ、強いピート、リッチなオークとオイリーでフルーティな余韻は長い。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッド,オーセンティックコレクションからのニューリリース,ラフロイグ1998,16年熟成です。

フルーティさはボトーラズっぽい柑橘感やうっすら感じるトロピカル感に加えて,熟したニュアンスやジャムっぽい系統のフルーツ感も同時に感じられ,ピートもパワフルでしたが最近のオフィシャルっぽい炭や灰っぽいニュアンスや強いヨードは感じませんでした。
非常に濃厚で甘味の強いタイプで,フルーツと麦の旨味,そして強いピートがそれぞれしっかりと主張してくるという濃い味わいでした。

オフィシャル寄りともボトラーズ寄りともいえない興味深いタイプでしたが,かなり美味しかったです。

 
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2015.08.28【日記】

自宅テイスティング:ラフロイグ 1991 23年 オフィシャル ドイツ向け

家でもじっくり飲みましたが,やはり近年リリースの傑作だと思います。

 ラフロイグ LAPHROAIG 1991-2014 23yo OB for Germany

ラフロイグ LAPHROAIG 1991-2014 23yo OB for Germany 52.6%


・香り:
重たく濃厚,アプリコットジャム,熟したオレンジや桃,ビターチョコレート,強いヨードを伴うスモーク,タバコのタール,海藻,奥からバーベキューソース,少し焦げ感もある旨そうな厚い麦感,淡いミント,オイルを塗ってなめした皮,腐葉土っぽさのあるアーシー,非常にリッチ、

・味わい:
やや粘性も感じる滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる,濃厚で噛みごたえもあるテクスチャー,強いコクのあるアプリコットジャムやビターチョコレートの甘味と良い渋味,キツさの無いタンニン,厚い麦と魚介ダシとバーベキューの肉っぽさもある濃い旨味、強いヨードを伴う厚いピート感,アイラのカスクストレングスらしい迫力がありリッチで長い余韻。

・加水:
安定してそのまま伸びるが,多く加水すると重厚さだけでなく甘味が一気になくなり急にバランスを崩す。

・総評:
シェリーのニュアンスもあるためか,ジャムや熟したニュアンスを含んだ多彩なフルーツがあり,旨味の要素も多彩。
レザーや腐葉土のようなアーシー,そして何よりラフロイグにおける王道というべき厚いヨードを伴うピートがずどんと力強いボディとともに感じられたのが非常に印象的だった。
複雑かつ濃厚で嫌味はなく,飲み心地の良さと飲み応えが共にあって素晴らしいラフロイグ。

【Very Good/Excellent】


ラフロイグ1991,23年熟成のカスクストレングスで,ドイツ向けのオフィシャルボトルです。
有楽町で飲んで感激して記事にしたボトルでしたが,その後,やはりシェリーカスクを含んだスモールバッチということがわかりました。

フルーティなラフロイグは多々あれど,この系統のフルーツ感はシェリーとバーボンのヴァッティングだからでる複雑なものだと思います。
特にボトラーズに多い柑橘やトロピカル感のあるフルーティタイプのラフロイグには,ボディが少し弱いものが多く,複雑とも言い難いものが多い印象で,ヨードも前面にでてこないものがしばしばあるのですが,今回のボトルには多彩なフルーツだけでなく,麦の旨味やアーシーさ,レザー感などが多彩に主張し非常に複雑です。
そして王道のオフィシャルラフロイグらしい厚いヨードが十分に堪能でき,飲み応えもありました。

自宅で開けて1本しっかり飲みましたが,前回記事にする時に有楽町で何度も飲んだということもあってか,ほとんど前回同様の印象で,テイスティングノートも近いものになりました。

素晴しいオフィシャルボトルで,自分の中では近年リリースのボトルの中でも特に突き抜けたものであることに疑いの余地がありません。
熟成感もヴァッティング具合も丁度良く,すでに飲み頃と言える香味だと思うのですが,シェリー感や一体感において今後の瓶内変化による伸びしろもあるように思います。
次に飲むのが楽しみで仕方ありません。

そして・・・,やっぱり日本向けでない事には嫉妬してしまいます。
ドイツや北欧向けがあるのなら,ぜひ日本向けも。。。


 
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2015.08.25【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1997-2015 17yo シグナトリー #8366

らしさの充実した美味しいラフロイグでした。

ラフロイグ LAPHROAIG 1997-2015 17yo SIGNATORY #8366 ラフロイグ LAPHROAIG 1997-2015 17yo SIGNATORY #8366

ラフロイグ LAPHROAIG 1997-2015 17yo SIGNATORY #8366 51.9%
one of 292 bottles, Hogshead



香りはグレープフルーツと淡いアプリコットジャム、バニラクリーム、旨そうな強い麦感、海藻のニュアンスとヨードのある強いピート、スモーク、飲むと滑らかな口当たりから広がる、粉っぽさも伴う噛みごたえのあるテクスチャー、柑橘と淡い桃、若さもある麦感、魚介ダシ、オイル、根菜、強いピート、長い余韻。

【Good/Very Good】


シグナトリーから今年ボトリングされた,ニューリリースのラフロイグ1997,17年熟成です。

香りのフルーツはグレープフルーツを中心とした柑橘が中心ですがそれ以外の要素もあり,ヨードもしっかりと感じるアイラのカスクストレングスらしい強いピートの主張があり,熟成年数相当の麦感も十分に感じられました。
また海のニュアンスもたっぷりと主張してきました。
恐らくはバーボンホグスだと思いますが,バニラやクリーミーな要素も出ていました。

飲んでも粉っぽさも伴う凝縮感があり,芳醇とまではいきませんが広がりも感じる味わいで,期待を裏切らないフルーツ,麦,ピートがそれぞれ効いたラフロイグでした。

 
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2015.08.19【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1993 21年 フレンズオブラフロイグ 21周年記念

気持ちのこもった記念ボトルでした。

ラフロイグ LAPHROAIG 1993 21yo OB for FRIENDS OF LAPHROAIG 21 Years of Friendship LAPHROAIG 1993 21yo OB for FRIENDS OF LAPHROAIG 21 Years of Friendship

ラフロイグ LAPHROAIG 1993 21yo OB for FRIENDS OF LAPHROAIG 21 Years of Friendship 48.4%


香りは強くフルーティ、グレープフルーツのわた、グァバ、淡くパッションフルーツ、少しチーズ、バニラ、こなれた旨そうな麦感、湿った土と草、そこまで強くはないが海藻のミネラルとヨード、強いスモーク。
飲むと滑らかな口当たりから力強く芳醇に広がる、香り同様にフルーティは多彩でトロピカル感あり、ジューシーなフルーツの甘みと柑橘の酸味、海藻の塩気、やや噛みごたえのあるテクスチャーとしっとりした麦の旨味、アーシー、心地良いオーク、スモーク優位なピート感、ややオイリーでボディもあり長い余韻が続く。

【Very Good】


ラフロイグのバイセンテナリー第2弾は21年熟成ということは以前からわかっていましたが,ふたを開ければフレンズオブラフロイグ(foL)の21周年記念ボトル,しかもfoLのみに向けたハーフボトルという驚きのリリースでした。
ヴィンテージは1993で,21年熟成です。

"friends of LAPHROAIG"は,1994年に設立されて今年21年目になるラフロイグのファンクラブのような存在です。ラフのオフィシャルボトルを1本でも買っていれば,オフィシャルサイトから登録できます。
当初,foLのサイトからの抽選販売だったのですが,価格が安くないためかそれほど売れなかったようで,結局抽選販売後もfoLのサイトで販売しています。
当選したときはめちゃくちゃ嬉しかったのですが,ちょっと微妙な気持ちでした。(笑)

肝心の内容はというと,香りにはさすが1993というフルーツ感が充実しており,らしいグレープフルーツ系の柑橘に,グァバやパッションフルーツといったトロピカルフルーツのニュアンスが感じられました。
旨そうな麦感もしっかりと残っており,らしい海藻っぽさを伴うミネラル感や強いピートも主張してきます。個性的なヨードもしっかりありますが,オフィシャルにしては若干控えめでしょうか。またスモークに炭や灰っぽさを伴わないのも個人的には好印象でした。

飲むと力強い芳醇な広がりがあり,香り同様に非常にフルーティです。果汁感も伴ったフルーツの甘味と酸味があり,海を感じる塩気もあり,心地良いオークや土っぽいニュアンスも感じられ味を深めています。

熟成感はありますが嫌味は無く,バーボン系の良いオークで適切な熟成を経たラフロイグという感じです。
バイセンテナリー第一弾としてでてきた15年の加水タイプの延長上にある(より深く厚くしたような)香味という印象で,度数もやや高めで十分な厚みもあるのですが,現在の王道系のヨードやパワフルなボディよりもフルーティさが優位なハイレベルバランスタイプと感じる仕上がりでした。
VG/Eと迷うような素晴らしいラフロイグです。


さてこのボトル,価格がハーフボトルで99ポンドとやや高額だったためか,ラフロイグの通販サイトでも「高すぎる」「お前なんか友達(フレンズ)じゃない」みたいな投稿がいくつもありました。
でも,本当に高いでしょうか?
まぁフルボトル換算で4万円近くするわけですから金額だけ見れば決して安くはありませんが,アイラの人気蒸留所のオフィシャル20年オーバー,人気の1993ヴィンテージで記念のリミテッドエディション,カスクストレングスかどうかは不明ですが度数も高めということを考えると,去年のドイツ向けの1991だってこれくらいの値段で売切れてますし,スペックだけ見ても決して非常識な値付けではないと思います。
同じアイラの人気蒸留所,ラガヴーリンのオフィシャル21年なんて,こんなにモルトが高騰する前の2012年詰めがすでに4万円オーバーでしたね。

また,今回の21年のボトルが入っている筒には,foLの歴史とラフロイグラヴァー(フレンズ)への感謝の気持ちが記載されています。読んでいて素直に嬉しい気持ちになりました。

ラフロイグ LAPHROAIG 1993 21yo OB for FRIENDS OF LAPHROAIG 21 Years of Friendship ラフロイグ LAPHROAIG 1993 21yo OB for FRIENDS OF LAPHROAIG 21 Years of Friendship

そして何より肝心なのは中身が間違いなく美味しいことです。
サイトに文句を書いている人の大半は,中身には触れてないですし飲んでもいない人たちだと思います。
価格の相場も鑑みず,飲んでもいないのにネガティブなことを書いているとしたら,友達じゃないのはどちらでしょうか?と個人的には思ってしまいます。
むしろ,バイセン15年や100%フロアモルティングの今年のカーチェスが安すぎたとも思いますね。

所有者であるサントリーさんの(バイセン15年もまだ日本に届かないという)国内の愛好家軽視の姿勢にはがっかりしていますが,ラフロイグの今回のバイセンがらみのニューリリース,私はどのリリースも支持します。
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2015.08.09【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1997 17年 THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "29.160"

フルーツ感が非常に充実していましたが,それだけでないところが突き抜けたラフロイグでした。

ラフロイグ LAPHROAIG 1997 17yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "29.160" (1) ラフロイグ LAPHROAIG 1997 17yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "29.160" (2)

ラフロイグ LAPHROAIG 1997 17yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "29.160" 51.5%
one of 267 bottles, Refill Bourbon Hogshead



香りは多彩なフルーティ、アプリコットやオレンジのジャム、パイナップル、淡くグァバやグレープフルーツ、バニラ、海藻のミネラルと強いヨード、スモークも強い、カツオだし、リッチ、飲むとグレープフルーツ、パッションフルーツとグァバ、フルーティな甘味、麦と魚介ダシの旨味、ヨードもスモークもある強めのピート感、フルーティでややオイリーな長い余韻。

【Very Good】


SMWSから29番=ラフロイグの1997,17年熟成のニューリリースです。
(※SMWSの蒸留所コード一覧はこちら

香りにおいても味わいにおいても多彩なフルーツが感じられ,リフィルのラフロイグらしいグレープフルーツの他にパイナップル,パッションフルーツ,グァバといったトロピカルフルーツが強めに感じられたのが印象的でした。

また,フルーティ一辺倒ではなく海藻っぽさや魚介のダシ,そして強いヨードなどラフロイグらしい要素も十分に感じられ,熟成感とアイラのカスクストレングスらしい迫力が同居している点も素晴らしかったです。

ニューリリースのボトラーズのラフロイグとしては突き抜けた魅力と完成度を持つボトルだと思います。

1人1本限定でしたが本当に買えて良かったと思える1本で,同様のスペックのラフロイグの中でも明らかに安価なところもソサエティの魅力ですね。


 
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2015.07.27【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 12年 オフィシャル 北欧向け

シェリーのしっかり効いたオフィシャルラフロイグでした。

LAPHROAIG 12yo OB for NORDICS (1) LAPHROAIG 12yo OB for NORDICS (2)

ラフロイグ LAPHROAIG 12yo OB for NORDICS 48%


香りはアプリコットやプラムのジャム、しっかりと海藻のミネラル、腐葉土のアーシー、強いヨードを伴う迫力のあるピート感、飲むとパワフルでスパイシーな口当たり、コクのある強い甘味、ややミーティ、バーベキューソースの甘辛さ、強いヨードと炭っぽいスモーク、ミーティでピートの効いた余韻は長い。

【Good/Very Good】


ラフロイグが最近北欧向けにリリースしたオフィシャル12年です。
48%とやや高めの度数でボトリングされています。

香り・味わいともジャム系のフルーティや強くヨードの効いたピート感があり,オフィシャルらしいニュアンスの強い一方で,シェリー感も強めに感じられました。
特に飲んでからは,後半から余韻に掛けてミーティさがあり,近年のシェリーカスクのニュアンスもあるのですが,嫌なサルファリーというほどではなく味をリッチにしていました。

やはりオフィシャルでシェリーの効いたラフロイグにはなかなか出会えませんし特別感がありますね。
北欧向けにはここ数年でも複数のスペシャルリリースが出ていますが,日本企業の蒸留所ですからぜひ日本にもこういうものをボトリングして欲しいものです。


 
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2015.07.26【日記】

自宅テイスティング:ラフロイグ 1981 20年 カレドニアンセレクション #4607

自宅蔵出しの1981ラフ。ちょっと最初は想像と違ったタイプでしたが美味でした。

LAPHROAIG 1981-2001 20yo Caledonian Selection #4607 (1) LAPHROAIG 1981-2001 20yo Caledonian Selection #4607 (2)

ラフロイグ LAPHROAIG 1981-2001 20yo Caledonian Selection #4607 55.3%
Hogshead



・香り:
香りは最初こもっているが徐々に華やかでフルーティになる,グレープフルーツ,シトラス,フレッシュパイン,奥から熟す前の洋梨や黄桃,青いパパイヤ,バニラ,炒った銀杏,少し乾いたニュアンスのある強い麦感,乾き始めた藁と井草の植物感,薄めた蜂蜜の甘やかさ,強いピート,ヨードはキツくない程度にあり,穏やかな潮と海藻っぽいミネラル。

・味わい:
口当たりのキツさはないが徐々にヒリヒリと白コショウのスパイシー,シトラス,グレープフルーツ,時間と共に洋梨,白い花,うっすらおしろい,凝縮したやや粉っぽいテクスチャー,フルーティな甘味はさらりとしており強くなく,柑橘系の酸味,塩気は思いのほか強い,舌に染み込むような乾いた麦とその旨味,さっととったような上品な魚介ダシの旨みもある,若葉のような植物感,海藻のミネラル,淡いオーク,香りよりもヨードは弱いが炭っぽさも伴う力強いスモークがある。

・余韻:
柑橘系のフルーティとその酸味,強い塩気,スモーキーでスパイシーな余韻は長い。

・加水:
よりスムーズになり,柑橘と桃っぽいフルーツが強まる,タールっぽさややや古さを感じるピートが顕著に出てくる。

・総評:
開栓当初は頑なな印象で,フルーツ感よりも植物感やピート由来の成分が非常に強く,この年代のオールドでしかもボトラーズのラフロイグとしては想像したものと異なるように思った。
しかし開栓後しばらくしてから改めて飲んでみると,かなり華やかなフルーツ,らしい柑橘や洋梨や桃と言った陶酔感のある多彩な要素が出てきており,それは香り・味わいとも同様であった。

この時代のラフロイグらしい凝縮して粉っぽいニュアンスも最初はそれほど感じなかったが,時間と共に出てきて私にとって好ましいテクスチャーになった。
ボトラーズのプレーンに近い樽,おそらくは何度も使ったホグスヘッドと思われる樽感の淡さで,オフィシャルに比べるとヨードがそれほど顕著でないピートが強かったのも印象的だった。

とにかく時間と共に期待するラフロイグらしさを取り戻していくようなボトルで,興味深くいただいた。

【Very Good】


カレドニアンセレクションからラフロイグ1981,2001年詰めの20年熟成です。
カレドニアンコネクションズという他のボトラーがあり,そちらはブラッカダーと同資本らしいのですが,このボトルを海外から購入した当初,私はそちらのボトラーと勘違いしており,しかも瓶の底にブラッカダーのRAW CASKシリーズでしか見たことの無い炭っぽい樽のカスのようなものがいくつも沈んでいることも手伝って,それを信じて疑いませんでした。
実際は,ラフロイグ出身者が設立したボトラーのようです。
だからこんなスペックのラフロイグが詰められたのかもしれませんね。

さて,肝心の中身はというと,ラフロイグ出身の方が詰めた樽にしては,オフィシャルよりボトラーズに近いニュアンスのフルーティなタイプでした。

しかし,開栓当初は非常に頑なで近づきにくいモルトでした。
人見知りがおさまるまで,しばらくそのままにしておいたのですが,久しぶりに開けてみると,いや,正確には久しぶりに開けて注いでしばらく置くと,らしい凝縮感のあるラフロイグになっていました。
あとは上記のとおり非常にフルーティで凝縮したラフロイグらしい味わいを堪能させていただきました。

開栓当初,らしいフルーツが無く植物感やオークのエグ味も強く感じてしまい,ちょっと残念な感じもしたのですが,最終的には心配は無用でした。

余談ですが,この頑なさがわからなければ本領発揮する前になんとなくたくさん飲んでしまったかもしれません。
なんとなくのニュアンスではあるのですが,多くのボトルに出会って,その都度考えていくうちに養われた認識だと思われ,そういう経験値って目の前のボトルを深く楽しむのに大切なものだと思います。


 
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2015.07.23【日記】

近年リリース:ラフロイグ Lp5 スペシャリティドリンクス エレメンツオブアイラ

最近のラフロイグの好ましい要素が詰め込まれたボトルでした。

 LAPHROAIG Lp5 SPECIALITY DRINKS ELEMENTS OF ISLAY

ラフロイグ LAPHROAIG Lp5 SPECIALITY DRINKS ELEMENTS OF ISLAY 52.4% 


香りは濃縮したオレンジやアプリコット、しっとりした強い麦、バニラ、カスタードクリーム、ナッツ、ヨードも伴う強いスモーク、飲むと芳醇に力強く広がる、アプリコットジャムのコクのある甘味、グレープフルーツ、バニラ、ナッツクリーム、遅れて旨味の濃い麦感、魚介ダシ、少し噛みごたえもあるテクスチャー、リッチ、ヨードと炭っぽいスモーク、ややオイリーで厚みもあり長い余韻。

【Good/Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)のエレメンツオブアイラから,5回目のラフロイグ=Lp5です。

香りからも味わいからも,濃い柑橘やアプリコットなどのフルーツのニュアンスが強く感じられ,少し噛み応えも感じるような凝縮感もありました。
それに加えて旨味のある麦感やラフロイグらしいヨードも伴うピートの主張もあり,太さや迫力も感じました。

値段から考えても比較的若い原酒のはずなのですが,刺激は少なく全体として多彩さがありながらまとまりも良く,充実感のある美味しいラフロイグでした。


 
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2015.07.20【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 10年 オフィシャル オリジナルカスクストレングス バッチ007

期待を裏切らない,らしい香味でした。

 LAPHROAIG 10yo OB ORIGINAL CASK STRENGTH BATCH 007

ラフロイグ LAPHROAIG 10yo OB ORIGINAL CASK STRENGTH BATCH 007 56.3%
bottled in JAN 15



香りは熟したオレンジとアプリコットジャム、バニラ、カツオ出汁、煮詰まった紅茶、しっかりヨード、強くスモーク、飲むとアプリコットジャムとオレンジの濃い甘味、濃縮感と強いコクあり、バニラ、強いヨードと炭っぽいスモークがしっかり、魚介ダシや潮、リッチで厚いボディ、長い余韻。

【Good/Very Good】


ラフロイグ10年カスクストレングスの最新のバッチとなるバッチ007です。

もう香りの最初から,ボトラーズに多いグレープフルーツ系のフルーツ感とは一線を画する濃厚なジャム系のフルーツ感が感じられ,煮詰まった紅茶,魚介ダシ,そしてバーボン系のオフィシャルらしい厚いヨードを感じるピート感が強く感じられました。

飲んでも香り同様のジャム系の濃厚なフルーツ感とそのコクのある強い甘味が感じられ,やはりラフロイグ王道のヨードバリバリのピート感がパワフルに主張してきました。

予想通りの味で驚きはなかったのでVGにはしませんでしたが,ラフロイグ好きを満足させる十分な美味しさがあり,完成度の高いボトルでした。
期待通りの飲み応えのあるオフィシャルラフロイグの味で,カスクストレングスとしてリリースされる意義のあるものだと思いました。


 
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2015.07.16【日記】

ラフロイグ 1998 12年 バーメトロ向け

正統派のラフロイグで良かったです。

 LAPHROAIG 1998-2011 12yo BAR METORO

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2011 12yo BAR METORO 46%
one of 120 bottles



香りは華やか、グレープフルーツ、白ワイン、奥からアプリコットジャム、凝縮感あり、ナッツ、ヨードのある強いピート、飲むと度数のわりに強めのアタック、やや凝縮感も感じるシトラスやグレープフルーツの甘味と酸味、根菜、麦と淡くチーズの旨味、ヨードもある強いピート、余韻は長い。

【Good/Very Good】


イタリアのバーメトロ向けにボトリングされたラフロイグ1998,12年熟成です。

加水らしく華やかな香り立ちで,リフィルカスクのラフロイグっぽいグレープフルーツや白ブドウなどのフルーツ感がしっかりと主張し,奥からはオフィシャルのヴァッティングのボトルで出てきがちなアプリコットっぽさも淡く感じられました。
粉っぽさや噛み応えまでは感じませんでしたが凝縮感もあり,ラフロイグらしいヨードを伴うピートも十分に感じました。

ちょっぴり若さも感じましたが,加水ということもあってか荒さは無く全体的に良く仕上がったボトルだと思います。


 
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2015.07.05【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 2002-2014 12年 オフィシャル ハイグローブ #6076

らしい味のハイグローブが帰ってきてホッとしました。

 LAPHROAIG 2002-2014 12yo OB HIGHGROVE #6076

ラフロイグ LAPHROAIG 2002-2014 12yo OB HIGHGROVE #6076 46%


香りは華やか、フレッシュなグレープフルーツやシトラス、すもも、生ハムの乗った若いメロン、乾いた麦感、穏やかなヨード、強いスモーク、飲んでも華やか、グレープフルーツ、パッションフルーツ、強く梅酒、淡く桃の天然水、しっとりした麦、フルーツの甘味、良い酸味、ヨードもある強いスモーク、淡く炭っぽさ、ボディはないが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ラフロイグのオフィシャル,ハイグローブの最新リリース,2002年蒸留の12年熟成です。
シングルカスクで46%加水のボトリングです。

香りは華やかで,リフィルカスクのラフロイグにしばしば感じられるグレープフルーツ系の強い柑橘に加えて,すももやメロンっぽさも感じられました。スタンダードに比べるとやや穏やかですがヨードもありしっかりと煙も感じられました。
飲んでも香り同様に華やかさや軽やかさがあり,パッションフルーツ系のトロピカル感,そして梅酒っぽいニュアンスが強く感じられたのも印象的でした。ボディの厚さはラフロイグとしてはそれほどありませんでしたが,香り同様にピート由来の成分も強く,麦感もほど良く残っており,フルーティな甘味と酸味が心地良く残りました。
全体としては華やかなフルーティさを軸としたラフロイグでした。

ハイグローブというと,スペックは不明ですがスタンダードなファーストフィルバーボンカスクでの熟成のものに比べると,フルーティで軽やかさや華やかさが際立ったタイプというイメージでした。
ところが前回飲んだ2012年流通のものはクォーターカスク熟成で,結構バーボン感が強く出たタイプでした。ラベルも洗練された白ではなかったのも,今だから言えますがちょびっと残念でした。

それが今回のものは,香味もラベルも,従来のイメージ通りになっており安心しました。やっぱりハイグローブはこうでなくっちゃという感じです。



ちなみに前回飲んだものはこれです。


 
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2015.06.28【日記】

ラフロイグ オフィシャル カーチェス(カーディス) 200周年記念 アイラフェス2015向け

スペックも踏まえてこれからさらに華開きそうなラフロイグ。今後がひたすら楽しみです。

 LAPHROAIG OB "CAIRDEAS" 200TH ANNIVERSARY EDITION for FEIS ILE 2015

ラフロイグ LAPHROAIG OB "CAIRDEAS" 200TH ANNIVERSARY EDITION for FEIS ILE 2015 51.5%


香りは最初こもっているが時間と共にどんどん広がる、グレープフルーツとオレンジ、奥からじわりとアプリコットジャム、淡く桃や白ワイン、カスタード、バニラ、カツオだし、カモミール、力強い麦感、オーク、ヨードと炭っぽいスモークのある強いピート、淡い塩素と滋味深い麦感と土、飲むと滑らかな口当たりから力強く広がる、グレープフルーツ、奥からパッションフルーツ、淡く潮や海藻、やや染み込むような麦の旨味、舌全体にしっとり広がり煙い麦を噛んでるような独特のテクスチャー、じわじわと甘味は増してくる、柑橘の淡い酸味、淡いオークの味を深める、キツさのないヨードと炭っぽいスモーク、タール、リッチで余韻は長い。

【Very Good,Interesting】


今年のアイラフェス2015でラフロイグがリリースしたのは,蒸留所200周年=バイセンテナリーを記念したカーチェス(カーディス)でした。
さてこのカーチェス,ヴィンテージは2003年ではないかという噂で,ラフロイグのフロアモルティング麦芽100%で仕込んだ樽のみで構成されたボトリングです。

最初はかなりシャイなニュアンスでこもっており,出会いがしらにはそこまでピンと来なかったのですが,時間経過と共にどんどん広がっていきます。

香りにおいてはラフロイグの中でもそこそこ以上に熟成したリフィルカスクに多いフルーティなタイプに期待するグレープフルーツや淡いパッションフルーツ系のトロピカル感がゆっくり広がり,バーボンカスク熟成らしいバニラやカスタードのニュアンス,そして荒々しさも伴う滋味深い麦感,アイラモルトらしい強い煙と魚介のニュアンスも広がってきます。

飲むと最初穏やかですがパワフルな広がりがあり,香りよりは強いですが露骨でない程度にグレープフルーツやパッションフルーツが広がってきます。若さもあるのか煙い麦をそのまま噛んでいるような独特のテクスチャーがあり,近年ラフロイグらしい炭っぽい煙たさとヨードが強く主張してきます。

熟成年数のわりにかなり複雑で,なんというか,ここがとにかくうまく表現できないのですが,最近の若いラフロイグにおいて知っている要素と知らない要素が混在しているような不思議なボトルでした。

時間経過に伴う広がりは驚くほどで,グラスの中でどんどん多彩に複雑になっていきました。
また,開栓後の日ごとの変化も激しかったのですが,そうなると未開栓で長期間寝かせておいたときの変化への期待がどうしたって高まります。
あと20年後にこれを飲んで,ぶっ飛ぶくらい美味しいと言っている自分の姿が見えた気がしました。

評価はあくまで現時点でのものであるということは,ブログのTOPページにも書いてある通りで他のボトルにおいても同様ですが,今回のカーチェスは特にそうでした。開栓後や未開栓での時間経過で想定外に大きく変化する可能性が高いと思われ,未来が楽しみで仕方がないボトルでした。

※普段は,ちょっと難しいなと思うものでも追加で2~3回飲めばある程度の全体像は掴めると思っているのですが,今回は飲むたびに大きく変化して特に難しかったです。何度飲んでも掴めない部分があり,コメントだけ見ると月並みで,なぜこれだけ美味しいと感じるのか的確に表現できた気がなかなかしませんでした。
そのため他のアイラフェス向けボトルと比べると掲載が遅れてしまったのですが,まだ十分に満足できる評価はできていません。また飲む機会はあると思いますので,今後飲めたら追加報告をしたいと思います。それも楽しみです。



さて,今回この若いフロアモルティング100%のラフロイグを飲んで,改めていろいろ考えました。
フロアモルティングした麦芽を使うと,トロピカル感も含んだフルーツが出てきやすいなんて話をいろんなところから聞いてきましたし,フロアモルティング麦芽の含有率が高かったと噂されるボウモア1993が非常に突き抜けてフルーティなキャラクターだったこともあり,私もフロアモルティングに関してはなんとなくそういう認識でした。
今回のカーチェスには,トロピカル感は確かに若いにもかかわらずそこそこ以上に感じましたが,特別そこだけががすごいという印象ではなかったです。
それよりも強く思ったのは,熟成年数が短い荒さが伴っているにもかかわらず,妙に多彩さや複雑さを持っているということでした。

こんなブログを見てくださっている方々にとっては当たり前のことかもしれませんが,モルティング(製麦)は大麦を発芽させて適度に成長させた後,糖化の為の酵素が増えつつも成長に糖質を消費しすぎないギリギリのタイミングで乾燥させ麦芽の成長を止めるという行程です。

私はアイラに行った際にラフロイグでフロアモルティングの体験をさせてもらったことがあるのですが,一生懸命撹拌しているとはいえ結構麦芽の成長はまちまちでムラがあるなという印象でした。
それに対してモルトスターなどで大量生産されたモルトが均一な出来かどうかは見学できていないので想像するしかないのですが,機械化された施設で作られており商品として比較的ムラが無さそうな印象はありますよね。
しかしそのフロアモルティングのムラによって,糖化の効率は落ちるかもしれませんが,均一なものに比べるとやはり多様性を持ったものになるような気がしています。

フルーティになりやすかったりするのも,その多様性や複雑さを身に着けた麦芽で仕込んだ結果もたらされたもののひとつと言えるのではないかと今は考えています。

この辺の見解はまだ想像ですし,これから他の蒸留所も含めてこういうボトルをもっと意識しながら飲むことで深められていけるように思います。
この先考えが変わってしまうことも大いにありそうですが,現時点でのフロアモルティングに関する見解というのはこんな感じになりました。


 
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2015.06.24【日記】

ラフロイグ 1990 8年 クライスデール #11702

未熟さを感じさせない仕上がりでした。

 LAPHROAIG 1990-1999 8yo Clydesdale #11702

ラフロイグ LAPHROAIG 1990-1999 8yo Clydesdale #11702 59.7%
one of 300 bottles



香りは華やか、グレープフルーツと滋味深い良い麦感、バニラ、強くはないが海藻やヨードもある強いピート、飲むと最初穏やかだがヒリヒリとスパイシー、グレープフルーツ、バニラ、若さもあるがキツくない麦感、ほどよい甘味と酸味、ピートの主張も十分、引っ掛かりのない余韻。

【Good/Very Good】


クライスデールからラフロイグ1990,8年熟成という短熟です。

グレープフルーツがしっかりでピートに炭っぽさがほとんどなく,ボトラーのフルーティなラフロイグらしい香味ですが,そこまでの凝縮感はありませんでした。

ただし,8年熟成とはとても思えない未熟感のなさが印象的で,フルーツと麦とピート,甘味と酸味など,アイラモルトとしてのバランスも良く仕上がったラフロイグでした。

 
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2015.06.15【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 2001 14年 ダグラスレイン オールドパティキュラー アイラフェス2015向け #DL10694

アイラフェス向けのボトラーズもの,しっかりと選ばれた樽でした。

 LAPHROAIG 2001-2015 14yo DOUGLAS LAING Old Particular for FEIS ILE 2015 #DL10694

ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2015 14yo DOUGLAS LAING Old Particular for FEIS ILE 2015 #DL10694 48.4%
one of 636 bottles, Refill Butt



香りはグレープフルーツ、淡くパッションフルーツと桃、バニラ、奥に熟したアプリコットが見え隠れ、乾いた強い麦感、井草っぽい植物感、強くスモークしたナッツ、とても強いピート、ヨードとタール、消毒液、オイル、飲むと滑らかな口当たりから広がる、フレッシュなグレープフルーツやシトラス、淡くパッションフルーツ、少し果汁感もあるさっぱりした甘味、ナッツと若々しい麦、炭っぽくスモーキーな余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインが今年のアイラフェス向けにボトリングしたオールドパティキュラーのラフロイグ2001,14年熟成です。

香りにはオフィシャルのファーストフィルバーボンカスクとは異なる,ボトラーズのラフロイグらしいグレープフルーツ感があり,淡くではありますがパッションフルーツや桃のニュアンスもあり,奥からはアプリコットっぽさも感じられ,しっかりノージングするとフルーツ感は思いのほか多彩でした。
強く若々しいモルティやラフロイグらしいヨードを伴う強いピートも印象的でした。

飲んでみると香り同様の多彩なフルーティに少し果汁感も伴っており,徐々に最近のラフロイグっぽい炭っぽいスモーキーさに移行していくような印象でした。

2000年以降蒸留のシングルカスクですが,意外なほど香味に多彩さも感じられるボトラーズの良いラフロイグで,フェス向けに選んだ気合いも伝わってくるボトルでした。

 
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