ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.09.12【日記】

ラフロイグ 1983-1999 16年 マキロップチョイス #1849 52.5%

さすが80年代前半蒸留。素晴らしいです。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1983-1999 16yo Mackillop's Choice #1849 52.5%


香りは独特の陶酔感あり、熟したグレープフルーツのわた、凝縮感あり、プラム、淡く桃、バニラ、乾いた強いモルティ、淡くムスク、しっかりスモーキーなピート。
飲むと凝縮感のある粉っぽい柑橘とじわじわと舌に染み込むテクスチャー、噛み応えのあるモルティな旨味、品のある魚介ダシ、さっぱりした甘味と強めの柑橘の酸味、スモーキーなピートもフルーツと共にしっかり感じられる余韻。

【Very Good】


マキロップチョイスから1999年にボトリングされたラフロイグ1983、16年熟成です。

80年代前半までに蒸留されたラフロイグに感じることが多い独特の粉っぽいような濃縮感を伴う強い柑橘感があり、桃のようなニュアンスも淡く伴っており非常にフルーティでした。
モルティさにも凝縮感があり旨味も濃く、舌に染み込むようなテクスチャーもあり、ヨードはほどほどにスモーキー優位なピートの主張もしっかりと感じられました。

この個性は替えがきかないですね。

そういえばこのボトル、以前に飲んだものと同じだと思ってテイスティングし、飲んだ時にも何の違和感もなかったのですが、よく見ると以前とは樽番号が2つ異なり度数もわずかに異なりました。
ボトリングも含めてほぼ同じスペックのシスターカスクだったようです。
どちらも似た個性で非常に美味しかったです。


COMMENT(2)
この記事を評価するGood6

2017.08.27【日記】

ラフロイグ 1966-1997 31年 シグナトリー #1094 49.3%

念願かなって飲めました。感激です。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1966-1997 31yo SIGNATORY VINTAGE #1094 49.3%
one of 210 bottles



香りはこなれていて穏やか、アプリコットジャムやグレープフルーツのジャム、クリーム、樹液、淡く腐葉土、ヨードもある強いピート、ムスク、妖艶さがありリッチ。
飲むと粘性もある柔らかな口当たりから力強く広がる、濃縮したグレープフルーツ、噛み応えのあるテクスチャー、ワックス、コクのある甘味と優しい酸味、塩気が強いソルトピーナッツ、塩素やクレゾール、こなれているが強いピート、オイリーで長い余韻。

【Very Good/Excellent】


シグナトリーが1997年にボトリングした、ラフロイグ1966、31年熟成です。
私はラフロイグが大好きですが、60年代蒸留のもの、しかもカスクストレングスとなるとなかなか飲む機会もありません。
そしてこのシグナトリーの1966は、過去にニアミスで飲み損ねることを繰り返していたのですが、やっと巡り合えました。

香りの第一印象はやや落ち着いたカスクストレングスという感じで、こなれて濃縮感のあるフルーツ感やクリーミーさ、そして土っぽさのある強いピートが、らしいヨードを伴って感じられました。
経年変化も相まってか、複雑で深みがあり、妖艶さも感じられました。

飲んでもこなれていますがしっかりと広がるパワーと?み応えを感じるような凝縮感がありました。
らしいグレープフルーツ感にも濃縮感があり、しっとりとしたコクがあり、何よりピートにアードベックや70年代前半のブローラに近いニュアンスのある塩素っぽさが伴っていたのが印象的でした。

香りと味わいでやや印象が違いましたが、妖艶さは香り同様に味わいにおいても感じられ、余韻にも陶酔感がありました。

素敵な経験をありがとうございました。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood12

2017.07.17【日記】

ラフロイグ 1990-2000 ムーンインポート “インザピンク” 46%

飲み頃で完成度の高い加水ラフロイグでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1990-2000 MOON IMPOROT In The Pink #11684 46%
one of 320 bottles



香りは華やかで軽やか、フレッシュなグレープフルーツ、ひきたての小麦粉、乾ききっていない干し草、魚介パウダー、鋭く強いピート感。
飲んでも華やか、少し凝縮感があり舌に染み込むようなテクスチャーを帯びている、シロップのような上品な甘味、柑橘の酸味、麦芽と魚介の旨味、強いピートと心地良い余韻。

【Very Good】


ムーンインポートが2000年にボトリングした、ラフロイグ1990、およそ10年熟成で46%の加水ボトルです。

熟成が短く、ボトリング当時は加水といえどもやや粗さや若さが目立ったのではないかと思いますが、今は華やかなフルーツ感と経年変化でこなれたと思われるモルティさやグラッシーさ、そしてピート、これらが混然一体となっています。

どことなく品があり、舌に染み込むような旨みがしっかりと感じられました。

前に飲んだ時よりもさらに仕上がっている印象で、加水と経年変化でまさに今飲み頃となったボトラーズのラフロイグだと思います。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2017.06.26【日記】

ニューリリース:ラフロイグ オフィシャル カーチェス フレンズオブラフロイグ向け 2017 57.2%

飲む機会のないクォーターカスクのハイプルーフです。

 

ラフロイグ LAPHROAIG OB CAIRDEAS for FRIENDS OF LAPHROAIG and FEIS ILE 2017 57.2%


香りはオレンジやグレープフルーツ、バニラ、木材感のあるリッチなオーク、ドライナッツ、魚介だし、ヨードのある強いピート。
飲むとパワフル、強いバニラ、オレンジ、淡くパイナップル、麦芽の旨味、コクのある甘味と引き締めるオーク、すこし木材、魚介のダシっぽさ、ヨードのある強いピート、余韻は長め。

【Good/Very Good】


このところ毎年アイラフェスの時期にフェスボトルもかねてリリースされる、フレンズオブラフロイグ向け(といいつつ本数も多く最終的には全世界向け)のオフィシャルボトル"カーチェス"。
今年のカーチェスは定番商品であるクォーターカスクのカスクストレングス版でした。

ラフロイグらしい柑橘系を主としたフルーツ感があり、パワフルなピートやリッチなオーク感が強く感じられる一方で、私にはクォーターカスクにも感じられる木材っぽいニュアンスがことさら強く感じられました。

しかし普段から好きで飲まれている方にとって、そのカスクストレングスは非常に価値のあるものだと思います。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood2

2017.06.12【日記】

ラフロイグ 1988-2005 16年 ダグラスレイン オールドモルトカスク リンブルグウイスキーフェア向け #1062 50.1%

やはり1988は特別な味がしますね。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988-2005 16yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask for The Whisky Fair #1062 50.1%
one of 151 bottles, Refill Butt



香りは粉っぽく凝縮したグレープフルーツのわた、乾いた旨そうなモルティ、潮風、ミネラル、ヨードもあるがスモーキー優位のピート。
飲んでもグレープフルーツやパイナップル、噛み応えのある凝縮感、魚介ダシの旨味、コクのある甘味、少し灰っぽさのある強いピート、余韻は長い。

【Good/Very Good】


ダグラスレインがドイツのリンブルグウイスキーフェア向けにボトリングしたOMCのラフロイグ1988、16年熟成です。

粉っぽく凝縮したような柑橘感にこなれた旨そうなモルティさも感じられ、当然ピートも強く感じました。
オフィシャルと比べるとややヨードよりスモークのほうが強く感じられるように思いました。

飲んでも凝縮感のあるフルーツがかなり強く感じられ、魚介系の旨味もあり、フルーティ系のラフロイグとして充実していました。

1988はエクスクルーシブモルツなど美味しいものが多い印象でしたが、このウイスキーフェア向けも少し1980年代前半までに感じたようなテクスチャーがあって美味しかったです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.06.09【日記】

近年リリース:ラフロイグ 1998-2015 16年 ハンターレイン オールドモルトカスク #HL11528 50%

フルーティでボトラーズらしい美味なラフロイグでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2015 16yo HUNTER LAING OLD MALT CASK #HL11528 50%
one of 236 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りはグレープフルーツ、グァバ、乾いた粉っぽいモルティ、潮風や燻製した魚、海草っぽいヨードもある強いピート。
飲むと柔らかな口当たりから広がる、香り同様のグレープフルーツとトロピカル要素、心地良い麦感と魚介ダシ、柑橘系の甘味と酸味、しっかり塩気あり、ピーティで長めの余韻。

【Good/Very Good】


ハンターレインのOMCからラフロイグ1998、16年熟成です。

のっけからグァバやグレープフルーツなど、ボトラーズのラフロイグらしいフルーツ感がしっかりと感じられ、アイラモルトらしい潮っぽさやヨードやスモークのニュアンスも強く主張してきました。

飲んでも香り同様のフルーティさとピーティさがあり、嫌味は無く期待に応えてくれる味わいでした。

50%加水のためか飲みやすさがあり、それでいて美味しいのでするするとたくさん飲めてしまうタイプです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.05.16【日記】

ラフロイグ 1988 22年 クリエイティブウイスキー エクスクルーシブモルツ 5周年記念ボトリング #8301 49.6%

80年代前半の味がする稀有なボトルです。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988 22yo  The Creative Whisky EXCLUSIVE MALTS 5th ANNIVERSARY BOTLING #8301 49.6%
one of 276 bottles



香りは凝縮感のある八朔やグレープフルーツ、アプリコットのジャム、抹茶、少し樹液、ヨードもある強いピート、リッチ。
飲むと芳醇で複雑、粉っぽい凝縮感があり少し舌に染み込むようなテクスチャー、皮付きの八朔、淡くマンゴーやパッションフルーツ、コクのある甘味、リッチなオーク、魚介ダシの旨味、ヨードもあるパワフルなピート、余韻は長い。

【Very Good】


クリエイティブウイスキー社の5周年記念ボトルのひとつとしてボトリングされた、エクスクルーシブモルツのラフロイグ1988、22年熟成です。
記念ボトルはこの他にベンネヴィス1968とトミントール1966がありました。

このラフロイグは、リリース当時にも結構話題になったボトルで、ボディやパワフルーなピート感を持ちながらもかなり突き抜けたフルーツ感がありました。

今回飲んでもやはり柑橘のワタのようなニュアンスや、少しトロピカルフルーツのようなニュアンスも持っており、粉っぽく感じるような独特の凝縮感のある旨みもあって非常に魅力的でした。

この感じは1984ヴィンテージくらいまでのものに感じることが多いのですが、1988でしっかり感じたのも当時からとても印象的でした。

ボトリングしたてから良かったボトルですが、今回も変わらず美味しかったです。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2017.04.27【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 2000-2017 16年 エディションスピリッツ ファーストエディション #13277 58.1%

ハンターレイン系のラフロイグは美味しいものが多いですね。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 2000-2017 16yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #13277 58.1%
one of 270 bottles, REFILL BUTT



香りは心地良いシェリー、プラムジャム、チョコレートがけのドライオレンジ、スモークしたターキーと魚介のダシ、海藻、ヨードのあるピートがしっかり。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる、プラムジャム、パイナップル、熟したオレンジや淡く桃っぽさ、魚介ダシと麦芽の旨味、スモークした肉、ヨードの効いたピートがフルーツを伴い長く残る。

【Good/Very Good】


ハンターレインのスチュワート氏の息子であるアンドリュー氏が立ち上げたボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションからラフロイグ2000、15年熟成です。

ジャムやドライフルーツ、チョコレートなど嫌味のない心地良いシェリーカスクの要素と、トロピカル要素やピートの効いたラフロイグらしい要素が共に感じられ、それなりに一体感もあってすでにかなり美味しいです。

期待通り、コンテンツが多彩で旨みが濃いのがとても良かったです。

最近、このファーストエディションも含めてシェリーカスクのラフロイグを飲む機会が多いですが、他と比べてスモークしたターキーのようなミーティなニュアンスが強かったのが印象的でした。

ダグラスレイン、ハンターレインのラフロイグは90年代、2000年代問わず美味しいものが多いです。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.04.09【日記】

ラフロイグ 1969 19年 セスタンテ 40%

今までで一番コンディションの良いボトルでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1969 19yo SESTANTE 40%


香りは心地良いオールド感、プラム、オレンジ、淡く生ハムメロン、カラメルとバニラ、古びたオーク、生き生きした麦感、牡蠣っぽさも含む魚介ダシ、ヨードもあるこなれた強いオールドピート、燃え終わった焚き火のスモーク、強い土っぽさ。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、少し萎びたオレンジ、淡く熟したプラム、コクのある甘味、牡蠣の旨味、ナッツ、少しミネラル、迫力もある強いピートが長めに残る。

【Very Good】


セスタンテのラフロイグシップラベル,1969の19年熟成です。

香りにも味わいにもオールド感は心地良い程度で、うっすらシェリーのニュアンスも感じられるプラムやカラメル、オレンジ、うっすらと生ハムメロン、そして意外なほど生き生きとした麦感もあり、アイラモルトらしい魚介ダシっぽさやラフロイグらしいヨードもしっかりある強いピートが感じられました。

甘味にはコクがあり、旨みも濃く、ピートもしっかりあって加水オールドにしてはずいぶん迫力が保たれていました。

このシップラベルは他のヴィンテージも含めて今まで何本も飲んでいますが、高額なのにコンディションの悪いものにしばしば出くわすイメージでした。

前回記事にした時にもずいぶん良い状態だと思いましたが、今回のものは特に抜けがなく今までで一番良いコンディションでした。
シップラベルに特に特徴的だと思っていた生ハムメロンのニュアンスは、このボトルではそれほど強くなく、経年変化で強く出てきたものだったようです。
ますますリリース当時の味が気になるところですが、フルーティなイメージと異なり、意外と正統派のラフロイグだったのかもしれません。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2017.04.05【日記】

ラフロイグ 1988-2003 14年 シグナトリー アンチルフィルタードコレクション #3596 46%

かなりフルーティでボトラーズらしいラフロイグでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988-2003 14yo SIGNATORY The Un-Chillfiltered Collection #3596 46%
one of 818 bottles



香りはグレープフルーツとそのワタ、少し粉っぽい抹茶と乾いた麦感、バニラ、淡いオーク、ヨードもある強いピート。
飲むとグレープフルーツと淡い洋梨、少し粉っぽく噛み応えのあるテクスチャー、強めの麦感や魚介ダシの旨味、ヨードもある強いピートが長く残る。

【Good/Very Good】


2003年にシグナトリーがボトリングしたアンチルフィルタードコレクションのラフロイグ1988、14年熟成です。

加水でボトリング後時間がたったということもあるのか、香りも味わいもかなりフルーティでした。
らしいグレープフルーツ感や粉っぽい抹茶だけでなく、ボウモアに感じるような柑橘のワタっぽいニュアンスもありました。
麦感やヨードのあるピートもしっかりと残っており、全体としてはこなれて一体感もありました。

フルーツ感からもテクスチャーからも、まさに飲み頃といえそうなフルーティなラフロイグでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2017.03.20【日記】

ラフロイグ 1993-2009 16年 ダグラスレイン オールドモルトカスク10周年記念ボトリング 52.3%

記念ボトルの1993、やはり格別でした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1993-2009 16yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 10th Anniversary Bottling 52.3%
one of 257 bottles, Refill Hogshead



香りは非常に華やかで極めてフルーティ、グレープフルーツとそのワタ、フリーズドライにしたイチゴ、淡くパッションフルーツ、粉っぽいテクスチャー、乾いた麦、銀杏、バニラ、淡いヨードのある強いピート。
飲んでも非常にフルーティで粉っぽい凝縮感がしっかり、香り同様のグレープフルーツやパッションフルーツ、上品な甘味と酸味、さっととった魚介ダシ、スモーク優位のピート、余韻はフルーティで長め。

【Very Good】


ダグラスレインが2009年にボトリングしたラフロイグ1993、16年熟成。
OMCの10周年記念に選ばれた樽のひとつで、通常50%のところをカスクストレングスでボトリングされています。

香りの最初から特別感が漂っており、華やかで極めてフルーティでした。
ボトラーズのリフィルカスクのラフロイグらしいグレープフルーツ系の柑橘感とそのワタっぽさに加えて、スプリングバンクを彷彿とさせるフリーズドライにしたイチゴのようなニュアンスと粉っぽく凝縮したような感じがありました。そして味わいに、ボウモアっぽいパッションフルーツ感が感じれらたのも印象的でした。
甘味と酸味も心地良く、全体に上品なたたずまいでした。
ピートもしっかりありますがヨードは強くなく、この辺もボトラーズのラフらしいです。

1993ヴィンテージらしく特に突き抜けたフルーティさを持つボトルで、さすがの記念ボトルですね。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.03.09【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 2001-2016 15年 エディションスピリッツ ファーストエディション #12787 56.2%

3本飲んで、樽番号やスペック表記に疑問ありです。。。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2016 15yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #12787 56.2%
one of 270 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りは良いシェリー、プラムジャム、キャラメリゼしたナッツ、ビターチョコレート、焦がした麦、リッチ、うっすらなめし皮、磯っぽいヨードのある強いピート。
飲むと芳醇に広がる、ビターチョコレートとキャラメル、アプリコットジャム、じわりと麦の旨味、ジャム系のコクのある甘味、心地よいタンニン、しっかりめの硫黄系サルファリー、ミーティでリッチ、ヨードの強めなパワフルなピート、長い余韻。

【Good/Very Good】


ハンターレインのスチュワート氏の息子であるアンドリュー氏が立ち上げたボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションからラフロイグ2001、15年熟成です。
非常に美味しかった同スペックの#12387に続き色の薄い#12787バットがリリースされ、2匹目のドジョウはいなかったことを痛感した直後でしたが、まさかの3匹目登場。(笑)
今度は色が濃く、どういうわけか色が薄かった#12787とカスクナンバーが一緒です。
こちらはリフィルホグスヘッドとされていますがアウトターンは同ナンバーのバットよりも多く、いまいち納得できません。
カスクナンバーはラベル作成の際にコピペして変え忘れた、そして前回の色の薄いものがリフィルバーボンホグスヘッド、ということであればいろんな意味で納得なのですが。。。
アウトターンに関しては、ハンターレインはシェアで詰めたりもするのでもはやよくわかりません。

さてさて、とりあえず肝心なのは中身です。
1匹目のドジョウである#12387と同じような色合いで期待が膨らみます。

香りはかなり近いものがあり、良いシェリー感があってこのスペックでは感じにくいなめし皮のようなニュアンスもあり、ラフロイグらしいヨードの強いピートもあってリッチで非常に多彩です。

飲むと芳醇な広がりを見せ、一瞬かなり期待するのですが、多彩な要素の中に結構しっかりと硫黄がいました。
このサルファリー要素がなければ、チョコレートやフルーツ感も多彩で旨みもあり、甘味と渋味のバランスも良く、かなり良い仕上がりであったと思います。

経験上、サルファリー要素は時間と共に深みになることがあるので、もしかしてもしかすると、20~30年後に秀逸だった#12387と比べて飲んだらこっちが美味しかったなんてことが、、、あるといいなぁ。(笑)

COMMENT(0)
この記事を評価するGood8

2017.03.05【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 2001-2016 15年 エディションスピリッツ ファーストエディション #12787 59.8%

2つ目は色の薄いバットでした。

  

ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2016 15yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #12787 59.8%
one of 244 bottles, REFILL BUTT



香りは粉っぽく凝縮したグレープフルーツ、バニラ、ナッツ、若々しいモルティ、じわじわとヨード、燻した藁のスモーク。
飲むと意外に滑らかな口当たりから広がる、グレープフルーツとバニラクリーム、蜂蜜のコクのある甘味と引き締めるオーク、旨味のある麦感、潮風とブリニー、ヨードと炭っぽい強いピートが長く残る。

【Good/Very Good】


ハンターレインのスチュワート氏の息子であるアンドリュー氏が立ち上げたボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションからラフロイグ2001、15年熟成です。
同スペックの#12387が近年リリースのラフロイグとして傑出した出来だったので、2匹目のドジョウをねらってシスターカスクと思われるこのボトルも購入しました。
#12387と同様のリフィルバット表記ですが、色はかなり薄くて驚きました。

肝心の中身ですが、色の通り、シェリー感は明らかでなく、悪く言えば若さを、良く言えば原酒の香味を感じやすいタイプでした。

とはいっても色の薄い15年熟成というスペックの割には結構仕上がっている印象で、凝縮した柑橘のニュアンスが好印象でした。
バニラやオークも感じられ、ブラインドで飲んだらちょっと良いバーボンホグスかなと言うと思います。

甘味にはコクがあり、潮やヨードを伴う強いピートはラフロイグらしいものでした。

スペックを知って飲むと、シスターカスクである#12387と同質のヨード感のようにも感じられ、あちらでは柑橘系のフルーツ、麦感の若々しさ、炭っぽさ、ブリニーな要素などがシェリー感でマスクされていたこともわかるように思います。
こういう樽のスペック違いのシスターカスクを比較するのも興味深いですね。


COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2017.01.18【日記】

ラフロイグ 1989-2010 21年 ダグラスレイン オールド&レア 56.9%

やはり高級レンジ、シェリー感がひと味違います。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1989-2010 21yo DOUGLAS LAING OLD & RARE 56.9%
one of 212 bottles, SHERRY HOGSHEAD



香りは重厚なシェリー、ドライフルーツやプルーン、ビターチョコレートやコーヒー、クローブなどのスパイスや苦甘いハーブリキュール、少しミーティ、ヨードのある強いピート、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ジャム感の強い濃厚な甘味とハーブリキュールの心地良い渋味、炒り過ぎて焦げたゴマ、魚介ダシの旨味、海藻系のヨードもある強いピート、余韻は長い。

【Good/Very Good】


2010年、まだハンターレインに移る前にダグラスレインからリリースされたオールド&レアのラフロイグ1989、21年熟成です。

基本的には濃厚シェリーとラフロイグの個性が共にガツンと感じられるモルトです。

しかしさすがオールド&レアだけあって、シェリー感は非常に濃厚で多彩な香味を持っています。
甘く濃縮したフルーツ、チョコレートやコーヒー、スパイスや引き締める苦みを持ったハーブなどなど。

これらにラフロイグの海藻っぽいヨード感や力強いピートのニュアンスが感じられました。

濃厚シェリーのモルトとして甘味と渋みのバランスも良いです。

まだ完全に融合したとまでは言えませんが、今後さらに一体感がでて美味しくなっていくのは間違いないでしょう。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2016.12.31【日記】

ラフロイグ 1960 40年 オフィシャル 42.4% + 書き忘れていたボトル

さかもう一度出会えるとは思っていませんでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1960 40yo OB 42.4%


香りは軽やかでフレッシュなフルーティ、パッションフルーツ、淡く桃や洋ナシ、フローラル、乾いた麦感と麦わらのグラッシー、潮風、優しいヨード、こなれた土と穏やかなオールドピート。
飲むとさらりとした口当たりから広がる、舌に染み込むようなテクスチャー、極めてフルーティ、パッションフルーツやグレープフルーツ、さっと絞った果汁のようなフルーティで上品な甘味と心地良い酸味、少し潮、土っぽいピート、ボディは軽いが余韻は不思議なほど長い。

【Very Good/Excellent】


ラフロイグのオフィシャルボトル史上最長の熟成と言われる1960ヴィンテージ、カスクストレングスで42.4%まで落ちています。
今回、モルトの先輩かつラフロイグラヴァーとしての先輩が、家に集まって飲んだ時に持ち込んで開けてくれました。
私はラフロイグのバイセンテナリー15~32年のほとんどのボトルを持ち込んだのですが、それでも釣り合わないくらい貴重なボトルです。

香りは超長熟とは思えないほどのフレッシュさを感じる一方で、非常に熟成感のある多彩なフルーツ感があり、特にラフロイグらしいグレープフルーツ系の柑橘感よりもボウモアのようなパッションフルーツのようなニュアンスを強く感じました。
フローラルなニュアンスもあり、乾いた麦感や麦わらのような枯れた草のニュアンスもあり、熟成で穏やかになったと思われるヨード感を含むオールドピートも優しく主張してきました。

飲むと度数が低いこともあってさらりとした口当たりですが不思議と枯れ感はなく、香り同様のパッションフルーツを含め極めてフルーティでした。上品な果汁のような甘味と酸味があり、オールドピートもあり、じわじわと舌に染み込んでくるようなテクスチャーと共に感じられました。
厚みこそないのですが、余韻は長く陶酔感があり、ピークを過ぎたような儚さは内包していますがどう飲んでも枯れてはいません。


実はこのボトル、以前に別のイベントの時に飲ませていただいたことがありました。
今回ほどたっぷり飲んだわけではないという部分もあるとは思うのですが、その時は軽くて枯れていると感じ、こんな深いところまで理解することはできませんでした。
今回の2度目の出会いがなければ、こんなにすごいボトルに対して大したことのない枯れたボトルという評価のままになってしまうところでした。
それはラフロイグラヴァーとしても恥ずかしいことでしたし、今回飲ませていただいて本当に感謝です。


この日は、今年のラガヴーリンのバイセンテナリーボトルと昨年のラフロイグのバイセンテナリーボトルをすべて開けて飲もうというイベントを仲間の自宅で開催しました。
ラフロイグに関しては昨年から構想はあったのですがなかなかメンバーの都合がつかず、年末になってやっと開催できました。



素晴らしいボトルを一気に飲めて、しかもこんな最長熟のオフィシャルボトルまで飲めて、本当に幸せな時間でした。



そして最後に、先日の振り返り記事で今年心に残ったボトルを1本書き忘れていたことに気づきました。
今更感もありますが今年のうちに。


   

ロングロウ LONGROW 1994-2016 21yo OB for Springbank Distillery Open Day Part of the Campbeltown Malts Festival 2016 46%   
one of 216 bottles, Refill Bourbon Cask


今年のキャンベルタウンモルトフェスティバルでスプリングバンク蒸留所のオープンデーに出されたロングロウ1994、21年熟成です。
これもオフィシャルの特別なシングルカスクでした。

大興奮して記事に長々と書きましたが、70年代前半以前のスプリングバンクやロングロウを彷彿とさせる香味で、近年蒸留でもこんなものも作れるんだということに感激した1本です。

こういう未来を感じるニューリリースが、来年もたくさんありますように。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。


 
この記事を評価するGood8

2016.12.29【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 2000-2016 16年 ダグラスレイン オールドパティキュラー メゾンドウイスキー60周年記念 #DL11303 53.9%

フルーティ&ピーティな美味しいラフロイグでした。。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 2000-2016 16yo DOUGLAS LAING OLD PARTICULAR for THE 60th ANNIVERSARY OF LA MAISON DU WHISKY #DL11303 53.9%
one of 315 bottles, Refill Hoghshead



香りは強くフルーティ、オレンジオイル、バニラ、少しクリーム、ナフタレン、フレッシュさもある麦感、少し若葉、ヨードもある強くスモーキーなピート。
飲むと度数より刺激のない口当たり、少し凝縮した柑橘と粉っぽいテクスチャー、うっすら桃、バニラとオーク、オイル、乾いた麦感、心地良い甘味と柑橘の酸味、深めるオーク、ピーティでフルーティな余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインのオールドパティキュラーから、フランスのメゾンドウイスキーの60周年記念にカスクストレングスでボトリングされたラフロイグ2000、16年熟成です。

本来は加水のシリーズですがカスクストレングスでリリースされているようで、さすがのメゾン、力を持っています。

そして肝心の香味はというとVGにしてもいいと思うくらい良く仕上がっていました。
リフィルカスクのラフロイグらしい強く華やかなフルーツ感があり、期待通りの粉っぽい凝縮感もありました。
麦感も若葉っぽいニュアンスもフレッシュさを帯びていますが未熟感はなく、ラフロイグらしいピート感も十分に持ち合わせていました。

しっかり仕上がった完成度の高いボトラー系ラフロイグで、知っている系統の香味ではありますが、さすがと唸らされてしまいました。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2016.12.27【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1996-2016 20年 スペシャリティドリンクス "マスターピース" 50.6%

甘やかなシェリー感のラフロイグです。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1996-2016 20yo SPECIALITY DRINKS "MASTERPIECES" 50.6%
PEDRO XIMENEZ SHERRY BUTT



香りはまったりと甘やかなシェリー、プラムジャム、アップルタルト、チョコレート、少しシナモンやハーブ、ヨードもある強いピート。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ベリーやプラムのジャムとそのまったりとした濃い甘味、少し引き締めるウッディネスとハーブリキュールの渋味、魚介ダシの旨味、強いピート、余韻は甘やかで長い。

【Good/Very Good, Interesting】


ウイスキーエクスチェンジからニューリリースのラフロイグ1996、20年熟成です。
このマスターピースは、エクスチェンジの代表者であるスキンダー氏がマスターピース=傑作と呼べる特別な樽を選んだというシリーズでしょう。
今まで、ロングモーン、ボウモア、クライヌリッシュ、カリラ、ブルイックラディの樽が選ばれていますが、ボウモア1993こそ傑作として認識されていますが、個人的にも私の周囲の評判でも、他はそこまで特別なものではなかったという印象です。
特に前回の若いブルイックラディは私の好みではありませんでした。
そんな流れで今回のリリースはラフロイグ。
スキンダー氏というと、今まで素晴らしいラフロイグを数多くリリースしてきた実績があり、ラフロイグの樽選びはかなり信用できると思っているため、今回のリリースは楽しみでした。

実際に飲んでみると、結構びっくりするくらい甘いラフロイグです。
ペドロヒメネスがたくさん残っていた樽なんじゃないかと思うくらい、香りにも味わいにも濃厚なフルーツとケーキのような甘やかさが前面に出ていました。
PXカスクって想像より甘くないものが多いイメージでしたが、これは本当に甘いです。

口当たりから最後までずっとまったりとした甘味があり、ウッディネスやハーブ系の渋味などの引き締め要素もあるのですが、太刀打ちできないほど甘やかさが突出していました。

もちろんダシっぽい旨みやヨードのある強いピートなど、ラフロイグらしいピーティな個性はしっかりと感じられました。

ちょっと変則的な樽ですがあまり類を見ない興味深いラフロイグで、まさにデザートウイスキーという感じでした。
王道ではありませんが、個性的でおいしいという意味でマスターピースと呼んでも良い気がします。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood10

2016.12.25【日記】

2016年を振り返って

2016年ももうすぐ終わりです。
簡単にですが、今年の自分のモルトライフを振り返ってみようと思います。

さっそくですが一番心に残ったボトルは・・・、と普段だと行きがちなところですがですが、なんといっても今年はスコットランドに行き、現地でテイスティングをして樽選定に携われたことが一番思い出深い出来事でした。

テイスティング記事をしばらくお休みにして、現地の臨場感を少しでも伝えようと旅行記的なものを初めて書きましたが、意外と反響もあり多くの方に楽しんでいただけたようで嬉しく思いました。
現地でないと得難い経験・見識を得ることができた貴重な1週間でした。
そして、良くも悪くも現実がよくわかりましたが、どちらかというと良い現実に目を向けられそうだなとも思ったのでした。そういう意味でも幸せな時間でした。


改めて、誘ってくださったウイスキーフープの方々、同行して助けてくれた方々に感謝いたします。
ありがとうございました。

今年の自分のモルトライフに関してもうひとつ大きなものを挙げるなら、嗜好がニューリリース重視に完全に移行したと確信したことです。
もともとオールド好きですし、私にも過去のリリースにばかり目がいっていた時期が長くありました。この後にもご紹介しますが、実際に伝説的に素晴らしいオールドボトルというのはあり、圧倒的な美味しさと存在感を持っています。現行品がボトリング後の変化を経てこれに及ぶかと言われると、疑問が残るところではあります。
しかしそんな私も、美味しさ、面白さ、今後へのワクワク感、知的好奇心への刺激、などなど総合的にみて、ニューリリースのほうに楽しさが移行しています。有楽町に行っても、どんなオールドが開いたかよりも、どんなニューリリースが開いたかのほうが自然と気になるようになりました。
間違いなくモルトの未来は明るくなってきていると感じています。

この辺の話はもう少し書きたいのですが、今後のことは年明けの記事に譲るとして、そろそろ今年心に残ったボトルの話にいきましょう。


今年も多くの素晴らしいボトル達との出会いがありましたが、新旧問わず圧倒されたものは以下の3本で、順位はつけられませんでした。



 
スプリングバンク SPRINGBANK 1967-1981 13yo OB for Italy #1967/3130 58.9%


 
グレンギリー GLENGARIOCH 1972 15yo Slim Cowell's personal selection II 60%


 
ラガヴーリン LAGAVULIN 25yo OB 200th ANNIVERSARY 51.7%


この3本をどうして選んだかは、各記事とも暑苦しく書いてしまったので読んでいただければわかると思います。
オールド2本は鳥肌が立ったり陶酔感に呆然としてしまうようなモルトで、素晴らしいポテンシャルのボトルを飲み頃で飲んだ満足感が尋常ではなかったです。
そしてバイセンテナリーイヤーだったラガヴーリンの25年は、どれも素晴らしかったバイセンボトルの真打ちとして登場しましたが、ご祝儀評価ではなく実力で圧倒されました。金額を考えず評価すればベストニューリリース部門でも優勝です。



続いて、個人的な想い入れナンバーワンボトルはこれです。



 
ラガヴーリン LAGAVULIN 18yo OB for FEIS ILE 2016 200TH ANNIVERSARY 49.5%


旅行記でもこの日は前編後編に渡って書きましたが、アイラフェスに行き、雨の中3時間40分並んで買い、そしてその日の夜に現地で開けたボトルです。
本当に美味しかったです。一生忘れないでしょう。



このほかに突き抜けたものとして挙げるならこの3本です。



 
アバフェルディ ABERFELDY 1991-2015 24yo OB for THE WHISKY SHOP #6394 53.5%


 
グレンファークラス GLENFARCLAS 1989-2016 26yo OB for Bar Main Malt & BAR CAMPBELTOUN LOCH #13009 52.3%

※まだブログ未掲載です。


 
ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2016 15yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #12382 58.4%


上の2本はどちらもオフィシャルが特定の相手に詰めたシングルカスクですが、それぞれバーボン系とシェリー系で突き抜けた個性と魅力を併せ持ったボトルです。いま最も期待できるのはこういうスペックのものだと思うのですが、そのことを実感する代表的な2本です。特に、近年リリースのシェリーはどうしても過去のボトルに比べると突き抜け切れないところがあり半分諦めてもいたのですが、このファークラスにはそれすらも吹き飛ばすようなスペシャル感がありました。
クリスマスラベルの2005年もそうでしたが、正直、我儘に自分たちのことだけを考えたら、一般売りせずフープ会員だけのために瓶内変化を経るころまでずっと在庫としてとっておいて欲しいと思ってしまうようなクオリティでした。

3本目のエディションスピリッツのラフロイグは、ここ数年オフィシャル優位でボトラーが苦戦する中で出てきたスペシャルなシェリーカスクのラフロイグで、第一印象から圧倒的でした。現時点でも素晴らしく今後もどんどん良くなりそうで、可能なら大量に買いたかったボトルでした。
オフィシャルでは出てこなそうなスペックですし、まさにボトラーの面目躍如という感じの突き抜けかたでした。



最後に、ニューリリースのコストパフォーマンス部門は、以前の記事で予告した通り迷わずこれでした。



 
エドラダワー EDRADOUR 2006-2016 9yo OB Un-Chillfiltered Collection for JAPAN #376 58.7%


個性はあるので多少の好き嫌いはあると思いますが、嫌味はほとんどなく、この値段ならそこまで好みじゃなくてもお付き合いしてみようかなと思えたドリンカーは多いのではないかと思います。
今回のボトルが買えなかった人も、きっと似たスペックのものがそれほど高くない値段で販売されている、もしくは今後も販売されると思いますので、ぜひ試してみてください。
エドラダワーには現行オフィシャルにおいてもいくつもわかりやすい個性があるので、まだあまり経験値のない人でもテイスティングが楽しいと思います。
コーヒーフレッシュと安価なミルクチョコレートのような独特の個性を感じてもらえると嬉しいです。


オフィシャルorボトラー、金額別などのカテゴリー分けをして選出しても良かったのですが、無理やり捻り出す感じにもなりそうであまり楽しそうでなかったので、こういう感じになりました。(笑)


来年はどんなモルトに出会えるでしょうか。

ここのところ毎年期待以上に楽しめているように思いますし、ますます楽しみです。

 

2016.12.21【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 25年 オフィシャル 2016年リリース 48.6%

力強く伸びしろも多そうな大器のオフィシャル25でした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 25yo OB bottles in 2016 48.6%
SECOND-FILL OLOROSO SHERRY CASKS AND AMERICAN BOURBON BARRELS



香りは華やかでフルーティ、バニラやオレンジ、オーク、淡く桃とプラム、銀杏、潮風、しっかりヨードのある魚介の燻製のような強いピート。
飲むと凝縮して少し粉っぽさのあるテクスチャー、粉末っぽさも含むグレープフルーツ、噛み応えがあり少しスパイシー、柑橘系の甘味と酸味、塩気もある、上品な魚介ダシ、味を引き締めるオーク、ヨードのある王道感のあるピートがしっかりあり、フルーツと共に長く残る。

【Good/Very Good】


今年201年目を迎えるラフロイグ蒸留所からニューリリースのオフィシャル25年です。
以前にご紹介した30年と同時リリースで、ラベルも今年から黒から白ベースに変わっていました。
逆算すると、美味しくて記憶に刻まれた1991ドイツ向けと同じくらいの蒸留でしょうか。
セカンドフィルオロロソシェリーカスクとバーボンバレルのヴァッティングです。

バニラやオークなどどちらかというと華やかなバーボンカスク由来の香味が優位かなと思いますが、プラムっぽいフルーツ感などシェリー系の要素も感じられる香りで、もちろんラフロイグらしい魚介ダシやヨードのあるピートも十分に感じられました。

飲むと期待する粉っぽい凝縮感も少しあって、バーボンバレルの影響か度数の割には結構スパイシーなオーク感がありました。
リフィルカスクのラフロイグに感じるようなグレープフルーツ感があり、甘味と酸味、そして塩気のバランスも良好でした。

ヴァッティングの多彩さは感じられ、ハウススタイルもあり、優れたオフィシャルボトルとして現時点でもかなり美味しいのですが、もう少し一体感が欲しい気がしました。
未開栓で10~20年くらい置きたい気もしますが、ボトルの最後のほうになっただけでももっと美味しくなっていると思います。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

2016.12.01【日記】

ラフロイグ 30年 オフィシャル 43% 90年代後半流通

オールドシェリーとピートの共演。やっぱり美味しいですね。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 30yo OB 43%
90年代後半流通品



香りは強めのオールドシェリー、皮付きブドウ、プラムとチョコレートがけのオレンジ、レザーと土っぽさ、海藻系のヨードのある強いピート、しっかりスモーキー。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、支配的でないが陶酔感のあるシェリー、熟したプラムや巨峰、心地良い甘味と渋味、レザー、オイリーでリッチ、しっかりヨードがありフルーティな長い余韻。

【Very Good】


ラフロイグ30年オフィシャルボトル。90年代後半頃に流通していたものとのことです。

逆算すると60年代蒸留の原酒でその頃に流通していた樽ということになりますが、やはり陶酔感のあるシェリーカスクのニュアンスが香りからも味わいからもしっかりと感じられ、果実っぽいフルーツだけでなくレザーや土っぽさも含めてその香味は多彩です。
そしてさすがオフィシャルボトルだけあって、長熟にしてはヨードもしっかりめに感じるピート感も十分に残っています。

経年変化もあってか一体感があってスムーズな味わいで、長熟加水のため分厚いボディこそありませんが、長く陶酔感のある余韻でした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood8

プロフィール

T.Matsuki

ブログ内記事検索

  • 2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

最新エントリー

カテゴリから探す

タグ一覧