ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.09.30【日記】

ポートエレン 1981-1991 10年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 43.3 64.7%

プレーンですっぴん感のあるポートエレンでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1981-1991 10yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 43.3 64.7%


香りは清々しい。プレーンながらこなれた感がある。さわやかなシトラスと心地良く強いモルティ、生ハム、ストレートなスモーク。
飲んでもプレーンで刺激的。こなれたニュアンスを帯びている。生ハムメロン、モルティな旨味、潮っぽさとミネラル、ストレートなスモークが残る。

【Good/Very Good】


1991年にボトリングされたスコッチモルトウイスキーソサエティの43番=ポートエレン1981、10年熟成です。

樽感が強くなくしかも熟成も長くないためかなりプレーンな香味でしたが、ボトリング後の経年変化と思われる、わりとこなれたニュアンスや生ハムメロンのようなニュアンスも感じられました。

これは、このボトルが81ヴィンテージで70年代と比べると比較的原酒の味が強くないため、影響を受けやすいためではないかと思われました。

清々しさもあってこなれた感じもあり、飲み頃感のある短熟ポートエレンでした。

プレーンな樽感のカスクストレングスでも、スペックによって経年変化に結構な違いがでるものなんだなと感じた1本でした。

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2019.07.24【日記】

ポートエレン 1982-2000 ロンバード ジュエルズオブアイラ 52%

生き生きとしたポートエレン、美味でした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1982-2000 LOMBARD JEWELS OF ISLAY 50%


香りは萎び始めたレモン、強いが心地良いグラッシー、麦芽の主張もあり、干し草を焼いたようなスモーク、貝殻のミネラル感。
飲むと優しい口当たりから舌に染み込むような麦芽の旨味、品のある柑橘の甘味と酸味、強い塩気、厚みはほどほどだがピーティで長めの余韻。

【Very Good】


ロンバードが2000年にボトリングしたポートエレン1982、およそ18年の熟成で、50%に加水されてボトリングされています。

樽もそこまで効いておらずナチュラルな香味で、熟成がそこまで長くないためか、フレッシュなアイラモルトらしい香味があります。

モルティや強いピーティに加えて、グラッシーな雰囲気もあり、80年代というより1970年代蒸留の短熟ポートエレンのような雰囲気です。

ややプレーンな香味なので経年変化もマイルドだと思いますが、加水もされており、20年近い経年変化を経て、しかもボトルの最後の1杯だったためか、結構こなれた印象でした。

全体にクリーンでもあり、素直に舌に染み込むような旨みもあって、それがブリニーでピーティな余韻と共に最後まで残りました。


 
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2019.06.02【日記】

ポートエレン 1982 27年 スコッチモルト販売 "ザ・テイスター" #2349 57%

やはり想定外に素晴らしい1982でした。

 

ポートエレン PORT ELLENE 1982 27yo SCOTCH MALT SALES "THE TASTER" #2349 57%
REFILL SHERRY CASK, one of 156 bottles



香りはこなれていて妖艶な雰囲気を帯び始めている。凝縮したレモンとこなれたモルティ、淡く桃と井草っぽさ、少しタール、強いスモーク。
飲むと噛み応えのある凝縮したテクスチャーで舌に染み込む。柑橘系の優しい甘みと酸味、染み込むモルティな旨味、海水っぽい塩気、主張は強いが丸みのあるスモーク。

【Very Good】


スコッチモルト販売さんの「ザ・テイスター」として10年ほど前にボトリングされた、ポートエレン1982、27年熟成。
このボトルが詰められる前から私がお世話になっている、有楽町キャンベルタウンロッホのマスター、中村信之さんが選定したものです。

27年ともともと熟成は長いのですが、ボトリング後10年、当時よりさらにこなれてわずかに妖艶さも感じられました。

それでいて経年変化で穏やかになりがちなピートは残っており、海も感じられアイラモルトとしての迫力も保たれていました。

70年代のものに比べると80年代のポートエレンは穏やか過ぎるものも多い印象でしたが、これはそうでなかったのが当時から印象的でした。

舌に染み込むような旨みがあり、味わいのバランスも良く、多彩な香味の素晴らしい長熟アイラモルトでした。
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2019.04.03【日記】

ポートエレン 1978-2004 25年 ダグラスレイン オールドモルトカスク #DL1709

こなれて美味しいアイラモルトでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1978-2004 25yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask #DL657 50%
one of 604 bottles



香りはアプリコットティーとワックス、スモーク優位の強いピートと磯感、凝縮感のあるモルティ、少し金属感とクレゾール。
飲むと柔らかいが広がりあり。コクのあるアプリコットジャムや熟したオレンジの甘味、強くブリニー、カモミールティーと少し草っぽさ、フルーツとスモークが長く残る。

【Very Good】


ダグラスレインのオールドモルトカスクから2004年にボトリングされた、ポートエレン1978、25年熟成です。

リフィルのシェリーバットでしょうか、クライヌリッシュのようなアプリコットティーやワックスなどのニュアンスがあったのが印象的でした。

飲むとアプリコットティーよりもカモミールティーのような雰囲気になり、コクのある甘さがあるものの草っぽくキレもあり、しっかりとピーティでブリニー、金属感やクレゾールっぽさも伴っていました。

ポートエレンらしいかどうかはよくわかりませんが、加水でボトリング後14年経った変化もあり、こなれて旨いアイラモルトでした。

キレが良いためかいくらでも飲めそうです。

 
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2019.03.24【日記】

ポートエレン 1979-1993 14年 ウィルソン&モーガン #1848 64.1%

70年代の短熟ハイプルーフ、もうなかなか飲めません。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1979-1993 14yo WILSON & MORGAN #1848 64.1%
one of 243
bottles


香りは強く鋭い。シトラス、青リンゴ、バニラ、若葉のグラッシー、潮風、金属感もあって鋭いピート。
飲むとヒリヒリとスパイシー、シトラスのさっぱりした甘味と酸味、噛み応えのある凝縮感のある麦芽の旨味、鋭さもおる強いピート、余韻は綺麗で長い。

【Very Good】


1993年にボトリングされた、ウィルソン&モーガンのポートエレン1979、14年熟成です。
14年とやや短めの熟成で64%というかなりのハイプルーフ、色も濃くなくすっぴんのポートエレンを楽しむボトルという感じのスペックです。

ボトリングから25年程度経過していますがまだまだ刺激はあり、樽熟成の影響もそこまで露骨には出ていないタイプということもあってやはり原酒そのものの個性が強く前に出ています。

荒々しいく鋭いピートや潮、そしてフレッシュシトラスや若葉などの爽やかなニュアンスも強く感じられました。

25年の歳月で、ボトリング当初よりはこれでも穏やかになって多彩な味も出てきているのだと思います。

特に、旨味が強く凝縮感のあるモルティさは、経年変化で感じやすくなったものではないかと感じました。

とはいえ飲み頃はさらに先なのかもしれません。

経験上、樽感の強くないタイプやチルフィルターを掛けているタイプは瓶内変化が穏やかな印象ですが、これは前者の理由でしょう。

個人的には、こういうストレートな美味しさのアイラモルトは好きですし、何よりボトリング当初の個性が多く残っているタイプは飲む機会も減っているのでありがたいと思っています。

特に閉鎖蒸留所のポートエレンとなればそのありがたみもひとしおですね。

楽しく美味しくいただきました。

 
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2018.12.13【日記】

ポートエレン 1975 22年 ハートブラザーズ 43%

品がありバランスの良いポートエレンでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1975 22yo HART BROTHERS 43%


香りはうっすらとオールド感、しっとりとした凝縮感のあるオレンジなど柑橘要素とこなれたモルティ、強いスモーク感と魚介ダシ、ニッキ。
飲むと滑らかで優しい口当たりから広がる。噛み応えも感じるモルトの旨味、しっかりとスモーク、柑橘の優しい甘味と酸味、やや塩気あり、長くはないピートとフルーツが残る品のある美しい余韻。

【Good/Very Good】


ハートブラザーズのポートエレン1975、22年熟成です。

ボトリングから20年以上が経過した加水ボトルですが、優しくこなれたテクスチャーや凝縮感がでているくらいでオールド感はほとんど感じませんでした。

柑橘系フルーツの甘味酸味にしっかりと感じるモルトの旨味、そしてアイラらしいピーティさや塩気といった要素がバランスよく感じられ、全体としては一体感もあって品の良い美味しさでした。

贅沢ですが、その日にアイラモルトを飲む最初の1杯目としてちょうど良いキャラクターだと思いました。


 
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2018.10.26【日記】

ポートエレン 1980-1996 ゴードン&マクファイル カスク #5090,5101-5104 63.9%

若さを残した飲み頃のポートエレンです。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1980-1996 15yo GM "CASK" #5090,5101-5104 63.9%


香りは凝縮感のあるグレープフルーツと強いモルティ、スモーキー、燻した藁、潮風、スモーキー。
飲むとじわじわとスパイシー、グレープフルーツ、噛み応えのある麦芽の旨味、品のあるプレーンな甘味と酸味、魚介のダシ、スモーキーで長い余韻。

【Good/Very Good】


GMのカスクラベルから1996年にボトリングされたポートエレン1980、15年の熟成です。

15年熟成と比較的若い熟成のポートエレンで、プレーンな樽感ですがボトリング後20年以上経過しています。

そのため、若さがありつつも刺々しい部分はしっかりとこなれており、麦芽の旨味も染み込むようなテクスチャーを帯びていました。

度数も高く、恐らくはボトリング直後は相当刺々しい酒だったと思われます。

樽感が強くないため複雑さはそれほどありませんが、クリーンで素直な美味しさでした。

私も含めて短熟のほうが美味しいという人も結構いるポートエレンですが、短熟でボトリング後の飲み頃感もある綺麗で美味しいボトルでした。


 
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2018.10.22【日記】

ポートエレン 1983-2010 信濃屋 ザ・チェス "キャスリング" 51.2%

久しぶりに飲みましたが、ナイスなシェリーカスクのポートエレンでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1983-2010 Shinanoya THE CHESS "Castring" 51.2%
one of 240 bottling


香りは甘やかで心地良いシェリー感、チョコレートがけのオレンジ、ベリージャム、淡く黒糖、支配的でないが磯っぽさのある強いピート。
飲むとトロリとした口当たりから広がる。濃縮感のある赤いフルーツの甘味と淡い渋味、香り同様にやりすぎ感のないピート、余韻は長め。

【Very Good】


2010年に信濃屋さんがチェスシリーズのエクストラエディションとしてボトリングした、ポートエレン1983、およそ27年の熟成です。
そんなに前のボトルという認識は無かったのですが、買って飲んでいたのがもう8年も前なんですね。

当時もすでにこなれて粘性のある濃縮フルーツが印象的だったボトルでしたが、今回も同様でした。

もちろん例外はありますが、個人的にはポートエレンやカリラはシェリーよりバーボンやプレーン系の樽のほうがハウススタイルや凝縮した柑橘が出ていて美味しいものが多いイメージです。

このボトルはその例外に相当するタイプで、シェリー系の濃縮フルーツやチョコレートの甘さとほろ苦さ、それにアイラモルトらしいピートが良い具合で一体化している美味しいポートエレンでした。

刺々しいものは数年で結構変わる印象ですが、こういう最初からトロンとしているタイプは、8年くらいではそんなに変わらないですね。


 
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2018.05.31【日記】

ポートエレン 1970-1987 16年 GM インタートレード向け 40% マグナムボトル

上品で艶っぽさもありました。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1970-1987 16yo GM for INTERTRADE 40% Magnum bottle
one of 240 bottles



香りは艶っぽいオールドシェリー、粉っぽく凝縮したドライオレンジ、ミルクチョコレート、ラムレーズン、こなれた強いオールドピート、磯っぽい海苔、レザー、ハーブやミント。
飲むとベルベットのような滑らかな口当たりから芳醇に広がる、優しい噛み応えのある凝縮感、粉っぽい柑橘や麦芽と魚介出汁の旨味、レザー、炭っぽさのあるこなれたピート。

【Very Good/Excellent】


1987年にGMがイタリアのインタートレード向けにボトリングしたポートエレン1970、40%加水のマグナムボトルです。
先日のストラスアイラ25年バイセンテナリーと同様のマグナムボトルで、相模大野駅前のオードヴィーさんの20周年で開栓されたものです。
これもまた、15年以上前からお預けを食らっていたボトルで、やっと飲むことができました。

40%加水でボトリング後30年以上、しかもシェリー感強めという危険なスペックですが、マグナムボトルが幸いしたのかヒネなどの劣化要素がほとんどない素晴らしい状態でした。

上記の如く当時のGMのシェリーカスクだけあって、複雑で陶酔感のあるオールドシェリーの複雑な香味がオールドピートと一体化してたまらない美味しさでした。

シェリー感の多彩さだけでなく、アイラモルトらしいピートや海のニュアンスもこなれただけで抜けずに残っていたのがハイレベルな香味のバランスを作り上げていると思いました。

そして、粉っぽい噛み応えのあるテクスチャーもあり、オールドシェリーカスクのラフロイグや一部のボウモアで感じるような香味を持っていたのが何よりも良い印象でした。


この1杯は、相模大野のオードヴィーさんの20周年でいただきました。
今回このマグナム2本が飲めて本当に幸せでしたが、同時に30周年で何を開けるのか心配になってきました。(笑)
なんだかんだ言いながら、すごいのが開きそうですけどね。

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2018.03.03【日記】

ポートエレン 1975-1999 24年 アデルフィ #1765 56.0%

らしからぬ多彩さと深みのある、素晴らしいポートエレンでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1975-1999 24yo ADELPHI #1765 56.0%


香りはワックスと樹液、蜂蜜、凝縮したシトラス、滋味深い土っぽさを含む旨そうなモルティ、すこしミネラリー、魚介ダシと強いスモーク。
飲むとトロリとした粘性あり。凝縮したシトラスと淡いアプリコットジャム、噛み応えのある強い旨味、心地良いコクのある甘味、潮風、淡いヨードを伴う強いスモーク、迫力のあるピート、長い余韻。

【Very Good/Excellent】


アデルフィから1999年にボトリングされた、ポートエレン1975、24年熟成のシングルカスクです。

のっけからポートエレンらしからぬワクシーさや樹液っぽさ、そして淡く土っぽさも伴う複雑な香りに驚きました。

どちらかというと、美味しいものでも鋭さや若干クールでスマートなニュアンスを持ったものが多いイメージのポートエレンだったのですが、今回のものは例外的に重厚なタイプと言えると思います。

粘性を帯びた濃縮感があり、しっかりフルーティでモルティな旨みもあり、コク深い甘味もあり、少し潮っぽさも残しており、もちろんアイラモルトらしい迫力のあるピートの腫脹もあり、ほぼ文句の付けどころのないアイラモルトでした。

ポートエレンらしいかどうかは別問題として、突き抜けたアイラモルトで心に残る1本となりました。

評価としては私のベストポートエレンということになるかもしれませんが、どちらかというとベストアイラモルトの1本という感じです。


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2017.05.21【日記】

ポートエレン 1979-2005 26年 オールドボスウェル #3798 53%

華やかでほどよい熟成感のあるポートエレンで美味でした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1979-2005 26yo OLD BOTHWELL #3798 53%


香りは華やか、しっとりしたスウィーティっぽい柑橘、若い桃と若葉っぽい植物感、バニラ、心地良いモルティ、潮風、淡く塩素とミネラル、スモーキーな強いピート感。
飲むと柔らかな口当たりから広がる、香り同様の柑橘と桃や植物感、染み込むようなテクスチャー、心地良い麦の旨味、心地良い甘味と酸味、穏やかなブリニーさ、潮とタール感のある強いピート、余韻は長め。

【Very Good】


オールドボスウェルがリリースしたポートエレン1979、26年熟成です。

らしい柑橘感にはしっとりしたニュアンスを伴っており、加えて淡く桃っぽさも感じる華やかでフルーティなポートエレンで、モルティやピーティな要素もアイラモルトとしてはそれぞれほどよく主張してきました。

味わいにおける甘味、酸味、塩気、そして旨みのバランスも良く、熟成を経たポートエレンとしては厚みもあるタイプで余韻も長く美味しかったです。



このボトルは、銀座のゼニスさんの10周年でいただきました。
お祝いにふさわしい華やかなポートエレンでしたね。

 
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2016.08.22【日記】

ポートエレン 1977-1992 15年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 43.4 61.5%

70年代短熟ポートエレンですが、一部想像と違うタイプでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1977-1992 15yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 43.4 61.5%


香りはシトラス、白い花、若葉、無骨なニュアンスを伴う乾いた麦感、スモーク優位な強いピート、オイル。
飲むとじわじわとスパイシー、シトラス、噛み応えもある強い麦感とその旨味、染み込むような旨味、心地よく強いピート、長い余韻。

【Good/Very Good】

スコッチモルトウイスキーソサエティから43番=ポートエレン1977、15年熟成です。

70年代短熟ポートエレンというと、フレッシュな柑橘などのすっきりさわやかなニュアンスとスモーク優位のピート感、そしてややライトボディでキレの良さがあるというイメージを持っています。

今回のものはさわやかなニュアンスは香りからも味わいからも感じられるのですが、旨味があるためか飲んでから後半への広がりがあり、軽やかなキレがあるというよりはしっかり残るタイプでした。

もちろんこれはこれで美味しかったです。


 
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2016.07.10【日記】

ポートエレン 1982-2007 BBR #2470,2472 55.6%

深みのあるシェリーカスクのアイラモルトでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1982-2007 BBR #2470,2472 55.6%


香りは深みを感じる良いシェリー、ベリーやプラムのジャム、チョコレート、淡くバルサミコ酢やゴルゴンゾーラ、奥からクールな塩素や金属感、バーベキュー、スモーキーなピート。
飲むと度数を感じない滑らかな口当たりから芳醇に広がる、香り同様の濃縮フルーツと淡いゴルゴンゾーラ、コクのある濃いめの甘味と引き締める渋味、しっかりとスモーキー、ハーブ、少し金属的で冷たいニュアンスがありながらバーベキュー的な温かみが同時に感じられる、深みのある長い余韻。

【Very Good】


BBRが2007年にボトリングしたポートエレン1982、2樽のヴァッティングで約25年の熟成です。

記載はありませんが深みのあるシェリーカスクの影響をしっかりと受けたポートエレンで、カスクストレングスですが瓶詰後10年近く経過したためかほどよくこなれており、赤紫色のジャムやチョコレートといったシェリーカスクらしい温かく甘やかなニュアンスとアイラらしいピーティさが共に強く感じられました。
恐らくは、ボトリング当初はサルファリーなニュアンスが結構あったのではないかと思われ、このシェリー感の深みはそれが変化したことででてきたものと推察します。

アードベッグほど顕著ではありませんが塩素や金属を感じるクールなニュアンスや、スプリングバンクにたまにあるゴルゴンゾーラチーズのようないわゆる酪酸っぽいニュアンスがあったのも印象的で、温かさと冷たさが同時に感じられて面白いモルトでした。

ちなみにこのボトル、ボトル最後の1杯もいただきましたが、一体感が増しており、温と冷、チーズ系のニュアンスもすべて単独でとらえるより全体に溶け込んで感じられるような形に変化していました。評価はそのタイミングでG/VGからVGにしました。

シェリーカスクで熟成の長めなアイラモルトでカスクストレングス、そしてそれが閉鎖蒸留所のポートエレン、こういうものはどんどん飲めなくなりそうです。


 
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2016.05.10【日記】

ポートエレン 1983-1997 ムーンインポート "DOVR TOUTES MARES"

凝縮感があってクールなポートエレンでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1983-1997 MOON IMPORT "DOVR TOUTES MARES" 50%


香りは華やか、シトラスと塩素、金属感がありクール、白い花、バニラ、乾いた麦感、スモーク優位の強いピート。
飲むと柔らかな口当たりからじわじわとスパイシーに広がる、香り同様のシトラスとクールな金属感、噛み応えもある麦の旨味、シロップのさらりとした甘味と柑橘の酸味、少しオイリーでしっかりスモーキー、余韻は長め。

【Good/Very Good】


ムーンインポートの"DOVR TOUTES MARES"シリーズからポートエレン1980、およそ14年熟成と比較的短熟です。

ポートエレンにたまにある、やや金属感や塩素っぽさがあって70年代アードベッグに近いニュアンスを感じる比較的ドライなタイプでした。

短熟アイラモルトらしい強いピート感や旨味を残した麦感もあり、飲んだ時の凝縮感も好印象でした。


 
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2016.03.28【日記】

ポートエレン 1978-1998 20年 UD レアモルトセレクション

ドライでキレキレのポートエレンでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1978-1998 20yo UD RARE MALTS SELECTION 60.90%


香りはドライフィグ、ピスタチオ系のナッツ、やや塩素や金属感、淡くプラムやオレンジ、バニラ、強めの麦感、磯っぽさ、プレーンな樽感、スモーク優位の強いピート感。
飲むとスパイシーな強いアタック、シトラス、やや凝縮感のあるテクスチャー、麦の旨味、ナッツ、淡い魚介ダシ、甘味は強くない、ドライでスモーキーな余韻。

【Good/Very Good】


UDレアモルト、ほぼオフィシャル扱いのポートエレン1978、20年熟成です。

レアモルトに多いドライでハイプルーフなポートエレンで、香りにはみずみずしいフルーツ感はあまり前面に出てこず、ピスタチオを感じるナッツやしっかり残った麦感、クールな金属感にアイラモルトらしい潮や強いピートが主張してきました。

飲んでもやはりドライな味わいで、さっぱりしたシトラスのニュアンスはありますが甘い方向性のニュアンスはあまり感じず、濃縮感のある麦や魚介系の旨味や強いピートが終始強く感じられました。

こういうレアモルトらしいドライなニュアンスはポートエレンと相性が良いようにも思います。


 
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2015.09.05【日記】

ポートエレン 1981-1992 11年 ケイデンヘッド 150周年記念ボトル

短熟ポートエレン,このスペックはあと何回飲めるでしょうか。

ポートエレン PORT ELLEN 1981-1992 11yo CADENHEAD 150th anniversary bottling (1) ポートエレン PORT ELLEN 1981-1992 11yo CADENHEAD 150th anniversary bottling (1)

ポートエレン PORT ELLEN 1981-1992 11yo CADENHEAD 150th anniversary bottling 64.1%


香りはフレッシュレモン、荒々しく強い麦感、クールで鋭い金属感と塩素、バニラ、潮風、タール、スモーク優位の強いピート感、飲むとじわじわとスパイシー、レモン、染み込むような強い麦の旨味、かなり噛みごたえのあるテクスチャー、魚介のダシ、香り同様の鋭いピートと金属感、上品な甘味と酸味、強くブリニー、美しい余韻。

【Very Good】


ケイデンヘッドのオーセンティックコレクション,150周年記念ボトリングのポートエレン1981,11年熟成の短熟です。

このシリーズは短熟かつ超ハイプルーフでプレーンな樽感のものが多い印象ですが,このボトルもそうでした。

香りはフレッシュな柑橘や若く強烈な麦感,アードベッグとも共通点のある鋭さを感じる金属感や塩素,そしてアイラらしいピート由来の強いスモークがそれぞれはっきりと主張してきます。

飲むと度数のわりには最初のアタックは荒々しくないのですが,じわじわと胡椒のようなスパイシーさが出てきます。香り同様にフレッシュな柑橘,冷たいニュアンスの金属感や塩素,魚介ダシ,そしてピート,これらがそれぞれくっきりとした輪郭をもって主張し,香りでは荒々しかった麦感が口の中ではしみ込むような旨味としても感じられました。
凝縮感があって噛み応えも感じたのは印象的でしたし,ドライで強すぎない甘味と酸味,塩気もしっかりと感じられる味わいはとても良かったです。

若くそれぞれ主張の強い香味が強引にひとまとめにされたような印象を感じる短熟カスクストレングスのアイラモルトですが,一体感もいくらか感じられます。恐らくボトリングしたては相当荒々しい酒だったと思いますが,20年以上経って荒々しさが少し穏やかになってきたという感じでしょうか。
ピーティですがクリアで綺麗な印象であり,クールビューティというイメージがピッタリでした。

短熟ポートエレンを飲む機会もなかなか無くなりましたし,ひさしぶりに飲めて,しかも美味しくて大満足でした。

 
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2015.07.23【日記】

ポートエレン 1978 26年 ダグラスレイン オールドモルトカスク #DL1709

シェリーカスクは甘味やコクに寄与していたようです。

 PORT ELLEN 1978-2005 26yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask #DL1709

ポートエレン PORT ELLEN 1978-2005 26yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask #DL1709 50%
one of 568 bottles, REFILL SHERRY BUTT



香りはシトラス、青りんご、バニラ、青草の植物感、淡いダシっぽさ、潮,金属感、スモークの強い鋭いピート、乾いた麦感もしっかり、飲むと最初穏やかだがじわじわと刺激あり、シトラス、コクのある優しい蜂蜜の甘味、コクあり、麦の旨味あり、タールを含むスモーキーなピート、潮風、草っぽさ、ややオイリーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインのOMC,ポートエレン1978,26年熟成です。

ポートエレンらしく柑橘や植物感などのさっぱりしたニュアンスもありつつ,アイラらしい潮やダシっぽさ,そしてスモーキー主体のピートもしっかりと主張してくる香味でした。

リフィルのシェリーバットの熟成だったようですが,それほど樽感も強くなくジャムっぽい濃縮したフルーツも感じず,この記事を書いているときに気づくまではプレーンカスクという印象でした。
言われてみれば,同様のスペックのものに比べてやや温かみを感じるような甘味が強く,コクを強めに感じたように思いましたがそこらへんに寄与していたのかもしれません。

 
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2015.05.09【日記】

ポートエレン 1976 25年 ダグラスマックギボン プロヴェナンス

ポートエレンとしてはわりとリッチなタイプで美味しかったです。

 PORT ELLEN 1976-2001 25yo DOUGLAS MCGIBBON PROVENANCE

ポートエレン PORT ELLEN 1976-2001 25yo DOUGLAS MCGIBBON PROVENANCE 50.1%


香りはレモン、アプリコットジャム、淡いクリーム、少し草っぽさ、バニラ、淡い塩素、しっかりとピート、スモーク、飲むと柔らかな口当たり、アプリコットジャムのコクのある甘味、柔らかなタンニンが味を深める、スモーク優位の強いピート、ダシの旨味、リッチ、長めの余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスマックギボン社名義でダグラスレイン社がボトリングしているプロヴェナンスシリーズから,ポートエレン1976,25年熟成です。

70年代ポートエレンらしい草っぽさやフレッシュレモンのような爽やかなニュアンスはあるのですが,それに加えてジャムっぽさや少しクリーミーなニュアンスがあり,良いタンニンやダシっぽさもあってリッチさも感じるタイプでした。

ポートエレンは基本的にはさっぱりしたキレの良いクールなタイプが好きですが,こういうちょっと重さや厚みのあるタイプも悪くないですね。


 
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2015.04.17【日記】

ポートエレン 1978 23年 シグナトリー #5344

凝縮した柑橘を感じる,私の好きなタイプのポートエレンでした。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1978-2002 23yo SIGNATORY #5344 54.3%
one of 221 bottles



香りは凝縮したグレープフルーツ、乾いた麦、強いピートとスモーク、潮風と海藻のミネラル、飲むとグレープフルーツ果汁などの柑橘、シロップの甘味とフレッシュな酸味、淡い植物感、鋭い切れ味、やや冷たいニュアンス、重さのないテクスチャー、少しミネラリーでスモーキーな余韻。

【Good/Very Good】


シグナトリーが2002年にボトリングしたポートエレン1978,23年熟成です。

香りからは凝縮感のあるグレープフルーツ,スモーク優位の強いピート,海のニュアンスがしっかりと感じられました。
飲むとフレッシュな果汁を感じる柑橘感があり,上品な甘味と酸味のバランスがあり,ややクールでキレが良かったのも印象に残りました。
また,ピーティなアイラのカスクストレングスにしてはボディがそれほど感じられなかったのもポートエレンらしいようにも思いました。

このくらいの熟成感で少し軽さを感じるポートエレンも自分の好みです。

 

このボトルは,高田馬場の歩古ホールさんの8周年でいただきました。

 
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2015.02.12【日記】

ポートエレン 1975 23年 ハートブラザーズ

私の好きな凝縮感のあるポートエレンで美味しかったです。

 

ポートエレン PORT ELLEN 1975-1998 23yo HART BROTHERS 43%


香りはフリーズドライの凝縮した柑橘、熟したアプリコット、紅茶、潮、強めのピート・スモーク、飲むと滑らかな口当たり、優しい甘味、凝縮感のある旨味、良い柑橘の酸味、軽い麦、炭っぽいピート、ややさっぱりした余韻。

【Good/Very Good】


ハートブラザーズからポートエレン1975,23年熟成です。

香りはフリーズドライのような凝縮感のある柑橘や熟したアプリコットのようなフルーツ感があり,ピートもしっかりと感じられました。
飲んでみると加水らしく柔らかではありますが,それでも凝縮感のある旨味やしっかりとしたピートの主張がありました。
とはいっても厚いボディは感じず,余韻はさらりと切れたのも印象的でした。


 
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T.Matsuki

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