ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.09.25【日記】

ハイランドパーク 1956-1986 30年 INTERTRADE 55.6%

やはりド迫力で凄い酒でした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1956-1986 30yo INTERTRADE 55.6%
one of 216 bottles



香りは太く濃厚。キャラメリゼしたナッツとナッツクリーム、プルーンなどミックスドライフルーツ、腐葉土と鞣し革、オールドピート。
飲むと滑らかだが重厚で力強い。ジャムやドライフルーツの濃い甘みと厚みを感じる渋味、奥からじわじわと旨味のあるモルティさ、腐葉土と古いピートを感じる長い余韻。

【Very Good/Excellent】


インタートレードが1986年にボトリングした、ハイランドパーク1956、30年熟成です。

結構なオールドボトルですが、長期熟成かつカスクストレングスでボトリングされており、劣化要素はほとんど感じませんでした。

原酒の味が強いこともあってシェリー感は支配的ではなく、濃い色の加熱濃縮フルーツとベースの厚みを与えている印象です。

この年代の蒸留だけあって土っぽさを伴うオールドピートの要素があり、それがハイランドやスペイサイド以上にしっかりと感じられました。

また、らしいナッツクリームのような芳醇な要素もたっぷりと感じられ、その他にも樽での長熟と瓶内変化による要素が多彩に主張してきます。

樽の強さに負けない原酒の個性の強さがあり、度数も保たれたからこそ、熟成がこれだけ長く瓶内変化を経ても、その多彩な香味にボディが伴うという奇跡のような香味になったのだと思います。

40年以上前に216本だけボトリングされたレジェンダリーなボトルを、このタイミングで飲めたことに感謝です。


 
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2019.08.04【日記】

ハイランドパーク 1972-1994 21年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 56.5%

素晴らしい陶酔感でした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1972-1994 21yo CADENHEAD Authentic Collection 56.5%


香りは力強さに妖艶さが加わったシェリー感で陶酔感あり。熟した赤い果実の風味がある高級チョコレート、奥に香ばしさのあるこなれたモルティ。
飲むと芳醇で力強く広がる。香り同様にパワフルで陶酔感のあるシェリー感、心地良い甘みと引き締めるタンニンのビターさ、奥から噛み応えのあるモルティな旨味、最後にしっとりしたピート、余韻も長い。

【Excellent】


1994年にボトリングされた、グリーンケイデンのハイランドパーク1972、21年熟成です。

書こうと思えば長々と書くこともできそうな素晴らしいボトルでしたが、極力端的に表現するならば、

「経年変化も加わって妖艶さのあるシェリー感があり、ハウススタイルであるピートや旨みのあるモルティも残っており、何よりボディが全く抜けておらずアタックやテクスチャーのみがこなれている」

という、ほぼ完璧な香味でした。

良い樽で21年熟成し、カスクストレングスでボトリングされてそこから約25年後の開栓。

この上なく飲み頃でした。

素晴らしいボトルを素晴らしいタイミングで飲める幸せを満喫させていただきました。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。

 
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2019.08.02【日記】

ハイランドパーク 8年 オフィシャル 43% 70年代流通

トール瓶の8年、かなり久しぶりに飲みました。 

 

ハイランドパーク HIGHLANDPARK 8yo OB 43%
1970's bottling



香りは心地良いオールド感と優しいオールドシェリーとこなれた蜂蜜、キャラメリゼしたナッツ、奥からじわりと土っぽいピート。
飲むと想定外に緩さも抜け感もない。やや凝縮感もあり舌に染み込むテクスチャー、淡い噛み応えのあるモルティとその旨味、香りより滋味深くピーティ、余韻まで厚みが保たれている。

【Very Good】


70年代に流通していたトール瓶のハイランドパーク、これは8年熟成です。

香りからは昔のシェリー感と滋味深いアーシーさを伴うピート、そして蜂蜜っぽいニュアンスも感じられました。

飲むと凝縮感があり、良いオールドボトル特有の旨味が舌に染み込んでくるような感覚もあって、香り以上に味わいがとても良かったです。

ボトリングから約40年が経過しており、瓶内変化がどの程度かというのが気になるところでしたが、オールド感はほどよいところにおさまっており、抜け感はほとんどありませんでした。

このコンディションとわかっていれば多少高くても買って飲もうという気持ちになるのですが、味見せずに買う勇気はないですね。。。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。

 
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2019.07.27【日記】

ハイランドパーク 18年 オフィシャル 43% 90年代流通

やはり安定感のあるオフィシャルボトルです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 18yo OB 43%
90年代流通



香りはしっとり濃いめのシェリー感、レーズン、黒糖、滋味深いモルティ、奥に淡くピート。
飲むと芳醇、コク深い黒糖の甘味、濃い旨味、厚みあり、溶け込んでいるが余韻にじわりと顔を出すスモーク。

【Very Good】


90年代頃に流通していた、ハイランドパーク18年のオフィシャルボトルです。

香りにおいても味わいにおいても、芳醇で心地良いシェリー感と滋味深いモルティさが印象的でした。

経年変化である程度こなれていますが、もともとの酒質が厚いためかボディはしっかりと保たれており、コクと旨味には凝縮感もありました。

コクがあるのに嫌味は無く滑らかで、いくらでも飲めそうです。
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2019.01.11【日記】

ハイランドパーク 1977-1998 オフィシャル "バイセンテナリーボトリング" 40%

これは安定の美味しさでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1977-1998 OB "BICENTENARY BOTTLING" 40%


香りは穏やかだが豊か。みかんの花の蜂蜜、ピーナッツバター、穏やかなミントとグラッシー、こなれたモルティ、奥からラプランスーチョンとそのスモーク。
飲むと滑らかな舌触りで加水らしい優しい味わい。蜂蜜のコクのある甘味、アプリコットジャム、ナッツクリーム、少し噛み応えのあるモルティさと旨味、穏やかなオーク、後味にごま油とスモーク。

【Very Good】


ウイスキーラバーズ名古屋でお出しするボトル、3本目はこのハイランドパークです。
1798年に蒸留を始めたハイランドパーク蒸留所が、1998年にボトリングした200周年=バイセンテナリーボトリングです。
ヴィンテージは1977で、40%に加水されています。以前にもここでご紹介したことがありました。

そこそこのボトリング数がありましたが、日本では売るタイミングを逃してデッドストックになってしまい、それを蒸留所が買戻して詰め替えて恐ろしく高額で再販売したことでも知られています。
私も買ったタイミング的にやや高掴みした感があったのですが、このボトルも今は結構な高額で取引されています。

肝心の中身ですが、40%で少し緩さはありますが、度数のわりには芳醇さや複雑さがあり、ボトリング後18年が経過していますが一体感が出ているだけで劣化要素は感じませんでした。

ボトラーものも含めて1977の他のボトルで感じることが多かったナッツクリーム感がしっかりめに感じられ、期待通りの美味しいハイランドパークでした。

加水40%でピートも顕著でないため迫力に欠ける部分は否めず、芳醇さを感じていただくためにも、他のハイプルーフのものをがっつり飲む前に飲んでほしい1本です。

「優しさと芳醇さを携えたモルト」です。

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2018.11.29【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1999-2018 18年 ゴードン&マクファイル コニッサーズチョイス バッチ18/018 56.0%

少し清涼感のあるバーボン樽のハイランドパークでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1999-2018 18yo GORDON & MACPHAIL CONNOISSEURS CHOICE BATCH 18/018 56.0%
one of 202 bottles, FIRST FILL BOURBON BARREL



香りはリッチでフルーティ、オレンジ、少し洋梨や桃、バニラとココナッツ、上質なオーク感、少し清涼感あり、時間と共にクリーム。
飲むと力強く広がる。オレンジクリームと蜂蜜のコクのある甘味、引き締めるオークのタンニン、ジンジャーエール、淡いピート、余韻まで主張が強い。

【Good/Very Good】


GMのコニッサーズチョイス、ニューラベルでリリースされたハイランドパーク1999、18年熟成のカスクストレングスです。
ハイランドパークのシングルモルトというと、オフィシャルボトルはシェリーカスク主体のものがほとんどなので、このバーボンバレルはボトラーズらしいタイプですね。

オレンジ、バニラ、ココナッツなどバーボンカスクらしい要素が強いだけでなく、淡くですが洋梨や桃っぽい熟成感を感じる要素が出ていたのが印象的で、コクはあるのにどことなくジンジャーエールのような清涼感のあるニュアンスを伴っていたのも興味深く感じました。

甘味にはコクがあり、オークのタンニンで深みも感じられ、主張は穏やかですがピートも感じられ、ファーストフィルの良いバーボンバレルらしいしっかりと各要素の味がくっきりとした輪郭をもって強く感じられるタイプでした。


 
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2018.08.22【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1990-2018 27年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #573 50.8%

想像を大きく上回る美味しさに驚きました。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1990-2018 27yo SIGNATORY for THE WHISKY HOOP #573 50.8%
one of 323 bottles, Refill Sherry Butt



香りは芳醇で多彩。僅かに古いニュアンスを帯びたシェリー感、高級なビターチョコレートを掛けたドライオレンジ、苦くないコーヒー、古い梅干し、アンティーク家具、湿った土臭さのあるウェアハウス、ブーケガルニとクローブなどのスパイス、淡くレザー、スモークと焦がした麦芽。
飲んでも全体にこなれてエレガントなシェリー感、ややトロリした粘性あり、少し濃くした皮ごとのブドウ果汁、ジューシーな甘味、味を深める古いウッディネスとブドウの皮の渋味、そしてヘザーやブーケガルニ、レザーや土っぽさやピートは香りよりしっかり感じる、淡い陶酔感も伴う長い余韻。

【Very Good/Excellent, Interesting】


シグナトリーが日本のウイスキーフープに向けてボトリングした、ハイランドパーク1990、27年熟成です。
樽選定はフープの幹事の方々が現地で行っています。

サンプルを飲んだ方々から相当美味しいと聞いてはいましたが、シェリーカスクに関しては好みもありますから少々心配ではありました。
しかしボトリングされたものをテイスティングしてみて、その心配は杞憂に終わりました。

この時期の樽でこの色ですから当然シーズニングシェリーだとは思いますが、近年のものでは他に似たものが無い系統のシェリー感が第一印象で、ちょっと古いニュアンスも伴い淡い陶酔感がありました。
上記のように非常に多彩で深みのある香味で、実際に高価なのですが全体に高級感もありました。

特に味わいには全体をエレガントな品の良さが包んでおり、熟成感とややトロッとした粘性もあり、ジューシーな甘味とそれを深めるほどよい渋味も魅力的でした。

感じ方や好みにも寄りますが、ボディは図太いという感じではなく、私の感覚だと熟成のピークかそれをわずかに過ぎたくらいかなと感じました。

明らかに最近のハイランドパークのオフィシャルのシェリー感とは異なるタイプで、どういう樽がどういう経緯でシグナトリーに回ったのかが非常に気になりました。

会員価格でも1本5万円と非常に高額ですが、いまこの値段でこれに匹敵する満足感を自分が得られるオールドが買えるとは思えない仕上がりでした。

シグナトリーのマネージャーさんが、テイスティングして思わず「グレート」と唸ったらしいですが、それがうなづける香味で、よく日本に向けて詰めてくれたと思います。
本来ならシグナトリーと関係の深いメゾンあたりが驚くほど高額でリリースしそうなイメージですが、これまでフープがシグナトリーから結構な数をリリースしてきた実績が認められたのかもしれませんね。

思い返せばファークラス2005など、やや思い入れで高評価しすぎたと思ってるものもあり、最近は身内びいきにならないようフープのボトルに関しては意識的に厳しめの評価をするようにしてますが、それでも今回のハイランドパークは最近のボトラーズの中では突き抜けていると思います。

じっくりお付き合いしたいと思い自宅ですぐに開けて飲み始めましたが、濃く複雑なのに押し付けがましさが無いため飲み飽きもしないボトルで、高額なのに短期間でかなりの量を飲んでしまいました。

開栓後、残量が減っていくのに伴ってシェリー感が落ち着き、ピートやヘザーなど、ハイランドパークらしいところが分かりやすくなってきました。
そしてグラスに多めに注いで時間を掛けて飲むと、よりその方向に変化していくようでした。

あとは、経年変化を経たようなニュアンスもあってすでに仕上がっている印象のこのボトルが、(大化けはしないという予想ですが)未開栓でおいておくとこの先どう変化していくのか、興味深くみていこうと思います。



このボトルは、購入したものを自宅でじっくりといただきました。

 
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2018.08.06【日記】

ハイランドパーク 1967-1991 オフィシャル 43%

知っているのとは違う味でした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1967-1991 OB 43%


香りは心地良いオールドシェリー、ブドウの皮、乾ききっていないドライフルーツ、古いマールやコニャックのニュアンス、淡く腐葉土、鋭い金属感とタール、強いスモーク。
飲むと芳醇に広がる。果汁感のある品のある甘味と酸味、心地良く深みのある渋味、ピートは強くナフタレンやスモークがしっかり。余韻も長い。

【Very Good/Excellent】


1991年にボトリングされた、オフィシャルのハイランドパーク1967、およそ24年の熟成で、43%に加水調整されています。
ハイランドパークが大好きなオードヴィーのマスターが、今年の20周年記念のボトルとして最後に開けたものです。

同じラベルで同じ黒い木箱に入った、裏に輸入業者:松下電器産業株式会社と記載されたシールが貼ってあるものは自宅で開けたこともあり何度も飲んでいましたので、てっきりそれだと思っていました。

しかし飲んでみると、ロット違いがあったのか、(そうは思えませんが)状態の違いなのか、裏ラベルのないこのボトルは、全然私の知っているのとは全く違う味でした。

今まで家やバーで飲んだものは、もう少しシェリー感が穏やかで、優等生的で美味しいものの無難にまとまった感がありました。

一方今回のボトルは、これぞ60年代という陶酔感のあるオールドシェリーに加えて古いマールやコニャックのようなニュアンス、腐葉土っぽいアーシーさ、そして想定外なほど強いピートも感じました。

濃い味ですが加水ということもあってか極端な濃縮感がなく品の良い仕上がりで、滋味深さと品の良さが同時に感じられる突き抜けたハイランドパークでした。

想定外の美味しさに、完全に1本とられてしまいました。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
改めて、20周年おめでとうございます。

 
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2018.07.25【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2003-2017 14年 オフィシャル エジンバラ空港向け #2118 59.9%

よくできた近年シェリーカスクでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2017 14yo OB for EDINBURGH AIRPORT #2118 59.9%
one of 300 bottles, Refill Butt



香りはしっかりめの近年シェリー、ベリージャムとビターチョコレート、ハーブ、煙さのある焦がした麦芽。
飲むと最初は度数より大人しく、徐々に刺激と芳醇さ。シェリーカスクらしいジャム系の濃い甘味と引き締める渋味、焦がした麦の旨味、ピートのあるリッチな余韻。

【Good/Very Good】


これまで何度もご紹介したハイランドパークが空港向けにボトリングしたシングルカスク、今回のものはエジンバラ空港向けのものです。
リフィルバットで14年熟成。最近ボトリングされて販売されているものです。

近年シェリーの香味ですが嫌な要素が少なく、特に味わいは芳醇で多彩でした。

スペックよりはこなれており、甘味と苦みのバランスが良く、モルティな旨みとハウススタイルのピート感が共にしっかり残った味わいは良かったです。

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2018.07.21【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2003-2017 13年 オフィシャル デンマーク向け ファウンダーズシリーズ "グルントヴィ" #5715 61.3%

ファークラスの偉人シリーズのようなものが続くのでしょうか。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2017 13yo OB for DENMARK Founder's Series "GRUNDTVIG" #5715 61.3%
one of 624 bottles, Refill Butt



香りはしっかりめの近年シェリー、ドライアプリコットやレーズン、キャラメリゼしたナッツ、甘いハーブリキュール、奥から焦げ感のある若々しいモルティが見え隠れ。
飲むと刺激的でパワフル。ドライフルーツやジャムの濃い甘味と引き締める強めの渋味とややエグ味のあるウッディネス、ピートもある余韻。

【Good】


最近よくリリースされているハイランドパークのシングルカスクシリーズですが、今回のものはわりと最近リリースされたデンマーク向けのものです。
小さな文字ですがファウンダーズと銘打たれており、Edt.1としてデンマーク人の偉人である(とあとで調べてわかった)グルントヴィの名前が記載されています。

スペックとしては以前ご紹介したデンマーク向けの2016年ボトリングのものとかなり近いですが、シスターカスクと思いきや、樽番号は結構離れていました。

肝心の中身も結構違っていて、スペックのわりに結構仕上がった前回のボトルと比べると、やや若さや粗さが目立つ仕上がりで、シェリー感も”ザ・近年シーズニングカスク”という感じでした。
現時点では買って家で開けて飲むことはない香味ですが、こういうものが時間と共にどう変化していくのかには非常に興味があります。

安くて似たタイプがあれば買って寝かせておくのもありかもしれません。


 
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2018.05.19【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 2003-2016 13年 オフィシャル デンマーク向け ダンネブロ808周年記念 #1933 60.3%

808周年は何か特別な意味があるのでしょうか。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2016 13yo OB for 808TH ANNIVERSARY FOR DANNEBROG #1933 60.3%
one of 648 bottles, Refill Butt


香りはしっかりシェリー、プルーンとチョコレート、ブドウの皮、ワックス、胡麻せんべい、強めのウッディネス。
飲むと力強く濃厚、プラムジャム、チェリーブランデー、クローブやハーブ、濃いめの甘味と渋味、淡いピート。

【Good/Very Good】


デンマーク向けにボトリングされた、ハイランドパークのシングルカスクシリーズの1本です。
ダンネブロ808周年記念と記載されており、これはデンマークの国旗のことのようですが、808周年という年に特別な意味があるのかどうかは不明です。
2003年ヴィンテージのリフィルバットで、2016年に約650本ボトリングされています。

リフィル表記ですが、のっけからしっかりシェリーカスクの影響を感じるモルトで、香りにも味わいにもしっかりと樽が効いています。

とはいえ過剰なウッディネスや渋味、サルファリーなニュアンスはなく、胡麻っぽさが個人的には少し気になりましたが一般的にはほぼ嫌味が無いと言えるシーズニングシェリーカスクの香味だと思います。

さすがのシングルカスクシリーズ。良い樽を選んでることが伝わってきますね。

 
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2018.05.05【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2006-2017 11年 オフィシャル ミュンヘン空港向け #3720 64.5%

こういうのは買っておきたいです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2006-2017 11yo OB for MUNICH AIRPORT #3720 64.5%
one of 324 bottles, 1st fill European Oak Hogshead



香りは強いヨーロピアンオークシェリー、リッチ、アメリカンチェリー、ビターチョコレート、カラメルソース、クローブ、ハーブ、買いたての家具。
飲むとパワフルで芳醇。ブドウの皮、濃縮感のあるジャム、ビターチョコレート、強めの甘味と引き締める渋味、奥からピート、意外に余韻はすっきり。

【Very Good】


ハイランドパークは最近空港向けの限定品を出しているようで、以前にヒースロー空港向けのものもご紹介しました。
今回のものはドイツのミュンヘン空港向けで、ヒースロー向けと同様にシングルカスクシリーズと表記されており、ファーストフィルのヨーロピアンオークで作ったホグスヘッドで熟成されています。
ヨーロピアンオークでしかもホグスヘッドですし、当然それ用に作ったシーズニングのシェリーカスクと思われます。

ヨーロピアンオークのシェリーカスクらしい濃縮感とタンニンのあるボトルでしたが、フルーツやチョコレート、ハーブなどなど多彩な香味とウッディネスがしっかり主張してきました。

何より特筆すべきはそれだけ濃厚なのにサルファリー要素や過剰なウッディネスが感じられない点です。

ハイランドパークのシェリーカスクは、一時期エドリントングループに共通したサルファリー要素を伴うものが多く、あまり近年のものには良い印象を持っていなかったのですが、ここのところそれを見直させられるようなリリースが続いています。

さすがに夢を見すぎかもしれませんが、このまま開栓せずに20年くらい置いておいたら昔の短期熟成シェリーのようなニュアンスを帯びてくれるのではないかという、淡い期待をしてしまうような良い樽でした。

こういうボトルは、買う機会があれば、是非自分で長期保存しておきたいものです。

 
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2017.12.24【日記】

ハイランドパーク 1978-1996 サマローリ 45%

90年代サマローリにはこういうタイプが多いですね。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1978-1996 SAMAROLI 45%
one of 360 bottles



香りは華やかでエステリー、多彩なフルーツ、洋梨やオレンジ、りんご飴、薄めた蜂蜜、バニラ、奥から淡いスモーク。
飲んでも滑らかで、熟成感のあるフルーツが強くコクのある美味しさだが、香りより明らかにピーティで麦芽の旨味もある。

【Good/Very Good】


サマローリが1996年にボトリングしたハイランドパーク1978、およそ18年の熟成です。

非常に華やかでエステリーなフルーツ感が多彩に感じられ、バーボン系の樽感も奥からじわりと感じられました。

ハイランドパークらしいスモーキーなニュアンスも特に味わいにおいてしっかり感じられました。

18年とは思えない強い熟成感があって非常にフルーティな反面、少しボディには抜け感がありますが、コクやらしいピートもあるハイランドパークでした。

80年代ボトリングではボディが重視されたものが多いサマローリですが、90年代はこういう少しボディを犠牲にしても熟成感のあるタイプが散見されるイメージです。



これらのボトルは、三越前のIANさんで行われた「ウィスキーラバーズ名古屋2018先行テイスティング」でいただきました。


 
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2017.10.26【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1995-2017 22年 ゴードン&マクファイル カスクストレングス ウイスキーエクスチェンジ向け #1498 53.2%

ピーティで濃縮感のある美味しいハイランドパークでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1995-2017 22yo GORDON and MACPHAIL "CASK STRENGTH" for THE WHIKSY EXCHANGE #1498 53.2%
Refill American Hogshead



香りは熟したアプリコットやオレンジのジャム、焦がした麦芽とスモーク優位のしっかりめのピート。
飲むと優しい口当たり、アプリコットジャムやドライパイナップル、まったりした甘味でコクがある、旨味も残っておりスモーキーで長い余韻。

【Good/Very Good】


最近GMからウイスキーエクスチェンジ向けにボトリングされたハイランドパーク1995、22年熟成です。

リフィルアメリカンオークというスペックがよくわかりませんが、そのイメージ通りバーボン系の香味かと思いきや、ブラインドで飲んだらリフィルシェリーかなと思うような香味でした。

わりと濃縮感のあるフルーツを感じ、詰めたてにも関わらず度数を感じないまったりとしたテクスチャーも好印象でした。

ハイランドパークとしてもやや強めに感じるスモーキーなニュアンスもあり、モルトの旨味もあり、ハイランドパークにピートを強く求める人には納得の1本だと思います。

さすがエクスチェンジですね。

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2017.09.09【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 1997-2016 18年 ハンターレイン オールド&レア 54.6%

蜂蜜とピートがしっかり感じられました。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1997-2016 18yo HUNTER LAING Old & Rare 54.6%
one of 266 bottles, Refill Hogshead



香りは蜂蜜と干し草、梅ジャム、淡くオレンジキュラソー、ほどよいモルティと奥にあるピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャムや蜂蜜の甘味と引き締める穏やかなタンニン、じわじわとピート。

【Good/Very Good】


ハンターレインのフラグシップシリーズである、オールド&レアとして昨年ボトリングされたハイランドパーク1997、18年熟成です。

ハイランドパークの最近のオフィシャルボトルはやや私の得意でない系統のシェリー感のものが多めで、もちろんさすがオフィシャルと思わせるものも散見されるのですが、ボトラーズのノンシェリーほうが安定して美味しいイメージです。

今回のものも、ボトラーズのハイランドパークに期待する系統で、蜂蜜を主体としたコクのある甘やかさと、奥から主張してくるピート感が共に感じられました。

こういうものを飲むと、蒸留所の作りの根幹部分には大きな変化が無く、ハウススタイルを守っているんだということを感じます。


 
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2017.08.30【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 1995-2015 20年 GM EXCLUSIVE ベルギー向け #1485 50%

バランスの良い仕上がったボトラーズハイランドパークでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1995-2015 20yo GM EXCLUSIVE for THE WHISKY MERCENARY #1485 50%
one of 325 bottles, Refill American Hogshead



香りは蜂蜜に漬けたオレンジ、バニラ、オーク、藁、心地良いモルティ、奥に淡いピート。
飲むと優しい口当たりから広がる、ドライオレンジ、コクのある蜂蜜の甘味、深みを出す穏やかなオークとモルティな旨味、藁を燻したスモーク。

【Good/Very Good】


GMがベルギーの「THE WHISKY MERCENARY」というところに向けてボトリングしたハイランドパーク1995、20年熟成です。

オレンジやバニラ、オークといった良いバーボンカスクのニュアンスが適度に感じられる一方で、蜂蜜っぽいコクのある甘味やスモーク優位のピート感などハイランドパークらしいニュアンスもしっかりと感じられました。

今のオフィシャルはシェリー系のボトルがほとんどですので、今回のようなバーボン系の樽はボトラーズの存在意義を強くしますね。

こういう素のハイランドパークにほどよい樽感が乗っているタイプは個人的に好みで、香味の多彩さこそありませんが、良い樽を詰めてくれたと思います。


 
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2017.07.12【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2002-2017 14年 オフィシャル ヒースロー空港&免税店向け #2791 58.2%

しっかり選ばれたオフィシャルシングルカスクです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2002-2017 14yo OB for HEATHROW AND WORLD OF WHISKIES #2791 58.2%
one of 588 bottles, Refill Butt



香りは強いシェリー、プルーンと黒糖、ビターチョコレート、ハーブリキュール、良いモルティ、リッチなウッディネス、奥からスモーク。
飲むんでも良い近年シェリー、プラムジャム、チョコレートリキュール、コーヒー、濃厚なフルーツとその甘味、引き締める渋味、穏やかなスモーク、リッチで長い余韻。

【Very Good】


今年、ヒースロー空港と免税店向けにボトリングされた、オフィシャルシングルカスクのハイランドパーク。
2002年蒸留で14年熟成のリフィルシェリーバットで、最近販売されていたものです。

当然ながらエドリントングループで使っている近年のシーズニングシェリーカスクのはずですが、サルファリーも含めて嫌な要素がほとんどありませんでした。

熟成年数のわりに香味も多彩で、味に深みもあってバランスも良かったです。

現時点でかなり美味しいと思える素晴らしいボトルで、オフィシャルが良い樽がこういうものだと認識しているなら、あまり印象の良くないエドリントンのシェリーカスクも今後には期待できるのではないかと思えるものでした。


 
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2017.05.31【日記】

ハイランドパーク 1976-2003 オフィシャル #4508 フォレスト氏向け

やはり素晴らしいボトリングですね。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1976-2003 OB for Matthew D Forrest #4508 52.7%


香りはリッチ、酸味を残したアプリコットジャム、キャラメリゼしたナッツやナッツクリーム、滋味深く旨そうなモルティ、煮詰まった紅茶、蜂蜜、リッチなオーク、穏やかなピート。
飲むと芳醇に広がる、舌に染み込むようなテクスチャー、古くなったオレンジマーマレードや蜂蜜っぽいのコクのある甘味、麦の旨味がしっかり、引き締めるオーク、ナッツクリーム、少しスモーキーなピート、リッチで長い余韻。

【Very Good】


2003年に故マシュー・D・フォレスト氏がボトリングしたハイランドパーク1976です。
フォレスト氏がボトリングしたハイランドパークは1973もありましたが、今回のものは1976です。

ボトルコンディションの問題なのか私の問題なのか、今回はこれまで飲んだ時よりもフルーツ感やオーク感を強めに感じ、その代わりに麦の太さとボディが控えめという印象を受けました。

もちろんベースには滋味深い麦の旨味があり、それを取り囲むようにフルーツ感や蜂蜜感や樽感、そしてピートが存在するというスタイルで、シェリー感がはっきりと主張してこないタイプのハイランドパークとして代表的なボトルだと思います。

シングルモルトとしての王道感がありながらも、複雑でいろんな味の楽しめるハイランドパークで、素晴らしいオールラウンダーです。


 
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2017.05.04【日記】

ハイランドパーク 1973 35年 オフィシャル ニュアンスグループ向け #6194 49.6%

ずっとテイスティングできそうなハイランドパーク、素晴らしいです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1973 35yo OB for THE NUANCE GROUP #6194 49.6%


香りは生き生きと広がる、アプリコットやミックスベリーのジャム、淡いビターチョコレートやキャラメリゼしたナッツ、ミントの強めのハーブ、蜂蜜や樹液、ワックス、力強さの残る麦感、淡くレザー、奥から強くはないが厚みのあるピート、パワフルで複雑、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから力強く広がる、パワフルだが同時に染み込むようなテクスチャー、アプリコットや梅のジャム、ワックス、シナモン、ナッツクリーム、染み込むような強い麦の旨味、コクのある強い蜂蜜の甘味、味を深める優しいタンニン、香りより強いピートを感じるリッチで長い余韻。

【Very Good/Excellent】


ニュアンスグループというところに向けてボトリングされたオフィシャルのハイランドパーク1973、35年熟成のシングルカスクです。

心地良いシェリー感が全体を包んでいますが支配的ではありません。
そのぶん多彩な要素が拾いやすく、テイスティングは楽しくなかなか終わりませんでした。

ジャムっぽい濃縮感のある多彩なフルーツにビターチョコ、キャラメル、ナッツ、太い麦、蜂蜜、樹液、ハーブにレザー、ピートなどなど、複雑で深みがあり、香りにおいても味わいにおいても次々に魅力的な要素が沸き上がってきます。

ジャムや蜂蜜の深いコクのある甘味と、長熟にしては太く染み込むような麦の旨味がしっかりと残っており、迫力があってさすが北の巨人という偉大さすら感じます。

実力のある蒸留所の原酒が良い樽でその実力を存分に発揮しているモルトという印象で、恐らくリフィルシェリーカスクだと思うのですが、ハイランドパークのオフィシャルボトルの中でもリフィルシェリーの傑作のひとつだと思います。


 
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2017.05.02【日記】

ハイランドパーク 1977-1996 19年 アデルフィ 57.3%

読む人に優しくない中でも特に優しくないラベルで、味は良かったです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1977-1996 19yo ADELPHI 57.3%


香りはクレームブリュレ、バニラ、素朴な強い麦感、オーク、薄くかつおダシ、奥から淡い土と強いピート。
飲むと滑らかな口当たり、オレンジやパイナップル、クレームブリュレ、蜂蜜感のあるコクのある甘味、リッチなオーク、旨味のある麦感が舌に染み込む、じわじわとピート。

【Very Good】


1996年にアデルフィがボトリングしたハイランドパーク1977、19年熟成です。
ただでさえラベルが小さく、そこに書いてある文字も小さいアデルフィですが、このころのボトルは裏ラベルに超小さい字でスペックが書いてある時期でした。
他にも表ラベルのシールにカスクナンバーが書いてあったり、いろんなパターンがありますが総じて読む人に媚びるところはありません。(笑)

肝心の中身ですが、美味しいです。
1977のハイランドパークというと、オフィシャルだとバイセンテナリーボトリングが有名ですし、他にもエージェンシーのものなども話題になりましたが、ナッツクリームのようなニュアンスが強いイメージを持っていました。

このボトルにもそういうところがなくはないのですが、クレームブリュレのような甘やかなニュアンスがあり、素朴で旨い麦感にリッチな樽感、それにフルーツやピートと多彩でいろいろな香味がありました。

ヘザーハニーというべきコクのある甘味もあり、経年変化によると思われる舌に染み込むようなテクスチャーも身に着けており、かなり美味しくいただきました。


 
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