2019.05.25【日記】
ニューリリース:グレンロッシー 1992-2018 25年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #3456 54.7%
グレンロッシー GLENLOSSIE 1992-2018 25yo SIGNATORY for THE WHISKY HOOP #3456 54.7%
one of 194 bottles, Hogshead
香りはまったりした甘やかなテクスチャー、蜂蜜としっかりとモルティ、アプリコットジャム、バニラクリームとほどよいオーク。
飲むとじわじわと刺激的になる。アプリコットジャムや蜂蜜の強いコクのある甘味と引き締めるオーク、長く心地よい余韻。
【Good/Very Good】
ウイスキーフープが最近ボトリングした、グレンロッシー1992、25年熟成です。
全体にリッチでクリーミーさもある濃い味で、オークの主張もほど良く、スペイサイドらしい華やかさがしっかりと感じられました。
樽はバーボンホグスヘッドだと思いますが、熟成の長いバーボンカスクに出てくるシェリーカスクと共通するようなジャム感もあったのが印象的でした。
派手さこそありませんが、秀逸な1本だと思います。
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2019.03.30【日記】
グレンロッシー 1975-1989 14年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 46.2 59.5%
グレンロッシー GLENLOSSIE 1975-1989 14yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 46.2 59.5%
香りは 高貴なオールド感はないがこなれて妖艶さを帯びたシェリー、少しもったりしたジャム感、古いマール、ハーブ、丸みもあるが鋭さを残した強めのモルティ。
飲むとパワフルで芳醇に広がる。古いシェリー、染み込むようなモルティさとその濃い旨味、マール、コクのあるまったりした甘味と淡い渋み、少しピート、余韻は力強く長く心地良い。
【Very Good】
スコッチモルトウイスキーソサエティから46番=グレンロッシー1975、1989ボトリングの14年熟成です。
この頃のソサエティのボトルにはプレーンな樽感のものが多いのですが、これは濃厚シェリー樽です。
いわゆる高貴なオールドシェリー感ではありませんが、オールドマールっぽさも含めて恐らくは経年変化で出てきたような妖艶さを帯びたシェリー感でした。
香りにも味わいにも、濃厚ですがもっさりしたようなニュアンスがあったのですが、これはボトリング直後はサルファリーとも捉えられる要素だったのではないかと思います。
熟成年数が14年ということもあり、強いシェリー感に負けないモルティな旨味が残っていたのも好印象で、甘味と渋味のバランスも良く、パワフルで1杯の満足感がたっぷりあるモルトでした。
ロッシーかどうかは全く分かりませんが、このスペックで経年変化で美味しくなったものは結構あると思われ、古いものを選ぶ時に気にする要素のひとつにしています。
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2019.03.22【日記】
グレンロッシー 1973-1990 17年 セスタンテ アンティカカーサマルケシスピノーラ 40%
グレンロッシー GLENLOSSIE 1973-1990 17yo SESTANTE Antica Casa Marchesi Spinola 40%
香りは甘やかで高貴なオールドシェリー、濃縮ブドウ果汁、チェリーブランデー、奥からレザー、淡く腐葉土、少し儚い印象。
飲んでも優しい口当たりから芳醇に広がる。陶酔感のあるシェリー感、ブドウ果汁の甘みと酸味、その皮のタンニンの渋味はしっかりだが味を深めている。時間と共に甘味が強くなり、心地良い余韻。
【Very Good】
イタリアのセスタンテがボトリングしたAntica Casa Marchesi Spinolaというシリーズのグレンロッシー1973です。
このシリーズは加水とカスクが混在していて、個人的には内容にもばらつきがあるように思いますが、愛好家の間では結構伝説的と言われるシリーズです。
このロッシーの他には、ミルトンダフ、ロングモーン、ポートエレン、トマーティン、それにグレンゴードン表記のボトルもあって合計6種類だったと記憶しています。
また、このシリーズを飲む機会はずいぶんあったのに、どういうわけかこのブログでは初めてのご紹介のようです。
意外に長い間飲んでなかったのかもしれません。
香りからはのっけからブドウっぽさのある魅力的なオールドシェリーカスクのニュアンスが感じられ、加えてチェリーブランデーのような要素も印象的に主張してきました。
40%と低めの加水で30年近い経年変化を経たためか、少し緩さや儚さのようなものも感じてしまいましたが、奥からは腐葉土やレザーのニュアンスも顔を出してきました。
飲むとさすがアンティカカーサ、度数以上の味わいの芳醇さや陶酔感を持ち合わせており、タンニンが味の深さを演出していました。
甘味と渋味のバランスも良く深みもありますが、やはり魅力の中心はシェリーカスクのニュアンスでしょうかね。
説得力のある美味しさに加えて加水の良さでもある優しさを感じる味わいで、やはり伝説的なシリーズの一端を担うボトルですね。
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2019.01.25【日記】
グレンロッシー 1984-2012 27年 シグナトリー WALDHAUS AM SEE ST.MORITZ向け #2532 57.9%
グレンロッシー GLENLOSSIE 1984-2012 27yo SIGNATORY for WALDHAUS AM SEE ST.MORITZ #2532 57.9%
one of 504 bottles
香りはしっかり濃いシェリー、甘やかなプルーンや枝付きレーズン、黒糖、みたらしのタレ。
飲むと滑らかだが濃い味、少し平坦だがまったりしたみたらしの甘味と酸味、ほどよいハーブの渋み、余韻は甘やかで長い。
【Good/Very Good】
シグナトリーが2012年にスイスのホテル、WALDHAUS AM SEE ST.MORITZに詰めたグレンロッシー1984、27年熟成です。
このホテルは結構古いヴィンテージのボウモアもボトリングしたことがあり、モルトで有名なバーが中にあるみたいですね。
濃い目のシェリー感が全体を覆っているようなモルトで、グレンロッシーかどうかは全く分かりませんでした。
とにかくまったりと甘やかなニュアンスが香りからは感じられ、濃縮されたフルーツに加えて、黒糖やみたらしのような要素がしっかりと感じられました。
飲んでもやや平坦でまったりもったりとした甘みが印象的で、やはりみたらしっぽいニュアンスが強く感じられたのが印象的でした。度数はあまり感じません。
シェリーカスクだとサルファリーなモルトが散見されるヴィンテージですが、サルファリーが抜けてこの味というよりは、もともとこういう香味だったのではないかと思えるタイプでした。
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2016.02.02【日記】
グレンロッシー 1992 ジャックウィバーズ プレンツロウ
グレンロッシー GLENLOSSIE 1992 Jack Wiebers Whisky World Prenzlow Portfolio Collection 55.6%
one of 126 bottles
香りはまず加熱濃縮したフルーツ、オレンジマーマレード、青リンゴ、淡いパイナップル、バニラ、意外とこなれた麦感,しっかりめのオーク。
飲むと力強い味わい、ややスパイシー、オレンジとバニラ、蜂蜜、コクのある濃い甘味、少し生っぽさもあるが強めのオークが味を引き締める、濃い味の余韻。
【Good/Very Good】
ジャックウィバーズのプレンツロウからグレンロッシー1992です。
熟成期間や樽に関しての記載はありません。
青リンゴやバニラなど近年系のバーボンカスクのニュアンス,それに生のオーク感もありもしかしたらファーストフィルかなと思うような樽の効いた香味でした。
熟成期間の記載はありませんでしたが,麦感にはそれほど未熟な若々しさはなかったので,それなりに熟成したものだと思います。
熟成の早いバーボンカスクで熟成させた華やかなスペイサイドモルトと言う感じで,若干の急仕上げ感は否めませんがきちんと仕上がっていて美味しかったです。
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2015.09.12【日記】
グレンロッシー 1978-1995 17年 ケイデンヘッド グリーン瓶


グレンロッシー GLENLOSSIE 1978-1995 17yo CADENHEAD 57%
香りはパン生地のような素朴で強い麦感、奥から淡く桃や洋梨、バニラ、クリーミーさも出てくる、飲むとジワジワと舌に染み込むようなテクスチャー、強い旨味のある麦感、コクのある蜂蜜のような甘味、淡くエステリーなフルーツ、度数のわりに長くはないが心地良い余韻。
【Very Good】
1995年にボトリングされた,ケイデンヘッドのグレンロッシー1978,17年熟成です。
短熟ですし決してわかりやすい複雑さは無いのですが,素朴で強い麦感をベースに,奥の方から桃や洋梨といった華やかなフルーツ感が見え隠れするというタイプで,これは香りにおいても味わいにおいても同様に感じました。
ハイプルーフながらしっとりと舌に染みこんでくるような麦の旨味と蜂蜜系の甘味も非常に好みでした。
グリーンケイデンの短熟らしさが強く感じられる1本で,作為的なところが一切なく,恐らくはエステリーなフルーツ感や染み込むようなテクスチャーはボトリング当時には無かったのではないかと予想します。
現行ニューリリースの荒々しいボトルも,長期保存してこういう味になるという確証があれば大量買いしたいところです。
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2015.04.22【日記】
グレンロッシー 1992 20年 スコッチモルトウイスキーソサエティ“46.22”


グレンロッシー GLENLOSSIE 1992 20yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 46.22 50.6%
one of 219 bottles, REFILL BOURBON BARREL
香りは強くフルーティ、強くパイナップルやオレンジ、バニラ、素朴さを感じる麦感、リッチ、飲むと滑らかな口当たりから広がる、パイナップルと濃い甘味、オークの淡いエグ味、穀物感とオイル、リッチな余韻。
【Good/Very Good】
SMWSから46番=グレンロッシーの1992,20年熟成です。
(※SMWSの蒸留所コード一覧はこちら)
香りの最初からフルーツ感が強く感じられ,パイナップル系のトロピカル感もありました。それでいてどこか素朴な印象もある麦感もあって面白かったです。
飲んでみると最近のソサエティに多い度数のわりに滑らかに感じる口当たりで,フルーティで濃い甘味とオーク,そしてアイリッシュのような穀物感とオイルも少し感じられ,リッチな味わいでした。
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2015.02.04【日記】
グレンロッシー 1972 16年 セスタンテ


グレンロッシー GLENLOSSIE 1972 16yo SESTANTE 57.7%
香りはオールドシェリー、やや果汁感もあるブドウ感、アルマニャック、アプリコットジャム、煮詰めた紅茶、淡くレザー、こなれているが力強い麦感、リッチ、飲むと力強いアタック、粘性のあるテクスチャー、アルマニャックのブドウ感、コクのある濃い甘味、味を深めるタンニン、奥から麦の旨味、それぞれの味わいが非常に強い,長く心地良い余韻。
【Very Good】
セスタンテのグレンロッシー1972,16年熟成のカスクストレングス。
果汁も感じるブドウ感,ちょっと下品なほど濃いアルマニャック,ジャムや煮詰めた紅茶など,濃厚なオールドシェリーが支配的な香りですが,熟成が長すぎないために残った力強い麦感も印象的でした。
飲んでみても香り同様に濃厚なオールドシェリーがメインで,ブドウっぽさを含む濃いフルーツ,粘性も伴う濃い甘味と味を深める渋味,そして麦の旨みも感じられ,余韻も非常に心地よく長いものでした。
80年代のボトリングとは思えない活き活きとした力強さを残したシェリーカスクのボトルで,これだけの時間を経てもまだ香味が一体化しきっていないような印象すら覚えました。
未開栓でさらに時間を経たなら,さらに全体がまとまり,フルーツも多彩になりレザー感も強まり,陶酔感も高まるような印象を持ちました。
ボルドーのグレートヴィンテージみたいなイメージで,多少高くても自分で買って保存しておきたいボトルです。
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2015.01.04【日記】
グレンロッシー 1992 20年 BBR #3466


グレンロッシー GLENLOSSIE 1992-2013 20yo BBR #3466 46%
香りはフルーティ、洋梨、桃、オレンジ、優しい麦感、飲むと穏やかな口当たりからじわじわ広がる、洋梨、淡い桃、優しいがコクもある蜂蜜の甘味と穏やかな麦感、スムーズで心地良い飲み心地。
【Good/Very Good】
昨年ボトリングされたグレンロッシー1992,20年熟成。
香りからは洋梨や桃,オレンジなど加水らしくくっきりとしており拾いやすいフルーツ感が良い麦感を伴って感じられました。
飲んでも香り同様にしっかりフルーティで穏やかな麦感もあり,それほど複雑ではありませんが心地良くスムーズな飲み心地の良さが印象的でした。
家で何も考えずじゃぶじゃぶ飲むのに丁度良い心地良い美味しさでした。
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2014.12.02【日記】
グレンロッシー 1977 12年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 46.3


グレンロッシー GLENLOSSIE 1977-1990 12yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 46.3 59.7%
香りは強いシェリー、カラメルソース、ドライアプリコット、ビターチョコレート、紹興酒、黒糖、みりん、バルサミコ酢、レザー、飲むと滑らか、力強く芳醇、トロリと粘性あり、ドライフルーツ、ベリージャムの甘味、良いウッディネスとタンニンの渋味、厚いボディ、リッチで長い余韻。
【Very Good】
SMWSのグレンロッシー1977,1990詰めの12年と比較的短熟です。
香りの最初から強いシェリー感があり,カラメルや黒糖,ドライフルーツやビターチョコレートなど濃厚シェリーのニュアンスがしっかりでした。
飲んでみると粘性があるためか度数のわりに滑らかな口当たりで,そこから力強く芳醇に広がりました。濃い甘味と良い渋味がありリッチでフルボディなボトルでした。
短熟シェリーの良いボトルというと1970年代初頭までに多いイメージで,それ以降は短熟なのに未熟感が無く苦味もほど良いものは少なくなってくるように思いますが,これは70年代後半のボトルですがとても仕上がっていました。
ボトリングから25年近く経っていますが劣化要素は感じず,おそらく最初の刺激が穏やかになり粘性も増し,シェリー感もより陶酔感のあるものになったのだと推察します。
詰め時に詰めたボトルを飲み時に飲んだという感じです。
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2014.10.16【日記】
ニューリリース:グレンロッシー 1966 48年 ケイデンヘッド 金ラベル


グレンロッシー GLENLOSSIE 1966-2014 48yo CADENHEAD gold label 43.5%
one of 168 bottles, Bourbon Hogshead
香りは強く華やか、エステリーで長熟感あり、強いフルーティ、洋梨やパイナップル系のトロピカルフルーツ、桃、バニラ、バターやクリーム、飲むとさらりとした口当たり、香り同様の華やかなフルーティ、桃、洋梨、パイナップル、淡くクリーム、上品な甘味、全体に美しい、ボディはあまり無いが渋味もなくあからさまな過熟感はない。
【Very Good】
ケイデンヘッドの金ラベルから,ニューリリースのグレンロッシー1966,48年熟成です。
最近では非常に貴重になってしまった60年代のモルトですが,ニューリリースで出てきたのは驚きでした。
香りの最初から長熟らしいエステリーで多彩なフルーティが全面に出ており,洋ナシや桃,そしてトロピカル感も感じられました。
飲んでみると,度数も落ちておりさすがにパワーはありませんが,香り同様に華やかで多彩なフルーティやクリーミーなニュアンスが感じられて美味でした。
超長熟だけあってさすがにボディはやや軽くなっていますが,渋味や強すぎるウッディネスなどの嫌な過熟感は感じられず,上品な美しい佇まいで長熟の良さが感じやすい魅力的なモルトでした。
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2014.04.05【日記】
グレンロッシー 1981 16年 ハートブラザーズ


グレンロッシー GLENLOSSIE 1981 16yo HART BROTHERS 43%
SHERRY WOOD
香りは優しいプラムやイチゴのジャム、紅茶、奥から麦、柔らかな口当たり、ふわりと軽さを感じる、優しいジャムの甘味と良い酸味、コクもあり,バランスも良好。
【Good/Very Good】
ハートブラザーズから,加水タイプのグレンロッシー1981,16年熟成。
良いシェリー感を伴うフルーツ感や紅茶のニュアンス,そして麦感がバランス良く主張し,軽やかさもあるのですが薄っぺらいモルトではありません。
香りにおいても味わいにおいても,非常に近寄りやすい優しいニュアンスがあったのが印象的でした。
80年代蒸留でシェリーカスクというと構えてしまうのですが,サルファリーも全くなく,そんな心配が全く不必要なボトルでした。
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2014.03.27【日記】
グレンロッシー 1992 20年 Malt Bar South Park向け


グレンロッシー GLENLOSSIE 1992-2013 20yo Malt Bar South Park #3468 48.2%
BOURBON HOGSHEAD
香りは華やか、シトラス、青リンゴ、淡く桃、バニラ、良い麦感、あっさりした蜂蜜、オーク、飲むと意外に穏やかな口当たりから広がる、香り同様にフルーティ,バニラ,熟した柑橘や蜂蜜の甘味、ほど良い酸味、麦の旨味も感じられる。
【Good/Very Good】
中野のMalt Bar South Parkさん向けにボトリングされたグレンロッシー1992,20年熟成。
香りではバーボンカスク熟成らしい華やかで多彩なフルーツやバニラ,麦感,オークのニュアンスがバランス良く主張してきます。
飲むと熟成年数のわりには穏やかな口当たりで,そこからの広がりがあります。柑橘系の甘味と酸味,そして麦の旨みのバランスも良く,とても美味しい90年代バーボンカスクのスペイサイドモルトだと思います。
樽の主張も丁度良い感じで,良い樽を良いタイミングで詰められましたね!
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2013.05.01【日記】
ニューリリース:グレンロッシー1975-2011 モルツオブスコットランド エンジェルズチョイス


グレンロッシー GLENLOSSIE 1975-2011 MALTS OF SCOTLAND Angel's choice #MoS11022 49.8%
350ml, one of 96 bottles, Bourbon Hogshead
華やかな香り、凝縮したグレープフルーツ、メロン、白ブドウ、干し草と青草、乾いた麦、少しバナナクリーム、紅茶、濃いシロップの甘味と酸味、かすかなピート。
【Very Good】
モルツオブスコットランドからのニューリリース、エンジェルズチョイス。
4本目はグレンロッシー1975でした。これもボトリングは2011年とちょい前ですね。
自分が好きでこのブログの記事にもした同ヴィンテージのエージェンシーの信濃屋向けロッシー1975とかなり共通点を感じるボトルでした。
華やかで、凝縮したような柑橘感があり、植物感や麦感も心地良く主張するかなり好きなフレーバー構成のボトルで、非常に楽しめました。
最後に感じるピートも好印象でした。
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2012.11.25【日記】
自宅テイスティング:グレンロッシー1975-2011 25年 TWA for 信濃屋 NAGOMI
-NAGOMI- 最近また出てきましたね。でも私はこれが大好きでした。
グレンロッシー GLENLOSSIE 1975-2011 35yo TWA for SHINANOYA -NAGOMI- #5975 51.3%
EX-BOURBON HOGSHEAD, one of 165 bottles
・香り:
強い発香、少し粉っぽさのあるグレープルーツや白ブドウ、リンゴ、クリーム、少し硬いメロンのような青臭さ、薄い蜂蜜、モルティとピーティは乾いた印象、少し若葉、結構エステリーで陶酔感あり。
・味わい:
熟したグレープフルーツやリンゴ、樽熟した濃い白ワイン、乾ききっていない干し草やモルティ、うっすらスモーク、ややクリーミー、陶酔感あり。薄いがコクのある蜂蜜の甘味、フレッシュな酸味、わりと強めの塩味、全体にフレッシュだが、広がりやコクのある味わい。後半にヒリヒリするスパイシー。ミディアムボディ。
・余韻:
濃い白ワインとグレープフルーツ、薄めた蜂蜜やクリームが心地良く残る。スパイシーさも伴う。
・加水:
全体にフレッシュさが増す。本質はブレずスムーズに飲み進められるようになる。
・総評:
グレープフルーツを感じる樽熟した白ワインに似たニュアンスがあり、心地良いフレッシュなフルーティが特徴的だが、コクのある蜂蜜の甘さやブリニーさもあり、旨いスプリングバンクのような特徴があるボトル。非常に美味。
【Very Good】
エージェンシーが信濃屋向けにボトリングしたNAGOMIと銘打たれたグレンロッシー1975。
エージェンシーのロッシー1975は何種類か出ていますが、このボトルは熟したフルーツよりフレッシュなフルーツと植物感が出ているタイプでした。
旨い1970年前後のスプリングバンクのようなニュアンスもあり、非常に好みでした。ブラインドなら間違いなくスプリングバンクと答えると思います。
今のところ、信濃屋オリジナルボトルの中で一番好きなボトルです。
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