2021.08.12【日記】

グレンアルビン 1964-1992 27年 ケイデンヘッド 150周年記念 51.4%

こなれても素晴らしい充実感と迫力でした!

  

グレンアルビン GLENALBYN 1964-1992 27yo CADENHEAD'S 150th Anniversary Bottling 51.4%


密度の高い香り。心地良いオールド感とワックス、ドライアプリコットにドライフィグ、古い梅酒、こなれて旨そうなモルティには芯のある厚みと香ばしさが伴う、古いオークの主張、淡くスモークのかかったナッツや焼き栗、シナモンなどのスパイス、奥からオールドピートと妖艶なニュアンス。
飲むとトロリとした粘性を伴う口当たりから芳醇に力強く広がる。アプリコットジャム、熟したマスクメロン、蜜蝋ワックス、蜂蜜や麦芽糖のコクのある甘味と染み込むような滋味深い麦芽の旨味が長く残り、オールドピートにウェアハウスのような湿った土や古いウッディネスも伴う。
加水後は強烈な麦芽の旨味こそ薄まるが、妖艶さや近寄りやすい桃系のフルーツ感がでてきて、オールドピートも感じやすく全体のバランスもさらに良化する。

【Excellent】



ケイデンヘッドの150周年を記念して1992年にボトリングされたグレンアルビン1964、27年熟成です。
味と関係ないですが、このラベルデザインは何度見ても秀逸ですね。

ずいぶん前に購入して保管庫で眠っていたボトルですが、今年の娘の誕生日に開栓したものをテイスティングしました。
※開栓直後は結構硬さがあったのですが、半年経過してかなり仕上がってきました。今がベストのタイミングと思います。

香りにも味わいにも濃縮感があり重層的で、時間を掛けるとそれが少しずつほどけてきます。過去の素晴らしいオールドボトルと同様に、ポテンシャルの高い原酒が自然な樽熟成と瓶内変化を経て出てきたフルーツ、麦芽、ピート、そして土っぽさなど複雑な香味が渾然一体となって押し寄せてくるようでした。

初対面では複雑な要素がギュッと詰まりすぎているようで、少し気難しくわかりやすい香味ではありません。とはいえ、なんとなく飲んでも押し寄せてくるような香味で説得力のある旨さに圧倒されてしまいます。


さらにこのボトル、加水後の変化も非常に素晴らしかったのです。
私は普段あまり加水して飲まないのですが、この時代のアルビンに特有のエッチでドキドキするようなニュアンスが少量の加水でも前に出てくるため、多少ボディや迫力が失われても加水して飲むことで独特の個性や陶酔感をより楽しめるように思いました。
そして、加水してじっくりテイスティングした後でストレートで飲むと、気難しくわからづらかった香味が急にほどけて感じられるのも興味深かったです。

熟成27年、瓶内で30年を経たボトルでしたがまだ飲み頃感を保っており、ラベルだけでなく中身も素晴らしいものでした。

 
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2021.08.09【日記】

グレンアルビン 1963 21年 GM セスタンテ向け 40%

やはり素晴らしい陶酔感ですね。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1963 21yo GM for Sestante 40%


香りは60年代オールドシェリーのニュアンスに少し古いカラメル感、非常に妖艶で陶酔感あり。みずみずしさもある桃やアプリコット、熟しすぎた夕張メロン、紅茶、わずかにヒノキっぽさを伴う品のあるオールドオーク、腐葉土の奥からオールドピート。
飲むと40%と思えない濃縮感のある味わい。香り同様のセクシーさやみずみずしく多彩なフルーツ、香りよりもはっきりと感じるオールドピートやアーシーさは長く強い。引き締めるブーケガルニなどのハーブとウッディな渋味、余韻の最後まで陶酔感あり。

【Very Good/Excellent】


2010年に初めて飲んで、その妖艶な美味しさに感動してから10年以上経過しましたが、昨年娘の誕生日にストックから開栓したものを改めてテイスティングしました。
※開栓後の劣化を防ぐために、私は自宅で開栓した特別なボトルはその一部を空気を極力抜いた小瓶に移して保存しているのですが、これはそうして保存したものをテイスティングしました。

今の私の嗜好だとオールド感にわずかながら引っ掛かりを感じるものの、唯一無二のエッチな陶酔感は健在でした。それが飲み始めから余韻の最後まで、探さなくてもはっきりと感じられるのが本ボトルの特別に素晴らしい個性だと思います。

支配的でない程度に最高の時代のシェリー感があり、オールドボトルならではの複雑な香味を帯びているにもかかわらず、それと共存するのが不思議なくらいイキイキとした果実味も残っているのも非常に魅力的でした。


特別な機会が無い限りなかなかバーにも行けず、決しておろそかにできない本業もかなり忙しく、テイスティングコメントの掲載がずいぶん久しぶりになってしまいました。
1日に2本平気で掲載していたころが信じられません。
あの頃も結構忙しかったのですが体力が落ちているのでしょうか。。。

今回、出かけることもできない夏休みを利用して、自宅で開栓してじっくり飲みたかったボトル数本と向き合ってみました。
これだけご無沙汰していると読んでくださる方もあまりいらっしゃらないと思いますが、忘備録的な意味合いも含めて載せていこうと思います。

 
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2019.10.11【日記】

グレンアルビン1969 20年 ダンイーダン #481-482 55%

滋味深くじっくり飲みたいモルトでした。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1969-1989 20yo DUN EIDEANN #481-482 55%



香りは暖かく力強く広がる。こなれたアプリコットやプラムのジャム、奥から芯のあるモルティ。
飲むと滑らかな口当たりからピリッと胡椒のスパイシー、コク深い甘味、淡く草っぽいエグ味とオークのタンニン、うっすらとピートがあり滋味深さを残したモルティな旨味が心地良い。


【Very Good】


ダンイーダンが1989年にボトリングした、グレンアルビン1969、20年熟成です。
樽の供給元と思われるシグナトリーらしい、2樽ヴァッティングのカスクストレングスです。

同時期蒸留のオフィシャルボトルのような妖艶な陶酔感や派手さはありませんが、昔の原酒らしい滋味深いモルティな旨味とコクのある甘味が素敵でした。

素朴なモルトですが明らかな深みがあり、じっくりお付き合いしたいアルビンでした。


 
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2019.03.28【日記】

グレンアルビン 1977-1998 20年 シグナトリー #1958 43%

加水オールドの良いフルーティさが出ていました。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1977-1998 20yo SIGNATORY VINTAGE #1958 43%
one of 280 bottles



香りは心地良い熟成感、洋ナシ風味のシロップ、桃の天然水、青リンゴ、青いメロン、淡いメンソール。
飲むと優しく広がる。舌に染み込むようなテクスチャー、メロン果汁の上品な甘味と酸味、ボディは無いが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


シグナトリーが1998年にボトリングしたのグレンアルビン1977、20年熟成です。

樽感も淡く、押し付けがましさのない優しい香味で、特にメロン系のフルーツ感が出ていたのが印象的でした。

もともとはあまりクセのない、悪く言うと香味の出ない安めの樽で熟成されたものと思われ、恐らくはリリース当時はそれほど特徴のないモルトだったと思われます。

それが加水+ボトリング後20年の変化で樽熟成のニュアンスは無いものの優しいフルーツ感や柔らかなテクスチャーを帯びたものと推測します。

蒸留所に寄らず、シグナトリーのこのあたりのリリースに多い雰囲気ではありますが、今が飲み頃という感じの素敵なオールドボトルでした。

 
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2016.04.29【日記】

グレンアルビン 1965 スコッチモルト販売 "チールナンノク" 2000年代半ばボトリング

想像と違うタイプでしたが非常に旨かったです。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1965 SCOTCH MALT SALES "TIR NAN OC" 53.7%
2000年代半ばボトリング



香りは少しオイリーで重みがある、バタースコッチ、少しレーズン、アプリコットジャム、淡く紅茶とシナモン、リッチ、心地良い麦感も印象的。
飲むとねっとりした口当たりからパワフルに芳醇に広がる、りんご飴、粘性があって心地良いオイリーさが口内にまとわりつく、クリーム、シナモン、コクのある甘味、麦の旨味が濃厚、素晴らしく長い余韻。

【Very Good】


スコッチモルト販売さんが2000年代中頃にボトリングしたと思われる、チールナンノクのグレンアルビン1965です。

オイリーで重厚な第一印象で、バタースコッチやアプリコットジャムなどを中心に濃くて甘そうでリッチな香りでした。麦感もほどよく残っていますが、熟成が長いだけあって上記のような多彩な要素もあります。

飲んでも香りの印象を裏切らないねっとり濃厚、パワフルで芳醇な味わいで、特にコクのある甘味と麦の旨味が非常に好印象でした。


60年代のアルビンというと、オフィシャルボトルやGMのボトルなど、何とも言えないセクシーなニュアンスのあるボトルが散見され、それが非常に好きなのでそちらを期待してしまうところがあるのですが、今回のボトルはそういうタイプではありませんでした。

しかし、エッチな酒ではありませんでしたが飲み応えのある旨口のアルビンで、大満足でした。


 
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2016.01.06【日記】

グレンアルビン 1965 34年 キングスバリー ケルティックラベル #3833

複雑でで陶酔感がある素晴しいシェリー感です。

グレンアルビン GLENALBYN 1965 34yo KINGSBURY CELTIC LABEL #3833 GLENALBYN 1965 34yo KINGSBURY CELTIC LABEL #3833

グレンアルビン GLENALBYN 1965 34yo KINGSBURY CELTIC LABEL #3833 49.1%
one of 499 bottles, SHERRY CASK



香りは強いシェリー、ベリージャム、レーズンと濃縮したブドウ果汁、焼きリンゴ、ハーブ、シナモン、少しアーシーでレザー感あり、奥に焦がした麦感とオールドピート、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、良いシェリー感、ドライフルーツとブドウ果汁の甘味と薬草リキュールのような心地よい渋味、深みのあるウッディネス、少しおしろいのような華やかなニュアンス、陶酔感のある余韻。

【Very Good】


キングスバリーからケルティックラベルのグレンアルビン1965,34年熟成です。

色も濃厚ですが,のっけから強いシェリー感が主張してきます。上品で高貴なシェリーという感じではなく,濃厚で分厚いシェリーの層に覆われているような香りで,ジャムやドライフルーツ,濃縮ブドウ果汁,スパイスやハーブ,レザーと言ったニュアンスが怒涛のように押し寄せてきます。麦感やピートはシェリーにマスクされていますが,奥の方でひっそりとしていました。

飲んでもやはりシェリー感が支配的で,この辺のアルビンに私が期待する,何とも言えないセクシーなニュアンスは感じられませんでしたが,香り同様に分厚く深いシェリー感が強く感じられ,濃い甘味としっかりとした渋味のバランスも良くベタ付くようなところはありませんでした。
そのままシェリーの陶酔感に移行して押し切られてしまうようなパワフルなアルビンでした。

私は妖艶で女性的と思うことの多い昔のアルビンですが,このボトルもどちらかというと女性的なイメージではあります。
ただ,妖艶というよりはがっしりとした体形でパワフルな方向性で魅力的な女性という感じでした。



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2014.04.22【日記】

グレンアルビン 10年 オフィシャル イタリア向け 70年代流通

良いオールド感と多彩なフルーツ感が魅力的でした。

 

グレンアルビン GLENALBYN 10yo OB for Italy 43.4%
70年代流通



香りは熟したオレンジ、淡く桃や洋梨、柑橘のわた、紅茶,良いオールド感と蒸れたようなニュアンス、全体に円熟した丸みを感じる香り、飲むと穏やかな口当たりから優しく広がる、飲んでも心地良いオールド感が全体を覆う、香り同様のフルーツ、特に熟した柑橘の上品な甘味と酸味、やや強めの植物感、キレイに切れる。

【Good/Very Good】


70年代流通と思われるグレンアルビン10年,イタリア向けのオフィシャルボトルです。

ボトリング後相当な時間が経っており,オールド感が結構感じられますが,個人的には好きなニュアンスでした。
全体を覆うような円熟した丸みは,おそらくこの瓶内変化で生じたものと思われ,また多彩なフルーツ感はさすが60年代以前の蒸留というものでした。
上品な甘味や酸味も心地良く,美味しいアルビンでした。

そうえいば,このあたりの蒸留のアルビンには何とも言えない妖艶な感覚を覚えることが多いのですが,このボトルには無かったのも印象的でした。

 
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2013.11.21【日記】

グレンアルビン1979 29年 ウイスキーショップ GLENKEIR TREASURES

最近飲んでいなかった閉鎖蒸留所ボトルです。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1979-2008 29yo THE WHISKY SHOP GLENKEIR TREASURES 56.5%
one of 208 bottles



強めの植物感、井草、アプリコットティー、やわらかめだが強めの麦感、良いウッディネス、少しシナモン、飲むと香りより熟成感がありリッチ、粘性もある、べっこうあめの甘味、ややスパイシーで紅茶っぽさもある長めの余韻。

【Good/Very Good】


スコットランドにいくつも店舗を構えるTHE WHISKY SHOPがGLENKEIR TREASURESというシリーズでボトリングしたグレンアルビン1979、29年熟成。

香りは第一印象から井草のような植物感が強く感じられ、強めの麦感も相まって29年熟成という長熟感はあまり感じませんでした。しかし飲んでみると香りからの想像以上に熟成感があり、粘性を感じるほどの濃厚さもあって全体にリッチでした。
ふくよかな甘味と紅茶のような熟成香も印象的で美味しいアルビンでした。

 
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2013.05.18【日記】

個性的で美味しかったグレンアルビン1969 20年 ダンイーダン

独特の方向性の濃厚さで、かなり好みの味わいでした。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1969-1989 20yo DUN EIDEANN #481-482 55%


アプリコット、アップルパイ、プラム、オレンジ、紅茶、焦がし麦、ナッツとオイル、飲むと粘性のある蜂蜜の甘味、最後はタール系のピートが主張する。

【Very Good】


ダンイーダンのグレンアルビン1969。
2樽のヴァッティングで、樽はシグナトリーからでしょうか。

熟したフルーツ、特にフルーツには火を通したようなニュアンスがあります。麦感や粘性のあるテクスチャー、濃い甘味ともあいまってフルーツパイのようにも感じられました。最後には意外にタール系のピート感もしっかりと主張し、個性的で非常に美味しいボトルでした。


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2013.02.19【日記】

グレンアルビン 1978-2011 33年 ジャックウィバーズ ジェントルノーズ #690

繊細な熟成感がありました。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1978-2011 33yo JWWW GENTLE NOSES #690 50.5%
one of 120 bottles, BOURBON CASK



グレープフルーツ系の柑橘、白ワイン、白い花、淡くバニラと青リンゴ、でんぷん、優しい麦感が少し、柔らかな麦の甘さ、若さを伴わない植物感、主張は強くないが全体に繊細で複雑な印象。

【Good/Very Good】


ジャックウィバースの通称(?)ホモラベル、ジェントルノーズのグレンアルビン。
熟成香は複雑なのですが主張の強い成分は少なく、探すとフレーバーがたくさん拾えるのが面白かったです。
嫌味もなく、全体に繊細でジェントルな印象のボトルでした。

 

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2012.10.27【日記】

やっぱりエッチだった:グレンアルビン 10年 オフィシャル 70年代流通

若くてもセクシーな感じはこないだと共通のニュアンスでした。

 

グレンアルビン GLENALBYN 10yo OB 43%
70年代流通ボトル



嫌味の無いオールド感、すみれの花、セクシーな印象、薄くコニャック様のブドウ、しっとり強い麦、べっこうあめ、かすかなピート。甘みは優しく、ボディの厚さはないが複雑さもあり、味わいのバランスの良いボトル。

【Good/Very Good】


オフィシャルのグレンアルビン。70年代に流通したもののようですから蒸留は60年代でしょう。
先日のwhiskylinkの第3回SBTでタケモトさんが出したグレンアルビンと同時期の蒸留で、SBTの余韻があるうちに飲むことが出来ました。
あのボトルに特有の特徴だとばかり思っていたので驚きましたが、妖艶なニュアンスは共通で、こちらはセクシーさにややフローラルな印象を伴います。麦感もしっかり残っていますね。
熟成期間も違いますから複雑さや厚みや陶酔感においてまったく向こうの方がすごいですが、こちらのオフィシャルスタンダードボトルにも共通のセクシーで陶酔感のあるニュアンスを感じることができたのは大きな収穫でした。
60年代のアルビン、もっと試してみようと思います。またこのセクシーな感じに酔えるかもしれません。


 

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2012.10.24【日記】

第3回SBTボトルD:グレンアルビン1963 GM for SESTANTE

第3回SBTボトルD、テイスティング時には知りませんでしたが、出題者はタケモトカツヒコさんでした。

 

グレンアルビン GLENALBYN 1963 21yo GM for Sestante 40%

(完全なブラインドテイスティングで評価しています。)
 
・香り
セクシーで素晴らしく陶酔感のある強い発香、香りの広がりの良さは加水っぽい。
オールドシェリーのニュアンスがあるが、シェリーだけではなさそうでヴァッティングだろうか。プラム、桃、アプリコット、ブドウ、紅茶、パイナップル、熟したメロン、フルーツは全体に熟しているがみずみずしさも感じる。明らかにオールドのピート、レザー、ハーブ、アンティーク家具のウッディネス、少しヒノキ、ブランデーの入ったフルーツケーキ、オールドで20年以上の長めの熟成感、モルティは感じられるが強くはない。


・味わい
やわらかい口当たりから広がる複雑な味わい。やはり陶酔感あり。
アプリコットティー、オイル、ピートは香りの印象より強く明らかに50~60年代の古いニュアンス。ウッディネスも香りより感じる。アーシーで土っぽく、レザー感もある。後半の伸びはそこまでなくオールドの加水の印象。甘味は薄いべっこう飴の上品な甘さ、ボディはそれほど厚くない。余韻はセロリなどのハーブとオールドのウッディネスと古いピート。かなり心地良いが長くはない。


・総評
香りは本当に素晴らしく偉大。グラスに注いでいるときにすでに陶酔感あり。飲んでも複雑でわりと上品さがある味わいであり、迫力はないが洗練された印象もあるウイスキー。
今回の出題ではずば抜けてすごいボトル。


明らかにオールドボトルで、シェリー感とピート感から蒸留は50~60年代と思われる。ただしそうだとしたら信じられないくらい状態の良いボトルということになるが・・・。
香りの陶酔感は妖艶でとにかく素晴らしい。すぐに広がる香りからも味わいからも加水と思われる。次々と香りが取り出せてノージングが楽しくて仕方がない。
飲むと迫力には欠けるが複雑で、陶酔感もありバランスも良好。オールドシェリーのニュアンス+αの複雑さがある印象で、ヴァッティングの加水のボトルを考える。GMやケイデンヘッドあたりの超オールドボトルが連想される。


蒸留所は、香りからはストラスアイラ、グレンキースなどを考え、ピートを含む味わいからはオールドタリスカー(イーグルラベルとか)、ストラスアイラGM蒸留所ラベルのオールド、総合的にはグレングラントのオールドボトルでも良い気がする。
こういうシェリー感やピート感は、昔々の偉大なオールドボトルに共通して感じられることが多く、絞り込みはなかなかに難儀。


【Very Good/Excellent】

<ブラインドテイスティングによる予想>
予想蒸留所:①ストラスアイラ、②タリスカー、③グレングラント
蒸留年:1950~1960年代
熟成年数:20~30年
度数:43%
点数:94
カスクタイプ:シェリーを含むヴァッティング
妥当な価格:30000円


このボトルに対するSBTでの評価、正解発表はこちら
⇒ ボトルD評価  ボトルD正解発表

ボトルDはこんな感じでした。
蒸留所はかすりもしませんでしたがスペックは概ね予想通りで、何より言われてみれば納得のボトルでした。
実は同じボトルを2年前に飲んでおり、その時の簡易テイスティングコメントは以下のようなものでした。


「オールドシェリー、コニャックのブドウ感、熟したフルーツ満載、レザーや土、かなりエッチな感じ、心地良いピート、ボディはそこまで厚くない。セクシーな香りが本当に素晴らしい。ひさしぶりに2回おかわりした。【VG/E】」

エッチな感じも含めて(笑)、かなり今回と近いコメントです。
過去の記録・レートを見ても私にとってベストグレンアルビンで、テイスティングコメントも今回のものと似通っているのに全然候補に上がってこなかったのが悔やまれます。

でも、自分が好きなボトルを完全にブラインドで飲んでも同じように評価できたというのは嬉しいことです。自分が間違いなくこういう香りを好きだということも確認できました。

こんな素晴らしいボトルをSBTに出していただいて感謝感謝です。
 

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