2019.02.26【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー 1990-2018 27年 オフィシャル 50周年記念ボトリング #2517 54.6%
グレンアラヒー GLENALLACHIE 1990-2018 27yo OB 50TH ANNIVERSARY BOTTLING #2517 54.6%
one of 144 bottles
香りは少し重さのある強いモルティ、枝付きレーズンと殻付きのアーモンド、カラメル、しっかりめのオーク。
飲むと最初ヒリヒリするが力強く広がる。パイナップル、コクのあるジャム系の甘味と引き締めるオークとビターチョコレート、濃い味で余韻は長め。
【Good/Very Good】
グレンアラヒーの蒸留所創業50周年記念ボトルの1本、1990ヴィンテージの27年熟成、#2517です。
先日ご紹介した#2515とは2番違いの樽番号ですが、アウトターンの数から考えるとこちらはだいぶ小さな樽だと思われます。
#2515とは同系統のニュアンスだったのでつい比べながら飲んでしまいました。
樽が小さいためか、こちらの#2517は伴うモルティさの主張が少なく、フルーティさがより多彩で、全体としての一体感がありました。
現時点ではこちらのほうが仕上がっている印象でしたが、時間と共にモルティさが落ち着いてしっとりしてくるとあちらはより強い原料の旨味が残っているため評価が逆転する可能性もあるのかなと思います。
ボトルが空になる頃に、また飲み比べをしてみようかなと思います。
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2019.02.24【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー 1990-2018 27年 オフィシャル 50周年記念ボトリング #2515 44.9%
グレンアラヒー GLENALLACHIE 1990-2018 27yo OB 50TH ANNIVERSARY BOTTLING #2515 44.9%
one of 484 bottles
香りは麦感と樽感が同居。焼きたてのパンの強いモルティとプルーンやデーツなどの濃縮フルーツ。
飲むと口当たりは穏やかだがスパイシーになる。ドライフルーツとレーズンパンのような甘味と旨味、ビターチョコレートと少しナッツ、ハーブとウッディネスに伴う渋味のある余韻。
【Good/Very Good】
グレンアラヒーの蒸留所創業50周年記念ボトルの1本、1990ヴィンテージの27年熟成、#2515です。
色も濃く、シェリー系の香味がしっかりと出ているモルトで、ドライフルーツやジャムなどの濃縮フルーツのニュアンスがしっかりと感じられるのと同時に、焼き立てのパンのようなモルティさも強く感じられました。
飲んでも樽感と原酒のモルティさが同時に強く感じられ、レーズンパンのようでもありました。
熟成年数のわりにモルティさも強めに残っているのは、アウトターンから察するにバットなど大きな樽で熟成されたからでしょうか。
少し強引な味付けとも思えますが、強い甘味と渋味も感じられて強い香味のモルトでした。
時間経過とともに、樽感と麦芽の要素が一体化してくると、より美味しくなると思います。
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2019.02.22【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー 1991-2018 26年 オフィシャル 50周年記念ボトリング #100285 55.0%
グレンアラヒー GLENALLACHIE 1991-2018 26yo OB 50TH ANNIVERSARY BOTTLING #100285 55.0%
one of 192 bottles
香りは蜂蜜とバニラ、オレンジオイル、林檎、リッチなオーク、少しバター系のオイル、じわりとモルティ。
飲むとヒリヒリと刺激、コクのある蜂蜜の甘味、引き締めるリッチなオークとそれに伴う少しのエグ味、余韻はオーキーだが長くない。
【Good/Very Good】
最近ビリーウォーカー氏らによって買収されたグレンアラヒーですが、今年ちょうど蒸留所創業50周年ということもあり、記念ボトルが結構な数リリースされました。
正規代理店もウィスク・イーさんに決まり、今回のリリースのうち何本かを有楽町でテイスティングすることができました。
まずは、この1991ヴィンテージの26年熟成、#100285です。
しっかりとオーキーな香味があり、バニラやオレンジオイルといったバーボン系の樽感が強く感じられました。
使用感の少ない香味のよく出る樽感が印象的で、リッチなぶん少しエグ味も伴っているようで、やや強引な味付けにも感じました。
その辺は好みの問題と思いますが、記念ボトルとしてしっかり仕上がったモルトであることに疑う余地はありません。
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2018.09.05【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー 25年 オフィシャル 48% 新ラベル
グレンアラヒー GLENALLACHIE 25yo OB 48%
香りはオレンジオイル、少し梅ジャムやチョコレート、ドライフルーツ、少しジンのようなボタニカル感。
飲むと優しい口当たりからじわじわと広がる。洋ナシ、オレンジマーマレード、さっぱりした甘味とシトラスの酸味、フレッシュハーブ、奥からスパイス、余韻は長くないが綺麗。
【Good/Very Good】
グレンアラヒーがビリーウォーカーらによって買収され、新ラベルになって出てきた25年をいただきました。
香りにはヴァッティングらしいいろんな樽の味がしていましたがやや一体感に欠ける印象で、ロットによるのかもしれませんが、今回飲んだものは少しジンのようなニュアンスを伴っていたのが印象的でした。
飲んでみると熟成感を伴うフルーティさとフレッシュなハーブのようなニュアンスが同居しており、48%と高めの度数のわりにはボディは軽めに感じました。
25年というとオフィシャルのラインナップでは長熟ですし、最初ですから相当気合いの入った王道系のものを予想していましたが、同蒸留所の樽のストックの影響なのかわりと変わった香味のように感じました。
とはいえ嫌味は無く、総じて綺麗な仕上がりで美味しくいただきました。
もう少し開栓後時間が経って一体感がでたもの、もしくは瓶内でしばらくおいてから飲んだほうがより美味しいような気がします。
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2018.07.31【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー 2006-2018 12年 オフィシャル スペイサイドウイスキーフェス2018向け #897 58.9%
グレンアラヒー GLENALLACHIE 2006-2018 12yo OB for SPIRIT OF SPEYSIDE WHISKY FESTIVAL 2018 #897 58.9%
one of 1028 bottles
香りはオレンジオイルとアプリコットティー、バニラとフレッシュな強いモルティ、蜂蜜、少しフレッシュハーブ。
飲むと厚みもあるがじわじわとスパイシーになる。オレンジオイルやマーマレード、コクのある甘味と引き締めるオーク、旨味のあるモルティ、余韻にも嫌味がなく華やかで心地良い。
【Good/Very Good】
今年のスペイサイドフェスティバル向けにボトリングされた、グレンアラヒー2006、12年熟成です。
500mlボトルとはいえ本数は多く、数樽のヴァッティングか、シングルカスクだとしたらバットでしょうか。
ビリーウォーカー氏らが蒸留所を買収して、ラベルも含めていろいろ一新したアラヒーですが、このボトルはその序盤に手掛けたものと考えられ、スペック的にはどうかなと思いましたが力の入ったリリースと見込んで、海外から購入しました。
それを有楽町に持ち込んで、意図を考えながらじっくり複数回テイスティングしました。
スペイサイドフェス向けの12年熟成ということで、シトラスやバニラなどのバーボン系の華やかでフレッシュな感じが前面に出て若めのモルティさを押さえつけているタイプを予想して飲んだのですが、ちょっと違いました。
そういったニュアンスもあるのですが、ちょっとシェリー樽っぽい濃縮系の甘やかいニュアンスも感じられ、バーボンとリフィルシェリーのヴァッティングかもしれませんね。
スパイシーな刺激もありますが、少し粗さを伴いつつも旨味のあるモルティさも好印象でした。
複数樽のニュアンスがあり、華やかさとまったり感が共に感じられ、思っていたよりも単調でないタイプで良かったです。
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2018.07.09【日記】
現行品:グレンアラヒー オフィシャル ディスティラリーエディション 40%
グレンアラヒー GLENALLACHIE OB DISTILLERY EDITION 40%
香りは甘やか、マーマレードを入れた紅茶、バナナミルクや蜂蜜、少しプルーンやドライフルーツ、バニラ、じわじわとモルティ。
飲むと柔らかいが膨らみもある。加熱したオレンジやプラムの甘味と淡いオークのタンニン、ミルキー、しっかりめの麦芽の旨味、バランスの良い味わい。
【Good/Very Good】
グレンアラヒーの現行オフィシャルボトル、年数表記なしのいわゆるNASの加水ボトルです。
ディスティラリーエディション表記ですがスタンダード的な位置づけのボトルです。
日本には入っておらず、海外で流通しているものを購入して有楽町で開けてもらいました。
昨年ビリーウォーカー氏らにより買収され、これまでのベンリアックやグレンドロナックのような販売戦略になるようです。
その新しく出てきたボトルを買う時に、せっかくなので一緒にこのボトルも買ったのでした。
多種の樽感が主張しながら一体感のある良質なヴァッティング感で、バナナや柑橘、濃縮フルーツなど多彩なフルーツが感じられ、ミルキーなニュアンスが強かったのも印象的でした。
40%加水ですが樽由来の淡い渋味とモルティな旨味もあるためか、度数ほど軽い感じもなく素直に美味しかったです。
値段もそれほど高くなかったと思いますし、NASにしばしば感じる若さもなく、日本に入ってなかったのが残念に思える良質なスタンダードボトルだと思います。
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2017.08.23【日記】
グレンアラヒー 12年 オフィシャル 40% 80年代流通
グレンアラヒー GLENALLACHIE 12yo OB 40%
80年代流通
香りは深いオールド感、ドライフルーツのアプリコットやオレンジ、べっこう飴、滋味深いモルティと少し土っぽいオールドピート。
飲むと柔らかく染み込むようなテクスチャー、オレンジとスミレっぽいフローラル、べっこう飴のような優しいコクのある甘味、旨味のあるモルティ、綺麗な余韻。
【Good/Very Good】
80年代に流通していたグレンアラヒーのオフィシャル12年です。
オールド感はしっかりめに感じられましたが劣化要素は少なく、濃縮フルーツやべっこう飴のようなコクを感じる甘味が香りからも味わいからも感じられました。
昔のオフィシャルスタンダードらしく、滋味深いモルティな旨みが舌に染み込んでくるようなテクスチャーを伴って感じられたのも好印象で、深みを感じる経年変化が綺麗に感じられるボトルでした。
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2014.05.31【日記】
グレンアラヒー 1976 18年 キャッスルコレクション #6236


グレンアラヒー GLENALLACHIE 1976-1995 18yo THE CASTLE COLLECTION #6236 43%
爽やかな香り、グレープフルーツ、白い花のフローラル、優しい麦、バニラ、淡い植物感、飲むと柔らかな口当たり、オレンジ、香りから予想するよりコクを感じる蜂蜜様の甘味、余韻は甘く長め。
【Good/Very Good】
キャッスルコレクションのグレンアラヒー1976,18年。
香りは爽やかで,グレープフルーツなどの柑橘やフローラル,そして優しい麦や植物感などが感じられます。
飲んでみると最初は加水らしい柔らかな口当たりですが,香りの印象よりも深みを感じる味わいで,特にコクを感じる蜂蜜のような甘味が長く続いたのが好印象でした。
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2013.12.04【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー1971 42年 スコッチモルト販売 ローガ


グレンアラヒー GLENALLACHIE 1971-2013 42yo Scotch Malt Sales Rogha 40.5%
華やかで強い発香、強くエステリー、洋梨、シロップ漬けのオレンジ、飲むと香り同様のフルーツ感と淡い植物感、洗濯洗剤や柔軟剤を感じる独特のニュアンス、キウイなどのフルーツシロップの甘味、上品でさらりと切れる。
【Good/Very Good】
スコッチモルト販売、最高峰シリーズのローガ、最新のリリースはアラヒー1971でした。
香り立ちは非常に良く、エステリーでフルーティです。
エージェンシーあたりからいくつかでてきたドイツ系の長熟アラヒーに共通点を多く感じました。
飲んでみると長熟らしいフルーティはもちろんあるのですが、洗濯をしていると香ってくるような独特のパフュームに近いようなニュアンスがしっかりと感じられ、これに関しては好みが分かれるところかもしれません。たまたま一緒に飲んでいた大島さんとも共通の見解でした。後に残らないので個人的にはあまり嫌な要素とはとらえず、面白いと思いました。
度数が下がっていることもあり、後半はやや力が無い部分もありますが、そのぶんさらりと上品に切れていきます。
とても興味深いボトリングでした。
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2013.07.24【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー1989 23年熟成 クーパーズチョイス


グレンアラヒー GLENALLACHIE 1989-2013 23yo The Vintage Malt Whisky COOPERS CHOICE #0940 46%
one of 320 bottles
香りはオレンジリキュールと蜂蜜、しっかりとした強めの麦、飲むとマーマレードや蜂蜜のコクのある甘さ、近年の悪くないシェリー感のある余韻。
【Good/Very Good】
ヴィンテージモルトウイスキーのクーパーズチョイスからニューリリースのグレンアラヒー1989です。
複雑ではありませんが、加水ながら味も濃く、なかなか深みも感じられるオレンジと蜂蜜のニュアンスが好印象でした。
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2013.07.20【日記】
素晴らしいグレンアラヒー1971 31年 ダグラスレイン オールド&レア


グレンアラヒー GLENALLACHIE 1971-2002 31yo DOUGLAS LAING Old & Rare 53.8%
one of 219 bottles
しっとり落ち着いた良い発香、奥にセクシーなニュアンス、白ワイン、ライム、梅、プラム、柿、ピスタチオ、落ち着いた良い植物感と麦感、飲むと粉っぽく凝縮した柑橘や桃、濃いシロップの甘味、余韻にナッツとオイル。
【Very Good】
ダグラスレイン、オールド&レアのグレンアラヒー1971。
カスクストレングスですが全体的に落ち着いた香り・味わいです。
白ワインっぽさやピスタチオっぽいナッツのニュアンスや梅っぽさなど、ちょっと独特の個性もあり、私の好きな粉っぽく凝縮した柑橘も感じられました。
初期のオールドアンドレアらしい素晴らしいボトルでした。
昔のオールド&レアって、なんとも言えないようなセクシーなニュアンスに裏打ちされているものが多いように思うのですが、そのニュアンスがうまく表現できないんですよね。。。
このボトルもそうですが、明らかにそれが素晴らしさを演出しているので、きちんと表現できるようになりたいです。
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2013.04.30【日記】
ニューリリース:グレンアラヒー1973-2012 モルツオブスコットランド エンジェルズチョイス
まず1本目。


グレンアラヒー GLENALLACHIE 1973-2012 MALTS OF SCOTLAND Angel's choice #MoS12047 45.2%
350ml, one of 86 bottles, Bourbon Hogshead
華やかでエステリーな熟成香、熟したオレンジと桃、バニラと心地良いウッディネス、薄い麦、蜂蜜の甘味とミント、樽感強め、度数の割にスパイシー。
【Good/Very Good】
モルツオブスコットランドからのニューリリース、エンジェルズチョイス。
これはハーフボトルで86本のリリースです。当たり前ですがフルボトルだと43本に相当します。
このシリーズはどれもエージェンシーでよく出てくるヴィンテージで、ボトリングが少ないことを鑑みると完全に想像ですがシェアの可能性もありそうな気がします。
5種類いただきましたがまず度数低めのこのボトルからスタート。
エステリーでフルーティな熟成香がしっかり出ており邪推の影響もあるのかエージェンシー系のニュアンスを強く感じました。熟成感がしっかりで度数は低めですがへたれた感じもなく美味しいボトルでした。
余談ですがこのボトル、記事を書いていて気づいていたのですがグレンアラヒーの綴りが"glenalaichie"となっていておや?と思いました。通常はglenallachieだと思うのですが間違いでしょうか。こういう力の入った最近のボトルでは珍しいですね。
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2012.09.08【日記】
自宅テイスティング:グレンアラヒー 1971-2011 40年 スリーリバーズ ザ・ライフ #740
しっかりテイスティングできました。
去年出たライフのグレンアラヒーです。
グレンアラヒー GLENALLACHIE 1971-2011 40yo TR THE LIFE #740 48.1%
one of 162 bottles
・香り:
レモン、白ワインのブドウ感、青リンゴ、フレッシュでミント感もあり、鼻にスッと入ってくる。華やかなアロマ、非常にフルーティ、奥にはしっとりとしたタール系のピート感あり。
・味わい:
シロップのような甘味、青リンゴ、白ブドウ、レモン、グレープフルーツなどフルーツ感はアロマのままの印象。フレッシュな青葉のニュアンス。後半は思いのほかオイルとピートが主張する。熟成感が素晴らしく、樽は強くなく嫌味もない。ボディはミディアム。
・余韻:
グレープフルーツとピートがしっかり主張する。少しスパイシーで、長く心地よい余韻。最後に残るのは、グレンギリーや前に飲んだダルウィニー1966のようなアイラとは異なるピート感。
・加水:
全体に薄くなるだけでバランスはそのまま。
・総評:
非常にフルーティでピーティなアラヒー。
同じライフのキャパドニックに似た青リンゴや白ブドウを含むフルーティがしっかり感じられるが、裏打ちするように海のニュアンスのないピート感があり好印象。面白い。
【Very Good, Interesting】
青リンゴや白ブドウなどのフレッシュなフルーティにこういうピート感があるものは珍しいと思います。やはり特筆すべきは後半に主張して余韻にも長く残るピート感でしょうか。樽の出どころは最近アラヒーをいくつも出しているエージェンシー系かなぁと思っていたのですが、味の方向性は結構違うように感じました。
かなり好みの味です。
そういえば最近ライフの新しいリリースがありませんが、そろそろでしょうか。争奪戦がますますすごいことになっており、飲んでから買うなんて到底無理な状態です。私もこのボトルは酒屋さんからは買えず、好意で譲っていただいたものです。
それだけ期待値が高いということでしょうから、リリースするスリーリバーズさんのプレッシャーも半端じゃないでしょうね。選定に時間がかかるのもわかる気がします。
※2012/9/15追記
エージェンシーのアラヒーにも同系統のピーティなものがあるようです。やはりドイツ系の樽なのかもしれません。
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2012.08.16【日記】
これまでのテイスティングノート3:グレンアラヒー 1973-2010 36年 アデルフィ #1973
グレンアラヒー GLENALLACHIE 1973-2010 36yo ADELPHI #1873 48.1%
・香り:
アプリコットティー、プラム、オレンジ、蜂蜜、樹液や蜜蝋、焦がし麦、奥に薄くピート感、あまり華やかではなく、どっしり無骨な印象
・味わい:
やや無骨だが強いフルーツ、噛めば噛むほど湧いてくる甘酸っぱいプラムやピーチなどの果実感、ヴァニラクリーム、後半はオイリーで若干のトロピカル感もある、濃い蜂蜜やべっ甲飴の甘味、薄いがしっとりしたピート感が裏打ちしている、全く嫌味はない、とてもリッチ、ボディはミディアム~フル
・余韻:
果汁と樹液、ややオイリーで長いフィニッシュ
・加水:
ピーチやプラムなどの甘酸っぱさが強まる、多少の加水では崩れない
・総評:
どこかもっさりとした無骨さと迫力があり、今の流行とは少し方向が違う気がするが、噛むほどに飲むほどに旨くいくらでも飲んでしまう。全く嫌味がなく熟成のまさにピークと思われる。こんなに旨いアラヒーがあっただろうか。個人的にはかなり好みで、今年のベストボトルのひとつ。
【Very Good】
〈2010/12/22 whiskylinkで公開〉
2012/8/16 追記:
無骨ながらかなり好みの味で、2010年のニューリリースでは最高評価をしていたと思います。武骨さとナチュラルなフルーツ感がADELPHIらしいチョイスだと思いました。
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