ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.11.01【日記】

ニューリリース:カリラ 1990-2019 28年 オフィシャル アイラフェス2019向け "ハンドフィルド" #9373 55.3%

さらに特別なものとの出会いもありました。

 

カリラ CAOL ILA 1990-2019 28yo OB FEIS ILE 2019 "HAND FILLED" #9373 55.3%
one of 180 bottles



香りはこなれたシェリー感、少しキャラメルとアルマニャックのブドウ感、シナモンの効いたアップルパイ、海藻のヨードと海のニュアンス、スモークもしっかり。
飲むと粘性と凝縮感あり。リッチで22年よりさらに芳醇。噛み応えのあるモルトと魚介類の旨味、コクのある甘み、淡く塩気、こなれたピートと長い余韻。

【Very Good/Excellent】


今年のアイラフェス向けのオフィシャルボトル、シングルカスクのカリラ28年です。
通常のフェスボトルに加えてボトリングされた22年とは別に、蒸留所のマネージャーがハンドフィルで詰めたもので、1樽180本限定です。
凄い美味しさだったと噂を聞くのみで、これこそもう確実に飲めないと諦めていたボトルでしたが、無路良のマスターのご厚意でいただくことができました。

先にいただいた22年も非常に美味しかったですが、ひとつ次元の違う美味しさでした。

非常に深みがあり、熟成したアルマニャックのようなニュアンスを伴う濃厚で多彩なフルーツ感があり、アイラモルトらしい海や海藻のニュアンスを伴うピートも衰えることなく十分に腫脹してきました。

加えてシナモンっぽいスパイシーさもあって味を深めていました。

芳醇でコクがあり、濃厚で強い味なのにこなれてもいて、あまりないあまりない、突き抜けた美味しさのカリラでした。

特に、ボトルの最後のほうだったこともあり、まさに飲み時の香味でもあったのだと思います。

もし蒸留所のストックにこういうものがふんだんにあるとしたら、愛好家にとってのモルトの未来も明るいなと思うことができました。


このボトルは、札幌の無路良さんでいただきました。
もう飲めないと思ったボトルを次々にいただき感激しました。
ありがとうございました。


 
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2019.10.26【日記】

ニューリリース:カリラ 22年 オフィシャル アイラフェス2019向け 58.4%

今年のものは例年以上に特別感がありました。

 

カリラ CAOL ILA 22yo OB FEIS ILE 2019 58.4%
Sherry-treated American Oak Casks



香りは全体を裏打ちする穏やかなシェリー感、強いスモークにヨードを伴うピート、じわじわと熟したプラムなどのフルーツが出てくる。
飲んでも品があって心地良いシェリー系のフルーツとリッチさが印象的で、ピートはもちろん、香りよりもキレやミネラルもしっかり感じる。

【Good/Very Good】


今年のアイラフェス向けにボトリングされたカリラ22年です。
複数樽のヴァッティングで本数も結構あり、しかもオフィシャルのアイラモルト22年としては値段も20000円を切っており割安ということでした。
ディアジオさんの樽表記はよくわからないものが多く、そのわりに王道の香味が多い印象ですが、これもシェリートリーテッドアメリカンオークカスクの表記でどういうことかよくわかりません。

前評判が特に高かったボトルで、飲むのを楽しみにしていたのですが、本業が忙しすぎて毎年飲んでいるキャンベルさんで飲むことができませんでした。
半ばあきらめていたところで、札幌の無路良さんで出会うことができました。

香りは、穏やかながら全体を包むようなシェリー感とそれに付随する熟したフルーツ、それとアイラモルトらしい強いピートが熟成して融合したものでした。

飲んでも同様の融合があり、カリラにしては品があるだけでなくリッチさも際立ったタイプだと感じました。

甘味もありますがベタベタした感じもなく、キレやミネラリーなカリラらしいところも後半には感じられ、フルーツとピートは最後まで溶け合っており、前評判通り非常に美味しかったです。

熟成がいつもより長く、さすが最大手というシェリーをうまく効かせた巧みな樽使いで素晴らしい仕上がりでした。

すぐ飲んで美味しいのも素敵ですね!


このボトルは、札幌の無路良さんでいただきました。
初めてお伺いしたのですが、とても良い雰囲気で素晴らしいモルトもたくさん開いていました。
札幌に出張するときには、またお伺いしようと思います。


 
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2019.04.15【日記】

カリラ 12年 オフィシャル バロックレイド表記オレンジラベル 43% 80年代流通

ギリギリの飲み頃ですが美味でした。

 

カリラ CAOL ILA 12yo OB 43%
80年代流通



香りは心地良いオールド感、熟してしっとりしたグレープフルーツ、滋味深いモルティ、淡い金属感、土っぽさやナフタレンっぽさを伴う強いピート。
飲むと染み込むようなテクスチャー、萎びた柑橘、モルトの旨味とフローラル、スッキリした甘味と酸味で輪郭がくっきり、淡く炭っぽく、強いがこなれたピート。

【Very Good】


80年代流通のカリラ12年、オレンジラベル。当時のスタンダードボトルです。

経年変化でこなれてしっとりしたオールド感があり、萎びた感じもありますが決してミイラのように枯れたモルトではありません。

鋭さのある金属感や土っぽさがあり、アイラモルトらしいピート感はしっかりと感じられます。

滋味深く舌に染み込むような旨みも非常に魅力的でした。

経年変化でパフュームがでてくることがあるというのは以前から何度も書いていますが、そうなる一歩手前のフローラルさが淡く感じられたのも印象的で、非常に美味ですが飲み頃としてはギリギリかなと思いました。

こういうコンディションのボトルは、恐らく自分のストックの中には結構あると思われ、私はコレクターではないので飲み頃のうちに開けないとなぁと思いました。

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2018.12.22【日記】

ニューリリース:カリラ 2003-2018 14年 ゴードン&マクファイル コニッサーズチョイス バッチ18/045 55.6%

若々しい強さのあるアイラモルトでした。

 

カリラ CAOL ILA 2003-2018 14yo GORDON & MACPHAIL CONNOISSEURS CHOICE BATCH 18/045 55.6%
one of 279 bottles, REFILL AMERICAN HOGSHEAD



香りはフルーティで華やか、バナナとクリームが入ったクレープ、強いスモーク、潮風、魚介の燻製の強いスモーク。
飲むとじわじわと刺激的になる。ほどよいコクのある蜂蜜の甘味、強く鋭いモルティとその旨味、バニラクリームっぽいオイリーさ、強いが華やかで長めの余韻。

【Good/Very Good】


GMのコニッサーズチョイス、ニューラベルで今年リリースされたアバフェルディ2003、14年熟成のカスクストレングスです。

カスクストレングスのアイラモルトらしいパワフルな香味があり、香りは押しつけがましさのないほどよい樽感で、バナナやクリームのニュアンスもあって華やかさを感じました。

飲むと刺激や鋭さがありますが、やはり華やかで、甘味には蜂蜜っぽさのあるコクが感じられました。

若々しく良いカリラの要素に、ほどよい樽感が加わっており、強い香味ですが意外に仕上がっているように思いました。


 
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2018.11.15【日記】

ニューリリース:カリラ 1990-2018 28年 ゴードン&マクファイル コニッサーズチョイス バッチ18/011 49.6%

素敵なシェリーのアイラモルトでした。

 

カリラ CAOL ILA 1990-2018 28yo GORDON & MACPHAIL CONNOISSEURS CHOICE BATCH 18/011 49.6%
one of 176 bottles, REFILL SHERRY HOGSHEAD



香りには丸みがありまったり甘やかなシェリー感、しっかりとオレンジ、強くミルクティーやチョコレート、磯のニュアンスもありしっかりスモーキーだが不思議と鋭さがない。
飲むと粘性がありエレガント。意外なほど暖かい。少し噛み応えのある凝縮感、柑橘と強いが刺々しくないピート、少しクリーム、ほどよい甘味、心地良いモルティさとピートのある長い余韻。

【Good/Very Good】


GMのコニッサーズチョイス、ニューラベルでリリースされたカリラ1990、28年熟成。
49.6%と長い熟成で少し度数の落ちたカスクストレングスです。

わりと鋭いニュアンスを伴うことの多いカリラですが、熟成が長いシェリーカスクということもあり、だいぶ丸く粘性も帯びていました。

そのためか、冷たいニュアンスがほとんどなく、優しいシェリーが効いており、全体として温かさも感じました。

高額なモルトですが、シェリーカスクの長熟アイラモルトとしての風格のある1本でした。

 
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2018.11.03【日記】

カリラ 1976-1998 22年 アデルフィ #8095 59.7%

素晴らしく突き抜けたカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 1976-1998 22yo ADELPHI #8095 59.7%


香りはこなれており濃厚で重め。アプリコットジャム、熟成したマール、少し金属感とクレゾール、バニラクリーム、妖艶な獣っぽさ、磯っぽさ、スモーク優位の強いピート。
飲むと粘性がありまったりしているがパワフルで芳醇。アプリコットジャム、噛み応えがありかつ染み込むような強い麦芽の旨味、クレゾールと金属感、まったりしたコクのある甘味、魚介の燻製の強いスモーキー、セクシーで長い余韻。

【Very Good/Excellent】


アデルフィから1998年にボトリングされた、カリラ1976、22年熟成のシングルカスクです。

とにかくカリラとしてはかなり濃厚な香味で、強いピートはもちろんのこと、昔のアードベッグに感じるような金属感やクレゾール、セクシーさを帯びた獣っぽさ、そして古いマールのようなニュアンスもあってかなり魅力的でした。

アイラのカスクストレングスらしい力強さがありますが、度数から想像するより刺激は無く粘性を感じました。
また、噛み応えもあって舌に染み込むようなモルティな旨味や丸みとコクのある甘味もありました。
これらは経年変化によるポジティブな変化なのではないかと思います。

ハウスタイルもありつつアイラモルトに欲しいものをすべて兼ね備えたようなカリラで、いわば"完全体のカリラ"というような逸品でした。


 
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2018.10.03【日記】

ニューリリース:カリラ 10年 オフィシャル アイラフェス2018向け 58.2%

少しスパイシーでしたがまとまっていました。

 

カリラ CAOL ILA 10yo OB FEIS ILE 2018 58.2%
Refill American Oak Hogsheads and Rejuvenated European oak Butts



香りは甘やか。アプリコットジャム、ナッツ、フレッシュさの残るモルティ、バニラ、潮風、スモーキーで鋭く強いピート。
飲むとスパイシーで刺激的。モルティで旨味がしっかり、しっかりブリニー、磯っぽさ、ほどよい甘味とオーク、鋭いピート、スッキリした余韻。

【Good/Very Good】


今年のアイラフェス向けにボトリングされたカリラです。
ちょっとご紹介が遅くなってしまいましたが、今年もバーの方々がアイラに行って並んで買ってきてくださったものをいただくことができました。
感謝です。

毎年樽使いこそ特殊だったりしますが、良く言えば安定、悪く言えば無難にまとめてくることの多いカリラですが、今年もそんな感じでした。

やや熟成年数が短く度数が高いためかスパイシーさを強く感じましたが、海のニュアンスや鋭く強いピートがあってキレもあり、旨味も濃く、若いカリラの良さがしっかりと出たタイプでした。

10年でちゃんと飲める味になった樽をきっちり選んできましたね。


 
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2018.07.05【日記】

カリラ 1975-1999 24年 シグナトリー VELIER向け 43%

華やかで飲み頃の70年代カリラです。

 

カリラ CAOL ILA 1975-1999 24yo SIGNATORY VINTAGE for VELIER 43%
one of 461 bottles



香りは華やかで強い。オレンジゼスト、りんごのコンポート、少し貴腐ワイン、バニラ、少し鋭さのあるピート、強いスモーク。
飲むと噛み応えのあるモルトの旨味とさらりと魚介ダシ、品のある甘味と柑橘の酸味、淡い金属感を伴うピート。

【Good/Very Good】


1999年にシグナトリーからイタリアのVELIER向けにボトリングされた、カリラ1975、24年熟成です。

加水に瓶内変化も相まって、とても華やかな香り立ちでした。
特に上品な洋菓子やちょっと貴腐ワインっぽいニュアンスが感じられたのが印象的でした。

アイラモルトらしいピーティでダシっぽいニュアンスもあり、少し鋭いエッジを感じたのはカリラっぽいなと思いました。

飲み頃感のあるカリラで美味しかったです。


 
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2018.03.25【日記】

ニューリリース:カリラ 2003-2017 13年 GM "EXCLUSIVE" ジャパンインポートシステム向け #302286 56.0%

よく仕上がったバーボンバレルのカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 2003-2017 13yo GM "EXCLUSIVE" for JIS #302286 56.0%
one of 192 bottles, First Fill Bourbon Barrel



香りはオレンジ、バニラ、少しココナッツの入ったクリーム、良いオーク感、しっかり潮風とスモーク。
飲むと少し粘性あり、濃縮オレンジ果汁、蜂蜜のコクのあるしっかりめの甘味、しっかりモルティ、磯っぽさ、スモーク優位のピート。

【Good/Very Good】


GMが昨年JISさん向けにボトリングしたカリラ2003、13年熟成です。

熟成の早いファーストフィルのバーボンバレルで13年熟成しており、結構しっかりとバーボンカスクの影響が感じられます。

その良いところが十分に出ている割に、鉛筆の削りかすっぽい生木っぽさやそれに伴うエグ味などネガティブに感じる要素がなく、しっかり天日乾燥などを施した良質なバーボンバレルなんだと思います。

もちろんカリラらしいピーティな主張もあり、13年ですが完成度の高いカリラでアイラモルト好きも納得の美味しさでした。

GMといえどなかなか良い樽は出してくれないと思いますが、そこはさすがJISさん、ナイスチョイスだと思います。


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2018.01.29【日記】

ニューリリース:カリラ 1999-2017 18年 GM RESERVE ジャパンインポートシステム向け #305349 58.1%

少し原酒と樽感がちぐはぐしているように感じました。

 

カリラ CAOL ILA 1999-2017 18yo GM RESERVE for JAPAN IMPORT SYSTEM #305349 58.1%
one of 233 bottles, Refill Sherry Hogshead



香りはしっかりめの近年シェリー、ベリーやプラムジャム、アメリカンチェリー、カラメル、魚介と肉の燻製、ヨードもあり強くスモーキー。
飲んでも近年の強いシェリー、プラムジャムの濃い甘味、ミーティでやや硫黄っぽいサルファリー要素あり、ほどよい渋味、ボディは厚くないが魚介ダシの旨味がある。

【Good/Very Good】


最近リリースされた、GMがJISさん向けにボトリングしたリザーブラベルのカリラ1999、18年熟成です。

リフィルシェリーホグスヘッドで熟成されており、割としっかりめのシェリー感が全体を覆っていますが、それとは別にカリラとしてもややボディの軽い原酒の個性がありました。とはいってもしっかりとピーティでアイラモルトらしいです。

度数のわりに厚さを感じず、少しサルファリー要素を含む樽感を受け止められていないようにも感じましたが、サルファリーな要素があまり気にならない人にとっては逆に優しく飲みやすいシェリーカスクのアイラモルトと言えるかもしれません。
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2017.11.13【日記】

カリラ 1983-2015 ウィームス 46%

熟成感のあるカリラで、厚みもありました。

 

カリラ CAOL ILA 1983-2015 WEMYSS MALTS 46%
one of 280 bottles, Hogshead



香りは熟したオレンジやアプリコット、バニラ、畳っぽいグラッシー、潮風、スモーキーで金属感を伴う鋭いピート。
飲むとじわじわとスパイシー、バニラ、オレンジ、草や金属感、濃い目の甘味と魚介ダシの旨味、スモーキーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


ウィームスが2015年にボトリングしたカリラ1983、およそ32年の熟成です。

ここ数年では、長期熟成のアイラモルトというとブナハーブンがメインになってきており、カリラのリリースはだいぶ減ってきた印象でしたが、久しぶりに近年リリースの長熟ものをいただきました。

カリラは特にオフィシャルがそうですが熟成期間が長くても熟成感が出にくいものが多いイメージでしたが、このボトルは樽の影響かなかなかの熟成感がありました。

また、鋭く冷たい印象のものが多いカリラですが、このボトルはまったりと甘やかで暖かさも感じられました。

もちろんピーティな個性は十分に残っており、長い熟成でいろいろな要素が付加されたのが感じ取れるボトリングだと思いました。


 
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2017.10.07【日記】

ニューリリース:カリラ オフィシャル 蒸留所限定 2017年ボトリング 58.8%

思った以上にねっとり系でした。

 

カリラ CAOL ILA  OB DISTILLERY EXCLUSIVE BOTTLING 58.8%
one of 3000 bottles, BOTTLED IN 2017



香りは厚みがありフルーティ、熟したアプリコット、魚介ダシと旨そうな麦芽、スモーキーでヨードもあり強いピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャムの強いコクのある甘味、ナッツ、厚みのあるピート、長い余韻。

【Good/Very Good】


今年ボトリングされたカリラの蒸留所限定ボトルです。

ノンエイジのボトルですが、カリラにしては鋭さやクールさが控えめで、熟したフルーツや厚み、そして粘性を帯びたまったり系のテクスチャーが印象的でした。

コクのある甘味があり、迫力のあるピートもあり、いつものスタイルとは異なるような気もしましたが、蒸留所限定としてリリースされたことが納得できる完成度の高いアイラモルトでした。


 
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2017.08.24【日記】

ニューリリース:カリラ 2010-2017 6年 ダグラスレイン プロヴェナンス アイラフェス2017向け 50.6%

安定のフレッシュカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 2010-2017 6yo DOUGLAS LAING PROVENANCE for FEIS ILE 2017 50.6%


香りはフレッシュレモンとバニラ、若いモルティ、青草、スモークの強い鋭いピートがしっかり、透明感あり。
飲んでもフレッシュな柑橘とバニラ、若葉、クセのない甘味と酸味、若々しいモルティな旨味、鋭く強いピートと淡い金属感、あっさりしたダシの旨味、余韻は長くないが思いのほかクリアでキレイ。

【Good/Very Good】


今年のアイラフェス向けにボトリングされた、ダグラスレインのプロヴェナンスシリーズのカリラ2010、6年熟成です。

かなりの短熟ですが、加水なのか度数が低くて荒々しさや未熟感は思っていたほどなく、フレッシュでピーティなアイラモルトとして楽しめる1本でした。

樽の味付け感が露骨でない割には、かなり仕上がっていると思います。

フレッシュな柑橘系のフルーティがあり、強くピーティでダシっぽさがあり、アイラモルトらしさが前面に出ていますが、その中でも特にカリラらしい鋭くクリーンなニュアンスも感じられたのはシングルモルトとして楽しいですね。



この1杯は、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。

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2017.06.27【日記】

ニューリリース:カリラ 12年 オフィシャル アイラフェス2017向け 55.8%

毎年カリラは上手に特別感を出してきますね

 

カリラ CAOL ILA 12yo OB FEIS ILE 2017 55.8%
Double Matured in Amoroso cask wood



香りは甘やか、蜂蜜、オレンジマーマレード、りんご、魚介ダシ、良いモルティ、淡い塩素と金属感、鋭く強いピート。
飲むとオレンジマーマレードと淡くクリーム、コクのある強い甘味、引き締めるオーク、魚介系の旨味もしっかり、鋭さのあるピート、長い余韻。

【Very Good】


今年のアイラフェス向けのカリラ12年で、逆算すると2005年くらいの蒸留ということになりますね。
アモロソカスクという、甘口シェリーの樽でのダブルマチュアードと記載されています。

カリラらしいピーティで淡い鋭さを伴う酒質がありながら、それに上手にコク深い甘味が乗っており、後熟の味はちゃんとあるのに不自然さは感じませんでした。

アモロソカスクでの後熟にどのくらいの期間を掛けたのかはわかりませんが、ナチュラルな甘味とフルーツ感が付加されていて一体感があったのが印象的でした。

アイラフェスは各蒸留所が毎年工夫を凝らしたものを選んできますが、アードベッグやラフロイグ、ボウモアなど年ごとの差が激しいことが多いです。(それも楽しみだったりしますが。)

一方でカリラは安定していてホッとしますね。同じディアジオでもラガヴーリンよりさらに安定している印象です。

今年のものも期待通りの安定感で、かつかなり良かったです。

 
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2017.06.21【日記】

カリラ 1974-1997 22年 ウィルソン&モーガン 46%

綺麗なのに濃縮感もある飲み頃のカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 1974-1997 22yo WILSON & MORGAN 46%


香りは華やか、凝縮感のあるオレンジ、白い花、乾いたモルティ、潮のミネラル、スモーキーな強いピート。
飲むと滑らかな口当たり、凝縮して少し粉っぽい凝縮感、噛み応えのある旨味あり、上品な甘味と酸味、ピーティできれいな余韻。

【Very Good】


ウィルソン&モーガンが1997年にボトリングしたカリラ1974、22年熟成です。
加水でボトリングされており、およそ20年が経過しています。

華やかな香り立ちで、柑橘系のフルーツ感、フローラル感、こなれたモルティさ、そして海とピートのニュアンスが一体感を持って感じられました。

飲んでもやはりこなれていますが枯れた感じはなく、香りで感じたような一体感が味わいにもありました。

樽もあまり効いておらず、上品に仕上がっているのに凝縮感もあって非常に美味しかったです。

ブラインドで飲んだら美味しい70年代ポートエレンと迷いそうな仕上がりの良さでした。


 
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2017.05.28【日記】

カリラ 1979-2005 25年 オフィシャル 58.4%

素晴らしく仕上がったオフィシャルカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 1979-2005 25yo OB 58.4%


香りはスウィーティやオレンジ系の柑橘、バニラ、しっとりした麦感、磯っぽい潮風と淡い金属感、良いバッティング感とその複雑さで意外なほど厚みあり。
飲むとじわじわと芳醇に広がる、オレンジピール、淡くクリーム、舌に染み込むような旨味、コクのある甘味と良い酸味、魚介ダシの旨味、パワフルで強いピート、複雑さと重厚さがあり余韻は長い。

【Very Good/Excellent】


2005年にボトリングされた、カリラ1979、25年熟成のカスクストレングスです。

ディアジオの長熟らしいというかカリラらしいというか、露骨な熟成感や突き抜けたフルーティさがあるわけではありませんが、香りには心地良い柑橘感があり、しっとりとこなれた麦感、らしい淡い金属感、アイラの潮風が感じられます。
王道のヴァッティングらしく複雑で深みのある香りで、厚みも感じました。

飲んでも普通のカリラにはあまり感じないような芳醇さがあり、熟成感に加えて経年変化もあるのか舌に染み込むような旨みが感じられました。
コクのある甘味に良い酸味、そして麦やダシの旨味が効いており、複雑かつアイラのカスクストレングスらしいパワフルさもある味わいでした。

安定して美味しいもののあまり突き抜けたボトルのないカリラですが、これは本当に素晴らしいですね。
まさにオフィシャルの王道を行く、特別なカリラという感じです。


 
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2017.05.26【日記】

カリラ 1990-1998 8年 クライスデール #2531 57%

若くてもらしさがあり仕上がったカリラです。

 

カリラ CAOL ILA 1990-1998 8yo Clydesdale #2531 57%
one of 234 bottles



香りはオレンジとバニラ、フレッシュな麦感、少しキレあり、潮風と淡い金属感、魚介ダシ、スモーキーなピート。
飲むとサラリとした口当たりから広がる、凝縮して少し粉っぽいテクスチャー、バニラ、オレンジオイル、心地良い甘味、優しい酸味、麦の旨味、パワフルなピート、キレあり。

【Good/Very Good】


クライスデールが1998年にボトリングしたカリラ1990、8年熟成です。

8年と熟成期間は短いですが、嫌味のない良質なバーボン樽のニュアンスがあり強いピートもあるためか未熟感がほとんどありませんでした。
また、ボトリング後10年近く経っていることも良い影響を与えているのかもしれません。

美味しいラフロイグに感じるような、凝縮して粉っぽいようなテクスチャーも帯びており、甘味と酸味、そして旨みのバランスも良かったです。

鋭いピートと淡い金属感もあって、カリラらしさも十分に感じられる良く仕上がったアイラモルトでした。


 
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2017.04.19【日記】

ニューリリース:カリラ 1984-2014 30年 ケイデンヘッド スモールバッチ バーバーンズ15周年記念 & キンコー 52.9%

ナチュラルな熟成感のあるかなり良いカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 1984-2014 30yo CADENHEAD SMALL BATCH for BAR BARNS 15th Anniversary and KINKO 52.9%
one of 162 bottles, Bourbon Hogshead



香りは凝縮したフレッシュシトラスとハーブ、魚介ダシ、心地良いモルティ、バニラ、貝殻のミネラル、奥から土っぽさ、しっかりとスモーキーなピート。
ヒリヒリとスパイシーな口当たり、シトラスと林檎、バーボンカスクらしいバニラや蜂蜜感、コク深い甘味と引き締めるオーク、強い塩気、磯っぽさと魚介ダシの旨味、リッチ、ピーティで長くパワフルな余韻。

【Very Good】


2014年に名古屋のバーンズさんの15周年と薩摩の酒屋のキンコーさん向けにボトリングされたケイデンヘッドのカリラ1984、30年熟成です。

カリラらしく露骨な熟成感はなくナチュラルですが、香りにも味わいにも凝縮感がしっかりでており、柑橘やバニラ、魚介ダシや麦芽の旨味がしっかりと感じられました。

また、貝のようなミネラル要素や磯っぽさ、そして強いピートと塩気も感じられ、飲み応えもあり、アイラ島の旨いモルトを飲んでいるという感覚を強く覚えました。

キンコーさんと名古屋の名店が記念ボトルに選んだだけある、美味しいカリラでした。


バーンズさん、15周年おめでとうございます。
名古屋に行く機会があればまた訪問したいと思います。

 
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2017.01.21【日記】

ニューリリース:カリラ 2006-2016 10年 GM エクスクスーシブ THE Whisky Shop DUFFTOWN 向け #306209 57.9%

将来性のありそうなしっかりシェリーのカリラでした。

 

カリラ CAOL ILA 2006-2016 10yo GM EXCLUSIVE for THE Whisky Shop DUFFTOWN #306209 57.9%
one of 274 bottles, Refill Sherry Hogshead



香りは全体を包むシェリー、プラム、少し皮付きブドウ、ドライフルーツ、焦がし麦、鋭さのある強いピート。
飲むと意外にアタックは強くなくじわじわとスパイシーになる、若干の硫黄を感じるサルファリー要素、濃いめのシェリー感、ジャム感のある濃いめの甘味、引き締める渋味、パワフルなピート、リッチで余韻は長い。

【Good/Very Good】


ダフタウンにあるザ・ウイスキーショップ向けにボトリングされた、GMのカリラ2006、10年熟成です。

若干のサルファリー要素はあるものの、フルーティで甘やかなシェリー感がしっかりと乗った香味で、度数のわりにまろやかに仕上がっていました。

硫黄は感じますが甘味と渋味のバランスも良く、アイラらしいパワフルなピート感もあり、シェリーカスクのアイラモルトを飲みたいという欲求にきちんと答えてくれるカリラでした。

このサルファリーは抜けていくと思われますので、10~15年後とかに飲んだら深みや一体感が増していてかなり美味しいのではないかと思います。


 
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2016.10.30【日記】

カリラ 1984-1996 11年 バーメトロ向け 46%

飲み頃感のある加水カリラ、凝縮感があって好きです。

 

カリラ CAOL ILA 1984-1996 11yo for Bar Metro 46%


香りは粉っぽく凝縮したシトラス、乾いた麦感、潮風と冷たい金属感、スモーキーでタールっぽさもある強いピート。
飲むとじわじわとスパイシー、やや噛み応えもある凝縮感と粉っぽさを感じるテクスチャー、スウィーティっぽい柑橘感、穏やかな甘味と酸味、金属感と強いピートが余韻に残る。

【Good/Very Good】


イタリアのミラノにあるバーメトロ向けに1996年にボトリングされたカリラ1984、11年熟成です。

香りにおいても味わいにおいても、ラフロイグにも通じるものがある粉っぽい凝縮感のあるシトラスやスウィーティのような柑橘があり、カリラらしいクールな金属感やキレも感じられました。
もちろん強いピートも健在ですが、ノンストレスで飲み進められる非常に美味しいカリラで、この凝縮感のある香味は個人的な嗜好ではVGにかなり近いG/VGです。

加水でボトリングされており、まさに飲み頃に差し掛かった美味しさだと思います。


 
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T.Matsuki

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