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自宅テイスティング:ハイランドパーク1991-2007 オフィシャル 日本向け #1554

一番人気の理由がわかります。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1991-2007 OB for JAPAN #1554 57.1%
American oak cask refill ex Bourbon hogshead remade with American oak cask ends

・香り:
強い発香、華やか、非常に強い蜂蜜、バニラ、カスタード、オレンジ、リンゴ、少し桃や洋ナシ、心地良いオーク、やや草っぽさ、麦感は意外とこなれており心地良い、穏やかなピート。

・味わい:
コクのある蜂蜜の甘味がかなり強い、オレンジ、バニラ、杏仁豆腐、フルーツケーキ、良い麦感、草、ナッツ、後半少しオイル、タールを伴うピート、意外とトロリとしたテクスチャーでそこからじわじわとスパイシー、心地良いオークとそのタンニンが感じられ味が深まる、ボディも厚め。

・余韻:
蜂蜜の甘味とスパイシー、ナッツとオイルとピートも伴い長めに残る。

・加水:
崩れない、ピートと麦が強まる

・総評:
非常に良いアメリカンホワイトオーク樽のハイランドパーク。
とにかくコクのある蜂蜜の味わいが印象的で、これが魅力の中心だが、らしい植物感やピートもしっかり感じられる。

【Very Good】

2007年に詰められた、スコ文研の土屋さんが紆余曲折を経て選んだハイランドパークの日本向けオフィシャルボトル5種類(1973、1976、1991、1996、1998)。
これは1991蒸留で、リフィルバーボンカスクです。
発売当時、値段と内容を含めて考えると一番CPが高いといわれたボトルで、私も当時結構買って飲みました。
今もこのボトルだけ売り切れてしまったようです。

今回飲んだ印象は、当時と同じく素晴らしい蜂蜜感が魅力の中心だと思いましたが、リリース当時よりこなれて丸みがでた印象で、若い麦感も穏やかになっているようでした。ピートは変わらずほどよく主張します。
またトロリとしたテクスチャーを感じ、口当たりの刺々しさは穏やかになり、さらに魅力的になっているようでした。

強く感じる蜂蜜感は、最近のものだとアバフェルディのフェス向けのボトルを思い出させるようなコクのあるもので、飲んでいて明るい気分になります。

発売当時、90年代蒸留のものに未来を感じた1本ですが、最近はそういうボトルがさらに増えていて嬉しいですね。
 

#ハイランドパーク (HIGHLANDPARK)

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