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BOTTLERS” Whisky Festival 2014 後編

前編に続き,ここからはセミナーの話です。
土屋さんと山岡さんのセミナーに参加しました。

まず土屋さんのセミナー「幻の“シングルカスクコレクション”一気飲み」です。

 

1999~2000頃にかけて,土屋さんが選んでアラン・ジャパン(現ウィスク・イー)からボトリングされたシングルカスクコレクションというシリーズを飲むというテーマで5種類,そしてブラインドで1本が出されました。

わりと荒々しいものが多いイメージのシリーズでしたが,瓶熟のためかどれも,昔飲んだ時より美味しくなっているように思いました。特にブラックラ1979は美味しかったですね。しかしもともとニューポッティだったアベラワーに関してはあまり変化が無いように思いました。ニューポッティなものは瓶熟しにくいのかもしれません。
そして最後の1本はブラインドでした。熟したフルーツのニュアンスや良いウッディネス,濃厚で粘性のあるテクスチャー,そしてなにより後半からは結構しっかりとトロピカルフルーツが感じられました。私はこのシリーズの全ボトルを知っているということもあり,(全部飲んだわけではありませんが,)その中でトロピカルが出るとしたらボウモア1972とトマーティン1976くらいしか考えられませんでした。前者は飲んだことがあり,わりと草っぽいニュアンスのある1970年代らしいボウモアだったので明らかに異なり,飲んだことはありませんがトマーティンと答えました。

・・・しかし正解は竹鶴25年(土屋さん還暦記念ラベル・画像左端)

え?シングルカスクコレクションからの出題じゃないわけ??
セミナーのテーマと違うじゃん!(笑)
とダマされた感はありましたが,言われてみれば納得の味です。
ちょっと前までの竹鶴21年によく似た味です。こういうトロピカル感もありましたね。
大事な記念ボトルをありがとうございました。
しかし,ウイスキーフェスも含めて土屋さんの出題でブラインドテイスティングをやって,今までまともに当たったこと無いですね。(笑)

続いては山岡さんのセミナー「秘蔵のボトラーズボトルセミナー」です。

 

グレングラッサ 1965-2006 40年 リンブルグウイスキーフェア
グレングラント 1972-2011 39年 ウィスキーエージェンシー パーフェクトドラム
ボウモア 1993-2010 16年 ウィスキーエージェンシー プライベートストック
トマーチン 1976-2008 32年 スコッチシングルモルトサークル
グレングラント 1972-2011 39年 モルツオブスコットランド
カリラ 1991 9年 クリューガー・ウイスキー・ギャラリー

という豪華ラインナップでした。
グラスにはA~Fとしか記載が無く,どのグラスがどのボトルかがわからなくなっているという面白い趣向でした。
どれも非常に美味しく,しかも特徴的な味わいということもあって,無事に全問正解して山岡さんのブースでご褒美の1杯をいただきました。
大好きなOMC記念ボトルの1993ラフで,とても幸せでした。

セミナーの後は,最後にぐるっとブースを回った後,かなり酔っていたのでまっすぐ家に帰りました。
帰宅後に娘と公園で遊んだらしいのですが,あまり記憶がありません。(笑)

今回のボトラーズフェスでも美味しいモルトがたくさん飲めて大満足でした。そして何より,私の行動範囲が狭いということもあり普段なかなかお会いできない方々とお話ができたのが嬉しかったです。

今回関わってくださった方々,イベント関係者の方々,ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

 

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