2014.02.22【日記】
プチSBT 2014/1月 from naoskprs サンプル:B
モルト仲間のnaoskprsさんと以前から定期的にやっているプチSBT、次はBです。

(飲む前に写真を撮り忘れたので、ほぼ空瓶です・・・)
以下はブラインドでテイスティングした内容です。
・プチSBT 2014/1月 from naoskprs サンプル:B
香りはダシとピート、アプリコットジャム、蜂蜜、鉛筆の削りかすのようなウッディネス、松ヤニ、ナッツ、ハーブ、ややサルファリーだがリッチ。
飲むと香りとちょっと違う方向性、フルーティから少し浮いた麦感、デニッシュ、PXシェリー、少しケミカルなフルーツの甘味、後半にエグ味を伴う植物感。
【OK/G】
香りは結構ピーティでダシっぽさとウッディネスが強く感じられたが、飲んでみると近年のPXシェリーカスクのようなちょっと不自然なフルーティな甘味と後半のエグ味がちょっと引っかかった。
鉛筆の削りかすのようなウッディネスは自分がジャパニーズによく感じる系統で、香りに強く感じたダシの要素を有意にとると余市のシェリーカスクが第一予想。軽井沢が第二予想、そして麦感の浮いたPXシェリーのニュアンスからドロナックを第三予想とした。
・予想
1、余市
2、軽井沢
3、グレンドロナック
90年代蒸留の15~20年程度の熟成。シェリーカスク。
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、


マルス Shinshu Mars Single Cask 1992-2004 12yo American White Oak #1143 43%
信濃屋さんがリリースした、マルスのシングルカスク、アメリカンホワイトオークでした。
ジャパニーズらしいウッディネスをとらえられたのは良かったのですが、マルスならではの特徴はさすがにまだわかりません。
あまり経験の無いマルスですが、結構ジャパニーズらしい要素があるんですね。
そしてまさかのアメリカンホワイトオーク・・・。つまりはバーボン系の樽ということでしょう。
結構しっかり感じたPXシェリーカスクのようなニュアンスやサルファリーはなんだったのでしょうか。。。
あまり得意な系統ではありませんでしたが、是非また飲んで確認させていただきたいところです。
COMMENT
ジャパニーズのシェリー系の味わいだと思ったんですけどね。。。
結構変わり種かなとも思いましたが,マルスと言われてなんとなく納得しました。
このマルスはアメリカンホワイトオークとスパニッシュオークの2種類のカスクが同時リリースされていました。
サンプルの味見では、後者はかなりサルファリーな味わいだったと記憶しています。
とはいえ、ご指摘のようにこのホワイトオークも、かなりシェリーっぽい味わいですね。
強い甘みは樽からの影響が高いと想像していますが、なんだか不思議な味わいですよね。
香りや甘みなど、かなり修飾された味わいなので、テイスティングはともかく、蒸留所はどんなところを指定してくるのだろうと楽しみにしていました。
しっかりとジャパニーズと当ててくるあたり、さすがですね。ちょっとビックリしました(笑)。